JPH0647120B2 - 高速メタン発酵法 - Google Patents

高速メタン発酵法

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JPH0647120B2
JPH0647120B2 JP5329588A JP5329588A JPH0647120B2 JP H0647120 B2 JPH0647120 B2 JP H0647120B2 JP 5329588 A JP5329588 A JP 5329588A JP 5329588 A JP5329588 A JP 5329588A JP H0647120 B2 JPH0647120 B2 JP H0647120B2
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methanogenic
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直樹 中津川
弘毅 掘越
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Mitsubishi Electric Corp
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Mitsubishi Electric Corp
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はメタン生成菌を用いたメタン発酵法に関し、さ
らに詳しくはメタン生成細菌の諸特性を利用して、メタ
ン発酵用リアクター内のメタン生成細菌濃度を短時間で
高くすることにより、メタン発酵をより高速で行う方法
に関する。
〔従来の技術〕
従来、メタン発酵法はバイオマス有効利用、バイオガス
生産等の見地から廃棄物・廃水処理に広く利用されてい
る。
しかるに、メタン発酵法に用いられるメタン生成細菌は
偏性嫌気性菌であり、その増殖速度が極めて遅い。その
ため大容量のメタン発酵用リアクターが必要であり、又
安定したメタン発酵の定常状態を維持するために必要
な、リアクター内のメタン生成細菌の菌体濃度を実現す
る際にも長期間を要するという欠点を有していた。
従来、より効率の高いメタン発酵法として、リアクター
内のpH、温度等をコントロールする試みがなされている
がそのような環境条件のみのコントロールでは、高速
化、高効率化にも限界があった。
特に廃棄物・廃水処理が目的のメタン発酵法において
は、酢酸とH/COが主な基質である(通常、基質
の中で、メタン生成細菌の資化可能な基質としては酢
酸、H/COが量的には多い)。しかしながらメタ
ン生成細菌の酢酸の資化速度は極めて遅く、これが律速
段階となり、メタン発酵用リアクターの立ち上げに時間
がかかり、リアクターの容量も大きくなる原因となって
いた。また立ち上げ法も本来の基質を利用した馴養法で
あった。
そこでより高速度で効率よく行えるメタン発酵法の提供
が望まれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで発明者らは、メタン生成細菌の菌学的諸性質をよ
り詳細に検討した結果、同微生物の諸特性を利用して短
時間に菌体濃度を高めることが出来ることを見出し本発
明を完成した。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、2種以上の基質を資化することができ、かつ
該2種以上の基質間で資化速度に差異があるメタン生成
細菌を利用して資化速度の遅い基質を発酵の主な対象と
するメタン発酵法であって、 (a)資化速度の遅い基質が、酢酸、酢酸塩、H/CO
及びこれらの2種以上の混合物から選択され、資化速
度の速い基質がメチルアミンであること、 (b)資化速度の速い基質であるメチルアミンを用いてメ
タン発酵を行い、メタン生成細菌の菌体濃度を高くし、
次いで (c)資化速度の遅い基質を用いてメタン発酵を行うこと
を特徴とするメタン発酵法を提供するものである。
以下本発明について説明する。
本発明においては、メタン生成細菌として2種以上の基
質を資化することができ、かつ該2種以上の基質間で資
化速度に差異があるメタン生成細菌を用いる。
そのようなメタン生成細菌の例としてメタノサルシナ属
に属するメタン生成細菌を挙げることができる。メタノ
サルシナ属に属するメタン生成細菌を第1表に例示す
る。
本発明に使用される主なメタン生成細菌の基質資化性を
以下の表にまとめて示す。
本発明は、前記メタン生成細菌を利用して資化速度の遅
い基質を発酵の主な対象とする発酵法において、まず資
化速度の速い基質を用いてメタン発酵を行い、メタン生
成細菌の菌体濃度を高くし、次いで資化速度の遅い基質
を用いてメタン発酵を行うことを特徴とする。
例えばメタノサルシナアセティボランスC2Aは35〜
40℃において培養した場合、世代時間が基質として酢
酸を用いたときに24.1時間であり、メタノールの場
合が5.2時間、メチルアミンの場合が6.7〜7.3
時間である。従って、メタノサルシナ・アセティボラン
スC2Aをメタン生成細菌として用いる場合、資化速度
の遅い基質は酢酸又はメチルアミンであることができ
る。
酢酸が資化速度の遅い基質の場合にはメタノール、メチ
ルアミン又はその両者を資化速度の速い基質として用い
ることができる。又、メチルアミンが資化速度の遅い基
質の場合にはメタノールを資化速度の速い基質として用
いることがきる。
又、メタノサルシナ・サーモフィラTMI(世代時間
(50℃):酢酸:12時間、メタノール;7〜10時
間)をメタン生成細菌として用いた場合、酢酸が遅い資
化速度を有する基質である場合には、メタノールを速い
資化速度を有する基質として本発明の方法を実施でき
る。
さらにメタノサルシナ・アルカリフィルム(世代時間
(37℃):H/CO;19時間、酢酸;17時
間、メタノール;4時間、メチルアミン;6時間)を用
いる場合にも上記と同様である。例えば、H/C
、酢酸又はその両者を資化速度の遅い基質とする場
合には、メタノール、メチルアミン又はその両者を資化
速度の速い基質として用いることができる。
本発明においては、まず資化速度の速い基質を用いてメ
タン発酵を行い、メタン生成細菌の菌体濃度を高くし、
次いで資化速度の遅い基質を用いてメタン発酵を行うた
め、メタン発酵の反応の立ち上がり時間を大幅に短縮す
ることができる。
メタン発酵の条件等はメタン生成細菌の種類に応じて適
宜変化させることができ、発酵は従来の方法と同様に行
うことができる。
本発明の方法は、廃棄物、廃水処理におけるメタン発酵
のみならず、あらゆる分野におけるメタン発酵法に適用
することができる。
以下本発明の方法は実施例によりさらに詳細に説明す
る。
〔実施例〕
実施例1 メタノサルシナ・アルカリフィルムNY−728(FERM
P-9920)を0.8%メタノールを基質として含有する第
2表に組成を示す培地1中(pH8.3、37℃)で9
日間培養し、次いで0.8%となるように酢酸ナトリウ
ムを培地中に添加し、さらに培養を続けた。メタンガス
生成量(m moe−CH)の経時変化を第1図に
示す。
比較例1 0.8%メタノールの代りに0.8%酢酸ナトリウムを
含有する培地を用いた他は実施例1と同様にして16日
間培養を行った(途中で酢酸ナトリウムは添加しなかっ
た)。結果を第1図に示す。
参考例1 メタノナルシナ・バルケリUBS(DSM1311)を0.
8%メタノール又は0.8%酢酸ナトリウムを基質とし
て含有する第2表に示す組成を有する培地1中(pH
7.4、37℃)で16日間培養した。結果を第1図に
示す。
参考例2 メタノサルシナ・アルカリフィルムNY−728を、第
2表に示す培地を用い、基質としてギ酸ナトリウム、酢
酸ナトリウム、メタノール、トリメチルアミンのいずれ
か1つを用いて行った培養の結果を第2図に示す。尚、
基質濃度は0.8%とし、培養気相はN(2気圧陽
圧)とした。H/COを基質として用いる場合は培
地中に上記基質を用いる代わりに培養気相をH/CO
(2気圧陽圧)として培養を行った。尚、培地pHは
8.3とし、培養温度37℃とした。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、より短時間にリアクター中のメ
タン生成細菌の濃度を高めることができる。その結果、
リアクターを小型化することができ、又安定したメタン
発酵の定常状態を維持するために必要なリアクター内の
メタン生成細菌の菌体濃度を実現するために要する時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はメタンガス生成量の経時変化を示す
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中津川 直樹 埼玉県和光市白子3―18―1 リバーサイ ド積田303号 (72)発明者 掘越 弘毅 東京都練馬区桜台4―39―8

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2種以上の基質を資化することができ、か
    つ該2種以上の基質間で資化速度に差異があるメタン生
    成細菌を利用して資化速度の遅い基質を発酵の主な対象
    とするメタン発酵法であって、 (a)資化速度の遅い基質が、酢酸、酢酸塩、H/CO
    及びこれらの2種以上の混合物から選択され、資化速
    度の速い基質がメチルアミンであること、 (b)資化速度の速い基質であるメチルアミンを用いてメ
    タン発酵を行い、メタン生成細菌の菌体濃度を高くし、
    次いで (c)資化速度の遅い基質を用いてメタン発酵を行うこと
    を特徴とするメタン発酵法。
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EP19930113598 EP0604708B1 (en) 1988-03-07 1989-03-07 Fermentation method for the fast production of methane
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JPS5638117A (en) * 1979-09-06 1981-04-13 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd Magnetic filter
JPS61230798A (ja) * 1985-04-03 1986-10-15 Taki Chem Co Ltd メタン醗酵促進剤

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