JPH0647048A - 結紮縫合装置 - Google Patents

結紮縫合装置

Info

Publication number
JPH0647048A
JPH0647048A JP5094963A JP9496393A JPH0647048A JP H0647048 A JPH0647048 A JP H0647048A JP 5094963 A JP5094963 A JP 5094963A JP 9496393 A JP9496393 A JP 9496393A JP H0647048 A JPH0647048 A JP H0647048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
staple
ligature
leg
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5094963A
Other languages
English (en)
Inventor
Shirou Bitou
士郎 備藤
Isami Hirao
勇実 平尾
Kazuhiko Ozeki
和彦 大関
Minoru Tsuruta
稔 鶴田
Akito Mukaisawa
明人 向澤
Seiji Kuramoto
聖治 倉本
Akio Nakada
明雄 中田
Takeshi Tsukagoshi
壯 塚越
Shuichi Kimura
修一 木村
Toshihiko Suzuta
敏彦 鈴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5094963A priority Critical patent/JPH0647048A/ja
Publication of JPH0647048A publication Critical patent/JPH0647048A/ja
Priority to US08/384,210 priority patent/US5658300A/en
Priority to US08/461,987 priority patent/US5649937A/en
Priority to US08/620,364 priority patent/US5797931A/en
Priority to US08/808,456 priority patent/US5906625A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】熱可塑性樹脂からなるクリップやステープラ等
の結紮縫合部材を生体組織に確実に固定することのでき
る結紮縫合装置を提供する。 【構成】樹脂製クリップ1Aが挟持される第1のクリッ
プ挟持部材13の先端部内に通電発熱体19を設け、こ
の通電発熱体19を発熱させてクリップ1Aのピン4を
貫通孔5に溶融接合するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリップやステープル
などの結紮縫合部材を用いて生体組織を結紮したり縫合
したりする際に使用される結紮縫合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、血管や胆管などの管状の器官をク
リップを用いて結紮する手段として、特開昭57−112856
号公報に示されるようなクリップアプリケータが知られ
ている。また、腸などの管状臓器をステープルを用いて
縫合する手段としては、特開平3−12126 号公報に示さ
れるようなステープラ(縫合器)が知られている。
【0003】ところで、これらのクリップアプリケータ
やステープラなどを利用して、生体組織に固定されるク
リップやステープル等の結紮縫合部材は、通常、チタン
などの金属で形成されている。クリップにおいては、ポ
リジオキサニ、ポリラクタイド、ポリグリコライドなど
の生体吸収性樹脂で形成されているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属製
のクリップやステープルは、生体に対して適応性の高い
金属材料(例えばチタン等)で作られてはいるが、基本
的には異物として体内に残留するという問題がある。ま
た、生体吸収性樹脂からなるクリップは、材料の弾性を
利用したラッチ手段により生体組織に固定されるため、
前述した金属製のものに比べれば、ラッチ係合が外れ易
い。
【0005】本発明は、このような事情に考慮してなさ
れたもので、その目的はクリップ、ステープルなどの結
紮縫合部材を生体組織に確実に固定することができ、生
体組織の結紮や縫合を強固に行なうことが可能な結紮縫
合装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、熱可塑性樹脂からなる結紮縫合部材を用い
て生体組織を結紮または縫合するものにおいて、前記結
紮縫合部材を熱変形させて生体組織に固定する手段を備
えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、熱可塑性樹脂からなる結紮縫合部
材を熱変形させて生体組織に固定することにより、生体
組織の結紮および縫合が確実なものとなる。
【0008】
【実施例】図1ないし図6を参照して本発明の第1実施
例を説明する。図1はこの実施例に係るクリップアプリ
ケータ10を示す。図2はそのクリップアプリケータ1
0を用いて、血管等の管状器官を結紮するための樹脂製
クリップを示す。
【0009】図2で示すクリップ1Aは、ヒンジ2を介
して開閉自在に連結された第1脚部3aおよび第2脚部
3bを有し、第1脚部3aの回動端部の内面には、貫通
孔5が形成されている。第2脚部3bの回動端部の内面
には、前記貫通孔5に向かって突出するピン4が形成さ
れている。そして、ヒンジ部2を中心として、第1脚部
3aと第2脚部3bを、互いに突き合わせる向きに回動
したとき、ピン4が貫通孔5に受け入れる。ピン4と貫
通孔5は比較的密に嵌合する。このように構成されるク
リップ1Aは、生体に対して無害な生体吸収性を有する
熱可塑性樹脂で、一体に成形される。
【0010】図1で示すように、クリップアプリケータ
10は、図示しないトラカール等の案内管を通じて体腔
内に挿入される挿入部としてのシース11を有してい
る。このシース11の先端には、前述したクリップ1A
を挟み付けるためのクリップ挟持部12が設けられてい
る。このクリップ挟持部12は、図3に示すように、シ
ース11に固定された第1のクリップ挟持部材13と、
この第1のクリップ挟持部材13に対し枢着して回動自
在に設けられた第2のクリップ挟持部材14とを有す
る。第2のクリップ挟持部材14は、その中間部を第1
のクリップ挟持部材13にピンを介して枢着する。第2
のクリップ挟持部材14を回動することにより、そのク
リップ挟持部12を開閉する。
【0011】一方、シース11の基端部には、前記クリ
ップ挟持部12の開閉を遠隔的に操作するための操作部
15が設けられている。この操作部15は、シース11
の基端部に固定された固定操作ハンドル16と、この固
定操作ハンドル16に連結ピンを介して回動自在に連結
された可動操作ハンドル17とを有する。可動操作ハン
ドル17には、比較的硬質な材料からなるワイヤ18の
一端が連結されている。このワイヤ18の他端側部分は
前記シース11内に挿通される。そして、このワイヤ1
8の他端は前述した第2のクリップ挟持部材14の基端
部に連結しており、可動操作ハンドル17を回動操作す
れば、ワイヤ18を介して第2のクリップ挟持部材14
が回動し、前記クリップ挟持部12は開閉する。
【0012】図3および図4に示すように、第1のクリ
ップ挟持部材13の先端部と第2のクリップ挟持部材1
4の先端部との間には、前述したクリップ1Aが挟み込
まれて装着される。このため、互いに対向する、第1の
クリップ挟持部材13の先端部と第2のクリップ挟持部
材14の先端部の内面には、対応する第1脚部3aを嵌
め込んで位置させる凹部13aと、第2脚部3bを嵌め
込んで位置させる凹部14aとが形成されている。
【0013】第1脚部3aを嵌め込む凹部13aの内面
において、前記クリップ1Aを装着したとき、その貫通
孔5が対向する位置には、ダイオード,セラミックヒー
タ等の通電発熱体19が埋め込まれている。この通電発
熱体19には通電コード20の一端が接続されている。
この通電コード20の他端側部分はシース11内を通し
て、クリップアプリケータ10の外部に設置される図示
しない電源に接続されている。なお、第1のクリップ挟
持部材13のクリップ保持面と通電発熱体19の上面と
の間には、逃げ穴21(図4参照)が形成されている。
【0014】次に、前記クリップアプリケータ10を使
用して、前記クリップ1Aにより血管等の管状器官を結
紮する場合の手順を図5を参照して説明する。クリップ
1Aは図示しないカートリッジに装填されている。カー
トリッジからクリップ1Aを取り出し、図5の(a)に
示すように、開いた第1のクリップ挟持部材13と第2
のクリップ挟持部材14との間に、クリップ1Aを挟み
込んで装着する。
【0015】ついで、クリップアプリケータ10に装填
された開放状態にあるクリップ1Aの第1脚部3aと第
2脚部3bとの間に管状器官Aが位置するようにクリッ
プアプリケータ10を操作し、この後、可動操作ハンド
ル17を操作して第2のクリップ挟持部材14を閉じ
る。すると、図5(b)で示すように、クリップ1Aの
第1脚部3aと第2脚部3bが押し潰されて、その間に
管状器官Aを挟み込む。ピン4の先端部分は貫通孔5に
入り込む。
【0016】この状態において、図示しない電源によ
り、自動的または手動操作により、通電発熱体19に通
電すると、第1脚部3aの貫通孔5に入り込んだピン4
の先端部分が通電発熱体19により加熱される。この結
果、図5(c)に示すように、ピン4の先端部分が溶融
して、第1脚部3aの下面に融着する。
【0017】前記クリップ1Aのピン4の先端部が溶融
して第1脚部3aの裏面付近に融着するので、クリップ
1Aを生体組織Aに強固に固定することができる。した
がって、生体組織Aからクリップ1Aの脱落等が極力防
止される。
【0018】なお、図8は、前述したクリップの変形例
を示す。このクリップ1Bが図1のクリップ1Aと異な
る点は、貫通孔5の外(裏)面側部分を耐熱性樹脂6で
形成するとともに、ピン4の先端部分を、先端側ほど広
がる形状の二股部7とした点にある。
【0019】このような構成のクリップ1Bは、図2に
示したクリップアプリケータ10の通電発熱体19を発
熱させても、クリップ1Bの第1脚部3aの本体部分
が、通電発熱体19の熱によって溶融することがない。
また、ピン4の先端部を二股状に形成してあるので、通
電発熱体19でピン4の下端部を加熱した際、同時に、
クリップアプリケータ10の挾持力を受けるため、二股
部7が互いに離れる方向に熱変形する。この変形によっ
て、貫通孔5からのピン4の抜けを防止することができ
る。
【0020】図6および図7は本発明の第2実施例を示
す。図6に示す如く、第2脚部3bの先端に、第1脚部
3aの先端に係止する係止爪8を有する方式のクリップ
1Cを使用する。この場合、クリップアプリケータは、
図7に示すように、通電発熱体19をクリップ挟持部1
2の後部に設け、クリップ1Cのヒンジ部2を加熱する
ようにする。この加熱により、そのクリップ1Cが永久
変形させる。この永久変形により第1実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0021】図9および図10は、本発明の第3実施例
に係るクリップアプリケータを示す。このクリップアプ
リケータ25は、通電発熱体19の近傍に、温度センサ
26(図10参照)が設けられている。この温度センサ
26は図9に示す温度測定回路27に接続しており、温
度測定回路27で得た測定データは制御装置28に入力
される。この制御装置28は測定した温度データに応じ
て冷却水ポンプ29や電源30を制御する。この動作は
スイッチ31からの信号により作動する。冷却水ポンプ
29からの冷却水はクリップアプリケータ25のシース
11の基端部に接続され、そのシース11に冷却水を送
り込めるようになっている。なお、その他の構成は、図
1に示す前述した第1の実施例のものと同様である。
【0022】このような構成において、スイッチ31を
投入すると、制御装置28からの信号によって電源30
から通電発熱体19に加熱電流が通電される。これによ
り通電発熱体19が発熱し、管状器官Aを挟み込んだク
リップ1Aのピン4が貫通孔5に差し込まれた状態で加
熱される。
【0023】このとき、通電発熱体19の発熱温度は、
温度測定回路27により検知され、制御装置28にてモ
ニタされる。そして、通電発熱体19の発熱温度が設定
温度を越えると、制御装置28からの温度コントロール
信号によって電源30がオフ制御される。これにより通
電発熱体19はクリップ1Aのピン4を熱変形させるの
に適切な温度に保つことができる。
【0024】また、通電発熱体19が設定温度に達した
後、クリップ1Aのピン4を第1脚部3aの裏面部分に
融着させるだけの十分な時間が経過すると、制御装置2
8から電源30に通電停止信号が送出されるとともに、
冷却水ポンプ29にポンプ駆動信号が送出される。これ
により冷却水ポンプ29からクリップアプリケータ25
のシース11を通じて冷却水がクリップ挟持部12に送
水され、そのクリップ1Aのクリップ挟持部12を冷却
する。
【0025】したがって、このように構成されるクリッ
プアプリケータ25では、クリップ1Aのピン4を第1
脚部3aの下面に融着させた後、クリップ挟持部12に
冷却水(生理食塩水)を送水して、そのクリップ1Aを
冷却するので、クリップ1Aの熱変形部を迅速に凝固で
き、短い時間で確実に生体組織を結紮することができ
る。
【0026】図11ないし図15は本発明の第4実施例
を示す。この実施例は、ステープラ(縫合装置)40に
係る。これは、図示しないトラカール等の案内器具を用
いて腹腔内に導入される挿入部41を有している。この
挿入部41はシースからなり、このシースの先端には、
生体組織をクランプするクランプ部42が設けられてい
る。
【0027】図12に示すように、前記クランプ部42
は、挿入部41の先端に固定され、かつ上方が開口した
ケーシング43と、このケーシング43内に着脱可能に
収容されたカートリッジ44と、このカートリッジ44
の上面(ステープル保持面)に対向して開閉自在に設け
られたアンビル45とを有して構成される。カートリッ
ジ44の上面中央には、生体組織切断用のナイフ(図示
せず)をガイドするナイフ溝46がケーシング43の長
手方向に沿って形成されている。また、カートリッジ4
