JPH064788A - プラント運転制御盤 - Google Patents

プラント運転制御盤

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Publication number
JPH064788A
JPH064788A JP4159126A JP15912692A JPH064788A JP H064788 A JPH064788 A JP H064788A JP 4159126 A JP4159126 A JP 4159126A JP 15912692 A JP15912692 A JP 15912692A JP H064788 A JPH064788 A JP H064788A
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JP
Japan
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information
display
display device
plant
operation control
Prior art date
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Application number
JP4159126A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Seki
洋 関
Koji Oga
幸治 大賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】タッチパネルがそれぞれ付属している複数の表
示装置100−a〜100−g、情報選択装置200を
用いて、プラント500の状態に応じて、表示する情報
を選択し、どの表示装置に表示するか、及び次の情報を
更新するのに最少何秒かけるかを決定する。また、入力
処理装置300と制御装置400を用いて、操作者の要
求に応じて、プラント500の情報表示や制御も行う。 【効果】情報の表示を操作者にとって見やすいものとす
ることができ、操作者のプラント状態についての理解度
を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラントの運転制御盤
に係わり、特に、複数台の表示装置を有する運転制御盤
における画面の表示方法、及びプラントの運転制御命
令,情報表示命令の入力手段に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラントの運転操作に使用する制
御盤の小型化に伴い、CRTを利用した制御命令の入力
方法が一般に用いられるようになった。このような制御
盤では複数台のCRTを利用した情報表示方式や、タッ
チパネルを利用した運転命令、及び情報の表示命令の入
力方式が用いられるようになってきている。
【0003】複数台の情報提示機器を有するプラント運
転制御盤では、例えば、特開平2−130700号公報(プラ
ントの運転制御盤)に論じられているものがある。この
プラント運転制御盤では、プラント状態の同定結果と、
同定結果に対応する提示情報の種別を記憶したデータテ
ーブルに基づいて、情報提示機器を決定している。この
ようなプラント運転制御盤では、表示されている情報の
更新についての考慮がなされていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】複数の表示情報を一つ
の表示装置に与えた場合、早い頻度で情報を自動的に更
新して表示すると、操作者にとって視認性が悪い、プラ
ントで起きている状況の理解が困難になるなどの問題点
が生じる。
【0005】また、複数の表示装置に対して、それぞれ
早い頻度で情報を自動的に更新して表示することは、さ
らに操作者にとって視認性が悪くなり、プラントで起き
ている状況の理解が困難になってくる。
【0006】本発明の目的は、個々の表示装置に表示す
る情報の最短の更新時間を指定することにより、操作者
が見やすく、理解し易い表示装置を有するプラント運転
制御盤を提供することにある。
【0007】更に本発明の目的は、最短更新時間の関係
で、表示装置に次の情報を表示できなかった場合、複数
ある表示装置の中で、自動的に、現在表示可能な、ある
いは最も短い更新時間で表示することのできる表示装置
を選択し、その表示装置に情報を出力することにより、
操作者に迅速にプラントの状態を告知するプラント運転
制御盤を提供することにある。
【0008】更に本発明の目的は、共通に告知する表示
装置を有することにより、複数の操作者により操作及び
