JP3070393U - 弱視者用識別標識 - Google Patents

弱視者用識別標識

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JP3070393U
JP3070393U JP2000000172U JP2000000172U JP3070393U JP 3070393 U JP3070393 U JP 3070393U JP 2000000172 U JP2000000172 U JP 2000000172U JP 2000000172 U JP2000000172 U JP 2000000172U JP 3070393 U JP3070393 U JP 3070393U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弱視者の歩行中の安全を確保するための弱視
者用識別標識の提供を目的とする。 【解決手段】 識別テープの表面に多数の突起を設け、
前記テープの裏面に接着剤層を設けた弱視者用識別標識
を、識別対象個所の先端から少し離した位置に長く接着
固定することを特徴とした弱視者用識別標識である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、建物又は道路、階段、その他段差等を有する通路に識別テープを 設けて、段差等を弱視者に、容易に認識させ、通行の安全を図ることを目的とし た弱視者用識別標識に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来一般標識として赤、青、黄等の色彩が識別し易いとして標識具、標識灯な どに採用されている。また床材への着色による色彩に変化を与えることが提案さ れている(実用新案登録第3009462号)。
【0003】
【考案により解決しようとする課題】
従来の標識は専ら健常者の識別用であって、弱視者に対し、識別力付与の手段 は講じられていなかった。特に床、階段、道路等通路にある小段差(例えば2c mから10cm)については、識別が困難であって、事故が生じやすい問題点が あった。前記実用新案は、単なる床材への着色であって、段差を示すものではな く、色彩も赤、黄に限らないとされている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
然るにこの考案は、識別対象個所の床、階段、道路等の通路にある段差の地色 の反対色など、識別容易な色彩の識別標識を設けることによって、識別度を高め て、前記従来の問題点を解決したのである。また、識別対象個所の先端(又は先 端及び両端)から20mm〜50mm離れた位置全長に設けることにより、識別標識 のみを頼りに判断しても踏み外し、側面への接触が回避でき歩行の安全性が確保 できるので、識別者の安全性をより一層高めたものである。
【0005】 即ち、この考案はテープの表面に多数の突起を設け、前記テープの裏面に接着 剤層を設けた弱視者用識別テープを、識別対象個所の先端から少し離した位置全 長に接着固定することを特徴とした弱視者用識別標識であり、テープの表面に多 数の突起を設け、前記テープの裏面に接着剤層を設けた弱視者用識別テープを、 識別対象個所の先端から少し離した位置に予め設けた溝内に長く、嵌挿固定する ことを特徴とした弱視者用識別標識である。また、他の考案は識別対象個所の位 置全長に接着固定できるテープであって、前記テープの表面に多数の突起を設け 、前記テープの裏面に接着剤層を設け、該接着剤層を被覆したセパレーターを設 け且つ前記テープの表面に識別対象個所の色彩との反対色など、識別容易な色彩 としたことを特徴とする弱視者用識別標識である。さらに、他の考案は、幅15 mm〜40mmのテープの表面に半球状又は円柱状の突起を多数配列し、前記テープ の裏面に接着剤層を設け、該接着剤層に被覆したセパレーターを設け、且つ前記 テープの表面に識別対象個所の色彩との反対色の弱視者用識別テープを、識別対 象個所の先端及び両端から20mm〜50mm離れた位置の全長に、接着固定したこ とを特徴とする弱視者用識別標識である。
【0006】
【考案の実施の形態】
この考案は、弱視者の歩行する場所で、段差のある個所を識別することを容易 にしたものであり、識別テープを識別対象個所例えば、段差のある床、通路、階 段の踏み段等の先端及び両側から少し離して接着固定し、または、これ等の先端 及び両側から少し離して予め設けた溝に接着剤を入れ、その上に識別テープを埋 め込んで使用する。また、使用場所は、段差のある床、階段、道路、通路等公共 施設の通路のみならず、家庭内及び事務所内で段差のある個所に使用しても良い 。識別テープ表面の色彩の反対色は、色彩に限定はなく、識別対象個所の色彩と 対照をなし、顕著に識別可能な色彩のものであれば採用できる。
【0007】 識別テープの材質は、対磨耗性を備えたもので、接着剤で接着できる性質のもの であれば合成樹脂に限定されない。接着剤は、耐水性があって接着力が長期持続 性を有するものであれば特に限定されない。
【0008】 識別テープの幅及び厚さは、識別対象個所の大きさに応じて適宜厚さ及び大き な幅のものを採用して良い。識別テープに設ける半球状又は円柱状の突起は、光 が乱反射して識別対象個所と識別でき、歩行の支障にならない程度の大きさのも のを出来るだけ密集して設けるのが良い。
【0009】 また、識別テープを識別対象個所の先端及び両端から少し離して設けるが、こ の考案では、離す距離を20mm〜50mmとしたが、識別対象個所に応じて、踏み 外し、側壁面への接触を回避できる場合は、この距離に限定されず、適宜の距離 を選定すれば良い。又壁又は柵などがあれば、両端は離さなくてもよい場合があ る。
【0010】
【実施例1】 この考案の実施例を図1〜図4に基づき説明する。この識別テープ1aを階段 5の踏み段8の先端及び両端から20mm〜50mm離した位置全長に接着固定する (図4)。識別テープ1aのセパレーター4を剥がして、接着剤層3を階段5の 踏み段8に接着固定すると、これにより、歩行者は識別標識を頼りに歩行しても 、階段側面壁へ接触したりしてバランスを失ったり、また踏み段8の踏み外しに よる危険を防止することが可能となり、弱視者の歩行の安全性を一層向上するこ とが出来る。また、識別テープ1aの表面に多数の突起があり、光を乱反射する ので、視線の高低に拘らずまた、何れの方向からも識別が可能である。また、識 別テープ表面の多数の突起は滑り止めの効果もある。
【0011】 合成樹脂のテープ1の表面に多数の円柱状の突起2又は半球状の突起2aを設 け、テープ1の裏面に接着剤層3を設けて識別テープ1aを作成した。
【0012】 識別テープ1aの材質は、合成樹脂としたが、接着剤層の糊付けが良く、滑り 難いものであれば、如何なる材質のものであっても差し支えない。識別テープ1 aの幅は、この実施例では、幅15mm〜40mmとしたが、認識対象個所の状況に 合わせて、適宜選定することができる。突起2、2aの大きさ及びその形状は、 円柱状の突起2及び半球状の突起2aとしたが、例えば、球体、球状、角柱、三 角柱その他の形状であっても、光が乱反射(又は正反射)して、色彩等と相俟っ て認識対象個所を識別可能とするものであれば、形状には限定が無い。識別テー プ1aの厚さは、耐磨耗性を考慮して適度な厚さとするが、接着固定後、表面に 大きな段差及び凹凸が生じて歩行の妨げとならない程度の厚さとする必要がある 。識別テープ1aの色は、認識対象個所の地色の反対色など識別容易な色彩であ れば、必ずしも反対色に限らない。また、濃淡の差が顕著な組み合わせの場合で あっても良い。接着剤層3の接着剤は、耐水性があって、持続性のある接着剤で あれば良く、特に限定されない。
【0013】
【実施例2】 図1から図3、図5に基づいて説明する。この実施例は、識別テープ1aを階段 5の踏み段8に先端及び両端から20mm〜50mm離して予め設けた溝7に接着剤 6を入れその上に識別テープ1aを嵌挿固定した構成である(図5)。この場合 、踏み段8の表面と溝7に嵌挿入した識別テープ1aの表面が面一となるように 取付ける。前記識別テープ1aの厚さと接着剤の施工量を調整して踏み段8が面 一となるように調整する。識別テープ1aの厚さは、溝7に嵌挿する場合は、あ る程度の厚さがあるのが望ましく、また、図1、2のように識別テープ1aに担 板1bを設けた構成としたものである。その他の構成及び使用方法及び効果は、 実施例1と同様なので、説明を省略する。
【0014】
【考案の効果】
この考案は、識別対象個所に識別テープを貼着し、又は予め設けた識別対象個 所の溝に、前記識別テープを嵌挿固定する極めて簡便な工法で、弱視者の歩行を 安全に確保できる効果がある。また、弱視者用識別テープの表面の突起が乱反射 (又は正反射)するので、視線の高低に関わらず又何れの方向からも識別可能な ので安全性が高い効果がある。さらに、識別テープ表面に多数の突起を設けてあ るので,滑り止めの効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に実施例に用いる円柱状の突起を有す
るテープの一部拡大斜視図。
【図2】同じく、半球状の突起を有するテープの一部拡
大斜視図。
【図3】(a)同じく、担板のないテープの一部拡大平
面図。 (b)同じく、テープの一部拡大断面図
【図4】この考案の実施例の一部断面拡大斜視図。
【図5】同じく、識別テープを埋め込んだ実施例の一部
断面拡大斜視図。
【符号の説明】
1 テープ 1a 識別テープ 1b 担板 2 円柱状の突起 2a 半球状の突起 3 接着剤層 4、セパレーター 5 階段 6 接着剤 7 溝 8 踏み段

