JPH0647967U - 視力障害者用歩行路標識シール - Google Patents

視力障害者用歩行路標識シール

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JPH0647967U
JPH0647967U JP8990192U JP8990192U JPH0647967U JP H0647967 U JPH0647967 U JP H0647967U JP 8990192 U JP8990192 U JP 8990192U JP 8990192 U JP8990192 U JP 8990192U JP H0647967 U JPH0647967 U JP H0647967U
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信義 森田
佳治 溝口
清 小野寺
克之 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高齢者及び弱視者等の視力障害者が階段のス
テップ、駅のプラットホーム、建物内の通路、歩道等の
歩行路を歩行する際の明確な標識になり、安心して歩行
することができるし、不慮の事故を防止できる。 【構成】 アルミニウム製のシート状基材1の下面には
貼着層が全面に設けてある。シート状基材1の上面には
黒色塗膜層が形成してある。シート状基材1の幅方向中
央に位置して黒色塗膜層の上に黄色塗料を塗着して形成
した短冊状の黄色標識部4と赤色塗料を塗着して形成し
た短冊状の赤色標識部5が同一直線上に位置して配設し
てある。黄色標識部4と赤色標識部5との間には黒色画
成部6が配設してある。また、黄色標識部4と赤色標識
部5の幅方向両側には黒色塗膜層によって短冊状の黒色
遮断部7、7が形成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、階段のステップ、駅のプラットホーム、建物内の通路、歩道等に貼 着して視力障害者の安全な歩行を確保するための視力障害者用歩行路標識シール に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、高齢或は、例えば白内障等の病気のために視力に障害を持つ人(以下視 力障害者という)が安全に歩行できるようにする手段としては、黄色の標識テー プを階段のステップ、通路等に貼着することにより、視力障害者が歩行路を視認 し易いようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の黄色標識テープには次のような問題点がある。第1点は 、高齢者にとっては赤色と比較して黄色の標識テープは見難いことである。第2 点は、黄色の標識テープを階段のステップの縁部に貼着して使用した場合、視力 障害者が上から見下ろした時に各ステップの標識テープが連続して平面状に見え てしまい、各ステップの縁部を明瞭に識別することができないことである。第3 に、黄色のみからなる単色の標識テープはステップや通路等の地色と大きな明度 差がないため、特に、白内障や弱視の障害者には見分け難く、しかも使用場所か らして汚れ易いために、早期に識別効果が失われてしまうことである。
【0004】 更に、第4として、従来の識別テープには幅、色彩等について統一された規格 がなく、設置場所毎に色彩等にばらつきがあるため、視力障害者に戸惑いや不安 を与えており、事故の防止に十分な効果を発揮していないことである。
【0005】 本考案は上述した従来技術の問題点に鑑み、高齢者は赤色を視認し易く、他方 弱視者は黄色を視認し易く、殊に白内障の人は黒色で周囲が隔絶された黄色を視 認し易いことに本考案者等が着目して鋭意研究した結果なされたもので、高齢者 及び弱視者の両者が歩行路を確実に視認でき、安全に歩行することができるよう にした視力障害者用歩行路標識シールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された本考案は、下面が貼着面になった長 方形のシート状基材の上面側のうち、幅方向中心の位置には短冊状の黄色標識部 と赤色標識部とを同一直線上に配設し、該黄色標識部と赤色標識部との間には黒 色画成部を配設し、かつ、前記黄色標識部と赤色標識部の幅方向両側は短冊状の 一対の黒色遮断部としたものからなる。
【0007】
【作用】
黄色標識部は弱視者に、赤色標識部は高齢者に歩行路を視認させることができ る。黒色画成部は黄色標識部と赤色標識部との間を遮断し、黄色と赤色が混合し て見えてしまうのを防止する。また、黒色遮断部は黄色標識部と赤色標識部を歩 行路の地色から遮断し、各標識部を明瞭にする。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述する。 図1乃至図3は第1の実施例を示す。図において、1は厚さが約0,1mmの アルミニウム製シート状基材を示す。該シート状基材1は4隅を円弧状の縁部1 A、1A、・・・に形成した長方形状をなしており、その全面には図では省略し てあるが滑り止めのための微小凹凸が形成してある。そして、シート状基材1の 下面1Bには貼着剤からなる貼着層2が全面に設けてある。
