JPH0738181Y2 - 収納ボックスの蓋構造 - Google Patents

収納ボックスの蓋構造

Info

Publication number
JPH0738181Y2
JPH0738181Y2 JP1990040754U JP4075490U JPH0738181Y2 JP H0738181 Y2 JPH0738181 Y2 JP H0738181Y2 JP 1990040754 U JP1990040754 U JP 1990040754U JP 4075490 U JP4075490 U JP 4075490U JP H0738181 Y2 JPH0738181 Y2 JP H0738181Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
lid
lid structure
storage box
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990040754U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH041157U (ja
Inventor
頼道 久保田
Original Assignee
新キャタピラー三菱株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新キャタピラー三菱株式会社 filed Critical 新キャタピラー三菱株式会社
Priority to JP1990040754U priority Critical patent/JPH0738181Y2/ja
Publication of JPH041157U publication Critical patent/JPH041157U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0738181Y2 publication Critical patent/JPH0738181Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
この考案は、建設機械の小物入れやクーラーボックスそ
の他の収納ボックスの蓋体の改良に関する。
【従来の技術】
従来の収納ボックスの蓋体は例えば第4図に示すよう
に、上面が開放されたボックス本体11に、これと分離し
た蓋体12を嵌め込む構造、または第5図に示すようにボ
ックス本体21の一側縁にヒンジ23を介して連結された蓋
体22を嵌め込む構造が知られているが、蓋体12、22はボ
ックス本体内への塵芥等の進入防止や、収納物を覆って
保護する機能しか有していなかった。
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、
凹凸による嵌合形状を設けずに、蓋体に隆起部を設け、
その側壁に係止部を設けた構造からなっており、挿入だ
けで係止することができまた隆起部に複数の物品保持部
を設けて、保持部毎に凹凸させる必要がなく、更にボッ
クス本体の振動時(例えば建設機械や乗用車の運転室内
での振動時)に、小物等の物品を確実に保持することの
できる収納ボックスの蓋体を提供することにある。
【問題点を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の考案では、 一面が開口するボックス本体と、該ボックス本体の開口
側に外嵌されると共に裏返しても嵌込可能な蓋体とから
なる収容ボックスの蓋構造において、 蓋体の天頂板の内面側に物品を保持する複数の凹部から
なる物品保持部を形成する、 上記天頂板の外面上に、上記物品保持部の複数の凹部を
含むようにこれに対応して一体に上方へ隆起させ上面を
水平に設定すると共にボックス本体に縦方向および横方
向で衝合可能な隆起部を設ける、 該隆起部の縦方向及び横方向の側壁面のいずれか一方に
軸状に係止部を一体に連接する、 上記隆起部の縦方向及び横方向の係止部を含めた側壁面
の幅がボックス本体の縦方向及び横方向の開口幅に略等
しく設定されてなる、 という技術的手段を講じている。 また請求項2の考案では、隆起体の側壁面に断面弧状の
係止部を突設してなる、という技術的手段を講じてい
る。 また請求項3の考案では、物品保持部が、上下多段に形
成されており、上段側の開口縁を下段側の開口縁よりも
拡開させ、上記開口縁にそれぞれ対応する複数の物品の
任意の1つを保持可能としてなる、という技術的手段を
講じている。 更に、請求項4の考案では、物品保持部が、異なる断面
形状を一体に重ね合わせた断面形状からなっており、そ
れぞれの断面形状に対応する複数の物品の任意の1つを
保持可能としてなる、 という技術的手段を講じている。
【作用】
蓋体を上下に反転して隆起部をボックス本体に押しつけ
ると、上記隆起部の縦方向及び横方向の係止部を含めた
側壁面の幅がボックス本体の縦方向及び横方向の開口幅
に略等しく設定されているのでボックス本体の開口縁に
隙間なく嵌合し、蓋体を縦方向及び横方向でボックス本
体に拘束することができる。 この蓋体の内面、即ち反転時の上面には物品保持部が設
