JPH0646325U - ディスペンサーの計量器構造 - Google Patents

ディスペンサーの計量器構造

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JPH0646325U
JPH0646325U JP8758692U JP8758692U JPH0646325U JP H0646325 U JPH0646325 U JP H0646325U JP 8758692 U JP8758692 U JP 8758692U JP 8758692 U JP8758692 U JP 8758692U JP H0646325 U JPH0646325 U JP H0646325U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一回の計量動作により計量し得る氷片の量の
変更を、簡単かつ経済的に行なう。 【構成】 貯氷庫と固定板24との間に摺動自在に配設
される計量器20は、上下に分割可能な4枚の板体2
8,30,32,34で構成される。板体28,30,32,
34には、固定板24に形成した複数の開口24aと同
一パターンで開口が夫々形成される。4枚の板体28,
30,32,34からなる計量器20では、4つの開口に
より計量部21が画成される。最下部の第4板体34
は、他の板体28,30,32から取外して、その開口を
固定板24の各開口24aと一致した状態で、該固定板
24に固定し得る。そして、3枚の板体28,30,32
で構成した計量器20は、貯氷庫と第4板体34との間
に摺動自在に配設される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、計量器に設けた複数の計量部に、貯氷庫に貯留されている氷片を 充填し、該計量部に充填された氷片を、コップ等の容器に供給するディスペンサ ーにおいて、計量部で計量される氷片の量(氷量)を簡単かつ経済的に変更し得る 計量器構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】
喫茶店やレストランその他の飲食施設では、接客サービスとしてコップに氷片 と水とを入れた「お冷」を提供することが行なわれている。この種の装置として、 氷片と水とを供給するお冷ディスペンサーが好適に使用されている。このお冷デ ィスペンサーの基本構造を一例として述べれば、所定寸法の氷片を連続的に製造 する製氷機と、該製氷機で製造された氷片を貯留する貯氷庫と、氷片の放出指令 により貯氷庫から放出される氷片を計量する計量器と、コップに水を供給する水 供給手段とからなり、供給口の下方に位置決めしたコップに、計量器で計量され た氷片および水を充填供給するよう構成されている。
【0003】 前記お冷ディスペンサーでは、一回に1個のコップに計量して氷片および水を 供給するよう構成されている。この場合において、前記喫茶店やレストラン等で は、時間帯により来客の数が大きく異なり、来客の少ないときには、前記お冷デ ィスペンサーによりその都度「お冷」を作って提供する分には差支えないが、昼食 時や夕食時のように一度に大量の来客があると、お冷ディスペンサーにより来客 分の「お冷」を作るのに時間が掛かり、これが無視し得ない問題となっている。
【0004】 このため、大量の来客が予想される時間帯の前に、予め多数のコップに「お冷」 を作っておくことにより対処していた。しかるに、予めコップに氷片と水とを入 れておくと、氷片が融けてしまってムダとなったり、水が温くなってしまう難点 があった。
【0005】 そこで、前述した問題に対処する1つの提案が、本件出願人により、発明「氷 ディスペンサー」として出願されている。先の出願に係るディスペンサーは、所 要量の氷片が貯留される貯氷庫と該貯氷庫の下方に所定間隔離間して配設した固 定板との間に、複数の計量部を形成した計量器が移動自在に配設されている。ま た、貯氷庫の底部には計量器に氷片を充填するための氷片放出口が形成されると 共に、固定板には氷片放出口の真下から前方に所定距離だけ離間した位置に、計 量部と同一配列で複数の開口が形成されている。そして計量器は、駆動機構によ り計量部が氷片放出口と連通する計量位置と、計量部が開口と連通する放出位置 との間を往復移動されるよう構成してある。