【0009】 他方、3はシート状基材1の上面1C全面に例えば塩化ビニル系等の塗料を塗 着して形成した黒色塗膜層を示す。4はシート状基材1の幅方向中心に位置して 前記黒色塗膜層3上に黄色塗料を塗着して形成した黄色標識部を示す。該黄色識 別部4はシート状基材1の横幅Aに対して約4分の1の横幅Bを有し、シート状 基材1の長手方向一端1Dからほぼ中間にかけて伸長する短冊状をなしている。
【0010】 5は黒色塗膜層3上に赤色塗料を塗着して形成した赤色標識部を示す。該赤色 標識部5は先端5Aが前記黄色標識部4の先端4Aとの間に間隙を存して黄色標 識部4と同一直線上に配設されており、黄色標識部4と同じ横幅Bを有し、シー ト状基材1の長手方向他端側1Eからほぼ中央にかけて伸長した短冊状をなして いる。
【0011】 6は上述の如く黒色塗膜層3の上に黄色標識部4と赤色標識部5を間隙を存し て直線状に配設することにより形成した黒色画成部を示す。7、7は黄色標識部 4及び赤色標識部5を形成することによって黒色塗膜層3上に配設した一対の黒 色遮断部を示し、該各黒色遮断部7は横幅が黄色標識部4及び赤色標識部5の横 幅Bに対して1,5倍の横幅Cを有する短冊状をなしている。
【0012】 8は前記黒色遮断部7、7、黄色標識部4及び赤色標識部5を一体に被覆する 透明保護層で、該透明保護層8は例えば光の反射を防止するつや消しラッカーを 塗布したものからなっている。
【0013】 本実施例の視力障害者用歩行路標識シールは上述の如く構成したが、ここで黄 色標識部4及び赤色標識部5の各役割について説明する。 まず、黄色標識部4に関する調査結果によると、赤、黄赤、黄、緑、白の各色 のうち黄色が弱視者にとって最も視認し易いことが明らかになった。 調査結果を下に示す。
【0014】 調査例1
【表1】 調査場所:A盲学校 被検者数:80名
【0015】 調査例2
【表2】 調査場所;B高等盲学校 被検者数:104名
【0016】 次に、赤色標識部5に関する調査結果によると、赤、黄赤、黄、緑、白の各色 のうち赤色が高齢者にとって最も視認し易いことが明らかになった。調査結果を 下に示す。
【0017】 調査例3
【表3】 調査場所:C老人施設 被検者数:29名
【0018】 調査例4
【表4】 調査場所:D老人施設 被検者数:92名
【0019】 調査例5
【表5】 調査場所:E老人施設 被検者数:57名
【0020】 叙上の如く、黄色標識部4は弱視者にとって最も視認し易く、また、赤色標識 部5は高齢者にとって最も視認し易いものであるが、更に、両標識部4、5の幅 方向両側に短冊状の黒色遮断部7、7を配設し、スッテプや通路等の歩行路の地 色から黄色標識部4及び赤色標識部5を隔絶したから、各標識部4、5を際立た せることができ、視力障害者は明確に歩行路の存在を視認することができる。
【0021】 また、黄色標識部4と赤色標識部5との間を黒色画成部5として両標識部4、 5を遮断することにより、視力障害者に黄色と赤色が混合した標識部の様に視認 される事態を防止している。
【0022】 更に、黄色及び赤色標識部4、5の横幅Bに対する黒色遮断部7の横幅Cは幾 多の実験の結果、最も好ましい1:1,5の比率に設定してあるが、この比率は 1:1〜1:1,5の範囲内に設定することが望ましい。この比率を越えて、例 えば黒色遮断部7の横幅Cを狭くすると歩行路の地色に対する遮断効果を発揮す ることができないし、広く設定すると各標識部4、5が黒色の影響を受けて明度 が下がり、視認し難くなる。
【0023】 次に、本実施例の標識シールの使用例として、図3に示すように階段のステッ プD、D、・・・に使用する場合は、手摺りEの設けてある壁面Fに沿って各ス テップDの縁部に黄色標識部4を壁面F側にして貼着する。これにより、階段を 降りようとする視力障害者は各スッテプDを明確に視認することができ、スッテ プを踏み外すといった事故を防止することができる。
【0024】 また、手摺りEの下方は人が通行しない場所であるから、標識シールの損傷を 避けることができる。また、歩行路のうち壁面F側は比較的暗いから、赤色より も明度の高い黄色標識部4を壁面F側に位置させるのが良い。
【0025】 なお、標識シールを通路や歩道等で使用する場合は、シート状基材1の長手方 向に沿って列設することは勿論である。
【0026】 次に、図4及び図5は第2の実施例を示す。図において、11は第1実施例と 同様に形成したアルミニウム製のシート状基材で、該シート状基材11の下面1 1Aには貼着層12が設けてある。
