JPH0647834Y2 - 衣服用保形具 - Google Patents

衣服用保形具

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JPH0647834Y2
JPH0647834Y2 JP1234690U JP1234690U JPH0647834Y2 JP H0647834 Y2 JPH0647834 Y2 JP H0647834Y2 JP 1234690 U JP1234690 U JP 1234690U JP 1234690 U JP1234690 U JP 1234690U JP H0647834 Y2 JPH0647834 Y2 JP H0647834Y2
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JP
Japan
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clothes
shape
side plate
box
shape retainer
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JP1234690U
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孝雄 嶋田
千恵子 猪岡
春見 丸岡
憲一 占部
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Sekisui Kasei Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、衣服を折畳んで箱に収納し、保存、運搬ある
いは販売する際の型崩れを防止するための衣服用保形具
に関するものである。
[従来の技術] 従来より、背広や学生服その他の衣服を折畳んで段ボー
ル製や厚紙製の包装箱に収納し、保存、運搬および販売
する際の型崩れを防止するために、折畳まれる衣服の前
後見頃間に装入して使用される保形具として、種々のも
のが提案されている(例えば実公昭43−4190号および実
開昭55−164174号)。
これらの衣服用保形具は、軽量性や保形性および弾力性
等の点から、合成樹脂材の中でも発泡ポリスチレン等の
合成樹脂発泡体や発泡シートよりなるものが多い。
[考案が解決しようとする課題] 前記の合成樹脂発泡体や発泡シートからなるものは、軽
量で取扱い易くてしかも適度に弾力性があって衣服を傷
めない半面、軽量であるために、これを衣服の間に装入
して服箱に収納した状態において、保存や運搬等の取扱
い上の振動等により、箱内で比較的動き易くて一方に片
寄り易く、特に服箱を傾けたり立てすると下方に片寄る
ことになり、予期する型崩れ防止の効果を充分に発揮で
きないものであった。
本考案は、上記に鑑みてなしたものであり、箱に収納し
た状態において、箱内での遊動を防止でき、型崩れ防止
を確実になし得る衣服用保形具を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の衣服用保形具は、合成樹脂発泡体により一体に
成形され、衣服形態に応じて襟首部および膨らんだ両肩
部を少なくとも有してなる保形具であって、上記の課題
を解決するために、前記襟首部の上縁に、折曲部を介し
て箱本体の側板に端部を折曲係止できる係止片を連設し
たことを特徴とする。
[作用] 上記の衣服用保形具によれば、これを衣服の内側に装入
して使用する際、襟首部の上縁に連設されている係止片
を前方に折曲して衣服の襟部より延出させておいて、包
装箱等の箱本体に収納するとともに、前記係止片の端部
を折曲して、側板に係止する。こうして、箱蓋を箱本体
に被せることにより、前記係止片の折曲端部が箱蓋によ
り押えられて該箱蓋の側板と箱本体の側板の間に挟持さ
れ、その結果、前記折曲端部のはね上がりが阻止されて
係止状態を保持するとともに、この保形具の箱内での動
き、延いては衣服の動きが抑制される。
殊に前記のように係止片を係止した箱本体の側板の側を
上にして傾けあるいは横倒しにした場合にも、係止され
ている保形具が下方に片寄ることなく保持され、ハンガ
ーのごとき作用を果す。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図および第2図は本考案に係る衣服用の保形具
(A)を示しており、合成樹脂発泡体のシートから一体
に成形されている。
保形具の本体(1)は、中央部(2)が偏平とされ、上
部中央にやや膨んだ襟首部(3)が設けられ、この襟首
部(3)の両側に連なって漸次膨んだ肩部(4)
(4)、さらにこの両肩部(4)(4)と前記中央部
(2)の下部に連なる湾曲状に膨らんだ裾部(5)を有
しているもので、衣服(10)を保形するのに好適なよう
に成形されており、通常、図のように背面側が同一平面
にあるように形成される。
そして、前記襟首部(3)の上縁には、溝等による折曲
部(6)を介して少なくとも前方側に折曲可能な板状の
係止片(7)が一体に連設されている。この係止片
(7)は、衣服(10)を収納する箱本体(21)の側板
(21a)に端部(7a)を裏面側に折曲して係止できるよ
うに、前記折曲部(6)から前記側板(21a)の高さと
同程度もしくは若干小なる間隔位置に前記同様の折曲部
(8)が設けられ、端部(7a)を裏面側に折曲できるよ
うになっている。
前記の折曲部(6)(8)は、通常、係止片(7)の表
裏一方から断面V形その他の溝状に加熱押圧するか、あ
るいは切削加工することにより、この部分を薄肉化して
折曲可能に形成する。もちろん他の折曲可能にする形態
による種々の実施が可能で、特に材質的に容易に折曲で
きるものの場合には、必ずしも前記のように薄肉化して
おく必要はない。
また前記係止片(7)の長さおよび幅、折曲部(8)の