従って、固定板の各開口の下方にコ ップを位置決めした後、前記計量器を計量位置から放出位置に移動することによ り、計量部で計量された所定量の氷片が各コップに供給される。またディスペン サーには、計量部と対応する数の散水ノズルが、放出位置の下方に位置決めされ る各コップの上方に臨むよう配設されており、該散水ノズルにより各コップに所 定量の水を供給することにより、一度に複数のコップに「お冷」を作り得るように なっている。従って、大量の来客があった場合に、迅速に対応することができる ものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前述した氷ディスペンサーでは、同一の機種であっても、ユーザーからの要請 によって、一回の計量によりコップに供給する氷量を変更する必要がある場合が 少なくない。この場合は、氷量は計量器における計量部の内部寸法と略一致する ことから、ディスペンサーの組立て時に所望の内部寸法の計量部を備える計量器 を選択することによりこれに対応している。しかし、各種氷量に応じた計量部を 形成した計量器を準備することは、製造コストその他金型等の製作コストが嵩む 欠点があった。また計量器は寸法別に保管する必要があり、このため計量器の保 管に大きなスペースを必要とすると共に、在庫管理が煩雑になる等の問題が指摘 される。
【0007】
【考案の目的】
この考案は、前述した従来技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に 解決するべく提案されたものであって、一回の計量動作により計量し得る氷片の 量の変更を簡単かつ経済的に行ない得る計量器構造を提供することを目的とする 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本考案は、所要量の 氷片が貯留され、底部に氷片の放出口を形成した貯氷庫と、この貯氷庫の下方に 所定間隔離間して配設され、前記氷片放出口の真下から偏位した位置に複数の開 口を氷片放出口の延在方向に所定間隔で穿設した固定板と、前記貯氷庫と固定板 との間に摺動自在に配設され、固定板における開口と対応する複数の計量部を形 成した計量器とを備え、この計量器の計量部を、前記氷片放出口と連通する計量 位置と、前記開口と連通する放出位置との間を往復移動させることにより、計量 部に充填されている氷片を放出位置において開口の下方に位置決めした各容器に 放出するようにしたディスペンサーにおいて、 前記計量器を、上下に分割可能で、かつ前記計量部を画成する上下に連通する 開口を形成した複数の板体から構成し、 前記板体は、その開口を前記固定板の対応する開口と一致させた状態で、該固 定板に着脱自在に配設し得るようになっていることを特徴とする。
【0009】 また前述した目的を好適に達成するため本願の別の考案は、所要量の氷片が貯 留され、底部に氷片の放出口を形成した貯氷庫と、この貯氷庫の下方に所定間隔 離間して配設され、前記氷片放出口の真下から偏位した位置に複数の開口を氷片 放出口の延在方向に所定間隔で穿設した固定板と、前記貯氷庫と固定板との間に 摺動自在に配設され、固定板における開口と対応する複数の計量部を形成した計 量器とを備え、この計量器の計量部を、前記氷片放出口と連通する計量位置と、 前記開口と連通する放出位置との間を往復移動させることにより、計量部に充填 されている氷片を放出位置において開口の下方に位置決めした各容器に放出する ようにしたディスペンサーにおいて、 前記計量器は、前記固定板における計量器の移動方向に沿う両側に配設した一 対のガイドに摺動自在に支持され、 この計量器の底面には、前記計量部と対応する上下に連通する開口を形成した 板体が着脱自在に配設され、 前記板体は、その開口を前記固定板の対応する開口と一致させた状態で該固定 板に着脱自在に配設されるよう構成され、 前記板体を計量器または固定板に選択的に配設することにより、前記計量部に 充填される氷片の量を変更するようにしたことを特徴とする。
【0010】
【実施例】
次に、本考案に係るディスペンサーの計量器構造につき、好適な実施例を挙げ て、添付図面を参照しながら説明する。なお実施例では、計量器構造をお冷ディ スペンサーに採用した場合につき説明するが、容器に氷片のみを供給する氷ディ スペンサーにも適宜採用可能である。
