JPH0647228Y2 - 小型作業機 - Google Patents

小型作業機

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Publication number
JPH0647228Y2
JPH0647228Y2 JP9073190U JP9073190U JPH0647228Y2 JP H0647228 Y2 JPH0647228 Y2 JP H0647228Y2 JP 9073190 U JP9073190 U JP 9073190U JP 9073190 U JP9073190 U JP 9073190U JP H0647228 Y2 JPH0647228 Y2 JP H0647228Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive shaft
working machine
small working
shaft
pipe
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9073190U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0449914U (ja
Inventor
隆 荒井
栄一 三須
Original Assignee
タナカ工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by タナカ工業株式会社 filed Critical タナカ工業株式会社
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Publication of JPH0449914U publication Critical patent/JPH0449914U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、小型作業機に関するものであり、一層詳細
には、エンジンなどを駆動源として背負式あるいは手持
ち式などで作業を行う小型作業機の改良に関するもので
ある。
〔従来技術および解決すべき課題〕
従来より、ドライブシャフトパイプの先端部に配設した
作業手段をドライブシャフトおよびフレキシブルシャフ
トにより駆動源としてのエンジンに接続してなる小型作
業機は、作業性が良好なことから背負式あるいは手持ち
式の各種作業機として広範に採用されている。
ところで、この種の小型作業機は、第2図に示すよう
に、ドライブシャフト1の端部に取着したアダプター部
材3にフレキシブルシャフル5を接続するとともにこの
アダプター部材3をボールベアリング7で回転自在に保
持し、一方、ドライブシャフトパイプ9の端部とフレキ
シブルシャフトライナ11の端部とは把持用弾性グリップ
部材13で被覆したジョイントパイプ15を介して接続した
構成となっている。
しかるに、フレキシブルシャフト5およびドライブシャ
フト1はエンジンのアイドリング時以外は常に回動して
いるため、ボールベアリング7の滑動作用によって生じ
る熱がジョイントパイプ15および弾性グリップ部材13に
伝達してこの弾性グリップ部材13が次第に高温になり、
作業者が把持しにくくなって作業性が低下するなどの問
題が指摘されていた。
〔課題の解決手段〕
そこで、この考案ではこのような小型作業機においてド
ライブシャフトの端部に取着したアダプター部材をスラ
スト軸受を介してジョイントパイプの内側に保持すると
ともにこのアダプター部材にフレキシブルシャフトを装
着する構成を採用することにより、把持用弾性グリップ
部材の発熱を阻止して作業性の向上を図るようにしたも
のである。
この場合、スラスト軸受は、ドライブシャフトの端部に
装着したカラー部材の外側にベークライトなどを素材と
するスラストワッシャおよび燐青銅などを素材とするワ
ッシャを配設することにより構成するのが好ましい。
〔作用〕
この考案に係る小型作業機では、フレキシブルシャフト
とドライブシャフトとの接続部における軸受をスラスト
軸受のみにしたので把持部における発熱は可及的に阻止
される。
〔実施例〕
次に、本考案に係る小型作業機の好適な実施例として刈
払機を例示し、添付図面を参照しながら以下詳細に説明
する。なお、説明の都合上先に説明した従来の作業機と
同様の構成部品については同一の符号を使用するものと
する。
第1図において、本考案に係る小型作業機としての刈払
機は、ドライブシャフト1の端部に螺着したアダプター
部材3をスラスト軸受17を介してジョイントパイプ15の
内側に保持するとともにこのアダプター部材3にフレキ
シブルシャフト5を装着することにより構成されてい
る。
この場合、スラスト軸受17は、ドライブシャフト1の端
部を若干細径に設定してこの細径部1aにカラー部材19を
遊嵌してから前記アダプター部材3を螺着し、このアダ
