JPH0646685B2 - 擬似波形発生回路 - Google Patents
擬似波形発生回路Info
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- JPH0646685B2 JPH0646685B2 JP62163578A JP16357887A JPH0646685B2 JP H0646685 B2 JPH0646685 B2 JP H0646685B2 JP 62163578 A JP62163578 A JP 62163578A JP 16357887 A JP16357887 A JP 16357887A JP H0646685 B2 JPH0646685 B2 JP H0646685B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、単調な増減入力によって擬似sin波、擬似c
os波などの擬似波形を発生する擬似波形発生回路に関す
る。
os波などの擬似波形を発生する擬似波形発生回路に関す
る。
従来、擬似波形発生回路は、第7図に示すように、基準
電圧Vregを抵抗R1、R2、R3、R4、R5からな
る分圧回路によって分圧することにより、各抵抗R1〜
R5の接続点から電圧V1、V2、V3、V4を得て、
各電圧V1〜V4と単調に増減する入力電圧VINとを比
較器C1、C2、C3、C4で比較し、第8図に示す擬
似波形を得ている。
電圧Vregを抵抗R1、R2、R3、R4、R5からな
る分圧回路によって分圧することにより、各抵抗R1〜
R5の接続点から電圧V1、V2、V3、V4を得て、
各電圧V1〜V4と単調に増減する入力電圧VINとを比
較器C1、C2、C3、C4で比較し、第8図に示す擬
似波形を得ている。
このような擬似波形発生回路では、擬似波形の精度が電
圧V1〜V4に依存し、抵抗R1〜R5の抵抗比精度が
波形精度に影響を与え、抵抗数が多く、抵抗比設定が厄
介であるとともに、各抵抗R1〜R5の温度特性が擬似
波形出力に直接現れるなどの波形精度が低い欠点を持っ
ている。
圧V1〜V4に依存し、抵抗R1〜R5の抵抗比精度が
波形精度に影響を与え、抵抗数が多く、抵抗比設定が厄
介であるとともに、各抵抗R1〜R5の温度特性が擬似
波形出力に直接現れるなどの波形精度が低い欠点を持っ
ている。
そこで、この発明は、抵抗比による電圧分割に基づいて
波形成分を形成するための不都合を回避し、波形精度を
高めたものである。
波形成分を形成するための不都合を回避し、波形精度を
高めたものである。
この発明の擬似波形発生回路は、第1図に例示するよう
に、単調に増減する入力が加えられる第1の増幅器(増
幅器20)の出力部に第1の抵抗(抵抗23)を介して
上限電圧、第2の抵抗(抵抗24)を介して下限電圧を
加え、前記増幅器を通して前記第2の抵抗に第1の電流
ミラー回路(25)から第1の電流(電流I1)を供給
するとともに、前記増幅器から第2の電流(電流I2)
を引き込んで前記第1の抵抗に前記第2の電流を流し、
前記第1及び第2の抵抗に第2の電流ミラー回路(2
6)を介して並列化した第3の抵抗(抵抗27)を通し
て前記第1及び第2の電流を流すことにより、前記入力
に応じて増加範囲と減少範囲からなる第1の三角波を形
成する第1の三角波発生手段(三角波発生回路2A)
と、この第1の三角波発生手段から得られる単調な増減
成分を持つ前記三角波が加えられる第2の増幅器(増幅
器30)の出力部に第4の抵抗(33)を介して上限電
圧、第5の抵抗(34)を介して下限電圧を加え、前記
増幅器を通して前記第5の抵抗に第3の電流ミラー回路
(35)から第3の電流(電流I3)を供給するととも
に、前記増幅器から第4の電流(電流I4)を引き込ん
で前記第4の抵抗に前記第4の電流を流し、前記第4及
び第5の抵抗に第4の電流ミラー回路(36)を介して
並列化した第6の抵抗(抵抗37)を通して前記第3及
び第4の電流を流すことにより、前記第1の三角波発生
手段からの前記三角波の増加領域に対応して三角波を発
生するとともに、前記三角波の減少領域に対応して三角
波を発生することにより、前記第1の三角波発生手段が
発生した三角波を複数の第2の三角波に変換する第2の
三角波発生手段(三角波発生回路2B)と、前記第1の
三角波発生手段と同一の構成を備えて、単調に増減する
前記入力を受けて前記第1の三角波に対して最大レベル
の位置を異ならせた第3の三角波を発生させるととも
に、この第3の三角波に設定されている第1の基準レベ
ルの位置から立ち上がり且つ前記第3の三角波の増加範
囲の傾きの2倍の傾きを持つ傾斜電圧を受け、これらを
加算することにより、前記第1の基準レベルと最高レベ
ルとの中間レベルを中心にして正方向に凸、負方向に凸
となる2つの第4の三角波を発生する第3の三角波発生
手段(三角波発生回路4A)と、この第3の三角波発生
手段が発生した前記第4の三角波と前記第2の三角波発
生手段が発生した前記第2の三角波との論理積を以て前
記傾斜電圧を発生する電圧発生手段(波形加算回路6)
と、前記第2の三角波発生手段と同一の構成を備えて、
前記第3の三角波発生手段が発生した前記第4の三角波
を受けて、前記第1の基準レベル上で増減範囲を持つ第
5の三角波を発生する第4の三角波発生手段(三角波発
生回路4B)と、この第4の三角波発生手段で発生させ
た前記第4の三角波を台形波に変換するとともに、この
台形波に前記第4の三角波を加算して疑似三角関数を発
生する波形整形手段(波形整形回路4C)とを備えたこ
とを特徴とする 〔作用〕 第1の波形発生手段は、単調に増減する入力により、そ
の入力の増加範囲と減少範囲からなる第1の三角波を発
生する。第2の波形発生手段は、この第1の三角波を受
け、その増加領域に対応して三角波を発生するととも
に、第1の三角波の減少領域に対応して三角波を発生す
ることにより、前記第1の三角波を複数の第2の三角波
に変換する。また、第3の波形発生手段は、単調に増減
する前記入力を受けて前記第1の三角波に対して最大レ
ベルの位置を異ならせた第3の三角波を発生させるとと
もに、この第3の三角波に設定されている第1の基準レ
