JPH0648129Y2 - 多位置制御装置 - Google Patents

多位置制御装置

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JPH0648129Y2
JPH0648129Y2 JP634490U JP634490U JPH0648129Y2 JP H0648129 Y2 JPH0648129 Y2 JP H0648129Y2 JP 634490 U JP634490 U JP 634490U JP 634490 U JP634490 U JP 634490U JP H0648129 Y2 JPH0648129 Y2 JP H0648129Y2
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switch
notch
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邦彦 ▲吉▼田
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、エンジンのアクセル等のような制御対象を複
数の位置に制御する多位置制御装置に関する。
B.従来の技術 従来、エンジンの回転数を多段階に制御するのに用いら
れるアクセルの多位置制御装置としては、第6図〜第10
図に示すものが知られている。
第6図は多位置制御装置の回路構成図を示すもので、1
はエンジンのアクセルを多段階に動作させる正逆可能な
直流モータ、2は直流電源、3は直流モータ1を正転す
る方向に直流電流を供給する正転用コンタクタで、励磁
コイル3Lと、常開接点3a,3bおよび常閉接点3cを備えて
いる。4は直流モータ1を逆転する方向に直流電流を供
給する逆転用コンタクタであり、励磁コイル4Lと、常開
接点4a,4bおよび常閉接点4cを備えている。
したがって、直流モータ1の両端は、正転用コンタクタ
3の常開接点3a,3bまたは逆転用コンタクタ4の常開接
点4a,4bを介して直流電源2に接続されることになる。
5は制御対象であるエンジンアクセルを各制御段のノッ
チ位置に設定するためのロータリスイッチで、4段階に
制御できるノッチ数を有し、そして各ノッチ毎に3個ず
つの切換接点51a,51b,51c,52a,52b,52C,53a,53b,53cお
よび,54a,54b,54cを備えている。6〜9は1〜4段の
各ノッチに対応する光電式のリミットスイッチで、この
各リミットスイッチ6〜9の一端は直流電源2の負極に
接続されている。また、第1のノッチに対応するリミッ
トスイッチ6の他端にロータリスイッチ5の切換接点52
a,53a,54aの一端が接続され、第2のノッチに対応する
リミットスイッチ7の他端はロータリスイッチ5の切換
接点51c,53b,54bの一端に接続され、さらに第3のノッ
チに対応するリミットスイッチ8の一端は切換接点51b,
52c,54cの一端に、第4のノッチに対応するリミットス
イッチ9の他端は切換接点51a,52b,53cの一端にそれぞ
れ接続されている。
ロータリスイッチ5の切換接点52a,53a,54a,53b,54b,54
cの他端は並列に接続され、そして逆転用コンタクタ4
の常閉接点4cを介して正転用コンタクタ3の励磁コイル
3Lに接続されている。また、ロータリスイッチ5の切換
接点51a,52b,53c,51b,52c,51cの他端は並列に接続さ
れ、そして正転用コンタクタ3の常閉接点3cを介して逆
転用コンタクタ4の励磁コイル4Lに接続されている。
第7図〜第9図は、アクセル駆動用の直流モータ1,これ
により動作されるプッシュプレート10およびプッシュプ
レート10により制御されるリミットスイッチ6〜9の配
置関係を示すもので、第7図は全体の縦断面図、第8図
は第7図のVIII-VIII線に沿う断面図、第9図は第8図
のIX-IX線に沿う拡大断面図である。
同図において、11は全体を収容するケースで、このケー
ス11内には直流モータ1および送りねじ12が設置されて
いる。直流モータ1により回転される送りねじ12には可
