JP2005090893A - 蓄熱式熱交換器及びそれを用いた工業炉、微粉炭焚ボイラ等燃焼装置 - Google Patents

蓄熱式熱交換器及びそれを用いた工業炉、微粉炭焚ボイラ等燃焼装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 微粉炭等の固体燃料を使用する工業炉、微粉炭焚ボイラ等燃焼装置の運転を停止することなく、フライアッシュ等の蓄熱体への付着による差圧の上昇を容易に解消することのできる、蓄熱式熱交換器を提供する。
【解決手段】 蓄熱体(24、25)を装填する容器(20、30)の一端から他端へ燃焼排気ガスを流して蓄熱体を加熱した後、前記他端から、前記一端に燃焼用空気を流し、前記蓄熱体に蓄熱された熱により燃焼用空気を加熱する蓄熱式熱交換器(2、3)であって、前記燃焼排気ガスの流れ方向から見て、上流側に洗浄又は交換によって再生可能に装填された第1の蓄熱体(24,34)と、該第1の蓄熱体の下流側に装填された第2の蓄熱体(25,35)とを備える蓄熱式熱交換器を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蓄熱式熱交換器、特に、微粉炭等の固体燃料を用いる工業炉、微粉炭焚ボイラなどに付設されて好適な蓄熱式熱交換器、及びそれを用いた工業炉、微粉炭焚ボイラ等燃焼装置(以下「工業炉等燃焼装置」という)に関する。
熱交換器により燃焼排気ガス(以下、「排ガス」という。)から熱を回収し、その回収熱により燃焼用空気を例えば800℃以上に加熱した上で、燃料と混合して燃焼させる高温空気燃焼技術が知られている。高温空気燃焼技術は、従来、気体燃料を対象として開発されてきたが、近年、微粉炭等固体燃料を燃焼させる微粉炭焚ボイラ或いは、ゴミ焼却炉その他の工業炉等燃焼装置において、本技術が適用されつつある。本技術の固体燃料工業炉等燃焼装置への適用により、燃焼率の向上、二酸化炭素排出量の削減や、高温高速燃焼による窒素酸化物の低減等の低公害化、或いは燃焼装置の小型化等が期待できる。
排ガスから熱を回収し、給気した燃焼用空気を加熱する方法として、蓄熱式熱交換器(以下、単に「熱交換器」という。)が知られている(特許文献1、2参照)。これは、複数の熱交換器を並設し、これらの熱交換器切換弁の切り換えにより、高温の排ガスと、燃焼用空気とを交互に流し、先ず、排ガスにより蓄熱体を加熱するとともに排ガスを冷却し、次に加熱蓄熱された蓄熱体の熱により燃焼用空気を加熱することを繰り返すという技術である。
この熱交換器を用いた燃焼システムに微粉炭等の固体燃料を使用すると、排ガス中のダスト等が蓄熱体に付着し、その付着量が多い場合には、熱交換器前後の差圧が大きくなる問題が発生する。熱交換器前後の差圧が大きくなると、いったん工業炉等燃焼装置の運転を停止し、熱交換器内に溜まったフライアッシュ等の付着物を除去しなければならないので、工業炉等燃焼装置の稼働率を低下させ、運転コストを増大させる一因ともなっていた。このような問題の解決のため、蓄熱体に圧縮空気を吹き付けて付着ダストを吹き飛ばして除去するスートブロー等が提案されている(特許文献3)。
特開2001−201044号公報 特開2001−221430号公報 特開平8−14794号公報
上述のスートブロー技術は、蓄熱体に付着したフライアッシュ等の付着物を排ガスの流れに沿ってブローを行い、フライアッシュ等付着物を除去しようとするもので、必ずしもその効果は十分ではなかった。
上記の事情に鑑みて、本発明においては、高温空気燃焼技術を固体燃料に適用した工業炉等燃焼装置の運転を停止することなく、フライアッシュ等の蓄熱体への付着による差圧の上昇を容易に解消することのできる、蓄熱式熱交換器及びそれを用いた工業炉等燃焼装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1の発明によっては、蓄熱体を装填する容器の一端から他端へ燃焼排気ガスを流して蓄熱体を加熱した後、前記他端から一端に燃焼用空気を流し、前記蓄熱体に蓄熱された熱により燃焼用空気を加熱する蓄熱式熱交換器であって、前記燃焼排気ガスの流れ方向から見て容器の上流側に、洗浄又は交換によって再生可能に装填された第1の蓄熱体と、該第1の蓄熱体の下流側に装填された第2の蓄熱体とを備えることを特徴とする蓄熱式熱交換器が提供される。
発明者の研究によれば、排ガス中のフライアッシュ等は、排ガスの流れに沿って、蓄熱体の上流側部、すなわち前側表面に近い部分にその殆どが付着し、蓄熱体の排ガスの流れに沿って下流側には殆ど付着していないことが判明した。
