JPH0647533B2 - 4−ビフエニリル酢酸系化合物含有脂肪乳剤 - Google Patents

4−ビフエニリル酢酸系化合物含有脂肪乳剤

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JPH0647533B2
JPH0647533B2 JP59166612A JP16661284A JPH0647533B2 JP H0647533 B2 JPH0647533 B2 JP H0647533B2 JP 59166612 A JP59166612 A JP 59166612A JP 16661284 A JP16661284 A JP 16661284A JP H0647533 B2 JPH0647533 B2 JP H0647533B2
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acetic acid
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    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は優れた消炎、鎮痛、解熱活性を有する4−ビフ
エニリル酢酸系化合物の新規な製剤に関し、さらに詳し
くは、本発明は下記一般式 式中、Rは水素原子又はアルキル基を表わす、で示され
る4−ビフエニリル酢酸及びそのエステルから選ばれる
少なくとも1種の薬効化合物を含有する脂肪乳剤に関す
る。
4−ビフエニリル酢酸は強力な消炎、鎮痛、解熱作用を
有する既知の化合物である。しかしながら、4−ビフエ
ニリル酢酸は経口的又は非経口的に投与した場合、時と
して消化器官の潰瘍や出血などの消化器に対する副作用
を伴なうことがあることが知られており、このような副
作用のできるだけ少ない剤型の開発が強く望まれてい
る。
他方、最近ターゲテイング(targeting)療法と称し、
或る種の薬物を脂肪乳剤(lipid emulsuion)の脂肪粒
子(lipid particle)中に溶解して投与することが提案
されている。この療法は脂肪粒子がリポソームと同様
に、網内系や炎症細胞に取り入れる性質を利用したもの
で、この脂肪粒子に脂溶性の薬物を溶解し投与すると、
該脂肪粒子がドラツグキヤリアとなって薬物が特定の部
位に選択的に移行し、そこで集中的に薬効が発揮される
もので、有力な薬物投与法として各方面から注目されて
いる。
本発明者らもこの脂肪乳剤を用いるターゲテイング療法
に着目し、前記式(I)の4−ビフエニリル酢酸系化合
物を脂肪乳剤化し、投与したところ、薬物が効率よく炎
症部位に移行し、4−ビフエニリル酢酸そのものを通常
の剤型で投与した場合に比べてはるかに少ない投与量で
高い薬理作用が得られ、しかも副作用(消化器官障害)
も大幅に軽減されることを見い出し、本発明を完成する
に至った。
しかして、本発明によれば、下記一般式 式中、Rは水素原子又はアルキル基を表わす、で示され
る4−ビフエニリル酢酸系化合物から選ばれる少なくと
も1種の薬効化合物を含有することを特徴とする脂肪乳
剤が提供される。
本発明において薬効成分として使用される前記式(I)
の化合物として、4−ビフエニリル酢酸それ自体も脂肪
粒子中に或る程度溶解するので使用できるが、一般には
脂溶性の高いエステルの方が好適である。しかして、式
(I)におけるエステル残基(R)としては、アルキル
基、例えびメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、n−ペンチル、イソアミル、n−ペンチル、n−
ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、テト
ラデシル、ヘキサデシル、オクタデシルなどの炭素数1
〜18個のアルキル基、殊に、メチル、エチルなどの低
級アルキル基が好適である。
なお、本明細書において「低級」なる語はこの語が付さ
れた基又は化合物の炭素数が6個以下、好ましくは4個
以下であることを意味する。
上記4−ビフエニリル酢酸のエステルは生体内において
エステラーゼの酵素作用により4−ビフエニリル酢酸に
変換され薬理作用を発揮するものと推定される。
本発明の脂肪乳剤は通常の脂肪乳剤の脂肪粒子中に上記
4−ビフエニリル酢酸系化合物を導入することによって
調製され、例えば、4−ビフエニリル酢酸系化合物を脂
肪乳剤基剤に溶解させ、乳化剤を用いて水中に分散させ
水中油型乳剤とすることによって容易に製造することが
できる。
しかして、本発明の脂肪乳剤の調製に際して使用しうる
脂肪乳剤基剤としては、従来からいわゆる脂肪乳剤の調
製に際して通常用いられている製薬学的に許容されうる
任意の油脂類が包含され、具体的には、大豆油、綿実
油、菜種油、サフラワー油などの植物油;通常MCTと
略称されている炭素数8〜12個の中鎖脂肪酸(例え
ば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸など)のトリ
グリセリド;炭素数6〜18個の脂肪酸(例えば、カプ
ロン酸、カプリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、リ
ノール酸、ステアリン酸など)のモノ−又はジ−グリセ
リド等が挙げられ、これらはそれぞれ単独で又は2種も
しくはそれ以上組合わせて使用することができる。これ
らの中特に大豆油、パナセート810(日本油脂株式会
社製、MCTの混合物)が好適に使用される。これら脂
肪乳剤基剤の使用量は厳密に制限されるものではなく、
前記式(I)の薬効化合物及び/又は他の配合成分の種
類や量に応じて広範に変えることができるが、一般に1
〜50%(w/v)、好ましくは3〜30%(w/v)、さらに好
ましくは5〜20%(w/v)の範囲とするのが好都合であ
る。
尚、本明細書において、脂肪乳剤の配合成分の含量又は
使用量について使用する百分率「%(w/v)」は、特にこ
とわらない限り、最終の脂肪乳剤製品100容量部当り
の重量部を意味する。
また、上記脂肪乳剤基剤を水中に安定に分散されるため
の乳化剤としては、生理学的に許容されうるリン脂質及
び非イオン系界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の
乳化剤が使用される。生理学的に許容されうるリン脂質
としては、例えば、卵黄リン脂質、大豆リン脂質、フオ
スフアチジルコリン等が挙げられ、また、非イオン系界
面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレン共重
合体(例えば、平均分子量が1,000〜20,000
の範囲のポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン共
重合体)、硬化ヒマシ油ポリオキシアルキレン誘導体
(例えば、硬化ヒマシ油ポリオキシエチレン−(40)
−エーテル、硬化ヒマシ油ポリオキシエチレン−(2
0)−エーテル)等が包含される。これらの乳化剤はそ
れぞれ単独で使用することができ或いは2種もしくはそ
れ以上併用してもよく、本発明で用いる乳化剤は一般に
6〜15、好ましくは10〜14の範囲内のHLBをも
つことが好ましい。
これらの乳化剤は前記4−ビフエニリル酢酸系化合物を
含有する脂肪乳剤基剤粒子を水中に安定に分散保持する