動ナット13が螺合され、可動ナット13にはプッシュプレ
ート10が固着されている。プッシュプレート10はケース
11に送りねじ12の軸線と平行な水平方向にスライド可能
に取り付けられており、このプッシュプレート10のケー
ス11外へ突出する突出端にはエンジンアクセルレバー14
が連結されている。
直流モータ1上に取り付けた支持板15上には、光電式の
リミットスイッチ6〜9がプッシュプレート10のスライ
ド方向に沿って等間隔に配置されている。また、各リミ
ットスイッチ6〜9を構成する発光素子6a〜9aと受光素
子6b〜9b間にはプッシュプレート10の縁部が遮光状態に
位置され、そして、その縁部にはリミットスイッチ6〜
9をオン動作させるための所定大きさの透光窓10aが形
成されている。
次に動作について説明する。
今、第7図に示すようにエンジンアクセルレバー14が第
3のノッチ位置に設定されているとする。この時、プッ
シュプレート10の透光窓10aは、第9図に示すように第
3ノッチ用のリミットスイッチ8と対向する位置にある
ため、このリミットスイッチ8はオンしている。
かかる状態において、運転席等に設けられているロータ
リスイッチ5を手動操作により第3ノッチから第4ノッ
チへステップアップすると、ロータリスイッチ5の切換
接点54a,54b,54cがオンする。この時、リミットスイッ
チ8がオンしているので、直流電源2−リミットスイッ
チ8−切換接点54c−常閉接点4c−コイル3L−電源2の
閉回路によって正転用コンタクタ3の励磁コイル3Lが励
磁され、その常開接点3a,3bが閉じ、常閉接点3cが開
く。常開接点3a,3bが閉じると、電源2→常開接点3b→
モータ1→常開接点3a→電源2の閉回路で直流モータ1
に通電され、直流モータ1は正転方向に回転し、さらに
送りねじ12を同一方向に回転することで可動ナット13と
一体のプッシュプレート10を第7図および第9図の矢印
Aに示すアップ方向に移動させ、同時にアクセルレバー
14も同一方向へ移動する。その後、アクセルレバー14が
第4のノッチ位置に達すると、プッシュプレート10の透
光窓10aは第4ノッチ用のリミットスイッチ9と対向さ
れるため、リミットスイッチ8はオフし、リミットスイ
ッチ9がオンする。リミットスイッチ8がオフになる
と、正転用コンタクタ3が消勢されるため、直流モータ
1の正転通電系が遮断され、モータ1は停止する。これ
によりエンジンアクセルは第3ノッチから第4ノッチに
切り換えられたことになる。
また、ロータリスイッチ5を第4ノッチ位置から第1ノ
ッチ位置に切り換えると、その切換接点51a,51b,51cが
オンされる。この時、第4ノッチ用のリミットスイッチ
9がオンしているため、電源2−リミットスイッチ9−
切換接点51a−常閉接点3c−コイル4L−電源2の閉回路
で逆転用コンタクタ4の励磁コイル4Lが励磁され、その
常開接点4a,4bが閉じ、常閉接点4cが開く。常開接点4a,
4bが閉じると、電源2→常開接点4b→モータ1→常開接
点4a→電源2の閉回路が形成されるため、直流モータ1
は逆転方向に回転する。これに伴い送りねじ12も同一方
向に回転するため、可動ナット13と一体のプッシュプレ
ート10は第7図および第9図の矢印Bに示すダウン方向
に移動すると同時に、アクセルレバー14も同一方向に移
動する。そして、プッシュプレート10が矢印B方向へ移
動することにより、その透光窓10aがリミットスイッチ
9をオフする少し手前にくると、この透光窓10aはリミ
ットスイッチ8にも差しかかり、リミットスイッチ8を
オンさせる。その結果、電源2−リミットスイッチ8−
切換接点51b−常閉接点3c−コイル4L−電源2の閉回路
が形成され、これによって逆転用コンタクタ4の付勢状
態が引き続き保持される。すなわち、プッシュプレート
10の矢印B方向への移動に伴いリミットスイッチ9がオ
フされても逆転用コンタクタ4がオフされることなく付
勢状態を保持し、かつ直流モータ1の逆回転を維持して
プッシュプレート10のダウン方向への移動を継続させ
る。
これにより、プッシュプレート10が更にダウン方向へ移
動して、リミットスイッチ8がオフする少し手前にくる