4の上面には後述するステープル56のステープルベー
ス57を装填するための凹部47,47が図示しないナ
イフを案内するナイフ溝46の両側に設けられている。
図示しないナイフはそのナイフ溝46に沿って前進す
る。前記凹部47,47の底面には、ステープルベース
57をガス圧によって押し上げるためのガス噴出孔48
(図14参照)が複数個穿設されている。そして、カー
トリッジ44の内部には、ステープルベース57を押し
上げるためのガスが通るプッシャガス通路49(図14
参照)が形成されている。
【0028】一方、前記アンビル45の下(内)面(ス
テープル保持面)には、ステープルベース57のベース
面に立設されたステープルピン59の先端部を熱変形さ
せるためのヒータ50(図13参照)が設けられてい
る。
【0029】また、前記ステープラ(縫合装置)40
は、図11に示すように、挿入部41の基端部に操作部
51を有する。この操作部51には、前記アンビル45
を遠隔的に操作して回動することによりそれを開閉させ
る開閉レバー52、および操作部51内に設けられたガ
スボンベ(図示せず)から、プッシャガスをプッシャガ
ス通路49に流すためのファイヤリングレバー53が設
けられているとともに、前記ヒータ50に通じる電源コ
ード54が導出している。電源コード54は加熱電流を
供給するヒータ電源55に接続されている。
【0030】前記ステープル56は、図12に示すよう
に、ステープルベース57と、このステープルベース5
7との間に生体組織を挟み込むための板状のステープル
カバー58とを有している。ステープルベース57のベ
ース上面には複数本のステープルピン59…が立設され
ている。ステープルカバー58には、各ステープルピン
59…を受け入れるためのピン受入れ孔60…が、その
ステープルピン59にそれぞれ対応位置して設けられて
いる。なお、ステープル56は生体吸収性を有する樹脂
材にて形成されている。
【0031】次に、このステープラ40およびステープ
ル56を用いて生体組織を縫合する場合について述べ
る。予め、クランプ部42のケーシング43内にカート
リッジ44を収納する。このカートリッジ44には、ス
テープル56のステープルベース57が装填されてい
る。また、アンビル45側にはステープルカバー58を
装填する。このステープル56の装填がなされたステー
プラ40を体腔内に誘導する。まず、開閉レバー52を
操作してアンビル45を開き、そのアンビル45とカー
トリッジ44との間に生体組織Bをクランプする。
【0032】この状態で、ファイヤリングレバー53を
操作し、操作部51内に設けられたガスボンベ(図示せ
ず)から、カートリッジ44内のプッシャガス通路49
にプッシャガスを流す。そうすると、カートリッジ44
の凹部47,47内に装填されたステープルベース57
がガス噴出孔48から噴出するプッシャガスによって上
方へ押し上げられる。これによりステープルベース57
のベース面に立設されたステープルピン59…がステー
プルベース57の上昇に伴って上方へ押し上げられ、図
15(a)に示すように生体組織Bを貫通してステープ
ルカバー58のピン受入れ孔60…に入り込む。
【0033】この状態で、ヒータ電源55によりヒータ
50を通電すると、ステープルカバー58のピン受入れ
孔60…から突出したステープルピン59…の先端部が
ヒータ50によって加熱される。これによりステープル
ピン59…の先端部が溶融し、図15(b)に示すよう
にステープルカバー58の上面に融着する。なお、図1
5(b)は生体組織Bをステープル56で縫合した後、
ステープラ40のナイフ(図示せず)で生体組織Bを切
断した状態を示している。
【0034】このように本発明の第4実施例に係るステ
ープラ40は、アンビル45内に、ヒータ50が埋め込
まれているので、ステープルピン59…の先端部を、そ
のヒータ50で溶かしてステープルカバー58の上面に
溶着させることができる。したがって、ステープルベー
ス57とステープルカバー58との結合を強固なものと
することができ、ステープルベース57とステープルカ
バー58とからなるステープル56の間に生体組織Bを
確実に固定的に綴じ込むことができる。
【0035】また、ステープルベース57およびステー
プルカバー58は、生体吸収性を有する樹脂材にて形成
されているので、いずれは生体に吸収される。
【0036】図16ないし図18を参照して、本発明の
第5実施例を説明する。図18において、65は生体組
織を縫合する際に用いられるステープルを示し、このス
テープル65は、耐熱性を有する生体吸収材料からなる
2枚の網状体66,67と、生体吸収性を有する樹脂材
料からなる複数のステープルピン68…とで構成されて
いる。ステープルピン68はその基端に太径の頭部68
aを有している。
【0037】図16はそのステープル65に適用される
ステープラ70の先端部を示す。このステープラ70の
先端部には、血管等の管状器官Aをクランプするクラン
プ部71が設けられている。このクランプ部71は、複
数本のステープルピン68…を収容した着脱自在なカー
トリッジ72と、このカートリッジ72のステープル保
持面(図中上面)に対向して設けられたアンビル73と
で構成される。カートリッジ72には、ステープルピン
68…をアンビル73に向けて押し出すためのプッシャ
74…およびこれらのプッシャ74…を順次上方へ押し
上げるためのプッシャバー75が設けられている。
【0038】一方、前記アンビル73のステープル保持
面(図中下面)には、ステープルピン68…の先端部を
溶融させるためのヒータ76が配設されている。そし
て、アンビル73およびカートリッジ72のステープル
保持面には、それぞれステープル65の網状体66,6
7が配設されている(図17参照)。ステープルピン6
8…はカートリッジ72の長手方向に沿って複数列に配
列されている。プッシャバー75はその長手方向に沿っ
て前進自在に配設されている。また、図中77は管状器
官Aを切断するためのナイフであり、カートリッジ72
の長手方向に沿って前進する。
【0039】このように構成されるステープラ70を使
用する場合、前述したように、体腔内に導入して、カー
トリッジ72とアンビル73とにより管状器官Aを挟
み、この状態で、手元側からの遠隔操作によりプッシャ
バー75を前方にスライドさせると、プッシャ74…を
順次押し上げる。プッシャ74…に対応したステープル
ピン68…は上方に押し出され、網状体66、管状器官
A、網状体67を貫通してアンビル73側に突き抜ける
(図17参照)。そして、この状態で、ヒータ76を発
熱させると、ステープルピン68…の先端部がヒータ7
6の熱によって溶融し、アンビル73と網状体67との
間に押し潰された状態となる(図18(b)参照)。ま
た、ステープルピン68…の先端部を溶融すると同時
に、ナイフ77をステープルピン68の列に沿って前進
させて、その間に位置する管状器官組織を切断する。
【0040】したがって、このように構成されるステー
プラ70は、図11乃至図14に示したステープラ40
と同様に、ステープル65を管状器官Aに確実に固定す
ることができる。
【0041】本発明の第6実施例を図19を参照して説
明する。同図において、72はカートリッジ、73はア
ンビル、74はプッシャ、75はプッシャバー、77は
ナイフを示し、これらは図16に示したものと同一のも
のである。また、78は、略U形形状に成形された生体
吸収性の樹脂製ステープル80の先端部を加熱するスラ
イド式のヒータを示し、このヒータ78はアンビル73
内に設けられている。なお、アンビル73の下面には耐
熱材からなるステープル受け板79が設けられ、このス
テープル受け板79には、ステープル80の先端が挿入
される貫通孔81が複数穿設されている。
【0042】この実施例でも上述したように使用される
が、アンビル73内に設けられたスライド式のヒータ7
8で、ステープル受け板79の貫通孔81に位置するス
テープル80の先端部を局部的に加熱することができ
る。また、ステープル80の先端部が熱変形してステー
プル受け板79に溶着する。前述した第5実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0043】本発明の第7実施例を図20乃至図22を
参照して説明する。図22は、分断された管状組織を繋
ぎ合わせる場合に使用されるステープル85を示す。こ
のステープル85は、4つに分割されたリング状のステ
ープルベース86と、このステープルベース86のベー
ス面上に周方向に間隔を存して立設された複数のスーテ
プルピン87…と、これらのスーテプルピン87…が係
合する係合孔88…を有するとともに、ステープルベー
ス86と同形的に4つに分割されたステープルリングカ
バー89とで構成される。なお、ステープル85は生体
吸収性または生体適合性を有する熱可塑性樹脂材にて形
成されている。
【0044】図20は、図22に示したステープル85
に適用されるサーキュラステープラ90を示し、このサ
ーキュラステープラ90は、管状組織A内に挿入される
挿入部91と、この挿入部91の先端部に設けられた管
状組織縫合部92および挿入部91の基端部に設けられ
た操作部93とからなる。
【0045】前記管状組織縫合部92は、図21に示す
ように、挿入部91に固定されたステープル放出部94
と、このステープル放出部94の前端に連結ボルト95
を介して連結されたステープル受け部96とからなり、
前記ステープル放出部94内には、前述したステープル
ベース86を前方に押し出すためのステープルプッシャ
97および管状組織Aの縫合部の内側を円形状にカット
する円筒カッター98がそれぞれ進退自在に設けられて
いる。これらのステープルプッシャ97および円筒カッ
ター98は図示しない油圧シリンダにより進退駆動され
るようになっており、前記操作部93には油圧シリンダ
を作動させる操作レバー99(図20参照)が設けられ
ている。
【0046】一方、前記ステープル受け部96は、図2
1に示すように、ステープル放出部94から押し出され
たステープルベース86のスーテプルピン87…を受け
るステープル受け面100を有している。このステープ
ル受け面100には、前述したステープルリングカバー
89を保持するステープル保持溝101が形成されてい
る。そして、このステープル保持溝101の底部には、
ステープルピン87…の先端部を加熱するヒータ102
が配設されている。
【0047】また、前記ステープル放出部94の先端中
央には、連結ボルト95が螺嵌するねじ穴103が形成
されており、このねじ穴103の内部には、連結ボルト
95を介してヒータ102に電力を供給ための導電バネ
104が配設されている。
【0048】このように構成されるサーキュラステープ
ラ90を使用する場合は、図20で示すように、その管
状組織縫合部92を切断された管状組織Aにわたり挿入
させる。このとき、管状組織Aの切断縁部はステープル
放出部94とステープル受け部96との間に収縮して嵌
まり込んでいる。
【0049】そこで、ステープルプッシャ97によりス
テープルベース86を前方に押し出すと、ステープルベ
ース86のスーテプルピン87…が管状組織Aの切断縁
部を突き抜けてステープル受け部96に保持されたステ
ープルリングカバー89の係合孔88…に差し込まれ、
ステープル受け部96内に設けられたヒータ102にス
ーテプルピン87…の先端が当接する。この状態でヒー
タ102に電流を流すと、スーテプルピン87…の先端
部がヒータ102によって加熱され、溶融してステープ
ルリングカバー89に溶着する。同時に円筒カッター9
8を前進させて縫合部分より内側縁部を切断する。ま
た、前述した第6実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0050】図23ないし図24は、本発明の第8実施
例を示すものである。図23で示すように、この実施例
に係るステープラ110は挿入部111と操作部112
とで構成されている。前記操作部112は、挿入部11
1の基端部に設けられており、操作部112に操作レバ
ー113、加熱スイッチ114、送水スイッチ115を
備える。なお、図中116は電源、117は送水器であ
る。
【0051】図24はステープラ110の挿入部111
における先端部の内部構造を示している。この挿入部1
11の先端部内には、ほぼM形形状をなすステープル1
18が収容されている。このステープル118は生体吸
収性樹脂または生体適合性樹脂からなり、その両端は生
体組織Aを突き刺すことが可能な鋭利な爪部119a,
119bを有している。
【0052】また、前記挿入部111の先端部内には、
ステープル118を挿入部111の先端に形成されたス
テープル放出口120から押し出すステープルプッシャ
121が挿入部111の前後方向に沿って進退自在に設
けられている。このステープルプッシャ121の先端に
は、ケーブル123を介して電源116と接続される加
熱体122が設けられ、この加熱体122の前端にはス
テープル118の形状に合致する凹部122aが形成さ
れている。
【0053】また、挿入部111内には外部の送水器1
17からの冷却水をステープル放出口120付近から放
出するための送水チューブ124が設けられている。な
お、前記挿入部111の先端には、ステープル118の
中央部を受けて支持するフランジ部を有するアンビル1
25が設けられている。
【0054】このように構成されるステープラ110を
用いて生体組織Aを縫合する場合には、まず、ステープ
ル放出口120を生体組織Aに向けて、操作部112の
操作レバー113を閉じ、ステープルプッシャ121を
前方にスライドさせる。そして、ステープルプッシャ1
21により、ステープル118の中央部をアンビル12
5に押し付け、図24(b)で示すようにステープル1
18を閉じた状態に変形させる。
【0055】ついで、操作部112の加熱スイッチ11
4を押し、加熱体122を加熱させてステープル118
を永久変形させる。その後、操作部112の送水スイッ
チ115を押し、送水器117から送水チューブ124
に生理食塩水を流し、生理食塩水で、既に変形したステ
ープル118を冷却する。このとき、ステープラ110
はアンビル125に係止した状態にあるが、そのステー
プラ110からステープル118を外す場合は、ステー
プル118がアンビル125から退避する位置まで、ス
テープラ110を横に移動させればよい。
【0056】このように構成されるステープラ110
は、加熱体122によりステープル118を加熱して永
久に変形させることが可能となるので、生体組織Aの縫
合を確実に行なうことができる。また、略M形形状のス
テープル118を用いるので、平面的な生体組織の縫合
