JPH0647225A - 脱塵フィルタの洗滌装置 - Google Patents

脱塵フィルタの洗滌装置

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Publication number
JPH0647225A
JPH0647225A JP4201243A JP20124392A JPH0647225A JP H0647225 A JPH0647225 A JP H0647225A JP 4201243 A JP4201243 A JP 4201243A JP 20124392 A JP20124392 A JP 20124392A JP H0647225 A JPH0647225 A JP H0647225A
Authority
JP
Japan
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gas
dust
cleaning
filter
cleaning nozzle
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4201243A
Other languages
English (en)
Inventor
英雄 ▲角▼田
Hideo Tsunoda
Tetsuo Horie
哲夫 堀江
Mikio Aramaki
幹雄 荒牧
Kenji Umekawa
健治 梅川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Choryo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Choryo Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Choryo Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミックスをバインダで圧着又は焼結した
通気性多孔質固体よりなる脱塵フィルタを濾過運転しな
がら洗滌し、かつ、洗滌ノズルの目詰りを防ぐ。 【構成】 通気性多孔質固体よりなる脱塵フィルタ1,
1′含塵ガスが脱塵フィルタ1,1′を通過する方向に
洗滌用ガスを吹付ける洗滌ノズル3、及び洗滌ノズル3
の周囲に設けられ洗滌用ガスと同方向に目詰り防止用の
ガスを吹出す吹出し孔を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通気性多孔質固体より
なる脱塵フィルタの洗滌装置に関する。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】燃焼等の
廃ガスの脱塵用フィルタとして微粒子除去を目的とした
ものにバグフィルタがある。しかし、このバグフィルタ
は濾布材質がナイロンなどの合成繊維系のものが中心で
あって、取扱う廃ガスの温度は120℃程度が限度であ
る。また、より高温度に耐えるものとして、ガラス繊維
系のバグフィルタがあるが、この場合でも、取扱うこと
ができる廃ガスの温度は高々280℃程度までである。
【0003】一方、最近各種の燃焼性廃棄物を焼却処理
するケースが増えており、このような焼却炉では、廃ガ
スを高温で脱塵し、高温のままこれを煙突より排煙する
ことで有効煙突高さを大きくすることができる。また、
脱塵後の高温ガスから熱回収を行うことも可能であり、
この際、熱交換器の手前で廃ガスを脱塵しておくことに
よって、特別に汚染対策をしない通常の熱交換器が利用
可能となる。
【0004】これらの目的のためには、300〜520
℃、又はシステムの組み方によってはさらに高温度での
廃ガスの脱塵を必要とする場合がある。しかし、このよ
うな要求に対して現状のバグフィルタでは対応不可能で
ある。また、マルチサイクロンなどは、廃ガスの高温脱
塵が可能ではあるが、微粒子の除去ができないので結果
的に前記の目的にそぐわない。
【0005】また、高温の廃ガスの脱塵が可能なフィル
タとしてセラミックス等の粒子をバインダを介して圧着
した又は焼結した通気性多孔質固体よりなるフィルタが
ある。この通気性多孔質固体のフィルタとしては平板状
又は環状のものが採用されていて、廃ガスを多孔質のフ
ィルタを通過させることによって微粒子まで除去するこ
とができるが、バグフィルタの濾布のように、逆洗時に
機械的な振動や逆洗空気圧による瞬間的な膨脹変形がな
く、又はこれを行うことができない。従って、このフィ
ルタでは振動式又はパルスエア方式などのような洗滌方
式を用いることができない。
【0006】即ち、バグフィルタの場合上記の機能によ
って瞬間的に、またはかなり短時間に1本の炉筒全体の
洗滌が可能であるが、この通気性多孔質固体のフィルタ
はこれが不可能なためにエアノズル等によって濾過面全
体を万遍なく洗滌する必要がある。この場合、洗滌の度
に濾過を停止して廃ガスの流れと逆の方向から洗滌流を
流して逆洗する方式が採用されているが、この方式では
洗滌時間が長くなって非経済的である。
【0007】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであって、通気性多孔質固体よりなる脱塵フィルタ
を逆洗を行うことなく効果的に洗滌することができる装
置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の脱塵装置は、通