ベルの位置から立ち上がり且つ前記第3の三角波の増加
範囲の傾きの2倍の傾きを持つ傾斜電圧を受け、これら
を加算することにより、前記第1の基準レベルと最高レ
ベルとの中間レベルを中心にして正方向に凸、負方向に
凸となる2つの第4の三角波を発生する。電圧発生手段
は、第3の三角波発生手段が発生した第4の三角波と第
2の三角波発生手段が発生した第2の三角波との論理積
を以て前記傾斜電圧を発生する。第4の波形発生手段
は、第4の三角波を受けて、第1の基準レベル上で増減
範囲を持つ第5の三角波を発生する。また、波形変換手
段は、第4の三角波発生手段で発生させた第4の三角波
を台形波に変換するとともに、この台形波に第4の三角
波を加算して疑似三角関数を発生する。
に、単調に増減する入力が加えられる第1の増幅器(増
幅器20)の出力部に第1の抵抗(抵抗23)を介して
上限電圧、第2の抵抗(抵抗24)を介して下限電圧を
加え、前記増幅器を通して前記第2の抵抗に第1の電流
ミラー回路(25)から第1の電流(電流I1)を供給
するとともに、前記増幅器から第2の電流(電流I2)
を引き込んで前記第1の抵抗に前記第2の電流を流し、
前記第1及び第2の抵抗に第2の電流ミラー回路(2
6)を介して並列化した第3の抵抗(抵抗27)を通し
て前記第1及び第2の電流を流すことにより、前記入力
に応じて増加範囲と減少範囲からなる第1の三角波を形
成する第1の三角波発生手段(三角波発生回路2A)
と、この第1の三角波発生手段から得られる単調な増減
成分を持つ前記三角波が加えられる第2の増幅器(増幅
器30)の出力部に第4の抵抗(33)を介して上限電
圧、第5の抵抗(34)を介して下限電圧を加え、前記
増幅器を通して前記第5の抵抗に第3の電流ミラー回路
(35)から第3の電流(電流I3)を供給するととも
に、前記増幅器から第4の電流(電流I4)を引き込ん
で前記第4の抵抗に前記第4の電流を流し、前記第4及
び第5の抵抗に第4の電流ミラー回路(36)を介して
並列化した第6の抵抗(抵抗37)を通して前記第3及
び第4の電流を流すことにより、前記第1の三角波発生
手段からの前記三角波の増加領域に対応して三角波を発
生するとともに、前記三角波の減少領域に対応して三角
波を発生することにより、前記第1の三角波発生手段が
発生した三角波を複数の第2の三角波に変換する第2の
三角波発生手段(三角波発生回路2B)と、前記第1の
三角波発生手段と同一の構成を備えて、単調に増減する
前記入力を受けて前記第1の三角波に対して最大レベル
の位置を異ならせた第3の三角波を発生させるととも
に、この第3の三角波に設定されている第1の基準レベ
ルの位置から立ち上がり且つ前記第3の三角波の増加範
囲の傾きの2倍の傾きを持つ傾斜電圧を受け、これらを
加算することにより、前記第1の基準レベルと最高レベ
ルとの中間レベルを中心にして正方向に凸、負方向に凸
となる2つの第4の三角波を発生する第3の三角波発生
手段(三角波発生回路4A)と、この第3の三角波発生
手段が発生した前記第4の三角波と前記第2の三角波発
生手段が発生した前記第2の三角波との論理積を以て前
記傾斜電圧を発生する電圧発生手段(波形加算回路6)
と、前記第2の三角波発生手段と同一の構成を備えて、
前記第3の三角波発生手段が発生した前記第4の三角波
を受けて、前記第1の基準レベル上で増減範囲を持つ第
5の三角波を発生する第4の三角波発生手段(三角波発
生回路4B)と、この第4の三角波発生手段で発生させ
た前記第4の三角波を台形波に変換するとともに、この
台形波に前記第4の三角波を加算して疑似三角関数を発
生する波形整形手段(波形整形回路4C)とを備えたこ
とを特徴とする 〔作用〕 第1の波形発生手段は、単調に増減する入力により、そ
の入力の増加範囲と減少範囲からなる第1の三角波を発
生する。第2の波形発生手段は、この第1の三角波を受
け、その増加領域に対応して三角波を発生するととも
に、第1の三角波の減少領域に対応して三角波を発生す
ることにより、前記第1の三角波を複数の第2の三角波
に変換する。また、第3の波形発生手段は、単調に増減
する前記入力を受けて前記第1の三角波に対して最大レ
ベルの位置を異ならせた第3の三角波を発生させるとと
もに、この第3の三角波に設定されている第1の基準レ
ベルの位置から立ち上がり且つ前記第3の三角波の増加
範囲の傾きの2倍の傾きを持つ傾斜電圧を受け、これら
を加算することにより、前記第1の基準レベルと最高レ
ベルとの中間レベルを中心にして正方向に凸、負方向に
凸となる2つの第4の三角波を発生する。電圧発生手段
は、第3の三角波発生手段が発生した第4の三角波と第
2の三角波発生手段が発生した第2の三角波との論理積
を以て前記傾斜電圧を発生する。第4の波形発生手段
は、第4の三角波を受けて、第1の基準レベル上で増減
範囲を持つ第5の三角波を発生する。また、波形変換手
段は、第4の三角波発生手段で発生させた第4の三角波
を台形波に変換するとともに、この台形波に第4の三角
波を加算して疑似三角関数を発生する。
この疑似波形発生回路において、第1の波形発生手段と
第3の波形発生手段とは同一の構成であって、その構成
は、単調に増減する入力が加えられる第1の増幅器の出
力部に第1の抵抗を介して上限電圧、第2の抵抗を介し
て下限電圧を加え、前記増幅器を通して前記第2の抵抗
に第1の電流ミラー回路から第1の電流を供給するとと
もに、前記増幅器から第2の電流を引き込んで前記第1
の抵抗に前記第2の電流を流し、前記第1及び第2の抵
抗に前記第2の電流ミラー回路を介して並列化した第2
の抵抗を通して前記第1及び第2の電流を流すことによ
り、前記入力に応じて増加範囲と減少範囲からなる三角
波を発生している。
第3の波形発生手段とは同一の構成であって、その構成
は、単調に増減する入力が加えられる第1の増幅器の出
力部に第1の抵抗を介して上限電圧、第2の抵抗を介し
て下限電圧を加え、前記増幅器を通して前記第2の抵抗
に第1の電流ミラー回路から第1の電流を供給するとと
もに、前記増幅器から第2の電流を引き込んで前記第1
の抵抗に前記第2の電流を流し、前記第1及び第2の抵
抗に前記第2の電流ミラー回路を介して並列化した第2