例えば、図8は、蓄熱式熱交換器の蓄熱体ハニカムを6段に直列に接続し、フライアッシュ等を含む高温ガスを流したものであるが、排ガスの流れに沿って上流側の1段目に付着物が極めて多いことがわかる。
そこで、請求項1の発明は、容器内の蓄熱体を2つにわけ、排ガスの流れに沿って上流側に位置する第1の蓄熱体を洗浄や交換により再生可能とし、フライアッシュ等の付着による差圧上昇が生じた時点で、第1の蓄熱体を再生させて差圧を減少させ、継続的な運転を可能としたものである。そして第2の蓄熱体は、長期間の運転後に行うメンテナンスにおいて容器から取り外す、或いは洗浄することはあるにしても、第1の蓄熱体のように短期間に洗浄や交換を行うことはせず、容器に固定的に装填される。
なお、ここで「再生可能であること」とは、工業炉等燃焼装置の運転を実質的に中断することなく、次のいずれかの措置が可能であることをいう。
(1)蓄熱体を熱交換器から取り出して、洗浄することにより付着物を除去した上で再び 熱交換器内に装填することが可能であること。このとき、長時間の使用により蓄熱 体の損耗が著しい場合には、蓄熱体のすべてまたはその一部を新品に交換すること を含む。なお、本書においては、「洗浄」とは、蓄熱体の付着物を、液体により、 或いは、洗浄ガスである高圧空気又は水蒸気等により、スートブローして除去する ことをいう。
(2)蓄熱体の一部または全部を、熱交換器の容器の外にずらすようにして引き出すこと を可能とし、しかも引き出された位置において洗浄することにより付着物を除去し 、そのまま熱交換器の容器内に再び装填することが可能であること。
(3)蓄熱体を容器内の装填位置において洗浄することにより付着物を除去することが可 能であること。
請求項2の発明は、前記再生すべき第1の蓄熱体を前記容器外に移動させ、再生済みの第1の蓄熱体を容器内まで移動させる移動装置と、前記再生すべき第1の蓄熱体を容器外において洗浄する洗浄装置とを備えることを特徴とする。
第1の蓄熱体を再生する手段として、第1の蓄熱体を容器外に移動させ、その場で洗浄して、容器内に移動させる手段を備えたので、第1の蓄熱体を洗浄することにより容易に再生できる。
請求項3の発明は、前記移動装置は、再生すべき第1の蓄熱体と前記再生済の第1の蓄熱体を装填させた回転体と、該回転体を駆動して、前記再生をすべき第1の蓄熱体を容器外の洗浄位置に移動させるとともに、洗浄位置にて洗浄された第1の蓄熱体を容器内に移動させる駆動手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明における移動装置として、第1の蓄熱体を装填させた回転体を回転させることにより、第1の蓄熱体を容器外に移動させ、洗浄して、再び容器内に移動させる手段を備えたので、使用済の第1の蓄熱体の移動、洗浄及び再生済の第1の蓄熱体の再移動を容易に行うことができる。
請求項4の発明は、前記第1及び第2の蓄熱体間の容器内に配設され、前記第1の蓄熱体に向かって洗浄ガスを噴射する洗浄装置を備えることを特徴とする。
熱交換器の運転中に差圧が上昇した場合でも、第1の蓄熱体の移動等の操作を必要とせずに、容器内で容易に第1の蓄熱体から付着物を除去し、差圧の上昇を解消できる。また、第1と第2の蓄熱体間から第1の蓄熱体に向かって洗浄ガスを噴射することとしたので、除去された付着物が、工業炉等燃焼装置の炉体方向へ戻され、第2の蓄熱体等熱交換器内部に再付着する虞がない。
前記第1の蓄熱体は、特に限定しないが、セラミックス製のハニカム構造物としてもよい(請求項5)。ハニカム構造物を採用すると、蓄熱体を一体として容器外に移動させやすく、しかもハニカム構造の整流作用により、スートブローによる効果が高められる。
請求項6の発明は、前記容器は、前記第1の蓄熱体を装填する空間を有し、 前記空間の下部に設けられた排出口を介して第1の蓄熱体を落下させる排出装置と、前記空間の上部に設けられた投入口を介して第1の蓄熱体を投入させる供給装置とを備えることを特徴とする。第1の蓄熱体を再生する手段として、第1の蓄熱体の交換手段を設けたので、第1の蓄熱体を交換することにより、容易に再生できる。第1の蓄熱体は未使用のものであってもよい(請求項7)。
前記第1の蓄熱体は、特に限定しないが、セラミックス製のぺブルで構成してもよい(請求項8)。第1の蓄熱体を、セラミックス製のぺブルで構成すると、安価で取り扱いを容易に行うことができる。
