JP2979500B2 - 視覚障害者等のための誘導標識鋲 - Google Patents

視覚障害者等のための誘導標識鋲

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JP2979500B2
JP2979500B2 JP9020901A JP2090197A JP2979500B2 JP 2979500 B2 JP2979500 B2 JP 2979500B2 JP 9020901 A JP9020901 A JP 9020901A JP 2090197 A JP2090197 A JP 2090197A JP 2979500 B2 JP2979500 B2 JP 2979500B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外の歩道や公園
等の通路部分、あるいは屋内の通路床面に設置され、視
覚障害者や老人、子供等のために、進行方向や停止位置
等の案内機能を果す誘導標識鋲の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の誘導標識鋲は、設置面に線状あ
るいは点状等の形状の凹凸を形成し、これによって視覚
障害者等を安全に誘導するものであるが、一般に点字
鋲、点字ブロック(商標名)あるいは点字タイル(商標
名)等と称されている。そして、近年、人に優しい環境
作りと言う観点から、この種の誘導標識鋲が屋外、屋内
を問わず、歩行域全体にわたり広く設置されるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
誘導標識鋲は、設置場所が増加するに伴い、夜間照明の
ない所などでは、誘導標識鋲としての機能を発揮するよ
りも、むしろ歩行面上の異物として、老人等が足をとら
れる等の危険があり、この点の改善が望まれていた。
【0004】従って、本発明は上記の事情に鑑みなされ
たもので、その目的は誘導標識としての本来の機能を維
持しつつ、夜間照明のない設置場所においても歩行の安
全を確保できる誘導標識鋲を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、線状あるいは点状等の形状の鋲本体の上
面の中央部位に凹所を形成するとともに該凹所に蓄光物
を配設し、該本体の上面において、該凹所の周縁部から
該鋲本体の外周縁にかけて水はけ溝を形成した構成の誘
導標識鋲を提案するものである。
【0006】上記構成の誘導標識鋲は、太陽光や蛍光灯
などの光を吸収、蓄積して暗所でこれを徐々に放出、発
光する性質を有する蓄光物が、近年、スイッチ等の夜光
標示物や非常口等の蓄光標識板等に用いられている点に
着目して構成されたもので、この蓄光物を誘導標識鋲に
適用したものである。
【0007】この種の蓄光物は、蓄光標識板として用い
る場合には、該板の表面に蓄光顔料を塗布する等して形
成される。このような蓄光物を誘導標識鋲に適用するに
あたって問題となったことは、該誘導標識鋲の場合は、
通路上に設置されるため歩行者に踏まれることが多いこ
とである。すなわち、該蓄光物を単に鋲本体上面に塗布
する等により付与した場合には、剥離したり、摩耗した
りしてしまい、発光性能の持続が難しく耐久性が望めな
いことであった。又、鋲本体表面は砂や土で汚れ易く、
この点でも発光性能が十分に発揮されないことであっ
た。
【0008】本発明においては、上記問題の解決のため
に、蓄光物を鋲本体表面に単に塗布するのでなく、該鋲
本体上面の中央部位に凹所を形成して、ここに蓄光物を
配設し、かつ該凹所の周縁部から該鋲本体の外周縁にか
けて水はけ溝を形成したものである。この構成により、
蓄光物が鋲本体上面に埋設された態様をなすために、蓄
光物の剥離や摩耗が極力抑えられるとともに、周囲に水
はけ溝を設けたために、表面にたまった砂や土は雨水と
一緒に水はけ口を介して洗い流されて蓄光物表面の汚れ
が落ちるので、夜間における発光性能を長期にわたって
維持できるものである。
【0009】更に、本発明において、鋲本体上面の凹所