監視が可能なプラント運転制御盤を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のプラント運転制
御盤は、プラントの状態を周期的に監視して、変化があ
れば情報を自動的に選択する手段とし、各表示装置の情
報更新の最短更新時間を変える手段より成る(請求項
1)。
【0010】更に本発明のプラント運転制御盤は、操作
者の情報表示命令が入力されると、その命令を優先して
受け入れ、対応する情報を表示する手段より成る(請求
項2)。
【0011】更に、本発明のプラント運転制御盤は、操
作者の入力命令を解析して情報表示命令とプラント運転
制御命令を出力する入力処理手段と、プラント運転制御
命令を受信してプラントを制御する手段より成る(請求
項3)。
【0012】更に本発明のプラント運転制御盤は、タッ
チ入力装置を有する表示装置において、操作者の入力の
あった表示装置を中心に動的に情報の最短更新時間を変
える手段より成る(請求項4)。
【0013】更に本発明のプラント運転制御盤は、操作
者の要求により、情報の自動更新を行わない固定モード
の情報表示手段よりなる(請求項5)。
【0014】更に本発明のプラント運転制御盤は、表示
すべき情報が割り当てていた表示装置に表示できない場
合、次に表示の更新が可能な表示装置、あるいは次に最
も短い待ち時間で表示の更新が可能な表示装置の表示待
ち行列に、表示すべき情報を出力する手段よりなる(請
求項6)。
【0015】更に本発明のプラント運転制御盤は、それ
ぞれの表示情報に重要度を付加し、その重要度の値の大
きなものから順に表示情報を出力する手段よりなる(請
求項7)。
【0016】更に本発明のプラント運転制御盤は、更新
前の情報を再表示する手段よりなる(請求項8)。
【0017】更に本発明のプラント運転制御盤は、複数
人の操作者の境界となる表示装置に各操作者に共通に告
知したい情報を表示する手段よりなる(請求項9)。
【0018】
【作用】本発明によれば、複数台の表示装置を有するプ
ラント運転制御盤において、自動的に情報を更新、各表
示装置の情報の更新の最短時間を変えることにより、情
報の表示を操作者にとって見やすいものにし、操作者の
プラント状態に対する理解度の向上を図れる(請求項
1)。
【0019】更に本発明によれば、操作者からの情報表
示命令が入力されれば、すぐに求められた情報を表示す
ることで、操作者の知りたい情報を出力することを図れ
る(請求項2)。
【0020】更に本発明によれば、操作者の入力命令を
解析して情報を表示する命令とプラントの運転制御命令
を出力する入力処理装置と、請求項1及び請求項2に記
載の情報選択装置と、プラント運転制御命令を受信して
プラントを制御する制御装置を有することにより、プラ
ント状態の監視及び制御の一つのプラント運転制御盤で
の実施を図れる(請求項3)。
【0021】更に本発明によれば、タッチ入力装置を有
する表示装置において、操作者の入力のあった表示装置
を中心に動的に情報の最短更新時間を変えることによ
り、複数台の表示装置を有するプラント運転制御盤で
も、操作者にとって、見やすいものとし、理解度の向上
を図れる(請求項4)。
【0022】更に本発明によれば、操作者の要求によ
り、情報の自動更新を行わない固定モードの表示装置を
指定することにより、操作者が注視しなければならない
表示装置を限定し、固定モードの表示装置については、
操作者が要求しない限り表示情報を変更しないので操作
者の記憶に対する負担の軽減を図れる(請求項5)。
【0023】更に本発明によれば、表示すべき情報が割
り当てていた表示装置に表示できない場合、次に表示の
更新が可能な表示装置、あるいは次に最も短い待ち時間
で表示の更新が可能な表示装置の表示待ち行列に、表示
すべき情報を出力することにより、操作者に迅速にプラ
ントの状態の告知を図れる(請求項6)。
【0024】更に本発明によれば、それぞれの表示情報
に重要度を付加し、その重要度の値の大きなものから順
に表示情報を出力することにより、操作者に重要なプラ
ント状態の迅速な告知を図れる(請求項7)。
【0025】更に本発明によれば、更新前の情報を再表
示することにより、操作者に対する記憶の負担の軽減を
することができる(請求項8)。
【0026】更に本発明によれば、境界となる表示装置
に各操作者に共通に告知したい情報を表示することによ
り、複数人の操作者による操作及び監視が図れ、また、
プラントの状態の複数人での共通に把握をすることがで
きる(請求項9)。
【0027】
【実施例】図1は本発明のプラント運転制御盤の実施例
図である。
【0028】図1の構成要素は以下より成る。すなわ
ち、表示装置100は選択された情報を表示する装置で
ある。