請求項9の発明によっては、少なくとも2つの、請求項1乃至8のいずれかに記載の蓄熱式熱交換器を備え、一の熱交換器に炉体からの前記燃焼排気ガスを供給する排気系装置と、他の熱交換器を介して燃焼用空気を炉体に供給する給気系装置と、各熱交換器への前記排気系装置による燃焼排気ガスの供給及び前記給気系装置による燃焼用空気の供給を交互に切換える切換装置とを備えることを特徴とする工業炉、微粉炭焚ボイラ等燃焼装置装置が提供される。
複数の蓄熱式熱交換器を高温空気燃焼技術による工業炉等燃焼装置システムの一要素として使用し、高燃費、低公害等の優れた高温空気燃焼技術の特性を活かしつつ熱交換器の閉塞による運転の停止も回避できる、優れたシステムを提供するものである。
請求項1の発明は、容器内の蓄熱体を2つにわけ、フライアッシュ等がより多く付着する排ガスの流れに沿って上流側に位置する第1の蓄熱体を洗浄や交換により再生可能としたので、フライアッシュ等の付着による差圧上昇が生じた時点で、第1の蓄熱体を再生させて差圧を減少させ、継続的な運転ができるという優れた効果を奏する。
請求項2の発明は、第1の蓄熱体を再生する手段として、第1の蓄熱体を容器外に移動させ、その場で洗浄して、容器内に移動させる手段を備えたので、第1の蓄熱体を洗浄することにより容易に再生できるという優れた効果を奏する。
請求項3の発明は、請求項2の発明における移動装置として、第1の蓄熱体を装填させた回転体を回転させることにより、第1の蓄熱体を容器外に移動させ、洗浄して、再び容器内に移動させる手段を備えたので、使用済の第1の蓄熱体の移動、洗浄及び再生済の第1の蓄熱体の再移動を容易に行うことができるという優れた効果を奏する。
請求項4の発明は、熱交換器の運転中に差圧が上昇した場合でも、第1の蓄熱体の移動等の操作を必要とせずに、容器内で容易に第1の蓄熱体から付着物を除去し、差圧の上昇を解消できるという優れた効果を奏し、あわせて、第1と第2の蓄熱体間から第1の蓄熱体に向かって洗浄ガスを噴射することとしたので、除去された付着物が、工業炉等燃焼装置の炉体方向へ戻され、第2の蓄熱体等熱交換器内部に再付着する虞がないという更に優れた効果を奏する。
第1の蓄熱体として、ハニカム構造物を採用してもよく(請求項5)ハニカム構造を採用すると、蓄熱体を一体として容器外に移動させやすく、しかもハニカム構造の整流作用により、スートブローによる効果が高められる。
請求項6の発明は、第1の蓄熱体を再生する手段として、第1の蓄熱体の交換手段を設けたので、第1の蓄熱体を交換することにより、容易に再生できる。なお、第1の蓄熱体は未使用のものであってもよい(請求項7)。
前記第1の蓄熱体は、セラミックス製のぺブルで構成してもよい(請求項8)。第1の蓄熱体を、セラミックス製のぺブルで構成すると、安価で取り扱いを容易に行うことができる。
請求項9の発明は、複数の蓄熱式熱交換器を高温空気燃焼技術による工業炉等燃焼装置システムの一要素として使用し、高燃費、低公害等の優れた高温空気燃焼技術の特性を活かしつつ熱交換器の閉塞による運転の停止も回避できる、優れたシステムを提供するものである。
以下、本発明の実施の形態につき図1乃至図6に基づいて詳細に説明する。
本発明の第1の実施形態を図1乃至図2に示す。
まず、図1により、本発明に係る熱交換器を使用した、固体燃料による高温空気燃焼システム(工業炉等燃焼装置)全体を説明し、次に本発明にかかる蓄熱式熱交換器を詳細に説明する。
上記システムは、例えば、微粉炭焚ボイラーにも使用可能であるが、図示省略される微粉炭固体燃料供給装置から供給される微粉炭燃料を燃料噴射ノズル12aによって炉体12内に噴射させ、後述する熱交換器2または3から供給される燃焼用空気と混合させて燃焼させる。図示例では、炉体12に2つの熱交換器2、3が付設されている。熱交換器2は、詳細は後述するが、両端閉塞の円筒構造をなす容器20を有している。容器20の一端口20aは、配管2aにより炉体12と接続しており、配管2aによって炉体12内と容器20とが連通している。容器20の他端口20bは、配管2bを介して四方切換弁(切換装置)11のポート11aに接続されている。
容器20には、排ガスを冷却して熱を回収し貯えるとともに、燃焼用空気を、貯えられた熱により加熱することのできる第1の蓄熱体24及び第2の蓄熱体25が装填されており、第1の蓄熱体24は、一端口20a側、すなわち排ガスの流れに沿って上流側に配置され、第2の蓄熱体25は、第1の蓄熱体24の下流側に配置されている。燃焼用空気又は排ガスは、第1の蓄熱体24及び第2の蓄熱体25と接触して流れることになる。
熱交換器3も同様の構造をなし、その容器30は、配管3aを介して炉体12と、配管3bを介して四方切換弁11のポート11cに接続している。また、熱交換器3も、第1の蓄熱体34及び第2の蓄熱体35を備える。
