JP4008965B2 - レシチン含有脂肪乳剤の調製法 - Google Patents

レシチン含有脂肪乳剤の調製法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、レシチンを乳化剤とする脂肪乳剤の改良調製法に関する。具体的には、本発明は、例えば静注用乳化製剤を調製する方法としてレシチンを有効に乳化に利用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
脂肪乳剤(Fat emulsion)は、一般に、リン脂質を含有する脂肪乳剤であって、高カロリー栄養輸液療法におけるカロリー補給の目的で開発された製剤である。脂肪乳剤は基本的に大豆油10〜20重量%、卵黄あるいは大豆レシチン(乳化剤)1.2〜1.8重量%およびグリセリン(等張化剤)2.5重量%を含むO/W型のエマルションである。この基本処方にさらに脂肪酸(乳化補助剤)、コレステロール類(安定化剤)、高分子物質、薬効成分などが添加される場合もある。乳剤の粒子径は、乳化の安定性と血管内血栓防止の観点から1.0μm以下に調製する。
【0003】
上記のような乳化製剤の調製法について、例えば、特開昭58−222014号、特開昭60−149524号、特開平2−101009号、特開平04−69340号等に説明されているが、レシチン成分を含むすべての脂溶性成分及び水成分(場合によっては等張化成分を含まない。)を同時に混合している。そのため一部のレシチンが界面に集まらず、レシチン単独の集合体を作って分散し、脂溶性成分と水成分を乳化する役割を果たさないという現象が起きる。添加したレシチンの一部が乳化剤として機能しないので、製剤としても一定の品質の製品を得ることができない。
【0004】
例えば、静注用の乳剤原料に用いるレシチンは、精製されて粉末、ヌガー状、ブロック状等の固体であり、直接水に懸濁させるとラメラ構造をとる。仮にレシチンが油中に存在していても、結晶状態で分散していれば、強力な乳化によってその一部が水に直接接触してラメラ構造をとってしまう。
ラメラ構造となったレシチンは再度油中に移行させることは極めて困難である。これらのレシチンは乳化には有効に利用されないため、乳化安定性を保つためにはレシチンの添加量を増大することが必要である。同時に、ラメラ構造は乳化物と比べ、血液中で凝集しやすく、粒子径の増大や沈殿の発生につながる。さらに製剤の薬理活性自体にも影響することも考えられる。
【0005】
特公昭54−31485号には、カレー・ルー、素麺、中華麺などの製造に又は飲用牛乳の油脂含有率向上のために添加使用する乳化性油脂の製造法が記載されている。油脂にレシチンを加えて均質な乳化性油脂を製造するにあたり、レシチンに対し1%〜20%のエタノール添加することを必須要件としている。しかし、エタノール添加は油に対する量については必須要件としていない。実施例等をみると、脂溶性成分に対して約0.05%〜6%程度である。そこには静注用乳化製剤などの用途には言及されていない。
【0006】
特開平4−338334号には、プロスタグランジンE1リポ製剤についての発明が記載されており、その他の製造法として、プロスタグランジンE1を無水有機溶媒(好ましくは無水エタノール等)に溶解し使用することが記載されており、さらに実施例に2mgのプロスタグランジンE1を無水エタノール200μlに溶解し、日本薬局方ゴマ油40gに混合すると記載されている。しかし、本発明でレシチンをエタノールに溶解するのは、レシチンが加温しても比較的油脂に溶けにくい成分なので、これを速やかに油脂に溶かすためであり、上記公報記載の方法とはエタノールの使用目的が異なる。本発明においてはエタノールが無水である必要もない。上記公報記載の方法において、エタノールの使用量が多ければ、結果として本発明と同等の効果が得られることがある。しかし、「乳化後に入れる」等の記載もみられることからもわかるように、レシチンの乳化状態に配慮した処理はみられず、この効果を達成するための手段であるとの認識をしているとは言えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、均一な品質の製品であるレシチン含有脂肪乳剤を調製することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記問題点につき鋭意研究し、レシチンを有効に乳化に利用することにより、静注用乳化製剤のような高度に安定した均一性が要求される製品において、レシチンの存在状態が均一となり、ロット間で差がない均一な品質の製品を調製することができることを見いだし、該知見に基づき本発明を完成したものである。