に配設した蓄光物の上面を、鋲本体の上面より低く設定
する構成とすれば、該誘導標識鋲が歩行者により直接踏
まれた場合にも、該蓄光物の上面に触れることが少な
く、傷もつきにくくなり、耐久性の一層の向上が図られ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る誘導標識鋲の実施形態を説明する。図1ないし図3は
第1の実施形態をなす線状の誘導標識鋲1を示し、該誘
導標識鋲1は細長状ないし棒状の、いわゆる線状の鋲本
体2を有し、その上面の中央部位2aが平坦状で、上面
の外周縁2bがテーパ状をなし、下面側には、設置用の
ボルト3が取付けられている。図2に示すように、屋外
又は屋内の通路の設置面4に該誘導標識鋲1が設置され
る。この設置に当って設置面4に形成した取付穴5にボ
ルト3を挿入し、該穴5内にコンクリート等を充填して
固定する。
【0011】該鋲本体2の上面の中央部位2aに、その
鋲本体の長手方向に沿って、細長状の凹所6が形成され
るとともに、この凹所6内に蓄光物7が配設される。そ
して、この凹所6の周縁部6aから鋲本体2の上面の外
周縁2bにかけて該上面に細幅の水はけ溝8が複数条形
成される。この実施形態においては、図1で示すように
凹所6の長手方向に沿って3ヵ所の位置で左右一対ずつ
計6条の水はけ溝8が設けられている。この水はけ溝8
を介して、蓄光物7の表面にたまった砂や土は雨水と一
緒に洗い流されるので、蓄光物7の表面の汚れが落とさ
れる。
【0012】蓄光物7は、蓄光顔料を、出来るだけ硬質
の可逆性のない合成樹脂に混入成型した板状のものが用
いられ、この板状のものを凹所6内に接着剤などにより
固着して配設する。この合成樹脂としては、アクリル樹
脂又はポリカーボネート樹脂が望ましい。蓄光顔料は、
太陽光や蛍光灯などの光を吸収、蓄積して暗所でこれを
徐々に放出、発光する性質をもった顔料で、吸収−蓄積
−発光は繰り返して行われるもので、その主成分は燐光
性硫化亜鉛(ZnS:Cu)などである。
【0013】従って、この蓄光物8が夜間において発光
するために、照明設備のない路面上等に該誘導標識鋲が
設置されていても、これをすぐに視認できるので、走行
中にこれに足をとられるなどの危険を防止することがで
きる。
【0014】又、蓄光物7の上面7aは、鋲本体2の上
面、すなわち中央部位2aの表面よりも低く設定される
のが望ましい。これによって、鋲本体2が歩行者によっ
て踏まれても蓄光物7の表面に直接接触することを極力
少なくでき、表面の摩耗や傷の発生を抑制して長期の使
用を一層可能とするものである。
【0015】具体的寸法として、該鋲本体2の長さ:2
80mm、幅:32mmの場合、凹所6の幅は5〜15
mmの範囲に設定される。該凹所6の深さは、蓄光物7
の上面7aが鋲本体2の上面、すなわち中央部位2aの
表面よりも約0.5〜1.5mm低くなる程度に設定さ
れるのが望ましい。
【0016】図4ないし図6は本発明に係る誘導標識鋲
の第2ないし第4の実施形態を示すもので、上述した第
1の実施形態と対応する部分には同一の参照番号を付し
て以下説明する。
【0017】図4に示す第2の実施形態の誘導標識鋲1
は、第1の実施形態と同様に線状の鋲本体2を有するも
のであるが、この実施形態では、該鋲本体2の中央部位
2aに互いに離間した状態で2ヵ所に細長状の凹所6を
長手方向に沿って形成し、ここに蓄光物7をそれぞれ配
設した構成である。そして、水はけ溝8は各凹所6の周
縁部より鋲本体2の外周縁2bにかけて図示のように設
けられる。この水はけ溝8の態様は第1の実施形態と同
様である。
【0018】図5に示す第3の実施形態の誘導標識鋲1
も、上記第1及び第2の実施形態と同様に線状の鋲本体
2を有するものであるが、この鋲本体2の中央部位2a
には、その長手方向に沿って互いに離間した状態で複数
個の円形状の凹所6が形成され、それぞれの凹所6に蓄
光物7が配設された構成である。そして、水はけ溝8は
図示のように各凹所6の周縁部から鋲本体2の該周縁2
bにかけて形成されて、各凹所6について各一対ずつ設
けられている。