の抵抗を通して前記第1及び第2の電流を流すことによ
り、前記入力に応じて増加範囲と減少範囲からなる三角
波を発生している。
また、第2の波形発生手段と第4の波形発生手段は同一
の構成であって、その構成は、前段側の三角波発生手段
から得られる単調な増減成分を持つ三角波が加えられる
第2の増幅器の出力部に第4の抵抗を介して上限電圧、
第5の抵抗を介して下限電圧を加え、増幅器を通して前
記第5の抵抗に第3の電流ミラー回路から第3の電流を
供給するとともに、前記増幅器から第4の電流を引き込
んで前記第4の抵抗に前記第4の電流を流し、前記第4
及び第5の抵抗に前記第4の電流ミラー回路を介して並
列化した第6の抵抗を通して前記第3及び第4の電流を
流すことにより、前段側の三角波発生手段からの三角波
の増加領域に対応して三角波を発生するとともに、前記
三角波の減少領域に対応して三角波を発生する。
の構成であって、その構成は、前段側の三角波発生手段
から得られる単調な増減成分を持つ三角波が加えられる
第2の増幅器の出力部に第4の抵抗を介して上限電圧、
第5の抵抗を介して下限電圧を加え、増幅器を通して前
記第5の抵抗に第3の電流ミラー回路から第3の電流を
供給するとともに、前記増幅器から第4の電流を引き込
んで前記第4の抵抗に前記第4の電流を流し、前記第4
及び第5の抵抗に前記第4の電流ミラー回路を介して並
列化した第6の抵抗を通して前記第3及び第4の電流を
流すことにより、前段側の三角波発生手段からの三角波
の増加領域に対応して三角波を発生するとともに、前記
三角波の減少領域に対応して三角波を発生する。
第1図は、この発明の擬似波形発生回路の実施例を示
す。
す。
この擬似波形発生回路は、擬似cos波側に第1及び第2
の三角波発生手段として三角波発生回路2A、2Bおよ
び波形整形回路2C、擬似sin波側に第3及び第4の三
角波発生手段として三角波発生回路4A、4Bおよび波
形整形手段として波形整形回路4Cを設置し、三角波発
生回路4A、4Bによって得られた三角波から補正波形
区間を検出するとともに、三角波発生回路2Bからの三
角波によって補正波形として傾斜電圧を発生し、この傾
斜電圧を発生する電圧発生手段しての波形加算回路6′
入力端子8に対して可変電圧源10から第2図および第
3図のAに示す単調な増減特性を持つ入力電圧Vinを加
え、この入力電圧Vinに対応して出力端子12Aから擬
似cos波を表す波形出力VOUT1、出力端子12Bから擬
似sin波を表す波形出力VOUT2を取り出すようにしたも
のである。
の三角波発生手段として三角波発生回路2A、2Bおよ
び波形整形回路2C、擬似sin波側に第3及び第4の三
角波発生手段として三角波発生回路4A、4Bおよび波
形整形手段として波形整形回路4Cを設置し、三角波発
生回路4A、4Bによって得られた三角波から補正波形
区間を検出するとともに、三角波発生回路2Bからの三
角波によって補正波形として傾斜電圧を発生し、この傾
斜電圧を発生する電圧発生手段しての波形加算回路6′
入力端子8に対して可変電圧源10から第2図および第
3図のAに示す単調な増減特性を持つ入力電圧Vinを加
え、この入力電圧Vinに対応して出力端子12Aから擬
似cos波を表す波形出力VOUT1、出力端子12Bから擬
似sin波を表す波形出力VOUT2を取り出すようにしたも
のである。
(a)三角波発生回路2A 三角波発生回路2Aは、単調な増加または減少をする入
力に応じて単一の三角波出力を発生させるものであり、
第4図に示すように、第1の増幅器として全帰還増幅器
20(以下単に増幅器20という)を備え、この増幅器
20には、電圧源21によって上限基準電圧VrefH、電
圧源22によって下限基準電圧VrefLが設定されてお
り、可変電圧源10からの入力電圧Vinは、下限基準電
圧VrefLと上限基準電圧VrefHとの間で単調な傾きで増
減する。
力に応じて単一の三角波出力を発生させるものであり、
第4図に示すように、第1の増幅器として全帰還増幅器
20(以下単に増幅器20という)を備え、この増幅器
20には、電圧源21によって上限基準電圧VrefH、電
圧源22によって下限基準電圧VrefLが設定されてお
り、可変電圧源10からの入力電圧Vinは、下限基準電
圧VrefLと上限基準電圧VrefHとの間で単調な傾きで増
減する。
増幅器20の出力点は、上限基準電圧VrefHと下限基準
電圧VrefLとの間に接続された第1及び第2の抵抗2
3、24の分圧点に接続されている。この場合、増幅器
20の全帰還特性から入力電圧Vinと中点電圧Vrとが
等しくなる。今、増幅器20の出力点が抵抗23、24
の中点に接続されていないとすると、抵抗23、24の
各抵抗値をR23、R24とし、各値を等しく設定する
と、電圧Vr′は、 となる。
電圧VrefLとの間に接続された第1及び第2の抵抗2
3、24の分圧点に接続されている。この場合、増幅器
20の全帰還特性から入力電圧Vinと中点電圧Vrとが
等しくなる。今、増幅器20の出力点が抵抗23、24
の中点に接続されていないとすると、抵抗23、24の
各抵抗値をR23、R24とし、各値を等しく設定する
と、電圧Vr′は、 となる。
そして、第1の電流ミラー回路25は、増幅器20から
抵抗24を通して流出する第1の電流I1を増幅器20
に対てし補償するとともに、その電流I1を電流反転し
て第2の電流ミラー回路26側に供給し、また、電流ミ
ラー回路26は、抵抗23を通して増幅器20に吸収さ
れる電流I2を増幅器20から流出させ、電流I1また
は電流I2を出力抵抗27に流すものである。
抵抗24を通して流出する第1の電流I1を増幅器20
に対てし補償するとともに、その電流I1を電流反転し
て第2の電流ミラー回路26側に供給し、また、電流ミ
ラー回路26は、抵抗23を通して増幅器20に吸収さ
れる電流I2を増幅器20から流出させ、電流I1また
は電流I2を出力抵抗27に流すものである。
したがって、三角波発生回路2Aでは、入力電圧Vinの
増減に応じて中点電圧Vrも増減し、その増減に応じて
抵抗24の端子間電圧VRも増減する。たとえば、入力
