JPH0140457Y2 - - Google Patents
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- JPH0140457Y2 JPH0140457Y2 JP1985094948U JP9494885U JPH0140457Y2 JP H0140457 Y2 JPH0140457 Y2 JP H0140457Y2 JP 1985094948 U JP1985094948 U JP 1985094948U JP 9494885 U JP9494885 U JP 9494885U JP H0140457 Y2 JPH0140457 Y2 JP H0140457Y2
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- Expired
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Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は虫類の発生密度等の調査のために、虫
類の捕獲状況を観察する場合に使用する虫類粘着
捕獲具の改良に関するものである。
類の捕獲状況を観察する場合に使用する虫類粘着
捕獲具の改良に関するものである。
〈先行技術と問題点〉
蛾、蝶または温室コナジラミ等の発生状態を調
査するため、粘着捕獲具を各所に配置し、その各
所における捕獲状況を把握することがある。而る
に、かかる粘着捕獲具の配置場所が通常、野外で
あるためにその捕獲具にはある程度の機械的強度
を付与する必要があり、従来においてはコートボ
ール紙、ボード紙またはプラスチツク板等の支持
板上に粘着捕獲剤を塗布したものを使用してい
る。
査するため、粘着捕獲具を各所に配置し、その各
所における捕獲状況を把握することがある。而る
に、かかる粘着捕獲具の配置場所が通常、野外で
あるためにその捕獲具にはある程度の機械的強度
を付与する必要があり、従来においてはコートボ
ール紙、ボード紙またはプラスチツク板等の支持
板上に粘着捕獲剤を塗布したものを使用してい
る。
しかしながら、コトジラミ等の小さな昆虫にお
いては、当該昆虫が上記塗布した粘着捕獲剤層中
に埋入された状態で捕獲されることが往々にして
あり、かかる場合、従来の捕獲具においては光に
あてて観察しても支持板が不透明であるために確
実な観察が困難である。
いては、当該昆虫が上記塗布した粘着捕獲剤層中
に埋入された状態で捕獲されることが往々にして
あり、かかる場合、従来の捕獲具においては光に
あてて観察しても支持板が不透明であるために確
実な観察が困難である。
而して、支持板を透明体とすることが考えられ
るが、支持板の着色は虫類の誘引効果の付与上、
有効であり、透明支持体ではこの誘引効果を確保
できない。
るが、支持板の着色は虫類の誘引効果の付与上、
有効であり、透明支持体ではこの誘引効果を確保
できない。
〈考案の目的〉
本考案の目的は、光照明下での虫類の捕獲状況
の正確な観察、並びに誘引効果の双方を充足し得
る虫類粘着捕獲具を提供することにある。
の正確な観察、並びに誘引効果の双方を充足し得
る虫類粘着捕獲具を提供することにある。
〈考案の構成〉
本考案に係る虫類粘着捕獲具は、透視可能な支
持フイルム上に粘着捕獲剤を塗布し、該支持フイ
ルムを粘着剤により支持板に固定したことを特徴
とするものである。
持フイルム上に粘着捕獲剤を塗布し、該支持フイ
ルムを粘着剤により支持板に固定したことを特徴
とするものである。
〈実施例の説明〉
以下、図面により本考案を説明する。
第１図は本考案の虫類粘着捕獲具を示す斜視
図、第２図並びに第３図はそれぞれ第１図におけ
る−断面図並びに−断面図である。
図、第２図並びに第３図はそれぞれ第１図におけ
る−断面図並びに−断面図である。
第１図乃至第３図において、１は支持板であ
り、ボール紙、ボード紙、プラスチツク板（例え
ば硬質塩化ビニル板）を用いることができ、誘引
効果を付与するために着色を施してある。１１，
１１は支持板上面の両端部に設けた剥離処理面部
であり、例えばクラフト紙の貼付けにより構成で
きる。２は透明な支持フイルムであり、例えば厚
さ30〜300μｍのポリエチレン、塩化ビニル、ポ
リプロピレン等の透明フイルムを用いることがで
きる。３は透視可能な支持フイルム２の片面上に
塗布した粘着捕獲剤であり、厚みは50〜1000μｍ
である。この粘着捕獲剤としては、例えば、ポリ
ブテン、大豆油、1.3ブタジエン、鉱物油、植物
油、液状イソプレンゴム、ラノリン、ゴム分とし
てのブチルゴム、天然ゴム、スチレンブタジエン
ゴム等の合成ゴム、及び流出防止剤としてのワツ
クス類またはシリカなどより適宜調合した配合
物、または合成してなるオリゴマー、重合物を使
用できる。例えば、ポリプデン：90重量部、大豆
油：５重量部、カスターワツクス：４重量部から
なる組成物を使用できる。４は粘着捕獲剤層３上
に仮着したセパレータであり、剥離紙またはシリ
コン処理プラスチツクフイルムを示している。
り、ボール紙、ボード紙、プラスチツク板（例え
ば硬質塩化ビニル板）を用いることができ、誘引
効果を付与するために着色を施してある。１１，
１１は支持板上面の両端部に設けた剥離処理面部
であり、例えばクラフト紙の貼付けにより構成で
きる。２は透明な支持フイルムであり、例えば厚
さ30〜300μｍのポリエチレン、塩化ビニル、ポ
リプロピレン等の透明フイルムを用いることがで
きる。３は透視可能な支持フイルム２の片面上に
塗布した粘着捕獲剤であり、厚みは50〜1000μｍ
である。この粘着捕獲剤としては、例えば、ポリ
ブテン、大豆油、1.3ブタジエン、鉱物油、植物
油、液状イソプレンゴム、ラノリン、ゴム分とし
てのブチルゴム、天然ゴム、スチレンブタジエン
ゴム等の合成ゴム、及び流出防止剤としてのワツ
クス類またはシリカなどより適宜調合した配合
物、または合成してなるオリゴマー、重合物を使
用できる。例えば、ポリプデン：90重量部、大豆
油：５重量部、カスターワツクス：４重量部から
なる組成物を使用できる。４は粘着捕獲剤層３上
に仮着したセパレータであり、剥離紙またはシリ
コン処理プラスチツクフイルムを示している。
Ａは上記した支持フイルム２、粘着捕獲剤層３
