JPH0647081Y2 - 型枠用パネルの連結構造およびこれに使用する型枠用パネル - Google Patents

型枠用パネルの連結構造およびこれに使用する型枠用パネル

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JPH0647081Y2
JPH0647081Y2 JP5276492U JP5276492U JPH0647081Y2 JP H0647081 Y2 JPH0647081 Y2 JP H0647081Y2 JP 5276492 U JP5276492 U JP 5276492U JP 5276492 U JP5276492 U JP 5276492U JP H0647081 Y2 JPH0647081 Y2 JP H0647081Y2
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pier
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JP5276492U
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JPH068600U (ja
Inventor
晴司 松井
Original Assignee
日昇実業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンクリートの打設に
使用される型枠用パネルの連結構造およびこれに使用す
る型枠用パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートを打設するための型枠の組
立工法としてパネル工法がある。この工法は、図5に示
すように、コンパネと呼ばれるベニヤ板41の表面の周
縁部に桟木42を額縁状に釘止めし、更にその面の中央
部に縦方向の桟木42を釘止めして補強した型枠用パネ
ル40を使用する。
【0003】ここに使用されるベニヤ板41は、長さが
1800mmの定型品であり、従って1800mmより
高い型枠を組む場合は、型枠用パネル40を縦方向に継
ぎ足す必要がある。
【0004】型枠用パネルを縦方向に継ぎ足す構造とし
ては、図6に示すように、当て木43を使用して型枠用
パネル40,40を連結するものがある。各型枠用パネ
ル40は、ベニヤ板41の一方の端縁から桟木が排除さ
れて、桟木のない辺を突き合わせられている。そして、
突き合わされた縦方向の桟木42,42に当て木43を
掛け渡し、これを桟木42,42に釘止めして、桟木4
2,42同士を連結する。
【0005】この構造は、型枠用パネルを強固に連結で
きる。また、継ぎ足す側の型枠用パネルの長さを変える
ことにより、一応は連結サイズを変更できる。しかし、
何本もの当て木を使うため、重量が重く、連結に手間が
かかり、サイズ変更も容易でない。また、各当て木が縦
方向の桟木に重なるため、型枠用パネルを横に連結する
場合は、釘を打ち難い。更に、桟木のない辺の傷みが激
しいという欠点もある。これらの欠点のため、この構造
は現在は殆ど用いられていない。
【0006】現在多用されている型枠用パネルの連結構
造は、図7に示すように、縦方向に並べた2枚のベニヤ
板41の表面の両側縁および両側縁間に通しの桟木41
を釘止めして、1枚の大型パネル40とするもの、図8
に示すように、2枚の独立した型枠用パネル40,40
を突き合わせ、突き合わせ部に並ぶ2本の横方向の桟木
42,42同士を釘止めするものの2つである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】図7の連結構造は、強
度の高い大型パネルを提供できる。しかし、簡単にサイ
ズを変えることはできない。その点、図8の連結構造
は、サイズ変更が容易である。しかし、図9に示すよう
に、腰折れと呼ばれる変形が生じ、型枠の組立において
は、横方向のバターと共に縦方向のバターを使用して、
これを真っ直ぐに保持しなければならず、組立に手数が
かかる。
【0008】本考案はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、連結サイズを簡単に変更でき、腰折れも生じ
ない型枠用パネルの連結構造およびこれに使用する型枠
用パネルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる型枠用パ
ネルの連結構造は、面板と、該面板の表面の両側縁およ
び両端縁に取り付けられ、面板の一方の端縁の中央部に
相当する部分が欠除された第1の桟木と、両側の桟木間
に挟まれた面板の表面中央部に、両側縁に平行に取り付
けられた縦方向の第2の桟木とを具備する型枠用パネル
を、その第1の桟木の欠除部が存在する辺を突き合わせ
て並べ、その突き合わせ部に並ぶ横方向の第1の桟木同
士を連結すると共に、両方の型枠用パネルにおける第2
の桟木に連結材を掛け渡し、該連結材を各桟木に固定し
て、両方の型枠用パネルを連結したことを特徴としてい
る。
【0010】本考案にかかる型枠用パネルは、面板と、
該面板の表面の両側縁および両端縁に取り付けられ、面
板の一方の端縁の中央部に相当する部分が欠除された第
1の桟木と、両側の桟木間に挟まれた面板の表面中央部
に、両側縁に平行に取り付けられた縦方向の第2の桟木
とを具備することを特徴としている。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。図1は本考案連結構造の一例を示す正面図、図2
は図1のA−A線断面矢視図、図3は図1の連結構造に
使用するパネルの斜視図、図4は図1の連結構造に使用
するクリップの正面図である。
【0012】本連結構造は、定型のパネルAに継ぎ足し
用のパネルBを、連結材CおよびクリップDを使用して
連結する。
【0013】定型のパネルAは、図3に示すように、ベ
ニヤ板等からなる定型の面板10を具備している。面板
10の表面には、第1の桟木20a〜20cおよび第2
の桟木30が取り付けられている。
【0014】第1の桟木20a〜20cは、アルミニウ
ムまたはその合金からなるL型材であって、面板10の
表面の両側縁、上端縁および下端縁にそれぞれボルト2
1により取り付けられている。第1の桟木20a〜20
cのうち、面板10の下端縁に取り付けられた桟木20
cは、下端縁の中央部を除く両側部に対称的に配されて
いる。即ち、下端縁の中央部には桟木は取り付けられて
いない。
【0015】第2の桟木30も、アルミニウムまたはそ
の合金からなるL型材であり、これは、面板10の表面
の幅方向中央に縦方向を向けてほぼ全長にわたってボル
ト31により取り付けられている。
【0016】第1の桟木20a〜20cおよび第2の桟
木30には、連結用のクリップDを通す透孔22および
32がそれぞれ所定の間隔で設けられている。また、両
側の桟木20a,20aと中央の桟木30の間において
は、型枠組立の際に使用するセパ穴11が面板10に2
列に設けられている。
【0017】継ぎ足し用のパネルBは、定型のパネルA
と同一の構造であり、寸法も長さ以外はパネルAと同一
とされている。
【0018】連結材Cは、第1の桟木20a〜20cお
よび第2の桟木30と同様、アルミニウムまたはその合
金からなり、連結用のクリップDを通す透孔cが、透孔
22および32と同一ピッチで設けられている。
【0019】パネルAにパネルBを連結するには、パネ
ルAの桟木20c,20cが設けられた辺に、パネルB
の桟木20c,20cが設けられた辺を突き合わせる。
そして、突き合わせ部に並んだ横方向の桟木20c,2
0c同士をクリップDにより連結する。また、パネルA
の桟木30とパネルBの桟木30に側方から連結材Cを
当て、これを桟木30,30にクリップDにより固定す
る。
【0020】クリップDは、図4に示すように、一対の
把持部d1,d1と、把持部d1,d1の一端部同士を
連結する連結部d2と、一方の連結部d2の他端部から
内側に延出した挿通部d3とを有する。
【0021】桟木30と連結材Cを結合するには、桟木
30の透孔32と連結材Cの透孔cを合致させ、透孔3
2,cにクリップDの挿通部d3を通す。これにより、
桟木30と連結材Cが透孔32,cに直角な方向におい
て固定される。更に、桟木30と連結材Cを連結材Cの
把持部d1,d1で把持することにより、桟木30と連
結材Cが透孔32,cの方向においても固定される。桟
木20c,20c同士もクリップDにより結合固定され
る。
【0022】本連結構造においては、継ぎ足し用のパネ
ルBを付け換えることにより、連結長さを簡単に調節で
きる。桟木30,30に連結材Cを掛け渡すので、パネ
ルA,Bに腰折れが生じない。そのためず、型枠の組立
においては縦方向のバターが不要になり、その組立を簡
単に行うことができる。
【0023】また、図6の連結構造と比較しても次のよ
うな利点がある。
【0024】中央部の桟木30,30にのみ連結材Cを
掛け渡すので、軽量となる。両側の桟木20a,20a
は相互に連結されないが、突き合わせ部に並んだ桟木2
0c,20c同士が連結されるので、充分な連結強度が
確保される。両側の桟木20a,20aに連結材Cが重
ならないので、横方向の連結も容易である。
【0025】なお、上記実施例は、桟木30,30と連
結材Cの固定、桟木20c,20c同士の固定にクリッ
プDを使用しているが、ボルトを使用することもでき
る。また、桟木20a〜20c,30および連結材Cは
木製であってもよく、その場合は、桟木30,30と連
結材C、桟木20c,20c同士が釘止めで連結固定さ
れる。
【0026】
【考案の効果】以上、本考案にかかる型枠用パネルの連
結構造による場合には、両側の桟木間に挟まれた面板の
表面中央部に第2の桟木を取り付け、これに連結材によ
り相互連結するので、腰折れが生じない。中央部の桟木
にのみ連結材を掛け渡すので、連結作業が容易で、サイ
ズ変更を容易にできる。両側の桟木同士は連結されない
が、突き合わせ部において第1の桟木同士を結合するの
で、充分な連結強度が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案連結構造の一例を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線断面矢視図である。
【図3】図1の連結構造に使用するパネルの斜視図であ
る。
【図4】図1の連結構造に使用するクリップの正面図で
ある。
【図5】型枠用パネルの正面図である。
【図6】従来の連結構造を示す正面図である。
【図7】従来の連結構造を示す正面図である。
【図8】従来の連結構造を示す正面図である。
【図9】腰折れを示す側面図である。
【符号の説明】
A 定型のパネル B 継ぎ足し用のパネル C 連結材 D クリップ 10 面板 20a〜20c 第1の桟木 30 第2の桟木

