JPH0647294A - 自動精米機の制御方法 - Google Patents
自動精米機の制御方法Info
- Publication number
- JPH0647294A JPH0647294A JP22086092A JP22086092A JPH0647294A JP H0647294 A JPH0647294 A JP H0647294A JP 22086092 A JP22086092 A JP 22086092A JP 22086092 A JP22086092 A JP 22086092A JP H0647294 A JPH0647294 A JP H0647294A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 醸造用の米を高度精白する自動精米機の精白
室の内圧を、精白度に応じて最適に調整するのに必要な
精米デ−タを自動生成する。 【構成】 前記回転数と前記負荷電流値間の規則性、相
関性及び汎用性から、前記ロ−ルの回転数をX、前記負
荷電流値をYとして、XとYとの関係がY=aX+b、
但し0.093≦a≦0.14、−15≦b≦0となる
ような精米条件で精白室の内圧を制御する。
室の内圧を、精白度に応じて最適に調整するのに必要な
精米デ−タを自動生成する。 【構成】 前記回転数と前記負荷電流値間の規則性、相
関性及び汎用性から、前記ロ−ルの回転数をX、前記負
荷電流値をYとして、XとYとの関係がY=aX+b、
但し0.093≦a≦0.14、−15≦b≦0となる
ような精米条件で精白室の内圧を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、醸造用に米を高度精
白を行うための自動精米機の制御方法に関し、詳しくは
精白室の内圧を、精白度に応じて最適に調節するのに必
要な精米デ−タの作成、設定を容易にする方法に関す
る。
白を行うための自動精米機の制御方法に関し、詳しくは
精白室の内圧を、精白度に応じて最適に調節するのに必
要な精米デ−タの作成、設定を容易にする方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】醸造用に米を高度精白するためには、精
白ロ−ルの回転数、精白ロ−ル駆動モ−タの負荷電流
値、抵抗蓋開度又は精白室への米の流量を、精白度に応
じた最適条件になるよう設定し、これを維持する制御が
必要なことはよく知られている。例えば特開平3−72
961号記載の「全自動精米装置」や、特公平1−19
938号記載の「自動精米装置」がこれである。
白ロ−ルの回転数、精白ロ−ル駆動モ−タの負荷電流
値、抵抗蓋開度又は精白室への米の流量を、精白度に応
じた最適条件になるよう設定し、これを維持する制御が
必要なことはよく知られている。例えば特開平3−72
961号記載の「全自動精米装置」や、特公平1−19
938号記載の「自動精米装置」がこれである。
【0003】上記装置はいずれも、予め精白度(精白歩
留り)に対応させて、前記の回転数、負荷電流値、抵抗
蓋開度等の制御要素を、精米機メ−カの推奨デ−タや熟
練精米師の過去の経験等を参考に制御要素別に作成して
設定しておくものである。
留り)に対応させて、前記の回転数、負荷電流値、抵抗
蓋開度等の制御要素を、精米機メ−カの推奨デ−タや熟
練精米師の過去の経験等を参考に制御要素別に作成して
設定しておくものである。
【0004】しかしこの精米条件は、そのまま仕上がり
製品の品質や歩留り、さらには精米時間に影響するた
め、精米コストにも関係する。又特に精白室の内圧を決
定づける精白ロ−ルの回転数と、精白ロ−ルを駆動する
モ−タの負荷電流値との両方を、各精白度ごとに最適値
を決定して記憶装置に登録設定する作業は、熟練精米師
でも長時間にわたり極度に精神を集中して慎重に行わね
ばならなかった。
製品の品質や歩留り、さらには精米時間に影響するた
め、精米コストにも関係する。又特に精白室の内圧を決
定づける精白ロ−ルの回転数と、精白ロ−ルを駆動する
モ−タの負荷電流値との両方を、各精白度ごとに最適値
を決定して記憶装置に登録設定する作業は、熟練精米師
でも長時間にわたり極度に精神を集中して慎重に行わね
ばならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、多くの熟練精米師が、多種多質の玄米を
高度精白するのに用いた精米条件と、精米過程及び結果
デ−タ、即ち専門家の知恵と勘の集積物である知識ベ−
スを分析し、特に精白室の内圧を決定づける制御要素と
して重要な精白ロ−ルの回転数と、精白ロ−ル駆動モ−
タの負荷電流値間の規則性、相関性及び汎用性を発見す
ることにより、容易でかつ汎用性の高い精米条件を自動
生成することにある。
とする課題は、多くの熟練精米師が、多種多質の玄米を
高度精白するのに用いた精米条件と、精米過程及び結果
デ−タ、即ち専門家の知恵と勘の集積物である知識ベ−
スを分析し、特に精白室の内圧を決定づける制御要素と
して重要な精白ロ−ルの回転数と、精白ロ−ル駆動モ−
タの負荷電流値間の規則性、相関性及び汎用性を発見す
ることにより、容易でかつ汎用性の高い精米条件を自動
生成することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、精白度に対
応した精白ロ−ルの回転数、精白ロ−ル駆動モ−タの負
荷電流値、抵抗蓋開度又は精白室への米流量等を調節
し、精白室の内圧を最適値に自動制御する自動精米機に
於いて、前記回転数をXとし、前記負荷電流値をYとし
て、XとYとの関係が、 Y=aX+b、但し0.093≦a≦0.14、−15
≦b≦0 となるような精米条件で精白室の内圧を制御することを
特徴とする。
応した精白ロ−ルの回転数、精白ロ−ル駆動モ−タの負
荷電流値、抵抗蓋開度又は精白室への米流量等を調節
し、精白室の内圧を最適値に自動制御する自動精米機に
於いて、前記回転数をXとし、前記負荷電流値をYとし
て、XとYとの関係が、 Y=aX+b、但し0.093≦a≦0.14、−15
≦b≦0 となるような精米条件で精白室の内圧を制御することを
特徴とする。
【0007】
【作用】精白度に応じた精白ロ−ルの回転数か、又は駆
動モ−タの負荷電流値のいずれか一方のみを精米条件と
して予め精米師が作成し、記憶装置へデ−タ登録設定し
ておけば、他方の要素はCPU側で有効的に精米に供す
る制御のための目標デ−タとして、都度自動生成され
る。
動モ−タの負荷電流値のいずれか一方のみを精米条件と
して予め精米師が作成し、記憶装置へデ−タ登録設定し
ておけば、他方の要素はCPU側で有効的に精米に供す
る制御のための目標デ−タとして、都度自動生成され
る。
【0008】
【実施例】即ちこの発明は、精白室の内圧の変化を、精
白ロ−ルの負荷電流値をパラメ−タとし、ロ−ルの回転
数の変化に対比して表し、熟練精米師の使用した精米条
件デ−タを、特にロ−ルの回転数とロ−ル駆動モ−タの
負荷電流値とに関する規則性と相関性について分析す
る。
白ロ−ルの負荷電流値をパラメ−タとし、ロ−ルの回転
数の変化に対比して表し、熟練精米師の使用した精米条
件デ−タを、特にロ−ルの回転数とロ−ル駆動モ−タの
負荷電流値とに関する規則性と相関性について分析す
る。
【0009】次にこれらを基に直接的には精白度に関係
しない、かつ汎用的な関連性を抽出し、この関連性の情
報を取込み、CPU側で必要により制御デ−タをその都
度生成する。なお関連性を表す情報量は、必要により精
米師が任意に選択可能とする。
しない、かつ汎用的な関連性を抽出し、この関連性の情
報を取込み、CPU側で必要により制御デ−タをその都
度生成する。なお関連性を表す情報量は、必要により精
米師が任意に選択可能とする。
【0010】まず図1及び図2は、過去多くの精米師が
種々多質の米を、より優れた高度精白の搗精を目指して
使用した精米条件のうち、特に精米歩留りに対する精白
ロ−ル回転数(以下回転数という)、及び精白ロ−ル駆
動モ−タの負荷電流値(以下負荷電流値という)に関す
る精米経過デ−タを、平均値でグラフ化したものであ
る。
種々多質の米を、より優れた高度精白の搗精を目指して
使用した精米条件のうち、特に精米歩留りに対する精白
ロ−ル回転数(以下回転数という)、及び精白ロ−ル駆
動モ−タの負荷電流値(以下負荷電流値という)に関す
る精米経過デ−タを、平均値でグラフ化したものであ
る。
【0011】この回転数と負荷電流値の精米歩留りに対
する値の変化傾向から、相互には規則性と高い相関性と
が予想されるため、図1、図2の前記回転数を独立変数
Xとし、負荷電流値を従属変数Yとして回帰分析した結
果、 回帰直線として、Y=0.127688X−13.04 相関係数=0.9782 (R2乗=0.9569) のように相関係数が0.9782とほとんど1に近い高
い適合度にあることを示している。
する値の変化傾向から、相互には規則性と高い相関性と
が予想されるため、図1、図2の前記回転数を独立変数
Xとし、負荷電流値を従属変数Yとして回帰分析した結
果、 回帰直線として、Y=0.127688X−13.04 相関係数=0.9782 (R2乗=0.9569) のように相関係数が0.9782とほとんど1に近い高
い適合度にあることを示している。
【0012】一方図1、図2のデ−タに於いて、負荷電
流値に対する回転数の比(以下R/Aという)に着目し
てグラフ化したものが、図3及び図4である。図4は図
3の目盛を拡大したグラフである。両図からもR/Aは
ほぼ9.4〜10.4の範囲にあり、前記回帰直線式Y
=0.127688X−13.04の妥当性と適合性と
が判断できる。従って以上のことは精白歩留りに関係な
くいえることであって、回転数か又は負荷電流値を、例
えば精白度ごとに精米条件として設定すれば、他の精米
条件は自動的に算出して決定が可能になることを意味す
る。
流値に対する回転数の比(以下R/Aという)に着目し
てグラフ化したものが、図3及び図4である。図4は図
3の目盛を拡大したグラフである。両図からもR/Aは
ほぼ9.4〜10.4の範囲にあり、前記回帰直線式Y
=0.127688X−13.04の妥当性と適合性と
が判断できる。従って以上のことは精白歩留りに関係な
くいえることであって、回転数か又は負荷電流値を、例
えば精白度ごとに精米条件として設定すれば、他の精米
条件は自動的に算出して決定が可能になることを意味す
る。
【0013】図5は負荷電流値をパラメ−タとして、回
転数に対する精白室の平均内圧を表したグラフであり、
精白室の内圧は、精米機の仕事率に比例し、回転数や精
白ロ−ルの表面積に反比例することを示す。勿論米と
米、米と精白室内にある機材との摩擦係数や、精白室の
構造によってもその絶対値が変わるが、相対的なものは
変わらない。この図5は負荷電流値が65A、回転数が
650rpmに於ける精白室内圧を100とした相対圧
力で表し、さらに図1、図2の平均値デ−タに加えて、
代表的な精米条件デ−タをプロットしたものである。
転数に対する精白室の平均内圧を表したグラフであり、
精白室の内圧は、精米機の仕事率に比例し、回転数や精
白ロ−ルの表面積に反比例することを示す。勿論米と
米、米と精白室内にある機材との摩擦係数や、精白室の
構造によってもその絶対値が変わるが、相対的なものは
変わらない。この図5は負荷電流値が65A、回転数が
650rpmに於ける精白室内圧を100とした相対圧
力で表し、さらに図1、図2の平均値デ−タに加えて、
代表的な精米条件デ−タをプロットしたものである。
【0014】これからもR/A=9.4〜10.4内
で、或いはY=0.127688−13.04の直線回
帰式をみたす回転数と負荷電流値の条件で、希望する精
白室の内圧の制御が可能であることが理解できる。なお
図6は図1の回転数を0.1倍し、図2の負荷電流値と
同一目盛上に重ねがきしたもので、相関性の高さがこの
グラフからも伺える。
で、或いはY=0.127688−13.04の直線回
帰式をみたす回転数と負荷電流値の条件で、希望する精
白室の内圧の制御が可能であることが理解できる。なお
図6は図1の回転数を0.1倍し、図2の負荷電流値と
同一目盛上に重ねがきしたもので、相関性の高さがこの
グラフからも伺える。
【0015】次に具体的な精米デ−タの自動作成、及び
これを用いた精米制御について詳細に説明する。
これを用いた精米制御について詳細に説明する。
【0016】Y=aX+bに於いて、精米に供する原料
の銘柄や等級、その他穀温や水分、剛度等によってa、
bの値を決め、予めa=0.12、b=−13とか、又
はR/A(=1/a)=9.9、b=0のように制御デ
−タとして記憶装置に登録しておく。そして例えば精米
デ−タが、精白度に対応して負荷電流値で設定登録され
てある場合、CPUは精米中の精米重量デ−タを基にリ
アルタイムで現在の精白度を演算確定し、前記a、b
(又はR/A)値を記憶装置から読み出して回転数指示
値を演算する。
の銘柄や等級、その他穀温や水分、剛度等によってa、
bの値を決め、予めa=0.12、b=−13とか、又
はR/A(=1/a)=9.9、b=0のように制御デ
−タとして記憶装置に登録しておく。そして例えば精米
デ−タが、精白度に対応して負荷電流値で設定登録され
てある場合、CPUは精米中の精米重量デ−タを基にリ
アルタイムで現在の精白度を演算確定し、前記a、b
(又はR/A)値を記憶装置から読み出して回転数指示
値を演算する。
【0017】例えば、精米デ−タが精白度75%、負荷
電流値55Aに設定登録されている場合、回転数指示値
は566.7rpm、但しX=(Y−b)/a、a=
0.12、b=−13、或いは544.5rpm、但し
R/A=9.9、b=0と演算される。
電流値55Aに設定登録されている場合、回転数指示値
は566.7rpm、但しX=(Y−b)/a、a=
0.12、b=−13、或いは544.5rpm、但し
R/A=9.9、b=0と演算される。
【0018】又前記精米デ−タが精白度に対応した回転
数で設定登録してある場合には、精白度に対応した回転
数指示値と前記a、b(又はR/A)値を読み出し、負
荷電流指示値を演算する。
数で設定登録してある場合には、精白度に対応した回転
数指示値と前記a、b(又はR/A)値を読み出し、負
荷電流指示値を演算する。
【0019】例えば、精米デ−タが精白度65%、回転
数520rpmに設定登録されている場合、負荷電流指
示値は49.4A、但しY=aX+b、a=0.12、
b=−13、或いは52.5A、但しR/A=9.9、
b=0と演算される。
数520rpmに設定登録されている場合、負荷電流指
示値は49.4A、但しY=aX+b、a=0.12、
b=−13、或いは52.5A、但しR/A=9.9、
b=0と演算される。
【0020】なおパラメ−タa、b(又はR/A)の値
の組合せは、過去の豊富な精米条件と精米結果デ−タと
を基に、汎用性の高い有効なものを準備しておき、醸造
専用の好適米か一般米か、又は新米か古米か等容易に判
断できる条件のみ指示すれば、CPUが自動的に選び演
算する構成とする。
の組合せは、過去の豊富な精米条件と精米結果デ−タと
を基に、汎用性の高い有効なものを準備しておき、醸造
専用の好適米か一般米か、又は新米か古米か等容易に判
断できる条件のみ指示すれば、CPUが自動的に選び演
算する構成とする。
【0021】ここでa、bの範囲は、過去の経験、積み
重ねたデ−タから、0.093≦a≦0.14、−15
≦b≦0で有効である。即ち一般的な負荷電流値と回転
数の制御範囲内で、かつ経験デ−タの実績からの負荷電
流値と回転数の制御範囲にあって、aの上限は前記回帰
直線のaの値をカバ−する範囲であり、又その下限は経
験デ−タによる制御の下限をなす直線の傾きをカバ−す
る範囲である。一方bの上限、下限は経験デ−タによる
制御範囲が、一般的な制御範囲の中央部に位置するよう
に、前記aを満たす中で決められる。
重ねたデ−タから、0.093≦a≦0.14、−15
≦b≦0で有効である。即ち一般的な負荷電流値と回転
数の制御範囲内で、かつ経験デ−タの実績からの負荷電
流値と回転数の制御範囲にあって、aの上限は前記回帰
直線のaの値をカバ−する範囲であり、又その下限は経
験デ−タによる制御の下限をなす直線の傾きをカバ−す
る範囲である。一方bの上限、下限は経験デ−タによる
制御範囲が、一般的な制御範囲の中央部に位置するよう
に、前記aを満たす中で決められる。
【0022】このため精米師が予め精白度ごとに回転数
と負荷電流値の両方について、原料米と精白室の内圧を
考慮しながら最適値を創造して精米デ−タ値を作成する
という問題は、飛躍的に改善される。特に負荷電流値に
比例し、回転数に反比例する精白室の内圧を意識した最
適精米デ−タ等は、熟練精米師が多くの経験と時間とを
重ねて初めて作れるものであり、この点についての効果
は極めて大きい。
と負荷電流値の両方について、原料米と精白室の内圧を
考慮しながら最適値を創造して精米デ−タ値を作成する
という問題は、飛躍的に改善される。特に負荷電流値に
比例し、回転数に反比例する精白室の内圧を意識した最
適精米デ−タ等は、熟練精米師が多くの経験と時間とを
重ねて初めて作れるものであり、この点についての効果
は極めて大きい。
【0023】図7は本発明による自動精米機の精米制御
全体についての基本的な制御系と流れを示す。この図7
では精米デ−タとして予め登録してあるものが、精米度
に対応した負荷電流値で作成設定されている例を示して
いる。
全体についての基本的な制御系と流れを示す。この図7
では精米デ−タとして予め登録してあるものが、精米度
に対応した負荷電流値で作成設定されている例を示して
いる。
【0024】即ち現在の精米重量をA/D変換器を通し
てCPUに取込み、現在の精米重量から精白度を確定
し、そして負荷電流が指示値として決まれば回転数は、
この決まった前記負荷電流値と所定のa、b値の組合せ
デ−タからその都度最適な回転数指示値を演算して生成
される。
てCPUに取込み、現在の精米重量から精白度を確定
し、そして負荷電流が指示値として決まれば回転数は、
この決まった前記負荷電流値と所定のa、b値の組合せ
デ−タからその都度最適な回転数指示値を演算して生成
される。
【0025】これに対して従来では、前記精白度に対応
してそれぞれ作成登録していた回転数や負荷電流値等の
目標デ−タが指示値として決まり、これと検出制御デ−
タとの比較結果で帰還制御していた。
してそれぞれ作成登録していた回転数や負荷電流値等の
目標デ−タが指示値として決まり、これと検出制御デ−
タとの比較結果で帰還制御していた。
【0026】
【発明の効果】精白度に応じた精白室の内圧制御をする
精米条件の作成に於いて、精米師が銘柄、水分等の米の
種類や製品の仕上がり歩留り等から、精白度に対応して
最適精米条件を構成する要素が削減されるため、いたず
らに多大な神経を使わなくてすむうえ、記憶装置へ登録
する作業も容易になる。
精米条件の作成に於いて、精米師が銘柄、水分等の米の
種類や製品の仕上がり歩留り等から、精白度に対応して
最適精米条件を構成する要素が削減されるため、いたず
らに多大な神経を使わなくてすむうえ、記憶装置へ登録
する作業も容易になる。
【0027】又記憶装置へ格納するデ−タ量も少なくな
り、搭載メモリの有効使用ができる。
り、搭載メモリの有効使用ができる。
【0028】さらに精白室の内圧制御要素である精白ロ
−ル回転数と精白ロ−ル駆動モ−タの負荷電流値とを、
従来のように精白度に応じて別々の単独設定されたデ−
タを使用するのではなく、何れか一方のデ−タを基に希
望する平均内圧を得るため、他の制御デ−タは従属的に
生成し、これを目標デ−タとして使用するから制御の連
続性や安定性も向上する。
−ル回転数と精白ロ−ル駆動モ−タの負荷電流値とを、
従来のように精白度に応じて別々の単独設定されたデ−
タを使用するのではなく、何れか一方のデ−タを基に希
望する平均内圧を得るため、他の制御デ−タは従属的に
生成し、これを目標デ−タとして使用するから制御の連
続性や安定性も向上する。
【図1】精米過程に於ける、精米歩留りに対する精白ロ
−ル回転数の推移を平均値で示す。
−ル回転数の推移を平均値で示す。
【図2】精米過程に於ける、精白ロ−ル駆動モ−タの負
荷電流値の推移を平均値で示す。
荷電流値の推移を平均値で示す。
【図3】図1、図2の精米過程に於いて、前記回転数R
を前記負荷電流値Aで除したR/A値を、精米歩留りに
対してプロットして示す。
を前記負荷電流値Aで除したR/A値を、精米歩留りに
対してプロットして示す。
【図4】図3の部分拡大図である。
【図5】精白室の平均内圧を前記負荷電流をパラメ−タ
とし、前記回転数に対し相対値で表す。
とし、前記回転数に対し相対値で表す。
【図6】前記回転数を0.1倍し、前記負荷電流と同一
目盛上に重ねがきして両者の相関性を示す。
目盛上に重ねがきして両者の相関性を示す。
【図7】本発明の制御系とフロ−を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 精白度に対応した精白ロ−ルの回転数、
精白ロ−ル駆動モ−タの負荷電流値や米流量等を調節
し、精白室の内圧を最適値に自動制御する自動精米機に
於いて、前記回転数をXとし、前記負荷電流値をYとし
て、XとYとの関係が、 Y=aX+b、但し0.093≦a≦0.14、−15
≦b≦0 となるような精米条件で精白室の内圧を制御することを
特徴とする自動精米機の制御方法。 - 【請求項2】 精米に供する玄米の銘柄、等級、その他
穀温や剛度等によって、前記回転数Xと前記負荷電流値
Yとの関係が、 Y=aX+b、但し0.093≦a≦0.14、−15
≦b≦0 をみたすうちで、a、bの値を任意に設定可能な請求項
1記載の自動精米機の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22086092A JPH0647294A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 自動精米機の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22086092A JPH0647294A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 自動精米機の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647294A true JPH0647294A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16757685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22086092A Pending JPH0647294A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 自動精米機の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647294A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115007245A (zh) * | 2021-03-03 | 2022-09-06 | 麦稻智慧粮食有限公司 | 一种自动碾磨系统 |
-
1992
- 1992-07-28 JP JP22086092A patent/JPH0647294A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115007245A (zh) * | 2021-03-03 | 2022-09-06 | 麦稻智慧粮食有限公司 | 一种自动碾磨系统 |
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