四方切換弁(切換装置)11は、前述のポート11a、11cの他にポート11b、11dを有し、ポート11bには排ガス処理システム15が接続され、本装置を介して排ガスが大気中に放出される。また、ポート11dには、給気システム(例えば給気ブロワ等)16が接続しており、ポート11dを介して熱交換器2、3に燃焼用空気が供給される。
なお、配管2a、2b、3a、3b及び排ガス処理システム15等により排気系装置を構成し、配管2a、2b、3a、3b及び給気システム16等により給気系装置が構成される。
本システムの作用を説明する。図1に示す四方切換弁11の切換え状態では、ポート11dより供給される燃焼用空気が、四方切換弁11を介して配管2bに流入し、熱交換器2に導入される。熱交換器2の第2の蓄熱体25および第1の蓄熱体24には既に熱が貯えられており高温となっているため、第2の蓄熱体25、第1の蓄熱体24と接触する燃焼用空気が加熱され、高温(例えば800℃以上)に加熱される。
高温の燃焼用空気が炉体12内に十分に供給され、燃料噴射ノズル12aからの微粉炭固体燃料と混合され、微粉炭固体燃料を燃焼させる。なお、燃料噴射ノズルの位置は特に特定されない。
燃焼により発生した高温の排ガスは、配管3aを介して熱交換器3に流入する。ここで、排ガスは、第1の蓄熱体34、第2の蓄熱体35と接触し、第1の蓄熱体34、第2の蓄熱体35を加熱するとともに自らは冷却される。排ガスの温度が低下するため、後段で排ガスを処理する排ガス処理システム15の負担が軽減される。冷却された排ガスは、配管3bを介して四方切換弁11によりポート11bに導出され、排ガス処理システム15により処理され、大気中に放出される。
一定時間の運転により、熱交換器2の第2の蓄熱体25、第1の蓄熱体24がその熱を失い、一方、熱交換器3の第1の蓄熱体34,第2の蓄熱体35が十分高温まで加熱され、蓄熱されると、四方切換弁11が切り換えられ、ポート11aと11bが、ポート11cと11dとがそれぞれ連通される。燃焼用空気は熱交換器3に流れ、第2の蓄熱体35、第1の蓄熱体34により加熱され、炉体12に供給して高温での燃焼を継続させるとともに、炉体12からの排ガスは熱交換器2に導入される。排ガスにより第1の蓄熱体24、第2の蓄熱体25が加熱されるとともに、排ガス自体は冷却される。
上記の操作の繰り返しにより、固体燃料を炉体12内において、継続的に高温燃焼させることができる。
なお、配管2a、3aの途中には、排ガス中のフライアッシュ等を除去するためのサイクロン装置を介装してもよい。サイクロン装置を介装すると、熱交換器に流入する排ガス中のフライアッシュ量が低減し、それにともない蓄熱体へのフライアッシュ付着量も減少するので、後述する第1の蓄熱体の再生処理の間隔を延長することが可能である。
次に、第1の実施形態に使用する熱交換器2の詳細を説明する。なお、熱交換器3も同様であるので説明は省略する。
図2に示すように熱交換器2の容器20は、円筒形状の胴部21と、その両端を閉塞する蓋部22、23とから構成される。本熱交換器2は横置きの状態で設置されている。
また、胴部21の略中央には、ハニカム構造の第2の蓄熱体25が嵌入され、蓄熱体25を挟むように円形の多孔板26、27が取り付けられ、これらの多孔板26、27によって第2の蓄熱体25を容器20内に支持している。また、多孔板27を挟んで多孔板26と反対側に同じく円形の多孔板28が取り付けられている。このハニカム構造中を排ガス、燃焼用空気が第2の蓄熱体25に接触しながら流れることができる。
蓋部22、23はともに、短い円筒部の一端をその縁が円弧を描くように湾曲する円形板で塞ぐ構造を有し、円形板の中央には、一端口20a、他端口20bが形成されており、排ガス又は燃焼用空気を流すための配管2a及び2bが各々接続されている。
また、多孔板27と28で区画する空間部27aにはぺブル蓄熱材24aが多数充填され、全体として第1の蓄熱体24を構成している。この蓄熱材24aどうしには隙間が存在しており、その間を排ガス又は燃焼用空気が流れることができる。
多孔板26、27、28は、何れも胴部内径と同じ径を有する円形板で、流路抵抗の小さい多数の小孔を有し、排ガスや燃焼用空気を流すことができる。
また、胴部21の空間部27aには、その上部と下部に、各々投入口21a及び排出口21bが設けられており、これらの投入口21a及び排出口21bを介して蓄熱材24aの供給装置13及び排出装置14が接続している。
供給装置13は、蓄熱材24aを上部から投入するための、ホッパ13aと、ホッパ13a内の蓄熱材24aを空間部27aに投入するためのゲート13bと胴部21の空間部27aに連通する配管13cとを備える。
排出装置14は、下部から排出口21bを介して空間部27aに開口する配管14cと、空間部27a内の蓄熱材24aを蓄熱材回収ボックス14d内に落とすことのできるゲート14bとを備える。
なお、本熱交換器2、3の材質は特に限定しないが、高温強度にすぐれ経済性も高い鋼材が好適に使用できる。また、蓄熱体25、及び蓄熱材24aの材質についても特に限定しないが、耐熱性、耐衝撃性に優れ、熱膨張が小さくまた熱容量が大であるセラミックスが望ましく、例えば、コーディエライト(例として、2MgO・2Al23・5SiO2等)が好適に使用できる。なお、これら熱交換器の材料については、後述する熱交換器4、5、6、8についても同様である。
次に本熱交換器2の使用方法を説明する。
前述のように、本熱交換器2は、以下の2つの作用を交互に行う。すなわち、(i)燃焼用空気を配管2bから2a(矢印A方向)へ流し、第2の蓄熱体25、第1の蓄熱体24に貯えられた熱により燃焼用空気を加熱して配管2aを経由して炉体12に供給する作用、及び、(ii)炉体12からの排ガスを配管2aから2b(矢印Bの方向)へ流し、第1の蓄熱体24、第2の蓄熱体25により排ガスを冷却するとともに第1の蓄熱体24、第2の蓄熱体25にその回収熱を貯える作用である。
(i)、(ii)の操作の繰り返しにより、やがて、排ガスに含まれるフライアッシュ等が、第1の蓄熱体24(蓄熱材24a)に付着し、熱交換器2前後の差圧が上昇し、運転が維持できなくなってくる。ここで注意すべきは、排ガスは常に矢印Bの方向に流れるので、第1の蓄熱体24(蓄熱材24a)が常に排ガスの流れに沿って上流側にあり、従って、付着物の殆どは、第1の蓄熱体24(蓄熱材24a)にのみ付着するということである。
ここで、ゲート14bを開き、空間部27a内の蓄熱材24aを、蓄熱材回収ボックス14dに落下させ、空間部27a内の蓄熱材24aをすべて蓄熱材回収ボックス14dに回収する。
その後、ゲート14bを閉じて、ゲート13bを開き、ホッパー13aから新しい、もしくは洗浄した蓄熱材24aを投入し、空間部27aに蓄熱材24aを充填し、第1の蓄熱体24を形成させる。
以上の操作により、排ガスの流れに沿って上流側(前側)にあり、従って、フライアッシュ等が付着する第1の蓄熱体24の蓄熱材24aを洗浄済もしくは新品のものに交換して再生することが出来るので、差圧が解消し、炉体12の運転を継続することができる。
回収した蓄熱材24aは、液体により、或いは高圧空気又は水蒸気等の吹き付け等により洗浄し、付着したフライアッシュ等を除去することにより再使用するか、または損傷が甚大であるものは廃却し、新品と交換しホッパー13aに送られる。
なお、本熱交換器2は横置きとして説明したが、蓄熱材24aの供給、排出装置として、例えば、斜め上方から蓄熱材24aを供給する配管と斜め下方に蓄熱材を落下させる配管と各々の配管に設置され蓄熱材24aの供給、排出を制御するゲートとを備えることとして縦置きとすることも可能である。
次に、本発明に係る熱交換器の第2の実施形態を図3及び図4に基づき説明する。
高温空気燃焼システムの基本的な構成は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略し、高温空気燃焼システムにおいて使用される熱交換器4について説明する。
図3に示すように、熱交換器4の容器40の一端には燃焼用空気が流入する配管4bと、他端には排ガスが流入する配管4aが接続しており、容器40内には、略中央の配管4a側に、第1の蓄熱体44(ハニカム構造)が、配管4b側に、固定の第2の蓄熱体45(ハニカム構造)が嵌入されている。
第1の蓄熱体44は、移動方向の容器40外に設置された油圧シリンダ装置41により、往復動可能に、第2の蓄熱体45と摺動しつつスライドして移動する。第1の蓄熱体44は、容器40の径の略2倍の長辺と、径と同じ長さの短辺とを有する矩形に形成され、その半部(図3中に示す上側半部)44aと下側半部44bとが交互に容器40の外に移動したり、また、容器40内に移動することが可能である。また、容器40の外側両側洗浄位置には、洗浄管42、42が排ガスの流れに対向する側に、言い換えれば燃焼用空気の流れに沿って上流側に設置され、容器40の外の洗浄位置に移動した第1の蓄熱体44の上側半部44a又は下側半部44bを洗浄管42のノズル42aからの高圧空気又は水蒸気等Gによりスートブローして付着物が除去される。すなわち、洗浄管42及びノズル42a等により洗浄装置が構成される。なお、図中、排ガスの流れ方向を矢印Vで示す。
上述の実施形態では、第1の蓄熱体44の、排ガスの流れに沿って上流側の端部44cに付着物がより多く付着しているので、逆洗浄を行うことになる。
図3で示す状態では、第1の蓄熱体44の上側半部44aが容器40内にあり、下側半部44bが、容器40の外側にある状態で、炉体12(図1参照:図3中に図示せず)が運転されている。運転に伴ない、第1の蓄熱体上側半部44aにフライアッシュ等の付着が生じ、差圧が上昇した場合には、油圧シリンダ装置41により第1の蓄熱体44を容器40外の洗浄位置に移動させ、蓄熱体上端部44aを容器40外に、下側半部44bを容器40内に移動させる。洗浄済の下側半部44bは、付着物が付着しておらず、再生済である。一方、上側半部44aは、洗浄管42のノズル42aから高圧空気又は水蒸気等Gによるスートブローを行い付着物を除去する。
なお、洗浄管42の位置は、排ガスの流れに沿って下流側から第1の蓄熱体をスートブローできる位置がより望ましいが、容器外でスートブローを行う場合には、ガスの流れに沿って上流側から第1の蓄熱体をスートブローできる位置であってもよい。
本実施形態では、移動装置として油圧シリンダ装置41を使用したが、空圧シリンダ駆動、電動駆動等他の方法であってもよい。
また、熱交換器4では、第1の蓄熱体44を直線的にスライドさせて移動させているが、例えば図4に示すように、熱交換器5の容器50より大径の回転体である第1の蓄熱体54をその回転軸まわりに回転させることにより、容器内と容器外の洗浄位置との間を移動させることとしてもよい。
次に本発明に係る熱交換器の第3の実施形態を図5及び図6に基づき説明する。
高温空気燃焼システムの基本的な構成は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略し、高温空気燃焼システムにおいて使用される一対の熱交換器6、6について説明する。
熱交換器6の容器60は、円筒状の胴部61、蓋部62、63から構成され、胴部61にはハニカム構造の第2の蓄熱体65が嵌入される。それらの形状は、第1実施形態の熱交換器2の場合とほぼ同様であるが、胴部61と蓋部63とは直接接続せず、胴部61と蓋部63とにより、後述の厚肉円盤(回転体)74を挟み込む構造としている。
蓋部62には、四方切換弁(切換装置)11(図1参照:図5,図6中には図示せず)に接続する配管6bが、蓋部63には、炉体12(図1参照:図5,図6中には図示せず)に接続する配管6aがそれぞれ接続する。
2つの熱交換器6、6は対として縦に並設され、図5において、その下部は、ケーシング70に覆われる。ケーシング70は、中空円筒形状をなし両端は蓋板72と底面板73により閉塞しており、ケーシング70の底部には、厚肉円盤74と、厚肉円盤74を駆動するための回転軸75とを備える。
蓋板72には、図6に示すように、円周に沿って180度離れた対角位置に、熱交換器6、6の胴部61、61がそれぞれ嵌入されている。また、底面板73の対応位置には、蓋部63、63が、それぞれ嵌入されている。
底面板73の蓋部63の中心軸と同心円上、90度ずつずれた位置に、高圧空気の排気口、或いは水蒸気のドレンとして作用するスートブロー排出口73a(2箇所)が形成されている。
スートブロー排出口73aの図示上方の位置(洗浄位置)には、リング状の洗浄管68が設置される。洗浄管68のリング部には、例えば、各々3個のノズル68aが設置され、その直下に位置する第1の蓄熱体64の全表面を覆うように高圧空気又は水蒸気等Gを噴出させることができ、第1の蓄熱体64の付着物を吹き飛ばすように洗浄することができるようになっている。すなわち、洗浄管68、ノズル68a等により洗浄装置が構成されている。洗浄管68の他端部は、外部の、図示しないコンプレッサ等の高圧空気源または水蒸気源等に接続している。
厚肉円盤74には、その径が胴部61の内径に等しい円形の穴が円周上等間隔に4箇所穿たれており、各穴をうめるようにハニカム構造の第1の蓄熱体64が嵌め込まれている。
回転軸75は、厚肉円盤74の中心に、厚肉円盤74に垂直に立設され、電動モータ等の駆動機構76に接続して、厚肉円盤74を底面板73と摺動させつつ回転させる。すなわち、回転軸75及び駆動機構76等により駆動手段が構成され、厚肉円盤74、回転軸75及び駆動機構76等により移動装置が構成されている。
次に、熱交換器6、6の使用方法の詳細を説明する。
通常の運転状態においては、各熱交換器6の胴部61及び第2の蓄熱体65、第1の蓄熱体64、蓋部63が連通するようにそれぞれ配置される。すなわち、排ガスが配管6aから流入すると、排ガスは、通常の運転状態においては、第1の蓄熱体64、第2の蓄熱体65をこの順序で通過して配管6bより四方切換弁11(図1参照:図5、図6に図示せず)へ流れることになる。
この状態で、炉体12(図1参照:図5、6中には図示せず)の運転を行うと、前述のように一対の熱交換器6、6に交互に炉体12から発生する高温かつフライアッシュを多量に含む排ガスが流入するので、フライアッシュが、蓄熱体に付着し、差圧が上昇する。このとき、排ガスは常に配管6aから配管6b方向へ流れるので、第1の蓄熱体64は常に、排ガスの流れに沿って上流側にあり、従って、付着物の殆どが第1の蓄熱体64に付着する。
ここで、回転軸75を、図6の矢印A方向に90度回転させる。すると、洗浄による再生処理済の第1の蓄熱体64が、容器60内に嵌装されることになり、この新たな蓄熱体64が、熱交換器6の胴部61及び第2の蓄熱体65、蓋部63と連通し、排ガスは、再生された第1の蓄熱体64、第2の蓄熱体65を通過して流れることになる。新しい第1の蓄熱体64にはフライアッシュ等は付着していないので、差圧は解消し、運転が継続できる。
一方、フライアッシュ等の付着した各熱交換器6の第1の蓄熱体64はそれぞれ洗浄管68の真下に位置する洗浄位置に移動するので、ノズル68aから、高圧空気又は水蒸気等Gをスートブローすることにより各蓄熱体64の付着物を除去し、再び使用することが可能になる。このとき、高圧空気、水蒸気または水蒸気が凝縮してできる水等は、各スートブロー排出口73aを通じてそれぞれ排出される。
以上の操作の繰り返しにより、各熱交換器6、6の蓄熱体のフライアッシュ等の付着による差圧上昇を解消しつつ連続して固体燃料の炉体12の運転を継続することができる。
なお、本実施形態の熱交換器6は、縦置きでも、横置きでもよい。また、蓄熱体はいずれもハニカム構造物としたが、第1の実施形態のぺブル蓄熱体を、両側を多孔板で挟み込む構造として第1、第2の蓄熱体のいずれについても使用することが可能である。さらに配管6aにはサイクロン等の除塵装置を接続し、排ガス中のフライアッシュ等を予めある程度取り除いておくこととしてもよい。
次に、本発明に係る熱交換器の第4の実施形態を説明する。
第4の実施形態においても高温空気燃焼システムの構成と運転方法は、すでに説明した同システムと同様であるので説明を省略する。
第4の実施形態における熱交換器8の容器80は、胴部81と、蓋部82、83とから構成され、胴部81内には、第1の蓄熱体84と、ハニカム構造の第2の蓄熱体85とが嵌入されている。これらは、第1の蓄熱体84を除き、第1の実施形態の熱交換器2とほぼ同様の形状、構造を有するので説明を省略する。
第1の蓄熱体84は、第2の蓄熱体85より長さは短いが、第2の蓄熱体85と同様の形状、構造を有するハニカム構造のもので、第2の蓄熱体85との間に空間部87を介して胴部81の排ガスの流れ方向から見て上流側に嵌入、固定されている。
空間部87には、胴部81を貫いて洗浄管88が配設され、洗浄管88の胴部81内の先端部は、胴部81断面に沿ってリング部を形成し、リング部には、ノズル88aが、洗浄面全域をカバーできる個数、例えば3個配設されている。ノズル88aは、いずれも第1の蓄熱体84の方向を指向しており、洗浄管88に高圧空気又は水蒸気等(洗浄ガス)Gを送り込むことにより、ノズル88aから放たれた高圧空気又は水蒸気等が第1の蓄熱体84に付着したフライアッシュ等の付着物Fを除去することができるようになっている。すなわち、洗浄管88及びノズル88a等により洗浄装置が構成されている。
洗浄管88の他端は、図示しない、コンプレッサ等の高圧空気源または水蒸気源に接続されている。次に熱交換器8の使用方法の詳細を説明する。
炉体12(図1参照:図7中には図示せず)の運転に伴ない、熱交換器8の差圧が上昇する。このときも、炉体12からの排ガスの流れに沿って第1の蓄熱体84が上流側にあるので、フライアッシュ等の殆どは第1の蓄熱体84に付着している。ここで、熱交換器8が、配管8bから燃焼用空気を取り入れて炉体12へ流すタイミングを捉えて、洗浄管88に、高圧空気又は水蒸気等Gを送り込み、第1の蓄熱体84の付着物F(フライアッシュ等)を炉体12方向に吹き飛ばして、燃焼用空気とともに炉体12に戻す。このため、フライアッシュ等を、その付着の殆どない第2の蓄熱体85にまで押し入れてしまうことなく、除去することができる。