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面板と、該面板の表面の両側縁および両
    端縁に取り付けられ、面板の一方の端縁の中央部に相当
    する部分が欠除された第1の桟木と、両側の桟木間に挟
    まれた面板の表面中央部に、両側縁に平行に取り付けら
    れた縦方向の第2の桟木とを具備する型枠用パネルを、
    その第1の桟木の欠除部が存在する辺を突き合わせて並
    べ、その突き合わせ部に並ぶ横方向の第1の桟木同士を
    連結すると共に、両方の型枠用パネルにおける第2の桟
    木に連結材を掛け渡し、該連結材を各桟木に固定して、
    両方の型枠用パネルを連結したことを特徴とする型枠用
    パネルの連結構造。
  2. 【請求項2】 面板と、該面板の表面の両側縁および両
    端縁に取り付けられ、面板の一方の端縁の中央部に相当
    する部分が欠除された第1の桟木と、両側の桟木間に挟
    まれた面板の表面中央部に、両側縁に平行に取り付けら
    れた縦方向の第2の桟木とを具備することを特徴とする
    型枠用パネル。
JP5276492U 1992-07-02 1992-07-02 型枠用パネルの連結構造およびこれに使用する型枠用パネル Expired - Lifetime JPH0647081Y2 (ja)

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JPH068600U JPH068600U (ja) 1994-02-04
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