JP2001003073A - 等速ジョイント用潤滑剤 - Google Patents

等速ジョイント用潤滑剤

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JP2001003073A JP11170422A JP17042299A JP2001003073A JP 2001003073 A JP2001003073 A JP 2001003073A JP 11170422 A JP11170422 A JP 11170422A JP 17042299 A JP17042299 A JP 17042299A JP 2001003073 A JP2001003073 A JP 2001003073A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】等速ジョイント部分における金属摩擦音(異
音)の低減および磨耗抑制を行うことができ、耐摩耗性
に優れ、等速ジョイントの奥部まで簡単に塗布すること
ができる潤滑剤。 【解決手段】 【構成】リチウム石鹸基グリースあるいはウレアグリー
スに二硫化モリブデン、ポリテトラフルオロエチレンよ
り選ばれる固体潤滑剤5〜40%とポリブデン、ポリイ
ソブチレン、オレフィンコポリマーより選ばれるポリマ
ーを2〜20単体あるいは混合し、ちょう度200〜3
50、のグリースを原体グリースとし、原体グリースを
40〜70%、希釈剤としてイソヘキサンを60〜30
%混合したものをスプレー化することを特徴とする等速
ジョイント用潤滑剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、等速ジョイントす
なわち固定型ジョイントおよびスライド型ジョイント、
特に固定型ジョイントにおける金属磨耗より発生する金
属摩擦音(以下、異音と称す)を低減させ、更には、金
属磨耗を抑制する等速ジョイント用潤滑剤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のFF車において等速ジ
ョイントは、固定型ジョイント(バーフィールド型ジョ
イント、ゼッパ型ジョイント、アンダーカットフリー型
ジョイント、トリポート型ジョイント等)とドライブシ
ャフトおよびスライド型ジョイント(ダブルオフセット
型ジョイント、トリポート型ジョイント、クロスグルー
ブ型ジョイント等)の組み合わせで構成されている。
【0003】これら等速ジョイントには潤滑剤として従
来より、精製鉱油とリチウム石鹸やウレア系増ちょう剤
とからなる基グリースに二硫化モリブデンと硫黄−リン
系化合物−鉛系化合物等を組み合わせた極圧グリースが
主に使用されており、このグリースが飛散しないように
ゴムブーツでカバーされている。
【0004】スライド型ジョイント(インボード側)で
も同様の現象がおこる可能性があるが、特に、固定型ジ
ョイント部分は車輪側(アウトボード側)に位置し、ハ
ンドル操作と供に屈曲されるためゴムの疲労劣化が発生
し易く、また、泥水、石等が掛かるため、ゴムブーツが
破損する場合がある。この際、破損した部分より、泥水
や砂等の異物が入り込み等速ジョイントのベアリングと
治具の部分において金属表面傷が発生し異音の発生原因
になる。
【0005】また、封入した等速ジョイントグリースが
流出し潤滑不良になることにより、金属磨耗が発生し異
音の発生原因になる。更に、旧年式車や長距離走行車に
ついても等速ジョイントのベアリングと治具の間で、金
属摩耗が見られ、これらの現象が起こることにより、カ
ーブで曲がる際に異音が発生し、摩耗が著しい場合には
走行時に異音が発生する。
【0006】これらの対応策として、前記リチウム石鹸
基グリースの等速ジョイント用グリースに二硫化モリブ
デン6〜40%添加したものが異音防止剤として発案さ
れており、ブーツ交換時、古い等速ジョイントグリース
を洗浄した後、この異音防止剤を等速ジョイントに充填
し、場合によってはリチウム石鹸基グリースを基グリー
スとする等速ジョイント用グリースを上から充填し、ゴ
ムブーツを取りつけている。
【0007】しかし、現状では、異音防止剤や等速ジョ
イント用グリースはペースト状でありチューブに収納さ
れているので、使用時にはチューブより押しだし、等速
ジョイントのベアリング部分へ塗布するといった行程が
なされている。しかし、この方法では等速ジョイントの
ベアリング部分のボールと治具(レース部分)の僅かな
隙間からベアリング内部およびべアリングの奥の部分へ
異音防止剤や等速ジョイント用グリースを供給すること
ができない。その結果、これらが供給されていない部分
で金属磨耗部分が発生している。
【0008】更に、等速ジョイント部の奥の部分まで供
給できたとしても、現状の異音防止剤は、固体潤滑剤を
高濃度に含有しているため、塗膜の粘着性が無く、塗膜
の追随性に欠ける。そのため、奥の部分から脱離してし
