JPH0647116A - グリップ材 - Google Patents

グリップ材

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Publication number
JPH0647116A
JPH0647116A JP4210741A JP21074192A JPH0647116A JP H0647116 A JPH0647116 A JP H0647116A JP 4210741 A JP4210741 A JP 4210741A JP 21074192 A JP21074192 A JP 21074192A JP H0647116 A JPH0647116 A JP H0647116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip material
weight
grip
pts
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP4210741A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Serizawa
秀晃 芹沢
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Golf Clubs (AREA)
  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造方法が従来のゴム質材料を用いて形成さ
れたグリップ材と殆ど同じでありながら、握ったときの
掌に対する密着性がよく、かつ汗などで濡れても滑り難
いものである。 【構成】 ゴム材料100重量部に対して牛皮粉末15
〜20重量部、綿繊維粉末0.5〜1.0重量部、及び
裁断綿糸3〜7重量部が分散含有され、且つ表面研磨さ
れた加硫体からなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフクラブ、運動用
具、バイクハンドル等の握り部分に用いるグリップ材に
関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフクラブなどの握り部分は汗などに
より滑り易くなるので、吸湿性のある牛皮などを巻いて
グリップ材とすることが行なわれている。しかし牛皮な
どの天然素材は品質の揃ったものが得難いという欠点が
あり、ゴム質材料や各種の人造皮革などの人工材料でグ
リップ材を製造することが提案された。このような人工
材料でグリップ材を製造するに当たっては、表面に溝な
どの凹凸模様を付けて滑り止め効果を持たせるようにす
るのが普通であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらゴム質材
料などを用いて形成したグリップ材は、表面に溝などを
設けても汗で濡れた場合には滑り易くなることが避けら
れず、また表面の凹凸による掌の感触が不快であること
には変わりないものであった。
【0004】そこで本発明においては、製造方法が従来
のゴム質材料を用いて形成されたグリップ材と殆ど同じ
でありながら、握ったときの掌に対する密着性がよく、
かつ汗などで濡れても滑り難いグリップ材を提供するこ
とを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
とができる本発明のグリップ材は、ゴム材料100重量
部に対して牛皮粉末15〜20重量部、綿繊維粉末0.
5〜1.0重量部、及び裁断綿糸3〜7重量部が分散含
有され、且つ表面研磨された加硫体からなるものであ
る。
【0006】本発明のグリップ材を形成するに用いられ
るゴム材料は、例えばSBR、BR、EPDMなどの合
成ゴムや天然ゴムなどに対して、例えばカーボンブラッ
クやホワイトカーボンなどの補強充填剤、可塑剤、滑
剤、老化防止剤、加硫剤、加硫促進剤などを適宜配合し
たものである。
【0007】そしてこのゴム材料に配合される牛皮粉末
は、牛皮を例えば30〜40μm程度まで微粉砕したも
ので、ゴム材料100重量部に対して15〜20重量部
配合するのが適当である。牛皮粉末の配合量がこの範囲
より少な過ぎるときは汗や雨などの吸収性や手触りの改
良効果が不充分であり、またこの範囲を超えて配合して
も効果は頭打ちとなり、経済的でない。
【0008】更にゴム材料に配合される綿繊維粉末は、
例えば0.4mm以下に粉砕されたもので、ゴム材料10
0重量部に対して0.5〜1.0重量部配合することに
より、汗や雨などの吸収速度を効果的に改善することが
できる。また綿繊維粉末と共に配合される裁断綿糸は、
例えば10〜40番手などの綿糸を3〜10mm程度に切
断したものであり、ゴム材料100重量部に対して3〜
7重量部配合することにより、汗や雨などをを一時的に
多量に吸収して滑りを止める効果を発揮する。しかしこ
の裁断綿糸の配合量が多過ぎるのは握ったときの感触が
低下するから好ましくない。
【0009】
【実施例】5Kgの天然ゴム、3kgのEPDM、2kgのB
Rに対して、2kgのシルトンR−2、800gの白エン
カDD、300gの亜鉛筆、500gの白サブ、300
gのバリフリーAP−2、100gのステアリン酸、1
85gの促進剤CZ、110gの促進剤M、50gの促進
剤SL、100gの老防SP、125gの硫黄、100gの
スピンドル油を配合して混練し、更に100gの綿繊維
粉末、750gの裁断綿糸、及び2kgの牛皮粉末を順次
少しずつ加えながら混練して、均一な配合物とした。
【0010】次いでロールによってシート状に延し、所
定重量となるように裁断したのち、ゴルフクラブ用グリ
ップ材成形用金型に入れて170℃で9分間加熱加硫し
た。その後成形品を金型から取り外し、バリ切り、部分
塗装、外面研磨、洗浄を行って完成したゴルフクラブ用
グリップ材を得た。
【0011】こうして得た本発明のグリップ材は、しっ
とりした手触りをもち、握ったときによく掌になじみ、
素手で握って打球しても衝撃柔らかで手が痛くなること
がなかった。また表面が汗や雨等で濡れても湿るだけで
滑ることがなく、一旦濡れた場合でも拭って放置するこ
とによって水分を徐々に放出し、短時間で元の手触り状
態に戻った。
【0012】一方、比較のために綿繊維粉末、裁断綿
糸、及び牛皮粉末を配合することなく、それ以外の配合
及び成形操作を前記の本発明のグリップ材の場合と全く
同様にして、対照品のグリップ材を製造した。
【0013】この対照品のグリップ材と本発明のグリッ
プ材とについて、30℃で40%の恒温恒湿槽中で48
時間調湿した試料を30℃で90%RHの恒温恒湿槽中に
入れて24時間放置し、重量増加(mg/g)を求めて吸
湿性の比較を行った。
【0014】また、上記と同様にして30℃で90%RH
の恒温恒湿槽中で48時間吸湿させた試料を30℃で4
0%RHの恒温恒湿槽中に移して24時間放置し、重量減
少(mg/g)を求めて放湿性の比較を行った。
【0015】更に、前記と同様に30℃で40%RHの恒
温恒湿槽中で48時間調湿した試料を30℃の水中に浸
漬し、30分後の重量増加(mg/g)を求めて吸水性の
比較を行った。これらの試験結果を表1に示した。
【0016】次に、対照品のグリップ材と本発明のグリ
ップ材とからそれぞれ幅10mm、長さ50mm、厚さ5mm
の試験片を切り出し、それぞれ30℃で40%RHの恒温
恒湿槽中で調湿したものと30℃の水中で吸水させたも
のについて、JIS−K7125の方法に準じて鉄板に
対する静摩擦係数を測定した。
【0017】また、上記と同様に30℃で40%RHの恒
温槽中で調湿した試験片について、JIS−A1413
の方法に準じて熱伝導率(KCal/m ・hr・℃) を測定
し、接触冷温感指数とした。これらの結果を表1に伴せ
て示した。
【0018】
【表1】 表 1 ──────────────────────────────────── 項 目 本発明品 対照品 牛皮 ──────────────────────────────────── 吸湿性(mg/g) 2.72 0.71 ──── 放湿性(mg/g) 1.79 0.50 ──── 吸水性(mg/g) 3.35 1.26 ──── ──────────────────────────────────── 摩擦性 乾時 0.56 0.47 ──── 湿時 0.37 0.21 ──── ──────────────────────────────────── 感触冷温感指数 0.37 0.46 0.22 ──────────────────────────────────── これらの結果をみると、本発明品は吸湿性、放湿性、吸
水性、摩擦性ならびに接触冷温感のいずれについても、
優れた性能を有していることがわかる。
【0019】
【発明の効果】本発明のグリップ材は、前述のような特
定の配合を有するゴム管材料によって形成したうえに表
面が研磨されているものであるから、柔らかでしっとり
した手触りを持ち、かつ水で濡れても滑り易くならな
い。従って力を入れて握っても掌によくなじむ特長があ
る。そして更に、表面に汚れが付着しても軽く研磨した
のち水洗いすれば簡単に初期の表面状態に戻り、特性が
劣化しないという効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 7/02 7242−4J C08L 21/00 KDW 8218−4J // B29K 21:00 B29L 31:52 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム材料100重量部に対して牛皮粉末
    15〜20重量部、綿繊維粉末0.5〜1.0重量部、
    及び裁断綿糸3〜7重量部が分散含有され、且つ表面研
    磨された加硫体からなることを特徴とするグリップ材。
JP4210741A 1992-07-16 1992-07-16 グリップ材 Pending JPH0647116A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4210741A JPH0647116A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 グリップ材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4210741A JPH0647116A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 グリップ材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0647116A true JPH0647116A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16594349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4210741A Pending JPH0647116A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 グリップ材

Country Status (1)

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JP (1) JPH0647116A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS617818A (ja) * 1984-06-22 1986-01-14 Fuji Photo Film Co Ltd 光走査装置
JPS61161087A (ja) * 1985-01-08 1986-07-21 Mitsubishi Electric Corp 映像記録再生装置
JPH04109976A (ja) * 1990-08-31 1992-04-10 Molten Corp ゴルフクラブのグリップ及びその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS617818A (ja) * 1984-06-22 1986-01-14 Fuji Photo Film Co Ltd 光走査装置
JPS61161087A (ja) * 1985-01-08 1986-07-21 Mitsubishi Electric Corp 映像記録再生装置
JPH04109976A (ja) * 1990-08-31 1992-04-10 Molten Corp ゴルフクラブのグリップ及びその製造方法

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