JPH052587Y2 - - Google Patents

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JPH052587Y2
JPH052587Y2 JP15569986U JP15569986U JPH052587Y2 JP H052587 Y2 JPH052587 Y2 JP H052587Y2 JP 15569986 U JP15569986 U JP 15569986U JP 15569986 U JP15569986 U JP 15569986U JP H052587 Y2 JPH052587 Y2 JP H052587Y2
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JP
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protector
block
castable refractory
hardware
lid
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コークス炉炉蓋に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来の一般的なコークス炉炉蓋は、第3図に示
すように炉蓋本体金物3に接合されたブリツクホ
ルダー金物7を用いて定形レンガ8が内張施工さ
れていたが、近年前記定形レンガ3にかわつて熱
伝導率の小さいキヤスタブル耐火物ブロツクを逆
Y型状アンカーによつて保持し、炉蓋内張りとし
て使用されていた。キヤスタブル耐火物ブロツク
を使用した場合、定形レンガと比較して耐火物表
面へのカーボンの付着が多く、これらカーボンの
付着が進行すると炉蓋装着が不能となり、炉操業
に支障が起こつたり、炉蓋本体のシール効果が減
少し、ガス漏れを生じ、炉蓋本体の機能が損なわ
れるという問題がある。そのため、この付着カー
ボンを定期的に除去する必要があり、機械的にこ
れを掻き落とすか、あるいは高圧水を噴射してこ
れを除去する必要があつた。しかしこれらの作業
は耐火物を損傷させ、キヤスタブル耐火物ブロツ
クの寿命を短くするという問題がある。
実開昭57−59831号には、前記カーボン付着防
止を図るものとして、前記ブリツクホルダー金物
などに付着防止層として金属メツキ層を形成して
なるコークス炉用炉蓋が開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記カーボン付着防止層としての金属メツキ層
は、炉蓋の繰返し使用の過程においてメツキ層の
剥離の問題が生じ、メツキ層剥離部を起点として
カーボンの付着を生じ、比較的短寿命になる欠点
があり、また前記ブリツクホルダー金物は鋳物製
であるため、厚みが厚く比較的高価であり、前記
メツキ加工を施すとさらに高価となり、炉蓋の放
散熱を抑制する観点からしても、ブリツクホルダ
ー金物を介しての熱放散が多いという問題があつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、従来技術の有する前記諸問題点を除
去・改善したコークス炉炉蓋を提供することを目
的とするものであり、実用新案登録請求の範囲に
記載のコークス炉炉蓋を提供することによつて、
前記目的を達成することができる。すなわち本考
案は、 炉蓋本体金物と、前記金物に垂設されるキヤス
タブル耐火物ブロツクとを有し; 前記ブロツクの側壁面の上部側壁面は金属板製
プロテクターにより取り囲まれており、 前記プロテクターの下端辺はL型状に折曲げら
れて前記ブロツクの側壁から内方へ喰い込むよう
に埋設されており、 前記喰い込むように埋設されたプロテクターの
下端辺先端部およびプロテクターの内側壁面には
所定間隔にV型状アンカーが配設されており、 前記ブロツクは炉蓋本体金物の長手方向の両側
部に所定間隔で垂設される逆Y型状アンカーボル
トにより把持されている; ことを特徴とする熱放散およびガス漏れが少なく
かつ耐久性に優れるコークス炉炉蓋に関するもの
である。
次に本考案を詳細に説明する。
本考案者等は、まず炉蓋長手方向に直角な幅方
向の縦断面図を示す第2図に示すように、前記ブ
リツクホルダー金物に替わるものとして、金属板
製のプロテクター4に着目し、耐熱性およびカー
ボンの付着防止の観点からステンレス鋼板のプロ
テクター4を用いる試験を行つた。すなわちキヤ
スタブル耐火物ブロツク1を保護するため、キヤ
スタブル耐火物ブロツク1の両側面にステンレス
鋼板のプロテクター4を配設することを試みた。
このプロテクター4は第2図に示すように、炉蓋
本体金物3にキヤスタブル耐火物ブロツク1を支
持するように逆Y型状アンカーボルト2に結合さ
れている。
しかし、このプロテクター4の形状では、先端
部が熱変形し、さらに変形した部分からキヤスタ
ブル耐火物層1とプロテクター4の境界面にカー
