JPH0647572A - 燃料タンクの製造方法 - Google Patents

燃料タンクの製造方法

Info

Publication number
JPH0647572A
JPH0647572A JP4098204A JP9820492A JPH0647572A JP H0647572 A JPH0647572 A JP H0647572A JP 4098204 A JP4098204 A JP 4098204A JP 9820492 A JP9820492 A JP 9820492A JP H0647572 A JPH0647572 A JP H0647572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
joining
main body
welding
fuel tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4098204A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2511766B2 (ja
Inventor
Toshio Kawazu
敏夫 河津
Yasuo Masuda
泰夫 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP4098204A priority Critical patent/JP2511766B2/ja
Publication of JPH0647572A publication Critical patent/JPH0647572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2511766B2 publication Critical patent/JP2511766B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 接合方法を可及的に一元化し、併せて部品点
数の削減と耐触性及びタンク形状の設計の自由度の向上
とを図る。 【構成】 1対の半殻体1、2のフランジ1a、2aを
レーザー溶接Rにより接合してタンク本体を形成する。
タンク本体に固定するステー類3、4やパイプ類5、6
から成る付属部品もレーザー溶接R3〜R5により接合
する。レーザー溶接は狭い範囲に集中的に熱を入力でき
るため、タンク本体や付属部品を耐蝕表面処理材で形成
した場合の表面処理層の熱による劣化が抑制され、防錆
のための後処理を省略できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車用等の燃料
タンクの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動二輪車用の燃料タンクは、図
5に示す如く、上下1対の半殻体a、bを両者のフラン
ジcにおいて接合して成るタンク本体の外面にステー
d、eを重合固定すると共に、タンク本体に注油用口金
fや燃料コック用セットパイプgから成るパイプ類を挿
入固定して構成されている。その製造に際しては、上下
の半殻体a、bに夫々口金fやセットパイプgを挿入し
て銀ろう等によりろう付けした後、両半殻体a、bのフ
ランジcを重ね合わせて位置ずれしないようにスポット
溶接により取付けし、この状態でフランジcをシーム溶
接機の上下のローラ電極間に挾んでシーム溶接し、その
後に上半殻体aの外面にステーd、eを接合している。
ここで、ステーdがスポット溶接等で上半殻体aに先付
けされていると、ステーdがフランジcのシーム溶接の
邪魔になり、そのためステーdをアーク溶接で上半殻体
aに後付けしているが、上半殻体aはプレス成形品で薄
肉なためアーク溶接による穴明きを生じ易く、そこで上
半殻体aにパッチプレートhをスポット溶接により先付
けし、このパッチプレートh上にステーdをアーク溶接
している。一方、ステーeは必ずしも後付けする必要は
ないが、小型部品なため多点スポット溶接が困難であ
り、そこで上半殻体aにパッチプレートiを多点スポッ
ト溶接し、このパッチプレートi上にステーeをアーク
溶接して接合強度を確保している。図中黒点はスポット
溶接の打痕、Sはシーム溶接のライン、Wはアーク溶接
やろう付けのビードである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のもので
は、接合方案がスポット溶接やシーム溶接やアーク溶接
やろう付けといった多岐に渡るため、工程が分散して広
いスペースが必要になると共に自動化も困難になり、ま
た、パッチプレートを用いる関係で部品点数が増加して
コストアップや重量アップを生じ、更に、小さな曲率半
径で内方に凹入している部分ではローラ電極がタンク本
体に干渉するためシーム溶接を行い得ず、タンク形状に
関する設計の自由度が制約される不具合がある。また、
防蝕や防錆を目的として、タンク本体とステーやパイプ
類等の付属部品とを耐蝕表面処理材で形成することがあ
るが、上記従来技術の如きスポット溶接やシーム溶接や
アーク溶接やろう付けによる接合では表面処理層の熱に
よる劣化範囲が広くなって耐蝕性が低下する。本発明
は、以上の点に鑑み、接合方案を可及的に一元化し、併
せて部品点数の削減と耐蝕性及びタンク形状の設計の自
由度の向上とを図れるようにした燃料タンクの製造方法
を提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、1対の半殻体を両者のフランジにおいて接合
して構成されるタンク本体とタンク本体に接合される付
属部品とから成る燃料タンクの製造方法であって、前記