気性多孔質固体よりなり通過する含塵ガスの脱塵を行う
脱塵フィルタ、前記脱塵フィルタに含塵ガスが通過する
方向に洗滌用ガスを吹付ける洗滌ノズル、及び前記洗滌
ノズルの周囲に設けられ前記洗滌用ガスと同方向にガス
を吹出す吹出し孔を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、通気性多孔質固体よりなる脱塵フ
ィルタに含塵ガスを通過させることによって微粒子まで
脱塵することができるが、洗滌ノズルより含塵フィルタ
に含塵ガスが脱塵フィルタを通過する方向に洗滌用ガス
を吹付ける。これによって脱塵フィルタは含塵ガスの流
れを中断することなく連続的に洗滌(順洗)され、逆洗
を行う場合のように、濾過−洗滌(逆洗)のサイクルの
切替えが不要となり、脱塵フィルタは連続して含塵ガス
の脱塵を行うことができる。
【0010】また、洗滌ノズルの周囲に設けられた吹出
し孔よりは、前記洗滌用ガスと同方向にガスが吹出さ
れ、洗滌ノズルの目詰りが防止さる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図3によっ
て説明する。1,1′はセラミックス粒子をバインダで
圧着又は焼結した平板状の通気性多孔質固体の脱塵フィ
ルタであり、互いに平行に間隔をおいて対をなすように
上下方向に配置され、ケーシング10内に前記の脱塵フ
ィルタ1,1′の対が2対間隔をおいて水平に配置され
ている。
【0012】ケーシング10の一方の側壁の下部には、
空気と粉塵からなる含塵ガスの導入管4が開口してお
り、その他方の側壁の上部には脱塵ガスの取出し管5が
設けられている。9は、前記含塵ガスの導入管4と脱塵
ガスの取出し管5の間に上下方向に間隔をおいてケーシ
ング10に取付けられ水平方向に配置された2個の遮断
板であり、この2個の上下の遮断板9,9に脱塵フィル
タ1,1′の上部と下部が取付けられていると共に、2
個の上下の遮断板9,9の間のケーシング10内に脱塵
ガス室8が形成され、かつ、下方の遮断板9の下方のケ
ーシング10内に前記含塵ガスの導入管4が開口する下
部脱塵含塵ガス室8′が形成され、下方の遮断板9の上
方のケーシング10内に前記脱塵ガスの取出し管5が開
口する上部脱塵ガス室8″が形成されている。
【0013】下方の遮断板9の各対の脱塵フィルタ1,
1′の間には通孔7が設けられ、上方の遮断板9の一方
の対の脱塵フィルタ1′と他方の対の脱塵フィルタ1′
の間及び各対の脱塵フィルタ1とケーシング10の間に
は通孔7′が設けられている。
【0014】2は、ケーシング10の上壁を貫通して脱
塵フィルタ1,1′間を下方へ延び洗滌用ガスが導入さ
れる導管であり、同導管2の下端には、図2に示すよう
に、水平方向に配置された洗滌ノズル3が形成されてい
る。前記導管2は、図示しない装置によって上下方向に
移動され、洗滌ノズル3が脱塵フィルタ1,1′の上部
から下部まで移動できるようになっており、また、図示
しない装置によって、回転され、洗滌ノズル3が脱塵フ
ィルタ1に対向する位置から脱塵フィルタ1′に対向す
る位置へ、またその逆に180°回転できるようになっ
ている。
【0015】導管2の周囲に間隔をおいて配置された外
管11が導管2に取付けられ、この外管11は導管2に
沿って上下方向へ延び、その下端部は洗滌ノズル3の周
囲を水平方向へ間隔11′をおいて延びて、その先端は
洗滌ノズル3の先端のまわりで開口して吹出し孔を形成
している。この外管11と導管2との間の間隔には洗滌
ノズル3の目詰り防止用のガスが供給されるようになっ
ている。
【0016】以上のように構成された本実施例では、含
塵ガスの導入管4からケーシング10内の下部脱塵ガス
8′内へ供給された含塵ガスは、図1中矢印に示すよう
に、下方の遮断板9の通孔7を通って脱塵ガス室8内の
各対の脱塵フィルタ1,1′の間に入り、脱塵ガスフィ
ルタ1,1′を通過する際に含塵ガス中の粉塵が脱塵さ
れて脱塵ガスとなり、この脱塵ガスは、図1中矢印に示
すように、上方の遮断板9の通孔7′を通って上部脱塵
ガス室8″内へ入り、脱塵ガス取出し管5より排出され
る。
【0017】脱塵フィルタ1,1′を通過するガスの圧
力損失が設定値を越えた時には、導管2内へ洗滌用ガス
が導入され、同時に導管2と外管11の間に目詰り防止
用のガスが導入される。導管2内へ導入された洗滌用ガ
スは、例えば一方の脱塵フィルタ1へ向かって噴出さ
れ、このガス流によって脱塵フィルタの洗滌が行われ
る。この際、洗滌用ガスの流れは、脱塵フィルタを通過
する含塵ガスの流れと同方向であり、含塵ガスの供給を
遮断して濾過を中断することなく脱塵フィルタ1の洗滌
(順洗)が行われる。また、導管2を上下方向へ移動さ
せることによって、脱塵フィルタ1の全面の洗滌が行わ
れる。次いで、洗滌ノズル3を導管2と共に180°回
転させて他の一方の脱塵フィルタ1′へ対向させ、同様
に上下方向へ移動させて脱塵フィルタ1′の全面の洗滌
が行われる。
【0018】以上の洗滌によって脱塵フィルタ1,1′
から取除かれた粉塵等のダスト6は、下方の遮断板9の
通孔7を通って下部脱塵ガス室8′内へ落下し、適宜同
室8′より排出される。
【0019】また、前記の洗滌ノズル3による洗滌が行
われる時には、同時に洗滌ノズル3の周囲の導管2と外
管11の間より、洗滌用ガスと同下方に目詰り防止用の
ガスが噴出され、洗滌ノズル3の目詰りが防止される。