けられているので、小物等の物品を保持することができ
る。 これによりボックス本体に振動が生じても、蓋体はボッ
クス本体からずれたり、滑り落ちることなく、確実に小
物等の物品を保持し続けることができる。
【実施例】
以下にこの考案の収納ボックスの蓋構造につき建設機械
の小物入れに適用した場合の好適実施例を図面を参照し
つつ説明する。 第1図及び第2図に示す収納ボックス1は、上面が開口
された断面矩形の箱型からなるボックス本体2と、これ
に嵌合可能な分離された蓋体3とからなっている。 この蓋体3は矩形状の天頂板3aと、その外周縁から一連
に垂下してボックス本体2の外壁に沿って嵌合される垂
下枠片3bとからなっており、図示例の場合、着脱可能な
チェーンCでボックス本体2と連結されている。 そして蓋体3の天頂板3aには、その内面側で開口する物
品保持部が形成されている。 この物品保持部は、本実施例の場合、第2図に示すよう
に天頂板3aの内面側から外面側に窪む凹部からなってい
る。 この凹部は、収納対象物品の下部を略隙間なく嵌め込む
ことができる盲穴形状からなっている。 一例のため図示した凹部は4a、4bが各種飲料缶を保持す
るための円形凹部、4cがタバコを保持するための矩形凹
部、4dが筆記具を立てるための小円凹部4eがその他用の
小矩形凹部となっており、その他、適宜サイズ、形状の
各種物品を保持するよう設計することができる。 そして、上記凹部4a〜4eは、それぞれが開口側を大き
く、漸次奥側が小さくなるテーパ状に形成されているの
で、上記各物品を押し込んでおけば下端側が楔着されて
確実に物品を保持することができるようになり、上記物
品が凹部から飛散するようなことがない。 この凹部形状は、複合した形状であってもよく、例えば
第3図に示すように3つの凹部4a、4b、4cを上下方向に
段違いにし、あるいは重ね合わせたような複合凹部5と
してもよい。 即ち、複合凹部5は、上下2段に形成されており、下段
に第2図に示した小径の円形凹部4bにその両端が均等に
突出するように矩形凹部4cを重ねて形成される中空部を
下段凹部5aとし、この上段を拡開して第2図に示した大
径の円形凹部4aと同一形状の凹部5bを形成した図示例構
成からなっている。 このように各種形状の凹部を複合形状とすることによっ
て、外側への突出を少なくすることができ、スペースを
最大限に利用することができる。 物品保持部を上記のように凹部に形成すると蓋体3の天
頂板3aは外面側が上方へ突出する。 この場合、上記凹部をそれぞれ天頂板3aの外面へ突出さ
せてもよいが、凹凸が多くなるので、第1図に示すよう
に天頂板3aの外面から上方へ突出する一連の隆起部6を
設け、該隆起部6に内面側で開口する上記各凹部を所望
配置に形成することが好ましい。 そして、この隆起部6の側壁を拘束用の係止突部として
用いることができる。 図示例の場合、隆起部6の長手側の両側壁6a,6bをボッ
クス本体2の開口の長手辺の長さBと略等しい長さBに
配置しておけば、上記両側壁6a,6bが蓋体3の長手方向
の拘束用の係止突部として機能する。 同様に隆起部6の短手側の両側壁6c,6dを上記開口の短
手辺の長さAと略等しい長さに配置しておけば、上記両
側壁6c,6dが蓋体3の短手方向の拘束用の係止突部とし
て機能する。 この側壁6a〜6dは図示例ではそれぞれ突出方向に沿って
漸次に蓋体中央側に向かって傾斜するテーパ面となって
いる。 本実施例では更に、上記側壁6c,6dに断面円弧状の係止
部6f、6fを一側または両側に一体突設しておき、該係止
部6fを含めた長さをボックス本体2の短手辺の開口幅A
と一致させているので、嵌合時に係止部6fがボックス本
体2の内壁と衝合し、その両側には僅かな隙間を設ける
ことができるので嵌脱を容易に行なうことができる。 この際に係止部6fの挿入側の先端側を漸次側壁6c,6dに
接近させて終端が側壁6c,6dと一体になる傾斜面に形成
しておけば、嵌込時に係止部6fがボックス本体2の上縁
部と衝合することなく好ましい。
【考案の効果】
この考案では蓋体の内面側に物品保持部を設けると共に
外面側に隆起部と係止部を形成したので、挿入だけで係
止することができ、凹凸係合を要しない点で構成が簡単
となり、また隆起部に複数の物品保持部を設けて、保持
部毎に凹凸させる必要がない点でも構成が簡単となり、
ぶつかっても損傷を生じにくく、また物品保持部をボッ
クス本体に拘束することができ、ボックス本体が振動し
ても物品を蓋体上から外方に飛散させることなく確実に
保持することができ有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこ考案の収納ボックスの好適実施例を示す分解
斜視図、第2図は同蓋体を反転した際の分解斜視図、第
3図は物品保持部の異なる実施例である複合凹部を示す
部分斜視図、第4図及び第5図は従来の収納ボックスを
示す斜視図である。 1……収納ボックス 2……ボックス本体 3……蓋体 3a……天頂板 4a〜4e……物品保持部 6……隆起部 6a、6b……長手辺側の側壁 6c、6d……短手辺側の側壁 6f……係止部 9……突軸部 10……収納ボックス