電圧Vinが電圧Vr′よりも増加すると、増幅器20の
出力点から電流I1が流出し、その電流I1が電流ミラ
ー回路25から増幅器20に供給される。増幅器20に
供給された電流I1は、電流ミラー効果によって電流ミ
ラー回路25から電流ミラー回路26に流れ込み、電流
ミラー回路26を通じて第3の抵抗として出力抵抗27
に流れ、電圧降下を生じる。そして、入力電圧Vin=V
refH−VrefLの場合、Vr=VrefHとなり、出力抵抗2
7に最大電流Imaxが流れる。
増減に応じて中点電圧Vrも増減し、その増減に応じて
抵抗24の端子間電圧VRも増減する。たとえば、入力
電圧Vinが電圧Vr′よりも増加すると、増幅器20の
出力点から電流I1が流出し、その電流I1が電流ミラ
ー回路25から増幅器20に供給される。増幅器20に
供給された電流I1は、電流ミラー効果によって電流ミ
ラー回路25から電流ミラー回路26に流れ込み、電流
ミラー回路26を通じて第3の抵抗として出力抵抗27
に流れ、電圧降下を生じる。そして、入力電圧Vin=V
refH−VrefLの場合、Vr=VrefHとなり、出力抵抗2
7に最大電流Imaxが流れる。
また、入力電圧Vinが電圧Vr′よりも減少すると、中
点電圧Vrが下がり、抵抗24の端子間電圧VRも減少
するので、抵抗23から来る電流I2が増幅器20に吸
い込まれる。増幅器20に吸収された電流I2は、増幅
器20から電流ミラー回路26に流れ込み、電流I2が
電流ミラー効果によって出力抵抗27を通して電流ミラ
ー回路26に吸収される。この結果、出力抵抗27に
は、電流I2による電圧降下が生じる。
点電圧Vrが下がり、抵抗24の端子間電圧VRも減少
するので、抵抗23から来る電流I2が増幅器20に吸
い込まれる。増幅器20に吸収された電流I2は、増幅
器20から電流ミラー回路26に流れ込み、電流I2が
電流ミラー効果によって出力抵抗27を通して電流ミラ
ー回路26に吸収される。この結果、出力抵抗27に
は、電流I2による電圧降下が生じる。
このような入出力関係から、出力抵抗27の低電位側出
力点には、第2図のBに示すように、電圧Vr′を中心
にして左右対象で電圧Vr′の点を最大値とする一定の
増減関係を持つ第1の三角波としての三角波電圧Va1が
得られる。この三角波電圧Va1は、次段側の三角波発生
回路2Bの入力電圧となる。
力点には、第2図のBに示すように、電圧Vr′を中心
にして左右対象で電圧Vr′の点を最大値とする一定の
増減関係を持つ第1の三角波としての三角波電圧Va1が
得られる。この三角波電圧Va1は、次段側の三角波発生
回路2Bの入力電圧となる。
(b)三角波発生回路2B 三角波発生回路2Bは、単調に増減する入力に応じて2
つの三角波出力を発生させるものであり、第5図に示す
ように、第2の増幅器として全帰還増幅器30(以下単
に増幅器30という)を備え、この増幅器30には、電
圧源31によって上限基準電圧VrefH、電圧源32によ
って下限基準電圧VrefLが設定されており、入力電圧と
しての三角波電圧Va1は、下限基準電圧VrefLと上限基
準電圧VrefHとの間で単調な傾きで増減する。
つの三角波出力を発生させるものであり、第5図に示す
ように、第2の増幅器として全帰還増幅器30(以下単
に増幅器30という)を備え、この増幅器30には、電
圧源31によって上限基準電圧VrefH、電圧源32によ
って下限基準電圧VrefLが設定されており、入力電圧と
しての三角波電圧Va1は、下限基準電圧VrefLと上限基
準電圧VrefHとの間で単調な傾きで増減する。
増幅器30の出力点は、上限基準電圧VrefHと、下限基
準電圧VrefLとの間に接続された第4及び第5の抵抗3
3、34の分圧点に接続されている。この場合、増幅器
30の全帰還特性から入力電圧としての三角波電圧Va1
と中点電圧Vrとが等しくなる。今、増幅器30の出力
点が抵抗33、34の中点に接続されていないとする
と、抵抗33、34の各抵抗値をR33、R34とし、
各値を等しく設定すると、電圧Vr′は、 となる。これらの点は、三角波発生回路2Aと同様であ
る。
準電圧VrefLとの間に接続された第4及び第5の抵抗3
3、34の分圧点に接続されている。この場合、増幅器
30の全帰還特性から入力電圧としての三角波電圧Va1
と中点電圧Vrとが等しくなる。今、増幅器30の出力
点が抵抗33、34の中点に接続されていないとする
と、抵抗33、34の各抵抗値をR33、R34とし、
各値を等しく設定すると、電圧Vr′は、 となる。これらの点は、三角波発生回路2Aと同様であ
る。
そして、三角波発生回路2Bでは、第3の電流ミラー回
路35で、増幅器30から抵抗34を通して流出する第
3の電流I3を補償するとともに、その電流I3を電流
反転して第6の抵抗として出力抵抗37に流し、また、
第4の電流ミラー回路36は、抵抗33を通して増幅器
30に吸収される電流I4を増幅器30から流出させ、
その電流I4を電流反転して電流ミラー回路35から吸
い込む。
路35で、増幅器30から抵抗34を通して流出する第
3の電流I3を補償するとともに、その電流I3を電流
反転して第6の抵抗として出力抵抗37に流し、また、
第4の電流ミラー回路36は、抵抗33を通して増幅器
30に吸収される電流I4を増幅器30から流出させ、
その電流I4を電流反転して電流ミラー回路35から吸
い込む。
したがって、三角波発生回路2Bでは、入力電圧として
の三角波電圧Va1の増減に応じて中点電圧Vrも増減
し、この増減に応じて抵抗34の端子間電圧VRも増減
する。たとえば、三角波波電圧Va1が電圧Vr′よりも
増加すると、増幅器30の出力点から電流I3が流出
し、その電流I3が電流ミラー回路35から増幅器30
に供給される。増幅器30に供給された電流I3は、電
流ミラー効果によって電流ミラー回路35から出力抵抗
37に流れて電圧降下を生じさせる。そして、三角波電
圧Va1=VrefH−VrefLの場合、Vr=VrefHとなり、
出力抵抗37に最大電流Imaxが流れる。
の三角波電圧Va1の増減に応じて中点電圧Vrも増減
し、この増減に応じて抵抗34の端子間電圧VRも増減
