JPH0647253Y2 - ビニールハウス等の天窓開閉巻き上げ用モーター自在移動装置

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【考案の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この考案は、ビニールハウス等の天窓の開閉にともな
い、モーターが位置と角度を自由に変える事の出来る、
自在移動装置に関するものである。

〔従来の技術と考案が解決しようとする問題点〕

従来、ビニールハウスの屋根にモーターを固定したり、
上下にだけ移動するものはあったが、モーターを固定し
たのではビニールの巻き取りや展開に伴ってパイプが移
動しなければならないのでビニールを巻き上げるパイプ
や、モーターに非常な無理がかかった。

又モーターを上下に移動するのでは、その装置が複雑な
為、ビニールハウスでは取り付けが困難である。又作業
等をする時取りはずす事が出来ない。

本案はその欠点を除くために考案されたもので（イ）ビニールハウスに取付けたパイプ（１）に曲げた
アーム（２）の一端Ａを差し込む。

（ロ）アーム（２）の他端Ｂにモーター取付け台（３）
を吊るす。

（ハ）モーター取付け台（３）にモーター（４）を付け
る（ニ）モーターシャフトにユニバーサルジョイントと巻
き上げパイプ（５）を付ける。

以上の如く構成された、ビニールハウス等の天窓開閉巻
き上げ用モーター自在移動装置〔実施例〕これを図面について説明すれば、（イ）パイプ（１）をハウスの屋根（６）に固定し、モ
ーター（４）を吊るしたアーム（２）の一端Ａを差し込
み、左右に動く様にする。

（ロ）アーム（２）の一端Ａはパイプ（１）に入る様に
細くする。

（ハ）アーム（２）の先きＢには余裕のある穴を開けモ
ーター台（３）をボルトで吊るして、左右上下に首振り
できるようにする。

（ニ）アーム（２）の先端Ｂは平たくし、少し上向きに
曲げる。

（ホ）モーター（４）には、ユニバーサルジョイントと
巻き上げ用パイプ（５）を付ける。

〔作用〕

本案は以上のような構造であるからこれを使用する時
は、巻き上げ用パイプ（５）が上下するにしたがい、アーム
（２）も左右に位置を変える。モーター（４）もユニバ
ーサルジョイントによって、左右上下に角度を変える事
が出来る。

〔考案の効果〕

この考案のビニールハウス等の天窓開閉巻き上げ用モー
ター自在移動装置は以上のような構造としたので、巻き
上げ用パイプの上下に伴い、アームの先端Ｂが首振りし
てモーターを適当な位置に運ぶとともに、アームに支持
されたモーターが首振り可能なため、ユニバーサルジョ
イントに無理な力を加えることがない。

また構造が簡単でパイプからアームを抜き取るだけで分
解できる。

ビニール張り等の作業のとき、取り外しが迅速に行え
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示すモーター部分の側面
図、第２図は全体の斜視図、第３図はビニールハウスへ
の取付状態を示す斜視図である。〔符号の説明〕１……パイプ、２……アーム３……モーター取付け台、４……モーター５……巻き上げパイプ、６……屋根

【実用新案登録請求の範囲】