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面が開口するボックス本体と、該ボック
    ス本体の開口側に外嵌されると共に裏返しても嵌込可能
    な蓋体とからなる収納ボックスの蓋構造において、 蓋体の天頂板の内面側に物品を保持する複数の凹部から
    なる物品保持部を形成すると共に、 上記天頂板の外面上に、上記物品保持部の複数の凹部を
    含むようにこれに対応して一体に上方へ隆起させ上面を
    水平に設定すると共にボックス本体に縦方向および横方
    向で衝合可能な隆起部を設け、 該隆起部の縦方向及び横方向の側壁面のいずれか一方に
    軸状に係止部を一体に連接し、 上記隆起部の縦方向及び横方向の係止部を含めた側壁面
    の幅がボックス本体の縦方向及び横方向の開口幅に略等
    しく設定されてなることを特徴とする収納ボックスの蓋
    構造。
  2. 【請求項2】隆起体の側壁面に断面弧状の係止部を突設
    してなることを特徴とする請求項1に記載の収納ボック
    スの蓋構造。
  3. 【請求項3】物品保持部が、上下多段に形成されてお
    り、上段側の開口縁を下段側の開口縁よりも拡開させ、
    上記開口縁にそれぞれ対応する複数の物品の任意の1つ
    を保持可能としてなることを特徴とする請求項1に記載
    の収納ボックスの蓋構造。
  4. 【請求項4】物品保持部が、異なる断面形状を一体に重
    ね合わせた断面形状からなっており、それぞれの断面形
    状に対応する複数の物品の任意の1つを保持可能として
    なることを特徴とする請求項1または3に記載の収納ボ
    ックスの蓋構造。
JP1990040754U 1990-04-17 1990-04-17 収納ボックスの蓋構造 Expired - Lifetime JPH0738181Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990040754U JPH0738181Y2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 収納ボックスの蓋構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990040754U JPH0738181Y2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 収納ボックスの蓋構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH041157U JPH041157U (ja) 1992-01-07
JPH0738181Y2 true JPH0738181Y2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=31550816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990040754U Expired - Lifetime JPH0738181Y2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 収納ボックスの蓋構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0738181Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821415U (ja) * 1981-07-31 1983-02-09 日本写真印刷株式会社 ヘアライン模様付フイルム製造装置
JPH076117Y2 (ja) * 1988-03-10 1995-02-15 雪印乳業株式会社 飲料容器における中蓋

Also Published As

Publication number Publication date
JPH041157U (ja) 1992-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1024770A (ja) 車両用コンソールボックス
JPH0738181Y2 (ja) 収納ボックスの蓋構造
KR200283711Y1 (ko) 다용도 뚜껑 따개
JP4680342B2 (ja) 包装容器
JPH0137914Y2 (ja)
JPS6233737Y2 (ja)
JPH0538376Y2 (ja)
JPH0354032Y2 (ja)
JP3236863B2 (ja) 収納容器用保持体
JPH0133460Y2 (ja)
JPS633983Y2 (ja)
JP2589495Y2 (ja) 保冷容器
JPH0732451Y2 (ja) 添付物保護装置
JPH0618918Y2 (ja) 収納ケース
JPH041124U (ja)
JPS5939023Y2 (ja) 容器
JPH0511187Y2 (ja)
JPH0232578Y2 (ja)
JPS6124276Y2 (ja)
JPH08337243A (ja) 折り畳みコンテナ
JPS6140684Y2 (ja)
JPS6315157Y2 (ja)
JPH0327586Y2 (ja)
JPH0720037Y2 (ja) 容 器
JP3059458U (ja) ケースの構造およびケース

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term