【0029】表示装置100−a〜100−gは表示装
置100を構成するCRTとタッチパネルなどから成る
個々の表示装置である。
【0030】情報選択装置200は表示装置100に表
示する情報を選択し、表示装置100−a〜100−g
の、どの表示装置に表示するか、及び情報を更新するか
どうかを決定する装置である。
【0031】入力処理装置300は表示装置100−a
〜100−gに付属するタッチパネルからの操作者によ
る入力を受信し、入力命令を解析して、出力する装置で
ある。
【0032】制御装置400は入力処理装置300から
の制御命令を受信し、プラントの制御を行う装置であ
る。
【0033】プラント500は制御の対象となるプラン
トである。
【0034】図2は図1の実施例のプラント運転制御盤
の全体の動作を説明するフローチャートである。本装置
は周期的に起動する部分(1000)と操作者の要求な
どのイベントがあったときに起動される部分(101
0)とに分けられる。周期起動処理1000は情報選択
装置200の中での動作を説明したもので、イベント起
動処理1010は入力処理装置300,制御装置40
0,情報選択装置200を組み合わせた動作を説明した
ものである。
【0035】周期起動処理1000では、まず、プラン
ト状態に応じて表示装置100に出力すべき情報と、ど
の表示装置に出力すべきかを決定する(1000−
a)。
【0036】そして、あらかじめ定めた処理に従って画
面の更新を行う(1000−b)。イベント起動処理1
010では、表示装置100に付属するタッチパネルな
どから操作者による命令の入力があれば入力処理装置3
00へ、その命令を受け入れる(1010−a)。
【0037】次に、入力処理装置300は操作者の命令
を解析し(1010−b)、制御命令であれば(101
0−c,Yes)、制御装置400を用いてプラント5
00の制御を行う(1010−e)。情報の表示命令であ
れば(1010−d,Yes)、情報選択装置200に
て表示すべき情報を選択し、その情報を表示装置100
に出力する(1010−f)。もし、制御命令でも、情
報の表示命令でもなかったら(1010−d,No)、
エラー処理を行う(1010−g)。
【0038】図3は図1の実施例の情報選択装置200
における情報の自動更新方法を示すフローチャートであ
る。
【0039】まず、情報選択装置200はプラント50
0からデータの収集とプラント状態の判定を行う(20
00−a)。
【0040】もし、何の変化もなければ後述する200
0−eの処理に移る(2000−b,No)。
【0041】プラント状態の判定の結果、変化があれば
(2000−b,Yes)、情報選択装置200はあら
かじめ定めておいたプラント状態と表示情報及び表示装
置番号との関係表から出力すべき情報と表示装置を決定
する。ここで決定した表示装置の番号をiとする(20
00−c)。
【0042】2000−cで選択した表示装置iにすで
に情報が表示されている場合に、選択した情報を、表示
待ち行列に格納する(2000−d)。
【0043】表示装置iの情報の最短更新時間ΔTi
と、現在の時刻Ti,nowから前回、情報を表示装置
iに表示した時刻Ti,outを差し引いた時間とを比
較して(2000−e)、ΔTiの方が大きければ、情
報の更新は行わない。もし、ΔTiの方が小さければ情
報の更新の処理に移る(2000−f,Yes)。ΔT
iの方が大きければ、情報の更新は行わない(2000
−f,No)。
【0044】情報の更新の処理では、まず、表示待ち行
列の一番上の情報を表示装置iに出力する(2000−
g)。
【0045】次に、表示装置iにおける情報の更新時刻
Ti,outを情報選択装置200に記憶する(200
0−h)。
【0046】情報選択装置200は、以上の2000−
aから2000−hまでの処理を周期的に、表示装置の
台数分だけ繰り返す。
【0047】図4は情報選択の際に使用する表示装置の
番号と関連プラントデータ及び表示情報の一つである画
面データとの関係を示す表である。p1からp5の記号
で示すのはあるプラント状態を表す条件である。この条
件には、プラントのある機器の動作状態を表す論理信号
の値の組み合わせからなる条件や、流量や圧力といった
プロセス量と、ある値との大小関係を判定する条件があ
る。図3より、例えば、p1という条件とp4という条
件が共に成り立てば、1番の表示装置にA1という名称
で表される画面データを表示させることになる。図3の
2000−cの処理では、図4の表を利用している。
【0048】図5は最短情報更新時間と表示装置の番号
との関係を示す表である。この表から、表示装置の番号
が1番のときは、この装置に表示する情報は少なくとも