まい、効果の持続性に問題があるのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
欠点を改良した、すなわち、簡便な作業により深部注入
性に優れ、等速ジョイントの異音を防止し、耐摩耗性に
優れた等速ジョイント用潤滑剤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ばリチウム石鹸基グリースまたはウレアグリース40〜
93%と二硫化モリブデン、ポリテトラフルオロエチレ
ンより選ばれる固体潤滑剤5〜40%および、ポリブデ
ン、ボリイソブチレン、オレフィンコポリマーから選ば
れるポリマーを2〜20%とを混合し、ちょう度200
〜350の原体グリースを調製し、該原体グリース40
〜70%にイソヘキサンを60〜30%混合してエアゾ
ール化した等速ジョイント用潤滑剤が提供される。
【0011】以下本発明を更に詳細に説明する。リチウ
ム石鹸基グリースおよびウレアグリースは、NLGIち
ょう度で、000号、00号、0号、1号、2号、3号
ちょう度のものが使用できる。
【0012】本発明において、前記グリースに必須成分
として含有される固体潤滑剤は、二硫化モリブデン、ポ
リテトラフロロエチレンから選択される。これらの含有
量としては、原体グリースの5〜40重量%の範囲であ
る。固体潤滑剤が5重量%未満の場合には、金属磨耗面
に充分な塗膜を形成することができず、異音の発生を抑
える効果が得られない。また、40重量%を超えるとス
プレー化した場合にバルブの目詰まりが発生し、噴霧不
良の原因となるため好ましくない。
【0013】これら固体潤滑剤は粉体であり粒径として
は平均粒径が0.05〜5μm、特に、0.4〜2μm
の範囲であるのが好ましい。その理由は0.05μm未
満であれば、金属摩耗面に対し充分な塗膜を形成でき
ず、5μmを超える場合は、スプレーでのノズル詰まり
の原因となる。
【0014】さらに本発明の原体グリースにはポリブデ
ン、ポリイソブチレン、オレフィンコポリマーから選ば
れるポリマーが添加される。添加されるポリマーの分子
量はポリブデン分子量300〜7000、ポリイソブチ
レン分子量3000〜10000、オレフィンコポリマ
ーは分子量1000〜4000である。さらに、オレフ
ィンコポリマーはエチレン・αオレフィンコポリマーが
好ましい。
【0015】これらポリマー成分は1種でも複数種でも
良く、添加量としては原体グリースの2〜20重量%の
範囲であり、2重量%未満の場合には追随性のある塗膜
の形成が得られず、膜切れが発生し、異音防止効果の持
続性が得られない。20重量%を超えると、グリースの
粘着性が強く、スプレー化した場合に、噴霧不良が発生
したり、液切れが悪くなる問題が発生する。
【0016】本発明のグリースは前記リチウム石鹸基グ
リースあるいはウレアグリースに固体潤滑剤およびポリ
マーを加え、撹拌混合した後、ロールミル等を通すこと
により得られる。前述から記しているがこの得られたグ
リースを原体グリースと称する。得られる原体グリース
は、ちょう度が200〜350のものとし、200未満
の場合グリースが硬く、塗膜の追随性に問題が生じ、異
音防止の持続性が得られない。350を越えるものにつ
いては流動性を持ち、等速ジョイント内より流れ出るた
め問題となる。
【0017】なお、前記原体グリースではその性質を損
ねることがない限り、さらに、性能を向上させるために
必要に応じて、二硫化モリブデン、ポリテトラフルオロ
エチレン以外の固体潤滑剤、更には、極圧剤、酸化防止
剤、油性剤、錆止め剤、粘度指数向上剤などを含有させ
ることもできる。
【0018】二硫化モリブデン、ポリテトラフルオロエ
チレン以外の固体潤滑剤として具体化にはフッ化黒鉛、
二硫化タングステン、硫化アンチモン、メラミン樹脂、
アルカリ土類金属ホウ酸塩、窒化ホウ素等が挙げられ
る。極圧剤としては、具体的に、モノスルフィド、ジス
ルフィド、スルフィネート、スルホオキシド等の硫黄系
化合物;ホスフェート、ホスファイト、ホスフィネー
ト、ホスホネート、または、これらのアミン塩等のリン
系化合物;モリブデンジチオホスフェート、モリブデン
ジチオカルバメート等のモリブデン化合物等が挙げられ
る。酸化防止剤としては、具体的に、ジアルキルジフェ
ニルアミン、フェニル−α−ナフチルアミン、p−アル
キルフェニル−α−ナフチルアミン等のアミン系化合
物、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−
t−ブチル−p−クレゾール等のフェノール系化合物;
硫黄系化合物等が挙げられる。油性剤としては、具体的
にラウリン酸メチル、パルミチン酸メチル、ステアリン
酸メチル等の脂肪酸エステル;ラウリルアミド、パルミ
チルアミド、ステアリルアミド等のアミド類;油脂等が
挙げられる。錆止め剤としては、具体的に金属石鹸;石
油スルホネート、アルキルベンゼンスルホネート等の合
