JPH064783B2 - 塗料付着防止剤 - Google Patents
塗料付着防止剤Info
- Publication number
- JPH064783B2 JPH064783B2 JP24841185A JP24841185A JPH064783B2 JP H064783 B2 JPH064783 B2 JP H064783B2 JP 24841185 A JP24841185 A JP 24841185A JP 24841185 A JP24841185 A JP 24841185A JP H064783 B2 JPH064783 B2 JP H064783B2
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- Japan
- Prior art keywords
- paint
- paint adhesion
- adhesion
- coating
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、塗装処理時に生ずる塗料のミストが、塗装ル
ームの壁面等に付着することを防止するための塗料付着
防止剤に関する。
ームの壁面等に付着することを防止するための塗料付着
防止剤に関する。
[従来の技術] 塗装ルーム内等において塗装処理を行なう場合、スプレ
ーガンから噴射される塗料がミスト状に飛散して、被塗
装物のみならず周囲の塗装ルームの壁面等に付着する。
これによって、塗料内に含まれる有機溶剤等の作用によ
って塗料の付着した個所が劣化し、その部分の外観が損
なわれたり、または、寿命が短くなる等の不都合を生ず
る。
ーガンから噴射される塗料がミスト状に飛散して、被塗
装物のみならず周囲の塗装ルームの壁面等に付着する。
これによって、塗料内に含まれる有機溶剤等の作用によ
って塗料の付着した個所が劣化し、その部分の外観が損
なわれたり、または、寿命が短くなる等の不都合を生ず
る。
従来、このような不都合の発生を防止するために、通
常、飛散塗料の付着を防ぎたい部分に、グリースを塗布
することが行われていた。しかし、従来のグリースを塗
料付着防止剤として用いる場合には、以下のような問題
がある。
常、飛散塗料の付着を防ぎたい部分に、グリースを塗布
することが行われていた。しかし、従来のグリースを塗
料付着防止剤として用いる場合には、以下のような問題
がある。
(1)従来のグリースは、1回の塗布による塗料付着防
止効果が長時間持続せず、したがって、たとえば運転時
間が500〜700時間毎に、頻繁に塗りかえる必要が
ある、耐久性が不十分であるという問題がある。
止効果が長時間持続せず、したがって、たとえば運転時
間が500〜700時間毎に、頻繁に塗りかえる必要が
ある、耐久性が不十分であるという問題がある。
(2)しかも、従来のグリースは粘度が大きために、ス
プレーガンのような噴霧器による塗布が困難であること
から、手またはヘラを用いた手作業による煩雑な塗布操
作を必要とし、したがって、作業能率が極めて低いとい
う問題がある。
プレーガンのような噴霧器による塗布が困難であること
から、手またはヘラを用いた手作業による煩雑な塗布操
作を必要とし、したがって、作業能率が極めて低いとい
う問題がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、上述のような従来のグリースを用いた塗料付
着防止剤の有する問題点、すなわち耐久性が不充分であ
ること、および塗布操作における作業能率が低いこと等
の点を解決し、付着性、耐久性および耐水性に優れ、し
かもスプレーガン等の噴霧器による塗布が可能な塗料付
着防止剤を提供することを目的とする。
着防止剤の有する問題点、すなわち耐久性が不充分であ
ること、および塗布操作における作業能率が低いこと等
の点を解決し、付着性、耐久性および耐水性に優れ、し
かもスプレーガン等の噴霧器による塗布が可能な塗料付
着防止剤を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点は、 パラフィン系油 85〜95重量% ステアリン酸アルミニウム 5〜15重量%、および 酸化ペトロラタム 1〜3重量%、 を含有することを特徴とする塗料付着防止剤によって解
決される。
決される。
すなわち、本発明の塗料付着防止剤は、パラフィン系
油、主として増ちょう剤(ゲル化剤)として機能するス
テアリン酸アルミニウム、および主として防錆剤として
機能する酸化ペトロラタムを特定の組成割合で組み合わ
