JPH0646247B2 - 光フアイバ接続部用補強部材の加熱方法及び装置 - Google Patents

光フアイバ接続部用補強部材の加熱方法及び装置

Info

Publication number
JPH0646247B2
JPH0646247B2 JP60239162A JP23916285A JPH0646247B2 JP H0646247 B2 JPH0646247 B2 JP H0646247B2 JP 60239162 A JP60239162 A JP 60239162A JP 23916285 A JP23916285 A JP 23916285A JP H0646247 B2 JPH0646247 B2 JP H0646247B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
portion side
coil
magnetic body
central portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP60239162A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6298307A (ja
Inventor
賢司 谷野
敏昭 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Origin Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Origin Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Origin Electric Co Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Origin Electric Co Ltd
Priority to JP60239162A priority Critical patent/JPH0646247B2/ja
Publication of JPS6298307A publication Critical patent/JPS6298307A/ja
Publication of JPH0646247B2 publication Critical patent/JPH0646247B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/255Splicing of light guides, e.g. by fusion or bonding
    • G02B6/2558Reinforcement of splice joint

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光フアイバ心線接続部の補強部材を加熱する加
熱装置に関する。
〔従来の技術〕 光フアイバ心線の接続方法として、接続する光フアイバ
心線を突き合せ、加熱融着接続する方法がある。この場
合、接続部の機械的強度が十分でないので、種々な方法
で補強することが提案されている。例えば特開昭58-230
06号公報で開示された発明においては、第4図(A),(B)
に示すように、融着接続部における光フアイバ心線6と
そのプラスチツク被覆7に熱溶融性の接着剤8が設けら
れた磁性体4と熱収縮チユーブ9とからなる補強部材1
0を配設し、複数の誘導加熱コイル1A,1B,1Cに
よる誘導加熱を利用して、接着剤8と溶融させ、また熱
収縮チユーブ9を収縮させていた。誘導加熱コイル1B
は熱収縮チユーブの中央部に、また誘導加熱コイル1
A,1Cは熱収縮チユーブの両端部に夫々これと対向す
るように配置される。この状態で誘導加熱コイル1A〜
1Cに高周波電流を流し、その周囲に高周波磁界を発生
させる。磁束が磁性体4に渦電流損及びヒステリシス損
を生じ、これらが発熱させる。この磁性体4の発熱によ
り、熱収縮チユーブ9が収縮すると共に、接着剤8が溶
融し、補強部材10と光フアイバ心線6,6の接続部と
が一体化する。
上記加熱方法としては、例えばコイル1A,1Cよりも
コイル1Bにより多くの電流を流すか、コイル1Bに電
流を流した後一定時間をおいてコイル1Aと1Cに電流
を流すことが記載されている。これにより熱収縮チユー
ブ9は、最初にその中央部が収縮し、そして順次空気を
端部側に押し出しながら両端部へ向けて収縮する。この
結果、熱収縮チユーブ9内の空気は完全に排出され、伝
達損失と機械的強度に優れた補強部を得ることができ、
この方法は非常に効果的である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この方法は限らず従来の方法においては、種々
な条件の下で測定を行い、その結果、良好な補強結果が
得られる時間を設定して、加熱コイルに通電してした。
従つて、加熱コイルと補強部材の磁性体との距離、接着