が可能となる。
【0057】図25は前記第8実施例の変形例を示す。
この変形例が第8実施例と異なる点は、ステープル11
8の変形を強固なものとするため、加熱体122の前端
面にステープル留め部材126を着脱可能に設けた点で
ある。ステープル118およびステープル留め部材12
6は生体吸収性または生体的適合性の樹脂で作られてい
る。
【0058】図26ないし図27は、図12に示したス
テープラ40に適用可能なステープルの一例を示し、図
中127はステープルベース、128はステープルベー
ス127の下面に突設された複数のステープルピン、1
29はステープル受け板、130はステープル受け板1
29に形成された複数の貫通孔である。貫通孔130は
ステープルピン128の外径より大きい内径を有する。
以上のものからなるステープルは生体吸収性材料からな
る。ステープルピン128の材料はステープル受け板1
29の材料より熱変形温度を高くしている。なお、図中
50はステープラ40に設けられるヒータを示してい
る。
【0059】このように構成されるステープルは、ステ
ープルピン128…をステープル受け板129の貫通孔
130に挿入した状態で溶融し、リベット止めする。こ
のため、確実な固定が可能となる。また、ステープル受
け板129がヒータ50の熱を遮断する役目を果たすの
で、生体組織への熱的損傷を低減できる。さらに、ステ
ープルピン128…の側部に突起や段差がないので、生
体組織の損傷が少なくて済む。
【0060】なお、図12に示したステープラ40に適
用可能なステープルとしては、図26に示したステープ
ルの他、例えば、図28または図29に示すようなステ
ープルも適用可能である。すなわち、図28に示すステ
ープルは図27のステープル受け板129を複数個のス
テープルリング131…に置き換えたものであり、図2
9に示すステープルは図27のステープル受け板129
を複数のグリッドを持つメッシュ板132に置き換えた
ものである。
【0061】図30はマジックテープ式のステープル1
33を示し、このステープル133の裏面片側には複数
のアーチ形突起134…が設けられている。また、ステ
ープル133の表面には、アーチ形突起134に引っ掛
かる多数のJ形突起135…が表面全体に設けられてい
る。なお、このステープル133は生体吸収性を有する
熱可塑性樹脂材料にて形成されている。
【0062】図31はステープル133の使用例を示し
ている。ステープル133を血管等の環状器官137に
巻き付けた後、ステープル133の裏面端部にヒータ1
38を押し当てると、アーチ形突起134…が溶融して
ステープル133の表面に固着する。
【0063】このような構成のステープル133は、マ
ジックテープ式となっているので、様々な大きさの環状
器官に適用することができ、しかも、環状器官の締め付
け具合を調整することもできる。
【0064】次に、本発明の第9実施例を図32を参照
して説明する。図32において示すクリップアプリケー
タ140は、図6で示したクリップと同様なクリップ1
52に適用するものである。このクリップアプリケータ
140内には、先端にホーンを有するボルト締めランジ
ュバン型の超音波振動子141が設けられ、この超音波
振動子141の先端には振動伝達部材142が接続され
ている。
【0065】前記振動伝達部材142は伝達部材本体1
43と先端チップ144とで形成され、伝達部材本体1
43の先端には、先端チップ144のねじ部をねじ込む
ためのねじ穴が形成されている。
【0066】また、145は先端チップ144に隣接し
て配設された受け部材を示し、この受け部材145は先
端チップ144の先端作用面に所定の間隔を存して対向
する対向部145aを有する。また、この受け部材14
5はスライド部材147に接続固定された支持パイプ1
46に支持されている。
【0067】前記スライド部材147は超音波振動子1
41を収納するケース148の前端部に摺動自在に取り
付けられ、ケース148には把持用のグリップ149が
設けられている。そして、超音波振動子141には超音
波振動子駆動回路150が接続され、この超音波振動子
駆動回路150には駆動信号発生回路151が接続され
ている。
【0068】したがって、前記のように構成されるクリ
ップアプリケータ140は、駆動信号発生回路151か
らの信号が超音波振動子駆動回路150で増幅され、こ
の増幅された駆動信号により超音波振動子141が作動
する。そして、超音波振動子141によって励起された
超音波振動は、伝達部材本体143と先端チップ144
を超音波振動させる。この伝達部材本体143は、先端
チップ144の作用面において振動振幅が最大(振動の
腹)となるような長さに形成されている。
【0069】このクリップアプリケータ140によって
クリッピングを行なう場合は、たとえばクリップ152
を先端チップ144の作用面と、これに対向する受け部
材145の対向部145aとの間に挟み込む。そして、
ケース148の前端部に位置するスライド部材147を
ケース148側にスライドさせることにより、受け部材
145の対向部145aがクリップ152を押し潰し、
生体組織を狭窄すると共にクリップ152の先端部間の
内面同志が接触する。
【0070】このような状態となった後に、超音波振動
子141を駆動して先端チップ144の作用面を超音波
振動させ、生体管を受け部材145と先端チップ144
との間に適当な押圧力で挟んだ状態で適当な時間保持す
る。そうすると、クリップ152の接触した面同士が超
音波振動により発熱し、溶融して接合する。
【0071】したがって、このような構成のクリップア
プリケータ140は、樹脂製クリップ152の接触した
面同士を超音波振動によって融着することができ、生体
組織のクリッピングを確実に行なうことができる。
【0072】図33は、本発明の第10実施例に係るス
テープラ155の概略構成を示す図で、このステープラ
155は、腸などの管状臓器内に挿入されるシース15
6と、このシース156の先端部に設けられた縫合部1
57およびシース156の基端部に設けられた操作部1
58とで構成されている。
【0073】前記縫合部157は、図34に示すよう
に、シース156の先端に設けられた円筒ハウジング1
59と、この円筒ハウジング159の前方に設けられた
アンビル160とからなり、前記円筒ハウジング159
内には、ステープルリング173をアンビル160に向
けて押し出す筒状のステープルプッシャ161が進退自
在に設けられているとともに、生体組織を円形状に切断
する円筒カッター162がステープルプッシャ161の
内側に進退自在に設けられている。
【0074】ここで、本装置に使用されるステープル
は、図35に示すように、複数本の針部174…を有す
る第1のステープルリング173と、複数の小穴176
…を有する第2のステープルリング175とからなり、
第2のステープルリング175はアンビル160の後端
面に形成されたステープル保持溝に着脱可能に保持され
ている。なお、この両方のステープルリング173,1
75は生体吸収性の樹脂にて形成されている。
【0075】一方、前記操作部158は、シース156
に固定された操作部ハウジング163と、この操作部ハ
ウジング163内に進退自在に設けられたスライド部材
164とで形成され、これら操作部ハウジング163お
よびスライド部材164の下部には、スライド部材16
4をバネ部材165の付勢力に抗して前方に移動させる
ための操作ハンドル166a,166bが取り付けられ
ている。
【0076】また、前記スライド部材164は中空構造
となっており、その内部には超音波振動子167が収納
されている。この超音波振動子167はバネ部材168
によりスライド部材164の前端側に押圧されており、
その前端にはホーンを介して中空の振動伝達部材169
が連結されている。この振動伝達部材169の前端はス
テープルプッシャ161の後端に連結しており、これに
より超音波振動子167の超音波振動がホーンおよび振
動伝達部材169を介してステープルプッシャ161に
伝わるようになっている。なお、振動伝達部材169の
内側にはアンビル軸170が挿通しており、このアンビ
ル軸170の後端部には、アンビル160と円筒ハウジ
ング159との間隔を調整するための締め代調整つまみ
171が設けられている。また、超音波振動子167に
はリード線177を介して超音波振動子駆動回路178
が接続され、この超音波振動子駆動回路178には駆動
信号発生回路179が接続されている。
【0077】このように構成されるステープラ155
は、締め代調整つまみ171を所定方向に回すと、アン
ビル160が円筒ハウジング159の方向へ引き寄せら
れ、これにより図36に示されるように管状臓器180
がアンビル160と円筒ハウジング159との間に挟持
される。この状態で操作ハンドル166a,166bを
操作してスライド部材164を前方にスライドさせる
と、ステープルリング173が円筒ハウジング159か
ら押し出される。このとき、ステープルリング173の
針部174…は管状臓器180を突き抜け、アンビル1
60に保持されたステープルリング175の小穴176
…に嵌合する。
【0078】次に、この状態で超音波振動子167を駆
動すると、超音波振動子167で発生した超音波振動が
振動伝達部材169を介してステープルプッシャ161
に伝わり、さらにステープルプッシャ161からステー
プルリング173に伝わる。これによりステープルリン
グ173の針部174…が超音波振動により発熱して溶
融し、ステープルリング173とステープルリング17
5とが接合される。その後、操作ハンドル166aを操
作ハンドル166b側にさらに引き寄せると、バネ部材
168が圧縮することにより円筒カッター162のみが
前方に押し出され、ステープルリング173,175に
よって縫合された管状臓器180の不要部を円形状に切
除する(図36(b)参照)。
【0079】したがって、このような構成のステープラ
155は、第1のステープルリング173と第2のステ
ープルリング175を超音波振動によって融着すること
が可能となり、管状臓器の縫合を確実に行なうことがで
きる。
【0080】図37ないし図38は本発明の第11実施
例に係るクリップアプリケータのジョー181の部分を
示す。このクリップアプリケータは、クリップを挾持す
るための一対のジョー181を有し、この一対のジョー
181の間にクリップを挟み込んで保持するようになっ
ている。このジョー181のクリップ保持用面には、縫
合針を固定する針固定部182およびクリップ保持溝1
83の両方が設けられている。この針固定部182は網
目状の突起からなり、タングステンカーバイドで形成さ
れている。
【0081】図39は針固定部182の作用説明図であ
り、本実施例ではクリップアプリケータの針固定部18
2で縫合針を保持しながら、第1針の縫合を行う。この
後、そのクリップアプリケータに第1クリップ184a
を持ち変えて、この第1クリップ184aを縫合糸18
5に固定する。そして、すべての縫合が終了した後、最
終縫合部にて図39の位置に第2クリップ184bを固
定して創傷186の縫合を終了する。
【0082】このように本実施例では、ジョー181に
針固定部182およびクリップ保持溝183の両方を設
けたから、縫合と共にその縫合の初めと終りで縫合糸1
85の結び目を作るという複雑な作業を省略することが
でき、また、クリップ装置と持針鉗子の2本を用意する
必要がないので、縫合時間を短縮できる。さらに、腹腔
鏡下の手術において処置具の入れ替えによる気腹ガスの
漏れを防止することができる。
【0083】図40は本発明の第12実施例に係るクリ
ップアプリケータ187を示し、このクリップアプリケ
ータ187内には、複数個のクリップ188…が装填さ
れている。これらのクリップ188…は縫合用糸189
を介して連結しており、各クリツプ188は、図41に
示されるように、糸189を通し、その糸189の途中
に固定するためのカシメ部188aを有している。クリ
ップアプリケータ187内に装填された複数個のクリッ
プ188…は図示しない押出し手段によってジョー19
0の部分に繰り出される。クリップアプリケータ187
の先端部には図示しない糸切り装置を組み込んでもよ
い。
【0084】糸189を通したクリップ188のカシメ
部188aをジョー190によって締め付ければ、その
カシメ部188aが潰され、糸189に固定される。ま
た、カシメ付けを行わず、クリップ188に対して、糸
189が移動可能としてもよい。
【0085】生体の目的部位に第1番目のクリップ18
8を留置した場合にあって、この目的部位への固定が不
確実であるため、そのクリップ188が外れて見失って
しまったとき、その糸189を頼りに捜し出して回収で
きる。第1番目のクリップ188を留置固定後、その近
傍へ第2のクリップ188を留置するときには、その糸
189をガイドとしてクリップアプリケータ187の先
端部を誘導できる。
【0086】また、図42に示すように、複数のクリッ
プ188を前記クリップ188または図示しないステー
プルを例えば創傷の両側に留置後、糸189を引き締め
ることにより、創傷の両側部分の組織を引き寄せ、閉じ
ることができる。
【0087】図43は本発明の第13実施例に係るクリ
ップアプリケータ191の概略構成を示す。このクリッ
プアプリケータ191は、トラカール等を介して体腔内
に挿入されるシース192と、このシース192の基端
部に設けられた操作ハンドル193a,193bと、前
記シース192の先端に開閉自在に設けられた上部ジョ
ー194a及び下部ジョー194bとから構成されてい
る。
【0088】図44に示されるように、前記下部ジョー
194bの前端部上面には、溶融用穴195が設けられ
ている。そして、クリップアプリケータ191の内部に
はレーザ発振器196からのレーザ光を溶融用穴195
の周壁部に形成されたレーザ照射口まで導く光ファイバ
197が設けられている。
【0089】図45は、この実施例のクリップアプリケ
ータ191に使用される樹脂製のクリップ198を示
す。このクリップ198は、上脚部199aと下脚部1
99bとを開閉可能に連結するヒンジ部200を有し、
上脚部199aの内側にはリベット部201が設けら
れ、さらに下脚部199bの内側にはリベット受入れ孔
202がリベット部201に対応する位置に穿設されて
いる。
【0090】このように構成されるクリップアプリケー
タ191を用いて管状組織をクリッピングする場合は、
まず、図46(a)で示すように、上部ジョー194a
と下部ジョー194bとの間にクリップ198を挟持
し、この状態で管状組織203をクリップ198の内側
に入れる。次に、操作ハンドル193a,193bを操