【0019】上記のように線状の鋲本体2上に配設する
蓄光物7の態様は種々考えられるものであり、本発明は
上記の実施形態に限定されるものではない。
【0020】又、図6に示す第4の実施形態の誘導標識
鋲1は、鋲本体2が円形状をなす、いわゆる点状のもの
で、これに蓄光物7を配設した構成を示すものである。
【0021】第4の実施形態において、蓄光物7は円形
状の鋲本体2の上面の中央部位2aに同心状に形成され
た凹所6に配設される。そして、水はけ溝8はこの凹所
6の周縁部6aから鋲本体2の該周縁2bにかけて直径
方向に沿って一対形成される。設置用のボルト3は鋲本
体2の下面側に中心軸方向に沿って設けられている。
【0022】以上、説明した第2ないし第4の実施形態
においても、第1の実施形態と同様、蓄光物7の上面を
鋲本体の上面をなす中央部位2aの表面よりも若干低く
する構成が望ましい。その他、本発明は上述の各実施形
態の構成に限定されず、種々の変形例をも含み得るもの
である。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る誘導標識鋲
によれば、鋲本体の上面に凹所を形成して、ここに蓄光
物を配設し、かつ、該凹所の周縁部から鋲本体の外周縁
にかけて水はけ溝を形成したので、昼間時などにおい
て、蓄光物に吸収、蓄積された太陽光等の光が夜間にお
いて発光して該誘導標識鋲の設置位置を視認可能とした
ので、老人等が歩行中にこれに足をとられるなどの危険
を未然に防止でき、しかも、蓄光物表面にたまった砂や
土は雨水と一緒に水はけ溝を介して洗い流されるため、
長期にわたって蓄光物の発光性能を維持でき、耐久性に
富む、安全な誘導標識鋲を提供できるものである。
【0024】又、この誘導標識鋲を、安全地帯と危険地
帯を二分するような岸壁、プラットホーム、踏切等の境
界域に設置すれば、万一の事故で、この境界域の夜間照
明が使用不可能になった場合に、夜間照明の補助をなす
ものであり、通路上の安全確保に一層寄与するものであ
る等、種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る誘導標識鋲の第1の実施形態の平
面図である。
【図2】図2は通路等の設置面に設置した状態で示す図
1の正面図である。
【図3】図1のA−A線に沿う拡大横断面図である。
【図4】本発明に係る誘導標識鋲の第2の実施形態の平
面図である。
【図5】本発明に係る誘導標識鋲の第3の実施形態の平
面図である。
【図6】本発明に係る誘導標識鋲の第4の実施形態を示
すもので、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 誘導標識鋲 2 鋲本体 2a 中央部位 2b 外周縁 6 凹所 7 蓄光物 8 水はけ溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01F 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋外又は屋内の通路上に設置される視覚障
    害者等のための誘導標識鋲であって、線状あるいは点状
    等の形状の鋲本体の上面の中央部位に凹所を形成すると
    ともに該凹所に蓄光物を配設し、該本体の上面におい
    て、該凹所の周縁部から該鋲本体の外周縁にかけて水は
    け溝を形成したことを特徴とする誘導標識鋲。
  2. 【請求項2】前記凹所に配設された蓄光物の上面は鋲本
    体の上面より低く設定されてなる請求項1に記載の誘導
    標識鋲。
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JP4658850B2 (ja) * 2006-04-05 2011-03-23 大建工業株式会社 発光部材およびこれを用いた建築用内装部材
JP5463535B2 (ja) * 2011-11-22 2014-04-09 草竹コンクリート工業株式会社 視覚障害者用床材

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