JPH0648262B2 - 磁粉探傷装置 - Google Patents

磁粉探傷装置

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JPH0648262B2
JPH0648262B2 JP62083763A JP8376387A JPH0648262B2 JP H0648262 B2 JPH0648262 B2 JP H0648262B2 JP 62083763 A JP62083763 A JP 62083763A JP 8376387 A JP8376387 A JP 8376387A JP H0648262 B2 JPH0648262 B2 JP H0648262B2
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JP
Japan
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magnetizing coil
magnetic
steel pipe
coil
magnetizing
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章 村山
哲男 真次
倉造 星
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日本鋼管株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は磁粉探傷装置、特に被検査材内面の欠陥検出
精度の向上化に関する。
[従来の技術] 例えば鋼管等磁性材料の表面欠陥および表面近傍欠陥を
検出する磁粉探傷法は、被検査材を磁化して微細鉄粉ま
たは磁粉液を散布すると、被検査材の欠陥部に生じる漏
洩磁束により磁粉が磁化されて凝集吸着し、磁粉模様を
形成することにより欠陥部を検出する非破壊検査法であ
る。
この磁粉探傷法で鋼管の管端部内面欠陥を検出する場合
の磁化方法として、電流貫通法,磁束貫通法,コイル法
等がある。電流貫通法は鋼管内を貫通した導体に電流を
流して鋼管の円周方向に磁力線を生じさせる方法であ
り、磁束貫通法は鋼管内を貫通した磁性体に交番磁束を
与えることによって鋼管の軸方向に磁力線を生じさせる
方法である。またコイル法は鋼管をコイルの中に入れコ
イルに電流を流して鋼管の軸方向に磁力線を生じさせる
方法である。
この電流貫通法,磁束貫通法,コイル法により鋼管を磁
化して磁粉探傷を行なうと、検出できる欠陥は磁化によ
り生じる磁力線の方向に対して直角方向に存在する欠陥
であり、磁力線と平行方向に存在する欠陥は検出するこ
とができなかった。
そこでコイル法と鋼管の軸方向に直接電流を流して磁化
する軸通電法や、コイル法と鋼管の探傷部分に磁石の2
極を置いて磁化する極間法を組合せて両方向の欠陥を検
出する方法が採用されている。しかし、これらの組合せ
による磁化方法では一度の操作で軸方向欠陥と円周方向
欠陥を同時に検出することはできなかった。
これを解決するために、第3図に示すように2個のコイ
ル21,22 を互いに交差させて形成したコイル(以下、ク
ロスコイルという。)を用い、このクロスコイルの内側
に鋼管20を挿入し鋼管20の外面側から磁化して磁粉探傷
する方法が採用されている。このクロスコイル法を用い
鋼管20を磁化した場合、鋼管20の管軸方向に対して互い
に45度の角度で直交する2組の磁力線を作ることがで
き、一回の磁化操作で円周方向と軸方向の欠陥を同時に
検出することができる。
また、一回の探傷で、欠陥の性状に影響されずに被検査
材表面を探傷する方法も例えば特開昭58-218644 号公報
に開示されている。特開昭58-218644 号公報に示された
磁気探傷法は第4図に示すように被検査材24を挾んで直
交する2組の磁石25,26 を設けて、被検査材24の表面に
沿う方向と垂直方向の二方向から同時に磁束を与えるこ
とにより、被検査材24の表面付近に直交する磁場を形成
し、漏洩磁束及び渦流を利用して欠陥を検出する方法で
あり、一回の探傷で欠陥の方法に影響されずに探傷でき
る方法である。
[発明が解決しようとする問題点] 上記クロスコイル法により鋼管20を磁化して磁粉探傷を
行なう場合、鋼管20の側面で2個のコイル21,22 に挾ま
れている部分23においては、磁力線に乱れが生じて欠陥
検出精度が低下し、さらに鋼管20の外面側から磁化する
ため、管厚さが大きい鋼管20の内面側まで十分な磁化を
行なうためにはコイル21,22 に大電流を流す必要があ
り、大電流容量の特別な磁化電源装置が必要となる等の
問題点がある。
また、特開昭58-218644 号公報に示された磁気探傷法に
おいては管内面全周を同時に探傷することは困難である
という問題点がある。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
であり、鋼管の内面に存在する円周方向欠陥と軸方向欠
陥を同時に検出することができる磁粉探傷装置を得るこ
とを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る磁粉探傷装置は、導体を探傷範囲に対応
した所定長さまで螺旋状に巻いて反転させ、反転前後の
導体が互いにクロスするようにし再び導体を螺旋状に巻
き返して形成し、被検査材内部に挿入する磁化コイル
と、この磁化コイル内に磁化コイルと同軸に配設され、
複数の磁粉液散布孔を管側壁に有する磁粉液散布管と、
上記磁化コイルをコイル軸心に対して回転させる回転装
置とを備えたことを特徴とする。
[作用] この発明においては、綾状に巻いた磁化コイルを被検査
材の内側に挿入して通電し、被検査材の内面を磁化する
と共に、磁化コイルあるいは被検査材のいずれかを回転
させることにより磁化の不均一点や磁束の乱れる範囲が
発生することを防止する。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例に係る挿入用磁化コイルを
示し、図において1は磁化コイルであり、磁化コイル1
は例えば幅13mm,厚さ6mmの銅板を被探傷鋼管の内径に
応じた一定の外径で螺旋状に巻き、被探傷鋼管の内面に
おける探傷範囲よりやや長い範囲例えばアプセット鋼管
では通常管端部から約400 mmの長さの範囲の探傷が行な
われているので、この探傷範囲よりやや長い450 mm程度
の長さで反転させ、再び螺旋状に巻いて、反転前後の銅
板が綾状になるようにして形成されている。この磁化コ
イル1の両端部は絶縁材料からなる支持部材2に取付け
た端子3に固着され、端子3の端部には電流を供給する
電源リード線4が接続されている。
5は磁化コイル1と同軸に磁化コイル1内に内蔵された
磁粉液散布管であり、磁粉液散布管5の側壁には複数個
の磁粉液散布孔6を有する。
第2図は第1図に示した挿入用磁化コイルを使用して鋼
管7の内面を磁化する磁化装置の構成を示す。図に示す
ように、磁化コイル1の端部に中空円筒体8を固着し、
この中空円筒体8を架台10を貫通して固定した固定円筒
体9の中に嵌挿して、固定円筒体9に対して磁化コイル
1を回転自在に支持している。磁粉液散布管5は中空円
筒体8に嵌挿され、磁粉液供給配管11に回動自在に連結
されている。
また、中空円筒体8の後端部にはスプロケット12が固定
されチェーン13を介して回転モータ14と連結されてい
る。架台10は先端にローラ15を有する支持部材16により
ローラ案内部材17に懸吊されている。この架台10はさら
にローラ案内部材17に取付けられたエアシリンダ18の作
動軸の先端と連結され、エアシリンダ18の作動により鋼
管7の軸線方向に所定量往復移動できるように構成され
ている。
上記のように構成された磁化装置により鋼管7の内面を
磁化して磁粉探傷を行なう場合の動作を説明する。
まず、エアシリンダ18を作動させて磁化コイル1を鋼管
7の探傷範囲まで挿入した後、磁粉液供給配管11に磁粉
液を圧送し、磁粉液散布管5の磁粉液散布孔6より鋼管
7の内面に磁粉液を散布する。この状態で磁化コイル1
に直流単相半波電流を通電し、同時に回転モータ14を駆
動して磁化コイル1を約180 度回転させる。この磁化コ
イル1の回転終了後、磁粉液散布を停止して、磁化コイ
ル1を逆回転させて元の位置に復帰させた後、エアシリ
ンダ18を駆動して磁化コイル1を鋼管7の内部から引抜
き、引抜き完了と同時に磁化コイル1の通電を停止す
る。
その後、鋼管7を移動し、紫外線照射灯を用い鋼管7内
面の磁粉模様の有無やその位置及び大きさ等を観察す
る。
上記実施例により鋼管7の内面を探傷する場合、鋼管7
の内径は多種類あるため、1種類の外径の磁化コイル1
ですべての鋼管7に対することは困難である。このため
例えば鋼管の内径に応じて例えば第1表に示す外径の磁
化コイル1を製作し、その外径に応じた電流を磁化コイ
ル1に流すことにより、種々の鋼管7の内面を磁化する
ことができる。
なお、上記実施例においては磁化コイル1を回動する場
合について説明したが、鋼管7を回動しても同様な作用
を奏することができる。
[発明の効果] この発明は以上説明したように綾状に巻いた磁化コイル
を被検査材の内側に挿入して通電し、被検査材の内面を
磁化することにより被検査材内面に互いに直交する2組
の磁束による合成磁場が生じ、そこに磁粉液が連続して
供給されるから、軸方向と円周方向の欠陥を同時に検出
することができる。
さらに磁化コイルを回動させることにより磁化の不均一
点や磁束の乱れにより生じる不感帯の発生を防止するこ
とができ、精度よく被検査材内面の欠陥を探傷すること
ができる。
また、磁化コイルは導体を所定長さまで螺旋状に巻いて
反転し、反転前後の導体が互いにクロスするように螺旋
状に巻き返して形成されるので、磁化コイルは作業性良
くしかも容易に製作できる。さらにまた、磁粉液散布管
は磁化コイル内に配設されるので、装置のコンパクト化
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る磁化コイルを示す正面
図、第2図は上記実施例の磁化装置の構成を示す正面
図、第3図,第4図は各々従来例を示す斜視図である。 1……磁化コイル、5……磁粉液散布管、6……磁粉液
散布孔、7……鋼管、12……スプロケット、13……チェ
ーン、14……回転モータ、18……エアシリンダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−152453(JP,A) 特開 昭58−218644(JP,A) 実公 昭15−15291(JP,Y1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導体を被検査材の内面の探傷範囲に対応す
    る所定長さまで螺旋状に巻いて反転し、反転前後の上記
    導体が互いにクロスするように上記導体を螺旋状に巻き
    返し綾状に形成した磁化コイルと、 上記磁化コイル内に上記磁化コイルと同軸に配設され、
    複数の磁粉液散布孔を管側壁に有する磁粉液散布管と、 上記磁化コイルを上記磁化コイルの軸心に対して回動さ
    せる回転手段とを具備したことを特徴とする磁粉探傷装
    置。
JP62083763A 1987-04-07 1987-04-07 磁粉探傷装置 Expired - Lifetime JPH0648262B2 (ja)

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JPS63250558A JPS63250558A (ja) 1988-10-18
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