JP2001021140A - 回転蓄熱式熱交換器 - Google Patents
回転蓄熱式熱交換器Info
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- JP2001021140A JP2001021140A JP11190244A JP19024499A JP2001021140A JP 2001021140 A JP2001021140 A JP 2001021140A JP 11190244 A JP11190244 A JP 11190244A JP 19024499 A JP19024499 A JP 19024499A JP 2001021140 A JP2001021140 A JP 2001021140A
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- Japan
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- combustion
- heat
- heat exchanger
- heat storage
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転蓄熱式熱交換器の蓄熱体への煤塵の付着
を防止し、蓄熱体が閉塞するのを防止して熱回収率の向
上を図るとともに、燃焼排ガスを急速冷却してダイオキ
シン排出量の低減化を図る。 【解決手段】 煤塵を含む燃焼排ガス７と燃焼空気１６
とを熱交換する回転蓄熱式熱交換器９であって、燃焼排
ガス排出管１１と燃焼空気供給管１２のそれぞれの中間
に連結された筒体９ａと、筒体９ａ内の中間に内嵌した
円筒状の回転可能なハニカム状セラミックス製の蓄熱体
１３と、筒体９ａの蓋板９ｂ下面と蓄熱体１３上面との
間および筒体９ａの底板９ｃ上面と蓄熱体１３下面との
間に配設された燃焼排ガス７ａと燃焼空気１６ａとを分
離する各２枚の平行な分割板１４、１４ａと、２枚の分
割板１４、１４ａの間に高圧空気１９を吹き込んで蓄熱
体１３に付着した煤塵を吹き飛ばす高圧空気供給管１８
とを有する。
を防止し、蓄熱体が閉塞するのを防止して熱回収率の向
上を図るとともに、燃焼排ガスを急速冷却してダイオキ
シン排出量の低減化を図る。 【解決手段】 煤塵を含む燃焼排ガス７と燃焼空気１６
とを熱交換する回転蓄熱式熱交換器９であって、燃焼排
ガス排出管１１と燃焼空気供給管１２のそれぞれの中間
に連結された筒体９ａと、筒体９ａ内の中間に内嵌した
円筒状の回転可能なハニカム状セラミックス製の蓄熱体
１３と、筒体９ａの蓋板９ｂ下面と蓄熱体１３上面との
間および筒体９ａの底板９ｃ上面と蓄熱体１３下面との
間に配設された燃焼排ガス７ａと燃焼空気１６ａとを分
離する各２枚の平行な分割板１４、１４ａと、２枚の分
割板１４、１４ａの間に高圧空気１９を吹き込んで蓄熱
体１３に付着した煤塵を吹き飛ばす高圧空気供給管１８
とを有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転蓄熱式熱交換
器に関するものである。
器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】流動床式廃棄物燃焼装置では、廃棄物は
流動床内で急激に燃焼するため不完全燃焼が生じてダイ
オキシンが発生する。
流動床内で急激に燃焼するため不完全燃焼が生じてダイ
オキシンが発生する。
【０００３】廃棄物の燃焼によるダイオキシンの発生量
を低減化させるには、燃焼炉内で高温燃焼することと、
燃焼排ガスを急速冷却してダイオキシンの再合成反応が
起きるとされる３００〜４００℃での滞留時間を短くす
ることが重要である。
を低減化させるには、燃焼炉内で高温燃焼することと、
燃焼排ガスを急速冷却してダイオキシンの再合成反応が
起きるとされる３００〜４００℃での滞留時間を短くす
ることが重要である。
【０００４】そこで、燃焼炉内から排出される高温の燃
焼排ガスと燃焼炉内のフリーボード部に供給する二次燃
焼空気とをハニカム製の蓄熱体を有する回転蓄熱式熱交
換器を介して熱交換し、高温の二次燃焼空気を燃焼炉内
のフリーボード部に供給して燃焼排ガスに同伴されてい
る未燃固形物や不完全燃焼ガスを高温で完全燃焼させ、
かつ、燃焼排ガスを上記回転蓄熱式熱交換器によって急
速冷却させてダイオキシンの再合成を防止することが考
えられる。
焼排ガスと燃焼炉内のフリーボード部に供給する二次燃
焼空気とをハニカム製の蓄熱体を有する回転蓄熱式熱交
換器を介して熱交換し、高温の二次燃焼空気を燃焼炉内
のフリーボード部に供給して燃焼排ガスに同伴されてい
る未燃固形物や不完全燃焼ガスを高温で完全燃焼させ、
かつ、燃焼排ガスを上記回転蓄熱式熱交換器によって急
速冷却させてダイオキシンの再合成を防止することが考
えられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ハ
ニカム製の蓄熱体を有する回転蓄熱式熱交換器では、燃
焼炉から排出される燃焼排ガス中には煤塵が含まれてい
るため、ハニカム製の蓄熱体に煤塵が付着して閉塞して
しまったり、熱回収率を悪化したり、回転部分における
燃焼排ガスと二次燃焼空気のシールが悪化したりする。
また、廃棄物の燃焼では、煤塵はダイオキシン再合成の
触媒とされており、蓄熱体に煤塵が付着するとダイオキ
シンの合成反応が促進されて急速冷却による効果を相殺
してしまうという問題がある。
ニカム製の蓄熱体を有する回転蓄熱式熱交換器では、燃
焼炉から排出される燃焼排ガス中には煤塵が含まれてい
るため、ハニカム製の蓄熱体に煤塵が付着して閉塞して
しまったり、熱回収率を悪化したり、回転部分における
燃焼排ガスと二次燃焼空気のシールが悪化したりする。
また、廃棄物の燃焼では、煤塵はダイオキシン再合成の
触媒とされており、蓄熱体に煤塵が付着するとダイオキ
シンの合成反応が促進されて急速冷却による効果を相殺
してしまうという問題がある。
【０００６】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために創案されたもので、ハニカム製の蓄熱体を有する
回転蓄熱式熱交換器の蓄熱体への煤塵の付着を防止する
ことにより、蓄熱体が閉塞するのを防止し、熱回収率の
向上を図り、燃焼排ガスと燃焼空気のシール性の向上を
図り、かつ、ダイオキシンの再合成を防止することがで
きる回転蓄熱式熱交換器を提供することを目的とするも
のである。
ために創案されたもので、ハニカム製の蓄熱体を有する
回転蓄熱式熱交換器の蓄熱体への煤塵の付着を防止する
ことにより、蓄熱体が閉塞するのを防止し、熱回収率の
向上を図り、燃焼排ガスと燃焼空気のシール性の向上を
図り、かつ、ダイオキシンの再合成を防止することがで
きる回転蓄熱式熱交換器を提供することを目的とするも
のである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、煤塵を含む燃焼排ガスと燃焼空気
とを熱交換する回転蓄熱式熱交換器であって、燃焼排ガ
ス排出管と燃焼空気供給管のそれぞれの中間に連結され
た筒体と、筒体内の中間に内嵌した円筒状の回転可能な
ハニカム状セラミックス製の蓄熱体と、筒体の蓋板下面
と蓄熱体上面との間および筒体の底板上面と蓄熱体下面
との間に配設された燃焼排ガスと燃焼空気とを分離する
各２枚の平行な分割板と、２枚の分割板の間に高圧空気
を吹き込んで蓄熱体に付着した煤塵を吹き飛ばす高圧空
気供給管とを有する回転蓄熱式熱交換器が提供される。
め、本発明によれば、煤塵を含む燃焼排ガスと燃焼空気
とを熱交換する回転蓄熱式熱交換器であって、燃焼排ガ
ス排出管と燃焼空気供給管のそれぞれの中間に連結され
た筒体と、筒体内の中間に内嵌した円筒状の回転可能な
ハニカム状セラミックス製の蓄熱体と、筒体の蓋板下面
と蓄熱体上面との間および筒体の底板上面と蓄熱体下面
との間に配設された燃焼排ガスと燃焼空気とを分離する
各２枚の平行な分割板と、２枚の分割板の間に高圧空気
を吹き込んで蓄熱体に付着した煤塵を吹き飛ばす高圧空
気供給管とを有する回転蓄熱式熱交換器が提供される。
【０００８】次に本発明の作用を説明する。本発明の回
転蓄熱式熱交換器によれば、熱交換器の筒体内の上下部
に配設された燃焼排ガスと二次燃焼空気とを分離する各
２枚の平行な分割板の間に高圧空気を吹き込んで、ハニ
カム状セラミックス製の蓄熱体に付着した煤塵を吹き飛
ばすので、蓄熱体は閉塞することがなく、高効率で十分
な熱回収ができるとともに、筒体内の燃焼排ガスと燃焼
空気のシール性の向上を図ることができる。煤塵は熱交
換器の下流側に設けた、図示しない灰処理設備へ排出す
る。煤塵を吹き飛ばした空気は、流量が少なく燃焼排ガ
スや二次燃焼空気と分離されているので、灰処理設備の
負荷が小さい。また、高温の燃焼排ガスは、高温部と低
温部の温度勾配が非常に大きく、清掃されたハニカム状
セラミックス製の蓄熱体を有する回転蓄熱式熱交換器に
よって急速冷却されるので、ダイオキシンの再合成が防
止できる。
転蓄熱式熱交換器によれば、熱交換器の筒体内の上下部
に配設された燃焼排ガスと二次燃焼空気とを分離する各
２枚の平行な分割板の間に高圧空気を吹き込んで、ハニ
カム状セラミックス製の蓄熱体に付着した煤塵を吹き飛
ばすので、蓄熱体は閉塞することがなく、高効率で十分
な熱回収ができるとともに、筒体内の燃焼排ガスと燃焼
空気のシール性の向上を図ることができる。煤塵は熱交
換器の下流側に設けた、図示しない灰処理設備へ排出す
る。煤塵を吹き飛ばした空気は、流量が少なく燃焼排ガ
スや二次燃焼空気と分離されているので、灰処理設備の
負荷が小さい。また、高温の燃焼排ガスは、高温部と低
温部の温度勾配が非常に大きく、清掃されたハニカム状
セラミックス製の蓄熱体を有する回転蓄熱式熱交換器に
よって急速冷却されるので、ダイオキシンの再合成が防
止できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。図１は本発明の回転蓄熱
式熱交換器を、流動床式廃棄物燃焼装置に適用した場合
の概念図であり、図２は図１のハニカム状セラミックス
製の蓄熱体を有する回転蓄熱式熱交換器の拡大図であ
る。
て、図面に基づいて説明する。図１は本発明の回転蓄熱
式熱交換器を、流動床式廃棄物燃焼装置に適用した場合
の概念図であり、図２は図１のハニカム状セラミックス
製の蓄熱体を有する回転蓄熱式熱交換器の拡大図であ
る。
【００１０】図１において、１は廃棄物燃焼装置であ
る。１Ａは廃棄物燃焼装置１の燃焼炉である。１ａは燃
焼炉１Ａの底部に設けた風箱であり、１ｂは燃焼炉１Ａ
のフリーボード部である。２は燃焼炉１Ａの散気板で、
多数のガス吹出ノズル２ａを配設している。３は散気板
２上に形成する流動床で、流動媒体である多量の珪砂３
ａを貯留している。４は燃焼炉１Ａの側方に設けられた
廃棄物投入用ホッパで、廃棄物５を燃焼炉１Ａの上方か
ら投入する。６は燃焼空気で、風箱１ａに連結した燃焼
空気供給管１０から風箱１ａに供給され、散気板２に設
けられた多数のガス吹出ノズル２ａから燃焼炉１Ａ内に
吹き出し、燃焼炉１Ａ内に投入された廃棄物５と珪砂３
ａを撹拌し、浮遊、流動させながら廃棄物５を燃焼させ
る。７、７ａ、７ｂは廃棄物５の燃焼によって発生した
約８００℃の高温の燃焼排ガスで、燃焼炉１Ａの中間
で、二次燃焼空気供給管１２、１２ａから供給された二
次燃焼空気１６、１６ａにより未燃固形物や不完全燃焼
ガスを再燃焼し、燃焼炉１Ａ内で発生したダイオキシン
をフリーボード部１ｂ内の高温雰囲気で分解して燃焼炉
１Ａのフリーボード部１ｂを上昇し、燃焼炉１Ａの上部
に設けた燃焼排ガス排出管１１、１１ａ、１１ｂを通っ
て下流側に排出される。８は燃焼排ガス排出管１１、１
１ａ間に介在して設けたサイクロンである。９は燃焼排
ガス排出管１１ａ、１１ｂ間および二次燃焼空気供給管
１２ａ、１２間に介在して設けた回転蓄熱式熱交換器で
ある。１７はサイクロン８で燃焼排ガス７から分離され
た飛灰である。
る。１Ａは廃棄物燃焼装置１の燃焼炉である。１ａは燃
焼炉１Ａの底部に設けた風箱であり、１ｂは燃焼炉１Ａ
のフリーボード部である。２は燃焼炉１Ａの散気板で、
多数のガス吹出ノズル２ａを配設している。３は散気板
２上に形成する流動床で、流動媒体である多量の珪砂３
ａを貯留している。４は燃焼炉１Ａの側方に設けられた
廃棄物投入用ホッパで、廃棄物５を燃焼炉１Ａの上方か
ら投入する。６は燃焼空気で、風箱１ａに連結した燃焼
空気供給管１０から風箱１ａに供給され、散気板２に設
けられた多数のガス吹出ノズル２ａから燃焼炉１Ａ内に
吹き出し、燃焼炉１Ａ内に投入された廃棄物５と珪砂３
ａを撹拌し、浮遊、流動させながら廃棄物５を燃焼させ
る。７、７ａ、７ｂは廃棄物５の燃焼によって発生した
約８００℃の高温の燃焼排ガスで、燃焼炉１Ａの中間
で、二次燃焼空気供給管１２、１２ａから供給された二
次燃焼空気１６、１６ａにより未燃固形物や不完全燃焼
ガスを再燃焼し、燃焼炉１Ａ内で発生したダイオキシン
をフリーボード部１ｂ内の高温雰囲気で分解して燃焼炉
１Ａのフリーボード部１ｂを上昇し、燃焼炉１Ａの上部
に設けた燃焼排ガス排出管１１、１１ａ、１１ｂを通っ
て下流側に排出される。８は燃焼排ガス排出管１１、１
１ａ間に介在して設けたサイクロンである。９は燃焼排
ガス排出管１１ａ、１１ｂ間および二次燃焼空気供給管
１２ａ、１２間に介在して設けた回転蓄熱式熱交換器で
ある。１７はサイクロン８で燃焼排ガス７から分離され
た飛灰である。
【００１１】回転蓄熱式熱交換器９は、図２に示すよう
に、筒体９ａの上部側面と下部側面に燃焼排ガス排出管
１１ａと１１ｂおよび二次燃焼空気供給管１２ａと１２
を連結している。筒体９ａの中間には円筒状の回転可能
なハニカム状アルミナセラミックス製の蓄熱体１３が内
嵌されており、筒体９ａの上面に設けた、図示しないモ
ータにより軸１５を中心として矢印Ａ方向に回転する。
蓄熱体１３の回転速度は、ほぼ１ｒｐｍである。１４は
筒体９ａの蓋板９ｂ下面と蓄熱体１３上面との間に配設
された２枚の平行な分割板で、筒体９ａ内に送給された
燃焼排ガス７ａと二次燃焼空気供給管１２ａへ供給する
二次燃焼空気１６ａとを分離する。１４ａは筒体９ａの
底板９ｃ上面と蓄熱体１３下面との間に配設された２枚
の平行な分割板で、筒体９ａ内に送給された二次燃焼空
気１６と燃焼排ガス７ｂとを分離する。燃焼排ガス７ａ
および二次燃焼空気１６は、筒体９ａ内に送給され、こ
の回転蓄熱体１３を通過して熱交換され、燃焼排ガス７
ｂおよび二次燃焼空気１６ａとして排出、送給される。
に、筒体９ａの上部側面と下部側面に燃焼排ガス排出管
１１ａと１１ｂおよび二次燃焼空気供給管１２ａと１２
を連結している。筒体９ａの中間には円筒状の回転可能
なハニカム状アルミナセラミックス製の蓄熱体１３が内
嵌されており、筒体９ａの上面に設けた、図示しないモ
ータにより軸１５を中心として矢印Ａ方向に回転する。
蓄熱体１３の回転速度は、ほぼ１ｒｐｍである。１４は
筒体９ａの蓋板９ｂ下面と蓄熱体１３上面との間に配設
された２枚の平行な分割板で、筒体９ａ内に送給された
燃焼排ガス７ａと二次燃焼空気供給管１２ａへ供給する
二次燃焼空気１６ａとを分離する。１４ａは筒体９ａの
底板９ｃ上面と蓄熱体１３下面との間に配設された２枚
の平行な分割板で、筒体９ａ内に送給された二次燃焼空
気１６と燃焼排ガス７ｂとを分離する。燃焼排ガス７ａ
および二次燃焼空気１６は、筒体９ａ内に送給され、こ
の回転蓄熱体１３を通過して熱交換され、燃焼排ガス７
ｂおよび二次燃焼空気１６ａとして排出、送給される。
【００１２】１８は筒体９ａの蓋板９ｂに連結された高
圧空気供給管である。１９は高圧空気で、高圧空気供給
管１８から上方の２枚の分割板１４、１４の間に吹き込
まれて蓄熱体１３に付着した煤塵を吹き飛ばす。高圧空
気の圧力範囲は、６〜１５Ｋｇ／ｃｍ2 である。蓄熱体
１３を通過した煤塵を含んだ高圧空気１９ａは、下方の
２枚の分割板１４ａ、１４ａ間を通って、図示しない下
流側に設けた灰処理設備へ排出する。
圧空気供給管である。１９は高圧空気で、高圧空気供給
管１８から上方の２枚の分割板１４、１４の間に吹き込
まれて蓄熱体１３に付着した煤塵を吹き飛ばす。高圧空
気の圧力範囲は、６〜１５Ｋｇ／ｃｍ2 である。蓄熱体
１３を通過した煤塵を含んだ高圧空気１９ａは、下方の
２枚の分割板１４ａ、１４ａ間を通って、図示しない下
流側に設けた灰処理設備へ排出する。
【００１３】次に実施形態に基づく作用について述べ
る。本発明の回転蓄熱式熱交換器９によれば、熱交換器
９の筒体９ａ内の上下部に配設された燃焼排ガス７と二
次燃焼空気１６とを分離する各２枚の平行な分割板１
４、１４と１４ａ、１４ａの間に６〜１５Ｋｇ／ｃｍ2
の高圧空気１９を吹き込んで、ハニカム状セラミックス
製の蓄熱体１３に付着した煤塵を吹き飛ばすので、蓄熱
体１３は閉塞することがなく、高効率で十分な熱回収が
できるとともに、筒体９ａ内の燃焼排ガス７ａと二次燃
焼空気１６ａのシール性の向上を図ることができる。煤
塵は熱交換器９の下流側に設けた、図示しない灰処理設
備へ排出する。煤塵を吹き飛ばした空気は、流量が少な
く燃焼排ガス７ｂや二次燃焼空気１６と分離されている
ので、灰処理設備の負荷が小さい。また、高温の燃焼排
ガス７ａは、高温部と低温部の温度勾配が非常に大き
く、清掃されたハニカム状セラミックス製の蓄熱体１３
を有する回転蓄熱式熱交換器９によって急速冷却される
ので、ダイオキシンの再合成が防止できる。
る。本発明の回転蓄熱式熱交換器９によれば、熱交換器
９の筒体９ａ内の上下部に配設された燃焼排ガス７と二
次燃焼空気１６とを分離する各２枚の平行な分割板１
４、１４と１４ａ、１４ａの間に６〜１５Ｋｇ／ｃｍ2
の高圧空気１９を吹き込んで、ハニカム状セラミックス
製の蓄熱体１３に付着した煤塵を吹き飛ばすので、蓄熱
体１３は閉塞することがなく、高効率で十分な熱回収が
できるとともに、筒体９ａ内の燃焼排ガス７ａと二次燃
焼空気１６ａのシール性の向上を図ることができる。煤
塵は熱交換器９の下流側に設けた、図示しない灰処理設
備へ排出する。煤塵を吹き飛ばした空気は、流量が少な
く燃焼排ガス７ｂや二次燃焼空気１６と分離されている
ので、灰処理設備の負荷が小さい。また、高温の燃焼排
ガス７ａは、高温部と低温部の温度勾配が非常に大き
く、清掃されたハニカム状セラミックス製の蓄熱体１３
を有する回転蓄熱式熱交換器９によって急速冷却される
ので、ダイオキシンの再合成が防止できる。
【００１４】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、石炭炊きボイラなどの熱交換器にも適用で
きるなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し
得ることは勿論である。
のではなく、石炭炊きボイラなどの熱交換器にも適用で
きるなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し
得ることは勿論である。
【００１５】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ハ
ニカム状セラミックス製の回転蓄熱式熱交換器の筒体内
に配設した各２枚の分割板の間に高圧空気を吹き込んで
蓄熱体に付着した煤塵を吹き飛ばすので、蓄熱体は閉塞
することがなく、高効率で十分な熱回収ができるととも
に、筒体内の燃焼排ガスと燃焼空気のシール性の向上を
図ることができる。また、高温の燃焼排ガスは、清掃さ
れたハニカム状セラミックス製の蓄熱体を有する回転蓄
熱式熱交換器によって急速冷却されるので、高温部と低
温部の温度勾配が非常に大きく、ダイオキシンの再合成
を防止してダイオキシン排出量の低減化を図ることがで
きるなどの優れた効果を奏する。
ニカム状セラミックス製の回転蓄熱式熱交換器の筒体内
に配設した各２枚の分割板の間に高圧空気を吹き込んで
蓄熱体に付着した煤塵を吹き飛ばすので、蓄熱体は閉塞
することがなく、高効率で十分な熱回収ができるととも
に、筒体内の燃焼排ガスと燃焼空気のシール性の向上を
図ることができる。また、高温の燃焼排ガスは、清掃さ
れたハニカム状セラミックス製の蓄熱体を有する回転蓄
熱式熱交換器によって急速冷却されるので、高温部と低
温部の温度勾配が非常に大きく、ダイオキシンの再合成
を防止してダイオキシン排出量の低減化を図ることがで
きるなどの優れた効果を奏する。
【図１】本発明の回転蓄熱式熱交換器を、流動床式廃棄
物燃焼装置に適用した場合の概念図である。
物燃焼装置に適用した場合の概念図である。
【図２】図１のハニカム状セラミックス製の蓄熱体を有
する回転蓄熱式熱交換器の拡大図である。
する回転蓄熱式熱交換器の拡大図である。
１ 廃棄物燃焼装置 １Ａ 燃焼炉 １ａ 風箱 １ｂ フリーボード部 ２ 散気板 ２ａ ガス吹出ノズル ３ 流動床 ４ 廃棄物投入用ホッパ ５ 廃棄物 ６ 燃焼空気 ７，７ａ，７ｂ 燃焼排ガス ９ 回転蓄熱式熱交換器 ９ａ 筒体 １０ 燃焼空気供給管 １１，１１ａ，１１ｂ 燃焼排ガス排出管 １２，１２ａ 二次燃焼空気供給管 １３ 蓄熱体 １４，１４ａ 分離板 １６，１６ａ 二次燃焼空気 １８ 高圧空気供給管 １９ 高圧空気
Claims (1)
- 【請求項１】 煤塵を含む燃焼排ガスと燃焼空気とを熱
交換する回転蓄熱式熱交換器であって、燃焼排ガス排出
管と燃焼空気供給管のそれぞれの中間に連結された筒体
と、筒体内の中間に内嵌した円筒状の回転可能なハニカ
ム状セラミックス製の蓄熱体と、筒体の蓋板下面と蓄熱
体上面との間および筒体の底板上面と蓄熱体下面との間
に配設された燃焼排ガスと燃焼空気とを分離する各２枚
の平行な分割板と、２枚の分割板の間に高圧空気を吹き
込んで蓄熱体に付着した煤塵を吹き飛ばす高圧空気供給
管とを有することを特徴とする回転蓄熱式熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11190244A JP2001021140A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 回転蓄熱式熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11190244A JP2001021140A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 回転蓄熱式熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001021140A true JP2001021140A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16254918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11190244A Pending JP2001021140A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 回転蓄熱式熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001021140A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008519230A (ja) * | 2004-11-04 | 2008-06-05 | ノベリス・インコーポレイテッド | 再生式バーナの媒体ベッドを清浄化するための装置および方法 |
| JP2008209112A (ja) * | 2008-04-03 | 2008-09-11 | Jfe Steel Kk | 放射加熱装置 |
| KR100937107B1 (ko) | 2009-09-24 | 2010-01-15 | 김창우 | 가스예열장치 |
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