30秒間表示することになる。図3の2000−eの処
理では、図5の表を利用している。
【0049】図6は図1の実施例の情報選択装置200
における、操作者の要求による情報の更新方法を説明す
るフローチャートである。
【0050】まず、情報選択装置200は入力処理装置
300により解析された結果得られた情報表示命令を受
信する(2010−a)。
【0051】次に、操作者が表示装置100に付属する
何番目のタッチパネルより入力したかを受信する(20
10−b)。
【0052】以上の情報表示命令,表示装置の番号から
出力情報及び出力する表示装置の番号を決定する(20
10−c)。
【0053】決定した表示装置をi番目の表示装置とす
ると、情報選択装置200は表示装置iに選択した情報
を出力する(2010−d)。
【0054】次に、図7は図1の実施例の入力処理装置
300の動作を説明するフローチャートである。
【0055】まず、入力処理装置100は表示装置10
0−a〜100−gに付属するタッチパネルなどの入力
装置を用いた、操作者からの入力命令を受信する(30
00−a)。
【0056】入力された命令を解析し(3000−b)、
それが制御命令であれば(3000−c,Yes)、制
御命令をプラントの制御装置400に送信する(300
0−e)。
【0057】もし、制御命令ではなく(3000−c,
No)、情報表示命令であれば(3000−d,Ye
s)、情報選択装置200に情報表示命令を送信する
(3000−f)。
【0058】情報表示命令あるいは制御命令を送信した
後は、操作した表示装置の番号を情報選択装置200に
送信する(3000−h)。
【0059】もし、操作者からの命令が制御命令にも情
報表示命令にも該当しなければ、エラー処理を行って
(3000−g)、入力処理装置300における処理を
終了する。
【0060】図8は図1のプラント運転制御盤を構成す
る制御装置400の動作を説明するフローチャートであ
る。
【0061】まず、プラント500の制御命令を入力処
理装置300より受信する(4000−a)。
【0062】受信した制御命令に従って、制御機器ある
いは制御論理を決定する(4000−b)。
【0063】最後に、制御命令をプラント500に送信
して(4000−c)、制御装置400における処理を
終了する。
【0064】以上の図1〜図8で述べた本実施例によれ
ば、以下のような効果がある。
【0065】(イ)本実施例によれば、複数台のCRT
等からなる表示装置を有するプラント運転制御盤におい
て、自動的に情報を更新、各表示装置の情報の更新の最
短時間を変えることにより、情報の表示を操作者にとっ
て見やすいものとすることができ、操作者のプラント状
態についての理解度を向上させることができる。
【0066】(ロ)本実施例によれば、周期的なプラン
トの状態の監視と、操作者の命令の入力に基づいて表示
すべき情報と表示装置を決定しているので、プラントの
状態に変化があったときと操作者の命令の入力があった
ときのいずれにも対応して情報を出力することができ
る。
【0067】図9は第1の実施例を変形させた場合のプ
ラント運転制御盤の構成を示すブロック図である。第1
の実施例からの変更部分は、情報選択装置が読み書きを
自由にできる表示装置番号−最短情報更新時間の表60
0を付け加えたことである。情報選択装置200は入力
処理装置100から送信される操作のあったタッチパネ
ルなどを有する表示装置の番号を受信する。そして、表
600の中の最短情報更新時間の数値を書き換えること
によって、入力のあった表示装置の最短情報更新時間を
短いものとし、その表示装置から位置的に離れている表
示装置の最短情報更新時間を長くする。また、操作者か
ら固定表示の要求があった表示装置については、表60
0の中の最短情報更新時間の項目を「固定」とする。
【0068】図9の実施例のプラント運転制御盤のう
ち、情報選択装置200の操作者の要求による情報の更
新の動作を図10のフローチャートを用いて説明する。
尚、本実施例のプラント運転制御盤を構成するその他の
装置の動作は図1の実施例に示したものと同一である。
【0069】まず、情報選択装置200は入力処理装置
300により解析された結果得られた情報表示命令を受
信する(2010−a)。
【0070】次に、操作者が表示装置100に付属する
何番目のタッチパネルより入力したかを受信する(20
10−b)。
【0071】次に、タッチした表示装置の位置と操作者
の要求に応じて、表示装置番号−最短情報更新時間の表
600の最短情報更新時間の値を変更する。具体的に
は、入力のあった表示装置の最短情報更新時間を短いも
のとし、その表示装置から位置的に離れている表示装置