【0009】
本発明は、レシチンを乳化剤として調製する脂肪乳剤の調製方法において、レシチンおよびアルコールを、油脂および脂溶性成分に添加混合した後、その混合物を水性成分と混合乳化することを特徴とする脂質乳剤の調製法である。
【0010】
本発明は、レシチン含有脂肪乳剤の調製において、レシチンの全てが油脂を均一に乳化するために有効に使用されるようにしたものである。そのためには、油脂および脂溶性成分を予め均一にしておく。乳化時レシチンが結晶化して水中に分離しない様に、油脂および脂溶性成分にアルコールを添加した後、その混合物を水成分と混合乳化させる。あらかじめアルコールを添加することで、レシチンのラメラ構造の発生を抑えることができる。その結果、安定した乳化物を得ることができる。
【0011】
また、アルコールを添加することで、常温域での安定した乳化が可能となる。何故ならば、通常レシチンを用いる乳化温度は、使用する油脂の種類や添加するまたはもともと含まれる脂溶性成分(脂肪酸、脂肪酸エステル、ステロール類)の種類や量、および水分によって変化するが、一般に50℃以上と比較的高い。高温で乳化させることによって、成分の熱分解、熱劣化を招くおそれがあるが、アルコールを添加することにより、常温域での安定した乳化が可能となる。
通常、固体のレシチンは、脂溶性成分中で溶解させるためには加熱、分散装置等が必要になるが、アルコールが共存すると、油への溶解が非常に容易になる。
【0012】
本発明において、油脂は高純度の精製油脂であり、静注用乳化製剤に使用できるものであれば種類は何でもよく、例えば精製オリーブ油、精製大豆油は水蒸気精製等の精製により不けん化物が0.5%以下、望ましくは0.1%以下のものである。
【0013】
本発明において、レシチンは、卵黄レシチン、大豆レシチンなどの精製レシチンであり、常法の有機溶媒による分画法によって調製することができる。すなわち、たとえば粗卵黄リン脂質を冷n−ヘキサン−アセトンに溶解し、撹拌下、徐々にアセトンを添加し、不溶物を濾別回収し、この操作をさらにもう1回繰り返した後溶媒を留去することによって精製レシチンを得ることができる。これは主としてフォスファチジルコリン、フォスファチジルエタノールアミンからなり、これ以外のリン脂質として、フォスファチジルイノシトール、フォスファチジルセリン、スフィンゴミエリンなども含有する。また、ここで得られたレシチンをさらにエタノールに対する溶解度の違いで分別したり、カラムクロマトグラフィーによって特定の成分、主にフォスファチジルコリンを濃縮あるいは単離したものを用いることができる。
【0014】
脂肪乳剤とは油脂5〜50重量%、油脂100部に対してレシチン1〜50部、好ましくは5〜30部、および適量の水から主としてなる。レシチンの脂肪乳剤中の含有量は、乳剤の形態および用途によって適宜増減できるが、一般には当該乳剤中に極微量、たとえば0.5〜50mg/ml含有させる。
【0015】
本発明において、レシチンが結晶分離しない様に添加する上記アルコールとしては、エタノール、メタノール、イソプロパノール、グリコール類が例示される。好ましくは、アルコールはエタノールまたは含水エタノールである。
アルコールはレシチンの溶液として油脂に添加することができる。アルコールをレシチンの溶液として油脂に添加する場合は、おおむねレシチンと等量程度以上で、かつ、脂溶性成分全体に対しておよそ10%以下が目安である。10%を越えるとエタノールによる乳化阻害の影響が出ることが多いためである。また、乳剤全体から見れば油脂類のおよそ1%程度でも充分効果が出、5%を越えると乳化阻害の影響が出始めることが見られる。油脂の成分によってはさらに微量でも充分な効果を示すこともある。静注乳剤の場合、アルコールとしてエタノールを用いれば容易に生分解され、人体への悪影響はない。
仮にこの程度の量のエタノールが残存しても製剤の調製および安定性は良好になることがあっても決して悪くならない。
【0016】