付属部品のうち少なくともタンク本体の外面に重合固定
されるステー類の接合と、前記フランジの接合とを夫々
レーザー溶接により行うことを特徴とする。
【0005】
【作用】レーザー溶接によりステー類をタンク本体に接
合するため、タンク本体の穴明きといった不具合を生ず
ることなくステー類をタンク本体の外面に直付けでき、
パッチプレートを省略して部品点数を削減できる。ま
た、1対の半殻体のフランジの接合もレーザー溶接によ
り行うため、シーム溶接を行う場合のようなローラ電極
とタンク本体との干渉といった問題を生ずることなくフ
ランジを接合でき、タンク形状に関する設計の自由度が
増し、更にフランジの幅を狭めて一層の軽量化を図れ
る。更に、レーザー溶接は狭い範囲に集中して熱を入力
でき、そのためタンク本体や付属部品を耐蝕表面処理材
で形成したときの表面処理層の熱劣化範囲を狭めて、耐
蝕性を向上できる。付属部品がタンク本体に挿入固定さ
れるパイプ類である場合、パイプ類を挿入するタンク本
体の部品取付孔に対する接合部の気密性を確保するた
め、部品取付孔の全周に亘ってレーザー溶接を施して
も、フランジ部のようには気密性を安定して確保できな
い。これに対し、部品取付孔の周方向に間隔を存して断
続的にレーザー溶接を施し、その後部品取付孔の全周に
亘る半田付けを施せば、レーザー溶接による熱影響を可
及的に抑制して接合強度を確保し、且つ半田により気密
性と耐蝕性とを確保でき、有利である。
【0006】
【実施例】図1は本発明により製造された燃料タンクを
示し、該タンクは、タンク本体を構成するプレス成形さ
れた上下1対の半殻体1、2と、上半殻体1の外面に重
合固定されるステー3、4と、上半殻体1に挿入固定さ
れる注油用口金5と、下半殻体2に挿入固定される燃料
コック用セットパイプ6とで構成されている。
【0007】上記燃料タンクの製造に際しては、先ず上
半殻体1の外面にステー3、4をレザー溶接により直付
けする。この際、レーザー溶接のラインR3、R4はス
テー3、4の接合強度と応力分散を考慮して適宜に設定
する。次に、口金5を、図2に示す如く、上半殻体1に
形成した口金用の部品取付孔に挿入セットし、取付孔の
周方向に間隔を存して図中R5で示すように断続的にレ
ーザー溶接を施し、これにより熱影響を可及的に抑制し
つつ所要の強度をもって口金5を取付孔の孔縁部に接合
し、その後取付孔の全周に亘る半田付けHを施して、接
合部の気密性と耐蝕性の確保及び強度補強を行う。
【0008】また、図3に示す如く、下半殻体2に形成
したパイプ用の部品取付孔にセットパイプ6を挿入セッ
トし、上記と同様に取付孔の周方向に間隔を存して図中
R6で示すように断続的にレーザー溶接を施し、その後
半田付けHを施す。
【0009】以上の如くして各半殻体1、2に付属部品
3〜6を組付けた後、上下の半殻体1、2を両者のフラ
ンジ1a、2aを重ね合わせた状態で図4に示す如く下
半殻体2を上にして治具7にセットしてクランパー8に
より固定し、この状態でレーザー照射ヘッド9により上
方から下半殻体2のフランジ2aにレーザービームBを
照射し、該ヘッド9を図外のロボットにより移動してフ
ランジ1a、2a同士を図1にRで示す如く全周に亘っ
てレーザー溶接し、フランジ1a、2aを所要の接合強
度で気密に接合する。この場合、上半殻体1のフランジ
1aにステー3が重なっていても、下半殻体2のフラン
ジ2a側からのレーザービーム照射によりフランジ1
a、2aを支障無く接合できる。
【0010】ここで、レーザー溶接では狭い範囲に集中
的に熱を入力できるため、各半殻体1、2や付属部品3
〜6をPb−Sn系等の耐蝕表面処理鋼材で形成してお
いてもその表面処理層の熱による劣化は狭い範囲に限定
され、少なくとも口金5やセットパイプ6の接合部に上
記の如く半田付けを施して気密性と耐蝕性とを確保して
おけば、燃料タンクがスクータのインナータンクのよう
に車体外面に露出しないものである場合塗装工程を省略
してコストダウンを図ることができる。
【0011】尚、本実施例では口金5やセットパイプ6
の接合をレーザー溶接と半田付けとで行ったが、接合後
に塗装等の防錆処理を行う場合には口金5やセットパイ
プ6等のパイプ類をろう付けにより接合しても良い。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、1対の半殻体のフランジにおける接
合とステー類の接合とをレーザー溶接により行うため、
接合方案が一元化されて工程集約と自動化とが可能にな
り、省スペースと生産性の向上とを図れると共に、パッ
チプレートを省略したりフランジの幅を狭めて部品点数
の削減や軽量化を図れるようになり、更にはタンク形状
に関する設計の自由度も増す。
【0013】また、レーザー溶接による接合であるた
め、半殻体と付属部品とを耐蝕表面処理鋼材で形成した
場合の表面処理層の熱による劣化が抑制され、請求項2
の発明の如く、パイプ類をレーザーによる断続溶接で熱
影響を可及的に抑えて接合して半田付けにより気密性と
耐蝕性とを確保すれば、塗装といった防錆のための後処
理が不要となり、生産性を一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により製造された燃料タンクの一例の
斜視図
【図2】 注油用口金の接合部分を示す図で、(a)は
断面図、(b)は平面図
【図3】 燃料コック用セットパイプの接合部分を示す
図で、(a)は断面図、(b)は平面図
【図4】 フランジの接合工程を示す図
【図5】 従来法により製造された燃料タンクの斜視図
【符号の説明】
1、2 半殻体 1a、1b フランジ 3、4 ステー類 5、6 パイプ類