作して上部ジョー194aと下部ジョー194bを閉じ
る。図46(b)で示すように、リベット受入れ孔20
2にリベット部201が入り込む状態となる。この状態
で、溶融用穴195の周壁部に形成されたレーザ照射口
からレーザ光をクリップ198のリベット部201に照
射する。そうすると、クリップ198のリベット部20
1がレーザ光の熱エネルギによって溶解し、図46
(c)で示すように、下脚部199bの下面部に融着す
る。
【0091】したがって、このような構成のクリップア
プリケータ191は、クリップ198のリベット部20
1をレーザ光の熱エネルギで溶着させるので、クリップ
198が管状組織203から外れるようなことがなくな
り、管状組織203の結紮を確実に行うことができる。
【0092】なお、この実施例は単発式のクリップアプ
リケータの例を挙げているが、連発式のものであっても
よい。
【0093】次に、本発明の第14実施例を図47乃至
図49を参照して説明する。図47は、ステープラ21
0を示している。このステープラ210は、挿入部21
1と、この挿入部211の先端に設けられた縫合部21
2および挿入部211の基端部に設けられた操作部21
3とで構成されている。
【0094】図48に示すように、前記縫合部212
は、挿入部211の先端に固定され上方が開口したケー
シング214と、このケーシング214内に着脱可能に
収容されたカートリッジ215と、このカートリッジ2
15の上面(ステープル保持面)に対向して開閉自在に
設けられたアンビル216とで構成される。カートリッ
ジ215の上面中央には、生体組織切断用のナイフ21
9が通るナイフ溝217がケーシング214の長手方向
に沿って形成されている。また、カートリッジ215の
上面には後述するステープル56のステープルベース5
7を装填するための凹部218,218がナイフ溝21
7の両側に設けられている。
【0095】前記アンビル216の内部には、ステープ
ルベース57のベース面に立設されたステープルピン5
9の先端部を熱変形させるためのレーザプローブ220
(図49参照)が配設され、レーザプローブ220の先
端と対向する部位には耐熱材221が設けられている。
【0096】一方、図47に示すように、前記操作部2
13は、開閉レバー223およびファイヤリングレバ2
24を備え、操作部213にはレーザ発振器225が接
続されている。なお、ステープル56は、図12に示し
たものと同一のものであるので、その説明は省略する。
【0097】前記のように構成されるステープラ210
では、カートリッジ215とアンビル216との間に生
体組織222を挟み(図49(a)参照)、ステープル
カバー58を貫通したステープルピン59…の先端部に
レーザプローブ220からレーザ光を照射すると、ステ
ープルピン59…の先端部がレーザ光の熱エネルギによ
って溶融し、ステープルカバー58の上面に溶着する
(図49(b)参照)ので、図11または図19に示し
た実施例と同様の効果を得ることができる。
【0098】次に、本発明の第15実施例を図50ない
し図58を参照して説明する。図50は本発明の第15
実施例に係るクリップアプリケータ230の全体構成を
示す。このクリップアプリケータ230は、操作部23
1の前端から前方に伸長した体内挿入管232を有し、
この体内挿入管232の先端部には、図51に示す如
く、血管等の管状組織234を2個のクリップ235
a,235bで結紮するためのクリップ結紮部233が
設けられている。
【0099】前記クリップ235a,235bは生体吸
収性樹脂からなり、図55に示す如く鋸歯部236と歯
受け部237を両端部に有している。また、これらのク
リップ235a,235bは片側を接合テープ238,
238で接合されており、挿入管232内に設けられた
クリップ駆動バネ239,239(図52参照)により
前方に押し出されるようになっている。このクリップ駆
動バネ239,239は内側がクリップ開き用バネ24
0,240(図53参照)となっており、クリップ23
5a,235bが挿入管232の先端部に押し出される
と、クリップ開き用バネ240,240のバネ力によっ
てクリップ235a,235bが挿入管232の左右方
向に押し出され、挿入管232内に設けられたクリップ
押え部材241,241の先端と対向する位置に移動す
るようになっている(図53参照)。
【0100】前記クリップ押え部材241,241は、
操作部231内に設けられた超音波振動子242(図5
0参照)に連結しており、この超音波振動子242で発
生した超音波振動がクリップ押え部材241,241の
先端に伝わるようになっている。なお、超音波振動子2
42は操作部231内に進退自在に設けられ、操作部2
31の操作レバー243を操作することにより前方にス
ライドするようになっている。また、前記挿入管232
内には管状組織234を接合テープ238と共に切開す
るための切開用ナイフ245(図58参照)が挿入管2
32の軸方向にスライド自在に設けられている。
【0101】このような構成のクリップアプリケータ2
30では、挿入管232の先端部に押し出されたクリッ
プ235a,235bを図57に示す如くクリップ押え
部材241,241で閉塞させた後、超音波振動子24
2を駆動すると、超音波振動子242で発生した超音波
振動がクリップ押え部材241,241を介してクリッ
プ235a,235bに伝わる。これによりクリップ2
35a,235bの鋸歯部236と歯受け部237との
噛み合い面が超音波振動によって発熱し、鋸歯部236
及び歯受け部237が溶融接合するので、クリップ23
5a,235bの外れを防止でき、クリップ235a,
235bによる管状組織234の結紮を確実なものとす
ることができる。
【0102】この実施例ではクリップ235a,235
bの鋸歯部236と歯受け部237との接合を超音波振
動を利用して行なうので、樹脂の内部温度が高くなら
ず、内部温度の上昇による剛性の低下を防ぐことができ
る。
【0103】また、従来から行われている機械的な接続
(例えばラッチ)では、機械的な接合力量を得るために
接続部面積を大きくとらないと、術後に外れるなどの結
紮不全を引き起こすため、クリップの大きさが大きくな
り、結紮部全体の外径も大きく、患者への侵襲(器具を
体内に挿入するための孔)が増え、また操作性も低下す
るのに対し、本実施例では接合面積を大きくとる必要が
ないので、クリップ自体の大きさを小さくすることがで
きる。
【0104】図59ないし図61は本発明の第16実施
例を示し、この実施例は図47及び図48に示したステ
ープラ210のレーザプローブ220を図32に示した
超音波振動子141と振動伝達部材142に置き換え、
ステープルベース57とステープルカバー58とを超音
波振動によって接合させるようにしたものである。
【0105】したがって、このような構成の本実施例で
は、ステープルベース57とステープルカバー58とを
超音波振動によって接合させることができるので、生体
組織の縫合を強固なものとすることができる。
【0106】図62ないし図64は本発明の第17実施
例を示すものである。図62は超音波結紮装置を示し、
これは操作部250と、操作部250より伸長する挿入
部251から成る。操作部250には、超音波振動子2
52、ホーン253、操作レバー254およびハンドル
255を設けている。挿入部251内にはホーン253
から伸びる振動伝達部材256が挿通されてあり、この
振動伝達部材256はその先端に振動端257を有して
いる。さらに、挿入部251の先端には、結紮具保持部
材258があり、これは操作部250の操作レバー25
4を動かすことにより、振動伝達部材256に対して挿
入部251の長手軸方向へ摺動可能である。超音波振動
子252は超音波振動子駆動回路259と駆動信号発生
回路260に接続されている。
【0107】図64はこの超音波結紮装置と組み合わせ
て使用する結紮具261を示す。結紮具261は熱可塑
性の樹脂で一体に作られており、一対の回動自在な脚部
262a,262bと、この脚部262a,262bの
一端同志を接続するヒンジ部263より成り、脚部26
2a,262bの先端部の内面には、複数の小突起26
4を形成している。一方の脚部262aは他方の脚部2
62bより細く、湾曲し易くなっている。
【0108】図63で示すように、結紮具261を保持
する結紮具保持部材258は、振動伝達部材256の振
動端257に対向して位置するアンビル265が屈曲し
て設けられている。そして、結紮具261はその一方の
脚部262aの裏面をアンビル265に当て他方の脚部
262bを振動伝達部材256の振動端257に当てて
保持する。振動伝達部材256は通常弾性的に退避して
いるが、操作レバー254を操作することによりアンビ
ル265を後退させることができる。
【0109】次に、この超音波結紮装置の作用を説明す
る。図63で示すように、アンビル265と振動伝達部
材256の振動端257との間に結紮具261を挟み込
んで保持する。そして、内視鏡の観察下で、体腔内の生
体組織を結紮具261の脚部262a,262bの間に
入れ、操作レバー254を引き、結紮具261の脚部2
62a,262bを閉じる。この状態で振動端257よ
り超音波振動を結紮具261に加える。そのとき、脚部
262a,262bの小突起264が接合した状態で超
音波振動が加わり、小突起264が集中的に溶融し、脚
部262a,262bの接合面同志が融着される。
【0110】しかして、脚部262a,262bの接続
固定面が小突起264により点接触しているため、超音
波による摩擦熱が集中的に発生して溶融されるため、そ
の部分の樹脂が溶解する時間が短くなる。また、固定面
に血液等の体液がある場合でも、小突起264が対向す
る面と確実に接触するため、脚部262a,262bの
同志の固定が確実に行える図65は本発明の第18実施
例を示すものである。この実施例の結紮具267は、一
対の脚部268a,268bの一端をヒンジ部269で
連結する構成であり、樹脂によって一体的に形成されて
いる。脚部268a,268bの先端の融着部以外の部
分270を発泡状の樹脂または複数の小孔を有する樹脂
とした。脚部268a,268bの先端内面を融着部2
71とし、その一方には融着用突部272を、他方の外
面には超音波伝達面273を設ける。その他は前述した
第17実施例と略同様であり、同様に使用される。
【0111】しかして、これを第17実施例と同様の超
音波結紮装置に装着して、超音波振動を加えれば、脚部
268a,268bの融着部271において、融着用突
部272が溶融し、その脚部268a,268b同志を
閉じた状態で固定する。
【0112】この結紮具267の場合、脚部268a,
268bの中途の部分270が密度が小さくなっている
ことから、超音波伝達面に加わった超音波振動が伝わり
にくく、発熱もしにくい。よって脚部268a,268
bの間に挾持された組織に超音波による影響や、熱によ
る影響を与えにくくなる。なお、この密度が小である部
分270は溶着部以外の脚部内面にのみ設けてもよく、
スポンジ状の樹脂を脚部内面に貼り付けてもよい。
【0113】図66は本発明の第19実施例を示すもの
である。この実施例の結紮具275は、一対の脚部27
6a,276bの一端をヒンジ部277で連結する構成
であり、熱可塑性樹脂によって一体に成形されている。
脚部276a,276bの一方の先端部内面には融着用
突部278を設け、これと対向して他方の脚部276b
の先端部の内面部は凹部279となっている。さらに、
この脚部276bの先端部裏面には、脚部長手軸と垂直
な断面で凹形となるような凹部280を設けている。こ
の結紮具275は、凹部280に前述した振動伝達部材
256の振動端257を当てるようにして超音波結紮装
置に装着される。しかして、第17実施例と同様に使用
される際、超音波振動による脚部276a,276bの
同志の横方向のズレがなくなり、また、溶融する時間が
早くなる。
【0114】図67は本発明の第20実施例を示すもの
である。この実施例の結紮具281は、前述した実施例
と同様、一対の脚部282a,282bの一端をヒンジ
部283で連結する構成であり、熱可塑性樹脂によって
一体に成形されている。この実施例では、脚部282
a,282bの内面であって、前記ヒンジ部283近傍
に融着用突起284を設ける。この突起284は生体組
織を挟み込んで、前述したような手段で溶融して脚部2
82a,282bを固定する。また、脚部282bの途
中部分は他方の脚部282aから退避する向きに湾曲し
ている。
【0115】この結紮具281にあっては、融着用の突
起284が脚部282a,282bの先端にないことか
ら、脚部282a,282bの間に生体組織を挟み込む
際、その突起284に生体組織を引っ掛けることがな
く、また、融着固定の際には生体組織が邪魔になること
がない。また、平面的な生体組織に取り付けることも可
能である。
【0116】図68ないし図70は本発明の第21実施
例を示すものである。この実施例の結紮具290は、前
述した実施例と同様、一対の脚部291a,291bの
一端をヒンジ部292で連結する構成であり、熱可塑性
樹脂によって一体に成形されている。この実施例では、
脚部291a,291bの内面であって、前記ヒンジ部
292の近傍に比較的短い融着用針状突起293を設
け、先端部近傍に比較的長い融着用針状突起294を設
ける。針状突起293,294を設けた脚部291bの
先端部の上面(裏面)には超音波振動端受け凹部295
が形成されている。これの他の構成は前述した実施例と
略同様である。
【0117】この結紮具290に組み合わせて用いる超
音波結紮装置は、図70で示すように、操作部296と
挿入部297より成り、操作部296はハンドル部29
8と回動自在なレバー299より成り、操作部296の
内部には超音波振動子300を設けてある。さらに、ハ
ンドル部298の、レバー299と対向する側には、駆
動回路301、発振回路302と電気的に接続されるス
イッチ303が設けられている。
【0118】挿入部297内には超音波伝達部材304
とジョー開閉リンク305を有している。超音波伝達部
材304の基端は操作部296内において前記レバー2
99と接続され、挿入部297の先端ではジョー306
の回動端と接続される。前記ジョー306は挿入部29
7の先端において回動可能に接続されている。また、超
音波伝達部材304は先端に超音波振動端307を有す
る。
【0119】しかして、図70で示すように、ジョー3
06と超音波振動端307との間に結紮具(クリップ)
290を保持する。そして、図60(a)で示すよう
に、結紮具290の脚部291a,291b間に血管等
