JPH0647159A - 遊技機の配線処理構造 - Google Patents

遊技機の配線処理構造

Info

Publication number
JPH0647159A
JPH0647159A JP22344392A JP22344392A JPH0647159A JP H0647159 A JPH0647159 A JP H0647159A JP 22344392 A JP22344392 A JP 22344392A JP 22344392 A JP22344392 A JP 22344392A JP H0647159 A JPH0647159 A JP H0647159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
ball
cover
base frame
balls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22344392A
Other languages
English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP22344392A priority Critical patent/JPH0647159A/ja
Publication of JPH0647159A publication Critical patent/JPH0647159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守点検作業が容易で、トラブルがなく、配
線のたるみをなくする。 【構成】 基枠体84の空き空間部に配線122a〜1
22cを収納し、配線保持フック137によってしっか
りと固定した後、配線カバー141によってカバーす
る。これにより、配線122a〜122cが露出せず、
保守点検時に指や工具を配線に引っ掛けることがなく、
保守作業を容易にする。また、配線122a〜122c
が邪魔にならず、保守点検時のコネクタ抜け等のトラブ
ルを未然に防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機の配線処理構造
に係わり、詳しくは、遊技機に使用される各種電気部品
間を接続する配線を覆うカバー部材を設けて配線処理方
法を改良した遊技機の配線処理構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技媒体として玉を用いたパチ
ンコ機では遊技の実行のために、各種の電気部品を配置
し、これら電気部品相互間を配線によって接続してい
る。従来のパチンコ機の裏側機構における配線処理で
は、例えば裏機構盤の基枠体上に配線を沿わせるととも
に、この配線の途中数箇所を固定部材によって固定して
いる。
【0003】なお、裏機構盤とは、パチンコ機の前面枠
の裏面側に取り付けられ合成樹脂製の一体成型品からな
る基枠体と、この基枠体に配置される各種のユニット部
品(例えば、上記電気部品)とを総称する概念である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパチ
ンコ機にあっては、配線の途中の数箇所を固定する固定
部材を備える程度であったため、配線が裏機構側に露出
することとなり、例えば係員が保守点検時に指や工具を
引っ掛けたり、あるいは配線が邪魔になって保守作業が
しずらいという問題点があった。
【0005】また、保守点検時に係員が配線に指や工具
を引っ掛けて、配線のコネクタが抜けることがあり、コ
ネクタを再度差し込むなどのトラブルがあるとともに、
さらにコネクタの抜けに気付かず、遊技動作にトラブル
が発生するという問題点もあった。なお、配線が単に固
定部材で固定されるだけであるため、配線がたるんで指
や工具を引っ掛けやすくなるという実情もあった。
【0006】一方、近時はパチンコ機の遊技内容の変
化、高度化、あるいはクレジット化に伴って裏機構盤に
配置される電気部品が増加する傾向にあるが、電気部品
が多くなると、従来の方法では配線処理がますます非能
率化していた。そのため、裏機構盤付近の点検に時間が
かかったり、トラブルが発生したりして電気部品がこれ
以上増加すると、従来の配線処理方法では対処すること
が困難であった。
【0007】そこで本発明は、保守点検作業が容易で、
トラブルがなく、配線のたるみをなくすことのできる遊
技機の配線処理構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明による遊技機の配線処理構造は、遊技機(例えば、
パチンコ機1)の裏面側に取り付けられる基枠体84
と、この基枠体84に配置される機構体(例えば、確率
設定器75、排出・発射制御回路盤79、オーバーフロ
ースイッチ80)とを有する裏機構盤90の空き空間部
に、配線122a〜122cを固定する配線固定部材
(例えば、配線保持フック137)を配置するととも
に、前記空き空間部に、配線122a〜122cを収納
し、さらに、該空き空間部に収納された配線122a〜
122cを覆うカバー部材(例えば、配線カバー14
1)を設け、該カバー部材により配線が露出しないよう
にしたことを特徴とする。
【0009】また、好ましい態様として、前記カバー部
材は、ワンタッチで着脱可能であることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、各機構体間の空き空間部に配線が
収納され、配線固定部材によってしっかりと固定された
後、この空き空間部に収納された配線がカバー部材によ
ってカバーされる。したがって、配線が露出せず、保守
点検時に指や工具を配線に引っ掛けることがなく、また
配線が邪魔にならず、保守作業が容易になる。さらに、
配線のコネクタ抜けがなくなり、トラブルが避けられる
とともに、配線のたるみも防止できる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明を適用したクレジット方式の
パチンコ機の一実施例の外観斜視図である。図1におい
て、1はパチンコ機であり、パチンコ遊技を行う過程で
内部のマイクロコンピュータに一定の範囲で玉数を記憶
するクレジット方式になっている。
【0012】パチンコ機1は、正面側に見える部分とし
て額縁状の前面枠11と、前面枠11の開口部に配設さ
れ、ガラスを支持する金枠(ガラス枠)12と、遊技盤
13と、前面表示パネル14と、前面表示パネル14の
下方の前面操作パネル15とを有している。前面枠11
はパチンコ機1を設置している木製の枠体16に開閉可
能に支持されており、同様に金枠12は前面枠11に開
閉可能に支持されている。なお、前面枠11は樹脂製で
あり、所定のカラフルな色彩が施されている。
【0013】前面表示パネル14は前面側が突出しつつ
やや盛り上がるような曲面状に形成され、この前面表示
パネル14には賞球としてのパチンコ玉を受ける上皿2
1が形成されるとともに、前面側にクレジット数表示器
22、精算ボタン23、上皿玉抜きスイッチ24および
玉抜き中点滅表示器25が設けられている。
【0014】クレジット数表示器22は250個を限度
として遊技者が保有するパチンコ玉の数をクレジットと
して表示するもので、具体的には上皿21が一杯になっ
た時点で、そのとき上皿21をオーバーした玉の数を2
50個までの範囲で表示し、250個を超える玉は後述
の下皿32に排出される。クレジット数を250個に限
定したのは、マイクロコンピュータの「1バイト」の範
囲に合せるためと、回動式スロットルマシン(いわゆる
パチスロ)におけるクレジットの範囲(例えば、現行で
は最大でクレジット数=50:メダル数)と同調させる
ためである。
【0015】クレジット数表示器22は、例えば7セグ
メントの大型のLEDを用いて3列で構成され、クレジ
ット数を100の位まで1個単位で表示する。なお、ク
レジット数表示器22は7セグメントのLEDに限ら
ず、例えばドットLED、液晶、蛍光表示管等を用いて
構成してもよい。
【0016】また、本実施例の場合、クレジット数表示
器22は排出エラーの表示(例えば、CEと表示)を行
う機能も兼ねている。排出エラーとしては、例えば賞球
排出のトラブル、貸玉数のトラブルなどがあり、これら
の場合にクレジット数表示器22は排出エラーを表示し
て遊技者に対して報知している。
【0017】精算ボタン23はクレジットを精算するた
めのもので、精算ボタン23を押すと、そのときのクレ
ジット数に相当する玉数が払い出されて下皿32に排出
される。上皿玉抜きスイッチ24は上皿21の玉を後述
の玉貯留皿32に移すために、両者を接続する通路を開
閉するソレノイド(図示略)をオンするための押し釦で
あり、上皿玉抜きスイッチ24を押すと、玉抜き中点滅
表示器25が点滅して遊技者に知らせるようになってい
る。なお、玉抜き中点滅表示器25としては、例えばL
EDが用いられる。
【0018】前面操作パネル15には、その左側に灰皿
31が形成されるとともに、前面中央側が前方に突出す
るような形状に形成され、その突出部の内部は玉貯留皿
(下皿)32になっている。玉貯留皿32は上皿21お
よびクレジット数が一杯のときに賞品玉を受ける等の役
目がある他、玉を一時的に貯留するためのものである。
また、前面操作パネル15には玉抜きレバー33、オー
バーフローランプ34、発射装置の発射操作ハンドル3
5、発射強弱レベルLED36および単発スイッチ37
が設けられている。
【0019】玉抜きレバー33は玉貯留皿32に貯留さ
れた玉を外部下方に抜くためのもので、この玉抜きレバ
ー33を、例えば左方向に移動させると、玉貯留皿32
の下底部が一部開口して玉を下方に放出することができ
る。オーバーフローランプ34は玉貯留皿32の側壁部
に内蔵されるように配置されており、玉貯留皿32の玉
が一杯になったとき、点灯して遊技者に知らせるもので
ある。オーバーフローランプ34の点灯に応じて遊技者
が玉抜きレバー33を操作して玉貯留皿32の玉を放出
すると、オーバーフロー状態が解消する。
【0020】発射操作ハンドル35は1列に整列してい
るパチンコ玉のうち、発射位置にあるものを1個ずつ遊
技盤13前面の遊技領域内に弾発させる発射装置の操作
を行うものである。発射操作ハンドル35は、その外周
全体にわたって金属製の薄い膜でコーティング処理され
ており、これにより遊技者がハンドルを握った状態を金
属の導電性によって検知できるようになっている。ま
た、発射操作ハンドル35の図中左側方には発射操作ス
イッチ35aが配置されており、発射操作スイッチ35
aの操作により発射の強弱(例えば、玉の飛距離)を調
整可能になっている。
【0021】発射強弱レベルLED36は発射操作スイ
ッチ35aの操作によって可変された発射強弱レベル
(玉の飛距離)を表示するもので、例えばLEDの点灯
個数で発射強弱レベルが分かるようになっている。単発
スイッチ37は発射操作ハンドル35の操作にかかわら
ず一時的に玉の発射を停止するためのもので、例えば玉
を単発的に発射するようなときに用いられる。
【0022】パチンコ機1の前面枠11の上部には役物
装置の大当り時に点灯する大当り表示器41が設けられ
ている。金枠12は前面枠11に開閉可能に支持され、
通常は施錠孔51にキーを挿入して操作することにより
施錠装置によって前面枠11に対して施錠されている。
金枠12を開く場合には、施錠孔51に所定のキーを挿
入して回動操作することにより、施錠装置のロック状態
が解除されてオープンする。
【0023】遊技盤13は、例えば木製のベニアからな
り、その前面側が遊技領域になっている。遊技領域は任
意の構成をとり得ることができ、例えばいわゆる第1種
に属するもの、第2種に属するもの、あるいは第3種に
属するものなどがあり、パチンコ遊技を行うものであれ
ば、本発明の適用対象になり得る。本実施例では第2種
に属するものを採用している。
【0024】すなわち、遊技領域の周囲には弾発された
玉を遊技盤13面の上方部まで案内するレール61が配
置されており、レール61内側のほぼ中央部にはセンタ
ー役物装置(変動入賞装置)62が、該センター役物装
置62の下方にはチューリップタイプの普通電動始動口
63が、該普通電動始動口63の左右上方にはそれぞれ
普通図柄ゲート64、65が配置されている。
【0025】センター役物装置62は、直立状に起立し
て流下してきた玉が内部に流入することを阻止する遊技
者にとって不利な第1状態(閉状態)と、上端を外側に
倒して流下してきた玉を受け止めて内部に玉を流入させ
る遊技者にとって有利な第2状態(開状態)とに変換可
能な一対の可動片(可動部材)66a、66bを有し、
可動片66a、66bによって受け入れた玉が流入する
一般入賞口と特別入賞口(いわゆるV入賞口:継続入賞
口)とが配設されている。
【0026】普通電動始動口63へ玉が入賞すると、セ
ンター役物装置62の可動片66a、66bが玉を受入
れ易い第2状態(開状態)になり、このときセンター役
物装置62の特別入賞口に入賞した場合(V入賞した場
合)には、特別態様遊技状態(大当り状態)に移行す
る。この特別態様遊技状態では、可動片が最大18回の
開閉動作を行うとともに、これを1サイクルとしてV入
賞を条件に、例えば最大15サイクルだけ特別態様遊技
を繰り返すことを可能にしている。したがって、遊技者
は多くの出玉を得て、より高い利益を享受することがで
きるようになっている。
【0027】普通図柄ゲート64、65は玉が1個分だ
け通過可能なゲートを有し、玉がゲートを通過すると、
普通電動始動口63に配置された普通図柄表示器63a
の図柄(例えば、数字)を変化させ、この数字が特定の
値(例えば、「7」)になると、普通電動始動口63の
チューリップを電動動作させて一定時間だけ開くように
なっている。普通電動始動口63は通常はチューリップ
を閉じているが、上記のように一定条件下でチューリッ
プを開くように構成されている。また、詳細を後述する
ように確率設定器75によってチューリップを開く確率
が変動するようになっている。
【0028】センター役物装置62の両側でレール61
の内側に沿った部分には、装飾用のサイドランプ67、
68が配置されており、サイドランプ67、68は、例
えば可動片66a、66bが開くときに点滅する他、大
当り中などには遊技者の意欲を盛り上げるように点滅す
る。さらに、遊技領域内の適宜位置には風車と呼ばれる
打球方向変換部材(図示略)が回転自在に複数設置され
るとともに、障害釘(図示略)が多数植設されている。
また、遊技領域の中央下部にはアウト玉回収口69が形
成されている。
【0029】次に、図2はパチンコ機1の裏機構の構成
を示す図である。図2において、パチンコ機1の裏機構
の主要なものとして、貯留タンク(上タンク)71、誘
導路72、中継基盤(外部端子基盤)73、玉排出装置
(詳しくはカバー部材78の内部にある)74、確率設
定器75、玉寄せカバー76、役物制御回路盤77、カ
バー部材(スピーカ120は内蔵)78、排出・発射制
御回路盤79、オーバーフロースイッチ80、ロータリ
ソレノイド81、人体検出センサ82および裏機構盤の
基枠体84がある。
【0030】基枠体84は合成樹脂製で、パチンコ機1
の樹脂製の前面枠11に、この基枠体84の取り付け部
が一体成形されている。そして、この基枠体84の上に
各種のユニット部品、例えば貯留タンク71、誘導路7
2、中継基盤73、玉排出装置74、確率設定器75、
玉寄せカバー76、役物制御回路盤77、カバー部材7
8、排出・発射制御回路盤79、オーバーフロースイッ
チ80などが取り付けられており(例えば、ワンタッチ
部材によって固定される)、これらの各種ユニット部品
と基枠体84とを総称する概念として裏機構盤90と称
している。
【0031】貯留タンク71は排出される前の玉を予め
貯留しておくもので、この貯留タンク71の玉数の不足
は補給センサ(図示略)によって検出され、不足のとき
は島設備から玉が補給される。貯留タンク71内の玉は
誘導路72により誘導され、玉排出装置74によって排
出される。
【0032】なお、この誘導路72は特に限定されない
が、短時間に多量の玉を排出できるように2条に形成さ
れており、その途中には玉の重りを防止する玉ならし部
材91および待機玉検出器(図示略)が設けられてい
る。また、このような2条構成は玉排出装置54の内部
についても同様である。
【0033】中継基盤73はAC電源の入力やホールの
管理装置との間における信号の授受などについての中継
を行うものである。確率設定器75は普通電動始動口6
3における電動チューリップへの入賞確率を変更・設定
するもので、具体的には次のような設定内容になってい
る。
【0034】『確率制御の内容』本実施例のパチンコ機
1は、いわゆるニューロパチンコ普電制御と称される制
御を行っており、これは普通電動始動口63の電動チュ
ーリップへの入賞確率(以下、適宜単に普電入賞確率と
いう)を以下のように変動制御しているからである。 (I)通常時 玉の発射100個に対して、3個の始動入賞があるよう
に、普通電動始動口63の入賞確率を制御する。詳しく
は、当り確率1/3と、1/30の乱数を使い分けて入
賞率を制御する。 (II)高確率時 普通電動始動口63の入賞確率を1/3に制御する。し
たがって、玉の発射3個に対して、1個の始動入賞があ
ることになり、遊技者は極めて有利な状態になって遊技
が面白くなる。
【0035】A.普電入賞確率が変動する条件 センター役物装置62の大当り終了後、確率設定器75
によって設定された後述の6段階の確率値のうちの1つ
を用いて高確率になるかどうかを決定する。また、高確
率中、次の大当りが発生すると、通常の確率に戻る。な