なお、本実施形態の熱交換器8は縦置きでも横置きでもよく、配管8aにはサイクロン等の粉塵除去装置を設置してもよい。
本発明の第1の実施形態を示すシステムの模式図である。 本発明の第1の実施形態を示す熱交換器の一部切り欠き断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す熱交換器の模式図である。 本発明の第2の実施形態の1変形例を示す熱交換器の模式図である。 本発明の第3の実施形態を示す熱交換器及びケーシングの概略断面図である。 図5のA−A矢視図である。 本発明の第4の実施形態を示すシステムの模式図である。 熱交換器の蓄熱体内部での付着物の分布を示すグラフである。
符号の説明
2、3、4、5、6、8 蓄熱式熱交換器
2a、3a、4a、5a、6a、8a 配管
11 四方切換弁(切換装置)
12 炉体(工業炉等燃焼装置)
13 供給装置
14 搬出装置
15 排ガス処理システム
16 給気システム
20、30、40、50、60、80 容器
20a 一端口
20b 他端口
21a 投入口
21b 排出口
24、34、44、54、64、84 第1の蓄熱体
25、35、45、65、85 第2の蓄熱体
27a 空間部
41 油圧シリンダ装置(移動装置)
42 洗浄管
42a ノズル
68 洗浄管
68a ノズル
74 厚肉円盤(回転体)
75 回転軸(駆動手段)
76 駆動機構(駆動手段)
88 洗浄管
88a ノズル
G 高圧空気又は水蒸気等(洗浄ガス)
F 付着物

Claims (9)

  1. 蓄熱体を装填する容器の一端から他端へ燃焼排気ガスを流して蓄熱体を加熱した後、前記他端から一端に燃焼用空気を流し、前記蓄熱体に蓄熱された熱により燃焼用空気を加熱する蓄熱式熱交換器であって、
    前記燃焼排気ガスの流れ方向から見て容器の上流側に、洗浄又は交換によって再生可能に装填された第1の蓄熱体と、
    該第1の蓄熱体の下流側に装填された第2の蓄熱体とを
    備えることを特徴とする蓄熱式熱交換器。
  2. 前記再生すべき第1の蓄熱体を前記容器外に移動させ、再生済みの第1の蓄熱体を容器内まで移動させる移動装置と、
    前記再生すべき第1の蓄熱体を容器外において洗浄する洗浄装置とを
    備えることを特徴とする、請求項1に記載の蓄熱式熱交換器。
  3. 前記移動装置は、
    再生すべき第1の蓄熱体と前記再生済の第1の蓄熱体を装填させた回転体と、
    該回転体を駆動して、前記再生をすべき第1の蓄熱体を容器外の洗浄位置に移動させるとともに、洗浄位置にて洗浄された第1の蓄熱体を容器内に移動させる駆動手段とを
    備えることを特徴とする請求項2に記載の蓄熱式熱交換器。
  4. 前記第1及び第2の蓄熱体間の容器内に配設され、前記第1の蓄熱体に向かって洗浄ガスを噴射する洗浄装置を備えることを特徴とする、請求項1に記載の蓄熱式熱交換装置。
  5. 前記第1の蓄熱体は、セラミックス製のハニカム構造物であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の蓄熱式熱交換器。
  6. 前記容器は、前記第1の蓄熱体を装填する空間を有し、
    前記空間の下部に設けられた排出口を介して第1の蓄熱体を落下させる排出装置と、
    前記空間の上部に設けられた投入口を介して第1の蓄熱体を投入させる供給装置とを
    備えることを特徴とする、請求項1に記載の蓄熱式熱交換器。
  7. 前記空間の上部に設けられた前記投入口を介して投入される前記第1の蓄熱体は未使用のものであることを特徴とする、請求項6に記載の蓄熱式熱交換器。
  8. 前記第1の蓄熱体は、
    セラミックス製のぺブルで構成されることを特徴とする、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の蓄熱式熱交換器。
  9. 少なくとも2つの、請求項1乃至8のいずれかに記載の蓄熱式熱交換器を備え、
    一の熱交換器に炉体からの前記燃焼排気ガスを供給する排気系装置と、
    他の熱交換器を介して燃焼用空気を炉体に供給する給気系装置と、
    各熱交換器への前記排気系装置による燃焼排気ガスの供給及び前記給気系装置による燃焼用空気の供給を交互に切換える切換装置とを
    備えることを特徴とする工業炉、微粉炭焚ボイラ等燃焼装置。
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