JPH0646523B2 - プロジエクタ型自動車用前照灯 - Google Patents
プロジエクタ型自動車用前照灯Info
- Publication number
- JPH0646523B2 JPH0646523B2 JP61053662A JP5366286A JPH0646523B2 JP H0646523 B2 JPH0646523 B2 JP H0646523B2 JP 61053662 A JP61053662 A JP 61053662A JP 5366286 A JP5366286 A JP 5366286A JP H0646523 B2 JPH0646523 B2 JP H0646523B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concave mirror
- light
- filament
- focal point
- light source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプロジェクタ型の自動車用前照灯に関するもの
である。
である。
第10図は従来のプロジェクタ型前照灯の1例を示す側面
図、第11図は同じく平面図、第12図は同じく正面図であ
る。
図、第11図は同じく平面図、第12図は同じく正面図であ
る。
1は凹面鏡、Z−Zはその光軸、Fはその焦点である。
該焦点付近に光源バルブ2が設置される。
該焦点付近に光源バルブ2が設置される。
前記の凹面鏡1と光軸を一致せしめて凸レンズ3が設け
られる。第11図に示したi−jは凸レンズ3のメリジ
オナル像面を示しており、光源バルブ2から出射して凹
面鏡1で反射された光は上記メリジオナル像面に入射す
る。
られる。第11図に示したi−jは凸レンズ3のメリジ
オナル像面を示しており、光源バルブ2から出射して凹
面鏡1で反射された光は上記メリジオナル像面に入射す
る。
上記の入射光は凸レンズ3で調光されて、前方(第10
図,第11図において右方)に投射される。
図,第11図において右方)に投射される。
前記メリジオナル像面の付近にスクリーンを設けて等照
度曲線を描くと第13図のようになる。H−Hはスクリー
ン上の水平線、V−Vは同じく垂直線である。
度曲線を描くと第13図のようになる。H−Hはスクリー
ン上の水平線、V−Vは同じく垂直線である。
第10図〜第12図に示すように、メリジオナル像面に沿っ
てシェード4を設ける。第12図に示したようにメリジオ
ナル像面i−jから退くようにカットライン4aが形成
されている。
てシェード4を設ける。第12図に示したようにメリジオ
ナル像面i−jから退くようにカットライン4aが形成
されている。
このようにして、シェード4によって部分的に覆われた
光束は、メリジオナル像面近傍に集光して交差するの
で、前照灯の前方にスクリーンを置いて等照度曲線を描
くと、第14図に示すように、第13図を反転させた形の配
光パターンが得られる。
光束は、メリジオナル像面近傍に集光して交差するの
で、前照灯の前方にスクリーンを置いて等照度曲線を描
くと、第14図に示すように、第13図を反転させた形の配
光パターンが得られる。
この従来例の左側通行用に構成されたものであり、右側
通行用の場合は第12図乃至第14図が左右勝手違いとなる
ように構成される。
通行用の場合は第12図乃至第14図が左右勝手違いとなる
ように構成される。
上に述べたように、プロジェクタ型前照灯によれば第14
図の如く、対向車に眩惑を与える虞れ無く、自己走行車
線前方を照明することが出来るが、第13図について説明
したように光束の半分近くをシェードで遮られるので光
束の有効利用率が低い。しかし、従来技術においては対
向車に眩惑を与えないよう、H−Hラインよりも上方に
投光しない形の配光パターン(例えば第14図)を得るに
は、光束の半分近くをシェードで覆い遮らざるを得なか
った。
図の如く、対向車に眩惑を与える虞れ無く、自己走行車
線前方を照明することが出来るが、第13図について説明
したように光束の半分近くをシェードで遮られるので光
束の有効利用率が低い。しかし、従来技術においては対
向車に眩惑を与えないよう、H−Hラインよりも上方に
投光しない形の配光パターン(例えば第14図)を得るに
は、光束の半分近くをシェードで覆い遮らざるを得なか
った。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、その目的
とするところは、対向車に眩惑を与える虞れ無く、しか
も光束の有効利用率の高いプロジェクタ型の自動車用前
照灯を提供しようとするものである。
とするところは、対向車に眩惑を与える虞れ無く、しか
も光束の有効利用率の高いプロジェクタ型の自動車用前
照灯を提供しようとするものである。
上記の目的を達成する為、本発明に係るプロジェクタ型
前照灯は、凹面鏡の焦点の近傍に光源バルブを設置し、
上記の光源バルブから出射した光が凹面鏡で反射されて
カットラインを有するシェード近傍で焦点を結び、上記
の反射光を凸レンズによって投射するプロジェクタ型自
動車用前照灯において、前記の凹面鏡を上下の区域に分
割して、上方区域の反射面と下方区域の反射面との光軸
を共有せしめると共に、光源バルブのフイラメントの長
手方向を上記の光軸に沿わせて設置し、かつ、前記上方
区域の反射面の焦点をフイラメントの中心よりも前記寄
りに位置せしめ、下方区域の反射面の焦点をフイラメン
トの中心より後方寄りに位置せしめたことを特徴とす
る。
前照灯は、凹面鏡の焦点の近傍に光源バルブを設置し、
上記の光源バルブから出射した光が凹面鏡で反射されて
カットラインを有するシェード近傍で焦点を結び、上記
の反射光を凸レンズによって投射するプロジェクタ型自
動車用前照灯において、前記の凹面鏡を上下の区域に分
割して、上方区域の反射面と下方区域の反射面との光軸
を共有せしめると共に、光源バルブのフイラメントの長
手方向を上記の光軸に沿わせて設置し、かつ、前記上方
区域の反射面の焦点をフイラメントの中心よりも前記寄
りに位置せしめ、下方区域の反射面の焦点をフイラメン
トの中心より後方寄りに位置せしめたことを特徴とす
る。
上記のように構成したプロジェクタ型前照灯において
は、上方区域の反射光も下方区域の反射光も、メリジオ
ナル像面付近において主として光軸の上方に集光され、
投射光束の配光パターンは主としてH−Hラインの下方
に形成され、シェードに遮られることなく、対向車に眩
惑を与えない。
は、上方区域の反射光も下方区域の反射光も、メリジオ
ナル像面付近において主として光軸の上方に集光され、
投射光束の配光パターンは主としてH−Hラインの下方
に形成され、シェードに遮られることなく、対向車に眩
惑を与えない。
第1図は本発明の1実施例を示す。同図(A)は模式的に
描いた側面図で、11は凹面鏡、13は凸レンズである。凹
面鏡11の正面図を模式的に描くと同図(B)に示す如くで
ある。
描いた側面図で、11は凹面鏡、13は凸レンズである。凹
面鏡11の正面図を模式的に描くと同図(B)に示す如くで
ある。
凹面鏡11を上半部11Uと下半部11Dとに区分する。
本実施例においては、上半部11Uと下半部11Dとを、それ
ぞれ光軸Z−Zを共有する回転放物面に構成してある。
ぞれ光軸Z−Zを共有する回転放物面に構成してある。
光源バルブのフイラメント2aの長手方向を光軸Z−Z
に沿わせるように、光源バルブ2を配設する。
に沿わせるように、光源バルブ2を配設する。
凹面鏡の上半部11Uの反射面の第1焦点FU-1は、フイラ
メント2aの中心よりも前方寄りに位置せしめ、その第
2焦点F2は凸レンズ13のメリジオナル像面14上に位置
せしめる。
メント2aの中心よりも前方寄りに位置せしめ、その第
2焦点F2は凸レンズ13のメリジオナル像面14上に位置
せしめる。
また、下半部11Dの反射面の第1焦点FD-1はフイラメン
ト2aの後端付近に位置せしめ、第2焦点は前記の点F
2と一致せしめる。
ト2aの後端付近に位置せしめ、第2焦点は前記の点F
2と一致せしめる。
これにより、第1焦点FU-1ら出射して上半部11Uで反射
した光、及び、第1焦点FD-1から出射して下半部11Dで
反射した光は、第2焦点F2に集光する。
した光、及び、第1焦点FD-1から出射して下半部11Dで
反射した光は、第2焦点F2に集光する。
第2図に示すごとく、第1焦点FU-1から矢印aの如く
出射した光は、凹面鏡上半部11Uで矢印bの如く第2焦
点F2に集光する。そして、第1焦点FU-1よりも後方
に位置するフイラメント2aから矢印cの如く出射して
上半部11Uで反射した光は矢印dの如く第2焦点F2の
上方を通る。このようにして、比喩的に言うならば、フ
イラメント2aの像2uがメリジオナル像面14の上半部
に結ばれる。ただし、カメラのフイルム面上における如
く正確な相似形の実像を結ぶものではなく、仮想線で示
した2uの付近に集光するというほどの意味である。
出射した光は、凹面鏡上半部11Uで矢印bの如く第2焦
点F2に集光する。そして、第1焦点FU-1よりも後方
に位置するフイラメント2aから矢印cの如く出射して
上半部11Uで反射した光は矢印dの如く第2焦点F2の
上方を通る。このようにして、比喩的に言うならば、フ
イラメント2aの像2uがメリジオナル像面14の上半部
に結ばれる。ただし、カメラのフイルム面上における如
く正確な相似形の実像を結ぶものではなく、仮想線で示
した2uの付近に集光するというほどの意味である。
上記メリジオナル像面付近の光束密度の分布を等密度曲
線で示すと第3図の如くである。この光束は凸レンズ13
で調光され、これを反転した形で第4図のような配光パ
ターン(前照灯前方のスクリーンを照明した場合の等照
度曲線)を形式する。
線で示すと第3図の如くである。この光束は凸レンズ13
で調光され、これを反転した形で第4図のような配光パ
ターン(前照灯前方のスクリーンを照明した場合の等照
度曲線)を形式する。
第5図に示す如く、フイラメント2aから出射して凹面
鏡下半部11Dで反射した光は、矢印e,gの如く、仮想
線2D付近に集光し、第6図に示す光束密度を形成して
第7図のような配光パターンとなる。
鏡下半部11Dで反射した光は、矢印e,gの如く、仮想
線2D付近に集光し、第6図に示す光束密度を形成して
第7図のような配光パターンとなる。
以上の説明は、凹面鏡上,下半部のそれぞれに区分して
述べたが、実際のメリジオナル像面上での光束密度分布
は第8図の如くになり、配光パターンは第9図の如くに
なる。この第9図の配光パターンは第4図と第7図とを
重ね合わせたものに相当している。
述べたが、実際のメリジオナル像面上での光束密度分布
は第8図の如くになり、配光パターンは第9図の如くに
なる。この第9図の配光パターンは第4図と第7図とを
重ね合わせたものに相当している。
この第9図から明らかなように、主としてH−Hライン
の下方が照明され、対向車に眩惑を与える虞れが無い。
本例の配光パターン(第9図)はフオグランプ用に好適
な特性を有している。この配光パターンを修正するた
め、補助的にシェードを設けることも可能である。
の下方が照明され、対向車に眩惑を与える虞れが無い。