と、透光窓10aがリミットスイッチ7に差しかかるた
め、このリミットスイッチ7もオンし、電源2−リミッ
トスイッチ7−切換接点51c−常閉接点3c−コイル4L−
電源2の閉回路で逆転用コンタクタ4の付勢状態を継続
させる。その後、プッシュプレート10が更にダウン方向
へ移動して第1ノッチの位置にくると、リミットスイッ
チ7がオフし、逆転用コンタクタ4は消勢し、直流モー
タ1は停止する。これによってエンジンアクセルはロー
タリスイッチ5で設定された第1ノッチに切り換えられ
ることになる。
第10図は、プッシュプレート10の全ストロークに対する
リミットスイッチ6〜9のオン・オフ状態を示したもの
で、同図(a)はアップおよびダウン方向の各ノッチ停
止範囲を表わし、同図(b)はプッシュプレートのスト
ローク動作に伴い隣あうリミットスイッチのオン区間が
オーバラップする場合を表わし、また、同図(c)は隣
あうリミットスイッチのオン区間がアンダラップする場
合を表わしている。
C.考案が解決しようとする課題 上述のような従来の多位置制御装置では、制御対象であ
るエンジンアクセルのノッチ位置を切り換えるロータリ
スイッチ5の接点数が1つのノッチに対して3個ずつ必
要になるため、ノッチ数が多くなると、ロータリスイッ
チおよびリミットスイッチを含めた全体の接点数がn
(n−1)+n=n2(但し、nはノッチ数)となって接
点数が非常に多くなり、回路も複雑になると共に、ロー
タリスイッチが大形化する問題がある。
また、従来例で述べた如く、アクセルを第4のノッチ位
置から第1のノッチ位置に動作させる場合は、第10図
(b)に示す如くリミットスイッチ6〜9が連続してオ
ンするようにオーバラップする区間wを設けなければな
らない。仮りに同図(c)に示すようにアンダラップに
すると、途切れた区間でモータが停止してしまい、第4
ノッチ位置から第1ノッチ位置への動作が不能になる。
さらにまた、第10図(a)に示す各ノッチの停止範囲
(遊び)を狭くして、アップとダウン時の設定回転数を
一定にするには、すなわち設定精度を良くするには、第
10図(b)に示すオーバラップの区間wを広くすれば良
い。この場合、各ノッチに対応するリミットスイッチは
1個ずつで、しかもこれらリミットスイッチ6〜9をオ
ン制御する透光窓10aは1個であるため、例えばエンジ
ン回転数が1,000→1,500→2,000rpmとなるようにリミッ
トスイッチ6〜9の間隔が等しいものであれば可能であ
る。しかし、エンジン回転数を1,000→1,500→1,800rpm
となるようにリミットスイッチ6〜9の間隔が不等の場
合には、ほとんど不可能に等しい。しかもオーバラップ
の区間wの調整は難しいという問題があった。
本考案の技術的課題は、設定位置および対応するリミッ
トスイッチの間隔が不等であっても制御対象の設定精度
を良くし、かつ多位置制御に要する接点数を削減すると
ころにある。
D.課題を解決するための手段 一実施例を示す第1図に対応づけて本考案を説明する
と、本考案は、制御対象を設定位置へ動作させる駆動手
段1と、駆動手段1をアップ方向に駆動するためのアッ
プ駆動用端子28と、ダウン方向に駆動するためのダウン
駆動用端子29とを有し、電源2から駆動手段1への通電
を制御するコンタクタ3,4と、制御対象の各設定位置に
対応して各別に設けられ電源2と接続される設定用切換
接点251〜254を有し、各設定位置への切り換えを指示す
るスイッチ手段25と、制御対象の各設定位置に対応して
各別に設けられ、設定用切換接点251〜254とアップ駆動
用端子28との間に直列に接続されるアップ検出用リミッ
トスイッチ16〜19と、制御対象の各設定位置に対応して
各別に設けられ、設定用切換接点251〜254とダウン駆動
用端子29との間に直列に接続されるダウン検出用リミッ
トスイッチ20〜23と、駆動手段1に連動して動作される
ものであって、アップ検出用リミットスイッチ16〜19側
では現在位置よりアップ側のリミットスイッチがオン
に、ダウン側のリミットスイッチがオフとなり、かつダ
ウン検出用リミットスイッチ20〜23側では現在位置より
アップ側のリミットスイッチがオフに、ダウン側のリミ
ットスイッチがオンとなり、さらに現在位置に対応する
アップおよびダウン検出用リミットスイッチが共にオフ
するように制御するスイッチ制御板24とを備えてなるも
のである。
E.作用 スイッチ手段25が現在位置よりアップ側に切り換え設定
されると、アップ側においてスイッチ制御板24によりオ
ンされているアップ検出用リミットスイッチの1つとス
イッチ手段25の切り換えに伴うオン状態の設定用切換接
点とアップ駆動用端子28とを接続することによって、電
源2から駆動手段1への通電を行い、制御対象およびス
イッチ制御板24を設定位置へアップ動作させる。また、
スイッチ手段25が現在位置よりダウン側に切り換え設定
されると、ダウン側においてスイッチ制御板24によりオ
ンされているダウン検出用リミットスイッチの1つとス
イッチ手段25の切り換えに伴うオン状態の設定用切換接
点とダウン駆動用端子29とを接続することによって、電
源2から駆動手段1への通電を行い、制御対象およびス
イッチ制御板24を設定位置へダウン動作させる。よって
リミットスイッチの間隔が不等であっても制御対象の設
定精度が要する回路構成用の接点数を削減し得る。
なお、本考案の構成を説明する上記D項およびE項で
は、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本考案が実施例に限定されるものではな
い。
F.実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図は、本考案をエンジンアクセルの位置制
御に適用した場合の一実施例を示すもので、第1図は全
体の構成を示す回路図、第2図は縦断面図、第3図は第
2図のIII-III線に沿う拡大断面図である。
まず、第1図において、第6図に示す場合と同一構成の
直流モータ1,正転用コンタクタ3および逆転用コンタク
タ4を有し、直流モータ1の両端は正転用コンタクタ3
の常開接点3a,3bまたは逆転用コンタクタ4の常開接点4
a,4bを介して直流電源2に接続されている。
16〜19は、第1〜第4のノッチ設定位置に対応して設け
られたアップシフト検出用リミットスイッチ、20〜23
は、同じく第1〜第4のノッチ設定位置に対応して設け
られたダウンシフト検出用リミットスイッチであり、こ
れらリミットスイッチ16〜19および20〜23は、第2図お
よび第3図に示すように直流モータ1上に取り付けた支
持板15上に2列に相対向して配置されている。
また、リミットスイッチのうち、第1のノッチ位置に対
応するアップシフト検出用リミットスイッチ16とダウン
シフト検出用リミットスイッチ20,第2のノッチ位置に
対応するアップシフト検出用リミットスイッチ17とダウ
ンシフト検出用リミットスイッチ21,同様にして第3の
ノッチ位置に対応するアップシフト検出用リミットスイ
ッチ18とダウンシフト検出用リミットスイッチ22,およ
び第4のノッチ位置に対応するアップシフト検出用リミ
ットスイッチ19とダウンシフト検出用リミットスイッチ
23同士は、第2図および第3図に示すようにスイッチ制
御板24を挟んで正対されている。スイッチ制御板24は、
従来と同様に送りねじ12に螺合する可動ナット13に固着
されている。
なお、実施例における各リミットスイッチ16〜23は発光
素子と受光素子とを備えた光電式のスイッチから構成さ
れるものであるが、図面の都合上、各リミットスイッチ
16〜23の受光素子16b〜23bのみを第3図に示す。
第1図において、25は制御対象であるアクセルの各ノッ
チ位置を設定するロータリスイッチで、ノッチ数に等し
い切換接点251〜254を備えている。ロータリスイッチ25
の切換接点251〜254の一端は直流電源2の負極に接続さ
れ、さらに各切換接点251〜254の他端には、これに対応
するアップシフト検出用リミットスイッチ16〜19の一端
およびダウンシフト検出用リミットスイッチ20〜23の一
端が並列に接続されている。また、アップシフト検出用
リミットスイッチ16〜19の他端は逆転用コンタクタ4の
