JPH0646644Y2 - スライシングマシンにおける防塵カバー装置 - Google Patents

スライシングマシンにおける防塵カバー装置

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Publication number
JPH0646644Y2
JPH0646644Y2 JP1259491U JP1259491U JPH0646644Y2 JP H0646644 Y2 JPH0646644 Y2 JP H0646644Y2 JP 1259491 U JP1259491 U JP 1259491U JP 1259491 U JP1259491 U JP 1259491U JP H0646644 Y2 JPH0646644 Y2 JP H0646644Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
cut
slicing machine
attached
opening
Prior art date
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Application number
JP1259491U
Other languages
English (en)
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JPH052909U (ja
Inventor
良三 櫛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スライシングマシンに
おいて切削時に発生する切削粉及び切削液が外部へ飛散
するのを防止する防塵カバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記スライシングマシンは周知の如く内
周に切刃を備えた環状の切断刃を用い、内孔に高硬度脆
性の被切断部材を挿入し、被切断部材を移動してウエハ
ー状に切断するようにしたものである。そして切断に際
しては切削液(冷却液を含む)を刃先にかけて行うもの
で、その一部は機台前方(被切断部材の供給側)に飛散
し、付近を汚損する等の問題がある。
【0003】そのため切断刃の前方には固定覆板を取り
付け、その飛散を可及的に防止する手段が採られてい
る。その一例を図7及び図8に示す。図は被切断部材を
水平に位置した横型のスライシングマシンを示すもの
で、スライシングマシン1は内周に切刃3を形成した環
状切断刃2を備え、切断刃2は外周をブレード受け4と
トップリング5とにより挟持され、適宣の駆動手段(図
示省略)により回動される。また被切断部材Wはスライ
ド台6に取り付けられ、切断刃の内孔に挿入される。7
は切断刃の前方に取り付けられる覆板であり、機台8の
前面に着脱自在に取り付けられ、切断刃2を覆うと共に
前面には被切断部材W及びスライド台6を挿入するため
の開口部10を穿孔する。11は覆板前面に取り付けら
れるスライド台6の案内レールであり、スライド台6は
内部に備えた駆動手段(図示省略)の駆動により案内レ
ール11に沿って徐々に上昇し切断を行うものである。
このため固定覆板7の開口部10は図示の如く長方形に
穿孔する必要がある。しかしこれはこの開口部10から
切削粉を含んだ切削液が前方に飛散することは免れな
い。
【0004】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、開口部からの切削液の飛散を可及的に防止すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案は、切断刃の前方に取り付けられる覆板に形成
される開口部を覆うカバーと、このカバーを移動させる
突棒とを備え、カバーは覆板に取り付けられる案内レー
ルに沿って移行自在に装着され、かつ開口部に挿入され
る被切断部材に対しこれに添った切欠部を形成し、突棒
は被切断部材を取り付けるスライド台に設け、スライド
台の移行に伴い突棒を介してカバーを移行させるもので
ある。
【0006】また他の考案は、上記構成において、カバ
ーの移行適所にストッパーを取り付け、ストッパーは常
時はカバーの移行を許容するも、所要時カバーの復行を
阻止する切換板を備えたものである。更に他の考案は、
カバーの切欠部は被切断部材との間に該被切断部材の傾
動を許容する間隙を形成し、かつ切欠部には被切断部材
に当接する可撓性の幕片を取り付けたものである。
【0007】
【作用】被切断部材の切削が進むにつれて開口部を覆う
カバーはスライド台の移行に伴って移動する。従ってカ
バーは常時開口部を覆うことができる。またカバーの移
行適所にストッパーを設けることにより、必要時このス
トッパーによりカバーの復行を阻止し、これにより内部
の点検等を行うことができる。さらにまた、カバーの切
欠部に幕片を取り付けることにより、被切断部材を伝っ
て切削液が外部に漏れることがない。
【0008】
【実施例】図1乃至図6は本考案の実施例に関し、スラ
イシングマシン1は前記と同一構造であり、同一部品に
ついては同一符号を付して説明を省略する。但し覆板7
の一側は機台8に軸支した開閉扉としたものである。ま
た12は被切断部材Wの上下左右角度調整用チルト機構
であり、被切断部材取付台13を載置しスライド台6に
取り付けられている。なお覆板7には前述の如く長方形
の開口部10が穿孔されている。
【0009】20は上記開口部10を覆う防塵カバー装
置である。この防塵カバー装置20は開口部10を覆う
カバー21とこのカバー21を上下に移行させる突棒2
2とを備える。
【0010】カバー21は下端に挿入される被切断部材
Wに沿う円弧状の切欠部23を形成し、覆板7に取り付
けられる左右の案内レール24に嵌合するシュー25を
備える。このシュー25は摩擦係数の小さい合成樹脂例
えばテフロンより構成する。なお上記切欠部23は、カ
バー21を所定位置に定位したとき、被切断部材Wをチ
ルト機構12による傾動を許容する間隙を有せしめる。
【0011】突棒22は、上記スライド台6に取り付け
られ、カバー21にはこの突棒22に対設する受板26
を備え、突棒上端に形成した小径の突起22aを受板2
6に穿孔した挿入孔26aに嵌挿する。
【0012】30はカバー21の移行適所に設けたスト
ッパーである。これは内部の点検または切刃3にドレッ
シングを行うとき等カバー21を把手27により引き上
げ固定するときこれを支承するようにしたもので、常時
は折畳まれカバ−21の移行を許容する蝶番等の切換板
31を備え、カバーを引き上げた後切換板を反転して伸
ばし、カバー21の受板26の下面に係合し、これを支
持するようにしたものである。
【0013】また32は切削液が被切断部材Wに沿って
流出するのを防止する幕片で、ゴム等可撓性材料をもっ
て構成され、下部に被切断部材Wに添う切欠部33を形
成しカバー21の下端に取り付け、被切断部材Wの上部
及び両側部に密着させるようにしたものである。
【0014】なお図中、40は垂幕であり、スライド台
6の先端に逆U字状の取付金具41を取り付け、これに
垂下して取り付けたもので、開口部10の全幅を覆う幅
を有し、開口部下縁から切削液の流出を防止するように
したものである。
【0015】上記構成において、覆板7の開口部10は
常時カバー21により覆われており、切断に伴う被切断
部材W及びスライド台6の上昇は突棒22を介してカバ
ー21を追随して上昇させ、カバー21は常に開口部10
を覆い、切削液の外部への飛散を防止する。この際、カ
バー21の下端に可撓性の幕片32を取り付けることに
より、切削液が被切断部材を伝って外部に流出するのを
防止することができる。また、内部の点検または切刃の
ドレッシング等にはカバー21を引き上げ、ストッパー
30により支承させればよい。
【0016】なお上記実施例はインゴットを支承するス
ライド台6が昇降する(インゴットが水平配置)横型の
スライシングマシンに本考案を適用した例を示したが、
被切断部材を垂直に取り付けた縦型スライシングマシン
に対しても、カバ−を水平状態で、前後移動させればよ
く同様構造で、これを適用できることは勿論である。
【0017】
【考案の効果】本考案によるときは、機台前面(または
上面)に取り付けた覆板に形成される長方形の被切断部
材及びスライド台挿入開口部をカバーにより覆い、この
カバーはスライド台に追随して移行するようにしたか
ら、切断作業中常に開口部を覆い、切削液の外部への飛
散を防止することができる。またカバーの移行適所にス
トッパーを設けるときは、必要時カバーの移動を阻止
し、内部の点検等に便利である。更にまた上記カバーの
被切断部材側に可撓性垂幕を取り付けるときは、切削液
が被切断部材を伝って流出するのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したスライシングマシンの正面図
である。
【図2】一部縦断して示すその側面図である。
【図3】防塵カバー装置の正面図である。
【図4】図3におけるI−I線に沿う断面図である。
【図5】カバーの正面図である。
【図6】カバーの背面図である。
【図7】従来のスライシングマシンの正面図である。
【図8】一部縦断して示すその側面図である。
【符号の説明】
1 スライシングマシン 6 スライド台 7 覆板 10 開口部 20 防塵カバー装置 21 カバー 22 突棒 24 案内レール 30 ストッパー 32 幕片

