JPH0646577A - 並列駆動静電型アクチュエータ - Google Patents

並列駆動静電型アクチュエータ

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Publication number
JPH0646577A
JPH0646577A JP626792A JP626792A JPH0646577A JP H0646577 A JPH0646577 A JP H0646577A JP 626792 A JP626792 A JP 626792A JP 626792 A JP626792 A JP 626792A JP H0646577 A JPH0646577 A JP H0646577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrostatic
shaft
electrostatic actuator
wobble
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP626792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Kawachi
義和 河内
Minoru Kimura
実 木村
Ryuichi Toyoda
隆一 豊田
Kunihiko Nakamura
邦彦 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP626792A priority Critical patent/JPH0646577A/ja
Publication of JPH0646577A publication Critical patent/JPH0646577A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は回転運動をする微小機械に用いる並
列駆動静電型アクチュエータに関するもので、同一の外
径で比較した場合に、より大きな単位長当たりのトルク
が得られることを目的とする。 【構成】 ロータ11aとステータ12a,ロータ11
bとステータ12b,及びロータ11cとステータ12
cにより各静電型ウォブルモータ、すなわち運動伝達部
を形成し、、かつロータ11a〜11cはシャフト13
と接触するよう構成しているため、、各静電型ウォブル
モータが回転すると当該回転運動がシャフト13に伝達
され、シャフト13は回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転運動をする微小機械
に用いる並列駆動静電型アクチュエータに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ・ビジュアル機器、事
務機器、コンピュータ周辺機器そして医療機器の小型化
が進むにつれて、微小なアクチュエータの開発に対する
要求が益々大きくなってきている。
【0003】以下、従来の静電型ウォブルモータについ
て説明する。図4は従来の静電力を用いた静電型ウォブ
ルモータを示す斜視図であり、図5はその一部であるA
を拡大したものであり、坂田稔 他、”ワブルモータ実
用化の検討”、ロボティクス・メカトロニクス講演会’
90、Vol.B、1990、pp365−370に記
載されている。
【0004】図4において、1はロータ、2はステー
タ、3はケース、4は導線であり、駆動回路(図示せ
ず)へ接続されている。図5において、ロータ1はアル
ミニューム5と硬質アルマイト膜6をテフロン樹脂7で
コーティングした絶縁膜8からなっており、ステータ2
は分割された電極9と電極9とケース3間の絶縁のため
の絶縁膜10からなる。
【0005】以上のように構成された静電型ウォブルモ
ータについて、以下その動作について図6を用いて説明
する。図6は電極9に印加されるパルス状の駆動電圧を
示したものである。駆動電圧の印加方法は、どの瞬間に
も1つの電極にだけ駆動電圧が印加されているシングル
モードと、ある瞬間には2つ以上の電極にまたがって駆
動電圧が印加されているオーバレイモードの2種類があ
る。ここでは電極数6極、オーバレイ電極数2極のオー
バレイモードについて説明する。
【0006】図6において、波形Aは、周期T、パルス
幅tの駆動電圧であり、波形BからFまでは順にt/2
だけ位相がずれており、波形AからFまでで1周期を形
成する。
【0007】波形AからFまでを連続的にスイッチング
して駆動電圧を電極9に印加することによって、ロー
タ、ステータ間に発生する静電引力によって、回転が維
持される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、静電型ウォブルモータの径が小さくなるほど発
生する単位長さ当たりのトルクが小さくなり、トルクを
大きくするためには、長さを長くする必要があり、モー
タの径は小さくなるが長さが長いため、必ずしも全体と
しては小さくならないという課題を有していた。
【0009】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
もので、同一の外径のとき、1個の静電型ウォブルモー
タよりも、内接する3個以上の静電型ウォブルモータを
並列運転することによって、より大きなトルクを発生さ
せることの可能な静電型ウォブルモータを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、複数個の静電型ウォブルモータ、回転を伝
達するためのギアあるいはローラ、1個のシャフトによ
って回転アクチュエータを構成している。
【0011】
【作用】本発明は上記構成によって、同一の外径の1個
の静電型ウォブルモータに比較して、より大きなトルク
を発生することが可能となる。
【0012】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第
1の実施例における並列駆動静電型アクチュエータの概
略図である。図1において、11a〜11cはロータ、
12a〜12cはステータ、13はシャフトであり、1
1aと12a、11bと12b、11cと12cによっ
て、それぞれ静電型ウォブルモータが構成される。それ
ぞれの静電型ウォブルモータのロータ11はシャフト1
3と接触しており、それぞれの静電型ウォブルモータが
回転することによって、回転運動がシャフト13に伝達
されて、シャフト13が回転する。
【0013】一般に、静電型ウォブルモータにおいて
は、ウォブルモータの直径が小さくなるにつれて、ウォ
ブルモータの単位長当たりのトルクも小さくなる。ウォ
ブルモータの直径が同一であるときに、トルクを増大化
するためには、直径の小さいウォブルモータを複数個用
いて並列駆動することが考えられる。直径がaのウォブ
ルモータを1個用いたときと、直径がbのウォブルモー
タをn個用いたときの単位長当たりのトルクの大小を表
1に示す。トルクの大きさは、ウォブルモータが1個の
ときのトルクで基準化されているものとする。ここで、
ウォブルモータの単位長当たりのトルクは直径が小さく
なるにつれて、1次の関係で小さくなるものとし、図2
に示すように、直径がaの円に直径がbの円が内接して
いる場合を考える。このとき、直径aとbの間には式
(1)の関係が成り立つ。
【0014】 a=(1+1/sin(π/n))b (1)
【0015】
【表1】
【0016】(実施例1)表1において、ウォブルモー
タの個数nが2の場合には、図1のシャフトに相当する
ものを設けることが困難であること、あるいは、設けた
としても、構造的に不安定であるため、実用的には意味
を持たない。(表1)から、トルクが1より大きくなる
のは、ウォブルモータの個数nが3以上の場合であり、
このとき、1個のウォブルモータよりも、直径を小さく
して複数個のウォブルモータを用いることが有利となる
ことがわかる。また、ウォブルモータの個数nに対し
て、トルクは単調に増加しているので、個数nを多くす
るほど大きなトルクが得られることになる。
【0017】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0018】図3は本発明の第2の実施例における並列
駆動静電型アクチュエータの斜視図である。図3におい
て、図1の構成と異なるのは、運動伝達機構であるロー
タ11とシャフト13の一部あるいは全部がギアで構成
されていることである。ロータ11からシャフト13へ
の運動伝達機構がローラであるか、ギアであるかの違い
だけであり、本質的な動作については、第1の実施例と
全く同一であるためその動作は割愛する。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、3個以上の静電
型ウォブルモータ、運動伝達機構とシャフトからなり、
同一の直径の場合を比較したとき、1個の静電型ウォブ
ルモータよりも、大きな単位長あたりのトルクが得られ
る並列駆動静電型ウォブルモータを実現するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における並列駆動静電型
アクチュエータによる同ウォブルモータの斜視図
【図2】本発明の第1の実施例における多自由度アクチ
ュエータの製作方法を示す図
【図3】本発明の第2の実施例における並列駆動静電型
アクチュエータによる同ウォブルモータの斜視図
【図4】従来の静電型ウォブルモータの一部破断斜視図
【図5】同要部の部分拡大図
【図6】従来の静電型ウォブルモータに印加される駆動
電圧の波形図
【符号の説明】
11a、11b、11c ロータ 12a、12b、12b ステータ 13 シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 邦彦 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも複数個の静電型アクチュエー
    タと、シャフトそして前記静電型アクチュエータの回転
    運動をシャフトに伝達する運動伝達部とからなり、全て
    の前記静電型アクチュエータの運動伝達部は、前記シャ
    フトの円周上に配置されている並列駆動静電型アクチュ
    エータ。
  2. 【請求項2】 3個以上の静電型アクチュエータからな
    る請求項1記載の並列駆動静電型アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 運動伝達部がローラあるいはギアからな
    る請求項1記載の並列駆動静電型アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 静電型アクチュエータが静電型ウォブル
    モータからなる請求項1記載の並列駆動静電型アクチュ
    エータ。
JP626792A 1992-01-17 1992-01-17 並列駆動静電型アクチュエータ Pending JPH0646577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP626792A JPH0646577A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 並列駆動静電型アクチュエータ

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JP626792A JPH0646577A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 並列駆動静電型アクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0646577A true JPH0646577A (ja) 1994-02-18

Family

ID=11633665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP626792A Pending JPH0646577A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 並列駆動静電型アクチュエータ

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JP (1) JPH0646577A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59165977A (ja) * 1983-03-08 1984-09-19 Shibaura Eng Works Co Ltd 複合ブラシレスサ−ボモ−タ
US4922164A (en) * 1988-10-03 1990-05-01 Sarcos Group Eccentric motion motor

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59165977A (ja) * 1983-03-08 1984-09-19 Shibaura Eng Works Co Ltd 複合ブラシレスサ−ボモ−タ
US4922164A (en) * 1988-10-03 1990-05-01 Sarcos Group Eccentric motion motor

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