JPH0646999Y2 - コークス炉炉蓋内張構造 - Google Patents

コークス炉炉蓋内張構造

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JPH0646999Y2
JPH0646999Y2 JP9617489U JP9617489U JPH0646999Y2 JP H0646999 Y2 JPH0646999 Y2 JP H0646999Y2 JP 9617489 U JP9617489 U JP 9617489U JP 9617489 U JP9617489 U JP 9617489U JP H0646999 Y2 JPH0646999 Y2 JP H0646999Y2
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JP
Japan
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furnace lid
refractory
lining
coke oven
gas
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JP9617489U
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JPH0338341U (ja
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昌仁 木村
喜一 堂山
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
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Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は水平式コークス炉用炉蓋内張耐火構造の改良に
関する。
[従来の技術] 現在、製鉄設備に用いられている水平式コークス炉は互
いに平行に走る炭化室壁を有し、炭化室壁の両側は炉蓋
により閉じられている。
この両炉蓋は、炭化室内の石炭が乾留終了後にコークス
から押し出しする場合にその都度開かれる。
この炉蓋用内張耐火構造、材質として耐火物内に排ガ
ス通路の設置。炉蓋金物の熱歪を防止するため断熱性
を有する耐火物の採用。目地を少なくするために大型
ブロック煉瓦の採用。付着カーボン防止のための溶融
シリカ質耐火物の採用。耐火物(煉瓦)の側面に凹部
を形成し、発生ガス通路を設置。
等、従来から種々改良され主なものとして、実公昭56−
28179号がある。
この炉蓋の内張構造は、水平断面を第4図に示すよう
に、金属性炉蓋本体1(以下「炉蓋」という)に内張耐
火物受金物10をボルト8で締め付け、内張耐火物受金物
10に縦型中空孔11及び側孔12のある内張耐火物13を積ん
でいる。内張耐火物形状は矩形であり、その矩形状の中
に中空部のガス排出通路を設けて内張耐火物側面に充満
するガスを上方向へ逃がして炉蓋シール部からのガス漏
れを防止する構造としている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、この炉蓋にあっては、矩形状耐火物内に中空部
を設けているため、炉蓋脱着による急熱、急冷の繰り返
しにより、耐火物内の縦方向の中空孔と側面からの側孔
部にある鋭利な部分に応力が集中し、クラックが入りや
すい。内張耐火物構造にあっては中空孔部を大きくする
と内張耐火物の強度が低下するし、小さな側孔を設けて
いることにより、石炭、コークス、タール、カーボン等
が側孔に入り、成長してやがて側孔が閉塞をきたし炉内
圧が上昇して炉蓋シール部からのガス漏れが生じること
になる。又、内張耐火物表面には、耐火物の性質上ター
ルが付着しやすく、定期的にタールの除去が必要にな
る。
従来技術の内張耐火物内に上記の様な縦型中空孔及び側
孔があるが、内張耐火物形状は矩形であり、縦型中空孔
は小孔形であり炉蓋の軽量化は望めない等の欠点を有し
ている。
本考案の目的は、側孔の閉塞を防止し、ガスの通路を常
に確保すると共に、炉蓋の軽量化を図ろうとするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、水平式コークス炉用炉蓋において、シール機
構を持った金属性炉蓋本体に鉛直方向に形成した中空円
筒の内張耐火物を設けると共に、該内張り耐火物の側部
にガス抜孔を設けたことを特徴とするコークス炉炉蓋内
張構造である。
[作用] 本考案は、金属性炉蓋本体に鉛直方向に形成した中空円
筒の内張耐火物を有しているため、矩形状の中に円形の
中空孔を形成したものより炉蓋本体の重量が軽減され
る。又、発生ガスは中空円筒の内張耐火物の側部に形成
したガス抜き孔を経て、中空円筒内を通るよう形成され
ているので、ガス通路が閉塞されることがないので、炉
蓋シール部からのガス漏れ防止が図れる炉蓋が可能とな
る。
[実施例] 次いで実施例により、本考案の特徴を具体的に説明す
る。本実例における炉蓋は第1図のA−A線に沿った断
面図を第2図、第1図のB−B線に沿った断面図を第3
図に示す。シール機構4を有する炉蓋1に内張耐火物保
持金物3をボルト8で締結する。内張耐火物保持金物3
は鉛直方向に多分割としている。内張耐火物は例えば、
高密度焼結体を使用することにより圧縮、曲げの高温強
度が確保され、炉蓋装着時の衝撃そして炉蓋装着後の石
炭の圧力に対しても十分な強度がある。又、内張耐火物
2の形状は中空の円形状としているため炉蓋本体の重量
軽減になる。従って、炉蓋の開閉装着も小型化でき、炉
蓋本体の金物及び炉回り機械の炉蓋脱着装置も小型化で
きコストダウンが図れる。
炉蓋内張耐火物2は鉛直方向に多分割または一体物で製
作され、内張耐火物保持金物3、炉蓋1に締め付けボル
ト7で締結される。内張耐火物2の鉛直方向に適宜間隔
でガス抜き孔5,6を設けている。石炭の乾留初期に炭化
室で発生した大量の乾留ガスはガス抜孔5から入り、内
張耐火物2の中空部を上昇し、ガス抜孔6から抜け、乾
留初期のガス圧上昇による炉蓋シール機構4からのガス
漏れを防止することが出来る。
尚、内張耐火物2の上端は石炭が侵入しないよう塞がれ
ており、下端は、万一ガス抜き孔から侵入した石炭が内
部に溜らないよう開放されている。また、内張耐火物2
を鉛直方向に分割した場合は、その接続部から石炭が侵
入しないよう接着剤または、ダボ継手の構造としてい
る。内張耐火物2は高密度焼結体を使用するため、表面
がなめらかであり、タール及びカーボンの付着が従来の
炉蓋に比べ非常に少なくなる等の利点がある。
[考案の効果] 以上説明したように、水平式コークス炉の内張耐火物に
ついて鉛直方向に多分割または一体物で形成した中空円
筒の内張耐火物としたことにより、炉蓋全体の重量が
軽くなり、炉蓋の開閉装置の小型化が図られコストダウ
ンになる。乾留初期に発生するガスが内張耐火物のガ
ス抜穴を経て、中空内筒部を通るため、炉内ガス圧が上
昇せず、従って炉蓋シール部からのガス漏れが減少す
る。内張耐火物に高密度焼結体を使用することにより
耐火材表面にタール・カーボンの付着が少なくなる等の
優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のコークス炉炉蓋の内張構造を示
す側面図、第2図は第1図のA−A線を断面した図、第
3図は第1図のB−B線を断面した図を示す。第4図は
従来のコークス炉炉蓋の水平断面図を示す図である。 1…金属性炉蓋本体、2…内張耐火物 3…内張耐火物保持金物 4…シール機構、5…ガス抜孔 6…ガス抜孔、7…締付ボルト 8…締付ボルト、9…炭化室 10…内張耐火物受金物 11…縦型中空孔、12…側孔 13…内張耐火物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平式コークス炉用炉蓋に於いて、金属性
    炉蓋本体に鉛直方向に形成した中空円筒の内張耐火物を
    設けると共に、該内張り耐火物の側部にガス抜孔を設け
    たことを特徴とするコークス炉炉蓋内張構造。
JP9617489U 1989-08-17 1989-08-17 コークス炉炉蓋内張構造 Expired - Lifetime JPH0646999Y2 (ja)

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JPH0338341U JPH0338341U (ja) 1991-04-12
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