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断刃の前方に取り付けられる覆板に形
    成される開口部を覆うカバーと、このカバーを移動させ
    る突棒とを備え、カバーは覆板に取り付けられる案内レ
    ールに沿って移行自在に装着され、かつ開口部に挿入さ
    れる被切断部材に対しこれに添った切欠部を形成し、突
    棒は被切断部材を取り付けるスライド台に設け、スライ
    ド台の移行に伴い突棒を介してカバーを移行させること
    を特徴とするスライシングマシンにおける防塵カバー装
    置。
  2. 【請求項2】 カバーの移行適所にストッパーを取り付
    け、ストッパーは常時はカバーの移行を許容するも、所
    要時カバーの復行を阻止することを特徴とする請求項1
    記載のスライシングマシンにおける防塵カバー装置。
  3. 【請求項3】 カバーの切欠部は被切断部材との間に該
    被切断部材の傾動を許容する間隙を形成し、かつ切欠部
    には被切断部材に当接する可撓性の幕片を取り付けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のスライシングマシンにお
    ける防塵カバー装置。
JP1259491U 1991-02-13 1991-02-13 スライシングマシンにおける防塵カバー装置 Expired - Lifetime JPH0646644Y2 (ja)

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JP1259491U JPH0646644Y2 (ja) 1991-02-13 1991-02-13 スライシングマシンにおける防塵カバー装置

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JPH052909U JPH052909U (ja) 1993-01-19
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ID=11809678

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JPS5733195Y2 (ja) * 1978-12-15 1982-07-21
CN107972192A (zh) * 2017-11-27 2018-05-01 安徽和润特种玻璃有限公司 一种玻璃钻孔机

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JPH052909U (ja) 1993-01-19

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