位置、形状等は、側板(21a)に対する係止位置の高さ
や保形具本体(1)の形態その他の使用態様に応じて適
宜決定できる。また図のように、必ずしも1片に限ら
ず、襟首部(3)上縁に分離した複数の係止片を設けて
実施することもできる。
この保形具(A)の構成素材としては、ポリスチレン樹
脂やスチレンを主体とする共重合体等のスチレン係樹脂
発泡体、ポリ塩化ビニル樹脂発泡体、ポリオレフィン系
樹脂発泡体その他の比較的保形性のある合成樹脂発泡
体、特に前記樹脂を押出し発泡して得られる発泡シート
が用いられる。中でもスチレン系樹脂の発泡シートが、
適度に腰があって保形性がより好適に用いられる。
なお、本体(1)の各部を内実にして一体成形した発泡
成形体よりなる場合にも、襟首部の上縁に上記同様の係
止片を連設して実施することができる。
いずれの場合にも、保形具(A)の本体(1)の形態
は、図示する実施例のものに限らず、使用対象の衣服
(10)の形態に応じて、該衣服の保形を好適になし得る
種々の形態による実施が可能であり、例えば襟首部
(3)を膨みのない偏平状にしたり、裾部(5)を省略
したものとすることができる。
上記の衣服用の保形具(A)は、第4図に示すように背
広等の衣服(10)を、段ボール製や厚紙製その他よりな
る包装箱(服箱)等の箱に収納する際に、衣服(10)の
内側に装入して使用する。この際、襟首部(3)の上縁
に連設されている係止片(7)を前方に折曲して衣服
(10)の襟部より延出させておいて、箱本体(21)に収
納するとともに、前記係止片(7)の端部(7a)を裏面
側に折曲して側板(21a)に係止する。こうして、第5
図のように蓋(22)を箱本体(21)に被せる。この種の
段ボール製等の箱は、箱本体(21)と蓋(22)の側板間
には寸法的に僅かに余裕があるので、前記係止片(7)
の端部(7a)を側板(21a)に沿わせることにより、何
等問題なく蓋(22)を被せることができる。
したがって蓋(22)を被せることにより、係止片(7)
の折曲端部(7a)が蓋(22)により押えられて該蓋(2
2)の側板(22a)と箱本体(21)の側板(21a)の間に
挟持され、その結果、前記折曲端部(7a)のはね上りが
阻止されて係止状態に確実に保持され、この保形具
(A)の箱(20)内での動き、延いては衣服(10)の動
きが抑止される。
特に第4図および第5図に示すように、側板(21a)の
上縁中央部に係止片(7)の折曲部(8)が嵌入する切
欠(23)を設けておくと、これに嵌入する係止片(7)
が側板上縁に係合して横方向の動きが阻止されるととも
に、前記折曲部(8)の部分が側板(21a)より上に突
出しないために、蓋(22)の被嵌状態が不体裁になるこ
とがない。
また第6図に示すように、箱本体(21)の側板(21a)
の上部に、係止片(7)を挿入できる切欠孔(24)を設
けて、係止片(7)を該切欠孔(24)に挿入係止するよ
うにした場合にも、蓋(22)を具合よく被嵌でき、また
保形具(A)の動き規制を確実になし得る。
[考案の効果] 上記したように本考案の保形具は、襟首部に連設した係
止片を、衣服を収納する箱本体の側板に係止することに
より、その動きを規制するようにしたので、箱内におい
て衣服が動いて一方に片寄ったりするのを防止でき、特
に保存、運搬時の取扱い時の振動によっても妄りに移動
することがなく、衣服の保形、型崩れ防止を良好になし
得る。また前記係止した側を上にして箱を傾けあるいは
横倒しにしても、側板に係止されている保形具がハンガ
ーのごとき作用を果すので、衣服が型崩れすることがな
く、そのまま持ち運びすることができ、便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す正面図、第2図は同上の
II−II線の断面図、第3図は前図一部の拡大断面図、第
4図は使用状態の箱本体に収納する前の斜視図、第5図
は同収納状態の係止部分を示す拡大断面図、第6図は他
の係止状態を示す一部の断面図である。 (A)……保形具、(1)……本体、(3)……襟首
部、(4)……肩部、(5)……裾部、(6)(8)…
…折曲部、(7)……係止片、(7a)……端部、(10)
……衣服、(21)……箱本体、(21a)……側板、(2
2)……蓋、(22a)……蓋の側板、(23)……切欠、
(24)、切欠孔。
フロントページの続き (72)考案者 丸岡 春見 香川県善通寺市吉原町1646―6 (72)考案者 占部 憲一 大阪府吹田市山田西3丁目26―15

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂発泡体により一体に成形され、衣
    服形態に応じて襟首部、膨らんだ両肩部等を有してなる
    保形具であって、前記襟首部の上縁に、折曲部を介して
    箱本体の側板に端部を折曲係止できる係止片が連設され
    てなることを特徴とする衣服用保形具。
JP1234690U 1990-02-08 1990-02-08 衣服用保形具 Expired - Lifetime JPH0647834Y2 (ja)

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JP1234690U JPH0647834Y2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 衣服用保形具

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JPH03117689U JPH03117689U (ja) 1991-12-05
JPH0647834Y2 true JPH0647834Y2 (ja) 1994-12-07

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