剤の厚さ、加圧力などの条件のバラツキの範囲が非常に
狭ければ問題ないが、バラツキの範囲が比較的大きい場
合、温度が必要以上に上昇してしまうものもある。この
場合、光フアイバの融着接続部のプラスチツク被覆2が
変形したり、溶融することがあり、このことは伝達損失
を増大させる。
〔問題点を解決するための手段〕
光フアイバ心線接続部に配置された補強部材の磁性体の
中央部側が端部側より先にそのキユーリー点に達するよ
う誘導加熱する。
〔作 用〕
磁性体の中央部側が端部側より先にキユーリー点に達す
ることにより、磁性体の中央部側の磁気抵抗が端部側の
それより小さくなり、中央部側を加熱するためのコイル
を流れる電流が増大し、これに伴い端部側を加熱するた
めのコイルを流れる電流が減少する。従つて、磁性体の
両端部の温度上昇を自動的に制限でき、また磁性材料を
選びキユーリー点を変えることにより磁性体の温度制御
を自動的に行うことができる。
〔実施例〕
先ず第1図及び第2図により本発明の一実施例について
説明する。
誘導加熱コイル1A,1B,1Cは夫々対応するE型コ
ア2A,2B,2Cの中央磁脚に巻装されており、コイ
ル1Aと1Cは直列接続されている。絶縁材料からなる
断熱材3は誘導加熱コイル1A〜1Cの各磁脚の平坦な
頂部と第4図に示したような補強部材の内の磁性体4
(他は図示するのを省略)との間に設けられている。コ
ンデンサ5は共振用コンデンサであり、端子TとT
間に接続される。また、端子T,T間にはこのコン
デンサ5と並列に、コイル1B、及び直列接続されたコ
イル1Aと1Cが互いに並列になるよう、接続されてい
る。
第2図において、Eは商用の交流電圧を変圧し、整流す
る直流電源、Cは平滑用コンデンサ、1は誘導加熱コイ
ル、Lはインダクタ、SはMOSFETのようなスイツチング
半導体素子、及びDは駆動回路である。
次にこの装置の動作について説明する。
駆動回路Dは、誘導加熱コイル1のインダクタンスとコ
ンデンサ5のキヤパシタンスとによる共振周波数にほぼ
等しい周波数で、スイツチング半導体素子Sをオン、オ
フさせる。このことは共振の尖鋭度Qが大きい状態で装
置を動作させることになり、電力損失を小さくできるこ
とが知られている。ここで、誘導加熱コイル1のインダ
クタンスは第1図における誘導加熱コイル1A,1B,
1Cの合成インダクタンスである。コイル1A〜1Cの
巻数がすべて等しく、またインダクタンスもすべて等し
いとすれば、コイル1Aと1Cは直列接続されているの
で、その合成インダクタンスはコイル1Bのインダクタ
ンスのほぼ2倍となる。従つて、スイツチング半導体素
子の動作によつて誘導加熱コイル1Bを流れる電流は、
その両側に配置されたコイル1Aと1Cを流れる電流の
ほぼ2倍となる。各誘導加熱コイルを流れる電流は、第
1図において矢印で示すように、対応するE型コア2A
〜2Cに夫々の電流値に応じた磁束を誘起し、これら誘
束は夫々対応するコアの磁脚と補強部材の磁性体4とか
らなる磁路を通流する。コイル1Bにより磁性体4の中
央部側に誘起された磁束は、夫々のコイル1A,1Cに
より磁性体4の端部側に夫々誘起された磁束より多いの
で、磁性体4の中央部側はその端部側より強く加熱され
る。従つて、磁性体4の中央部側の温度はその端部側よ
り速く上昇し、先ず磁性体4の中央部側の温度がキユー
リー点に達する。磁性体4の中央部側がキユーリー温度
に達すると、その部分の透磁率が降下し、インダクタン
スを低下する。よつて磁性体4の中央部側を含む磁路の
磁気抵抗が減少し、これに伴い中央の誘導加熱コイル1
Bを流れる電流が増え、この分だけコイル1Aと1Cを
流れる電流が減少する。コイル1Aと1Cを流れる電流
の減少により、磁性体4の長手方向の両端部側の加熱が
自動的に制限され,両端部側の温度上昇は確実に抑制さ
れる。ここでコイル1Bを流れる電流が増大しても、磁
性体4の長手方向の中央部側の磁束は少なくなるので、
その部分の発熱量は制限され、その温度上昇は飽和す
る。
従つて、適切なキユーリー点を有する磁性体を選択する
と共に、誘導加熱コイル1B,1Aと1Cのインダクタ
ンスを選定することによつて、磁性体の中央部分が設定
温度に達すると、磁性体の双方の端部側の温度上昇が自
動的に制限される。そして適当な時点でスイツチング半
導体素子をオフ状態にすればよい。
更に図示していないが、誘導加熱コイル1Bを流れる電
流を検出し、この電流がある設定レベル以上に上昇する
とき、設定時間後にスイツチング半導体素子をオフ状態
にラツチすれば、磁性体の中央部がキユーリー点に達し
た後、好ましい時点で自動的に加熱を中止することが出
来る。また、補強材の各種条件、及び各種加熱条件など
を予めマイコンにメモリさせておくことにより、複雑な
条件に対しても簡単なキー操作のみで、自動的に最適な
加熱を行うことが出来る。
尚、ここで断熱部材3は加熱時に磁性体4の下面から各