の生体組織308を位置させ、レバー299を引き操作
して閉じる。その後、ハンドル部298にあるスイッチ
303を押し、超音波振動を発振させ、超音波振面から
結紮具290に超音波を加える。
【0120】生体組織308の周囲に剥離不十分のため
脂肪等309が付着していても針状突部293,294
が超音波振動により、脂肪などの中に押し進められ、対
向する脚部291a,291bと突き当ったところで溶
融し、結紮具290は閉じた状態で固定される。超音波
振動により、針状突起293,294が軽い力で生体組
織に刺入可能である。
【0121】しかして、血管等の生体組織308の周囲
が剥離不十分でも結紮を行うことができる。また、脚部
291a,291bの内側に複数の針状突部293,2
94を設けたので、その針状突部293,294の間に
生体組織308の結紮部位を閉じ込める。このため、生
体組織308の結紮部位がずれるということがない。
【0122】図71は本発明の第22実施例を示すもの
である。この実施例の結紮具(クリップ)310は、一
対の脚部311a,311bの一端をヒンジ部312で
連結する構成であり、これらは熱可塑性樹脂によって一
体に成形されている。脚部311a,311bの先端部
内面には波状の突起部313を形成して融着面部を形成
している。その他、使用方法等は前述した実施例と同様
である。融着面部に波状の突起部313を形成したから
融着性が増し、脚部311a,311b同志を接合固定
する力を大きくする。このため、結紮力を強くすること
が可能となる。
【0123】図72ないし図73は本発明の第23実施
例を示すものである。この実施例は、クリップ(結紮縫
合)装置の挿入部先端に開閉自在に第1ジョー317、
第2ジョー318を設け、第1ジョー317にはクリッ
プ保持用溝319を設け、クリップ保持溝319の内部
には棒状に突出したヒータ320を設ける。ヒータ32
0は断熱部材327で保持されている。第2ジョー31
8の内面にはクリップ保持用溝328を形成するととも
にクリップ保持用突起321を設けている。
【0124】一方、これに用いるクリップ322は熱可
塑性樹脂によって一体に成形される。これは一対の脚部
323a,323bの一端をヒンジ部323cで連結す
る構成であり、さらに、一方の脚部323aの先端部に
は貫通した溶着用孔324、これに対応して他方の脚部
323bの内面には溶着用突起325が形成されてい
る。脚部323a,323bを閉じる際、溶着用突起3
25は溶着用孔324に嵌まり込む。溶着用突起325
を設けた他方の脚部323bの外面には保持孔326を
形成している。
【0125】このクリップ322をクリップ装置に装填
する場合には、第1ジョー317のクリップ保持溝31
9にその一方の脚部323aを嵌め込み、同時に溶着用
孔324にヒータ320を差し込む。また、第2ジョー
318のクリップ保持溝328には、他方の脚部323
bを嵌め込むとともにその保持孔326にクリップ保持
突起321を嵌め込む。このようにしてクリップ322
を第1ジョー317と第2ジョー318の間に保持す
る。
【0126】そして、このクリップ装置を体腔内に誘導
し、手元側からの遠隔操作により、一対の脚部323
a,323bを開いてこの間に生体組織を挟み込む。そ
の後、ヒータ320を発熱させてこれに突き当たる溶着
用突起325を加熱して溶融すれば、脚部323a,3
23bの間を溶着固定し、クリップ322を閉じた状態
に固定することができる。
【0127】しかして、この実施例の構成によれば、加
熱の際、溶着部以外に熱が伝わるのを少なくすることが
でき、かつ、加熱温度を低くすることができる。また、
本実施例の変形例としてヒーターを針状にしてもよい。
このことにより、さらに溶着部の効率的な加熱ができる
ことになる。
【0128】図74は本発明の第24実施例のクリップ
(結紮具)の例を示す。これは前記第23実施例のクリ
ップ322の一対の脚部323a,323bの中間部分
に、温度変化に応じて色が変わる感熱材料を混入した例
である。他の構成や使用方法は前記実施例と同様であ
る。これによれば、溶着固定の際、脚部323a,32
3bの温度の変化を色の変化で知ることができ、適切な
温度で溶着することができる。
【0129】図75ないし図78は本発明の第25実施
例を示すものである。これは超音波振動を用いて融着す
るクリップ330の例である。このクリップ330は、
熱可塑性樹脂から一体に成形したものであり、第1脚3
31と第2脚332を有し、これらを開閉できるように
その各一端をヒンジ部333で結合してなる。それぞれ
の脚331,332の中途部はそれぞれ組織把持部を構
成し、脚331,332は末端部は融着部334,33
5を形成している。
【0130】第1脚331のは間隔をあけて平行な2本
の角柱部材336からなり、第2脚332は1本の角柱
部材337からなり、第1脚331と第2脚332を閉
じたとき、第1脚331の2本の角柱部材336の間に
第2脚332の1本の角柱部材337が位置するような
寸法関係になっている。第1脚331と第2脚332の
融着部334,335は、組織把持部を形成する角柱部
材336,337の厚さよりも薄く平板状に形成されて
いる。融着部334,335の対向する内面にはそれぞ
れ突起部338が設けられている。
【0131】そして、このクリップ330は、図示しな
いクリップ装置に装着されて体腔内に導き入れる。そし
て、図77(a)から(b)で示すようにその脚33
1,332の組織把持部の間に組織339を挟んだ状態
で閉鎖し、融着部334,335をクリップアプリケー
タにおける一対の先端チップ340の対向部間で圧迫
し、超音波振動をかける。すると、融着部334,33
5が摩擦熱により融解して両者は固着し、クリップ33
0は組織339に固定される。
【0132】なお、融着部334,335の厚さが組織
把持部の厚さより薄いため、図78で波線で示したよう
に超音波が組織把持部側には伝わりにくい。また、第1
脚336と第2脚337の組織把持部が互いに接触しな
いため、ここで、摩擦熱が発生せず、その組織把持部が
融解しない。このため、融着部334,335のみを限
定して融着することができる。
【0133】図79は本発明の第26実施例のクリップ
(結紮具)の例を示す。これは前記クリップ330の脚
部331,332を角柱部材から構成するのではなく、
平板形状のものとして形成する。また、第1脚部331
の把持面側に段差部341を設け、クリップ330を閉
じた際、融着部334,335同志は接するが、組織把
持部については接触しないようにしたものである。その
他の動作、作用、効果は前記25実施例に同じである。
また、融着部334,335を薄くするか、組織把持部
が接しないようにするか、いずれか一方の方法のみで
も、同様の効果は得られる。
【0134】図80は本発明の第27実施例を示し、こ
れは前述した第1実施例のものの変形例である。すなわ
ち、そのクリップアプリケータ10の一方の第1のクリ
ップ挾持部材13に設けた通電発熱体19の周囲を断熱
部材345で覆ったものである。この断熱部材345と
しては、セラミック、内部に気体や液体を封入した部
材、フッ素樹脂等の耐熱性樹脂等が使用可能である。
【0135】これによれば、クリップのピン4のみが通
電発熱体19に接すると共に、通電発熱体19の熱が他
の部分へ伝達されないので、ピン4のみを限定的に融解
することができる。
【0136】図81ないし図82は本発明の第28実施
例を示すものである。同図中、351はクリップアプリ
ケータの挿入部用シースであり、このシース351の先
端からクリップ保持部材352が突き出されている。ク
リップ保持部材352はその先端部分を屈曲してこの内
側に熱可塑性樹脂製のクリップ353を保持する構成に
なっている。シース351の内部には超音波振動伝達部
材354が進退自在に収納されている。この超音波振動
伝達部材354の基端は、クリップアプリケータの手元
部において図示しない超音波振動子に接続されている。
超音波振動伝達部材354の先端は、クリップ保持部材
352に保持されたクリップ353に当接する。
【0137】また、前記クリップ保持部材352と超音
波振動伝達部材354とには、それぞれ突起状のストッ
パ355が対応するように付設されている。超音波振動
伝達部材354が所定量の前進移動を示したとき、スト
ッパ355同志が当たり、超音波振動伝達部材354の
前進を停止する。
【0138】しかして、クリップ353を装着したクリ
ップアプリケータを体腔内に導入し、クリップ353の
間に、例えば血管等の組織を入れる。超音波振動伝達部
材354を摺動させて、図82で示すように、クリップ
353を閉じ、組織を閉じ込む。ここで、超音波振動子
を動作させる。すると、超音波振動が超音波振動伝達部
材354を介して、クリップ353に伝わり、クリップ
353の接合面が溶着して固定する。
【0139】そして、必要な程度にクリップ354の溶
着が完了すると、ストッパ355同志が当たり、超音波
振動伝達部材354の移動が止まり、クリップ353の
溶着が停止する。以上のようにして、血管等の組織を安
定してクリッピングすることができる。
【0140】図83ないし図85は本発明の第29実施
例を示すものである。この実施例のクリップアプリケー
タは前記第28実施例の構成においてのストッパ355
を省略した構成に、次の構成を付加したものである。す
なわち、超音波振動伝達部材354の先端面部分に、前
述または後述するようなクリップ353の幅に適合する
ように係止用溝356を設けたものである。
【0141】しかして、このクリップアプリケータを使
用する場合には、その係止用溝356にクリップ353
の少なくとも一方の脚部を嵌め込んで装着する。そし
て、このクリップアプリケータを体腔内に導入し、開い
たクリップ353の間に、例えば血管等の組織を入れ
る。ついで、超音波振動伝達部材354を押し進め、ク
リップ353を閉じ、血管等の組織を閉じ込む。ここ
で、超音波振動子を動作させる。すると、超音波振動が
超音波振動伝達部材354を介して、クリップ353に
伝わり、そのクリップ353の接合面同士を溶着する。
【0142】また、必要な程度にクリップ353の溶着
が完了すると、超音波振動伝達部材354がクリップ保
持部材352の屈曲部に当たり、超音波振動伝達部材3
54の移動が止まり、クリップ353の溶着が停止す
る。以上のようにして、血管を安定してクリッピングす
ることができる。
【0143】図86ないし図87は、本発明の第30実
施例を示すものである。この実施例のクリップアプリケ
ータは前記第28実施例の構成においてストッパ355
を省略した構成に次の構成を付加したものである。すな
わち、クリップ353が振動等により位置ずれや脱落を
防止するため、超音波振動伝達部材354の先端面部分
に、クリップ353の幅に適合するように係止用溝35
7を設け、また、クリップ保持部材352には囲い35
8を設けたものである。
【0144】図88は本発明の第31実施例を示すもの
である。この実施例は、前述した第28実施例のクリッ
プアプリケータにおけるストッパ355をスイッチ接点
361として、これにより超音波振動子駆動回路362
を操作する。超音波振動子駆動回路362は超音波振動
伝達部材354を駆動する超音波振動子(図示しない)
に接続される。
【0145】前述したと同様の手順で、クリップ353
の間に、血管等の組織を入れる。そして、超音波振動伝
達部材354を摺動させて押し進め、クリップ353に
当接させてそのクリップ353を閉じ、組織をクリップ
353内に閉じ込む。ここで、超音波振動子を動作させ
る。すると、超音波振動が超音波振動伝達部材354を
介して、超音波振動がクリップ353に伝わり、クリッ
プ353の接合部を溶着する。必要な程度にクリップ3
53の溶着が完了すると、スイッチ接点361同志が当
たり、スイッチが閉成する。すると、超音波振動子駆動
回路362の出力が止まり、クリップ353の溶着が停
止する。以上のようにして、血管等の組織を安定してク
リッピングすることができる。
【0146】図89は、本発明の第32実施例を示すも
のである。この実施例は前述した第31実施例の変形例
であり、スイッチ接点361の代わりにタイマー364
を設けたものである。超音波振動子駆動回路362は、
そのタイマー364に接続され、クリップ353の溶着
に必要な程度に時間が経過すると、タイマー364の出
力が変化し、超音波振動子駆動回路362の出力を停止
し、クリップ353の溶着が自動的に停止するようにし
たものである。これによると、血管等の組織をより安定
してクリッピングすることができる。
【0147】図90は、本発明の第33実施例を示すも
のである。この実施例は、前述した第32実施例の変形
例であり、クリップ保持部材352にクリップ353の
溶着に必要な温度を検出する温度センサ365を設け、
この温度センサ365で検出した温度が溶着温度になっ
たとき、温度センサ365で検出された信号が、超音波
振動子駆動回路362に入力し、クリップ353の溶着
を調整する。
【0148】図91ないし図92は、本発明の第34実
施例を示すものである。この実施例は熱可塑性樹脂によ
って一体に成形されているクリップ370の例であり、
このクリップ370は一対の脚部371a,371bの
一端をヒンジ部372で連結している。また、一対の脚
部371a,371bは組織把持部373を形成し、脚
部371a,371bの先端部分は熱で溶着し合う溶着
部374となっている。脚部371a,371bの溶着
し合う溶着部374の溶着面375は、クリップ370
の開閉方向と平行で摺合する関係にある。
【0149】このクリップ370を使用する場合、前記
同様にその脚部371a,371bの間に血管等を組織
を挟み込み、図92(a)で示すように脚部371a,
371bを閉じる。そして、図示しないクリップアプリ
ケータにより、図92(a)で示すように溶着面375
同志が圧接する矢印方向から圧力を加えながら、ヒータ
や超音波で加熱させると、溶着面375同志が溶着す
る。
【0150】ここで、血管等の組織からの反力で、クリ
ップ370が開こうとしても、溶着面375には剪断力
が加わるため、接合強度は強い。以上のようにして、血
管等を安定してクリッピングすることができる。
【0151】図93ないし図94は、本発明の第35実
施例を示すものである。この実施例は熱可塑性樹脂によ
って一体に成形されているクリップの例であり、このク
リップは一対の脚部376a,376bの一端をヒンジ
部377で連結している。また、一方の脚部376aの
先端部内面には楔状の突起378が突設され、他方の脚
部376bの先端部内面には、その突起378を嵌め込