する。たとえば、三角波波電圧Va1が電圧Vr′よりも
増加すると、増幅器30の出力点から電流I3が流出
し、その電流I3が電流ミラー回路35から増幅器30
に供給される。増幅器30に供給された電流I3は、電
流ミラー効果によって電流ミラー回路35から出力抵抗
37に流れて電圧降下を生じさせる。そして、三角波電
圧Va1=VrefH−VrefLの場合、Vr=VrefHとなり、
出力抵抗37に最大電流Imaxが流れる。
また、三角波電圧Va1が電圧Vr′よりも減少すると、
中点電圧Vrが下がり、抵抗34の端子間電圧VRも減
少するので、抵抗33から来る電流I4が増幅器30に
吸い込まれる。増幅器30に吸収された電流I4は、増
幅器30から電流ミラー回路36に流れ込み、電流反転
によって電流I4が電流ミラー回路35から電流ミラー
回路36に吸収される。この結果、出力抵抗37には、
電流ミラー回路35から電流I4が供給されて電圧降下
が生じる。
中点電圧Vrが下がり、抵抗34の端子間電圧VRも減
少するので、抵抗33から来る電流I4が増幅器30に
吸い込まれる。増幅器30に吸収された電流I4は、増
幅器30から電流ミラー回路36に流れ込み、電流反転
によって電流I4が電流ミラー回路35から電流ミラー
回路36に吸収される。この結果、出力抵抗37には、
電流ミラー回路35から電流I4が供給されて電圧降下
が生じる。
このような入出力関係から、出力抵抗37の高電位側出
力点には、第2図のCに示すように、第2図のBに示す
三角波電圧Va1に対応してその左側の増加成分と、その
右側の減少成分によって個別に連続した第2の三角波と
して2つの三角波からなる三角波電圧Vb1が形成され
る。
力点には、第2図のCに示すように、第2図のBに示す
三角波電圧Va1に対応してその左側の増加成分と、その
右側の減少成分によって個別に連続した第2の三角波と
して2つの三角波からなる三角波電圧Vb1が形成され
る。
このような2組の三角波からなる三角波電圧Vb1は、三
角波の単調な増減関係を持つ波形成分を傾きの異なる波
形成分に整形する波形整形回路2Cに加えられる。
角波の単調な増減関係を持つ波形成分を傾きの異なる波
形成分に整形する波形整形回路2Cに加えられる。
(c)波形整形回路2C 波形整形回路2Cは、三角波電圧Vb1の三角波の波形形
状を三角関数波形に近づけてcos波を表す擬似波形を形
成するためのものであり、たとえば、第6図に示すよう
に、三角波入力として三角波電圧Vb1に対応した三角波
と台形波とを合成して三角関数の擬似波形を形成する。
このため、この波形整形回路2Cには、2つの電流発生
手段として電圧・電流変換回路41、42が設置されて
おり、三角波電圧Vb1は、各電圧・電流変換回路41、
42によって電流I5、I6に変換される。
状を三角関数波形に近づけてcos波を表す擬似波形を形
成するためのものであり、たとえば、第6図に示すよう
に、三角波入力として三角波電圧Vb1に対応した三角波
と台形波とを合成して三角関数の擬似波形を形成する。
このため、この波形整形回路2Cには、2つの電流発生
手段として電圧・電流変換回路41、42が設置されて
おり、三角波電圧Vb1は、各電圧・電流変換回路41、
42によって電流I5、I6に変換される。
電圧・電流変換回路41は、増幅器43、トランジスタ
44および抵抗45を以て構成されており、増幅器43
の全帰還特性によって抵抗45の抵抗値をR45とする
と、電流I5は、 となり、入力に比例して増加または減少する値を呈す
る。
44および抵抗45を以て構成されており、増幅器43
の全帰還特性によって抵抗45の抵抗値をR45とする
と、電流I5は、 となり、入力に比例して増加または減少する値を呈す
る。
また、電圧・電流変換回路42は、比較回路46を備え
ており、基準電圧VrefHと基準電圧VrefLとを抵抗4
7、48で分割して基準電圧Vtを設定している。この
電圧・電流変換回路42では、三角波電圧Vb1の成分電
圧が基準電圧Vtを越えない範囲で、その成分電圧に比
例関係を持ち、基準電圧Vtを越えると、一定値となる
台形波状の電流I6を発生する。すなわち、比較回路4
6は、トランジスタ49および抵抗50によって全帰還
増幅器が構成され、抵抗50の抵抗値をR50とする
と、電流I6は、 となり、三角波電圧Vb1が基準電圧Vtに移行するま
で、三角波電圧Vb1の成分電圧に比例した値となる。
ており、基準電圧VrefHと基準電圧VrefLとを抵抗4
7、48で分割して基準電圧Vtを設定している。この
電圧・電流変換回路42では、三角波電圧Vb1の成分電
圧が基準電圧Vtを越えない範囲で、その成分電圧に比
例関係を持ち、基準電圧Vtを越えると、一定値となる
台形波状の電流I6を発生する。すなわち、比較回路4
6は、トランジスタ49および抵抗50によって全帰還
増幅器が構成され、抵抗50の抵抗値をR50とする
と、電流I6は、 となり、三角波電圧Vb1が基準電圧Vtに移行するま
で、三角波電圧Vb1の成分電圧に比例した値となる。
各電流I5、I6は、電流変換手段としての電流ミラー
回路51の入力側のライン上で加算され、合成電流IT
(I5+I6)として電流ミラー回路51に加えられ
る。この電流ミラー回路51は、電流ミラー効果によっ
てその出力側に接続された電圧変換手段としての出力抵
抗52に合成電流ITを流す。したがって、出力抵抗5
2の抵抗値をR52とすると、出力抵抗52に発生する
電圧VOUT1は、 VOUT1=R52・IT =R52・(I5+I6) ・・・・(5) となる。
回路51の入力側のライン上で加算され、合成電流IT
(I5+I6)として電流ミラー回路51に加えられ
る。この電流ミラー回路51は、電流ミラー効果によっ
てその出力側に接続された電圧変換手段としての出力抵
抗52に合成電流ITを流す。したがって、出力抵抗5
2の抵抗値をR52とすると、出力抵抗52に発生する
電圧VOUT1は、 VOUT1=R52・IT =R52・(I5+I6) ・・・・(5) となる。
ここで、電流I5による電圧降下R52・I5は、第2
図のCに示す三角波電圧Vb1と等しく、また、電力I6