プター部材3にベークライトなどを素材とするスラスト
ワッシャ21および燐青銅などを素材とするワッシャ23を
遊嵌することにより形成し、前記ワッシャ23をジョイン
トパイプ15内側の所定箇所に設けた係止部15aとドライ
ブシャフトパイプ9端部との間に挾持した状態で保持す
る(第1a図参照)。
また、ドライブシャフトパイプ9内には弾性ゴムと金属
製受部材とにより形成したブッシュ25を適宜間隔で配設
してドライブシャフト1の回転時における軸振れを阻止
するよう構成する。
なお、ドライブシャフト1の他端部はベアリング軸受27
で回転自在に保持される歯車伝達機構29を介して作業手
段としての刈払刃31に接続されており、この刈払刃31は
ドライブシャフトパイプ9の先端部に配設されている。
このように構成される刈払機は、通常ほとんどの作業が
刈払刃31を下向きにして使用されるので刈払刃方向(下
向きスラスト方向)およびラジアル方向の滑動はベアリ
ング軸受27によって保持されることになり、ドライブシ
ャフト1の接続部における保持手段として構成したスラ
スト軸受17には全く荷重がかからず、回動によっても滑
動熱はほとんど発生しない。従って、ジョイントパイプ
15および弾性グリップ部材13を含む把持部の温度上昇を
阻止することができる。
なお、刈払刃31を上向きにして使用した場合にはスラス
ト軸受17に荷重がかかり発熱するが、上向き作業の頻度
は少なく把持部の温度が上昇するまでには至らない。
〔考案の効果〕
先に述べたように、本考案に係る小型作業機によれば、
ドライブシャフトの接続部における軸受をフレキシブル
シャフト方向(エンジン方向)でのみ機能するスラスト
軸受と代替したので回動による滑動熱はほとんど発生せ
ず、従ってジョイントパイプおよび弾性グリップ部材を
含む把持部の温度上昇を阻止することができので作業効
率を向上させることができる。
また、フレキシブルライナとフレキシブルシャフトとの
間に充填されている潤滑油(グリス)が従来のように温
度上昇により必要以上に軟化することもないので潤滑油
が流動化して漏洩するなどの不都合も回避できる等種々
の利点を有しその実用的効果は極めて大きい。
以上、本考案に係る小型作業機の好適な実施例として刈
払機を例示して説明したが、本考案はこの実施例に限定
されるものではなく、本考案の精神を逸脱しない範囲内
において種々の改変をなし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る小型作業機の好適な実施例として
の刈払機の要部断面説明図、第1a図は、第1図の要部拡
大断面説明図、第2図は従来の小型作業機におけるドラ
イブシャフトとフレキシブルシャフトとの接続部分の要
部断面説明図である。 1……ドライブシャフト、 3……アダプター部材、 5……フレキシブルシャフト、 9……ドライブシャフトパイプ、 11……フレキシブルシャフトライナ、 13……弾性グリップ部材、 15……ジョイントパイプ、 17……スラスト軸受、19……カラー部材、 21……スラストワッシャ、 23……ワッシャ、25……ブッシュ、 27……ベアリング軸受、29……歯車伝達機構、 31……刈払刃、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドライブシャフトパイプの先端部に配設し
    た作業手段をドライブシャフトおよびフレキシブルシャ
    フトを介して駆動機構に連結し、ドライブシャフトパイ
    プの端部とフレキシブルシャフトライナとを弾性グリッ
    プ部材を被覆したジョイントパイプを介して接続した小
    型作業機において、前記ドライブシャフトの端部に取着
    したアダプター部材をスラスト軸受を介してジョイント
    パイプの内側に保持するとともにこのアダプター部材に
    フレキシブルシャフトを装着することを特徴とする小型
    作業機。
JP9073190U 1990-08-31 1990-08-31 小型作業機 Expired - Lifetime JPH0647228Y2 (ja)

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JP9073190U JPH0647228Y2 (ja) 1990-08-31 1990-08-31 小型作業機

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Publication Number Publication Date
JPH0449914U JPH0449914U (ja) 1992-04-27
JPH0647228Y2 true JPH0647228Y2 (ja) 1994-12-07

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