成スルホネート;ソルビタン脂肪酸エステル等の多価ア
ルコール部分エステル等が挙げられる。粘度指数向上剤
としては、具体的にポリメタアクリレート、ポリスチレ
ン等が挙げられる。
【0019】原体グリースをスプレー化するに際し、原
体グリースの粘性では、そのまま、スプレー化はできな
いため、溶剤で希釈して適度な粘性にする必要がある。
この原体グリースを溶剤で希釈したものを、以下スプレ
ー原液と称する。
【0020】原体グリースを溶剤で希釈する際、溶剤に
よる等速ジョイントに使用するゴムブーツに対する影響
を考慮する必要がある。
【0021】本発明においては、前記溶剤としてイソヘ
キサンが最も適しており、原体グリース40〜70重量
%に対し、イソヘキサン30〜60重量%が好ましい。
イソヘキサンが30重量%未満の場合、スプレー原液の
粘性が高く、スプレー化した場合に噴霧不良が発生す
る。60重量%を超える場合は、スプレー原液の粘性が
低すぎるため、等速ジョイントに噴露した際、液垂れが
発生し、作業性が悪くなる。スプレー原液の粘度は、2
0℃で1000〜4000mPasが好ましい。
【0022】噴射剤は、LPGガスを使用し、スプレー
原液との割合は、LPGが20〜60重量%に対し、ス
プレー原液は、40〜80重量%が好ましい。LPGが
20重量%未満の場合、噴霧不良が起こる。80重量%
を超える場合は、噴霧した際に、跳ね返りが多く、作業
性が悪くなる。
【0023】本発明の等速ジョイント用潤滑剤は原体グ
リースをイソヘキサンで混合希釈し、スプレー原液にし
たものをスプレー缶に充填し、LPGを封入することに
よって製造することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の等速ジョイント用潤滑剤は組成
分中に固体潤滑剤およびポリマーを含有しているので、
耐摩耗性に優れ、尚且つ、スプレー化することにより、
等速ジョイントの金属磨耗部分に効果的に供給すること
ができるため、等速ジョイント部分における金属摩擦音
(異音)を低減することができかつ、ジョイント部品の
磨耗抑制を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
【実施例】以下本発明の内容を、実施例および比較例に
より更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
【0026】[実施例1]市販のリチウム石鹸基グリー
スA(ちょう度 350)に平均粒径0.4μmの二硫
化モリブデン25重量%とポリブデン(分子量 200
0)10重量%を添加した後、三本ロールミルを通し、
原体グリースを調製した。この原体グリースにイソヘキ
サン40重量%を加え、スプレー原液を調整した。この
スプレー原液に対し、LPG40重量%の割合でスプレ
ー缶に充填し、目的のもの(以下スプレー品と称す。)
を調製した。得られた、原体グリース、スプレー原液、
スプレー品について以下の方法で評価試験を行った。そ
の結果を表1に示す。
【0027】[評価試験] (原体グリースについて) 1.耐荷重能試験 高速四球試験機を用い、1770rpmの条件下で融着
荷重を測定し耐荷重能を評価した。 2.塗膜持続性試験 チムケン試験機を用い回転数440rpm、負荷荷重2
0lbs、試料量120mg(塗布)、試験時間61分
間、の条件下でテストブロックの温度変化を測定し、摩
擦熱による温度変化を評価した。温度変化(上昇)の少
ないものが磨耗に対し持続性があると評価される。
【0028】(スプレー原液について) 1.B型回転粘度計による粘度測定。ただし測定温度は
20℃で行った。
【0029】(スプレー品について) 1.噴霧性試験 噴霧した際の、飛散状態、垂れの状態、跳ね返りの状態
を観察し、○・・・良好(問題なし)△・・・やや問題
有り。×・・・問題あり。で評価を行った。 2.実車試験 実際に等速ジョイントで異音が発生している自動車に施
工し、異音の防止抑制効果を確認し、評価した。○・・
・異音の発生を抑制した。△・・・やや異音の発生が認
められる。×・・・効果なし。また、一ケ月後の異音の
発生状態についても確認し、○・・・異音の発生なし。
△・・・処理前より小さい異音の発生あり。×・・・異
音の発生あり。で評価した。
【0030】[実施例2]市販のリチウム石鹸基グリー
スB(ちょう度240)に平均粒径0.8μmの二硫化
モリブデン10重量%とポリイソブチレン(分子量30
000)3重量%を添加した後、三本ロールミルを通
し、原体グリースを調整した。この原体グリース50重
量%にイソヘキサン50重量%を加え、スプレー原液を
調製した。このスプレー原液50重量%に対し、LPG
50重量%の割合でスプレー缶に充填し、スプレー品を
調製した。得られた原体グリース、スプレー原液、スプ
レー品について実施例1と同様の評価試験を行った。そ
の結果を表1に示す。