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の半殻体を両者のフランジにおいて
    接合して構成されるタンク本体とタンク本体に接合され
    る付属部品とから成る燃料タンクの製造方法であって、
    前記付属部品のうち少なくともタンク本体の外面に重合
    固定されるステー類の接合と、前記フランジの接合とを
    夫々レーザー溶接により行うことを特徴とする燃料タン
    クの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記付属品のうちタンク本体に挿入固定
    されるパイプ類の接合をパイプ類を挿入するタンク本体
    の部品取付孔の周方向に間隔を存して断続的に施したレ
    ーザー溶接により行い、その後該取付孔の全周に亘って
    半田付けを施すことを特徴とする請求項1に記載の燃料
    タンクの製造方法。
JP4098204A 1992-04-17 1992-04-17 燃料タンクの製造方法 Expired - Fee Related JP2511766B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4098204A JP2511766B2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 燃料タンクの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4098204A JP2511766B2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 燃料タンクの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0647572A true JPH0647572A (ja) 1994-02-22
JP2511766B2 JP2511766B2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=14213470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4098204A Expired - Fee Related JP2511766B2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 燃料タンクの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2511766B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5828033A (en) * 1995-11-30 1998-10-27 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method of manufacturing a fuel tank
US5944216A (en) * 1997-02-06 1999-08-31 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel tank
US6381823B1 (en) * 1999-10-29 2002-05-07 Kyle P. Krejci Method of fabricating a gas tank
CN100445156C (zh) * 2003-10-10 2008-12-24 雅马哈发动机株式会社 鞍乘型车辆用燃料箱配设构造
EP2669167A1 (en) * 2012-05-28 2013-12-04 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Fuel tank and saddle riding type vehicle

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0191988A (ja) * 1987-10-03 1989-04-11 Toyota Motor Corp ガソリンタンク
JPH023532A (ja) * 1988-06-13 1990-01-09 Iseki & Co Ltd 燃料タンクの支持装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0191988A (ja) * 1987-10-03 1989-04-11 Toyota Motor Corp ガソリンタンク
JPH023532A (ja) * 1988-06-13 1990-01-09 Iseki & Co Ltd 燃料タンクの支持装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5828033A (en) * 1995-11-30 1998-10-27 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method of manufacturing a fuel tank
US5968672A (en) * 1995-11-30 1999-10-19 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Weldment produced by beam welding
US5944216A (en) * 1997-02-06 1999-08-31 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel tank
US6145691A (en) * 1997-02-06 2000-11-14 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel tank
US6381823B1 (en) * 1999-10-29 2002-05-07 Kyle P. Krejci Method of fabricating a gas tank
CN100445156C (zh) * 2003-10-10 2008-12-24 雅马哈发动机株式会社 鞍乘型车辆用燃料箱配设构造
EP2669167A1 (en) * 2012-05-28 2013-12-04 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Fuel tank and saddle riding type vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2511766B2 (ja) 1996-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4694873B2 (ja) 圧入接合方法及び圧入接合部品
JP2010155275A (ja) 溶接継手及びその製造方法
JP2014522730A (ja) ワークピースの一体溶接方法
JPH0647572A (ja) 燃料タンクの製造方法
JP2007167916A (ja) 重ね継手の溶接方法
US20050061786A1 (en) Welding method and structural body joined by using the welding method
US20040134892A1 (en) Fuel tank and method of making the same
JP5057161B2 (ja) 溶接継手の製造方法
US6066828A (en) Laser beam welding method for carbon steels
JP2000291679A (ja) 自在継手用ヨークの接合構造
TW201640045A (zh) 相異材質金屬管件接合方法及其結構
JP2004156474A (ja) 消音器とその製造方法
JPH08243770A (ja) 板材の接合方法
KR20210132845A (ko) 차량의 부품 접합방법 및 이를 이용하여 접합된 조립체
JP3735678B2 (ja) 金属ベローズ構造物,その製造装置およびその溶接方法,アキュムレータおよびその組立方法
JPH07328765A (ja) アクスルハウジングの溶接方法
US10526948B2 (en) Exhaust manifold and method of manufacturing the exhaust manifold
JP4357788B2 (ja) 閉鎖容器の突合せ溶接方法
JP4578386B2 (ja) 排気管とフランジの溶接方法
JP3988216B2 (ja) カウルトップサイド部の結合構造
JP4698199B2 (ja) 閉断面溶接構造体及びその製造方法
JPH07178585A (ja) パイプ材の溶接構造およびその溶接方法
JP2001115478A (ja) 作業機械の作業腕構造
CN116727846A (zh) 焊接方法、管道组件和空调
JPH0244146Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080416

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees