JPH064703Y2 - 粘着捕獲板 - Google Patents
粘着捕獲板Info
- Publication number
- JPH064703Y2 JPH064703Y2 JP1987064831U JP6483187U JPH064703Y2 JP H064703 Y2 JPH064703 Y2 JP H064703Y2 JP 1987064831 U JP1987064831 U JP 1987064831U JP 6483187 U JP6483187 U JP 6483187U JP H064703 Y2 JPH064703 Y2 JP H064703Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- adhesive layer
- spacer
- substrate
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Catching Or Destruction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は粘着捕獲板の改良に関するものである。
<従来の技術> 害虫等を粘着捕獲するための粘着捕獲具として、基材の
片面上に粘着層を塗設したものが公知である。
片面上に粘着層を塗設したものが公知である。
<解決しようとする問題点> ところで、ネズミ等の小動物または、飛ゆう害虫等の粘
着捕獲には、上記粘着層に優れた粘弾性と流動性とを有
する粘着物質を相当に厚く塗布したものを使用する必要
があり、その粘着力は頗る大である。而して、粘着捕獲
板を保管する場合、粘着層に剥離紙等のカバーシートを
被覆すれば、使用時でのカバーシートの剥離が困難とな
る(カバーシートが破れ易い)。
着捕獲には、上記粘着層に優れた粘弾性と流動性とを有
する粘着物質を相当に厚く塗布したものを使用する必要
があり、その粘着力は頗る大である。而して、粘着捕獲
板を保管する場合、粘着層に剥離紙等のカバーシートを
被覆すれば、使用時でのカバーシートの剥離が困難とな
る(カバーシートが破れ易い)。
このため粘着捕獲板をスペーサを介して積重ね、スペー
サを粘着層に粘着固定し、粘着捕獲板間に隙間を確保し
て保管することが提案されている。しかしながら、この
構成においては、スペーサを粘着層から脱離するときに
粘着剤が糸をひき、これが手や粘着捕獲板配置個所近傍
に付着するといった不具合がある。
サを粘着層に粘着固定し、粘着捕獲板間に隙間を確保し
て保管することが提案されている。しかしながら、この
構成においては、スペーサを粘着層から脱離するときに
粘着剤が糸をひき、これが手や粘着捕獲板配置個所近傍
に付着するといった不具合がある。
本考案の目的は、粘着剤の糸びきを良好に防止できるス
ペーサ付設型式の粘着捕獲板を提供することにある。
ペーサ付設型式の粘着捕獲板を提供することにある。
<問題点を解決するための技術的手段> 本考案に係る粘着捕獲板は、基板の片面上に粘着層を周
辺部には基板面の露出部を残して塗設し、厚さを粘着層
よりも厚くしたスペーサを粘着層の隅において粘着層と
基板露出面にまたがって着脱自在に付着させたことを特
徴とする構成である。
辺部には基板面の露出部を残して塗設し、厚さを粘着層
よりも厚くしたスペーサを粘着層の隅において粘着層と
基板露出面にまたがって着脱自在に付着させたことを特
徴とする構成である。
<実施例> 以下、図面により本考案を説明する。
第1図Aは本考案の一実施例を示す上面図、第1図Bは
同じく側面図である。
同じく側面図である。
第1図A並びに第1図Bにおいて、1は基板であり、ボ
ール紙の片面にポリエチレン・ポリプロビレン等にフィ
ルム層を設けたもの(粘着剤の浸透防止のため)、プラ
スチック板、耐水処理せる厚紙等を用いることができ
る。2は基板1の片面上に塗設した粘着層であり、基板
周辺部10は露出させてある。粘着剤には、ポリブテ
ン、ブチルゴム、粘着付与樹脂、ワックス、老化防止
剤、流動性付与剤等からなる既知の組成物を使用でき
る。3,…は粘着層2の4隅に着脱自在に付着させたス
ペーサであり、粘着層2と基板露出面10とにまたがら
せてあり、スペーサ底面のうち粘着層に接触させるスペ
ーサ底面積は、その全底面の1/4以下好ましくは1/8以下
である。このスペーサの高さは粘着層の厚みよりも大と
してある。また、スペーサにはプラスチックチューブの
輪切り片を使用できる。
ール紙の片面にポリエチレン・ポリプロビレン等にフィ
ルム層を設けたもの(粘着剤の浸透防止のため)、プラ
スチック板、耐水処理せる厚紙等を用いることができ
る。2は基板1の片面上に塗設した粘着層であり、基板
周辺部10は露出させてある。粘着剤には、ポリブテ
ン、ブチルゴム、粘着付与樹脂、ワックス、老化防止
剤、流動性付与剤等からなる既知の組成物を使用でき
る。3,…は粘着層2の4隅に着脱自在に付着させたス
ペーサであり、粘着層2と基板露出面10とにまたがら
せてあり、スペーサ底面のうち粘着層に接触させるスペ
ーサ底面積は、その全底面の1/4以下好ましくは1/8以下
である。このスペーサの高さは粘着層の厚みよりも大と
してある。また、スペーサにはプラスチックチューブの
輪切り片を使用できる。
第1図Aにおいて、4は折り曲げ用線であり、虫等の粘
着捕獲後、捕獲した虫等を抱き込んで捨棄するうえに便
利である。
着捕獲後、捕獲した虫等を抱き込んで捨棄するうえに便
利である。
第2図は上記粘着捕獲板の保管取扱い状態を示し、2枚
の粘着捕獲板を粘着層2,2を対向させて積重し、これを
1セットとしてフィルム(熱収縮性フィルム)5により
包装してある。この場合、数セット、例えば2セットを
1単位(4枚の粘着捕獲板)として包装することもでき
る。
の粘着捕獲板を粘着層2,2を対向させて積重し、これを
1セットとしてフィルム(熱収縮性フィルム)5により
包装してある。この場合、数セット、例えば2セットを
1単位(4枚の粘着捕獲板)として包装することもでき
る。
上記粘着捕獲板に使用にあたっては、包装を解き粘着捕
獲板を1枚ごとに分け、各粘着捕獲板からスペーサを取
除く必要がある。この場合、スペーサを粘着層の各隅
に、スペーサ底面の一部のみにおいて粘着してあるの
で、粘着層との接触面を充分に小さくでき、スペーサ取
除き時での粘着剤の糸びきを良好に防止できる。而し