のに必要な量で使用され、その量は乳化剤の種類に応じ
て一般に0.05〜25%(w/v)、好ましくは0.2〜6%
(w/v)、さらに好ましくは0.6〜2.4%(w/v)の範囲
であり、また、前記脂肪乳剤基剤を基準にすれば、該基
剤100重量部当り6〜24重量部、特に6〜15重量
部の範囲が適当である。
さらに本発明の脂肪乳剤において分散媒となる水として
は蒸留水又はイオン交換水を適量使用することができ、
場合によってはエタノールのような水混和性有機溶媒を
少量混合してもよい。
本発明の脂肪乳剤には、通常行なわれているように、必
要に応じて、等張化剤、乳化助剤、安定化剤等の添加剤
をさらに含ませることができる。
配合しうる等張化剤としては、例えば、グリセリン;ソ
ルビトール、キシリトールなどの糖アルコール;ブドウ
糖、果糖などの単糖類;マルトースのような二糖類;L
−アラニン、L−バリン、グリシンなどのアミノ酸等が
挙げられ、これらの中から適宜1種又はそれ以上選んで
使用される。これら等張化剤は脂肪乳剤が体液の浸透圧
とほぼ同等になるように調節するために添加されるもの
であり、その量は脂肪乳剤中の最終濃度が一般に0.1
〜0.5モル/l、好ましくは0.25〜0.35モル
/lの範囲となるようなものであり、より具体的には、
用いる等張化剤の種類に依存し通常下記の量で配合する
ことができる。
また、適宜配合しうる乳化助剤としては、例えば、炭素
数10〜20個の脂肪酸(例えば、ステアリン酸、パル
ミチン酸、リノール酸、リノレン酸など)及びその塩
(例えばナトリウム塩、カリウム塩など)、フオスフア
チジルエタノールアミン、フオスフアチジルセリン、ス
テアリルアミン等が挙げられ、これらは一般に0.4%
(w/v)までの範囲、好ましくは0.01〜0.2%(w/v)
の範囲で使用することができ、特に上記脂肪酸又はその
塩は0.01〜0.1%(w/v)の範囲で、そしてフオス
フアチジルエタノールアミン、フオスフアチジルセリ
ン、ステアリルアミンは0.05〜0.3%(w/v)、殊
に0.1〜0.2%(w/v)の範囲で有利に使用すること
ができる。
さらに、安定剤としてはコレステロール又はトコフエロ
ールを用いることができる。コレステロールは一般に
1.2%(w/v)まで、好ましくは0.2〜0.4%(w/v)
の範囲の量で使用し、そして、トコフエロールは2.5
%(w/v)まで、好ましくは0.2〜0.8%(w/v)の範囲
で使用するのが好都合である。
また、安定剤としては、アルブミン又はその脂肪酸アミ
ド誘導体、多糖類又はその脂肪酸エステル誘導体等も使
用することができる。アルブミンとしては、ヒト用の製
剤を調製するには、抗原性の観点からヒト由来のものが
望ましく、その脂肪酸アミド誘導体としては、アルブミ
ン中に存在する全アミノ基の5〜40%を炭素数14〜
18個の脂肪酸(例えば、パルミチン酸、ステアリン酸
など)でアミド化したものが挙げられる。他方、多糖類
としては、デキストラン、プルラン、ヒドロキシエチル
デンプン等が包含され、これらの脂肪酸エステル誘導体
としては、該多糖類に存在する全水酸基の5〜40%が
炭素数14〜18個の脂肪酸(例えばパルミチン酸、ス
テアリン酸など)によりエステル化されているものが挙
げられる。これらの安定剤は一般に0.02〜5%(w/
v)、好ましくは0.2〜2.5%(w/v)の範囲で添加す
ることができる。
本発明の脂肪乳剤はそれ自体公知の乳化方法を用いて製
造することができる。その際乳化機としては通常のホモ
ジナイザーを使用することができるが、安定で、微細な
脂肪乳剤を調製するためには、2種類のホモジナイザー
を併用するのが好都合である。具体的には例えば、所定