の最短情報更新時間を長くする。また、操作者から固定
表示の要求があった表示装置については、表600の中
の最短情報更新時間の項目を「固定」とする(2020
−a)。
【0072】以上の情報表示命令,タッチパネルの番号
から出力情報及び出力する表示装置の番号を決定する
(2010−c)。
【0073】決定した表示装置をi番目の表示装置とす
ると、表示装置iに選択した情報を出力する(2010
−d)。
【0074】以上の図9,図10で述べた本実施例によ
れば、以下のような効果がある。
【0075】(イ)本実施例によれば、操作者が入力し
たタッチパネルを有する表示装置の番号を情報選択装置
に取り込むことにより、入力があった表示装置における
表示情報の更新の最短時間を短くし、その外側の表示装
置における表示情報の更新の最短時間を長くすること
で、操作者の表示装置に対する注視の負担を軽減するこ
とができる。
【0076】(ロ)本発明によれば、操作者の要求によ
り、情報の自動更新を行わない固定モードの表示装置を
指定することにより、操作者が注視しなければならない
表示装置を限定し、その表示装置については操作者が要
求しない限り表示情報を変更しないので操作者の記憶に
対する負担を軽減することができる。
【0077】図11は図1あるいは図9のプラント運転
制御盤の情報選択装置200において、情報が目的とす
る表示装置にすぐに出力できない場合に、他の表示装置
にその情報を出力する処理を説明するフローチャートで
ある。
【0078】まず、プラント状態の判定の結果、変化が
あれば、情報選択装置200はあらかじめ定めておいた
プラント状態と表示情報及び表示装置番号との関係表
(図4)から出力すべき情報と表示装置を決定する。ここ
で決定した表示装置の番号をmとする(2030−
a)。
【0079】表示装置mの情報の最短更新時間ΔT
m と、現在の時刻Tm,now から前回、情報を表示装置m
に表示した時刻Tm,outを差し引いた時間とを比較し
て、ΔTmの方が小さければ(2030−b,No)、
表示装置mに情報の表示を行う(2030−d)。もし、Δ
m の方が大きければ(2030−b,Yes)、20
30−c以降の処理を行う。
【0080】もし、表示装置の中で表示待ちのない表示
装置があれば(2030−c,Yes)、その表示装置に情
報を表示する(2030−d)。
【0081】もし、表示装置の中に表示待ちのない表示
装置が無ければ(2030−c,No)、以下の式の計
算値が一番小さい表示装置の待ち行列の最後に表示した
い情報を加える(2030−e)。
【0082】
【数1】
【0083】
【数2】
【0084】
【数3】
【0085】
【数4】
【0086】
【数5】
【0087】図11で述べた本実施例によれば、以下の
ような効果がある。
【0088】(イ)決められた情報を決められた表示装
置に出力するのではなく、表示すべき情報が割り当てて
いた表示装置に表示できない場合、次に表示の更新が可
能な表示装置、あるいは次に最も短い待ち時間で表示の
更新が可能な表示装置の表示待ち行列に、表示すべき情
報を出力することにより、操作者に迅速にプラントの状
態を告知することができる。
【0089】次に、図12は図4の表の画面データに重
要度の値を付加した表である。すなわち、情報選択の際
に使用する表示装置の番号と関連プラントデータ及び表
示情報の一つである画面データと、画面データの重要度
の値の関係を示す表である。図12より、例えば、p1
という条件とp4という条件が共に成り立てば、1番の
表示装置にA1という名称で表される画面データに重要
度5を与えて表示あるいは表示待ち行列に出力すること
になる。
【0090】図13は情報選択装置200において、図
12のような重要度を付加した情報(画面データ)の出
力方法を説明するフローチャートである。
【0091】ある情報表示装置と情報を情報選択装置2
00において選択したとして、変数kに表示中の情報の
重要度を代入する。また、変数nに選択した情報の重要
度を代入する(2040−a)。
【0092】変数nの値が変数kの値以上であれば(2
040−b,Yes)、選択した情報を表示装置に表示
する。すなわち、表示の更新を行う(2040−c)。
【0093】変数kの値よりも変数nの値が小さければ
(2040−b,No)、表示待ち行列の中で選択した
情報の重要度nより小さい重要度の情報を探索し(20
40−d)、探索して得られた情報の後に重要度nの情
報を格納する(2040−e)。
【0094】以上の図12,図13で述べた本実施例に
よれば、以下のような効果がある。 (イ)重要度の値を出力すべき情報に付加して、その重
要度の値の大きなものから順に表示情報を出力すること