含塵ガスにCa系等の付着性の添加物が上流側で注入さ
れる場合には、特に洗滌ノズル3の目詰りが起りやす
く、この目詰り防止用のガスによって洗滌ノズル3の目
詰りを効果的に防止することができる。
【0020】以上説明したように、本実施例では、含塵
ガスの流れを遮断することなく、従って含塵ガスの濾過
を連続して行いながら脱塵フィルタの洗滌を行うことが
できる。また、洗滌ノズル3の周囲から目詰り防止用の
ガスを噴出することによって、洗滌ノズル3の目詰りの
発生を防止することができる。
【0021】なお、本実施例においては、対をなす脱塵
フィルタ1,1′の間に1個の洗滌ノズル3を設け、こ
れを回転させるようにしているが、それぞれ脱塵ノズル
1,1′に対向する2個の洗滌ノズルを設けるようにし
てもよく、また、脱塵フィルタ1,1′の幅が大きい時
には、同フィルタの幅方向に複数の洗滌ノズルを設ける
ようにしてもよい。
【0022】また、本実施例とは異なり、脱塵フィルタ
が環状のものである場合には、洗滌ノズル等を環状の脱
塵フィルタ内又は外に配置し、これを回転しながら上下
方向に移動させることによって、脱塵フィルタの全面を
洗滌することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、通気性
多孔質固体よりなる脱塵フィルタを、含塵ガスの濾過を
行いながら順洗による洗滌を行うことができ、脱塵フィ
ルタを連続運転することができる。また、洗滌ノズルの
周囲の吹出し孔から吹出されるガスによって洗滌ノズル
の目詰りを防ぐことができ、洗滌ノズルによる洗滌を確
実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】同実施例の洗滌ノズル及び導管の部分の詳細図
である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1,1′ 脱塵フィルタ 2 導管 3 洗滌ノズル 4 含塵ガスの導入管 5 脱塵ガスの取出し管 8 脱塵ガス室 8′ 下部脱塵ガス室 8″ 上部脱塵ガス室 9 遮断板 10 ケーシング 11 外管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒牧 幹雄 長崎市深堀町5丁目717番1 長菱エンジ ニアリング株式会社内 (72)発明者 梅川 健治 長崎市深堀町5丁目717番1 長菱エンジ ニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性多孔質固体よりなり、通過する含
    塵ガスの脱塵を行う脱塵フィルタ、前記脱塵フィルタに
    含塵ガスが通過する方向に洗滌用ガスを吹付ける洗滌ノ
    ズル、及び前記洗滌ノズルの周囲に設けられ前記洗滌用
    ガスと同方向にガスを吹出す吹出し孔を備えたことを特
    徴とする脱塵フィルタの洗滌装置。
JP4201243A 1992-07-28 1992-07-28 脱塵フィルタの洗滌装置 Withdrawn JPH0647225A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4201243A JPH0647225A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 脱塵フィルタの洗滌装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4201243A JPH0647225A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 脱塵フィルタの洗滌装置

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Publication Number Publication Date
JPH0647225A true JPH0647225A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16437713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4201243A Withdrawn JPH0647225A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 脱塵フィルタの洗滌装置

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JP (1) JPH0647225A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009247983A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Takuma Co Ltd セラミックフィルタの再生方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009247983A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Takuma Co Ltd セラミックフィルタの再生方法

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Effective date: 19991005