量の4−ビフエニリル酢酸系化合物を前記の脂肪乳剤基
剤、例えば大豆油中に適宜加温下に溶解混和し、これに
所定量の乳化剤例えば精製大豆リン脂質及び必要に応じ
て他の添加剤、例えば乳化助剤、安定化剤、等張化剤等
を加え加温撹拌して均一となし、次いで水を加えてホモ
ジナイザーで処理し、水中油型の粗乳化液を調製し、し
かる後これを加圧型ホモジナイザー、例えばマントン−
ガウリン型ホモジナイザーにより均質化することによ
り、本発明の脂肪乳剤を得ることができる。なお、安定
化剤、等張化剤は生成した脂肪乳剤に加えてもよい。
上記の乳化操作は一般に、生成する脂肪乳剤中の分散脂
肪粒子の平均粒子径が大体1μ以下、好ましくは0.3
μ以下になる迄行なうのが望ましい。
また、薬効成分である式(I)の4−ビフエニリル酢酸
系化合物は一般に0.01〜50%(w/v)、好ましくは
0.01〜10%(w/v)、さらに好ましくは1〜3%(w/
v)の範囲の濃度となるような割合で用いるのが好都合で
ある。
上記の如くして製造される本発明の脂肪乳剤は必要によ
り凍結乾燥することができ、そのように凍結乾燥するこ
とにより得られる粉末は水に再溶解すれば元の脂肪乳剤
にもとすことができるので、本発明にいう「脂肪乳剤」
にはこのような凍結乾燥されたものも包含されることを
了解すべきである。
本発明により提供される4−ビフエニリル酢酸系化合物
含有脂肪乳剤は、注射等により非経口的に投与した場
合、炎症部位への移行性(炎症細胞へのとりこみ)が極
めて優れており、その結果、炎症部位で薬効化合物が強
力且つ集中的にその薬理効果を発揮し、しかも前述した
消化器官に対する副作用及び毒性も極めて少ない。さら
に本発明の脂肪乳剤は安定性にも優れており、消炎、鎮
痛、解熱剤として実用上非常に有用である。
本発明の脂肪乳剤の優れた薬理効果、低毒性及び安定性
を以下に示す実験により立証する。
〔A〕薬効薬理試験 A−1:カラゲニン足蹠浮腫抑制作用 (a)実験動物:ウイスター系雄性ラツト(体重160〜
220g)を1群7匹ずつ使用。
(b)被験薬剤:4−ビフエニリル酢酸メチルエステル又
は4−ビフエニリル酢酸エチルエステルを2%(w/v)含
有する脂肪乳剤(4−ビフエニリル酢酸に換算)(後記
する実施例1又は実施例2により調製したもの)。な
お、対照薬剤として4−ビフエニリル酢酸(ナトリウム
塩)水溶液を使用。
(c)実験方法:各ラツトの左後肢足容積を足容積測定装
置(UGO BASILE社製)を用いて測定した後、
起炎剤として1%カラゲニン溶液を1匹当り0.05ml
ずつラツト足蹠皮下に注射し、カラゲニン足浮腫を誘発
した。カラゲニン投与前および投与後1時間毎に6時間
迄、ラツトの足容積を測定した。被験薬剤は1.25mg
/kg、2.5mg/kgおよび5.0mg/kgの3用量とし、対
照薬の4−ビフエニリル酢酸は2.5mg/kgおよび5.
0mg/kgの2用量とし、いずれもカラゲニン投与の2時
間後に静脈内投与した。浮腫率および浮腫抑制率は、次
の計算式により求めた。
Ec:溶媒対照群の各時間における浮腫容積(平均値) Et:各被験薬剤投与群の各時間における浮腫容積(平
均値) (d)実験結果:結果を下記第1表に示す。本発明の4−
ビフエニリル酢酸メチルエステル含有脂肪乳剤は、いず
れの用量共に薬物投与後1時間目から有意な浮腫抑制効
果が認められ、その作用は最終測定時間である薬物投与
後4時間まで持続した。同じく本発明の4−ビフエニリ
ル酢酸エチルエステル含有脂肪乳剤は、2.5mg/kgお
よび5.0mg/kgの用量において、薬剤投与後2時間目
から有意な浮腫抑制効果および効果の持続性が認められ
た。一方、対照薬剤である4−ビフエニリル酢酸では、