て、スペーサの断面積を大にしても、スペーサを支障な
く取外し得、スペーサの断面積を大とし、スペーサの圧
潰強度を大にすることにより、上記保管中の積重状態の
安定性を確保できる。
獲板を1枚ごとに分け、各粘着捕獲板からスペーサを取
除く必要がある。この場合、スペーサを粘着層の各隅
に、スペーサ底面の一部のみにおいて粘着してあるの
で、粘着層との接触面を充分に小さくでき、スペーサ取
除き時での粘着剤の糸びきを良好に防止できる。而し
て、スペーサの断面積を大にしても、スペーサを支障な
く取外し得、スペーサの断面積を大とし、スペーサの圧
潰強度を大にすることにより、上記保管中の積重状態の
安定性を確保できる。
第3図は本考案の別実施例を示す上面図であり、基板1
の中央にも基板露出面100を設け、この露出面100
に折り曲げ用線4,4を設けてあり、これらの点を除けば
第1図A並びに第1図Bに示した実施例と実質的に同一
である。
の中央にも基板露出面100を設け、この露出面100
に折り曲げ用線4,4を設けてあり、これらの点を除けば
第1図A並びに第1図Bに示した実施例と実質的に同一
である。
この別実施例においては、第4図に示すように2つ折り
の状態で保管することも可能である。第3図並びに第4
図において、2,2は粘着層、3,…はスペーサである。
の状態で保管することも可能である。第3図並びに第4
図において、2,2は粘着層、3,…はスペーサである。
<考案の効果> 本考案に係る粘着捕獲板においては、上述した通り積重
ね、または2つ折れ状態での保管中、粘着剤の相互粘着
を防止するためにスペーサを使用しているが、このスペ
ーサを粘着層の隅において、スペーサの底面の一部を粘
着層に接触させるだけで着脱自在に固定しており、スペ
ーサの粘着層への接触面積を充分に小さくできるから、
スペーサを粘着剤の糸びきなく容易に脱離できる。
ね、または2つ折れ状態での保管中、粘着剤の相互粘着
を防止するためにスペーサを使用しているが、このスペ
ーサを粘着層の隅において、スペーサの底面の一部を粘
着層に接触させるだけで着脱自在に固定しており、スペ
ーサの粘着層への接触面積を充分に小さくできるから、
スペーサを粘着剤の糸びきなく容易に脱離できる。
第1図A並びに第1図Bはそれぞれ本考案に係る粘着捕
獲板を示す上面図並びに側面図、第2図は本考案捕獲板
の包装状態を示す説明図、第3図は本考案の別実施例を
示す上面図、第4図は同上別実施例の折畳保管状態を示
す説明図である。 図において、1は基板、10は周辺露出部、2,2は粘着
層、3,…はスベーサである。
獲板を示す上面図並びに側面図、第2図は本考案捕獲板
の包装状態を示す説明図、第3図は本考案の別実施例を
示す上面図、第4図は同上別実施例の折畳保管状態を示
す説明図である。 図において、1は基板、10は周辺露出部、2,2は粘着
層、3,…はスベーサである。
Claims (1)
- 【請求項1】基板の片面上に粘着層を周辺部には基板面
の露出部を残して塗設し、厚さを粘着層よりも厚くした
スペーサを粘着層の隅において粘着層と基板露出面にま
たがって着脱自在に付着させたことを特徴とする粘着捕
獲板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987064831U JPH064703Y2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 粘着捕獲板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987064831U JPH064703Y2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 粘着捕獲板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63169880U JPS63169880U (ja) | 1988-11-04 |
JPH064703Y2 true JPH064703Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=30901351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987064831U Expired - Lifetime JPH064703Y2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 粘着捕獲板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064703Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5574355B1 (ja) * | 2014-01-29 | 2014-08-20 | 株式会社シー・アイ・シー | 小型生物捕獲器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830473U (ja) * | 1981-08-21 | 1983-02-28 | 曽田 史郎 | マ−ク用穴付きゴルフ手袋 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52145187U (ja) * | 1976-04-30 | 1977-11-02 |
-
1987
- 1987-04-27 JP JP1987064831U patent/JPH064703Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830473U (ja) * | 1981-08-21 | 1983-02-28 | 曽田 史郎 | マ−ク用穴付きゴルフ手袋 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5574355B1 (ja) * | 2014-01-29 | 2014-08-20 | 株式会社シー・アイ・シー | 小型生物捕獲器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63169880U (ja) | 1988-11-04 |
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