JPH0648054Y2 - コンクリート壁形成用型枠保持部材の脱着工具 - Google Patents

コンクリート壁形成用型枠保持部材の脱着工具

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JPH0648054Y2
JPH0648054Y2 JP9260290U JP9260290U JPH0648054Y2 JP H0648054 Y2 JPH0648054 Y2 JP H0648054Y2 JP 9260290 U JP9260290 U JP 9260290U JP 9260290 U JP9260290 U JP 9260290U JP H0648054 Y2 JPH0648054 Y2 JP H0648054Y2
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hole
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利三 小竹
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利三 小竹
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリート壁形成の際に使用するコンクリ
ート壁形成用型枠保持部材の脱着工具に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に、コンクリート壁を形成する場合には、第10図に
図示したように型枠13を所定間隔をおいて立設し、この
型枠13間にセパレータ14を架設し、このセパレータ14の
両端にボルト杆16を突設したコーン15を螺着してボルト
杆16を型枠13から嵌挿突出せしめ、このボルト杆16の突
出部に継ボルト杆17を螺着し、この継ボルト杆17に押え
金具18を被嵌し、型枠13と押え金具18との間に単管19を
配設し、継ボルト杆17にナット20を螺入せしめることで
押え金具18により型枠13を支承し、型枠13間にコンクリ
ートを流入硬化せしめる作業を行っている。
尚、継ボルト杆17,押え金具18,ナット20をまとめてコン
クリート壁形成用型枠保持部材(フォームタイ(フォー
ムタイは〔登録商標〕である。))という。
ところで、このコンクリート壁形成用型枠保持部材21の
除去作業は、ナット20を外し、押え金具18を外し、継ボ
ルト杆17を外さなければならず、また、コンクリート壁
形成用型枠保持部材21の数が非常に多いこととあいまっ
て非常に厄介な作業となっている。
そこで本願出願人は、ナット20,押え金具18,継ボルト杆
17を一挙に脱着する実開平4−14646号に係る「フォー
ムタイ〔登録商標〕の脱着工具」(以下単に従来例とい
う。)を完成させた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この従来例を種々実験してみたところ、次の欠
点が確認された。
、一般に第10図に図示したようなコンクリート壁の形
成作業の場合には単管19を第10図のようにコンクリート
壁巾方向に二段にするダブルタイプと一段にするシング
ルタイプとがある。
ところで、継ボルト杆17はダブルタイプ用とシングルタ
イプ用とが用意されているのでなく、継ボルト杆17はダ
ブルタイプとシングルタイプの双方に兼用されているの
が現状である。
従って、単管19が一段のシングルタイプのホームタイ21
を従来例により除去しようとすると従来例は継ボルト杆
17の挾着部23が本体の先端部にある為必然的に継ボルト
杆17の中央部付近を挾着せざるを得ず、螺子部中央24が
傷んでしまい(螺子ピッチがつぶれたりする)、継ボル
ト杆17を再使用する場合この螺子部中央2の傷みの為、
ナット20の螺子が良好に行えなくなるという問題点が確
認された。
螺子部中央24はシングル単管の場合丁度ナット20の回動
螺子が堅くなってくる位置であり、締め付けにとって一
番重要な部分なのであり、従って、この螺子部中央24が
傷むことは作業性に非常に支障を来たすのである。
尚、従来例を用いてダブルタイプのホームタイを脱着す
る際継ボルト杆17を着する部分は、継ボルト杆17の先端
部であり、ダブルタイプの場合のナット20の螺着重要部
はその内側となる為ダブルタイプの場合には上記問題は
生じない。
、従来例の継ボルト杆17の挾着部23を構成する挾着体
10は使用時間とともに摩耗してくるものであり、取り替
えの必要が生じてくるが、従来例の場合にはスナップリ
ングをはずしたりしなければならず非常に厄介である。
本考案は、このような問題点を解決したコンクリート壁
形成用型枠保持部材の脱着工具を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
前側基筒体1・1′と後側基筒体2とに適宜手段により
回り止め状態且つ着脱自在に連結し、前側基筒体1の先
端にナット係合孔3を設け、前側基筒体1の基部に後側
基筒体2の先端部を嵌入する嵌入孔4を形成し、この嵌
入孔4に係止段部5を設け、一法、後側基筒体2の先端
部に、周面に複数の収納部6を形成した環状保持体7を
嵌着する収納孔8を設け、この収納孔8の内周面をカム
面9に形成し、収納孔8に環状保持体7を嵌入し、環状
保持体7の夫々の収納部6に挾着体10を配設し、挾着体
10を前記収納孔8内周面に形成したカム面9の押圧によ
り環状保持体7の内面より突没自在に設け、後側基筒体
2の基端部に回動工具11と連結する連結部12を設けたこ
とを特徴とするコンクリート壁形成用型枠保持部材の脱
着工具に係るものである。
〔作用〕
後側基筒体2の連結部12を回動工具11に連結し、前側基
筒体1を継ボルト杆17に被嵌し、ナット係合孔3をナッ
ト20に被嵌係合し、前側基筒体1を手で回動せしめてナ
ット20を少し緩めると、前側基筒体1と後側基筒体2は
回り止め状態である為後側基筒体2も回動し、この後側
基筒体2の回動によりカム面9が夫々の挾着体10を内方
向に押圧し、挾着体10は環状保持体7の内面から突出せ