2.5および5.0mg/kgの用量で薬剤投与後4時間に
効果の発現が認められた。これらの実験結果から、薬剤
投与後2時間目の20%浮腫抑制効果(IC20)を用量
−作用曲線より算出すると、本発明の4−ビフエニリル
酢酸メチルエステル含有脂肪乳剤および4−ビフエニリ
ル酢酸エチルエステル含有脂肪乳剤は、対照とした4−
ビフエニリル酢酸よりもそれぞれ約6倍および約3倍強
い効果が示された。
A−2:アジユバンド関節炎抑制作用 (a)実験動物:CRJ−CD(SD)系雌性ラツト(5
〜7週令)を1群6匹使用 (b)被験薬剤:4−ビフエニリル酢酸メチルエステル又
は4−ビフエニリル酢酸エチルエステルを2%(w/v)含
有する脂肪乳剤(4−ビフエニリル酢酸に換算)(後記
する実施例1又は実施例2により調製したもの)。
(c)実験方法:各ラツトの左後足蹠皮内に、アジユバン
ドとして流動パラフインに懸濁したマイコバクテリウム
・ブチリクム(Mycobacterium butyricum)の加熱死菌
0.6mgを注射した。各被験薬剤は、アジユバンド注射
15日目から19日目の5日間尾静脈内に投与した。関
節炎症状の評価は、アジユバンド注射後第25日目まで
経日的に注射側後肢足容積を、足容積測定装置(UGO
BAS ILE社製)を用いて測定した。抑制率を次
の計算式により求めた。
Ec:溶媒対照群の各時間における浮腫容積(平均値) Et:各被験薬剤投与群の各時間における浮腫容積(平
均値) (d)実験結果:結果を下記第2表に示す。アジユバンド
注射左後肢足の浮腫は、各用量の4−ビフエニリル酢酸
メチルエステル含有脂肪乳剤および4−ビフエニリル酢
酸エチルエステル含有脂肪乳剤の静脈内投与により、有
意に抑制されており、この抑制作用は用量依存性を示し
た。
A−3:鎮痛作用(酢酸ストレツチング法) (a)実験動物:dd系雄性マウス(体重18g前後)を1
群10匹ずつ使用。
(b)被験薬剤:4−ビフエニリル酢酸メチルエステル又
は4−ビフエニリル酢酸エチルエステルを2%(w/v)含
有する脂肪乳剤(4−ビフエニリル酢酸に換算)(後記
する実施例1又は実施例2により調製したもの)。
(c)実験方法:各マウスの尾静脈内に被験薬剤を投与
し、その5分後に0.6%酢酸0.1ml/10gを腹腔
内投与し、10分間のストレツチング数を測定し、溶媒
対照群に対する抑制率を算出した。
(d)実験結果:結果を添付の第1図に示す。被験薬剤を
ラツトの尾静脈内投与後、酢酸を腹腔内に投与した場合
には、4−ビフエニリル酢酸メチルエステル含有脂肪乳
剤の50%抑制率(ED50)は18mg/kgであり、また
4−ビフエニリル酢酸エチルエステル含有脂肪乳剤のE
50は23mg/kgであって、いずれも鎮痛効果が認めら
れた。
〔B〕組織移行性 (a)実験動物:ウイスター系雄性ラツト(体重160〜
220g)を1群6匹ずつ使用。
(b)被験薬剤:4−ビフエニリル酢酸メチルエステルを
2%(w/v)含有する脂肪乳剤(4−ビフエニリル酢酸に
換算)(後記する実施例1により調製したもの)および
対照薬として4−ビフエニリル酢酸(ナトリウム塩)水
溶液を使用。
(c)実験方法:被験薬剤を4−ビフエニリル酢酸に換算
して10mg/kgとなる用量を尾静脈内に投与し、経時的
にラツトを屠殺し、主要臓器を摘出して組織内濃度を常
法であるHPLC法により測定した。なお、組織内濃度
は、4−ビフエニリル酢酸に換算して示す。
(d)実験結果:結果を添付の第2図に示す。4−ビフエ
ニリル酢酸メチルエステル及び4−ビフエニリル酢酸ナ
トリウム塩をラツトの静脈内に投与した際の組織移行性
をみると、両被験薬剤共に被験薬剤投与後30秒には薬
理作用発現濃度〔4−ビフエニリル酢酸のプロスタグラ