お、大当り中は通常の確率を採用する。
【0036】B.確率設定値 普電入賞確率が高確率に変動する確率値には、以下の6
段階がある。 [6]……17/32 [5]……13/32 [4]……10/32 [3]……7/32 [2]……5/32 [1]……3/32
【0037】上記の6段階の変動確率値は確率設定器7
5により、例えばホールの開店前に係員によって予め変
更・設定(すなわち、6段階のうちの1つが設定)され
る。この確率設定は重要であることから密閉のために、
施錠装置が設けられ、ホールの係員がキー挿入口に所定
のキーを差し込むことより、確率の設定が行われる。し
たがって、簡単に外部から遊技者が触れることがなく、
しかも確率の値を外部から見ることができない構造にな
っている。
【0038】玉寄せカバー76は基枠体84の中央に大
きく開口した中央開口部を塞ぐもので、この中央開口部
はセンター役物装置62の取り付けのための空間となっ
ている。したがって、玉寄せカバー76によって中央開
口部を塞ぐことにより、例えば貯留タンク71から落下
した玉が遊技盤13の裏面側に衝突しないようになって
いる。
【0039】役物制御回路盤77は遊技盤13に配置さ
れたセンター役物装置62の作動に必要な各種制御を行
う。カバー部材78内部の下方にはスピーカ120(図
3参照)が収納されており、スピーカ120は遊技に必
要な効果音(例えば、大当り時や玉の排出時における効
果音)を報知するもので、玉排出数、賞態様および玉の
貸出しに応じて各種の音を発生して遊技者に知らせる。
なお、スピーカ120の音は音量調整ツマミ120aに
よって調整可能である。
【0040】排出・発射制御回路盤79は玉の排出およ
び発射に必要な各種制御を行うもので、所定のケースに
排出・発射制御回路の基盤が収納されている。そして、
ケースの外側には4つのスイッチ、すなわちリセットス
イッチ101、クレジットクリアスイッチ102、発射
強弱設定スイッチ103およびタッチ感度調整スイッチ
104が設けられている。
【0041】リセットスイッチ101は排出・発射制御
回路盤79を構成するマイクロコンピュータのリセット
処理を行うもので、このリセットスイッチ101をホー
ルの係員が押すことにより、マイクロコンピュータの初
期設定が行われる。クレジットクリアスイッチ102は
クレジットをクリアするもので、クレジットをクリアす
ると、クレジットが解除されてクレジット数表示器22
の表示が[0,0,0]になる。クレジットのクリア
は、例えば開店時などに行われる。
【0042】発射強弱設定スイッチ103は発射装置に
おける発射の強弱(玉の飛距離など)の基準値を設定す
るもので、この基準値をベースとして前述した発射操作
スイッチ35aを遊技者が操作することにより、発射の
強弱が遊技中に調整される。タッチ感度調整スイッチ1
04は発射操作ハンドル35のタッチ感度を調整する。
なお、スイッチ103、104は、例えばデジタル的な
操作が可能で、スイッチを押し続けると、対応する値が
順次インクリメントされて増加し、最大値まで増加する
と、再び最小値から増加するようなタイプなどが用いら
れる。
【0043】発射装置としては、ロータリソレノイド8
1を用いたタイプの物が使用され、発射装置が電子化さ
れている。オーバーフロースイッチ80は玉貯留皿32
が一杯になったことを検出するもので、オーバーフロー
状態は前述したオーバーフローランプ34により遊技者
に報知される。
【0044】人体検出センサ82は遊技者がパチンコ機
1の前に存在している状態(すなわち、通常、椅子に座
っている状態)を検出するもので、例えば人体から発す
る赤外線を検知することにより、遊技者を検出する。人
体検出センサ82の検出出力は配線110によりターミ
ナル基盤111を介して排出・発射制御回路盤79に供
給される。排出・発射制御回路盤79は人体検出センサ
82からの出力に基づき、パチンコ機1の前に遊技者が
存在し、かつ遊技者が発射操作ハンドル35に触れてい
る場合のみ、ロータリソレノイド81を作動させて玉の
発射を許容し、それ以外の場合には玉の発射を停止する
ような制御を行う。
【0045】配線処理構造 次に、本発明を適用した配線処理構造について説明す
る。図3はパチンコ機1の裏機構のカバー部材78を取
り外した状態を示す図である。この図において、カバー
部材78の内部には玉排出装置(玉排出ユニット)7
4、玉をホール側に抜き取るために玉の排出通路のゲー