ボンが侵入沈積してプロテクター4を押し拡げる
ため寿命が短いことが判明した。
本考案者等は、本考案による炉蓋長手方向に直
角な幅方向の縦断面図を示す第1図において、プ
ロテクター4の下端辺先端部6をL型に曲げ、当
該先端部6およびプロテクター4の内側壁面には
所定間隔にV型状アンカー5を設けて前記プロテ
クターL型先端部6をキヤスタブル耐火物ブロツ
ク1に喰い込むように埋設せしめることによりプ
ロテクター4の先端部6の熱変形、キヤスタブル
耐火物ブロツク1へのカーボン侵入を防止し、寿
命を向上させることができた。
次に本考案を実施例について説明する。
(実施例) 前記第1図に示した本考案による実施態様例に
おいて、キヤスタブル耐火物ブロツク1は直接炭
化室内の熱およびカーボン、タールなどの雰囲気
にさらされるため、耐熱性にすぐれ、かつ高密度
で緻密な主成分として、SiO237%,Al2O348%よ
りなる熱伝導率0.5〜1.0Kcal/mh℃のキヤスタ
ブル耐火物を用いた。
金属板製プロテクター4はキヤスタブル耐火物
ブロツク1の両側面に配設され、プロテクター先
端部6は第1図に示すように、L型に曲げられ当
該先端部6および内周壁面の所定位置に所定間隔
でV型状アンカー5を設けて前記プロテクター先
端部6をキヤスタブル耐火物ブロツク1に喰い込
むように埋設せしめることにより、キヤスタブル
耐火物ブロツク1内へのカーボンの侵入を防止し
寿命を向上させることができた。プロテクター4
は、前記ブリツクホルダー金物のように厚さを厚
くすると放散熱量が増大し、一方、薄いと熱歪に
よる熱変形によつて剥離を生ずるので、3mm厚さ
のステンレス鋼板を良適に使用した。
逆Y型状アンカーボルト2は適切なサイズおよ
び本数を炉蓋本体金物3の長手方向の両側の所定
位置に所定間隔で配設することによつて、キヤス
タブル耐火物ブロツク1を充分にささえることが
できた。
上記構造の炉蓋により、プロテクター先端部6
の熱による強度の低下ならびに熱変形が防止さ
れ、プロテクター4とキヤスタブル耐火物ブロツ
ク1との境界面へのカーボンの侵入沈積が防止さ
れた。またステンレス鋼板製プロテクター4は、
耐熱性があり、カーボンが付着することがなく、
またキヤスタブル耐火物ブロツク1を保護するた
め付着カーボンをキヤリヤーカツタ式、高圧水洗
式などにより定期的に除去する必要がなくなり、
キヤスタブル耐火物ブロツク1の寿命を大幅に延
長することができた。
(考案の効果) 本考案の炉蓋を用いると、耐熱性は大きく、カ
ーボンの付着が防止され、炉蓋の寿命は大幅に延
長されるので、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による実施態様例で、炉蓋長手
方向に直角な幅方向の縦断面図、第2図は試験的
に採用した炉蓋長手方向に直角な幅方向縦断面
図、第3図は従来の炉蓋の炉蓋長手方向に直角な
幅方向の縦断面図である。 1……キヤスタブル耐火物ブロツク、2……逆
Y型状アンカーボルト、3……炉蓋本体金物、4
……プロテクター、5……V型状アンカー、6…
…プロテクター先端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 炉蓋本体金物と、前記金物に垂設されるキヤス
    タブル耐火物ブロツクとを有し; 前記ブロツクの側壁面の上部側壁面は金属板製
    プロテクターにより取り囲まれており、 前記プロテクターの下端辺はL型状に折曲げら
    れて前記ブロツクの側壁から内方へ喰い込むよう
    に埋設されており、 前記喰い込むように埋設されたプロテクターの
    下端辺先端部およびプロテクターの内側壁面には
    所定間隔にV型状アンカーが配設されており、 前記ブロツクは炉蓋本体金物の長手方向の両側
    部に所定間隔で垂設される逆Y型状アンカーボル
    トにより把持されている; ことを特徴とするコークス炉炉蓋。
JP15569986U 1986-10-13 1986-10-13 Expired - Lifetime JPH052587Y2 (ja)

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JP15569986U JPH052587Y2 (ja) 1986-10-13 1986-10-13

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JP15569986U JPH052587Y2 (ja) 1986-10-13 1986-10-13

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JPS6364746U JPS6364746U (ja) 1988-04-28
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