【0031】[実施例3]市販のウレア系グリースC
(ちょう度350)に平均粒径0.5μmのポリテトラ
フロロエチレン10重量%とポリブデン(分子量 80
0)15重量%を添加した後、三本ロールミルを通し、
原体グリースを調製した。この原体グリース70重量%
にイソヘキサン30重量%を加え、スプレー原液を調製
した。このスプレー原液80重量%に対し、LPG20
重量%の割合でスプレー缶に充填し、スプレー品を調製
した。得られた原体グリース、スプレー原液、スプレー
品について実施例1と同様の評価試験を行った。その結
果を表1に示す。
【0032】[実施例4]市販のリチウム石鹸基グリー
スD(ちょう度410)に平均粒径0.7μmの二硫化
モリブデン5重量%と平均粒径0.5μmの黒鉛3重量
%およびポリブデン(分子量2000)10重量%を添
加した後、三本ロールミルを通し、原体グリースを調製
した。この原体グリース80重量% にイソヘキサン2
0重量%を加え、スプレー原液を調製した。このスプレ
ー原液70重量%に対し、LPG30重量%の割合でス
プレー缶に充填し、スプレー品を調製した。得られた原
体グリース、スプレー原液、スプレー品について実施例
1と同様の評価試験を行った。その結果を表1に示す。
【0033】[実施例5]市販のリチウム石鹸基グリー
スE(ちょう度250)に平均粒径0.4μmの二硫化
モリブデン25重量%とエチレン・αオレフィンコポリ
マー(分子量3000)5重量%を添加した後、三本ロ
ールミルを通し、原体グリースを調製した。この原体グ
リース60重量%にイソヘキサン40重量%を加え、ス
プレー原液を調製した。このスプレー原液60重量%に
対し、LPG40重量%の割合でスプレー缶に充填し、
スプレー品を調製した。得られた原体グリース、スプレ
ー原液、スプレー品について実施例1と同様の評価試験
を行った。その結果を表1に示す。
【0034】[実施例6]市販のリチウム石鹸基グリー
スA(ちょう度350)に平均粒径0.5μmの二硫化
モリブデン35重量%とポリブデン(分子量2000)
10重量%および極圧添加剤としてZnジチオフォスフ
ェイト1重量%添加した後、三本ロールミルを通し、原
体グリースを調製した。この原体グリース60重量%に
イソヘキサン40重量%を加え、スプレー原液とした。
このスプレー原液60重量%に対し、LPG40重量%
の割合でスプレー缶に充填し、スプレー品を調製した。
得られた原体グリース、スプレー原液、スプレー品につ
いて実施例1と同様の評価試験を行った。
【0035】[比較例1]市販のチューブ入り異音防止
剤(リチウム石鹸基グリースに二硫化モリブデン30重
量%添加品)について実施例1の原体グリース、スプレ
ー品と同様の評価試験を行った。その結果を表1に示
す。
【0036】[比較例2]実施例1の原体グリースをチ
ューブ入りにしたものについて実施例1のスプレー品と
同様の評価試験を行った。その結果を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】表1の結果から明かなように本発明の等速
ジョイント用潤滑剤は比較例に示すチューブ入りのもの
に比較して、等速ジョイントにおける異音の発生防止効
果と持続性に優れていることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 115/08 C10M 115/08 117/00 117/00 119/24 119/24 127/02 127/02 143/06 143/06 143/08 143/08 // C10N 10:02 10:12 20:02 30:00 30:06 40:04 50:04 50:08 50:10 Fターム(参考) 4H104 AA19A BA02R BA08A BA08C BB15B BE13B CA04A CA04C CA05A CA05C CD02A CE14B EA02B FA01 FA06 LA03 LA20 PA01 PA03 QA09 QA11 QA18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リチウム石鹸基グリースまたはウレアグリ
    ース40〜93%と二硫化モリブデン、ポリテトラフル
    オロエチレンより選ばれる固体潤滑剤5〜40%およ
    び、ポリブデン、ポリイソブチレン、オレフィンコポリ
    マーから選ばれるポリマー2〜20%とを混合し、ちょ
    う度200〜350の原体グリースを調製し、該原体グ
    リース40〜70%にイソヘキサンを60〜30%混合
    してエアゾール化したことを特徴とする等速ジョイント
    用潤滑剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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