ンジン合成抑制作用:IC500.68Mg/ml(E.L.Tolma
n、American Cyanamid Company's Repport参照〕 以上の薬物濃度に達するが、脾臓および筋肉では、4−
ビフエニリル酢酸メチルエステル含有脂肪乳剤は、4−
ビフエニリル酢酸よりも2.5〜3倍の高い濃度で移行
していることがわかる。このことは、4−ビフエニリル
酢酸メチルエステル脂肪乳剤が短時間で高い組織移行性
を示し、より少ない用量での薬効が期待されることを示
唆している。
〔C〕毒性試験 チヤールス・リバー系SD雄性ラツト(6週令、体重1
60〜170g)を1群5匹宛用い、本発明の4−ビフ
エニリル酢酸メチルエステル又は4−ビフエニリル酢酸
エチルエステルを2%(w/v)含有する脂肪乳剤(4−ビ
フエニリル酢酸に換算)(後記する実施例1又は実施例
2により調製したもの)を尾静脈内に1回投与し、3日
間の観察での急性毒性試験を行った。投与量は、両薬剤
共に50、100、200および400mg/kgとし、対
照群として4−ビフエニリル酢酸ナトリウム塩水溶液を
投与した。その結果を下記の第3表に示す。この結果か
ら明らかなとおり、4−ビフエニリル酢酸メチルエステ
ルおよび4−ビフエニリル酢酸エチルエステル含有脂肪
乳剤では、100mg/kgまでの投与で一般症状および剖
検の各所見について薬剤に起因する変化は全く認められ
なかった。一方、対照群である4−ビフエニリル酢酸
(ナトリウム塩)では、50mg/kgまでの投与で一般症
状および剖検の各所見について変化は認められなかった
が100mg/kg以上の投与では変化が生じた。したがっ
て、本発明の脂肪乳剤は、ビフエニリル酢酸よりも安全
性が高いことが明らかである。
〔D)安定性試験 本発明により提供される4−ビフエニリル酢酸系化合物
含有脂肪乳剤について、6箇月の安定性試験を行った。
含量の測定は高速液体クロマトグラフ法(装置:日立製
作所製655−15)で行い、粒子径の測定は光透過式
粒度分布計(堀場製作所製CAPA−500)で行っ
た。その結果を下記の第4表に示す。室温(25℃)、
6箇月間の安定性試験では、含量の低下、外観変化ある
いはPH及び粒子径(弊均)の変化は認められず、した
がって、4−ビフエニリル酢酸系化合物含有脂肪乳剤は
製剤学的に極めて安定であるといえる。
以上述べたように、本発明の4−ビフエニリル酢酸系化
合物含有脂肪乳剤は、炎症部位への移行性(取込み)が
極めて優れておりかつ副作用が少なく毒性も低く、主薬
の薬理効果が強力にかつ効果的に発現され、しかも製剤
的に安定であるので、特に注射用の液状製剤として消
炎、鎮痛、解熱剤として臨床的に極めて有用である。
本発明の脂肪乳剤の投与法としては、注射(非経口)、
点眼等が挙げられ、またその投与は、投与経路、処方、
患者の症状等によって異なるが、通常成人1人あたり1
回5mg(4−ビフエニリル酢酸に換算した量)〜50mg
宛を1日1〜3回投与するのが標準的であり、これによ
り例えば、慢性関節リウマチ、変形性関節症、腰痛、肩
関節周囲炎、頚肩腕症候群、術後および外傷による炎症
・疼痛、癌性疼痛、帯状疱疹、痛風発作、腱・腱鞘炎、
神経痛、筋肉痛、抜歯後痛、炎症性結膜炎、ブドウ膜炎
等の症状の緩解に顕著な効果をあげることができる。
次に、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれら実施例の範囲のみに限定されるものではな
いことを理解すべきである。
実施例 1 日局大豆油20gに4−ビフエニリル酢酸メチルエステ
ル4.28(4−ビフエニリル酢酸4.0gに相当)を
加え、加温して溶解する。これに精製大豆リン脂質2.