む凹部379を形成している。
【0152】そして、図94で示すように、このクリッ
プの脚部376a,376bを閉じたとき、突起378
と凹部379が嵌合し、その嵌合面が、クリップの開閉
方向に略平行になる関係にある。また、この嵌合面が溶
着面でくさび型になっているから、しまりばめの関係に
なるため、血管からの反力で、クリップが開こうとして
も、溶着面には、剪断力が加わるため、接合強度は強
い。図94で示す矢印の向きから、脚部376a,37
6bの先端部を挟み、熱や超音波振動を供給して、その
嵌合接合面を溶着固定する。以上のようにして、血管等
を安定してクリッピングすることができる。
【0153】図95ないし図96は、本発明の第36実
施例を示すものである。この実施例は熱可塑性樹脂によ
って一体に成形されているクリップ380の例であり、
このクリップ380は一対の脚部381a,381bの
一端をヒンジ部382で連結している。一方の脚部38
1aの先端には、他方の脚部381aの先端面に向かっ
て突出する融着片383が一体に設けられている。この
融着片383はクリップ380の脚部381a,381
bを閉じたとき、図96で示すように他方の脚部381
aの先端面に接合する。この接合溶着面はクリップ38
0の開閉方向と平行である。
【0154】しかして、前述したと同様、クリップ38
0の間に血管等の組織を入れ、クリップ380を閉じ、
図96で矢印で示す向きから、熱や超音波振動を供給し
て、溶着面を溶着固定する。ここで、血管からの反力
で、クリップ380が開こうとしても、溶着面には、剪
断力が加わるため、接合強度は強い。以上のようにし
て、血管を安定してクリッピングすることができる。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、熱
可塑性樹脂からなるクリップやステープラ等の結紮縫合
部材を生体組織に確実に固定することができ、生体組織
の結紮や縫合を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る結紮縫合装置の概略
構成図。
【図2】同実施例に係る結紮縫合装置に適用されるクリ
ップの斜視図。
【図3】図1に示すクリップ挟持部を示す斜視図。
【図4】図1に示すクリップ挟持部の構成を示す断面
図。
【図5】図1に示す結紮縫合装置の作用説明図。
【図6】図7に示す結紮縫合装置に適用されるクリップ
の斜視図。
【図7】本発明の第2実施例に係る結紮縫合装置のクリ
ップ挟持部の断面図。
【図8】クリップの変形例を示す図。
【図9】本発明の第3実施例に係る結紮縫合装置の概略
構成図。
【図10】図9に示す結紮縫合装置のクリップ挟持部の
断面図。
【図11】本発明の第4実施例に係る結紮縫合装置の概
略構成図。
【図12】図11に示すクランプ部の構成を示す図。
【図13】図12に示すアンビルの一部切欠側面図。
【図14】図12に示すカートリッジの一部切欠側面
図。
【図15】図11に示す結紮縫合装置の作用説明図。
【図16】本発明の第5実施例に係る結紮縫合装置の先
端部を示す一部切欠側面図。
【図17】図16に示す結紮縫合装置の作用説明図。
【図18】図16に示す結紮縫合装置に適用されるステ
ープルの構成図。
【図19】本発明の第6実施例に係る結紮縫合装置の先
端部を示す一部切欠側面図。
【図20】本発明の第7実施例に係る結紮縫合装置の外
観図。
【図21】図21に示す結紮縫合装置のステープル放出
部とステープル受け部の構成を示す一部切欠側面図。
【図22】図21に示す結紮縫合装置に適用されるステ
ープルの斜視図。
【図23】本発明の第8実施例に係る結紮縫合装置の外
観図。
【図24】同実施例に係る結紮縫合装置の先端部を示す
断面図。
【図25】図23に示す結紮縫合装置の変形例を示す断
面図。
【図26】ステープルの第1変形例を示す図。
【図27】図26に示すステープルで生体組織を縫合す
る場合の説明図。
【図28】ステープルの第2変形例を示す図。
【図29】ステープルの第3変形例を示す図。
【図30】ステープルの第4変形例を示す図。
【図31】図30に示すステープルで生体組織を結紮す
る場合の説明図。
【図32】本発明の第9実施例に係る結紮縫合装置の概
略構成図。
【図33】本発明の第10実施例に係る結紮縫合装置の
概略構成図。
【図34】図33に示す結紮縫合装置の先端部を示す斜
視図。
【図35】図33に示す結紮縫合装置に適用されるステ
ープルの斜視図。
【図36】図33に示す結紮縫合装置の作用説明図。
【図37】本発明の第11実施例に係る結紮縫合装置の
ジョーの個所を示す平面図。
【図38】図37に示したジョーの側面図。
【図39】本発明の第11実施例に係る結紮縫合装置の
作用説明図。
【図40】本発明の第12実施例に係る結紮縫合装置を
示す図。
【図41】クリップの断面図。
【図42】本発明の第12実施例に係る結紮縫合装置の
作用説明図。
【図43】本発明の第13実施例に係る結紮縫合装置の
概略構成図。
【図44】同実施例に係る結紮縫合装置の先端部を示す
一部切欠側面図。
【図45】同実施例に係る結紮縫合装置に使用されるク
リップの斜視図。
【図46】同実施例に係る結紮縫合装置の作用説明図。
【図47】本発明の第14実施例に係る結紮縫合装置の
外観図。
【図48】同実施例に係る結紮縫合装置の先端部の構造
を示す図。
【図49】同実施例に係る結紮縫合装置の作用説明図。
【図50】本発明の第15実施例に係る結紮縫合装置の
外観図。
【図51】図50に示す結紮縫合装置の機能説明図。
【図52】図50に示す結紮縫合装置の内部構造を示す
断面図。
【図53】図50に示す結紮縫合装置の動作説明図。
【図54】図50に示す結紮縫合装置の動作説明図。
【図55】クリップの斜視図。
【図56】図50に示す結紮縫合装置の動作説明図。
【図57】図50に示す結紮縫合装置の動作説明図。
【図58】図50に示す結紮縫合装置の動作説明図。
【図59】本発明の第16実施例に係る結紮縫合装置の
概略構成図。
【図60】図59に示す結紮縫合装置の先端部の構成を
示す図。
【図61】図59に示す結紮縫合装置の先端部の断面
図。
【図62】本発明の第17実施例に係る結紮縫合装置の
概略構成図。
【図63】図62に示す結紮装置の先端部の構成を示す
図。
【図64】図62に示す結紮装置に使用する結紮具の斜
視図。
【図65】本発明の第18実施例に係る結紮具の斜視
図。
【図66】本発明の第19実施例に係る結紮具の斜視
図。
【図67】本発明の第20実施例に係る結紮具の斜視
図。
【図68】本発明の第21実施例に係る結紮具の斜視
図。
【図69】同じく第21実施例に係る結紮具の結紮作用
の説明図。
【図70】同じく第21実施例に係る結紮縫合装置の概
略構成図。
【図71】本発明の第22実施例に係る結紮具の斜視
図。
【図72】本発明の第23実施例に係る結紮縫合装置の
ジョーの部分を示す斜視図。
【図73】本発明の第23実施例に係る結紮縫合装置の
ジョーの部分を示す断面図。
【図74】本発明の第24実施例に係る結紮具の斜視
図。
【図75】本発明の第25実施例に係る結紮具の斜視
図。
【図76】本発明の第25実施例に係る結紮具の側面
図。
【図77】図76におけるA−A線に沿う部分の断面
図。
【図78】本発明の第25実施例に係る結紮具の溶着作
用の説明図。
【図79】本発明の第26実施例に係る結紮具の斜視
図。
【図80】本発明の第27実施例に係る結紮縫合装置の
ジョーの部分を示す断面図。
【図81】本発明の第28実施例に係る結紮縫合装置の
斜視図。
【図82】本発明の第28実施例に係る結紮縫合装置の
斜視図。
【図83】本発明の第29実施例に係る結紮縫合装置の
斜視図。
【図84】本発明の第29実施例に係る結紮縫合装置の
側面図。
【図85】本発明の第29実施例に係る結紮縫合装置の
平面図。
【図86】本発明の第30実施例に係る結紮縫合装置の
側面図。
【図87】本発明の第30実施例に係る結紮縫合装置の
平面図。
【図88】本発明の第31実施例に係る結紮縫合装置の
概略的な構成図。
【図89】本発明の第32実施例に係る結紮縫合装置の
概略的な構成図。
【図90】本発明の第33実施例に係る結紮縫合装置の
概略的な構成図。
【図91】本発明の第34実施例に係る結紮具の開いた
状態の斜視図。
【図92】本発明の第34実施例に係る結紮具の閉じた
状態の斜視図。
【図93】本発明の第35実施例に係る結紮具の開いた
状態の斜視図。
【図94】本発明の第35実施例に係る結紮具の閉じた
状態の斜視図。
【図95】本発明の第36実施例に係る結紮具の開いた
状態の側面図。
【図96】本発明の第36実施例に係る結紮具の閉じた
状態の側面図。
【符号の説明】
11…シース、12…クリップ挾持部、13…第1の挾
持部材、14…第2の挾持部材、15…操作部、16…
固定操作ハンドル、17…可動操作ハンドル、19…通
電発熱体、41…挿入部、42…クランプ部、43…ケ
ーシング、44…カートリッジ、45…アンビル、50
…ヒータ。
フロントページの続き (72)発明者 鶴田 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 向澤 明人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 倉本 聖治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中田 明雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 塚越 壯 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 木村 修一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴田 敏彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなる結紮縫合部材を用
    いて生体組織を結紮または縫合するものにおいて、前記
    結紮縫合部材を熱変形させて生体組織に固定する手段を
    備えたことを特徴とする結紮縫合装置。
JP5094963A 1992-06-04 1993-03-31 結紮縫合装置 Withdrawn JPH0647048A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5094963A JPH0647048A (ja) 1992-06-04 1993-03-31 結紮縫合装置
US08/384,210 US5658300A (en) 1992-06-04 1995-02-03 Tissue fixing surgical instrument, tissue-fixing device, and method of fixing tissues
US08/461,987 US5649937A (en) 1992-06-04 1995-06-05 Tissue-fixing surgical device, and method of fixing tissues
US08/620,364 US5797931A (en) 1992-06-04 1996-03-22 Tissue-fixing surgical instrument, tissue-fixing device, and method of fixing tissues
US08/808,456 US5906625A (en) 1992-06-04 1997-02-28 Tissue-fixing surgical instrument, tissue-fixing device, and method of fixing tissue

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14464092 1992-06-04
JP4-144640 1992-06-04
JP5094963A JPH0647048A (ja) 1992-06-04 1993-03-31 結紮縫合装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0647048A true JPH0647048A (ja) 1994-02-22

Family

ID=26436186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5094963A Withdrawn JPH0647048A (ja) 1992-06-04 1993-03-31 結紮縫合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0647048A (ja)

Cited By (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004508873A (ja) * 2000-09-22 2004-03-25 ボストン サイエンティフィック リミティド 組織襞を作って留めるための方法及び装置
JP2006515529A (ja) * 2003-01-29 2006-06-01 ユニバーシティ カレッジ ロンドン 突起のない外科クリップ
JP2008043789A (ja) * 1997-03-05 2008-02-28 Trustees Of Columbia Univ In The City Of New York 組織をシールおよび/または切断するための電熱デバイス
US7744609B2 (en) 1999-10-21 2010-06-29 Edwards Lifesciences Corporation Minimally invasive mitral valve repair method and apparatus
JP2013512723A (ja) * 2009-12-02 2013-04-18 ジョンソン・アンド・ジョンソン・リミテッド 外科的処置に適応可能な改良された結紮装置
JP2013537813A (ja) * 2010-09-21 2013-10-07 スポートウェルディング・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 複数の組織部分の接続
JP2014133128A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Covidien Lp 円形状ステープル留め器具
JP2016511098A (ja) * 2013-03-14 2016-04-14 エシコン・エンド−サージェリィ・インコーポレイテッドEthicon Endo−Surgery,Inc. 外科用エネルギー装置と共に使用される機械的締結具
