JPH0647852A - 自動車用成形防音材 - Google Patents
自動車用成形防音材Info
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- JPH0647852A JPH0647852A JP22223892A JP22223892A JPH0647852A JP H0647852 A JPH0647852 A JP H0647852A JP 22223892 A JP22223892 A JP 22223892A JP 22223892 A JP22223892 A JP 22223892A JP H0647852 A JPH0647852 A JP H0647852A
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- Japan
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- fiber
- molded
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
動車用成形防音材に関し、吸音材及び遮音材の目付量を
全く増加せしめることなく、全ての周波数領域におい
て、要求される防音効果を満足せしめる成形防音材を開
発することを目的とする。 【構成】 綿100重量%の繊維原料からなる繊維製吸
音材の成形物を遮音性シートの真空成形物の上に接着剤
を介して載置し、加圧成形してなる自動車用成形防音
材。
Description
とを一体化してなる自動車用成形防音材に関し、詳細に
は、該吸音材の繊維成分を特定した防音材となし、例え
ば、車室内とエンジンルームとを隔てるダッシュパネル
に装着して、エンジン騒音を防音する自動車用成形防音
材に関する。
ームと車室内を隔てるダッシュパネル等には、繊維原料
を嵩高性に加工したものを成形したり、フォーム材を成
形等してなる吸音材と遮音性シートが一体化して使用さ
れている。
から更に優れた防音効果を有する成形防音材の開発が待
ち望まれているが、かかる目的を達成するために吸音材
の目付量を多くし、嵩高く形成する方法によれば、防音
効果の向上にはなるが、防音効果の向上に比例して防音
材自体の著しい重量の増加になり好ましくない。
音材及び遮音材の目付量を全く増加せしめることなく、
全ての周波数領域において、要求される防音効果を満足
せしめる成形防音材を開発することを目的とする。
して、本発明者らは鋭意研究の結果、吸音材を構成する
繊維成分の一定割合を特定の繊維原料に限定することに
より、全周波数領域において優れた防音効果を顕現し得
ることを見出すに至ったものであり、しかして本発明の
要旨は、以下に存する。
重量%以上が綿からなる繊維製吸音材と遮音性シートと
を一体化してなることを特徴とする自動車用成形防音
材。
繊維のうち80重量%以上を綿とすることを必須とし、
他の20重量%未満は、ガラスウール、麻、毛、ポリエ
ステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン、アクリル繊維、
ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、カーボン繊
維、カイノール等の有機系、無機系の天然あるいは合成
繊維、各種の金属繊維等の使用が可能である。綿の使用
量が80重量%未満の場合、全周波数領域において一定
以上の優れた吸音性能が顕現し得ない虞れがあり好まし
くない。
等に使用されていた織布を解繊してできる、いわゆる雑
反毛は、綿の含有率が30〜40重量%であり、該雑反
毛の使用量の3倍程度の重量の綿を混合し、全体として
80重量%以上の綿の使用量として用いる必要がある。
製造する方法としては、従来公知の製造方法が利用でき
る。すなわち、繊維原料にフェノール樹脂等の熱硬化性
樹脂、あるいはポリエステル、ポリプロピレン等の熱可
塑性樹脂を混合してフリースを形成し、加熱してセミキ
ュア状態の嵩高性原反を製造する。これを適当な大きさ
に裁断し、任意の形状に成形するために成形型の上に載
置して、加圧成形若しくは加熱加圧成形することにより
繊維製吸音材が得られる。
ム、再生ゴム等のゴムや、瀝青質物、合成樹脂等のバイ
ンダーに必要に応じ体質顔料、添加剤等の充填剤を配合
し、混練、圧延、シート化した遮音性能に優れた遮音材
に積層し、同時に成形する事も可能であり、優れた吸音
性能及び遮音性能を有する防音材となし得る。
記載する。いうまでもなく、本発明は以下の実施例に限
定されるものではない。
脂を混合してフリースと成したあと加熱してセミキュア
状態とし、適当な大きさに裁断して繊維製吸音材の原反
を製造した。該繊維製吸音材の原反を200℃に加熱し
た下金型上に載置して上金型を降下せしめ、100kg
/cm2 にて1分間、加熱加圧成形し、面重量1000
g/m2の繊維製吸音材の成形物を作成した。ブチルゴ
ム40重量部、ブロンアスファルト5重量部、炭酸カル
シウム50重量部及びタルク5重量部を混練し、3mm
厚に押出し成形し、遮音性シートとなした。該遮音性シ
ートを100℃で1分間プレヒートした後、5℃に冷却
した下金型上に載置後真空成形した。遮音性シートの真
空成形物の上に接着剤を介して上記繊維製吸音材の成形
物を載置して上金型を降下せしめ、100kg/cm2
にて30秒間加圧成形し、面重量5500g/m2 の自
動車用成形防音材1を得た。
量%からなる混合繊維原料にフェノール樹脂を混合して
フリースと成したあと加熱してセミキュア状態とし、適
当な大きさに裁断して繊維製吸音材の原反を製造した。
該繊維製吸音材の原反を180℃で1分間プレヒートし
た後、5℃に冷却した下金型上に載置して上金型を降下
せしめ、100kg/cm2 にて1分間、冷却加圧成形
し、面重量1000g/m2の繊維製吸音材の成形物を
作成した。ブチルゴム40重量部、ブロンアスファルト
5重量部、炭酸カルシウム50重量部及びタルク5重量
部を混練し、3mm厚に押出し成形し、遮音性シートと
なした。該遮音性シートを100℃で1分間プレヒート
した後、5℃に冷却した下金型上に載置後真空成形し
た。遮音性シートの真空成形物の上に接着剤を介して上
記繊維製吸音材の成形物を載置して上金型を降下せし
