JPH0646453U

JPH0646453U - 犬用簡易トイレ

Info

Publication number: JPH0646453U
Application number: JP9276392U
Authority: JP
Inventors: 美恵子染谷
Original assignee: 美恵子染谷
Priority date: 1992-12-07
Filing date: 1992-12-07
Publication date: 1994-06-28

Abstract

(57)【要約】【目的】犬が脱糞前に路面を旋回し、脱糞場所を決める
習性を利用して、犬の散歩時に器具を携帯し、人がしゃ
がみ込まずに立ったまま片手で器具を操作することによ
って、事前に袋を開けて路面等に敷き、脱糞の全量を収
容後、器具の操作によって袋を閉じ、散歩中に必要に応
じて何度でも開閉、収容して、帰宅後に袋を取りはずし
処理することができるようにする。また、小型で、袋と
開閉装置のみのものも利用する。【構成】パイプの先端に菱形の枠の二辺の先端を蝶着
し、他の辺同士も蝶着して、紙、合成樹脂等の袋の口を
被着し、パイプに蝶着した二辺には鋼鉄線を一本ずつ係
着し、鋼鉄線はパイプに穿設された二箇所の穴からパイ
プ内に通し、反対側の柄のハンドルに係着し、ハンドル
と柄にはスプリングを張架する。前記菱形の枠の蝶着し
た二辺を外側に伸長し、菱形部に袋の口を被着したもの
のみにしても良い。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、家畜用の犬を散歩につれて歩く際、犬の脱糞を容易に収容して、路面等の汚染を防止すると同時に、不潔感をなくす犬用簡易トイレに関する。

【０００２】

【従来の技術】

犬の散歩時における脱糞の処理については、紙、スコップ等によって捕捉し除去していたが、残滓が路面等に残るので不潔であり、衛生上の問題が社会的にも問われていた。散歩させる人にとっても糞の除去は、手間がかがると同時に不快感を伴い、中には除去を怠る人もいた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、このような事情に鑑みてなされたものである。犬が脱糞前に路面を旋回し、脱糞場所を決める習性を利用して、犬の散歩時に器具を携帯し、人がしゃがみ込まずに立つたまま片手で器具を操作することによって、事前に袋を開けて路面等に敷き、脱糞の全量を収容後、器具の操作によって袋を閉じ、散歩中に必要に応じて何度でも開閉、収容して、帰宅後に袋を取りはずし処理することができるようにする。また、小型で、袋と開閉装置のみのものも利用する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、パイプの先端に菱形の枠の二辺の先端を蝶着し、他の辺同士も蝶着して、紙、合成樹脂等の袋の口を被着し、パイプに蝶着した二辺には鋼鉄線を一本ずつ係着し、綱鉄線はパイプに穿設された二箇所の穴からパイプ内に通し、反対側の柄のハンドルに係着し、ハンドルと柄にはスプリングを張架する。前記菱形の枠の蝶着した二辺を外側に伸長し、菱形部に袋の口を被着したもののみにしても良い。

【０００５】

【作用】

犬の脱糞時、柄のハンドルを押さえると鋼鉄線が引かれ、菱形の枠の二辺が両側に広がって、袋の口が開かれる。犬の脱糞後、柄のハンドルを放すと、鋼鉄線が元に戻り、菱形の枠の二辺の角度が狭まって、袋の口が閉じられる。菱形の枠に袋の口を被着したもののみから成る犬用簡易トイレは、枠の伸長した部分を操作して、袋を開閉する。

【０００６】

【実施例】

実施例について、図面を参照しながら説明する。

【図１】は、犬用簡易トイレの袋を被着する前の斜視図である。合成樹脂のパイプの先端に、菱形の枠の二辺の先端を蝶番で蝶着し、他の辺同士も蝶番で蝶着して、パイプに蝶着した二辺にはピアノ線を係着し、ピアノ線は、パイプに穿設された二箇所の穴からパイプ内に通し、反対側の柄のハンドルに係着し、ハンドルと柄にはスプリングを張架する。パイプと菱形の枠には角度をつけることによって、立ったまま使用しやすくする。

【図２】は、犬用簡易トイレの使用例を示す図である。菱形の枠に防水性の紙袋の口を留め具で固定し、携帯する。犬の脱糞時、手でハンドルを押さえると、菱形の枠が広がって袋の口が開かれる。犬の脱糞後、ハンドルを放すと、菱形の枠が狭まり袋の口が閉じられる。散歩中に必要に応じて何度でも開閉、収容して、帰宅後に袋を取りはずし処理する。

【図３】は、請求項２記載の犬用簡易トイレの袋を被着する前の斜視図である。菱形の枠の蝶番で蝶着した二辺を外側に伸長している。

【図４】は、請求頂２記載の犬用簡易トイレの使用例を示す図である。犬の脱糞時、枠の伸長した部分を操作して袋の口を開け、脱糞後、袋の口を閉じる。

【０００７】

【考案の効果】

犬の脱糞による路面等の汚染を防止すると同時に、不潔感をなくす。脱糞時に犬が移動しても、容易に袋を移動することができると同時に、散歩中に何度でも開閉、収容することができる。犬が草むらや茂みで脱糞する場合も、容易に器具を持ち上げて排泄場所に袋を広げることができる。軽量で携帯が容易であり、操作も簡単なため、老若を問わず使用しやすい。小型のものは特に軽量である。合成樹脂による製作が可能なので、安価に量産できる。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】は、犬用簡易トイレの袋を被着する前の斜視図
である。

【図２】は、犬用簡易トイレの使用例を示す図である。

【図３】は、請求項２記載の犬用簡易トイレの袋を被着
する前の斜視図である。

【図４】は、請求項２記載の犬用簡易トイレの使用例を
示す図である。

【符号の説明】

１・・・・・・パイプ２・・・・・・柄３・・・・・・スプリング４・・・・・・ハンドル５・・・・・・ピアノ線６・・・・・・菱形の枠７・・・・・・蝶番８・・・・・・留め具９・・・・・・防水性の紙袋

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】パイプの先端に菱形の枠の二辺の先端を
蝶着し、他の辺同士も蝶着して、紙、合成樹脂等の袋の
口を被着し、パイプに蝶着した二辺には、鋼鉄線を一本
ずつ係着し、鋼鉄線はパイプに穿設された二箇所の穴か
らパイプ内に通し、反対側の柄のハンドルに係着し、ハ
ンドルと柄にはスプリングを張架した犬用簡易トイレ。
【請求項２】前記菱形の枠の蝶着した二辺を外側に伸
長し、菱形部に袋の口を被着したもののみから成る犬用
簡易トイレ。