トをホール側に切り換える玉抜きユニット121、スピ
ーカ120および配線122a、122b、122cが
収納されている。配線122a、122b、122c
は、それぞれ玉排出装置74、玉抜きユニット121、
スピーカ120に接続されている。
【0046】配線122aは基枠体84に形成された配
線保持フック(配線固定部材)123によってところど
ころ保持されている。配線122bは基枠体84に形成
されたクリップの止め部材を兼ねる配線保持フック12
4によって保持されている。また、スピーカ120の配
線は配線122cは図4に詳細を示すように、配線処理
部133に収納されている。
【0047】基枠体84にはクリップの止め部材として
の円柱状のボス125、126(詳しくは、後述の玉流
路カバー123に設けられたボス126)が配置されて
おり、カバー部材78はこれらのボス125、126お
よび止め部材を兼ねる配線保持フック124に対して図
2に示すように、クリップ127〜129をそれぞれ挿
入してロックすることにより、ワンタッチで着脱可能に
基枠体84に固定される。
【0048】次に、図4はスピーカ近傍の配線処理を示
す図である。この図において、131は玉流路カバーで
あり、玉流路カバー131は玉排出装置74から排出さ
れた玉を上皿21に放出する矩形の開口部として形成さ
れた玉排出口(図示略)の後面側を覆うように基枠体8
4に固定されている。この場合、玉流路カバー131を
基枠体84に固定することにより、基枠体84および玉
流路カバー131により玉の排出通路が形成される。な
お、玉流路カバー131は樹脂(例えば、ABS樹脂)
製である。
【0049】玉流路カバー131には複数の孔(図示
略)が形成されており、これらの孔に向き合う位置にス
ピーカ120が取り付けられ、玉排出口を通してスピー
カ120からの音がパチンコ機1の前面側に抜けるよう
になっている。また、玉流路カバー131にはカバー部
材78を固定するための前述した円柱状のボス126が
設けられている。
【0050】カバー部材78のうち、スピーカカバーに
相当する部分の中央部には音量調整ツマミ78aが外側
へ突出し、外部から音量を調整するための開口部78K
が形成されている。カバー部材78はスピーカ120、
玉排出装置74、玉抜きユニット121を一体的にカバ
ーするもので、例えばABS樹脂によって形成されてい
る。図4ではカバー部材78の一部がスピーカカバーに
相当する部分として示され、その他は図示されていない
が、図2ではカバー部材78がスピーカ120、、玉排
出装置74および玉抜きユニット121を一体的にカバ
ーしている状態を示している。カバー部材78のうち、
スピーカカバーに相当する部分はクリップ129を玉流
路カバー131に設けられたボス126に挿入してロッ
クすることにより、玉流路カバー131に固定される。
【0051】玉流路カバー131の上部には配線処理部
133が設けられており、配線処理部133は平板状の
複数の板部材によって配線を挟み込むような構成になっ
ている。この配線処理部133にはスピーカ120の配
線122cを含む多数の配線122a、122bが収納
されており、配線122a〜122cの端部にはコネク
タ136が設けられ、排出・発射制御回路盤79に接続
されている。
【0052】また、配線122a〜122cは基枠体8
4に形成された配線保持フック(配線固定部材)137
によってところどころ保持されている。配線保持フック
137は裏機構盤90の構成要件の1つである基枠体8
4の空き空間部に配置されており、この場合の空き空間
部は機構体に相当する確率設定器75、排出・発射制御
回路盤79、オーバーフロースイッチ80などの配置さ
れた残りの空きスペースを適切に利用した形態になって
いる。
【0053】配線122a〜122cは配線カバー(配
線を覆うカバー部材に相当)141によって覆われて、
配線自体がコネクタへの接続部を除いて外部に露出しな
いようになっている。配線カバー141は細長い形状
で、矩形断面の内部空間を有している。また、配線カバ
ー141は、その一部が玉流路カバー131の側壁に沿
うようにほぼ鉛直に折れ曲がった構造になっている。
【0054】配線カバー141は、その係合部142を
基枠体84に形成された係合孔143に係合させ、クリ
ップ144を基枠体84に設けられたボス145に挿入
してロックすることにより、基枠体84に固定される。
排出・発射制御回路盤79は、その端部に設けられたク
リップ146を基枠体84に設けられたボス147に挿
入してロックすることにより、基枠体84に固定され
る。図5は、カバー部材78を玉流路カバー131に固
定するとともに、配線カバー141をクリップ144に
よって基枠体84に固定した状態を示している。
【0055】以上のように、本実施例では基枠体84の
空き空間部に配線122a〜122cが収納され、配線
保持フック137によってしっかりと固定された後、配
線カバー141によってカバーされる。したがって、配
線122a〜122cが露出せず、ホールの係員による
保守点検時に指や工具を配線に引っ掛けることがなく、
保守作業を容易に行うことができる。また、配線122
a〜122cが邪魔にならず、保守点検時のコネクタ抜
け等のトラブルを未然に防ぐことができる。例えば、コ
ネクタの抜けに気付かず、遊技動作にトラブルが発生す
るという不具合を未然に防ぐことができる。
【0056】さらに、配線122a〜122cが配線保
持フック137によってしっかりと固定されるので、例
え配線カバー141がない場合であっても、配線122
a〜122cのたるみを防止することができる。また、
配線カバー141はワンタッチで着脱可能であるため、
保守点検作業の能率を向上させることができる。なお、
配線カバー141は、その一部が玉流路カバー131の
側壁に沿うようにほぼ鉛直に折れ曲がった構造になって
いるので、平面的に配設された配線のみならず、ほぼ鉛
直に折れ曲がって配設される配線もカバーすることがで
きる。
【0057】上記実施例は玉排出装置74、玉抜きユニ
ット121およびスピーカ120の配線について本発明
を適用した例であるが、このような配線に限らず、他の
機構体の配線についても基枠体84の空き空間を適切に
利用して本発明を適用することができるのは勿論であ
る。
【0058】また、配線カバー141の形状は、上記実
施例のタイプに限定されず、遊技機の機種に応じて適宜
変更が可能で、本発明の目的の範囲内でどのような形状
でもよい。
【0059】本発明に係わる遊技機の配線処理構造は一
部クレジット方式のパチンコ機に適用する例に限らず、
他の全てのパチンコ機にも適用することができる。ま
た、遊技媒体としてパチンコ玉を用いない遊技機であっ
ても、配線を有するものには同様の考え方を適用可能で
ある。さらに、いわゆる玉貸機が併設されたパチンコ機
や、パッキーカードを読み込むカードリーダライタを内
蔵したパチンコ機にも適用できる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、各機構体間の空き空間
部に配線を収納し、配線固定部材によってしっかりと固
定した後、この空き空間部に収納した配線をカバー部材
によってカバーしているので、配線が露出せず、配線が
邪魔にならないため、保守点検時に指や工具を配線に引
っ掛けることがなく、保守作業を容易に行うことができ
る。また、配線のコネクタ抜けがなくなり、トラブルを
未然に防ぐことができるとともに、配線のたるみを防止
することができる。さらに、配線のカバー部材がワンタ
ッチで着脱可能であるため、保守点検作業の能率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の配線処理構造を適用した
パチンコ機の一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】同実施例の裏機構の構成を示す図である。
【図3】同実施例の裏機構のカバー部材を外した状態を
示す図である。
【図4】同実施例のスピーカを玉流路カバーに固定した
状態を示す斜視図である。
【図5】同実施例の配線のカバー部材を固定した状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 11 前面枠 13 遊技盤 22 クレジット数表示器 23 精算ボタン 62 センター役物装置 63 普通電動始動口 75 確率設定器 76 玉寄せカバー 77 役物制御回路盤 78 カバー部材 79 排出・発射制御回路盤 84 基枠体 90 裏機構盤 120 スピーカ 122a、122b、122c 配線 131 玉流路カバー 133 配線処理部 137 配線保持フック(配線固定部材) 141 配線カバー(カバー部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の裏面側に取り付けられる基枠体
    と、この基枠体に配置される機構体とを有する裏機構盤
    の空き空間部に、配線を固定する配線固定部材を配置す
    るとともに、 前記空き空間部に、配線を収納し、 さらに、該空き空間部に収納された配線を覆うカバー部
    材を設け、該カバー部材により配線が露出しないように
    したことを特徴とする遊技機の配線処理構造。
  2. 【請求項2】 前記カバー部材は、ワンタッチで着脱可
    能であることを特徴とする請求項1記載の遊技機の配線
    処理構造。
JP22344392A 1992-07-30 1992-07-30 遊技機の配線処理構造 Pending JPH0647159A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22344392A JPH0647159A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 遊技機の配線処理構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22344392A JPH0647159A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 遊技機の配線処理構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0647159A true JPH0647159A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16798226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22344392A Pending JPH0647159A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 遊技機の配線処理構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0647159A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6769324B2 (en) 2000-11-07 2004-08-03 Nsk Ltd. Ball screw
JP2023034250A (ja) * 2021-08-30 2023-03-13 株式会社大一商会 遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6769324B2 (en) 2000-11-07 2004-08-03 Nsk Ltd. Ball screw
JP2023034250A (ja) * 2021-08-30 2023-03-13 株式会社大一商会 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3153351B2 (ja) 遊技機
JPH0647159A (ja) 遊技機の配線処理構造
JP4161038B2 (ja) 封入球式遊技機
JPH1043389A (ja) 弾球遊技機
JPH0623097A (ja) 遊技機の装飾ランプ取付構造
JP3681014B2 (ja) 遊技機
JP3162811B2 (ja) 遊技機
JPH05300980A (ja) 遊技機
JPH0623099A (ja) 制御データ設定装置の配置構造
JPH0647156A (ja) 遊技機の制御回路配置構造
JP3167436B2 (ja) 遊技機
JP2004089521A (ja) パチンコ玉集計装置
JP4261333B2 (ja) 遊技機
JPH0623098A (ja) 遊技機のスピーカ配置構造
JP3160376B2 (ja) 遊技機
JP3019958B2 (ja) パチンコ機
JP4161036B2 (ja) 封入球式遊技機
JPS63301Y2 (ja)
JPH06241A (ja) パチンコ機の裏機構構造
JPH0647157A (ja) 遊技盤の取付構造
JP4161037B2 (ja) 封入球式遊技機
JP2002126181A (ja) 組み合わせ遊技機
JPH0647135A (ja) 遊技機
JPH0686847A (ja) 遊技機の制御基盤配置構造
JPS629914Y2 (ja)