コア及び各コイルに磁性体の熱が伝達されるのを防ぐ。
これにより磁性体の加熱時には温度上昇が速くなり、ま
たその冷却時も各コア及びコイルの熱的影響がないので
冷却が良好に行われる。
また、コアは磁性体に比べて導電率がはるかに小さく、
比透磁率も小さいフエライトコアを用いるのが、熱損失
の面から好ましい。
次に第3図に示す別の一実施例では、コの字状コア2A
〜2Dを用い、それらの各磁脚に図示のようにコイル1
A〜1Eを巻装している。コイル1A〜1Eの巻数につ
いては、コイル1Cが最も多くなるよう選ばれており、
前記実施例と同様に磁性体4の端部側に比べて中央部側
に磁束が多く誘起される。またコイル1Aと1Bと1D
と1Eとが直列接続され、これら直列接続されたコイル
とコイル1Cと共振用コンデンサ5とが互いに並列にな
るよう接続されている。従つて、磁性体4の中央部側が
キユーリー点に達すると、この部分のインダクタンスが
低下することによりコイル1Cを流れる電流が増え、コ
イル1A,1B,1D及び1Eを流れる電流が減少す
る。このことは磁性体4の温度上昇の速度を緩やかにす
る。なお当然のことであるが、磁性体4の長手方向の中
央部側のインダクタンスが減少すると、その共振周波数
が高い方向に変化するので、スイツチング半導体素子S
の駆動周波数も共振周波数の変化に合わせて変える必要
がある。
尚、更に多数の磁路を形成した場合には必要なだけコア
を用い、所定の磁脚に1個又は複数個のコイルを巻装し
てもよい。また以上の実施例ではコイルの並列接続数を
2で説明したが、これに限ることはなく任意でよい。
〔発明の効果〕
以上述べた様に本発明によれば、補強部材の磁性体の中
央部側が両端部側より先にキユーリー温度に達するよう
に前記磁性体を複数の部分に分けて誘導加熱し、磁性体
のインダクタンスを部分的に変化させてその両端部側の
誘導加熱用電流を減少させているので、磁性体の中央部
側がキユーリー温度に達すると自動的にその両端部側の
温度上昇を緩やかにでき、従つて光フアイバの融着接続
部のプラスチツク被覆が変形したり、溶融する危険性を
低減でき、このことは光フアイバの伝達損失を増大させ
ない。また適当なキユーリー温度を有する磁性材料を選
ぶことにより、温度制御を自動的に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を説明するための
図、第3図は本発明の他の一実施例を示す図、第4図
(A),(B)は従来例を示す図である。 1,1A〜1E……誘導加熱コイル 2A〜2D……コア 3……断熱材 4……磁性体 5……共振用コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ接続部に配置された磁性体をそ
    の長手方向に沿って複数の部分に分けて誘導加熱する方
    法において、前記磁性体の長手方向の中央部側が端部側
    より先にそのキューリー温度に達するように誘導加熱を
    行い,キューリー温度に達した前記磁性体の中央部側の
    透磁率の低下に伴うその中央部側に位置するコイルのイ
    ンダクタンスの低下によりその誘導加熱用電流が増大
    し,この中央部側のコイルの誘導加熱用電流の増大に伴
    い自動的に前記磁性体の長手方向端部側に位置するコイ
    ルの誘導加熱用電流が減少するようにして,前記磁性体
    の長手方向端部側の温度制限を行うことを特徴とする光
    ファイバ接続部用補強部材の加熱方法。
  2. 【請求項2】光ファイバ接続部に配置された磁性体をそ
    の長手方向に複数の部分に分けて誘導加熱する装置にお
    いて、前記磁性体の長手方向の中央部側、端部側をそれ
    ぞれ少なくとも含む複数の磁路を形成するように複数の
    コアの磁脚を前記磁性体に対設すると共に、前記磁性体
    の端部側に比べて中央部側を通る磁束が多くなるように
    選ばれたインダクタンスを有するコイルを前記コアに複
    数個巻装し、これらコイルの内、キューリー点に達する
    まで加熱される中央部側のコイルとその中央部側のコイ
    ルに流れる電流の増大に伴い電流制限される端部側のコ
    イルを同一電源装置に対し並列接続したことを特徴とす
    る光フアイバ接続部用補強部材の加熱装置。
JP60239162A 1985-10-25 1985-10-25 光フアイバ接続部用補強部材の加熱方法及び装置 Expired - Fee Related JPH0646247B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60239162A JPH0646247B2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25 光フアイバ接続部用補強部材の加熱方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60239162A JPH0646247B2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25 光フアイバ接続部用補強部材の加熱方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6298307A JPS6298307A (ja) 1987-05-07