せることによって、(イ)静置状態における耐水性、防
錆性、被塗布材に対する付着性等が優れ、さらに塗料付
着防止材の塗膜の表面状態が塗料をキャッチしやすい状
態となるなど、塗料付着防止剤としての特性が大幅に改
善されたばかりでなく、(ロ)スプレーガン等の噴霧器
による塗布が可能となった点に特色を有する。
油、主として増ちょう剤(ゲル化剤)として機能するス
テアリン酸アルミニウム、および主として防錆剤として
機能する酸化ペトロラタムを特定の組成割合で組み合わ
せることによって、(イ)静置状態における耐水性、防
錆性、被塗布材に対する付着性等が優れ、さらに塗料付
着防止材の塗膜の表面状態が塗料をキャッチしやすい状
態となるなど、塗料付着防止剤としての特性が大幅に改
善されたばかりでなく、(ロ)スプレーガン等の噴霧器
による塗布が可能となった点に特色を有する。
より具体的に説明すると、ステアリン酸アルミニウムを
用いることにより、塗料付着防止剤の被塗布材、特に金
属板に対する付着性、防錆性を高めることができ、ま
た、酸化ペトロラクタムを比較的多量に用いることによ
り、塗料付着防止剤の防錆性ならびに付着性を高めるこ
とができるばかりでなく、さらに塗料付着防止の塗膜表
面が適度な粗さを有するようになって塗料ミストをキャ
ッチしやすくなった。また、パラフィン系油を比較的多
量に用いることにより塗料付着防止剤の粘度を従来のグ
リースに比して小さくすることができ、その結果噴霧器
による塗布手段を採用することができ、塗布作業を高い
効率で行なうことが可能となった。
用いることにより、塗料付着防止剤の被塗布材、特に金
属板に対する付着性、防錆性を高めることができ、ま
た、酸化ペトロラクタムを比較的多量に用いることによ
り、塗料付着防止剤の防錆性ならびに付着性を高めるこ
とができるばかりでなく、さらに塗料付着防止の塗膜表
面が適度な粗さを有するようになって塗料ミストをキャ
ッチしやすくなった。また、パラフィン系油を比較的多
量に用いることにより塗料付着防止剤の粘度を従来のグ
リースに比して小さくすることができ、その結果噴霧器
による塗布手段を採用することができ、塗布作業を高い
効率で行なうことが可能となった。
本発明において用いられるパラフィン系油とは、パラフ
ィン単体もしくはパラフィンに他の油成分などが混合さ
れたものをいう。このようなパラフィン系油としては、
通常、炭素数が30〜40、分子量が400〜650の
パラフィンを55重量%以上含有するものを用いること
ができる。また、このパラフィン系油を特定するための
好ましい性状あるいは特性としては、以下のものを挙げ
ることができる。
ィン単体もしくはパラフィンに他の油成分などが混合さ
れたものをいう。このようなパラフィン系油としては、
通常、炭素数が30〜40、分子量が400〜650の
パラフィンを55重量%以上含有するものを用いること
ができる。また、このパラフィン系油を特定するための
好ましい性状あるいは特性としては、以下のものを挙げ
ることができる。
(a)比重(15/4℃)0.85〜0.95 (b)粘度 80〜350cst.(40℃) 8〜 25cst.(100℃) (c)引火点 180℃以上 (d)流動点 −5℃以下 (e)粘度指数 80以上 (f)全酸価 0.05mg KOH/g以下 上記パラフィン系油の組成割合は、塗料付着防止剤全体
に対して85〜95重量%である。パラフィン系油の組
成割合が85重量%未満であると、塗料付着防止剤の粘
度が大きくなりすぎ、噴霧器による塗布法を採用するこ
とが困難となり、塗布方法が限定されるという問題が生
じ、また、パラフィン系鉱物油の組成割合が95重量%
を超えると、塗料付着防止剤の粘度が小さくなり、その
ため被塗布材に対する付着性、塗膜の耐水性、防錆性が
不十分となり、さらに油分が分離しやすくなって塗料付
着防止剤の長期保存安定性が劣るというい問題が生ず
る。
に対して85〜95重量%である。パラフィン系油の組
成割合が85重量%未満であると、塗料付着防止剤の粘
度が大きくなりすぎ、噴霧器による塗布法を採用するこ
とが困難となり、塗布方法が限定されるという問題が生
じ、また、パラフィン系鉱物油の組成割合が95重量%
を超えると、塗料付着防止剤の粘度が小さくなり、その
ため被塗布材に対する付着性、塗膜の耐水性、防錆性が
不十分となり、さらに油分が分離しやすくなって塗料付
着防止剤の長期保存安定性が劣るというい問題が生ず
る。
また、上記パラフィン系油としては、前述した条件およ
び特性を満足する限りにおいて特に限定されず、鉱物