JP2016529997A (ja) * 2013-08-15 2016-09-29 エシコン・エンド−サージェリィ・エルエルシーEthicon Endo−Surgery, LLC 横切開ブレードを有するクリップを備えた外科用器具
JP2017077492A (ja) * 2010-12-07 2017-04-27 グローブテック 2000 ピーティーワイ リミテッド 外科用クリップのためのマニピュレータ
WO2017085893A1 (ja) * 2015-11-20 2017-05-26 オリンパス株式会社 処置具、及び縫合部材
WO2018185901A1 (ja) * 2017-04-06 2018-10-11 オリンパス株式会社 処置具
US10245065B2 (en) 2007-11-30 2019-04-02 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
US10245064B2 (en) 2016-07-12 2019-04-02 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instrument with piezoelectric central lumen transducer
US10285723B2 (en) 2016-08-09 2019-05-14 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blade with improved heel portion
US10357303B2 (en) 2015-06-30 2019-07-23 Ethicon Llc Translatable outer tube for sealing using shielded lap chole dissector
US10398466B2 (en) 2007-07-27 2019-09-03 Ethicon Llc Ultrasonic end effectors with increased active length
US10420579B2 (en) 2007-07-31 2019-09-24 Ethicon Llc Surgical instruments
US10441308B2 (en) 2007-11-30 2019-10-15 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instrument blades
US10531910B2 (en) 2007-07-27 2020-01-14 Ethicon Llc Surgical instruments
US10537352B2 (en) 2004-10-08 2020-01-21 Ethicon Llc Tissue pads for use with surgical instruments
US10603064B2 (en) 2016-11-28 2020-03-31 Ethicon Llc Ultrasonic transducer
US10709906B2 (en) 2009-05-20 2020-07-14 Ethicon Llc Coupling arrangements and methods for attaching tools to ultrasonic surgical instruments
US10722261B2 (en) 2007-03-22 2020-07-28 Ethicon Llc Surgical instruments
US10779848B2 (en) 2006-01-20 2020-09-22 Ethicon Llc Ultrasound medical instrument having a medical ultrasonic blade
US10779847B2 (en) 2016-08-25 2020-09-22 Ethicon Llc Ultrasonic transducer to waveguide joining
US10820920B2 (en) 2017-07-05 2020-11-03 Ethicon Llc Reusable ultrasonic medical devices and methods of their use
US10828059B2 (en) 2007-10-05 2020-11-10 Ethicon Llc Ergonomic surgical instruments
US10828057B2 (en) 2007-03-22 2020-11-10 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments
US10835768B2 (en) 2010-02-11 2020-11-17 Ethicon Llc Dual purpose surgical instrument for cutting and coagulating tissue
US10842580B2 (en) 2012-06-29 2020-11-24 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments with control mechanisms
US10842522B2 (en) 2016-07-15 2020-11-24 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments having offset blades
US10856896B2 (en) 2005-10-14 2020-12-08 Ethicon Llc Ultrasonic device for cutting and coagulating
US10874418B2 (en) 2004-02-27 2020-12-29 Ethicon Llc Ultrasonic surgical shears and method for sealing a blood vessel using same
US10893883B2 (en) 2016-07-13 2021-01-19 Ethicon Llc Ultrasonic assembly for use with ultrasonic surgical instruments
US10952759B2 (en) 2016-08-25 2021-03-23 Ethicon Llc Tissue loading of a surgical instrument
US11020140B2 (en) 2015-06-17 2021-06-01 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical blade for use with ultrasonic surgical instruments
US11033292B2 (en) 2013-12-16 2021-06-15 Cilag Gmbh International Medical device
USD924400S1 (en) 2016-08-16 2021-07-06 Cilag Gmbh International Surgical instrument
US11058447B2 (en) 2007-07-31 2021-07-13 Cilag Gmbh International Temperature controlled ultrasonic surgical instruments
US11369402B2 (en) 2010-02-11 2022-06-28 Cilag Gmbh International Control systems for ultrasonically powered surgical instruments
WO2022231395A1 (ko) * 2021-04-30 2022-11-03 경상국립대학교산학협력단 펀칭형 홍채절개기
US11877734B2 (en) 2007-07-31 2024-01-23 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instruments

Cited By (74)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008043789A (ja) * 1997-03-05 2008-02-28 Trustees Of Columbia Univ In The City Of New York 組織をシールおよび/または切断するための電熱デバイス
US7744609B2 (en) 1999-10-21 2010-06-29 Edwards Lifesciences Corporation Minimally invasive mitral valve repair method and apparatus
US7758595B2 (en) 1999-10-21 2010-07-20 Edwards Lifesciences Corporation Minimally invasive mitral valve repair method and apparatus
US8361086B2 (en) 1999-10-21 2013-01-29 Edwards Lifesciences Corporation Minimally invasive mitral valve repair method and apparatus
JP2004508873A (ja) * 2000-09-22 2004-03-25 ボストン サイエンティフィック リミティド 組織襞を作って留めるための方法及び装置
JP2006515529A (ja) * 2003-01-29 2006-06-01 ユニバーシティ カレッジ ロンドン 突起のない外科クリップ
US10874418B2 (en) 2004-02-27 2020-12-29 Ethicon Llc Ultrasonic surgical shears and method for sealing a blood vessel using same
US11730507B2 (en) 2004-02-27 2023-08-22 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical shears and method for sealing a blood vessel using same
US11006971B2 (en) 2004-10-08 2021-05-18 Ethicon Llc Actuation mechanism for use with an ultrasonic surgical instrument
US10537352B2 (en) 2004-10-08 2020-01-21 Ethicon Llc Tissue pads for use with surgical instruments
US10856896B2 (en) 2005-10-14 2020-12-08 Ethicon Llc Ultrasonic device for cutting and coagulating
US10779848B2 (en) 2006-01-20 2020-09-22 Ethicon Llc Ultrasound medical instrument having a medical ultrasonic blade
US10722261B2 (en) 2007-03-22 2020-07-28 Ethicon Llc Surgical instruments
US10828057B2 (en) 2007-03-22 2020-11-10 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments
US11607268B2 (en) 2007-07-27 2023-03-21 Cilag Gmbh International Surgical instruments
US11690641B2 (en) 2007-07-27 2023-07-04 Cilag Gmbh International Ultrasonic end effectors with increased active length
US10531910B2 (en) 2007-07-27 2020-01-14 Ethicon Llc Surgical instruments
US10398466B2 (en) 2007-07-27 2019-09-03 Ethicon Llc Ultrasonic end effectors with increased active length
US11877734B2 (en) 2007-07-31 2024-01-23 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instruments
US11058447B2 (en) 2007-07-31 2021-07-13 Cilag Gmbh International Temperature controlled ultrasonic surgical instruments
US10420579B2 (en) 2007-07-31 2019-09-24 Ethicon Llc Surgical instruments
US11666784B2 (en) 2007-07-31 2023-06-06 Cilag Gmbh International Surgical instruments
US10828059B2 (en) 2007-10-05 2020-11-10 Ethicon Llc Ergonomic surgical instruments
US11766276B2 (en) 2007-11-30 2023-09-26 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical blades
US11253288B2 (en) 2007-11-30 2022-02-22 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instrument blades
US11690643B2 (en) 2007-11-30 2023-07-04 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical blades
US10433866B2 (en) 2007-11-30 2019-10-08 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