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープの表面に多数の突起を設け、前記
    テープの裏面に接着剤層を設けた弱視者用識別テープ
    を、識別対象個所の先端から少し離した位置に長く接着
    固定することを特徴とした弱視者用識別標識。
  2. 【請求項2】 テープの表面に多数の突起を設け、前記
    テープの裏面に接着剤層を設けた弱視者用識別テープ
    を、識別対象個所の先端から少し離した位置に予め設け
    た溝内に長く、嵌挿固定することを特徴とした弱視者用
    識別標識。
  3. 【請求項3】 識別対象個所の位置全長に接着固定でき
    るテープであって、前記テープの表面に多数の突起を設
    け、前記テープの裏面に接着剤層を設け、該接着剤層を
    被覆したセパレーターを設け、且つ前記テープの表面に
    識別対象個所の色彩との反対色など、識別容易な色彩と
    したことを特徴とする弱視者用識別標識。
  4. 【請求項4】 幅15mm〜40mmのテープの表面に半球
    状又は円柱状の突起を多数配列し、前記テープの裏面に
    接着剤層を設け、該接着剤層に被覆したセパレーターを
    設け、且つ前記テープの表面に識別対象個所の色彩との
    反対色の弱視者用識別テープを、識別対象個所の先端及
    び両端から20mm〜50mm離れた位置の全長に、接着固
    定したことを特徴とする弱視者用識別標識。
JP2000000172U 2000-01-19 2000-01-19 弱視者用識別標識 Expired - Lifetime JP3070393U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11312268B2 (en) 2016-07-29 2022-04-26 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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