により、操作者に重要なプラント状態の迅速な告知をす
ることができる。
【0095】次に、図14は図1の実施例に加えて、前
画面を表示することのできるプラント運転制御盤の構成
を示すブロック図である。図1の実施例と違う点は、前
画面データを記憶するための履歴バッファ700が付加
された点である。それぞれの表示装置100−aから1
00−gまでについて、履歴バッファ700−a,70
0−bなどが対応する前画面を格納している。このよう
な、履歴バッファ700を情報選択装置200が利用す
ることにより、各表示装置100−aから100−gに
対して、操作者から、前画面表示要求があれば、すでに
更新済みの前画面、あるいは前々画面などを表示装置に
最表示する。なお、この履歴バッファ700は図9のプ
ラント運転制御盤とも組み合わせることができる。
【0096】以上、図14で述べた本実施例によれば、
以下のような効果がある。
【0097】(イ)更新前の情報を再表示することによ
り、操作者に対する記憶の負担を軽減することができ
る。
【0098】次に、図15は図1の実施例に加えて、複
数人で監視及び操作をするプラント運転制御盤のブロッ
ク図を示す。図1と異なる点は、プラントの操作者90
0−aと900−bの境界にある表示装置を共通情報表
示装置800とした点である。なお、このプラント運転
制御盤は図9から図14まで述べた各種方式とも組み合
わせられる。
【0099】以上の図14で述べた本実施例によれば、
以下のような効果がある。
【0100】(イ)境界となる表示装置に各操作者に共
通に告知したい情報を表示することにより、複数人の操
作者による操作及び監視ができ、また、プラントの状態
を複数人で共通に把握させることができる。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、複数台のCRT等から
なる表示装置を有するプラント運転制御盤において、自
動的に情報を更新、各表示装置の情報の更新の最短時間
を変えることにより、情報の表示を操作者にとって見や
すいものとすることができ、操作者のプラント状態につ
いての理解度を向上させることができる(請求項1)。
更に本発明によれば、操作者からの情報表示命令が入力
されれば、すぐに求められた情報を表示することで、操
作者の知りたい情報を出力することができ(請求項
2)、更に、操作者の入力命令を解析して情報を表示す
る命令とプラントの運転制御命令を出力する入力処理装
置と、請求項1及び請求項2記載の情報選択装置と、プ
ラント運転制御命令を受信してプラントを制御する制御
装置を有することにより、プラント状態の監視及び制御
の一つのプラント運転制御盤で実施することができる
(請求項3)。
【0102】更に、本発明によれば、操作者が入力した
タッチパネルを有する表示装置の番号を情報選択装置に
取り込むことにより、入力があった表示装置における表
示情報の更新の最短時間を短くし、その外側の表示装置
における表示情報の更新の最短時間を長くすることで、
操作者の表示装置に対する注視の負担を軽減することが
できる(請求項4)。
【0103】更に本発明によれば、操作者の要求によ
り、情報の自動更新を行わない固定モードの表示装置を
指定することにより、操作者が注視しなければならない
表示装置を限定し、その表示装置については操作者が要
求しない限り表示情報を変更しないので操作者の記憶に
対する負担を軽減することができる(請求項5)。
【0104】更に、本発明によれば、表示すべき情報が
割り当てていた表示装置に表示できない場合、次に表示
の更新が可能な表示装置、あるいは次に最も短い待ち時
間で表示の更新が可能な表示装置の表示待ち行列に、表
示すべき情報を出力することにより、操作者に迅速にプ
ラントの状態の告知をすることができる(請求項6)。
【0105】更に本発明によれば、それぞれの表示情報
に重要度を付加し、その重要度の値の大きなものから順
に表示情報を出力することにより、操作者に重要なプラ
ント状態の迅速な告知をすることができる(請求項
7)。
【0106】更に本発明によれば、更新前の情報を再表
示することにより、操作者に対する記憶の負担を軽減す
ることができる(請求項8)。
【0107】更に本発明によれば、境界となる表示装置
に各操作者に共通に告知したい情報を表示することによ
り、複数人の操作者による操作及び監視ができ、また、
プラントの状態を複数人で共通に把握させることができ
る(請求項9)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラント運転制御盤の全体構成のブロ
ック図。
【図2】図1のプラント運転制御盤の全体の動作を説明
するフローチャート。