【0011】 図2は、実施例に係る計量器構造が採用されるお冷ディスペンサー10の概略 側面図であって、該ディスペンサー10は、厨房内で食器を洗浄する際に使用さ れる汎用のラック12に整列的に収納した所定数のコップ(図示せず)に、計量し た氷片および水を供給するよう構成されている。このラック12には、例えばラ ック搬送方向(縦方向)に6列で、これと交差する方向(横方向)に6列の合計36 個のコップが収納されるよう設定されている。そして、お冷ディスペンサー10 に配設した搬送コンベヤ14によりラック12を所定位置に搬送した後、後述す る計量器20を計量位置から放出位置に移動させることにより(ディスペンサー の一回の動作)、ラック12に収納されている18個のコップに氷片および水が 夫々供給されるようになっている。
【0012】 前記お冷ディスペンサー10の本体をなす機枠16には、大量の氷片を所定レ ベルまで貯留し得る貯氷庫18が配設され、該貯氷庫18の底部に、図4に示す 如く、ラック搬送方向(計量器20の移動方向)に所定間隔離間して3つの氷片放 出口18aが形成されている。各氷片放出口18aは、計量器20に形成した横 方向に整列する6個所の計量部21に沿って開口し、該列の全ての計量部21に 氷片を充填し得るよう設定されている。また、貯氷庫18の背面側(ラック搬送 方向下流側)には、図2に示す如く、オーガ式製氷機22が配設され、該製氷機 22で製造した氷片を貯氷庫18に放出貯留するよう構成してある。
【0013】 前記機枠16には、図2に示す如く、貯氷庫18の底部から下方に所定間隔離 間して固定板24が配設され、該固定板24は、ラック搬送方向下流側に向かう につれて下方傾斜するよう設定されている。この固定板24には、図4に示す如 く、貯氷庫18の各氷片放出口18aの真下から前方(ラック搬送方向上流側)に 所定距離だけ偏位した位置に、横方向に整列する6個所の開口24aが形成され ている。すなわち固定板24には、図5に示すように、縦方向に6列で、横方向 に3列の合計18個の開口24aが形成される。また、固定板24における計量 器20の移動方向に沿う両端部には、図3に示す如く、上方に向けて折曲された 垂直部24bが形成され、両垂直部24b,24bの対向面に、計量器20の移 動方向に延在するコ字状のガイド26が夫々配設されている。そして、両ガイド 26,26間に、計量器20が摺動自在に支持されるようになっている。
【0014】 前記貯氷庫18と固定板24との間には、矩形状に形成された複数(実施例で は4枚)の板体28,30,32,34を重ねることにより構成した計量器20が摺 動自在に配設されている。各板体28,30,32,34には、上下に連通する四 角形状の開口28a,30a,32a,34aが、固定板24に形成した開口24 aと対応する6×3列のパターンで形成されており、図4に示す如く、各開口2 8a,30a,32a,34aを上下に一致させた状態で、4枚の板体28,30, 32,34は、複数のボルト36とナット37とにより固定されている。そして 、4つの開口28a,30a,32a,34aにより画成される空間が、氷片が充 填されることにより計量を行なう計量部21として機能する。
【0015】 前記最上部の第1板体28および最下部の第4板体34の横幅寸法は、両板体 28,34に挟持される第2板体30および第3板体32よりも短かくなるよう 設定されている。そして、第1板体28および第4板体34における左右端縁部 (横幅方向の両端縁部)から突出する第2板体30および第3板体32の横幅方向 の端縁部が、図3に示す如く、前記固定板24に配設したガイド26,26内に 摺動自在に臨んでいる。また、計量器20を挟んでラック搬送方向と交差する両 側に位置する機枠16,16(一方のみ図示)に、搬送方向に所定間隔離間して対 をなすスプロケット38,38が夫々回転自在に配設され、対応のスプロケット 38,38間に無端チェン40が巻掛けられている(図1参照)。そして両無端チ ェン40,40が、計量器20における第2板材30の左右端縁部上面に固定部 材42,42を介して夫々固定されている。従って、図示しないモータを介して 無端チェン40,40を正逆方向に走行させることにより、該チェン40,40の 走行に伴って計量器20は両ガイド26,26に沿ってラック搬送方向に往復摺 動する。なお、モータは制御手段により駆動制御されて、計量器20を、前記各 計量部21が貯氷庫18における対応の氷片放出口18aの真下に臨む計量位置 と、各計量部21が固定板24における対応の開口24aの真上に臨む放出位置 との間を往復するよう設定されている。