本発明の脂肪乳剤の製造法は、所定量の大豆油、レシチン、脂溶性成分(脂肪酸、脂肪酸エステル、ステロール類)などをアルコールと混合し常温で溶液を作り、次いでこれに必要量の水を加え、通常のホモジナイザー(たとえば、TKホモミキサー、ポリトロンのような高速撹拌型等)で粗乳化後、微細乳化に適したホモジナイザー(たとえば、加圧噴射型ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー等)を用いて均質化処理をして、水中油型乳剤とすることによりなる。製造上の都合によっては、脂肪乳剤の生成後に安定化剤、等張剤などの添加剤を加えてもよい。
【0017】
エマルジョンの調製にはいくつかの乳化機械が古くから知られているが、その微粒化能力はそれぞれ異なっている。脂肪乳剤は静脈内に直接投与される製剤であるため、血管内の大きさを考慮して、油滴の平均粒径0.2〜0.3μmのエマルションとして調製されている。したがって、脂肪乳剤を調製するためには、高圧ホモジナイザーは必須である。また、この高圧ホモジナイザーの能力を最大限に引き出すためには、数μm程度の微粒化を前処理として行っておくと効果的である。その粒子はきわめて微細で、その平均粒子径は1.0μ以下であり、その保存安定性はきわめて良好である。
【0018】
乳化補助剤としての炭素数6〜22の脂肪酸は、医薬品に添加可能なものであれば使用できる。この脂肪酸は直鎖状、分枝状のいずれでもよいが、直鎖状のステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸、リノレン酸、ミリスチン酸などを用いるのが好ましい。これらの塩としては、生理的に受け入れられる塩、たとえばアルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩など)を用いることができる。安定化剤としてのコレステロールやホスファチジン酸は医薬用として使用が可能なものであれば使用できる。
【0019】
乳化安定化剤用高分子物質として用いられるアルブミン、ビニル重合体、非イオン性界面活性剤としては次のものが好ましい。アルブミンとしては、抗原性の問題からヒト由来のものを用いる。ビニル重合体としては、ポリビニルピロリドンなどを挙げることができる。また、非イオン性界面活性剤としては、ポリアルキレングリコール(たとえば、平均分子量1000〜10000、好ましくは4000〜6000のポリエチレングリコール)、ポリオキシアルキレン共重合体(たとえば、平均分子量1000〜20000、好ましくは6000〜10000のポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン共重合体)、硬化ヒマシ油ポリオキシアルキレン誘導体(たとえば、硬化ヒマシ油ポリオキシエチレン−(40)−エーテル、同−(20)−エーテル、同−(100)−エーテルなど)、ヒマシ油ポリオキシアルキレン誘導体(たとえば、ヒマシ油ポリオキシエチレン−(20)−エーテル、同−(40)−エーテル、同−(100)−エーテルなどを用いることができる。
【0020】
薬物としては、プロスタグランジンE1をはじめとするプロスタグランジン類縁体、ロイコトリエンなどの高度不飽和脂肪酸カスケード系のホルモン、ゲスターゲンをはじめとするステロイドホルモン等の脂溶性ホルモン、アドリアマイシンをはじめとする脂溶性の抗ガン剤、イブプロフェンをはじめとする非ステロイド系の脂溶性鎮痛剤、その他薬理作用をもつ脂溶性成分やその誘導体、さらには脂溶性でない薬物の脂溶化誘導体等、少量で薬理作用の発現する薬剤が挙げられる。これらの薬剤の乳剤は、油脂、乳化剤及びその他の脂溶性成分に予め溶解した後、水成分と混合乳化することによって調製できる。
【0021】
【実施例】
本願発明の詳細を実施例で説明する。本願発明はこれら実施例によって何ら限定されるものではない。
以下の実施例において、平均粒子径はゼータサイザー3(英国、マルバーン社製)により測定した。
【0022】
実施例1
精製オリーブ油(昭和産業(株)製)100gに卵黄レシチン(キューピー(株)製)12g及びエタノール(局方無水エタノール)10mlを20℃で撹拌混合後、20℃にあわせたグリセリン等張液を加え1000mlとし、撹拌型のホモミキサーで粗乳化した後、高圧乳化装置(マントンガウリン型)を用いて合計圧600kg/cmで10パスさせて乳化物を得た。この脂肪乳剤の平均粒子径は蒸留水中で205nmであり、10万Gでの超遠心沈殿固形物は全固形物中1%以下であった。血清中37℃1日後の粒子径増大率は2%であった。
【0023】
実施例2
精製大豆油(昭和産業(株)製)100gに卵黄フォスファチジルコリン(キューピー(株)製の卵黄レシチンを原料とし、高速液体クロマトグラフィーでフォスファチジルコリンを単離したもの)18gを10mlのエタノール(95vol.%水溶液)で溶解した溶液、オレイン酸(和光純薬(株)製)2.4gおよびアドリアマイシン10mgを混合後、ロータリーエバポレータでエタノールを留去した。エタノール留去に要した時間は25分であった。これに50℃に加温したグリセリン等張液を加え1000mlとし、以降50℃に保ちながら、撹拌型のホモミキサーで粗乳化した後、高圧乳化装置(マントンガウリン型)を用いて合計圧550kg/cmで10パスさせて乳化物を得た。この脂肪乳剤の平均粒子径は蒸留水中で189nmであり、10万Gでの超遠心沈殿固形物は全固形物中1%以下であった。血清中37℃1日後の粒子径増大率は4%であった。
【0024】
比較例1
精製オリーブ油(昭和産業(株)製)100gに卵黄レシチン(キューピー(株)製)12gを60℃で混合後、20℃に冷却した。20℃にあわせたグリセリン等張液を加え1000mlとし、撹拌型のホモミキサーで粗乳化した後、高圧乳化装置(マントンガウリン型)を用いて合計圧600kg/cmで10パスさせて乳化物を得た。この脂肪乳剤の平均粒子径は蒸留水中で212nmであり、10万Gでの超遠心沈殿固形物は全固形物中3.4%であった。血清中37℃1日後の粒子径増大率は20%であった。
【0025】
比較例2
精製大豆油(昭和産業(株)製)100gに卵黄フォスファチジルコリン(キューピー(株)製の卵黄レシチンを高速液体クロマトグラフィーでフォスファチジルコリンを単離したもの)18g及びオレイン酸2.4gを70℃で均一混合後、30℃に冷却してから30℃に加温したグリセリン等張液を加え1000mlとし、撹拌型のホモミキサーで粗乳化した後、高圧乳化装置(マントンガウリン型)を用いて合計圧550kg/cmで10パスさせて乳化物を得た。この脂肪乳剤の平均粒子径は蒸留水中で217nmであり、10万Gでの超遠心沈殿固形物は全固形物中3.3%であった。血清中37℃1日後の粒子径増大率は30%であった。
【0026】
比較例3
精製大豆油(昭和産業(株)製)100gに卵黄フォスファチジルコリン(キューピー(株)製の卵黄レシチンを高速クロマトグラフィーでフォスファチジルコリンを単離したもの)18g及びオレイン酸(和光純薬(株)製)2.4gを撹拌混合及びロータリーエバポレータで、実施例3と同一の時間同様の温度をかけた。これに50℃に加温したグリセリン等張液を加え1000mlとし、50℃で撹拌型のホモミキサーで粗乳化した後、高圧乳化装置(マントンガウリン型)を用て合計圧550kg/cmで10パスさせて乳化物を得た。この脂肪乳剤の平均粒子径は蒸留水中で255nmであり、10万Gでの超遠心沈殿固形物は全固形物中2.1%であった。血清中37℃1日後の粒子径増大率は110%であった。
【0027】
【発明の効果】
レシチン含有脂肪乳剤の調製において、原料レシチンのラメラ構造の発生を抑え、安定した乳化物を調製することができる。原料レシチンの存在状態(液晶、固体等)によって影響されず、ロット間で差がない均一な品質の製品であるレシチン含有脂肪乳剤を調製することができる。

Claims (5)

  1. レシチンを乳化剤とする油脂5から50重量%を含む脂肪乳剤の調製方法において、レシチンをまずエタノールと混合し、そのレシチンのエタノール溶液を、油脂および脂溶性成分に添加混合した後、その混合物を水性成分と混合乳化すること、その際、エタノールの量が油脂および脂溶性成分に対して0.1〜10重量%、脂肪乳剤に対して0.05重量%以上0.5重量%以下であることを特徴とする脂肪乳剤の調製法。
  2. レシチンを乳化剤とする油脂5から50重量%を含む脂肪乳剤の調製方法において、レシチンをまずエタノールと混合し、次にそのレシチンのエタノール溶液を、油脂および脂溶性成分に添加混合し、その際、エタノールの量が油脂および脂溶性成分に対して0.1〜10重量%であり、その混合物からアルコールを留去してから水性成分と混合乳化することを特徴とする脂肪乳剤の調製法。
  3. エタノールが含水エタノールである請求項1または請求項2記載の脂肪乳剤の調製法。
  4. 脂肪乳剤が静注製剤である請求項1、請求項2または請求項3記載の脂肪乳剤の調製法。
  5. 脂肪乳剤が薬物担体である請求項1、請求項2または請求項3記載の脂肪乳剤の調製法。
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