【0027】 13、14は約1mmの厚さを有するゴム或は合成樹脂製板体からなる黄色標 識部と赤色標識部をそれぞれ示し、該各標識部13、14は第1実施例の標識部 4、5と同様の横幅Bを有する短冊状に形成してある。
【0028】 他方、15は黒色画成部、16、16は一対の黒色遮断部を示す。該黒色画成 部15及び黒色遮断部16、16は前記標識部13、14と同じ材料によって平 面略H型の板体状に一体に形成してある。そして、黒色画成部15と黒色遮断部 16、16の形成体をシート状基材11の上面11Bに接着剤を用いて貼着し、 かつ、黒色画成部15を間にして黄色標識部13と赤色標識部14をシート状基 材11に貼着した上面を透明保護層17で被覆することにより、本実施例の標識 シートは構成してある。
【0029】 このように構成することにより、黄色及び赤色標識部13、14、黒色画成部 15、黒色遮断部16、16が摩耗によって退色したり、色崩れしたりすること がなく、耐久性のある標識シールができる。
【0030】 更に、図6及び図7は第3の実施例を示す。図において21はシート状基材で 、該シート状基材21の下面21Aには貼着層22が形成してある。23は黄色 標識部、24は赤色標識部を示し、該各標識部23、24はシート状基材21の 上面21Bに第1実施例と同様に幅方向中心に位置して配設してある。25は黄 色標識部23と赤色標識部24の間に黒色塗料を塗着して配設した黒色画成部を 示す。更に、26、26は黄色標識部23及び赤色標識部24の幅方向両側に位 置してシート状基材21の上面21Bに貼着した一対の短冊状の黒色遮断部を示 し、該各黒色遮断部26は例えば黒色ゴム粉末にガラス粉末を混合して加熱成型 したものからなり、表面には多数の滑り止め用突起26A、26A、・・・を形 成してある。
【0031】 本実施例によれば、一対の黒色遮断部26、26が滑り止め機能を有すると共 に、黄色及び赤色標識部23、24、黒色画成部25が摩耗するのを防止するこ とができる。
【0032】 なお、前述した各実施例において黄色標識部4、13、23及び赤色標識部5 、14、24のそれぞれを蛍光塗料を用いて形成しても良いものである。
【0033】
【考案の効果】
本考案は以上詳述した如くであって、短冊状の黄色標識部と赤色標識部を黒色 画成部を介して直線上に配設し、該各標識部の幅方向両側には短冊状の黒色遮断 部を配設したから、白内障等による弱視者及び高齢者は歩行路の地色の影響を受 けることなく黄色標識部又は赤色標識部を確実に視認することができる。従って 、視力障害者は安心して歩行することができるし、階段等で起き易い不測の事故 を防止できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図3は本考案の第1の実施例に係り、
図1は視力障害者用歩行路標識シールの外観斜視図であ
る。
【図2】図1中のII−II矢示方向拡大断面図であ
る。
【図3】歩行路標識シールの使用状態説明図である。
【図4】図4及び図5は第2の実施例に係り、図4は視
力障害者用歩行路標識シールの全体構成を示す分解斜視
図である。
【図5】歩行路標識シールの幅方向縦縦断面図である。
【図6】図6及び図7は第3の実施例に係り、図6は視
力障害者用歩行路標識シールの外観斜視図である。
【図7】図6中のVII−VII矢示方向拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1、11、21 シート状基材 2、12、22 貼着層 4、13、23 黄色標識部 5、14、24 赤色標識部 6、15、25 黒色画成部 7、16、26 黒色遮断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小野寺 清 岩見沢市上幌向北1条5丁目768番地124 (72)考案者 佐藤 克之 江別市野幌東町8番地の3

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面が貼着面になった長方形のシート状
    基材の上面側のうち、幅方向中心の位置には短冊状の黄
    色標識部と赤色標識部とを同一直線上に配設し、該黄色
    標識部と赤色標識部との間には黒色画成部を配設し、か
    つ、前記黄色標識部と赤色標識部の幅方向両側は短冊状
    の一対の黒色遮断部としてなる視力障害者用歩行路標識
    シール。
JP8990192U 1992-12-04 1992-12-04 視力障害者用歩行路標識シール Expired - Lifetime JPH073427Y2 (ja)

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