による電圧降下R52・I6は、第2図のDに示す台形波
電圧Vc1となる。
図のCに示す三角波電圧Vb1と等しく、また、電力I6
による電圧降下R52・I6は、第2図のDに示す台形波
電圧Vc1となる。
各電圧Vb1、Vc1は、合成されて電圧降下として出力抵
抗52に生ずるので、電圧VOUT1は、第2図のEに示す
ように、電圧Vb1、Vc1の合成値からなる擬似cos波を
表し、出力端子12Aから入力電圧Vinに対応した擬似
cos波を表す波形出力として取り出される。
抗52に生ずるので、電圧VOUT1は、第2図のEに示す
ように、電圧Vb1、Vc1の合成値からなる擬似cos波を
表し、出力端子12Aから入力電圧Vinに対応した擬似
cos波を表す波形出力として取り出される。
(d)三角波発生回路4A 三角波発生回路4Aは、単調な増加または減少をする入
力に応じて単一の三角波出力を発生させるものであり、
第4図に示すように、三角波発生回路2Aと同様に構成
されるが、三角波発生回路2Aとは異なり、抵抗23、
24、27の抵抗値R23、R24、R27の比率をたとえ
ば、R23:R24:R27=3:1:1.5に設定する。この
ため、三角波発生回路4Aは、第3図のFに示すように
増加範囲と減少範囲が一定の比率で異なり、最高値を中
心に左右非対象を成す第3の三角波としての三角波電圧
Vaを内部波形として発生し、この三角波電圧Vaに対
して波形加算回路6から加えられる傾斜電圧を成す第3
図のGに示す補正波形電圧Vdを加算し、第3図のHに
示すように、上限基準電圧VrefHを最高値、下限基準電
圧VrefLを最少値とし、上限および下限基準電圧
VrefH、VrefLの中点電圧Vrを基準にして正負側に凸
を成す第4の三角波として三角波電圧Va2を発生する。
力に応じて単一の三角波出力を発生させるものであり、
第4図に示すように、三角波発生回路2Aと同様に構成
されるが、三角波発生回路2Aとは異なり、抵抗23、
24、27の抵抗値R23、R24、R27の比率をたとえ
ば、R23:R24:R27=3:1:1.5に設定する。この
ため、三角波発生回路4Aは、第3図のFに示すように
増加範囲と減少範囲が一定の比率で異なり、最高値を中
心に左右非対象を成す第3の三角波としての三角波電圧
Vaを内部波形として発生し、この三角波電圧Vaに対
して波形加算回路6から加えられる傾斜電圧を成す第3
図のGに示す補正波形電圧Vdを加算し、第3図のHに
示すように、上限基準電圧VrefHを最高値、下限基準電
圧VrefLを最少値とし、上限および下限基準電圧
VrefH、VrefLの中点電圧Vrを基準にして正負側に凸
を成す第4の三角波として三角波電圧Va2を発生する。
このような波形処理を行った場合、上限基準電圧VrefH
と下限基準電圧VrefLとの間に設定された中点電圧Vr
=(VrefH−VrefL)/2を以て波形を折り返すことか
ら、波形成分が連続性を損なうことがなく、特に、折り
返し部分の波形精度が高くなる利点がある。
と下限基準電圧VrefLとの間に設定された中点電圧Vr
=(VrefH−VrefL)/2を以て波形を折り返すことか
ら、波形成分が連続性を損なうことがなく、特に、折り
返し部分の波形精度が高くなる利点がある。
(e)三角波発生回路4B 三角波発生回路4Bは、三角波発生回路2Bと同様に、
第5図に示すように構成されているので、三角波発生回
路4Aが発生した三角波電圧Va2を入力電圧として、第
3図のIに示すように、上限基準電圧VrefHを最高値、
下限基準電圧VrefLを最低値とする連続した2つの三角
波からなる三角波電圧Vb2を発生する。
第5図に示すように構成されているので、三角波発生回
路4Aが発生した三角波電圧Va2を入力電圧として、第
3図のIに示すように、上限基準電圧VrefHを最高値、
下限基準電圧VrefLを最低値とする連続した2つの三角
波からなる三角波電圧Vb2を発生する。
(f)波形加算回路6 波形加算回路6は、三角波発生回路2B、4Bのそれぞ
れに出力波形電圧の成分を検出する波形検出部61、6
2を設置している。波形検出部61は、三角波発生回路
2Bから出力される第2図のCに示す三角波電圧Vb1の
Vx−Vy区間の波形成分を検出し、また、波形検出部
62は、三角波発生回路4Bが出力する第3図のIに示
す三角波電圧Vb2のVx−Vy区間の波形成分を検出す
る。各波形検出部61、62で検出された補正波形区間
Vx−Vyを表す信号は、各々インバータ65、66を
通りAND回路63に加えられて論理積が取られ、その
出力によってスイッチ64が閉じられる。スイッチ64
は、三角波発生回路2Bの三角波電圧Vb1またはその基
礎とする電流を三角波発生回路4Bに供給するための供
給路に挿入されており、スイッチ64が閉じられると、
傾斜電圧として第3図のGに示す補正波形電圧Vdが発
生し、三角波発生回路4Aに加えられる。すなわち、補
正波形電圧Vdは、第3図のGに示すように、三角波発
生回路2Bが発生する第3図のCに示す三角波電圧Vb1
のVx−Vy区間の単調に立ち上がる波形成分で与えら
れる。そこで、三角波発生回路4Aにおいて、補正波形
電圧Vdと、第3図のFに示す三角波電圧Vaとが加算
されて、第3図のHに示す三角波電圧Va2が形成される
ことは、三角波発生回路2Aの項(a)で述べた通りで
ある。
れに出力波形電圧の成分を検出する波形検出部61、6
2を設置している。波形検出部61は、三角波発生回路
2Bから出力される第2図のCに示す三角波電圧Vb1の
Vx−Vy区間の波形成分を検出し、また、波形検出部
62は、三角波発生回路4Bが出力する第3図のIに示
す三角波電圧Vb2のVx−Vy区間の波形成分を検出す
る。各波形検出部61、62で検出された補正波形区間
Vx−Vyを表す信号は、各々インバータ65、66を
通りAND回路63に加えられて論理積が取られ、その
出力によってスイッチ64が閉じられる。スイッチ64
は、三角波発生回路2Bの三角波電圧Vb1またはその基
礎とする電流を三角波発生回路4Bに供給するための供
給路に挿入されており、スイッチ64が閉じられると、
傾斜電圧として第3図のGに示す補正波形電圧Vdが発
生し、三角波発生回路4Aに加えられる。すなわち、補
正波形電圧Vdは、第3図のGに示すように、三角波発
生回路2Bが発生する第3図のCに示す三角波電圧Vb1
のVx−Vy区間の単調に立ち上がる波形成分で与えら
れる。そこで、三角波発生回路4Aにおいて、補正波形
電圧Vdと、第3図のFに示す三角波電圧Vaとが加算
されて、第3図のHに示す三角波電圧Va2が形成される
ことは、三角波発生回路2Aの項(a)で述べた通りで
ある。
(g)波形整形回路4C 波形整形回路4Cは、たとえば、第6図に示すように、
擬似cos波側の波形整形回路2Cと同様に構成されてお
り、三角波発生回路4Bで発生させた第3図のIに示す
三角波電圧Vb2に対応した第3図Jに示す台形波電圧V
c2を発生させ、この台形波電圧Vc2と第3図のIに示す
三角波電圧Vb2とを加算して第3図のKに示すように、
三角波電圧Vb2に対応した擬似sin波を表す波形出力V
OUT2を発生する。この場合、三角波電圧Vb2と台形波電
圧Vc2とを加算することから、単調な増減する波形成分
に、その波形成分が特定値に到達した点から増減の傾き
を異ならせる整形処理が行われて、擬似sin波を表す波
形出力VOUT2が得られる。
擬似cos波側の波形整形回路2Cと同様に構成されてお
り、三角波発生回路4Bで発生させた第3図のIに示す
三角波電圧Vb2に対応した第3図Jに示す台形波電圧V
c2を発生させ、この台形波電圧Vc2と第3図のIに示す
三角波電圧Vb2とを加算して第3図のKに示すように、
三角波電圧Vb2に対応した擬似sin波を表す波形出力V
OUT2を発生する。この場合、三角波電圧Vb2と台形波電
圧Vc2とを加算することから、単調な増減する波形成分
に、その波形成分が特定値に到達した点から増減の傾き
を異ならせる整形処理が行われて、擬似sin波を表す波
形出力VOUT2が得られる。
以上各項(a)〜(g)で説明したように、三角波発生回路2
A、2Bおよび波形整形回路2Cを以て擬似cos波の全
波整流波形、三角波発生回路4A、4Bおよび波形整形
回路4Cを以て擬似sin波の全波整流波形を得ることが
できる。各波形出力VOUT1、VOUT2について、2分の1
の周期分を反転させることにより、正規のsin波およびc
os波に近似させることができる。
A、2Bおよび波形整形回路2Cを以て擬似cos波の全
波整流波形、三角波発生回路4A、4Bおよび波形整形
回路4Cを以て擬似sin波の全波整流波形を得ることが
できる。各波形出力VOUT1、VOUT2について、2分の1
の周期分を反転させることにより、正規のsin波およびc
os波に近似させることができる。
そして、三角波電圧Va2を形成する波形処理において、
上限基準電圧VrefHを最大値、下限基準電圧VrefLを最
少値とし、上限および下限基準電圧VrefH、VrefLの中
点電圧Vrを以て折り返して連続した三角波電圧Va2を
形成することから、各波形成分の連続性が得られ、指示
回転計などの指示計器に対する指示入力信号に適した波
形を得ることができる。このような波形出力によれば、
波形の一部分に急峻なレベル移行や同一レベルの保持な
どが存在した場合に生じた指針の飛びや停止などの不自
然な指示を確実に除くことができる。
上限基準電圧VrefHを最大値、下限基準電圧VrefLを最
少値とし、上限および下限基準電圧VrefH、VrefLの中
点電圧Vrを以て折り返して連続した三角波電圧Va2を
形成することから、各波形成分の連続性が得られ、指示
回転計などの指示計器に対する指示入力信号に適した波
形を得ることができる。このような波形出力によれば、
波形の一部分に急峻なレベル移行や同一レベルの保持な
どが存在した場合に生じた指針の飛びや停止などの不自
然な指示を確実に除くことができる。
この発明によれば、単調な増減する入力によって発生さ
せた三角波に、加算手段で補正波形を加算して上限基準
電圧を最大値、下限基準電圧を最少値とし、上限および
下限基準電圧の中点電圧を基準にしてその正負側に三角
波を発生させ、この三角波に対して、単調に増減する波
形成分に、その波形成分が特定値に到達した点から増減
の傾きを異ならせる整形処理を行い、擬似sin波や擬似c
os波を表す波形出力を得るので、従来のように連続的に
直列に接続された抵抗回路を用いた場合の抵抗比に波形
成分が依存しないので、抵抗の温度係数や連続したその
抵抗による抵抗比精度に依存することがなく、精度の高
い波形出力を得ることができる。
せた三角波に、加算手段で補正波形を加算して上限基準
電圧を最大値、下限基準電圧を最少値とし、上限および
下限基準電圧の中点電圧を基準にしてその正負側に三角
波を発生させ、この三角波に対して、単調に増減する波
形成分に、その波形成分が特定値に到達した点から増減
の傾きを異ならせる整形処理を行い、擬似sin波や擬似c
os波を表す波形出力を得るので、従来のように連続的に
直列に接続された抵抗回路を用いた場合の抵抗比に波形
成分が依存しないので、抵抗の温度係数や連続したその
抵抗による抵抗比精度に依存することがなく、精度の高
い波形出力を得ることができる。
第1図はこの発明の擬似波形発生回路の実施例を示す回
路図、第2図および第3図は第1図に示した擬似波形発
生回路の動作波形を示す図、第4図および第5図は第1
図に示した擬似波形発生回路における三角波発生回路の
具体的な回路構成例を示す回路図、第6図は第1図に示
した擬似波形発生回路における波形整形回路の具体的な
回路構成例を示す回路図、第7図は従来の擬似波形発生
回路を示す回路図、第8図は第7図に示した擬似波形発
生回路による擬似波形の形成を示す図である。 2A……三角波発生回路(第1の三角波発生手段) 2B……三角波発生回路(第2の三角波発生手段) 4A……三角波発生回路(第3の三角波発生手段) 4B……三角波発生回路(第4の三角波発生手段) 4C……波形整形回路(波形整形手段) 6……波形加算回路(電圧発生手段) 20……第1の増幅器 23……第1の抵抗 24……第2の抵抗 25……第1の電流ミラー回路 26……第2の電流ミラー回路 27……第3の抵抗 30……第2の増幅器 33……第4の抵抗 34……第5の抵抗 35……第3の電流ミラー回路 36……第4の電流ミラー回路 37……第6の抵抗 I1……第1の電流 I2……第2の電流 I3……第3の電流 I4……第4の電流
路図、第2図および第3図は第1図に示した擬似波形発
生回路の動作波形を示す図、第4図および第5図は第1
図に示した擬似波形発生回路における三角波発生回路の
具体的な回路構成例を示す回路図、第6図は第1図に示
した擬似波形発生回路における波形整形回路の具体的な
回路構成例を示す回路図、第7図は従来の擬似波形発生
回路を示す回路図、第8図は第7図に示した擬似波形発
生回路による擬似波形の形成を示す図である。 2A……三角波発生回路(第1の三角波発生手段) 2B……三角波発生回路(第2の三角波発生手段) 4A……三角波発生回路(第3の三角波発生手段) 4B……三角波発生回路(第4の三角波発生手段) 4C……波形整形回路(波形整形手段) 6……波形加算回路(電圧発生手段) 20……第1の増幅器 23……第1の抵抗 24……第2の抵抗 25……第1の電流ミラー回路 26……第2の電流ミラー回路 27……第3の抵抗 30……第2の増幅器 33……第4の抵抗 34……第5の抵抗 35……第3の電流ミラー回路 36……第4の電流ミラー回路 37……第6の抵抗 I1……第1の電流 I2……第2の電流 I3……第3の電流 I4……第4の電流
Claims (1)
- 【請求項1】単調に増減する入力が加えられる第1の増
幅器の出力部に第1の抵抗を介して上限電圧、第2の抵
抗を介して下限電圧を加え、前記増幅器を通して前記第
2の抵抗に第1の電流ミラー回路から第1の電流を供給
するとともに、前記増幅器から第2の電流を引き込んで
前記第1の抵抗に前記第2の電流を流し、前記第1及び
第2の抵抗に第2の電流ミラー回路を介して並列化した
第3の抵抗を通して前記第1及び第2の電流を流すこと
により、前記入力に応じて増加範囲と減少範囲からなる
第1の三角波を形成する第1の三角波発生手段と、 この第1の三角波発生手段から得られる単調な増減成分
を持つ前記三角波が加えられる第2の増幅器の出力部に
第4の抵抗を介して上限電圧、第5の抵抗を介して下限
電圧を加え、前記増幅器を通して前記第5の抵抗に第3
の電流ミラー回路から第3の電流を供給するとともに、
前記増幅器から第4の電流を引き込んで前記第4の抵抗
に前記第4の電流を流し、前記第4及び第5の抵抗に前
記第4の電流ミラー回路を介して並列化した第6の抵抗
を通して前記第3及び第4の電流を流すことにより、前
記第1の三角波発生手段からの前記三角波の増加領域に
対応して三角波を発生するとともに、前記三角波の減少
領域に対応して三角波を発生することにより、前記第1
の三角波発生手段が発生した三角波を複数の第2の三角
波に変換する第2の三角波発生手段と、 前記第1の三角波発生手段と同一の構成を備えて、単調
に増減する前記入力を受けて前記第1の三角波に対して
最大レベルの位置を異ならせた第3の三角波を発生させ
るとともに、この第3の三角波に設定されている第1の
基準レベルの位置から立ち上がり且つ前記第3の三角波
の増加範囲の傾きの2倍の傾きを持つ傾斜電圧を受け、
これらを加算することにより、前記第1の基準レベルと
最高レベルとの中間レベルを中心にして正方向に凸、負
方向に凸となる2つの第4の三角波を発生する第3の三
角波発生手段と、 この第3の三角波発生手段が発生した前記第4の三角波
と前記第2の三角波発生手段が発生した前記第2の三角
波との論理積を以て前記傾斜電圧を発生する電圧発生手
段と、 前記第2の三角波発生手段と同一の構成を備えて、前記
第3の三角波発生手段が発生した前記第4の三角波を受
けて、前記第1の基準レベル上で増減範囲を持つ第5の
三角波を発生する第4の三角波発生手段と、 この第4の三角波発生手段で発生させた前記第4の三角
波を台形波に変換するとともに、この台形波に前記第4
の三角波を加算して疑似三角関数を発生する波形整形手
段と、 を備えたことを特徴とする疑似波形発生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62163578A JPH0646685B2 (ja) | 1987-06-30 | 1987-06-30 | 擬似波形発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62163578A JPH0646685B2 (ja) | 1987-06-30 | 1987-06-30 | 擬似波形発生回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS647804A JPS647804A (en) | 1989-01-11 |
JPH0646685B2 true JPH0646685B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=15776572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62163578A Expired - Lifetime JPH0646685B2 (ja) | 1987-06-30 | 1987-06-30 | 擬似波形発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646685B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5197016B2 (ja) | 2004-12-23 | 2013-05-15 | デシファラ ファーマスーティカルズ, エルエルシー | 酵素モジュレータ及び治療 |
-
1987
- 1987-06-30 JP JP62163578A patent/JPH0646685B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS647804A (en) | 1989-01-11 |
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