JPH0646247B2 true JPH0646247B2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=17040655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60239162A Expired - Fee Related JPH0646247B2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25 光フアイバ接続部用補強部材の加熱方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0646247B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003307208A (ja) 2002-02-13 2003-10-31 Murata Mfg Co Ltd ネジ固定具、それを用いた高周波機器およびその特性調整方法
US6887328B1 (en) 2003-11-18 2005-05-03 Eastman Kodak Company Induction splicing of photographic film strips

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5823006A (ja) * 1981-08-03 1983-02-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光フアイバ心線接続部の補強方法
JPS5850505A (ja) * 1981-09-22 1983-03-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光フアイバ心線の融着接続部補強方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6298307A (ja) 1987-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5313037A (en) High power induction work coil for small strip susceptors
US20080247210A1 (en) Resonant Inverter
US4371768A (en) Arrangement for the sealing of thermoplastic-coated packing material
WO2000052967A1 (en) Induction heating apparatus and transformer
JPH0646247B2 (ja) 光フアイバ接続部用補強部材の加熱方法及び装置
EP0295072B1 (en) Induction heater
CN111864499A (zh) 一种线缆对接焊接装置及方法
US5349165A (en) Induction heater system for fusing plastics
JP3941500B2 (ja) 誘導加熱装置
JP2999223B2 (ja) はんだ付け接合方法及び装置
EP0180301B1 (en) High efficiency autoregulating heater
JPS56127139A (en) Heater for fluid in pipe
JPH0438326Y2 (ja)
US4654563A (en) Fluorescent lamp ballast
JPS57149616A (en) Heat roll device
JP3298130B2 (ja) インバータートランス
JPS6255764B2 (ja)
JPH0624983Y2 (ja) 高周波加熱装置の昇圧トランス
CN212992642U (zh) 一种加热线圈及高频加热装置
JPS6125190Y2 (ja)
JPH06124844A (ja) 磁気洩れ変圧器
JP2632128B2 (ja) 高周波誘導加熱コイルに装着された磁性体のコアの脱落検出方法
JP3542025B2 (ja) 薄型電磁誘導器
JPS60221986A (ja) 交叉磁界型誘導加熱器
KR0124979Y1 (ko) 유도가열 조리기의 워킹코일

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees