JPH0646527Y2 - アークスプレーガン - Google Patents

アークスプレーガン

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JPH0646527Y2
JPH0646527Y2 JP15073688U JP15073688U JPH0646527Y2 JP H0646527 Y2 JPH0646527 Y2 JP H0646527Y2 JP 15073688 U JP15073688 U JP 15073688U JP 15073688 U JP15073688 U JP 15073688U JP H0646527 Y2 JPH0646527 Y2 JP H0646527Y2
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JP
Japan
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tension
roller device
pair
drive
rollers
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JP15073688U
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JPH0270745U (ja
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順二 佐藤
義弘 中野
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は溶射用のアークスプレーガンに使用するテンシ
ョンローラ装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来、金属等の溶射に使用するアークスプレーガンで
は、2本の溶射用の金属細線をそれらの先端部が一定の
ギャップを形成できるように連続して供給し、その2本
の金属細線間に電流を供給することによりアークを発生
させて溶射を実施していた。2本の金属細線を連続的に
供給するためには、ドライブローラ装置とテンションロ
ーラ装置とを組み合わせて、溶射用の金属細線を送り出
す構造をとっていた。
第4図(a)、(b)はそれぞれ従来のアークスプレー
ガンにおける溶射線送り部の一例の構成を示す側面図お
よび平面図である。第4図(a),(b)において、溶
射用の金属細線としてのアルミ線31−1,31−2は、ドラ
イブローラ装置32のドライブローラ33−1および33−2
とテンションローラ装置34のテンションローラ35−1お
よび35−2とにより供給される。テンションローラ装置
34は、テンションローラ35−1,35−2を取り付けたテン
ションプレート36において、テンションプレート36のテ
ンションローラ35−1,35−2を取り付けた軸と直交する
方向の一端をピン37により回動自在とするとともに、そ
の他端をバネ38により押える構造をとっている。この構
造により、アルミ線31−1,31−2が常に一定の押圧力で
ドライブローラ33−1,33−2およびテンションローラ35
−1,35−2の間を送り出されるよう構成している。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来のテンションローラ装置34では、テンショ
ンプレート36が一体であり、一体のテンションプレート
36にテンションローラ35−1,35−2を装着している。そ
のため、例えばアルミ線31−1の直径が急に大きくなっ
たような場合、テンションプレート36はバネ38の押圧力
に反して上方へ移動し、ドライブローラ33−1とテンシ
ョンローラ35−1の間隔がアルミ線31−1の直径に応じ
て拡がるため、アルミ線31−1に対しての押圧力は変わ
らず一定であり好ましい。しかしながら、テンションプ
レート36が一体であるため、直径の変わらないアルミ線
31−2に対してもドライブローラ33−2とテンションロ
ーラ35−2との間隔は拡がり、アルミ線31−2を連続し
て送り出せなくなる問題があった。その結果、アークを
発生させるためのアルミ線31−1および31−2間に形成
されるギャップが一定とならず、溶射パターンが乱れる
等の溶射ミスが発生していた。
本考案の目的は上述した課題を解消して、金属細線の送
り動作を常に一定にすることができその結果溶射ミスの
少ないアークスプレーガンを提供しようとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案のアークスプレーガンは、2本の溶射用の金属細
線をそれらの先端部が一定のギャップを形成できるよう
に、ドライブローラ装置の一対のドライブローラとこれ
に対向するテンションローラ装置の一対のテンションロ
ーラとの間に、前記2本の金属細線を各別に挟んで連続
して供給する構造のアークスプレーガンにおいて、前記
ドライブローラ装置が、ハウジング内の駆動機構により
回転する回転軸の両端に、前記一対のドライブローラを
各別に有するとともに、前記テンションローラ装置が、
2分割した第1および第2のテンションプレートを前記
金属細線と平行な連結軸により連結し、この連結軸の周
りに回動可能に、第1のテンションプレートと第2のテ
ンションプレートとの間に、前記一対のドライブローラ
に対向する位置に前記一対のテンションローラを各別に
有するローラ用フレームを設けてなることを特徴とする
ものである。
(作用) 上述した構成において、2分割したテンションプレート
を軸により接続して一体化し、この軸を中心に回動する
ローラ用フレームを設け、このフレームの両端にテンシ
ョンローラを回動自在に取り付けているため、従来のバ
ネによる金属細線の押圧に加えて、2本の金属細線の直
径の差による押圧力の相違をローラ用フレームが上記軸
を中心に回動することにより有効に除去することができ
る。
すなわち、いずれか一方の金属細線が太くなりドライブ
ローラとテンションローラの間隔が拡がった場合でも、
本考案の構成においては、ローラ用フレームがその分だ
け上記軸を中心に回動して他方のドライブローラとテン
ションローラの間隔が小さくなるため、2本の金属細線
への押圧力を常に一定にすることができる。
(実施例) 第1図(a)〜(c)はそれぞれ本考案のアークスプレ
ーガンにおける溶射線送り部の一例の構成を示す平面
図、側面図およびI−I線に沿った断面図である。第1
図(a)〜(c)において、2分割した第1および第2
のテンションプレート1−1および1−2とを金属細線
としてのアルミ線15−1,15−2と平行な例えば金属製の
連結軸2により連結して一体化するとともに、この連結
軸2の周りに回動可能にローラ用フレーム3を設ける。
また、ローラ用フレーム3の両端にはテンションローラ
4−1,4−2を回転自在に設ける。さらに、第1のテン
ションプレート1−1の、連結軸2が固着した側と反対
側であって、一対のテンションローラ4−1,4−2を結
ぶ軸と直交する方向の一端は、ギヤボックスハウジング
5に固定される突出部6にピン7によって回動自在に装
着されるとともに、第2のテンションプレート1−2
の、連結軸2が固着した側と反対側であって、一対のテ
ンションローラ4−1,4−2を結ぶ軸と直交する方向の
一端は、ハウジング5に立設したボルトと螺合するバネ
力調整つまみ8と押えバネ9とにより押える構造をとっ
ている。
上述した構造のテンションローラ装置11と、ギヤボック
スハウジング5内の駆動機構12により駆動するドライブ
ローラ13−1,13−2を有するドライブローラ装置14とを
使用し、テンションローラ4−1,4−2とドライブロー
ラ13−1,13−2との間に溶射材としての例えばアルミ線
15−1,15−2を配して送り出す構造をとっている。
第2図は第1図(a)〜(c)に示したテンションロー
ラ装置の要部の組み立て状態を示す斜視図である。第2
図において、第1図(a)〜(c)に示す部材と同一の
部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。第2
図では、予じめ第1のテンションプレート1−1に連結
軸2を固着した後組み立てている。本考案では上述した
構成をとっているため、ピン7を中心として第1のテン
ションプレート1−1、ローラ用フレーム3、第2のテ
ンションプレート1−2が両矢印A方向に回動するとと
もに、連結軸2を中心としてローラ用フレーム3が両矢
印B方向に回動可能となっている。
そのため、例えばアルミ線15−1の直径が大きくなりド
ライブローラ13−1とテンションローラ4−1の間隔が
拡がった場合でも、ローラ用フレーム3がその分だけ連
結軸2を中心に回動して他方のドライブローラ13−2と
テンションローラ4−2の間隔が小さくなるため、アル
ミ線15−1,15−2への押圧力を常に一定にすることがで
きる。
第3図は上述したテンションローラ装置を使用したアー
クスプレーガンの要部の構成を示す図である。第3図に
示す例において、溶射すべき例えばアルミニウム等の金
属細線はテンションローラ装置11とドライブローラ装置
14により連続して送り出され、ケーブルホース21−1,21
−2、導管22−1,22−2およびコンタクトブロック23−
1,23−2を介して、先端部のコンタクトチップ24−1,24
−2まで導かれている。コンタクトチップ24−1,24−2
はその先端部どうしが所定のギャップを形成して対向す
るように配置している。この構成のアークスプレーガン
は、コンタクトチップ24−1,24−2に電流を供給してア
ーク放電させるとともに金属細線を連続的にチップ先端
から送り出して溶射すべき金属を溶融させ、さらに空気
供給管25から圧縮空気を吹き出すことにより、溶射を実
施している。
本考案は上述した実施例にのみ限定されるものではな
く、幾多の変形、変更が可能である。例えば、上述した
実施例ではアークスプレーガンとして第3図に示す形状
のものを示したが、本考案の構造のテンションローラ装
置を使用すればどのような形状のアークスプレーガンで
も本考案の効果が得られるのはいうまでもない。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案のアークスプレ
ーガンによれば、所定構造のテンションローラ装置とド
ライブローラ装置とにより溶射用の金属細線を送り出す
ことにより、金属細線の送り動作を常に一定にすること
ができ、その結果溶射ミスの減少を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)はそれぞれ本考案のアークスプレ
ーガンにおける溶射線送り部の一例の構成を示す平面
図、側面図およびI−I線に沿った断面図、 第2図は第1図(a)〜(c)に示したテンションロー
ラ装置の要部の組み立て状態を示す斜視図、 第3図は本考案のテンションローラ装置を使用したアー
クスプレーガンの要部の構成を示す図、 第4図(a),(b)はそれぞれ従来のアークスプレー
ガンにおける溶射線送り部の一例の構造を示す側面図お
よび平面図である。 1−1……第1のテンションプレート、1−2……第2
のテンションプレート 2……連結軸、3……ローラ用フレーム 4−1,4−2……テンションローラ 5……ギヤボックスハウジング 6……突出部、7……ピン 8……バネ力調整つまみ、9……バネ 11……テンションローラ装置 12……駆動機構 13−1,13−2……ドライブローラ 14……ドライブローラ装置 15−1,15−2……アルミ線 21−1,21−2……ケーブルホース 22−1,22−2……導管 23−1,23−2……コンタクトブロック 24−1,24−2……コンタクトチップ 25……空気供給管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本の溶射用の金属細線をそれらの先端部
    が一定のギャップを形成できるように、ドライブローラ
    装置の一対のドライブローラとこれに対向するテンショ
    ンローラ装置の一対のテンションローラとの間に、前記
    2本の金属細線を各別に挟んで連続して供給する構造の
    アークスプレーガンにおいて、 前記ドライブローラ装置が、ハウジング内の駆動機構に
    より回転する回転軸の両端に、前記一対のドライブロー
    ラを各別に有するとともに、 前記テンションローラ装置が、2分割した第1および第
    2のテンションプレートを前記金属細線と平行な連結軸
    により連結し、この連結軸の周りに回動可能に、第1の
    テンションプレートと第2のテンションプレートとの間
    に、前記一対のドライブローラに対向する位置に前記一
    対のテンションローラを各別に有するローラ用フレーム
    を設けてなることを特徴とするアークスプレーガン。
JP15073688U 1988-11-21 1988-11-21 アークスプレーガン Expired - Lifetime JPH0646527Y2 (ja)

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JP15073688U JPH0646527Y2 (ja) 1988-11-21 1988-11-21 アークスプレーガン

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JPH0270745U JPH0270745U (ja) 1990-05-29
JPH0646527Y2 true JPH0646527Y2 (ja) 1994-11-30

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