め、100kg/cm2にて30秒間加圧成形し、面重
量5500g/m2 の自動車用成形防音材2を得た。
ル5重量%及びポリエステル繊維5重量%からなる混合
繊維原料にフェノール樹脂を混合してフリースと成した
あと加熱してセミキュア状態とし、適当な大きさに裁断
して繊維製吸音材の原反を製造した。該繊維製吸音材の
原反を200℃に加熱した下金型上に載置して上金型を
降下せしめ、100kg/cm2 にて1分間、加熱加圧
成形し、面重量1000g/m2の繊維製吸音材の成形
物を作成した。ブチルゴム40重量部、ブロンアスファ
ルト5重量部、炭酸カルシウム50重量部及びタルク5
重量部を混練し、3mm厚に押出し成形し、遮音性シー
トとなした。該遮音性シートを100℃で1分間プレヒ
ートした後、5℃に冷却した下金型上に載置後真空成形
した。遮音性シートの真空成形物の上に接着剤を介して
上記繊維製吸音材の成形物を載置して上金型を降下せし
め、100kg/cm2にて30秒間加圧成形し、面重
量5500g/m2 の自動車用成形防音材3を得た。
ル5重量%及びポリエステル繊維10重量%からなる混
合繊維原料にフェノール樹脂を混合してフリースと成し
たあと加熱してセミキュア状態とし、適当な大きさに裁
断して繊維製吸音材の原反を製造した。該繊維製吸音材
の原反を200℃に加熱した下金型上に載置して上金型
を降下せしめ、100kg/cm2 にて1分間、加熱加
圧成形し、面重量1000g/m2の繊維製吸音材の成
形物を作成した。ブチルゴム40重量部、ブロンアスフ
ァルト5重量部、炭酸カルシウム50重量部及びタルク
5重量部を混練し、3mm厚に押出し成形し、遮音性シ
ートとなした。該遮音性シートを100℃で1分間プレ
ヒートした後、5℃に冷却した下金型上に載置後真空成
形した。遮音性シートの真空成形物の上に接着剤を介し
て上記繊維製吸音材の成形物を載置して上金型を降下せ
しめ、100kg/cm2にて30秒間加圧成形し、面
重量5500g/m2 の自動車用成形防音材4を得た。
量%からなる混合繊維原料にフェノール樹脂を混合して
フリースと成したあと加熱してセミキュア状態とし、適
当な大きさに裁断して繊維製吸音材の原反を製造した。
該繊維製吸音材の原反を200℃に加熱した下金型上に
載置して上金型を降下せしめ、100kg/cm2 にて
1分間、加熱加圧成形し、面重量1000g/m2の繊
維製吸音材の成形物を作成した。ブチルゴム40重量
部、ブロンアスファルト5重量部、炭酸カルシウム50
重量部及びタルク5重量部を混練し、3mm厚に押出し
成形し、遮音性シートとなした。該遮音性シートを10
0℃で1分間プレヒートした後、5℃に冷却した下金型
上に載置後真空成形した。遮音性シートの真空成形物の
上に接着剤を介して上記繊維製吸音材の成形物を載置し
て上金型を降下せしめ、100kg/cm2にて30秒
間加圧成形し、面重量5500g/m2 の自動車用成形
防音材5を得た。
びポリエステル繊維50重量%からなる混合繊維原料に
フェノール樹脂を混合してフリースと成したあと加熱し
てセミキュア状態とし、適当な大きさに裁断して繊維製
吸音材の原反を製造した。該繊維製吸音材の原反を18
0℃で1分間プレヒートした後、5℃に冷却した下金型
上に載置して上金型を降下せしめ、100kg/cm2
にて1分間、冷却加圧成形し、面重量1000g/m2
の繊維製吸音材の成形物を作成した。ブチルゴム40重
量部、ブロンアスファルト5重量部、炭酸カルシウム5
0重量部及びタルク5重量部を混練し、3mm厚に押出
し成形し、遮音性シートとなした。該遮音性シートを1
00℃で1分間プレヒートした後、5℃に冷却した下金
型上に載置後真空成形した。遮音性シートの真空成形物
の上に接着剤を介して上記繊維製吸音材の成形物を載置
して上金型を降下せしめ、100kg/cm2にて30
秒間加圧成形し、面重量5500g/m2 の自動車用成
形防音材6を得た。
ける防音効果を測定した。
ある。数字が大きいほど防音効果が高い。
数領域において要求されている防音効果を満足するもの
であることが明らかになった。
Claims (1)
- 【請求項1】 繊維製吸音材として、使用繊維のうち8
0重量%以上が綿からなる繊維製吸音材と遮音性シート
とを一体化してなることを特徴とする自動車用成形防音
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22223892A JPH074897B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 自動車用成形防音材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22223892A JPH074897B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 自動車用成形防音材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647852A true JPH0647852A (ja) | 1994-02-22 |
JPH074897B2 JPH074897B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=16779276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22223892A Expired - Lifetime JPH074897B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 自動車用成形防音材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074897B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP22223892A patent/JPH074897B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH074897B2 (ja) | 1995-01-25 |
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