【0016】 前記計量器20に形成された横方向に整列する6個所の計量部21は、貯氷庫 18の氷片放出口18aに共通的に連通し得るよう設定されており、該計量器2 0を計量位置に位置させれば、計量部21には貯氷庫18に貯留された氷片が氷 片放出口18aを介して充填され、これにより氷片の計量(容量の計量)がなされ る。なお、計量位置に臨む計量部21の下面は、前記固定板24の開口24aが 形成されていない部位で閉塞され、氷片が落下しないよう構成される。そして、 前記氷片が充填された計量器20を放出位置まで移動させれば、計量部21内の 氷片は自重により開口24aを介して落下し、待機中のコップに放出供給される ようになっている。なお、計量器20が放出位置に移動した際には、貯氷庫18 における各氷片放出口18aは、計量器20における計量部21が形成されてい ない部位で閉塞され、貯氷庫18内の氷片が外部に放出されないよう構成されて いる。
【0017】 前記計量器20を構成する第1板体28に形成した開口28aは、他の板体3 0,32,34に形成した開口30a,32a,34aよりも縦方向の寸法が大きく なるよう設定されており、図4に示す如く、計量器20を計量位置に臨ませた状 態において、氷片放出口18aから後方に延在するようになっている。そしてこ の延出部28bは、計量部21を計量位置から放出位置へ移動させる際に、氷片 放出口18aと計量部21との境界に臨む氷片が噛み込まれるのを防止するべく 機能する。これにより、計量器20は常に円滑に移動し、定量供給を達成するこ とができる。
【0018】 前記固定板24の適宜位置に、図5に示す如く、上下に連通する通孔24cが 複数(実施例では4つ)穿設されると共に、前記第4板体34には、固定板24の 各通孔24cと対応する位置に通孔34bが穿設されている。すなわち、固定板 24と第4板体34とは、各開口24a,34aを上下に一致させた状態で、両 通孔24c,34bに上方から挿通したボルト44にナット46を締付けること により、両者を固定し得るようになっている(図6参照)。そして、図6に示すよ うに固定板24に第4板体34を固定した形態では、第1板体28,第2板体3 0および第3板体32をボルト36とナット37とにより固定することにより、 3枚の板体28,30,32からなる計量器20を、前記貯氷庫18と第4板体3 4との間を往復移動させることができる。このときには、図7に示す如く、3つ の開口28a,30a,32aにより画成される空間が計量部21として機能し、 その容量は図4に示す形態における計量部21の容量よりも少なくなる。
【0019】 前記固定板24の下方には、図2に示す如く、供給部材48が機枠16に配設 され、該供給部材48には、上方に向けて開拡する複数の供給口48aが、固定 板24の各開口24aと対応する6×3列のパターンで形成されている。そして 各供給口48aの上方に、固定板24の下面において各開口24aと対応するよ う垂設したシュート50の下端が臨み、開口24aおよびシュート50を介して 放出される氷片を、供給部材48の下方に搬入されるコップに供給口48aを介 して充填するよう構成してある。また、供給部材48の各供給口48aに対応し て、水供給源に連通する散水ノズル52が臨み、各散水ノズル52から散水され る水が、対応の供給口48aを介してコップに供給されるよう構成される。
【0020】
【実施例の作用】
次に、実施例に係るディスペンサーの計量器構造の作用につき以下説明する。
【0021】 (4枚の板体により計量器を構成する場合について) 前記4枚の板体28,30,32,34を、各開口28a,30a,32a,34a を一致させた状態で、ボルト36とナット37とにより一体的に固定する。そし てこの計量器20における第2板体30と第3板体32の端縁部を、図1に示す 如く、前記固定板24に配設したガイド26,26に支持させると共に、第2板 体30に配設した固定部材42,42に無端チェン40,40を配設固定する。こ れにより、4枚の板体28,30,32,34からなる計量器20は、前記貯氷庫 18と固定板24との間において、両ガイド26,26に沿って往復移動可能に 取付けられる(図3参照)。
