JPH0648065A - バインダーによる製本方法 - Google Patents

バインダーによる製本方法

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JPH0648065A
JPH0648065A JP22327492A JP22327492A JPH0648065A JP H0648065 A JPH0648065 A JP H0648065A JP 22327492 A JP22327492 A JP 22327492A JP 22327492 A JP22327492 A JP 22327492A JP H0648065 A JPH0648065 A JP H0648065A
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binder
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JP22327492A
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Eizou Notohara
栄三 能登原
Masashi Morishita
政志 森下
Koji Kawane
浩二 川根
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 ホットメルト糊を使用するバインダーにおい
て、捨紙等を用いないで本文冊子の背中と表紙とを接着
しないで製本する。 〔構成〕 背中14aにホットメルト糊を塗着した移動
する本文冊子14に同じく移動する表紙18を合わせ、
両者を圧接接着して製本するバインダーによる製本方法
において、本文冊子14の背中14a及び背中14a側
側面端部にホットメルト糊を塗着するとともに、表紙1
4の本文冊子14の背中14aが当たる個所18aに糊
分解液を塗布し、本文冊子14の背中14aに塗着され
たホットメルト糊の糊作用を封殺して本文冊子14の背
中14a側側面端部のみを表紙18と接着したことを特
徴とするバインダーによる製本方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホットメルト糊を使用
するバインダーによる製本方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バインダー(自動製本機械)に使用する
糊には、コールド糊とホットメルト糊とがあるが、ホッ
トメルト糊は水分を含まないから、高周波接着工程を必
要とせず、装置が小型化できる、又、接着強度が強く、
強度材としての寒冷沙等を必要としないから、資材、工
程が短縮できる、といった利点があり、最近のバインダ
ーでは、殆どの場合、ホットメルト糊を使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、反面、ホット
メルト糊(以下、単に糊という)を使用して製本した本
は、本文冊子の背中と表紙とがくっついてしまい、見開
きの悪いものになる。特に、厚みの薄い本では、机の上
等に開いたままで載せるようなことはできない。このた
め、本文冊子の背中と表紙とを接着させない方法もある
にはあるが、それには捨紙と呼ばれる紙を貼る工程が必
要になる。即ち、捨紙を糊を塗着した本文冊子の背中に
貼着してこの部分の糊作用を封殺し、本文冊子の背中側
側面端部と表紙とを接着するのである。
【0004】しかし、この方法を実施するためには、本
文冊子の背中に糊を塗着して捨紙を貼り、その後、捨紙
の余分の部分を切断するとともに、改めて本文冊子の背
中側側面端部に糊を塗着する工程が必要になり、捨紙が
必要になる上、工程が長くなり、装置が大型化する。
又、捨紙があることから、分冊が容易でないといった欠
点もある。本発明は、このような課題を解決するもので
あり、要は、捨紙等を用いないでも本文冊子の背中と表
紙とを接着させないようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明は、背中に糊を塗着した移動する本文冊子に
同じく移動する表紙を合わせ、両者を圧接接着して製本
するバインダーによる製本方法において、本文冊子の背
中及び背中側側面端部にホットメルト糊を塗着するとと
もに、表紙の本文冊子の背中が当たる個所に糊分解液を
塗布し、本文冊子の背中に塗着されたホットメルト糊の
糊作用を封殺して本文冊子の背中側側面端部のみを表紙
と接着したことを特徴とするバインダーによる製本方法
を提供したものである。
【0006】
【作用】以上の手段をとることにより、本文冊子の背中
及び背中側側面端部に糊を塗着するのは本文冊子の移送
中、同時工程或いは隣接工程でできる。又、表紙の本文
冊子の背中が当たる個所に糊分解液を塗布するのも、表
紙の移送工程でできる。従って、装置は大型化せず、コ
ストアップにもならない。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す説明図である
が、ここで用いられるバインダーそのものは従来構造の
ものと変わらない。即ち、チェンコンベア10等で移動
させられる万力12と呼ばれる挟持具で本文冊子14を
挟み、同じくスラットコンベア16等でチェンコンベア
10と同期して移動させられる表紙18とドッキングさ
せられるのである。
【0008】ところで、本発明では、先ず、本文冊子1
4の移送過程において、本文冊子14の背中14a側側
面端部に糊付けローラ20等でホットメルト糊(以下単
に糊と称する)を塗着する。このとき、糊を塗着される
本文冊子14の背中14a側側面端部は両面と片面の場
合がある。次に、本文冊子14の背中14aにも糊付け
ローラ22等で糊を塗着する。尚、これらの工程の以前
に、本文冊子14はその背中14a側端部をミリングカ