油、合成油その他の用いることができるが、コストの面
から鉱物油が好ましい。
び特性を満足する限りにおいて特に限定されず、鉱物
油、合成油その他の用いることができるが、コストの面
から鉱物油が好ましい。
本発明において用いられるステアリン酸アルミニウム
は、塗料付着防止剤の耐水性、被塗布材に対する付着
性、安定性、防錆性の特性の改善において必須であり、
またコスト的にも有利である。
は、塗料付着防止剤の耐水性、被塗布材に対する付着
性、安定性、防錆性の特性の改善において必須であり、
またコスト的にも有利である。
上記ステアリン酸アルミニウムは、ベースオイルをゲル
化する増ちょう剤の機能を有し、その組成割合は、塗料
付着防止剤全体の5〜15重量%とされる。ステアリン
酸アルミニウムの組成割合が5重量%未満であると、塗
料付着防止剤の粘度が小さくなり、付着性、耐水性、防
錆性等の特性が不十分となり、さらに油分が分離しやす
くなって長期保存安定性が劣るという問題を生じ、ステ
アリン酸アルミニウムの組成割合が15重量%を超える
と、粘度が大きくなり、塗膜の性状が硬くなりすぎ、し
かも噴霧器による塗布法を採用することが困難となって
塗布方法が限定されるという問題を生ずる。
化する増ちょう剤の機能を有し、その組成割合は、塗料
付着防止剤全体の5〜15重量%とされる。ステアリン
酸アルミニウムの組成割合が5重量%未満であると、塗
料付着防止剤の粘度が小さくなり、付着性、耐水性、防
錆性等の特性が不十分となり、さらに油分が分離しやす
くなって長期保存安定性が劣るという問題を生じ、ステ
アリン酸アルミニウムの組成割合が15重量%を超える
と、粘度が大きくなり、塗膜の性状が硬くなりすぎ、し
かも噴霧器による塗布法を採用することが困難となって
塗布方法が限定されるという問題を生ずる。
本発明においては、上記ステアリン酸アルミニウムのほ
かに、増ちょう剤として脂肪酸金属塩、具体的には、炭
素数が16〜18の脂肪酸のアルミニウム塩、リチウム
塩、カリウム塩、バリウム塩、ナトリウム塩等を用いる
ことができる。上記脂肪酸金属塩の具体例としては、ス
テアリン酸リチウム、ステアリン酸バリウム、パルミチ
ン酸リチウム等を例示することができる。
かに、増ちょう剤として脂肪酸金属塩、具体的には、炭
素数が16〜18の脂肪酸のアルミニウム塩、リチウム
塩、カリウム塩、バリウム塩、ナトリウム塩等を用いる
ことができる。上記脂肪酸金属塩の具体例としては、ス
テアリン酸リチウム、ステアリン酸バリウム、パルミチ
ン酸リチウム等を例示することができる。
また、本発明においては、増ちょう剤として、必要に応
じて無機系のベントナイト、シリカ等を用いることがで
きる。
じて無機系のベントナイト、シリカ等を用いることがで
きる。
本発明において用いられる酸化ペトロラタムは、耐水
性、金属板に対する付着性の点で優れ、またコスト的に
も有利である。
性、金属板に対する付着性の点で優れ、またコスト的に
も有利である。
上記酸化ペトロラタムの組成割合は、塗布付着防止剤全
体の1〜3重量%である。酸化ペトロラタムの組成割合
が1重量%未満であると防錆効果が不十分となり、酸化
ペトロラタムの使用割合が3重量%を超えると、塗膜表
面の平滑性が損なわれ、いわゆるキメが粗くなりすぎ、
塗料に対する被付着性が過大となるという問題を生ず
る。
体の1〜3重量%である。酸化ペトロラタムの組成割合
が1重量%未満であると防錆効果が不十分となり、酸化
ペトロラタムの使用割合が3重量%を超えると、塗膜表
面の平滑性が損なわれ、いわゆるキメが粗くなりすぎ、
塗料に対する被付着性が過大となるという問題を生ず
る。
本発明においては、上記酸化ペトロラタムのほかに、防
錆剤として、ソルビタンモノオレート等のエステル、ア
ルキルベンゼンスルホン酸バリウム等を用いることがで
きる。
錆剤として、ソルビタンモノオレート等のエステル、ア
ルキルベンゼンスルホン酸バリウム等を用いることがで
きる。
本発明においては、以上述べた各種成分のほかに、必要
に応じて他の添加剤を加えることができる。このような
添加剤としては、酸化防止剤として、フェニルアルファ
ナフチルアミン等のアミン類、ジターシャリーブチルク
レゾール等のフェノール等がある。
に応じて他の添加剤を加えることができる。このような
添加剤としては、酸化防止剤として、フェニルアルファ
ナフチルアミン等のアミン類、ジターシャリーブチルク
レゾール等のフェノール等がある。
本発明の塗料付着防止剤の製造方法は特に限定されず、
通常のグリースと同様に調製される。