【0022】 前述した形態の計量器20を組付けたお冷ディスペンサー10に、コップを上 向きに収納したラック12を送り込むと、前記搬送コンベヤ14により該ラック 12は供給部材48の下方に引込まれ、18個のコップが対応の供給口48aの 真下に臨む位置に位置決めされる。このとき、前記計量器20は、図4に示す如 く、4つの開口28a,30a,32a,34aからなる計量部21の各横列が、 前記貯氷庫18における対応の氷片放出口18aの真下に臨む計量位置に位置決 めされ、各計量部21内には氷片が夫々充填されている。
【0023】 次に、前記無端チェン40,40を駆動して、計量器20をガイド26,26に 沿って前進移動(ラック搬送方向上流側に向けて移動)させることにより、各計量 部21を固定板24における対応の開口24aの真上に臨む放出位置に到来させ る。この結果、各計量部21に充填されている氷片は自重により落下し、開口2 4a,シュート50および供給口48aを介して待機中のコップに放出供給され る。また、前記各散水ノズル52からコップに所定量の水が供給され、これによ りラック12に収納されている18個のコップに夫々計量された氷片と水とが供 給される。
【0024】 (3枚の板体により計量器を構成する場合について) ここで、前述した如くユーザーの要請によりお冷ディスペンサー10による一 回の計量によりコップに供給する氷量を変更する場合は、先ず4枚の板体28, 30,32,34からなる計量器20を分離する。そして、前記第4板体34を、 図5および図6に示す如く、ボルト44とナット46とを介して前記固定板24 に配設固定する。このとき、第4板体34の開口34aと固定板24の開口24 aとは上下に一致している。また、前記残りの3枚の板体28,30,32を、ボ ルト36とナット37とにより一体的に固定した状態で、第2板体30と第3板 体32との端縁部をガイド26,26に支持させると共に、第2板体30に配設 した固定部材42,42に無端チェン40,40を配設固定する。これにより、3 枚の板体28,30,32からなる計量器20は、図7に示す如く、前記貯氷庫1 8と第4板体34との間において、両ガイド26,26に沿って往復移動可能に 取付けられる。
【0025】 すなわち、図7に示す形態の計量器20においては、3枚の板体28,30,3 2の開口28a,30a,32aにより計量部21が画成され、該計量部21に充 填される氷片の量は、図4に示す形態の計量器20における計量部21に充填さ れる氷片の量よりも少なくなる。このように、計量器20による一回の計量動作 で計量される氷量を変更する場合は、計量器20を構成する第4板体34を固定 板24に固定するだけで対応し得、異なる内寸法の計量部21を形成した計量器 20を準備する必要はなく、経済的に対応可能である。また、4枚の板体で構成 される計量器20および3枚の板体で構成される計量器20は、何れも第2板体 30および第3板体32が一対のガイド26,26により摺動自在に支持される よう構成されているので、氷量の変更に際してガイド26,26を変更する必要 はない。
【0026】 なお、実施例では基本的に4枚の板体から計量器を構成し、必要に応じて最下 部の第4板体を固定板に配設固定することにより、計量する氷量を変更する場合 につき説明したが、本願はこれに限定されるものでない。例えば、第1〜第3の 板体を一体で構成しておき、第4板体のみを必要に応じて分離するよう構成して もよい。また、4枚以上の板体から計量器を構成し、各種氷量に応じて所定枚数 の板体を固定板に配設固定するようにしてもよい。
【0027】
【考案の効果】
以上に述べた如く、本考案に係るディスペンサーの計量器構造によれば、計量 器を上下に分割可能な複数の板材から構成し、板材を固定板に選択的に配設し得 るよう構成したことにより、計量される氷片の量を変更する場合は、計量器を構 成する複数の板材から所定数の板材を取外し、該板材を固定板に配設するだけで 対応し得る。すなわち、各種寸法の計量部を形成した計量器を製造したり、多数 保管したりする必要がなく、製造コストおよび在庫管理の諸経費を低減し得るも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係る計量器構造を示す一部切欠概略
斜視図である。
【図2】 実施例に係る計量器構造が採用されるお冷デ
ィスペンサーの全体構成を示す概略側面図である。
【図3】 4枚の板体を一体的に固定して計量器を構成
した状態で示す計量機構部の要部正面図である。
