JPH0648250A - グローブボックスのロック機構 - Google Patents

グローブボックスのロック機構

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Publication number
JPH0648250A
JPH0648250A JP22515792A JP22515792A JPH0648250A JP H0648250 A JPH0648250 A JP H0648250A JP 22515792 A JP22515792 A JP 22515792A JP 22515792 A JP22515792 A JP 22515792A JP H0648250 A JPH0648250 A JP H0648250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
striker
hook
handle
glove box
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22515792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Fujii
清 藤井
Yoshihiro Nakamura
好宏 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH0648250A publication Critical patent/JPH0648250A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな衝撃力が加わったときにおけるフック
とストライカとの係合状態の確実な保持を、ハンドルの
操作性を損ねることなく達成できるグローブボックスの
ロック機構を提供する。 【構成】 フック9のカム部12の基部側に、ストライカ
摺接面13に連接するピット16をストライカ11を落とし込
み可能に設けた。乗員の頭部衝突等によりインストルメ
ントパネル2に衝撃力Fが加わると、グローブボックス
3が下方に移動してストライカ11がピット16に落ち込
み、ストライカ11がフック9に対するストッパの機能を
果たす。衝撃力Fによりハンドル8に矢印Aの力が作用
してもフック9及びハンドル8はストライカ11に係止さ
れ、リッド4は開扉しない。フック9とストライカ11と
の係合状態の確実な保持を、大きなばね力を有するばね
を用いずに達成できるので、ハンドル8の操作性を良好
な状態に維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等のグローブボ
ックスのリッドをロックするロック機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4は、本発明が適用される部分を説明
するために表した自動車の車室内部である。図におい
て、自動車1のインストルメントパネル2に設けられる
グローブボックス3にはリッド4がヒンジ5を介して
開、閉扉可能に支持されている。
【0003】従来のグローブボックスのロック機構の一
例を、図5ないし図8に基づいて説明する。リッド4の
上部側には、ビス等(図示省略)によりラッチベース6
が固定されている。ラッチベース6には回転軸7を介し
てハンドル8及びこのハンドル8に連動するフック9が
回動可能に支持されている。回転軸7に巻回してばね10
が設けられており、このばね10によりハンドル8及びフ
ック9を図6の時計方向に付勢し、フック9と後述する
ストライカ11との係合状態を保持するようになってい
る。グローブボックス3の開口部付近上部には前記スト
ライカ11がビス等(図示省略)により固定されている。
【0004】前記フック9の上部側には、山形状のカム
部12が設けられており、このカム部12には前記ストライ
カ11と摺接するストライカ摺接面13が形成されている。
この場合、このストライカ摺接面13は、前記回転軸7を
中心とする円弧14に沿った形状(図7)又はその円弧14
の接線15に沿った形状(図8)を成しており、ストライ
カ11とストライカ摺接面13との係合を確実に行なえ、か
つスムーズにハンドル8を操作できるようにしている。
【0005】このように構成されたグローブボックスの
ロック機構では、ストライカ11とストライカ摺接面13と
を係合してリッド4を閉扉状態とし、ハンドル8を引き
上げ操作することによりストライカ11とストライカ摺接
面13との係合を解除してリッド4を開扉することにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車1の
前部衝突等により乗員の頭部がインストルメントパネル
2に衝突してインストルメントパネル2に衝撃力Fが加
わったようなとき、衝撃部位によっては図9に示すよう
にハンドル8及びフック9の慣性力がばね10の付勢力よ
りも大きくなってハンドル8及びフック9が矢印A方向
に回動し、これによりストライカ11とフック9のストラ
イカ摺接面13との係合が解除してリッド4が開扉してし
まう虞があった。なお、この対策として、ばね10の付勢
力を大きくして、ストライカ11とフック9のストライカ
摺接面13との係合を確実なものにすることが考えられる
が、この場合、ハンドル8を操作するために大きな力が
必要となって操作性が劣ったものになり、適切な改善策
にならないというのが実状であった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、大きな衝撃力が加わったときにおけるフックとスト
ライカとの係合状態の確実な保持を、ハンドルの操作性
を損ねることなく達成できるグローブボックスのロック
機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、グローブボックス側にストライカを設け
ると共に、グローブボックスのリッド側にハンドル及び
該ハンドルに連動するフックを回動可能に設け、前記ス
トライカと前記フックに設けたカム部のストライカ摺接
面とを係合して前記リッドを閉扉し、前記ハンドルの引
き上げ操作により前記ストライカと前記ストライカ摺接
面との係合を解除して前記リッドを開扉するグローブボ
ックスのロック機構において、前記フックのカム部の基
部側に、前記ストライカ摺接面に連接するピットを前記
ストライカを落とし込み可能に設けたことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】このような構成とすれば、自動車前部衝突等に
よりグローブボックスに下方の衝撃力が作用したりする
と、その衝撃力よりストライカが下方に移動してピット
に落ち込み、ストライカがフックに対するストッパの機
能を果たす。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例のグローブボックス
のロック機構を図1ないし図3に基づいて説明する。本
実施例のグローブボックスのロック機構は図4及び図5
に示される自動車1のインストルメントパネル2に用い
られている。このインストルメントパネル2に設けられ
ているグローブボックス3にはリッド4がヒンジ5を介
して開、閉扉可能に支持されている(図4、図5参
照)。
【0011】リッド4の上部側には、ビス等(図示省
略)によりラッチベース6が固定されている。ラッチベ
ース6には回転軸7を介してハンドル8及びこのハンド
ル8に連動するフック9が回動可能に支持されている。
回転軸7に巻回してばね10が設けられており、このばね
10によりハンドル8及びフック9を矢印A方向に付勢
し、フック9と後述するストライカ11との係合状態を保
持するようになっている。グローブボックス3の開口部
付近上部には前記ストライカ11がビス等(図示省略)に
より固定されている。
【0012】前記フック9の上部側には、山形状のカム
部12が設けられており、このカム部12には前記ストライ
カ11と摺接するストライカ摺接面13が形成されている。
フック9のカム部12の基部側(最深部)には、ストライ
カ摺接面13に連接する略半円形のピット16が形成されて
いる。ピット16はストライカ11の外径寸法より長い内径
寸法になっており、ストライカ11が落ち込むことができ
るようになっている。
【0013】ピット16の最深部Dは、通常係合状態にお
けるフック9とストライカ11との接触部Eと回転軸7と
の距離ma に比してこのピット16の最深部Dと回転軸7
との距離mb が長くなるように設定し、通常通りのハン
ドル8の操作を行なうことにより従来と同様に開、閉扉
できるようにしてある。ラッチベース6にはストライカ
11に当接するように緩衝体17が設けられており、ストラ
イカ11ひいてはグローブボックス3に対するリッド4の
緩衝機能を果たすようになっている。
【0014】このように構成されたグローブボックスの
ロック機構では、自動車1の前部衝突等により乗員の頭
部がインストルメントパネル2に衝突してインストルメ
ントパネル2に衝撃力Fが加わると、ストライカ11は衝
撃力Fの方向(インストルメントパネル2の下方内部方
向)に変位する。
【0015】一方、ラッチベース6は、ヒンジ5を介し
て支持されているリッド4に固定しているので、インス
トルメントパネル2の前上部に加わった衝撃力Fが直接
には伝わることがない。このため、衝撃力Fがラッチベ
ース6に伝達されるまでの間は、ラッチベース6は、停
止状態を維持しようとする慣性力によりインストルメン
トパネル2に加わった衝撃力Fに影響されることなく、
その位置に留まることになる。
【0016】このとき、ラッチベース6がその位置に留
まっていること及びストライカ11が衝撃力Fの方向に変
位することにより、ストライカ11はストライカ摺接面13
に沿って移動し、ついにはピット16に落ち込む(図
2)。
【0017】次に、インストルメントパネル2に加わっ
た衝撃力Fがリッド4を経由してラッチベース6に伝わ
ると、前述したようにフック9及びハンドル8が慣性力
によりその位置を保持していることによりフック9及び
ハンドル8はラッチベース6に対して相対的に開扉方向
(図1矢印A方向)に回転するような状態となるが、こ
のとき、フック9のカム部12の基部側(最深部)に形成
したピット16にストライカ11が落ち込んでいるため、こ
のストライカ11自体がフック9の回転ストッパの役割を
果し、フック9及びハンドル8の回動が抑えられること
になり、リッド4は開扉することがない。
【0018】上述したようにフック9にピット16を形成
することによりフック9とストライカ11との係合状態を
確実に保持するので、フック9とストライカ11との係合
状態の確実な保持を、装置構成を複雑なものにすること
なく達成できると共に、部品点数の増加を伴うことがな
くて装置の低廉化を図ることができる。また、フック9
とストライカ11との係合状態の確実な保持を、大きなば
ね力を有するばねを用いずに達成できるので、ハンドル
8の操作性を良好な状態に維持できることになる。
【0019】なお、ピット16の最深部Dを、通常係合状
態におけるフック9とストライカ11との接触部Eと回転
軸7との距離ma に比してこのピット16の最深部Dと回
転軸7との距離mb が長くなるように設定しているの
で、通常の開、閉扉に伴うハンドル操作に影響を与える
ことがない。ピット16の端部にストライカ11が掛かって
いたりするとハンドル操作が重くなるようなことになる
が、上述したように通常のハンドル操作の機能を損ねる
ことがないので、このようハンドル操作が重くなるよう
な事態の発生を防止できることになる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、自動車が衝突してその荷重が
前方より加わる等によりストライカが下方に押される
と、ストライカがピットに落ち込みストライカがフック
に対するストッパの機能を果たすので、仮にフック及び
ハンドルに開扉方向の力が作用してもフック及びハンド
ルはストライカに係止された状態となり、リッドは開扉
することはない。また、フックとストライカとの係合状
態の確実な保持を、大きなばね力を有するばねを用いず
に達成できるので、ハンドルの操作性を良好な状態に維
持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のストライカ及びフックを模式的に示す正
面図である。
【図3】同ストライカ及びフックを模式的に示す斜視図
である。
【図4】本発明を適用する自動車の車室内部を示す斜視
図である。
【図5】本発明を適用する部分を示す断面図である。
【図6】従来のグローブボックスのロック機構の一例を
示す断面図である。
【図7】同グローブボックスのロック機構に用いられる
フックのストライカ摺接面の一例を示す正面図である。
【図8】フックのストライカ摺接面の他の例を示す正面
図である。
【図9】ハンドル及びフックの慣性力によるストライカ
とフックのストライカ摺接面との係合が解除される様子
を示す正面図である。
【符号の説明】
3 グローブボックス 4 リッド 8 ハンドル 9 フック 11 ストライカ 12 カム部 13 ストライカ摺接面 16 ピット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グローブボックス側にストライカを設け
    ると共に、グローブボックスのリッド側にハンドル及び
    該ハンドルに連動するフックを回動可能に設け、前記ス
    トライカと前記フックに設けたカム部のストライカ摺接
    面とを係合して前記リッドを閉扉し、前記ハンドルの引
    き上げ操作により前記ストライカと前記ストライカ摺接
    面との係合を解除して前記リッドを開扉するグローブボ
    ックスのロック機構において、前記フックのカム部の基
    部側に、前記ストライカ摺接面に連接するピットを前記
    ストライカを落とし込み可能に設けたことを特徴とする
    グローブボックスのロック機構。
JP22515792A 1992-07-31 1992-07-31 グローブボックスのロック機構 Pending JPH0648250A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22515792A JPH0648250A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 グローブボックスのロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22515792A JPH0648250A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 グローブボックスのロック機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0648250A true JPH0648250A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16824840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22515792A Pending JPH0648250A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 グローブボックスのロック機構

Country Status (1)

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JP (1) JPH0648250A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013014642A1 (de) * 2012-09-10 2014-03-13 Scania Cv Ab Sicherheitsvorrichtung für eine Abdeckung in einer Innenverkleidung eines Fahrzeugs

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013014642A1 (de) * 2012-09-10 2014-03-13 Scania Cv Ab Sicherheitsvorrichtung für eine Abdeckung in einer Innenverkleidung eines Fahrzeugs

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