並びにセパレータ４からなる粘着捕獲シートを示
し、支持フイルムの他面を、支持板１上に塗布し
た弱粘着性の粘着剤５により当該支持板１に粘着
固定してある。この場合、支持フイルム２を剥離
する時のつまみ代を確保するために、支持フイル
ムの前端２１並びに後端２１１を支持板上の各剥
離処理面部１１，１１上に位置させ、しかも、弱
粘着層５の巾を支持フイルム２の巾よりも小さく
して、支持フイルム２の左右端部２２，２２を弱
粘着層端よりはみ出させてある。
並びにセパレータ４からなる粘着捕獲シートを示
し、支持フイルムの他面を、支持板１上に塗布し
た弱粘着性の粘着剤５により当該支持板１に粘着
固定してある。この場合、支持フイルム２を剥離
する時のつまみ代を確保するために、支持フイル
ムの前端２１並びに後端２１１を支持板上の各剥
離処理面部１１，１１上に位置させ、しかも、弱
粘着層５の巾を支持フイルム２の巾よりも小さく
して、支持フイルム２の左右端部２２，２２を弱
粘着層端よりはみ出させてある。
上記において、透明支持フイルム２の何れかの
面または支持板１の上面には、粘着捕獲剤層に粘
着した虫類の捕獲匹数の把握に便宜なように、第
４図に示すような特定寸法の格子を印刷すること
ができる（単位面積当りの捕獲匹数を簡単にカウ
ントするため）。
面または支持板１の上面には、粘着捕獲剤層に粘
着した虫類の捕獲匹数の把握に便宜なように、第
４図に示すような特定寸法の格子を印刷すること
ができる（単位面積当りの捕獲匹数を簡単にカウ
ントするため）。
本考案捕獲具により虫類を粘着捕獲するには、
セパレータ４を除去して所定の場所に配置する。
小さな昆虫、例えば、コナジラミの場合は、当該
昆虫が粘着捕獲剤層３中に埋入された状態で捕獲
されるが、支持板１が着色のために不透明であつ
ても、粘着捕獲剤層３を支持フイルム２と共に支
持板１から剥離し、これを光に照射することによ
り昆虫の捕獲状態（捕獲匹数）を確実に知ること
ができる。この場合、支持フイルム２を支持板１
に弱粘着性の粘着剤で貼着してあるから、上記剥
離を容易に行い易る。
セパレータ４を除去して所定の場所に配置する。
小さな昆虫、例えば、コナジラミの場合は、当該
昆虫が粘着捕獲剤層３中に埋入された状態で捕獲
されるが、支持板１が着色のために不透明であつ
ても、粘着捕獲剤層３を支持フイルム２と共に支
持板１から剥離し、これを光に照射することによ
り昆虫の捕獲状態（捕獲匹数）を確実に知ること
ができる。この場合、支持フイルム２を支持板１
に弱粘着性の粘着剤で貼着してあるから、上記剥
離を容易に行い易る。
〈考案の効果）
本考案に係る虫類粘着捕獲具は上述した通りの
構成であり、粘着捕獲剤層を透視可能な支持フイ
ルムにより支持板から容易に分離できるようにし
てあるから、支持板が不透明であつても、その分
離後、光をあてることにより虫類の捕獲状態を確
実に知り得る。
構成であり、粘着捕獲剤層を透視可能な支持フイ
ルムにより支持板から容易に分離できるようにし
てあるから、支持板が不透明であつても、その分
離後、光をあてることにより虫類の捕獲状態を確
実に知り得る。
第１図は本考案に係る虫類粘着捕獲具を示す斜
視図、第２図並びに第３図はそれぞれ第１図にお
ける−断面図、−断面図、第４図は本考
案において使用する支持フイルムまたは支持板を
示す上面図である。 図において、１は支持板、２は支持フイルム、
３は粘着捕獲剤層、５は粘着層である。
視図、第２図並びに第３図はそれぞれ第１図にお
ける−断面図、−断面図、第４図は本考
案において使用する支持フイルムまたは支持板を
示す上面図である。 図において、１は支持板、２は支持フイルム、
３は粘着捕獲剤層、５は粘着層である。
Claims (1)
- 透視可能な支持フイルムの片面上に粘着捕獲剤
を塗布し、該支持フイルムの他面を粘着剤により
支持板に固定したことを特徴とする虫類粘着捕獲
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985094948U JPH0140457Y2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985094948U JPH0140457Y2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS624979U JPS624979U (ja) | 1987-01-13 |
| JPH0140457Y2 true JPH0140457Y2 (ja) | 1989-12-04 |
Family
ID=30958924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985094948U Expired JPH0140457Y2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0140457Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2532168Y2 (ja) * | 1990-03-02 | 1997-04-09 | 和泉電気株式会社 | オルタネイトスイッチのオルタネイト機構 |
| KR200468972Y1 (ko) * | 2011-02-15 | 2013-09-10 | 김영일 | 곤충류 행동반응 측정장치 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5323677U (ja) * | 1976-08-06 | 1978-02-28 |
-
1985
- 1985-06-21 JP JP1985094948U patent/JPH0140457Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5323677U (ja) * | 1976-08-06 | 1978-02-28 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS624979U (ja) | 1987-01-13 |
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