【図4】 図3に示す形態の計量機構部の縦断側面図で
ある。
【図5】 固定板と第4板体とを示す概略斜視図であ
る。
【図6】 3枚の板体を一体的に固定して計量器を構成
した形態で示す計量機構部の要部正面図である。
【図7】 図6に示す形態の計量機構部の縦断側面図で
ある。
【符号の説明】
18 貯氷庫,18a 氷片放出口,20 計量器,2
1 計量部 24 固定板,24a 開口,26 ガイド,28 第
1板体 28a 開口,30 第2板体,30a 開口,32
第3板体 32a 開口,34 第4板体,34a 開口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要量の氷片が貯留され、底部に氷片の
    放出口(18a)を形成した貯氷庫(18)と、この貯氷庫(18)
    の下方に所定間隔離間して配設され、前記氷片放出口(1
    8a)の真下から偏位した位置に複数の開口(24a)を氷片放
    出口(18a)の延在方向に所定間隔で穿設した固定板(24)
    と、前記貯氷庫(18)と固定板(24)との間に摺動自在に配
    設され、固定板(24)における開口(24a)と対応する複数
    の計量部(21)を形成した計量器(20)とを備え、この計量
    器(20)の計量部(21)を、前記氷片放出口(18a)と連通す
    る計量位置と、前記開口(24a)と連通する放出位置との
    間を往復移動させることにより、計量部(21)に充填され
    ている氷片を放出位置において開口(24a)の下方に位置
    決めした各容器に放出するようにしたディスペンサーに
    おいて、 前記計量器(20)を、上下に分割可能で、かつ前記計量部
    (21)を画成する上下に連通する開口(28a,30a,32a,34a)
    を形成した複数の板体(28,30,32,34)から構成し、 前記板体(34)は、その開口(28a)を前記固定板(24)の対
    応する開口(24a)と一致させた状態で、該固定板(24)に
    着脱自在に配設し得るようになっていることを特徴とす
    るディスペンサーの計量器構造。
  2. 【請求項2】 所要量の氷片が貯留され、底部に氷片の
    放出口(18a)を形成した貯氷庫(18)と、この貯氷庫(18)
    の下方に所定間隔離間して配設され、前記氷片放出口(1
    8a)の真下から偏位した位置に複数の開口(24a)を氷片放
    出口(18a)の延在方向に所定間隔で穿設した固定板(24)
    と、前記貯氷庫(18)と固定板(24)との間に摺動自在に配
    設され、固定板(24)における開口(24a)と対応する複数
    の計量部(21)を形成した計量器(20)とを備え、この計量
    器(20)の計量部(21)を、前記氷片放出口(18a)と連通す
    る計量位置と、前記開口(24a)と連通する放出位置との
    間を往復移動させることにより、計量部(21)に充填され
    ている氷片を放出位置において開口(24a)の下方に位置
    決めした各容器に放出するようにしたディスペンサーに
    おいて、 前記計量器(20)は、前記固定板(24)における計量器(20)
    の移動方向に沿う両側に配設した一対のガイド(26,26)
    に摺動自在に支持され、 この計量器(20)の底面には、前記計量部(21)と対応する
    上下に連通する開口(34a)を形成した板体(34)が着脱自
    在に配設され、 前記板体(34)は、その開口(28a)を前記固定板(24)の対
    応する開口(24a)と一致させた状態で該固定板(24)に着
    脱自在に配設されるよう構成され、 前記板体(34)を計量器(20)または固定板(24)に選択的に
    配設することにより、前記計量部(21)に充填される氷片
    の量を変更するようにしたことを特徴とするディスペン
    サーの計量器構造。
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JP2016023842A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 ホシザキ電機株式会社 アイスディスペンサ

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