US10433865B2 (en) 2007-11-30 2019-10-08 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
US10441308B2 (en) 2007-11-30 2019-10-15 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instrument blades
US10463887B2 (en) 2007-11-30 2019-11-05 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
US10245065B2 (en) 2007-11-30 2019-04-02 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
US10888347B2 (en) 2007-11-30 2021-01-12 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
US11439426B2 (en) 2007-11-30 2022-09-13 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical blades
US10265094B2 (en) 2007-11-30 2019-04-23 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
US11266433B2 (en) 2007-11-30 2022-03-08 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instrument blades
US10709906B2 (en) 2009-05-20 2020-07-14 Ethicon Llc Coupling arrangements and methods for attaching tools to ultrasonic surgical instruments
JP2013512723A (ja) * 2009-12-02 2013-04-18 ジョンソン・アンド・ジョンソン・リミテッド 外科的処置に適応可能な改良された結紮装置
CN103354732B (zh) * 2009-12-02 2015-09-30 强生有限公司 能够用于外科介入的改进型结扎装置
CN103354732A (zh) * 2009-12-02 2013-10-16 强生有限公司 能够用于外科介入的改进型结扎装置
US11369402B2 (en) 2010-02-11 2022-06-28 Cilag Gmbh International Control systems for ultrasonically powered surgical instruments
US10835768B2 (en) 2010-02-11 2020-11-17 Ethicon Llc Dual purpose surgical instrument for cutting and coagulating tissue
JP2013537813A (ja) * 2010-09-21 2013-10-07 スポートウェルディング・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 複数の組織部分の接続
US10912555B2 (en) 2010-09-21 2021-02-09 Woodwelding Ag Connecting a plurality of tissue parts
US9888920B2 (en) 2010-09-21 2018-02-13 Sportwelding Gmbh Connecting a plurality of tissue parts
JP2017077492A (ja) * 2010-12-07 2017-04-27 グローブテック 2000 ピーティーワイ リミテッド 外科用クリップのためのマニピュレータ
US10064623B2 (en) 2010-12-07 2018-09-04 Globetek 2000 Pty Ltd Surgical clip and clip manipulation device therefor
US11246596B2 (en) 2010-12-07 2022-02-15 Globetek 2000 Pty Ltd Surgical clip and clip manipulation device therefor
US10842580B2 (en) 2012-06-29 2020-11-24 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments with control mechanisms
JP2014133128A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Covidien Lp 円形状ステープル留め器具
US10226273B2 (en) 2013-03-14 2019-03-12 Ethicon Llc Mechanical fasteners for use with surgical energy devices
US11272952B2 (en) 2013-03-14 2022-03-15 Cilag Gmbh International Mechanical fasteners for use with surgical energy devices
JP2016511098A (ja) * 2013-03-14 2016-04-14 エシコン・エンド−サージェリィ・インコーポレイテッドEthicon Endo−Surgery,Inc. 外科用エネルギー装置と共に使用される機械的締結具
JP2016529997A (ja) * 2013-08-15 2016-09-29 エシコン・エンド−サージェリィ・エルエルシーEthicon Endo−Surgery, LLC 横切開ブレードを有するクリップを備えた外科用器具
US11033292B2 (en) 2013-12-16 2021-06-15 Cilag Gmbh International Medical device
US11020140B2 (en) 2015-06-17 2021-06-01 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical blade for use with ultrasonic surgical instruments
US10357303B2 (en) 2015-06-30 2019-07-23 Ethicon Llc Translatable outer tube for sealing using shielded lap chole dissector
US11553954B2 (en) 2015-06-30 2023-01-17 Cilag Gmbh International Translatable outer tube for sealing using shielded lap chole dissector
WO2017085893A1 (ja) * 2015-11-20 2017-05-26 オリンパス株式会社 処置具、及び縫合部材
US11883055B2 (en) 2016-07-12 2024-01-30 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instrument with piezoelectric central lumen transducer
US10966744B2 (en) 2016-07-12 2021-04-06 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instrument with piezoelectric central lumen transducer
US10245064B2 (en) 2016-07-12 2019-04-02 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instrument with piezoelectric central lumen transducer
US10893883B2 (en) 2016-07-13 2021-01-19 Ethicon Llc Ultrasonic assembly for use with ultrasonic surgical instruments
US10842522B2 (en) 2016-07-15 2020-11-24 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments having offset blades
US10285723B2 (en) 2016-08-09 2019-05-14 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blade with improved heel portion
USD924400S1 (en) 2016-08-16 2021-07-06 Cilag Gmbh International Surgical instrument
US10779847B2 (en) 2016-08-25 2020-09-22 Ethicon Llc Ultrasonic transducer to waveguide joining
US11350959B2 (en) 2016-08-25 2022-06-07 Cilag Gmbh International Ultrasonic transducer techniques for ultrasonic surgical instrument
US11925378B2 (en) 2016-08-25 2024-03-12 Cilag Gmbh International Ultrasonic transducer for surgical instrument
US10952759B2 (en) 2016-08-25 2021-03-23 Ethicon Llc Tissue loading of a surgical instrument
US10603064B2 (en) 2016-11-28 2020-03-31 Ethicon Llc Ultrasonic transducer
WO2018185901A1 (ja) * 2017-04-06 2018-10-11 オリンパス株式会社 処置具
US10820920B2 (en) 2017-07-05 2020-11-03 Ethicon Llc Reusable ultrasonic medical devices and methods of their use
KR20220149242A (ko) * 2021-04-30 2022-11-08 경상국립대학교산학협력단 펀칭형 홍채절개기
WO2022231395A1 (ko) * 2021-04-30 2022-11-03 경상국립대학교산학협력단 펀칭형 홍채절개기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0647048A (ja) 結紮縫合装置
US5906625A (en) Tissue-fixing surgical instrument, tissue-fixing device, and method of fixing tissue
US5649937A (en) Tissue-fixing surgical device, and method of fixing tissues
US5797931A (en) Tissue-fixing surgical instrument, tissue-fixing device, and method of fixing tissues
US10888320B2 (en) Hypothermic circular surgical staplers and methods of use
US6409743B1 (en) Devices and methods for securing sutures and ligatures without knots
EP1094756B1 (en) Devices for securing sutures and ligatures without knots
US6773409B2 (en) Surgical system for applying ultrasonic energy to tissue
US6217591B1 (en) Suture fastening device
US8251983B2 (en) Laser tissue fusion of septal membranes
EP1073375B1 (en) Soft tissue fixation device
US6423088B1 (en) Sharp edged device for closing wounds without knots
EP0809469B1 (en) Automatic suturing and ligating device
JP3414455B2 (ja) 縫合装置
US7854750B2 (en) Apparatus and method for securing a suture
US20090024126A1 (en) Tissue fusion device
US9050088B2 (en) Anastomosis ring and anastomosis ring arrangement
JPH06304176A (ja) 縫合結紮装置
EP0737046A4 (en) CLAMP AND METHOD FOR APPLYING THERMAL ENERGY
JPH08140982A (ja) 医療用縫合器
JPH1057389A (ja) レーザアブレーション装置
US20020173821A1 (en) Coupling member for knotless sutures and ligatures
EP1033938B1 (en) Suture fastening device
JP3791878B2 (ja) 超音波縫合器
JPH1033544A (ja) 外科手術用結紮装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000704