4g及びグリセリン5gを加え、加温しながら激しく撹
拌して溶解後、適当量の蒸留水を加えてポリトロンホモ
ジナイザーで撹拌し粗乳化液を調製する。
この粗乳化液をさらにマントン−ガウリン型ホモジナイ
ザーにより高圧乳化させた後、蒸留水を加えて200ml
とすることにより、極めて微細な4−ビフエニリル酢酸
メチルエステルを含む脂肪乳剤が得られた。分散脂肪粒
子の平均粒子径は0.15μであり、1μ以上の粒子は
含まなかった。
実施例 2 実施例1において、4−ビフエニリル酢酸メチルエステ
ル4.28gの代りに4−ビフエニリル酢酸エチルエス
テル4.52gを用いる以外同様に処理をし、4−ビフ
エニリル酢酸エチルエステルを含有する脂肪乳剤を得
た。
該脂肪乳剤中の分散脂肪粒子の平均粒子径は0.15μ
であり、1μ以上の粒子は含まなかった。
実施例 3 実施例1において、精製大豆リン脂質の代りに精製卵黄
リン脂質を用いる以外同様に処理をして、4−ビフエニ
リル酢酸メチルエステルを含有する脂肪乳剤を得た。
実施例 4 日局大豆油20gに4−ビフエニリル酢酸エチルエステ
ル0.43g(4−ビフエニリル酢酸0.4g相当)を
加え加温して溶解する。これにプルロニツクF−68
(旭電化工業株式会社製、ポリオキシエチレン−ポリオ
キシプロピレンエーテル型非イオン界面活性剤)2.0
gと適当量の蒸留水を加えて、ポリトロンホモジナイザ
ーで撹拌し粗乳化液を調製する。この粗乳化液をさらに
マントン−ガウリン型ホモジナイザーにより高圧乳化さ
せた後、蒸留水を加えて200mlとすると、極めて微細
な4−ビフエニリル酢酸エチルエステルを含む脂肪乳剤
が得られた。この脂肪乳剤中の分散脂肪粒子の平均粒子
径は0.15μであり、1μ以上の粒子は含まなかっ
た。
実施例 5 MCT30gに4−ビフエニリル酢酸0.15gを加温
して溶解する。これに精製大豆リン脂質3.6g及びグ
リセリン7.5gを加え、加温し激しく撹拌しながら溶
解後、適当量の蒸留水を加えて、ポリトロンホモジナイ
ザーで撹拌し粗乳化液を調製する。この粗乳化液をさら
にマントン−ガウリン型ホモジナイザーにより高圧乳化
させた後、蒸留水を加え300mlとすると、4−ビフエ
ニリル酢酸を含む脂肪乳剤が得られた。この脂肪乳剤中
の分散脂肪粒子の平均粒子径は0.11μであり、1μ
以上の粒子は含まなかった。
実施例 6 日局大豆油10g及びMCT10gに4−ビフエニリル
酢酸エチルエステル0.43gを加えて加温して溶解す
る。これに精製大豆リン脂質1.2g、精製卵黄リン脂
質1.2g及びグリセリン5gを加え、加温しながら激
しく撹拌、溶解後、適当量の蒸留水を加えてポリトロン
ホモジナイザーで撹拌し粗乳化液を調製する。この粗乳
化液をさらにマントン−ガウリン型ホモジナイザーによ
り高圧乳化させた後、蒸留水を加えて200mlとする
と、4−ビフエニリル酢酸エチルエステルを含む脂肪乳
剤が得られる。この脂肪乳剤中の分散脂肪粒子の平均粒
子径は0.15μであり1μ以上の粒子は含まなかっ
た。
実施例 7 実施例1において、大豆油20gの代りに100g、4
−ビフエニリル酢酸メチルエステル4.28gの代りに
53.5g、精製大豆リン脂質2.4gの代りに7.5
g、グリセリン5gの代りに12.5gを用い同様に操
作することにより、250mlの極めて微細な4−ビフエ
ニリル酢酸メチルエステルを高濃度に含む脂肪乳剤が得
られた。この脂肪乳剤中の分散脂肪粒子の平均粒子径は
0.15μであり、1μ以上の粒子は含まなかった。
実施例 8 日局大豆油20gに4−ビフエニリル酢酸エチルエステ