常閉接点4cを介して正転用コンタクタ3の励磁コイル3L
の一端に並列に接続され、さらにダウンシフト検出用リ
ミットスイッチ20〜23の他端は正転用コンタクタ3の常
閉接点3cを介して逆転用コンタクタ4の励磁コイル4Lの
一端に並列に接続されている。
スイッチ制御板24は、第1図および第3図に示すように
アップシフト検出用リミットスイッチ16〜19が対向する
縁部にリミットスイッチ16〜19全体をオフにする遮光部
26aおよび全体をオンにする透光部26bを有し、さらにダ
ウンシフト検出用リミットスイッチ20〜23が対応する縁
部には、アップシフト側の遮光部26aおよび透光部26bと
逆の配置関係にしたリミットスイッチ20〜23全体をオフ
にする遮光部27aおよび全体をオンにする透光部27bが形
成されている。そして、アップシフト側の遮光部26aと
透光部26bとの境界と、ダウンシフト側の遮光部27aと透
光部27bとの境界間には、受光素子16b〜23bの径寸法L
とオーバラップ寸法l1,l2との和に相当する間隔が形成
され、この間隔を小さくすることにより各ノッチの停止
範囲、すなわちノッチの設定精度を向上できるようにな
っている。
このような遮光部および透光部をスイッチ制御板24に形
成することにより、スイッチ制御板24の現在位置(L+
l1+l2内に相当する)に対応するアップシフトおよびダ
ウンシフト検出用リミットスイッチを共にオフし、かつ
アップシフト検出用リミットスイッチ16〜19のうち、ス
イッチ制御板24の現在位置よりアップ側にあるアップシ
フト検出用リミットスイッチをオンに、ダウン側にある
アップシフト検出用リミットスイッチをオフにし、さら
に、ダウンシフト検出用リミットスイッチ20〜23のう
ち、スイッチ制御板24の現在位置よりアップ側にあるダ
ウンシフト検出用リミットスイッチをオフに、ダウン側
にあるダウンシフト検出用リミットスイッチをオンにす
るようになっている。
次に動作について説明する。
今、第3図に示すようにエンジンアクセルが第3のノッ
チ位置に設定されているとする。この時、スイッチ制御
板24とアップシフト検出用リミットスイッチ16〜19およ
びダウンシフト検出用リミットスイッチ20〜23との位置
関係は第3図に示す状態になっているため、アップシフ
ト検出側のリミットスイッチは、リミットスイッチ19が
オンし、かつダウンシフト検出側のリミットスイッチ
は、リミットスイッチ20,21がオンしている。また、ロ
ータリスイッチ25の切換接点253もオンしている。
かかる状態において、ロータリスイッチ25を手動により
現在の第3ノッチから第4ノッチへステップアップする
と、ロータリスイッチ25の切換接点253がオフし、切換
接点254のみがオンになる。この時、第3図からも明ら
かなようにリミットスイッチ19,20,21がオンで、他はオ
フになっているから、電源2−ロータリスイッチ254
リミットスイッチ19−常閉接点4c−コイル3L−電源2の
閉回路で正転用コンタクタ3の励磁コイル3Lに通電さ
れ、この励磁コイル3Lの励磁によって常開接点3a,3bが
閉じ、常閉接点3cが開く。常開接点3a,3bが閉成する
と、電源2−常開接点3b−モータ1−常開接点3a−電源
2の閉回路で直流モータ1に通電され、直流モータ1は
正転方向に回転し、さらに送りねじ12を同一方向に回転
することで可動ナット13と一体のスイッチ制御板24を第
1図および第3図のアップ方向に移動させ、同時にスイ
ッチ制御板24に連結されたアクセルレバーを同一方向へ
移動させる。その後、アクセルレバーが第4のノッチ位
置に達してスイッチ制御板24の遮光部26aがアップシフ
ト検出用リミットスイッチ19を遮光する状態になると、
このリミットスイッチ19はオフとなり、かつこれに対向
するダウンシフト検出用リミットスイッチ23もオフに保
持される。その結果、正転用コンタクタ3は消勢され、
直流モータ1への通電を遮断して直流モータ1を停止さ
せる。これにより、アクセルは第4のノッチに切り換え
られることになる。
また、ロータリスイッチ25を第4のノッチ位置から第1
のノッチ位置に切り換えると、その切換接点251がオン
する。この時、アップシフト検出用リミットスイッチ16
〜19は全てオフし、ダウンシフト検出用リミットスイッ
チ20,21,22のみがオンしているから電源2−ロータリス
イッチ251−リミットスイッチ20−常閉接点3c−コイル4
L−電源2の閉回路で逆転用コンタクタ4の励磁コイル4
Lに通電され、この励磁コイル4Lの励磁によって常開接
点4a,4bが閉じ、常閉接点4cが開く。常開接点4a,4bが閉
じると、電源2−常開接点4b−モータ1−常開接点4a−
電源2の閉回路が形成されるため、直流モータ1が逆転
方向に回転する。これに伴い送りねじ12も同一方向に回
転するため、可動ナット13と一体のスイッチ制御板24は
第1図および第3図に示すダウン方向へ移動すると同時
にアクセルレバーも同一方向へ移動する。
この時、第1ノッチに対応するダウンシフト検出用リミ
ットスイッチ20は、遮光部27aがダウン方向への移動し
てリミットスイッチ20を遮光するまでオン状態を保持す
るから、この間逆転用コンタクタ4は付勢状態を保持す
る。したがって、直流モータ1はスイッチ制御板24がリ
ミットスイッチ20を遮光するまで逆転方向に回転するこ
とになる。そして、遮光部27aが第1ノッチに対応する
リミットスイッチ20を遮光すると、このリミットスイッ
チ20はオフするから、逆転用コンタクタ4は消勢され、
直流モータ1は停止する。これによってエンジンアクセ
ルはロータリスイッチ25で設定された第1のノッチに切
り換えられることになる。
このような本実施例にあっては、それぞれの設定ノッチ
に対応してアップシフト検出用とダウンシフト検出用リ
ミットスイッチを1個ずつ設け、そして、これらリミッ
トスイッチをスイッチ制御板24により、アップシフト検
出用リミットスイッチ16〜19のうちスイッチ制御板24の
現在位置よりアップ側のリミットスイッチがオンに、ダ
ウン側のリミットスイッチがオフとなり、かつダウンシ
フト検出用リミットスイッチ20〜23のうち、アップ側の
リミットスイッチがオフに、ダウン側のリミットスイッ
チがオンとなるよう制御するから、従来のようにロータ
リスイッチを設定ノッチ以外のリミットスイッチの動作
を利用して連続オンさせるような回路方式にする必要が
なく、設定ノッチに対応するアップおよびダウンシフト
検出用リミットスイッチだけでロータリスイッチ25によ
り設定したノッチ位置へアクセルを制御することができ
る。
したがって、ノッチ数をnとすれば、本実施例の場合、
ロータリスイッチ25とリミットスイッチの総接点数は3n
となり、従来のn2個有するものに比較して、その接点数
を大幅に削減し得ると共に、回路構成も簡単になり、か
つロータリスイッチ25のコンパクト化が可能になり、操
作盤も小さくなる。
また、スイッチ制御板24のスライド方向に配列されるリ
ミットスイッチ16〜19および20〜23の間隔が不等であっ
ても、スイッチ制御板の遮光部の形状寸法は変える必要
がなく、しかもL+l1+l2の寸法を小さくすることで各
ノッチの停止範囲、すなわち設定精度を向上でき、その
寸法調整も従来の窓形状の方式に比し簡単になると共
に、オーバラップやアンダーラップを気にすることなく
調整し得る。
第4図および第5図は、本考案の位置制御方式を回転式
のアクチュエータに適用した場合の他の実施例を示すも
ので、第4図は全体の側面図、第5図は第4図のV-V線
に沿う平面図である。
同図において、30は直流モータ,31は直流モータ30の回
転を減速するギヤボックスであり、このギヤボックス31
の出力軸31aには円板状のスイッチ制御板32が固定され
ている。このスイッチ制御板32には円周方向に位相をず
らした遮光部32a,32bと透光部32cが円形状に形成されて
いる。
また、スイッチ制御板32の外周部には、第1象限と第3
象限に位置して4個ずつの光電式リミットスイッチ33〜
36および37〜40が等間隔に配置されている。このリミッ
トスイッチのうち、リミットスイッチ33〜36は正転用、
リミットスイッチ37〜40は逆転用に利用されるもので、
全体として最大回転角0〜90°,4ノッチの多位置等間隔
制御を可能にする。
この実施例においても、その回路構成は第1図と同様で
あり、かつその作用効果も第1図と同様である。
なお、上記実施例では、リミットスイッチに光電式のも
のを用いた場合について説明したが、これに限らず、機
械式のカムローラ形リミットスイッチ等を用いても良
い。
また、本考案は、上記実施例に示すようなアクセルの多
位置制御に限らず、電気,油圧,空気等のアクチュエー
タを利用した駆動装置の位置制御にも利用できる。
G.考案の効果 以上説明したように本考案によれば、それぞれの設定位
置に対応してアップおよびダウン検出用のリミットスイ
ッチを1個ずつ設け、これらリミットスイッチを、アッ
プ検出用リミットスイッチ側では現在位置よりアップ側
のリミットスイッチがオンに,ダウン側のリミットスイ
ッチがオフとなり、かつダウン検出用リミットスイッチ
側では現在位置よりアップ側のリミットスイッチがオフ
に,ダウン側のリミットスイッチがオンとなり、さらに
現在位置に対応するアップおよびダウン検出用リミット
スイッチが共にオフとなるようにスイッチ制御板で制御
して駆動手段を多位置制御するように構成したから、制
御対象を複数の位置に切り換える多点スイッチおよびリ
ミットスイッチを含めた制御回路の構成接点数を大幅に
減少でき、また、制御位置を決めるリミットスイッチの
間隔が不等であっても制御対象の設定位置精度を向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体の回路構成図、第
2図は本実施例における機構部分の縦断面図、第3図は
第2図のIII-III線に沿う拡大断面図、第4図は本考案
の他の実施例を示す全体の側面図、第5図は第4図のV-
V線に沿う平面図である。 第6図は従来の多位置制御装置の回路構成図、第7図は
従来における機構部の縦断面図、第8図は第7図のVIII
-VIII線に沿う断面図、第9図は第8図のIX-IX線に沿う
拡大断面図、第10図は従来における説明図である。 1:直流モータ(駆動手段)、2:直流電源 3,4:コンタクタ 16〜19:アップシフト検出用リミットスイッチ 20〜23:ダウンシフト検出用リミットスイッチ 24:スイッチ制御板 25:ロータリスイッチ(スイッチ手段) 251〜254:切換接点 3:直流モータ、31:ギヤボックス 32:スイッチ制御板 33〜40:光電式リミットスイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御対象を設定位置へ動作させる駆動手段
    と、 前記駆動手段をアップ方向に駆動するためのアップ駆動
    用端子と、ダウン方向に駆動するためのダウン駆動用端
    子とを有し、電源から前記駆動手段への通電を制御する
    コンタクタと、 制御対象の各設定位置に対応して各別に設けられ前記電
    源と接続される設定用切換接点を有し、各設定位置への
    切り換えを指示するスイッチ手段と、 制御対象の各設定位置に対応して各別に設けられ、前記
    設定用切換接点と前記アップ駆動用端子との間に直列に
    接続されるアップ検出用リミットスイッチと、 制御対象の各設定位置に対応して各別に設けられ、前記
    設定用切換接点と前記ダウン駆動用端子との間に直列に
    接続されるダウン検出用リミットスイッチと、 前記駆動手段に連動して動作されるものであって、前記
    アップ検出用リミットスイッチ側では現在位置よりアッ
    プ側のリミットスイッチがオンに、ダウン側のリミット
    スイッチがオフとなり、かつ前記ダウン検出用リミット
    スイッチ側では現在位置よりアップ側のリミットスイッ
    チがオフに、ダウン側のリミットスイッチがオンとな
    り、さらに現在位置に対応するアップおよびダウン検出
    用リミットスイッチが共にオフするように制御するスイ
    ッチ制御板とを備えたことを特徴とする多位置制御装
    置。
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