通常のグリースと同様に調製される。
具体的には、パラフィン系油、ステアリン酸アルミニウ
ム、酸化ペトロラタムおよびその他必要に応じて加えら
れる物質を所定の配合割合で混合・撹拌しながらステア
リン酸アルミニウム(脂肪酸金属塩)の融点以上に加熱
して溶融状態とすることにより、混合系を均質な状態と
した後、放冷して系をゲル状態とする。その後、通常、
室温において混練機によってミキシングを行ない、所定
の性状に仕上げる。なお、酸化ペトロラタム等の防錆剤
は、混練機によるミキシング時に添加してもよい。ま
た、酸化防止剤等の添加剤は、パラフィン系油に溶解し
た状態で、混練機によるミキシング時に添加することが
できる。
ム、酸化ペトロラタムおよびその他必要に応じて加えら
れる物質を所定の配合割合で混合・撹拌しながらステア
リン酸アルミニウム(脂肪酸金属塩)の融点以上に加熱
して溶融状態とすることにより、混合系を均質な状態と
した後、放冷して系をゲル状態とする。その後、通常、
室温において混練機によってミキシングを行ない、所定
の性状に仕上げる。なお、酸化ペトロラタム等の防錆剤
は、混練機によるミキシング時に添加してもよい。ま
た、酸化防止剤等の添加剤は、パラフィン系油に溶解し
た状態で、混練機によるミキシング時に添加することが
できる。
本発明の塗料付着防止剤は、金属板、プラスチック板、
ガラス板、FRP等の強化プラスチック板等に対して良
好な付着性を有する塗膜を形成することができ、またこ
の塗膜は耐水性に優れ、長時間にわたって塗料付着防止
機能維持することができる。しかも、本発明の塗料付着
防止剤は、粘度が通常の従来のグリースに比較して小さ
く、スプレーガンのようは噴霧器による塗布が可能とな
り、塗布作業が極めて能率的に行なうことができる。
ガラス板、FRP等の強化プラスチック板等に対して良
好な付着性を有する塗膜を形成することができ、またこ
の塗膜は耐水性に優れ、長時間にわたって塗料付着防止
機能維持することができる。しかも、本発明の塗料付着
防止剤は、粘度が通常の従来のグリースに比較して小さ
く、スプレーガンのようは噴霧器による塗布が可能とな
り、塗布作業が極めて能率的に行なうことができる。
[実施例] 以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、
本発明がこれらに限定されるものではない。なお、以下
の記載において、「%」は重量%を表わす。
本発明がこれらに限定されるものではない。なお、以下
の記載において、「%」は重量%を表わす。
実施例1 (a)パラフィン系精製鉱物油 87% 比重(15/4℃) 0.89 粘度(40℃) 148cst. (100) 13.7cst. 引火点(C0C) 261℃ 流動点 −12.5℃ 色相(ユニオン) 2 粘度指数 96 (b)ステアリン酸アルミニウム 12% (c)酸化ペトロラタム 1% 以上の物質を混合し、撹拌しながら180℃まで加熱す
ることにより、ステアリン酸アルミニウムと酸化ペトロ
ラタム溶解させて系を均質状態とした後、静置、放冷さ
せてゲル化させた。ついで、得られたゲル状体を混練機
によってミキシングを行なうことにより、ペースト状の
塗料付着防止剤を調製した。
ることにより、ステアリン酸アルミニウムと酸化ペトロ
ラタム溶解させて系を均質状態とした後、静置、放冷さ
せてゲル化させた。ついで、得られたゲル状体を混練機
によってミキシングを行なうことにより、ペースト状の
塗料付着防止剤を調製した。
この塗料付着防止剤の特性は、JIS K2220に定
められた方法によって求めたところ、以下のようであっ
た。
められた方法によって求めたところ、以下のようであっ
た。
混和ちよう度 332 滴点 93℃ 離油度(70℃、24時間) 7.3% 水洗耐水度(38℃、1時間) 8.1% さらに、得られた上記塗料付着防止剤をスプレーガンに
よってJISG3141に定められた冷間圧延鋼板に吹
き付け、乾燥後の平均膜厚が98μmの塗膜を形成し
た。この塗膜について、JISK2246 4.32に
定める湿潤試験を実施したところ、4000時間以上に
わたって発錆がなく、A級の基準に達していることが確
認された。
よってJISG3141に定められた冷間圧延鋼板に吹
き付け、乾燥後の平均膜厚が98μmの塗膜を形成し
た。この塗膜について、JISK2246 4.32に
定める湿潤試験を実施したところ、4000時間以上に
わたって発錆がなく、A級の基準に達していることが確
認された。