しめられ、この突出した挾着体10により継ボルト杆17の
先端部が挾持される。
この状態で回動工具11を作動せしめると、継ボルト杆1
7,ナット20,押え金具18とは一緒にボルト杆16から除去
せしめられることになる。
この際、単管19が一段のシングルタイプの場合には長い
前側基筒体1を用い、単管19が二段のダブルタイプの場
合は短い前側基筒体1′(第10図参照)を用いる。
従って、挾持されるのは常に継ボルト杆17の先端部とな
り、従来例のように継ボルト杆17の螺子部中央24が挾持
されることはない。
更に、挾着10が摩耗したら前側基筒体1・1′と後側基
筒体2を分離するだけで簡単に挾着体10を後側基筒体2
から取り出すことが可能となる。
尚、コンクリート壁形成用型枠保持部材21の装着の場合
には前記と逆の作業を行なえば良い。
〔実施例〕
図面は本考案の一実施例であり、以下に詳述する。
図面のナット係合孔3は星形状孔(2つの六角孔を互い
に30°ずらして形成される孔)を採用した場合を図示し
ているが単なる六角孔でも良い。
また、図面は、前側基筒体1・1′と後側基筒体2の連
結手段として対向2箇所による六角穴付ボルト25を採用
した場合を図示しているが、連結手段はこの六角穴付ボ
ルト25に限られるものではなく、要は、前側基筒体1と
後側基筒体2との連結が簡易に行なえ且つ前側基筒体1
・1′と後側基筒体2とが回り止め状態となる連結手段
であればどのような連結手段を採用しても良い。
また、図面の挾着部23は、後側基筒体2の先端部に断面
ほぼ三角形状のカム面9をその内面とした収納孔8を形
成し、この収納孔8に円筒状にして等間隔に収納部6と
しての切欠溝26を三箇所に形成した環状保持体7をカム
面9に対して間隙27を介在せしめて配設し、この間隙27
にローラ状の挾着体10をその一部が切欠溝26から内側へ
少し突出する状態に嵌着した構造を採用した場合を図示
している。
カム面9によりローラ状の挾着体10が内側へ押圧される
と、挾着体10の切欠溝26からの突出度が大きくなり、環
状保持体7内に位置する継ボルト杆17はこれらの挾着体
10により挾持されることになる。
また、図面の連結部12は、後側基筒体2の端部に回動工
具11の回動軸に設けた嵌入部28が嵌入される角孔29を設
け、この角孔29にピン30を着脱自在に架設し、後側基筒
体2の基部より外周に凹溝31を設け、この凹溝31にゴム
リング32を被着せしめた構造を採用した場合であり、回
動工具11の嵌入部28に穿孔した貫通孔と後側基筒体2の
基部に穿孔した貫通孔22とを合致せしめ、この両孔にピ
ン30を貫挿し、凹溝31にゴムリング32を被着して嵌入部
28と後側基筒体2とを回り止め状態に連結する。
尚、連結部12の構造は、この構造に限られるものではな
いことは勿論である。
第9図は、単管19を二段用いるダブルタイプ用(第10図
で図示したように単管19が二段配設される場合)の前側
基筒体1′であり、第1〜8図に図示したシングルタイ
プ用の前側基筒体1と適宜交換して用いる(第1〜8図
は単管19が一段しか配設されない場合を想定した図面で
ある)。両者の交換は六角穴付ボルト25の回動により簡
単に行なえ、非常に便利である。
尚、第9図のダブルタイプ用の前側基筒体1′の構造は
長さが異なるだけでその余はシングルタイプ用の前側基
筒体1と同様である。このダブルタイプの1′の長さ
は、挾着部23が継ボルト杆17の先端即ち、ナット20が螺
着される螺着重要部の外側に位置するように設定するこ
とが望ましい。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のように構成したから、コンクリート壁
形成に際して、締め付けに一番重要な継ボルト杆の螺子
部中央を傷つけることなく、コンクリート壁形成用型枠
保持部材を脱着し得ることが可能となり、従って、継ボ
ルト杆の反復継続使用が可能となり、継ボルト杆の耐久
性を向上せしめるコンクリート壁形成用型枠保持部材の
脱着工具を提供することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の正断面図、第2図は本実施例の分解
斜視図、第3図は本実施例の側面図、第4図は本実施例
の第1図におけるA−A断面図、第5図は本実施例の第
1図におけるB−B断面図、第6図は本実施例の使用状
態を示す要部の断面図、第7,8図は本実施例の使用状態
を示す説明図、第9図は本実施例に係るダブルタイプ用
の前側基筒体の正面図、第10図はコンクリート壁を形成
する場合の説明図である。 1・1′…前側基筒体、2…後側基筒体、3…ナット係
合孔、4…嵌入孔、5…係止段部、6…収納部、7…環
状保持体、8…収納孔、9…カム面、10…挾着体、11…
回動工具、12…連結部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前側基筒体1・1′と後側基筒体2とに適
    宜手段により回り止め状態且つ着脱自在に連結し、前側
    基筒体1の先端にナット係合孔3を設け、前側基筒体1
    の基部に後側基筒体2の先端部を嵌入する嵌入孔4を形
    成し、この嵌入孔4に係止段部5を設け、一方、後側基
    筒体2の先端部に、周面に複数の収納部6を形成した環
    状保持体7を嵌着する収納孔8を設け、この収納孔8の
    内周面をカム面9に形成し、収納孔8に環状保持体7を
    嵌入し、環状保持体7の夫々の収納部6に挾着体10を配
    設し、挾着体10を前記収納孔8内周面に形成したカム面
    9の押圧により環状保持体7の内面より突没自在に設
    け、後側基筒体2の基端部に回動工具11と連結する連結
    部12を設けたことを特徴とするコンクリート壁形成用型
    枠保持部材の脱着工具。
JP9260290U 1990-09-03 1990-09-03 コンクリート壁形成用型枠保持部材の脱着工具 Expired - Lifetime JPH0648054Y2 (ja)

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