ル0.43gを加えて加温して溶解する。これに精製大
豆リン脂質2.4g、コレステロール0.6g及びグリ
セリン5gを加え、加温しながら激しく撹拌、溶解し、
適当量の蒸留水を加えてポリトロンホモジナイザーによ
り高圧乳化させ、蒸留水を加えて200mlとする。これ
により、極めて微細な4−ビフエニリル酢酸エチルエス
テルを含む脂肪乳剤が得られた。この脂肪乳剤中の分散
脂肪粒子の平均粒子径は0.14μであり、1μ以上の
粒子は含まなかった。
実施例 9 実施例8において、コレステロール0.6gの代りにパ
ルミチン酸ナトリウム0.04gを加え、同様の処理を
し、4−ビフエニリル酢酸エチルエステルを含有する脂
肪乳剤を得た。
実施例 10 実施例8において、コレステロール0.6gの代りに0
−パルミトイルデキストラン(分子量40000)0.
4gを加え、同様の処理をし、4−ビフエニリル酢酸エ
チルエステルを含有する脂肪乳剤を得た。
実施例 11 実施例1で得られた脂肪乳剤にアルブミン5gを加え、
その後凍結乾燥をおこない4−ビフエニリル酢酸エチル
エステルを含有する脂肪乳剤粉末を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の脂肪乳剤の鎮痛作用の測定結果を示す
グラフであり、 第2図は本発明の脂肪乳剤の組織移行性の試験結果を示
すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−208927(JP,A) 特開 昭59−33244(JP,A) 特開 昭59−13720(JP,A) 特開 昭58−59912(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)一般式 式中、Rはメチル基又はエチル基を表わす、で示される
    4−ビフエニリル酢酸系化合物 0.01〜50%(w/v)、 (b)植物油、炭素数8〜12個の中鎖脂肪酸のトリグリ
    セリド並びに炭素数6〜18個の脂肪酸のジ−及びモノ
    グリセリドから選ばれる少なくとも1種の脂肪乳剤基剤
    5〜50%(w/v)、 (c)リン脂質及び非イオン系界面活性剤から選ばれる少
    なくとも1種の乳化剤0.05〜25%(w/v)、及
    び (d)水 からなることを特徴とする脂肪乳剤。
  2. 【請求項2】グリセリン、糖アルコール、単糖類、二糖
    類及びアミノ酸から選ばれる少なくとも1種の等張化剤
    をさらに含有する特許請求の範囲第1項記載の脂肪乳
    剤。
  3. 【請求項3】炭素数10〜20個の脂肪酸及びその塩、
    フオスフアチジルエタノールアミン、フオスフアチジル
    セリン及びステアリルアミンから選ばれる少なくとも1
    種の乳化助剤をさらに含有する特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の脂肪乳剤。
  4. 【請求項4】コレステロール及びトコフエロールから選
    ばれる安定化剤をさらに含有する特許請求の範囲第1〜
    3項のいずれかに記載の脂肪乳剤。
  5. 【請求項5】アルブミン及びその脂肪酸アミド誘導体並
    びに多糖類及びその脂肪酸エステル誘導体から選ばれる
    少なくとも1種の安定化剤をさらに含有する特許請求の
    範囲第1〜4項のいずれかに記載の脂肪乳剤。
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