比較例1 (a)パラフィン系精製鉱物油 93% 比重(15/4℃) 0.88 粘度(40℃) 121cst. (100℃) 11.7cst. 引火点 248℃ 流動点 −12.5℃ (b)ステアリン酸リチウム 6.8% (c)アルキルベンゼンスルホン酸バリウム 0.2% 以上の組成割合の物質を用い、実施例1と同様にして塗
料付着防止剤を調製した。
料付着防止剤を調製した。
この塗料付着防止剤について、実施例1と同様な特性に
ついて調べたところ、以下のようであった。
ついて調べたところ、以下のようであった。
混和ちよう度 283 滴点 197℃ 離油度(100℃、24時間) 3.9% 水洗耐水度(38℃、1時間) 4.3% さらに、得られた上記塗料付着防止剤を用い、実施例1
において述べたと同様の操作により、乾燥後の膜厚が1
03μmの塗膜を形成した。この塗膜について、実施例
1と同様な湿潤試験を行なったところ、わずか384時
間で発錆があり、等級基準でB級であることが確認され
た。
において述べたと同様の操作により、乾燥後の膜厚が1
03μmの塗膜を形成した。この塗膜について、実施例
1と同様な湿潤試験を行なったところ、わずか384時
間で発錆があり、等級基準でB級であることが確認され
た。
[発明の効果] 本発明によれば、付着制、防錆制、耐久性および耐水性
等の諸特性に優れ、しかも噴霧器によるスプレー塗布が
可能な塗料付着防止剤を提供することができる。
等の諸特性に優れ、しかも噴霧器によるスプレー塗布が
可能な塗料付着防止剤を提供することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】パラフィン系油 85〜95重量% ステアリン酸アルミニウム 5〜15重量% および酸化ペトロラタム 1〜 3重量% を含有することを特徴とする塗料付着防止剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24841185A JPH064783B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 塗料付着防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24841185A JPH064783B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 塗料付着防止剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62109865A JPS62109865A (ja) | 1987-05-21 |
JPH064783B2 true JPH064783B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=17177713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24841185A Expired - Lifetime JPH064783B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 塗料付着防止剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064783B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5826867B2 (ja) * | 2014-01-07 | 2015-12-02 | 豊国工業株式会社 | 水門設備の作動連動装置 |
JP3190562U (ja) * | 2014-02-25 | 2014-05-15 | 株式会社メイテック | 塗装ロボット用保護カバー |
CN115707749A (zh) * | 2022-09-30 | 2023-02-21 | 马鞍山拓锐金属表面技术有限公司 | 一种高附着力防锈剂及其制备方法 |
CN115926502B (zh) * | 2022-12-29 | 2024-09-06 | 武汉苏泊尔炊具有限公司 | 不粘材料及其制备方法和不粘涂料 |
-
1985
- 1985-11-06 JP JP24841185A patent/JPH064783B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62109865A (ja) | 1987-05-21 |
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