ッターで切削されており(図示省略)、一枚一枚が分割
された状態になっている。
【0009】一方、表紙18の移送中、この表紙18に
は本文冊子14の背中14aと合わさる個所18aに糊
分解液が塗布装置24等で塗布される。この糊分解液は
糊の接着作用を封殺するものでシリコン液等がある。こ
のような本文冊子14と表紙18とをドッキングさせ
(万力12を取り付けたチェンコンベア10をスラット
コンベア16に接近させる)、ドッキングさせたものを
スラットコンベア16の下に設けられる押圧ローラ26
の上を通過させて両者を圧接する。
【0010】以上の操作を経たものをチェンコンベア1
0から放出し、形締め機28によって表紙18の上から
本文冊子14の背中14a及び側面を形締めし、接着と
成形を行う。これにより、本文冊子14の背中14aだ
けは糊が付かず、側面端部だけで表紙18と接着される
(但し、本文冊子14の個々のものは背中14a側の端
部に侵入した糊で接着されている)。尚、糊分解液の塗
布は、前記したように表紙18の移送中に行うものの他
に、スラットコンベア16に載せる前に予め塗布してお
くものが考えられる。
【0011】図2は糊分解液を塗布するときの状態を示
す正面図であるが、表紙18は万力12で挟んだ本文冊
子14で押圧ローラ26の位置まで連行しなければなら
ないから(チェンコンベア10とスラットコンベア16
との干渉を避けるため、スラットコンベア16を逃がさ
なければならず、スラットコンベア16で表紙18を押
圧ローラ26の位置まで移送できないから)、表紙18
は僅かでも本文冊子14にくっつかなければならない。
このため、糊分解液の塗布幅を本文冊子14の幅よりも
僅か(t)狭くし、この間で接着して連行できるように
しておくのである。但し、表紙18を下から押圧ローラ
26で押圧すれば、糊分解液は本文冊子14の全幅に拡
がってこの部分全体の糊作用を封殺する。
【0012】図3はこのような方法で製本した本を開い
た状態の正面図であるが、本文冊子14の背中14aは
表紙18と貼着していないのであるから、見開きが良く
なり、図のような状態を確保できる。尚、本例のもの
は、本文冊子14の背中14a側側面の両面を表紙18
に貼着した場合であるが、このようにするのためには糊
付けローラ20を本文冊子14の両側に設ければよい。
【0013】図4は本文冊子14の背中14a側側面の
片面だけを表紙18に貼着したものであるが(一方の糊
付けローラ20には糊を供給しない、又は糊付けローラ
20を片側だけに設ける)、このようにすることによ
り、表紙18の片面と本文冊子14の背中14aに沿う
個所18aとは本文冊子14から完全に離れた状態にな
る。従って、本文冊子14の必要な個所だけをペーパー
ナイフあるいは手で剥ぎ取ることにより、本の形を壊さ
ないで分冊することができる。尚、このような製本方法
による本には、論文集や問題集の他にメモ用紙、卓上カ
レンダー等が考えられる。
【0014】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるか
ら、必要な強度を保持しながらも、捨紙等を用いないで
本文冊子の背中と表紙とがくっつかないようにできる。
従って、見開きの良い本にできるとともに、本文冊子の
剥ぎ取り、分冊も容易である。そして、そのためのバイ
ンダーも、従来装置に僅かな改良を加えるのみで可能で
あるから、装置は大型化せず、大したコストアップにも
ならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す製本工程の説明図であ
る。
【図2】糊分解液の塗布の状態を示す要部正面図であ
る。
【図3】本発明の製本方法で製本された本の正面図であ
る。
【図4】本発明の製本方法で製本された本の正面図であ
る。
【符号の説明】
14 本文冊子 14a本文冊子の背中 18 表紙 18a表紙の本文冊子の背中が当たる個所

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背中にホットメルト糊を塗着した移動す
    る本文冊子に同じく移動する表紙を合わせ、両者を圧接
    接着して製本するバインダーによる製本方法において、
    本文冊子の背中及び背中側側面端部にホットメルト糊を
    塗着するとともに、表紙の本文冊子の背中が当たる個所
    に糊分解液を塗布し、本文冊子の背中に塗着されたホッ
    トメルト糊の糊作用を封殺して本文冊子の背中側側面端
    部のみを表紙と接着したことを特徴とするバインダーに
    よる製本方法。
  2. 【請求項2】 ホットメルト糊を塗着する本文冊子の背
    中側側面端部が両面であることを特徴とする請求項1の
    バインダーによる製本方法。
  3. 【請求項3】 ホットメルト糊を塗着する本文冊子の背
    中側側面端部が片面であることを特徴とする請求項1の
    バインダーによる製本方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6619900B2 (en) 2001-02-03 2003-09-16 Hewlett-Packard Development Company, Lp. Systems and methods of binding a text body
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JP2013212632A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Tokyo Bijutsu Shiko Kyogyo Kumiai 製本方法

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