【図3】図1のプラント運転制御盤の情報選択装置にお
ける情報の自動更新方法を説明するフローチャート。
【図4】図1のプラント運転制御盤の情報選択装置にお
いて情報選択の際に使用する表示装置の番号と関連プラ
ントデータに基づいた選択条件及び画面データの関係を
示す説明図。
【図5】図1のプラント運転制御盤の情報選択装置にお
いて情報の出力の際に使用する最短情報更新時間と表示
装置の番号との関係を示す説明図。
【図6】図1のプラント運転制御盤の情報選択装置にお
ける操作者の要求による情報の更新方法を説明するフロ
ーチャート。
【図7】図1のプラント運転制御盤の入力処理装置の動
作を説明するフローチャート。
【図8】図1のプラント運転制御盤の制御装置の動作を
説明するフローチャート。
【図9】図1のプラント運転制御盤の変形例の構成を示
すブロック図。
【図10】図9のプラント運転制御盤の情報選択装置に
おける最短情報更新時間の変更方法を説明するフローチ
ャート。
【図11】図1のプラント制御盤の情報選択装置におい
て、情報が目的とする表示装置にすぐに出力できない場
合の処理を説明するフローチャート。
【図12】図4の画面データに重要度の値を付加した説
明図。
【図13】図1のプラント制御盤の情報選択装置におい
て、重要度を付加した情報の出力方法を説明したフロー
チャート。
【図14】図1のプラント運転制御盤の変形例で、前画
面を表示することのできるプラント運転制御盤の構成を
示すブロック図。
【図15】図1のプラント運転制御盤の変形例で、複数
人で監視及び操作をするプラント運転制御盤の構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
110−a〜110−g…タッチパネル付き表示装置、
200…情報選択装置、300…入力処理装置、400
…制御装置、500…プラント、600…表示装置番号
−最短情報更新時間の表、700…前画面データを記憶
するための履歴バッファ、800…共通情報表示装置、
900−a,b…プラントを監視・運転する操作者。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の表示装置をもつプラントの運転制御
    盤において、前記プラントの状態を周期的に監視して、
    変化があれば情報を自動的に選択・表示し、前記各表示
    装置の情報更新の最短更新時間を変える情報選択装置を
    設けたことを特徴とするプラント運転制御盤。
  2. 【請求項2】操作者の情報表示命令が入力されると、そ
    の命令を優先して受け入れ、対応する情報を表示する情
    報選択装置を設けたことを特徴とするプラント運転制御
    盤。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、操作者
    の入力命令を解析して情報表示命令とプラント運転制御
    命令を出力する入力処理装置と、プラント運転制御命令
    を受信してプラントを制御する制御装置からなるプラン
    ト運転制御盤。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、タッチ入力装
    置を有する表示装置において、操作者の入力のあった表
    示装置を中心に動的に情報の最短更新時間を変える情報
    選択装置を設けたプラント運転制御盤。
  5. 【請求項5】請求項1または2において、前記操作者の
    要求により、情報の自動更新を行わない固定モードの表
    示装置を指定する情報選択装置を設けたプラント運転制
    御盤。
  6. 【請求項6】請求項1または2において、前記情報選択
    装置により、表示すべき情報が割り当てていた表示装置
    に表示できない場合、次に表示の更新が可能な表示装
    置、あるいは次に最も短い待ち時間で表示の更新が可能
    な表示装置の表示待ち行列に、表示すべき情報を出力す
    るプラント運転制御盤。
  7. 【請求項7】請求項1または2において、それぞれの表
    示情報に重要度を付加し、その重要度の値の大きなもの
    から順に表示情報を出力する情報選択装置を設けたプラ
    ント運転制御盤。
  8. 【請求項8】請求項1または2において、更新前の情報
    を再表示することのできる情報選択装置を設けたプラン
    ト運転制御盤。
  9. 【請求項9】請求項1または2において、複数人で操作
    が可能で、境界となる表示装置に各操作者に共通に告知
    したい情報を表示するプラント運転制御盤。
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