本例の配光パターン(第9図)はフオグランプ用に好適
な特性を有している。この配光パターンを修正するた
め、補助的にシェードを設けることも可能である。
〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明のプロジェクタ型自動車用
前照灯は、シェードを省略し得るから構成が簡単で、シ
ェードによって遮られないので光束の有効利用率が高
い。
前照灯は、シェードを省略し得るから構成が簡単で、シ
ェードによって遮られないので光束の有効利用率が高
い。
第1図乃至第4図は本発明のプロジェクタ型自動車用前
照灯の1実施例を示し、第1図は模式的に描いた構成の
説明図、第2図は凹面鏡上半部の光路図、第3図及び第
4図は同じく上半部の作用を説明する為の図表、第5図
は凹面鏡下半部の光路図、第6図及び第7図は同じく下
半部の作用を説明する為の図表、第8図は凹面鏡全体の
反射光束の分布密度の図表、第9図は同じく配光パター
ンの図表である。 第10図は従来のプロジェクタ型前照灯の1例における側
面図、第11図は同じく平面図、第12図は同じく正面図で
ある。第13図は上記従来例の光学的機能の説明図、第14
図は同じく配光パターン図表である。 1…凹面鏡、2…光源バルブ、2a…フイラメント、3
…凸レンズ、4…シェード、4a…カットライン、11…
凹面鏡、11U…凹面鏡上半部、11D…凹面鏡下半部、13…
凸レンズ、14…メリジオナル像面、FU-1…凹面鏡上半
部の第1焦点、FD-1…凹面鏡下半部の第1焦点、F2
…凹面鏡上半部及び下半部の第2焦点。
照灯の1実施例を示し、第1図は模式的に描いた構成の
説明図、第2図は凹面鏡上半部の光路図、第3図及び第
4図は同じく上半部の作用を説明する為の図表、第5図
は凹面鏡下半部の光路図、第6図及び第7図は同じく下
半部の作用を説明する為の図表、第8図は凹面鏡全体の
反射光束の分布密度の図表、第9図は同じく配光パター
ンの図表である。 第10図は従来のプロジェクタ型前照灯の1例における側
面図、第11図は同じく平面図、第12図は同じく正面図で
ある。第13図は上記従来例の光学的機能の説明図、第14
図は同じく配光パターン図表である。 1…凹面鏡、2…光源バルブ、2a…フイラメント、3
…凸レンズ、4…シェード、4a…カットライン、11…
凹面鏡、11U…凹面鏡上半部、11D…凹面鏡下半部、13…
凸レンズ、14…メリジオナル像面、FU-1…凹面鏡上半
部の第1焦点、FD-1…凹面鏡下半部の第1焦点、F2
…凹面鏡上半部及び下半部の第2焦点。
Claims (1)
- 【請求項1】凹面鏡の焦点の近傍に光源バルブを設置
し、上記の光源バルブから出射した光が凹面鏡で反射さ
れてカットラインを有するシェード近傍で焦点を結び、
上記の反射光を凸レンズによって投射するプロジェクタ
型自動車用前照灯において、前記の凹面鏡を上下の区域
に分割して、上方区域の反射面と下方区域の反射面との
光軸を共有せしめると共に、光源バルブのフイラメント
の長手方向を上記の光軸に沿わせて設置し、かつ、前記
上方区域の反射面の焦点をフイラメントの中心よりも前
方寄りに位置せしめ、下方区域の反射面の焦点をフイラ
メントの中心よりも後方寄りに位置せしめたことを特徴
とするプロジェクタ型自動車用前照灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61053662A JPH0646523B2 (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | プロジエクタ型自動車用前照灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61053662A JPH0646523B2 (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | プロジエクタ型自動車用前照灯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62211801A JPS62211801A (ja) | 1987-09-17 |
JPH0646523B2 true JPH0646523B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=12949063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61053662A Expired - Lifetime JPH0646523B2 (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | プロジエクタ型自動車用前照灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646523B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0739123Y2 (ja) * | 1989-12-27 | 1995-09-06 | 本田技研工業株式会社 | プロジェクタヘッドライト |
-
1986
- 1986-03-13 JP JP61053662A patent/JPH0646523B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62211801A (ja) | 1987-09-17 |
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