JPH0646231A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
- Publication number
- JPH0646231A JPH0646231A JP5082062A JP8206293A JPH0646231A JP H0646231 A JPH0646231 A JP H0646231A JP 5082062 A JP5082062 A JP 5082062A JP 8206293 A JP8206293 A JP 8206293A JP H0646231 A JPH0646231 A JP H0646231A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発呼端から被呼端に対して画情報送信のため
なされる一回の通信回線の接続で、送信された画情報に
対して被呼端から所定の文書を自動返信することを可能
とする。 【構成】 被呼側ファクシミリ装置は受信者名、受信日
時、受信枚数等からなる受理文書を作成する受理文書作
成部とこれを接続された通信回線を断とすることなく発
呼端に折り返し送信する折り返し送信部を、発呼側ファ
クシミリ装置は接続した通信回線を断とすることなく被
呼端からの受理文書を受信する折り返し受信部を備え
る。 【効果】 発呼者が、画情報が正しく送信されたことや
被呼者の不在等の詳細な情報をその場ですぐ入手可能と
なる。
なされる一回の通信回線の接続で、送信された画情報に
対して被呼端から所定の文書を自動返信することを可能
とする。 【構成】 被呼側ファクシミリ装置は受信者名、受信日
時、受信枚数等からなる受理文書を作成する受理文書作
成部とこれを接続された通信回線を断とすることなく発
呼端に折り返し送信する折り返し送信部を、発呼側ファ
クシミリ装置は接続した通信回線を断とすることなく被
呼端からの受理文書を受信する折り返し受信部を備え
る。 【効果】 発呼者が、画情報が正しく送信されたことや
被呼者の不在等の詳細な情報をその場ですぐ入手可能と
なる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置の普及にともない、フ
ァクシミリ装置を通信手段としたビジネスが増加してい
る。例えば、通信販売において申込書をファクシミリ装
置により送付することにより、申し込みとその受付を行
うなどである。そして、この際、発呼端側のファクシミ
リ装置が被呼端側のファクシミリ装置(以下、かかるよ
うな場合、原則として「発呼端」、「被呼端」と略記す
る。)との回線接続を行った上で、所定の文書、画像か
らなる送信情報の送信のみを行い、被呼端は該送信情報
の受信のみを行うことにより1回の通信回線接続に伴う
1つの動作を終了する。
ァクシミリ装置を通信手段としたビジネスが増加してい
る。例えば、通信販売において申込書をファクシミリ装
置により送付することにより、申し込みとその受付を行
うなどである。そして、この際、発呼端側のファクシミ
リ装置が被呼端側のファクシミリ装置(以下、かかるよ
うな場合、原則として「発呼端」、「被呼端」と略記す
る。)との回線接続を行った上で、所定の文書、画像か
らなる送信情報の送信のみを行い、被呼端は該送信情報
の受信のみを行うことにより1回の通信回線接続に伴う
1つの動作を終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな通信では、第1に文書の伝送は発呼端から被呼端へ
一方的になされるだけであり、伝送が本来送信すべき者
に確実に行われたか否かの受理確認ができない。したが
って、発信者は別途電話連絡などで受理確認を行うか、
それが不可能の場合には受理されたものと信用すること
になる。
うな通信では、第1に文書の伝送は発呼端から被呼端へ
一方的になされるだけであり、伝送が本来送信すべき者
に確実に行われたか否かの受理確認ができない。したが
って、発信者は別途電話連絡などで受理確認を行うか、
それが不可能の場合には受理されたものと信用すること
になる。
【0004】第2に、受信側のレスポンスが遅いときに
は、発信者にとっては受信者が不在なのか、それとも作
業に手間取っているのかが不明である。そして、これら
の発信者側の不便を解消するためには、受信者がすぐに
受理した旨の電話連絡もしくはファクシミリによる返信
を行えばよいのであるが、もともとファクシミリ装置は
受信者がその場に居合わさなくても送受信できることを
最大の利点としている。したがって、第3に、直ちに受
理確認の通知を行うことが困難であり、また送信される
情報の内容の如何によっては直ちにその回答を作成せね
ばならないことがあるが、かかる場合にはそのための係
員をわざわざ配置しなければならなかったり、かかる内
容の情報の受付そのものが困難となったりする場合さえ
ある。
は、発信者にとっては受信者が不在なのか、それとも作
業に手間取っているのかが不明である。そして、これら
の発信者側の不便を解消するためには、受信者がすぐに
受理した旨の電話連絡もしくはファクシミリによる返信
を行えばよいのであるが、もともとファクシミリ装置は
受信者がその場に居合わさなくても送受信できることを
最大の利点としている。したがって、第3に、直ちに受
理確認の通知を行うことが困難であり、また送信される
情報の内容の如何によっては直ちにその回答を作成せね
ばならないことがあるが、かかる場合にはそのための係
員をわざわざ配置しなければならなかったり、かかる内
容の情報の受付そのものが困難となったりする場合さえ
ある。
【0005】このため、伝送が確実に行われたか否かの
受理確認を、受信側が自動的にすぐ返信するファクシミ
リ装置の実現が望まれている。さらに、受信側のレスポ
ンスが遅れる可能性がある場合には、長期不在もしくは
繁忙などのその理由となる状況の説明が返信されるファ
クシミリ装置の実現が望まれている。更には、ファクシ
ミリ装置による通信教育や通信販売等では、受信に伴う
受信側の回答や処理が早急かつ自動的になされるファク
シミリ装置の実現も望まれている。また、この受理確認
が発呼端からの最初の(本来の)情報の送信のための通
信回線の接続で一回で行われるのが、クイックレスポン
スの面からより望ましい。たとえば、コンビニエンスス
トアや文房具店、書店などに設置されているファクシミ
リ装置の利用提供を受けてファクシミリ送信するときな
どでは、発信者はその場ですぐ本来の発信先から送信文
を正しく受信した旨の受理確認書がもらえることが望ま
しい。
受理確認を、受信側が自動的にすぐ返信するファクシミ
リ装置の実現が望まれている。さらに、受信側のレスポ
ンスが遅れる可能性がある場合には、長期不在もしくは
繁忙などのその理由となる状況の説明が返信されるファ
クシミリ装置の実現が望まれている。更には、ファクシ
ミリ装置による通信教育や通信販売等では、受信に伴う
受信側の回答や処理が早急かつ自動的になされるファク
シミリ装置の実現も望まれている。また、この受理確認
が発呼端からの最初の(本来の)情報の送信のための通
信回線の接続で一回で行われるのが、クイックレスポン
スの面からより望ましい。たとえば、コンビニエンスス
トアや文房具店、書店などに設置されているファクシミ
リ装置の利用提供を受けてファクシミリ送信するときな
どでは、発信者はその場ですぐ本来の発信先から送信文
を正しく受信した旨の受理確認書がもらえることが望ま
しい。
【0006】日本公開特許公報特開平1−295563
号には、送信側ファクシミリ装置からの送信完了後、受
信側ファクシミリ装置から画情報が送信されてくるファ
クシミリ装置が記載されている。しかし、返信されてき
る画情報は、受信側ファクシミリ装置に異常が発生した
ときの異常状態に対応した異常メッセージ情報であり、
正常送信がなされたときには返信がない。このため、本
来の相手に正しく送信され、また受理されたか否かの通
知を行うことはできない。また、返信されてくるのは、
受信側ファクシミリ装置の異常状況であり、受信側のビ
ジネス状況を通知する等発信者にとって有意な回答をな
すものではない。
号には、送信側ファクシミリ装置からの送信完了後、受
信側ファクシミリ装置から画情報が送信されてくるファ
クシミリ装置が記載されている。しかし、返信されてき
る画情報は、受信側ファクシミリ装置に異常が発生した
ときの異常状態に対応した異常メッセージ情報であり、
正常送信がなされたときには返信がない。このため、本
来の相手に正しく送信され、また受理されたか否かの通
知を行うことはできない。また、返信されてくるのは、
受信側ファクシミリ装置の異常状況であり、受信側のビ
ジネス状況を通知する等発信者にとって有意な回答をな
すものではない。
【0007】また、日本公開特許公報特開昭64−73
863号には、被呼端が発呼端に送信されてきた原稿を
そのまま発呼端に返信するターンアラウンドポーリング
について記載されている。しかし、返信されてくる画情
報は、送信情報そのものであり、これまた、受理通知は
勿論のこと有意な回答を行うことはできない。
863号には、被呼端が発呼端に送信されてきた原稿を
そのまま発呼端に返信するターンアラウンドポーリング
について記載されている。しかし、返信されてくる画情
報は、送信情報そのものであり、これまた、受理通知は
勿論のこと有意な回答を行うことはできない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明においては受理文書用のテンプレー
トを記憶する受理文書用テンプレート記憶部と、前記受
理文書用テンプレート記憶部内のテンプレートを使用す
ることにより発呼者にとって有意な受理文章を作成する
受理文書作成部と、画情報受信後に前記受理文書作成部
に受理文書の作成を指示し、この指示により作成された
受理文書を発呼端に自動的に返信する折り返し返信部
と、前記折り返し返信部が受理文書の送信を終了するま
で発呼端から接続された通信回線を保持し続ける被呼側
通信回線接続部とを有することを特徴とするファクシミ
リ装置としている。
め、請求項1の発明においては受理文書用のテンプレー
トを記憶する受理文書用テンプレート記憶部と、前記受
理文書用テンプレート記憶部内のテンプレートを使用す
ることにより発呼者にとって有意な受理文章を作成する
受理文書作成部と、画情報受信後に前記受理文書作成部
に受理文書の作成を指示し、この指示により作成された
受理文書を発呼端に自動的に返信する折り返し返信部
と、前記折り返し返信部が受理文書の送信を終了するま
で発呼端から接続された通信回線を保持し続ける被呼側
通信回線接続部とを有することを特徴とするファクシミ
リ装置としている。
【0009】請求項2の発明においては、前記受理文書
作成部は、前記受理文書用テンプレート記憶部内のテン
プレート及び受信日時や受信枚数を含む被呼端の受信そ
のものに関する情報又は受信した画情報若しくは切り出
した必要部からなるその一部の少くも一方の情報とから
受理文書を作成するものである事を特徴とする請求項1
記載のファクシミリ装置としている。
作成部は、前記受理文書用テンプレート記憶部内のテン
プレート及び受信日時や受信枚数を含む被呼端の受信そ
のものに関する情報又は受信した画情報若しくは切り出
した必要部からなるその一部の少くも一方の情報とから
受理文書を作成するものである事を特徴とする請求項1
記載のファクシミリ装置としている。
【0010】請求項3の発明においては、前記受理文書
用テンプレート記憶部内のテンプレートには所定位置に
空欄が設けられており、前記受理文書作成部によるテン
プレートと受信そのものに関する情報又は受信した画情
報の少くも一方の情報とからの受理文章の作成は、テン
プレートの所定位置の空欄に受信そのものに関する情報
又は受信した画情報の少くも一方の情報から得た情報を
埋め込むものであることを特徴とする請求項1若しくは
請求項2記載のファクシミリ装置としている。
用テンプレート記憶部内のテンプレートには所定位置に
空欄が設けられており、前記受理文書作成部によるテン
プレートと受信そのものに関する情報又は受信した画情
報の少くも一方の情報とからの受理文章の作成は、テン
プレートの所定位置の空欄に受信そのものに関する情報
又は受信した画情報の少くも一方の情報から得た情報を
埋め込むものであることを特徴とする請求項1若しくは
請求項2記載のファクシミリ装置としている。
【0011】請求項4の発明においては、受信した画情
報から受理文章作成のために必要な部分を認識した上で
これを切り出し、前記受理文章作成部に送る受信文書切
出部を有していることを特徴とする請求項2若しくは請
求項3記載のファクシミリ装置としている。請求項5の
発明においては、受信した画情報に記入された受信文書
の内容についての識別標識を読みとるか受信した画情報
と共に受信した受信文書の内容についてのトーン信号を
認識する受信内容識別認識部を有し、前記受理文書作成
部は、前記受信内識別認識部からの識別標識若しくはト
ーン信号についての情報に応じて、受理文書の作成に使
用するテンプレートを変更するものであることを特徴と
する請求項1若しくは請求項2若しくは請求項3若しく
は請求項4記載のファクシミリ装置としている。
報から受理文章作成のために必要な部分を認識した上で
これを切り出し、前記受理文章作成部に送る受信文書切
出部を有していることを特徴とする請求項2若しくは請
求項3記載のファクシミリ装置としている。請求項5の
発明においては、受信した画情報に記入された受信文書
の内容についての識別標識を読みとるか受信した画情報
と共に受信した受信文書の内容についてのトーン信号を
認識する受信内容識別認識部を有し、前記受理文書作成
部は、前記受信内識別認識部からの識別標識若しくはト
ーン信号についての情報に応じて、受理文書の作成に使
用するテンプレートを変更するものであることを特徴と
する請求項1若しくは請求項2若しくは請求項3若しく
は請求項4記載のファクシミリ装置としている。
【0012】請求項6の発明においては、受理文書を印
刷出力する出力部を有し、前記折り返し送信部が合成さ
れた受理文書を発呼端に自動的に返信させる構成に加え
て、前記出力部に該受理文書を印刷出力するように指示
する構成を有していることを特徴とする請求項1若しく
は請求項2若しくは請求項3若しくは請求項4若しくは
請求項5記載のファクシミリ装置としている。
刷出力する出力部を有し、前記折り返し送信部が合成さ
れた受理文書を発呼端に自動的に返信させる構成に加え
て、前記出力部に該受理文書を印刷出力するように指示
する構成を有していることを特徴とする請求項1若しく
は請求項2若しくは請求項3若しくは請求項4若しくは
請求項5記載のファクシミリ装置としている。
【0013】請求項7の発明においては、被呼側ファク
シミリ装置が送信されてきた画情報に対する受理文書を
作成するにあたり、いずれのテンプレートを使用するか
の判断のための識別標識を付してあることを特徴とする
請求項5の発明に係るファクシミリ装置用発信用紙とし
ている。
シミリ装置が送信されてきた画情報に対する受理文書を
作成するにあたり、いずれのテンプレートを使用するか
の判断のための識別標識を付してあることを特徴とする
請求項5の発明に係るファクシミリ装置用発信用紙とし
ている。
【0014】
【作用】上記構成により、請求項1の発明においては、
受理文書用テンプレートが受理文書用のテンプレートを
記憶する。受理文書作成部が、受理文書用テンプレート
記憶部内のテンプレートを使用することにより発呼者に
とって有意な受理文章を作成する。折り返し送信部が、
画情報受信後に受理文書作成部に受理文書の作成を指示
し、この指示により作成された受理文書を発呼者に自動
的に返信する。被呼側通信回線接続部が、折り返し返送
部が受理文書の送信を終了するまで発呼端から接続され
た通信回線を保持し続ける。
受理文書用テンプレートが受理文書用のテンプレートを
記憶する。受理文書作成部が、受理文書用テンプレート
記憶部内のテンプレートを使用することにより発呼者に
とって有意な受理文章を作成する。折り返し送信部が、
画情報受信後に受理文書作成部に受理文書の作成を指示
し、この指示により作成された受理文書を発呼者に自動
的に返信する。被呼側通信回線接続部が、折り返し返送
部が受理文書の送信を終了するまで発呼端から接続され
た通信回線を保持し続ける。
【0015】請求項2の発明におていは、受理文書作成
部が、受理文書用テンプレート記憶部内のテンプレート
及び受信日時や受信枚数を含む被呼端の受信そのものに
関する情報又は受信した画情報若しくは切り出した必要
部からなるその一部の少くも一方の情報とから受理文書
を作成する。請求項3の発明においては、受理文書用テ
ンプレート記憶部内のテンプレートには所定位置に空欄
が設けられている。受理文書作成部によるテンプレート
と受信そのものに関する情報又は受信した画情報の少く
も一方の情報とからの受理文章の作成は、テンプレート
の所定位置の空欄に受信そのものに関する情報又は受信
した画情報の少くも一方の情報から得た情報を埋め込む
ものである。 請求項4の発明においては、受理文書切
出部が受信した画情報から受理文章作成のために必要な
部分を認識した上でこれを切り出し、受理文章作成部に
送る。
部が、受理文書用テンプレート記憶部内のテンプレート
及び受信日時や受信枚数を含む被呼端の受信そのものに
関する情報又は受信した画情報若しくは切り出した必要
部からなるその一部の少くも一方の情報とから受理文書
を作成する。請求項3の発明においては、受理文書用テ
ンプレート記憶部内のテンプレートには所定位置に空欄
が設けられている。受理文書作成部によるテンプレート
と受信そのものに関する情報又は受信した画情報の少く
も一方の情報とからの受理文章の作成は、テンプレート
の所定位置の空欄に受信そのものに関する情報又は受信
した画情報の少くも一方の情報から得た情報を埋め込む
ものである。 請求項4の発明においては、受理文書切
出部が受信した画情報から受理文章作成のために必要な
部分を認識した上でこれを切り出し、受理文章作成部に
送る。
【0016】請求項5の発明においては、受信内容識別
認識部が受信した画情報に記入された受信文書の内容に
ついての識別標識を読みとるか受信した画情報と共に受
信した受信文書の内容についてのトーン信号を認識す
る。受理文書作成部は受信内容識別認識部からの識別標
識若しくはトーン信号についての情報に応じて、受理文
書の作成に使用するテンプレートを変更する。
認識部が受信した画情報に記入された受信文書の内容に
ついての識別標識を読みとるか受信した画情報と共に受
信した受信文書の内容についてのトーン信号を認識す
る。受理文書作成部は受信内容識別認識部からの識別標
識若しくはトーン信号についての情報に応じて、受理文
書の作成に使用するテンプレートを変更する。
【0017】請求項6の発明においては、折り返し送信
部が合成された受理文書を発呼端に自動的に返信させる
構成に加えて、出力部に該受理文書を印刷出力するよう
に指示する。出力部がこの指示のもとで受理文書を印刷
出力する。請求項7の発明においては、請求項5の発明
に係るファクシミリ装置への画情報の送信に際し使用さ
れるファクシミリ送信用紙に、被呼側ファクシミリ装置
が送信されてきた画情報に対する受理文書を作成するに
あたりいずれのテンプレートを使用するかの判断のため
の識別標識が付されている。
部が合成された受理文書を発呼端に自動的に返信させる
構成に加えて、出力部に該受理文書を印刷出力するよう
に指示する。出力部がこの指示のもとで受理文書を印刷
出力する。請求項7の発明においては、請求項5の発明
に係るファクシミリ装置への画情報の送信に際し使用さ
れるファクシミリ送信用紙に、被呼側ファクシミリ装置
が送信されてきた画情報に対する受理文書を作成するに
あたりいずれのテンプレートを使用するかの判断のため
の識別標識が付されている。
【0018】
【実施例】以下、本発明をいくつかの実施例に基づいて
説明する。 (第1実施例)本実施例は、主に請求項1から請求項3
の発明に係わる。図1は本実施例のファクシミリ装置の
構成図である。本図において、11は入力部、12は送
信部、13は受信部、14は出力部、15は操作部、1
6回線接続部、17は折り返し送信部、18は伝送回
線、19は受理文書用テンプレート記憶部、21は受理
文書作成部である。
説明する。 (第1実施例)本実施例は、主に請求項1から請求項3
の発明に係わる。図1は本実施例のファクシミリ装置の
構成図である。本図において、11は入力部、12は送
信部、13は受信部、14は出力部、15は操作部、1
6回線接続部、17は折り返し送信部、18は伝送回
線、19は受理文書用テンプレート記憶部、21は受理
文書作成部である。
【0019】入力部11は、原稿の画像を読取るCCD
(Charge coupleddevices,電荷
結合素子)及び原稿を副走査方向に搬送するう搬送ロー
ラ等を含む。送信部12は、CCITT(国際電信電話
諮問委員会)勧告 T30 に基づく送信時における所
定の通信規約を実行するための制御内容を格納したRO
M、短縮番号や各送信に際しての被呼端番号等を一時記
憶するRAM、読取った原稿画像を圧縮して送信するた
めの送信部本体を含む。
(Charge coupleddevices,電荷
結合素子)及び原稿を副走査方向に搬送するう搬送ロー
ラ等を含む。送信部12は、CCITT(国際電信電話
諮問委員会)勧告 T30 に基づく送信時における所
定の通信規約を実行するための制御内容を格納したRO
M、短縮番号や各送信に際しての被呼端番号等を一時記
憶するRAM、読取った原稿画像を圧縮して送信するた
めの送信部本体を含む。
【0020】受信部13は、CCITT勧告 T30に
基づく受信時における所定の通信規約を実行するための
制御内容を格納したROM、受信した画情報を伸張し
て、白黒のビットデータに復調するための復調部を含
む。また、受信した画情報のページ数を数える計数部5
2を備える。出力部14は、復調された画情報を記録す
るためのプリンタ等からなる。
基づく受信時における所定の通信規約を実行するための
制御内容を格納したROM、受信した画情報を伸張し
て、白黒のビットデータに復調するための復調部を含
む。また、受信した画情報のページ数を数える計数部5
2を備える。出力部14は、復調された画情報を記録す
るためのプリンタ等からなる。
【0021】受理文書用テンプレート記憶部19は、ハ
ードディスク、フレキシブルディスクなどの磁気記憶媒
体や、ROM、RAMなどの半導体記憶素子に、受理通
知、状況報告若しくは送信内容に対する所定の回答とし
て返信する受理文書作成のための受理文章用のテンプレ
ート(単なる「基本文章」のみならず、「形状」や「位
置」をも包含した概念)を電子的に蓄積している。
ードディスク、フレキシブルディスクなどの磁気記憶媒
体や、ROM、RAMなどの半導体記憶素子に、受理通
知、状況報告若しくは送信内容に対する所定の回答とし
て返信する受理文書作成のための受理文章用のテンプレ
ート(単なる「基本文章」のみならず、「形状」や「位
置」をも包含した概念)を電子的に蓄積している。
【0022】受理文書作成部21は、カレンダー付き時
計部(日付時計)51を備え、折り返し送信部17から
の指示により受理文書用テンプレート記憶部19に記憶
されている受理文書用のテンプレートを読み取り、テン
プレートで空欄になっている受信日時やページ数を、カ
レンダー付き時計部51や計数部52の値を参照して埋
めることにより受理文章を作成し、受理通知、状況報告
若しくは回答としての画情報に展開する。受理文書用テ
ンプレート記憶部19に蓄積されているテンプレートに
は、短縮された画情報で構成されるテンプレートもしく
は文字情報で構成されるテンプレート、さらには画情報
と文字情報の混在で構成されるテンプレートがある。
計部(日付時計)51を備え、折り返し送信部17から
の指示により受理文書用テンプレート記憶部19に記憶
されている受理文書用のテンプレートを読み取り、テン
プレートで空欄になっている受信日時やページ数を、カ
レンダー付き時計部51や計数部52の値を参照して埋
めることにより受理文章を作成し、受理通知、状況報告
若しくは回答としての画情報に展開する。受理文書用テ
ンプレート記憶部19に蓄積されているテンプレートに
は、短縮された画情報で構成されるテンプレートもしく
は文字情報で構成されるテンプレート、さらには画情報
と文字情報の混在で構成されるテンプレートがある。
【0023】操作部15は、受理文書用テンプレート記
憶部19にユーザが受理文書用テンプレートを入力する
ために必要な操作ボタン、ワードプロセッサーと連動す
る作成文書入力部を含む。回線接続部16は、通信回線
18と送信部12及び受信部13との接続を制御する回
線接続制御部を含む。
憶部19にユーザが受理文書用テンプレートを入力する
ために必要な操作ボタン、ワードプロセッサーと連動す
る作成文書入力部を含む。回線接続部16は、通信回線
18と送信部12及び受信部13との接続を制御する回
線接続制御部を含む。
【0024】折り返し送信部17は、装置が受信終了状
態にあるとき、このことを検知した受信部13から所定
の起動信号が入力されることにより作動し、装置の受信
態勢を終了させると共に、現在接続されている通信回線
を断にすることなく今度は自分側がそのまま自動的に送
信状態に移行する制御をなす。折り返し送信部17が起
動されると、受理文書合成部21によって作成された返
信用の受理文書の内容が、送信部12によって回線接続
部16を介して通信回線18へ送出される。ここで、受
理文書用テンプレートとしては、例えば図3に示すよう
なフォーマットで記憶されているものがある。但し、図
中“ヌルマーク及び下横線”は無字の状態(空白部)を
示す。又、○及び△の部分には各々本ファクシミリ装置
内蔵のカレンダー付き時計部51及び計数部52を利用
して受信終了の日時を示す数値と受信したページ数が埋
られるようにプログラムされている。
態にあるとき、このことを検知した受信部13から所定
の起動信号が入力されることにより作動し、装置の受信
態勢を終了させると共に、現在接続されている通信回線
を断にすることなく今度は自分側がそのまま自動的に送
信状態に移行する制御をなす。折り返し送信部17が起
動されると、受理文書合成部21によって作成された返
信用の受理文書の内容が、送信部12によって回線接続
部16を介して通信回線18へ送出される。ここで、受
理文書用テンプレートとしては、例えば図3に示すよう
なフォーマットで記憶されているものがある。但し、図
中“ヌルマーク及び下横線”は無字の状態(空白部)を
示す。又、○及び△の部分には各々本ファクシミリ装置
内蔵のカレンダー付き時計部51及び計数部52を利用
して受信終了の日時を示す数値と受信したページ数が埋
られるようにプログラムされている。
【0025】次に図2は、請求項1から請求項6の発明
に係る被呼側のファクシミリ装置に画情報を送信する発
呼側ファクシミリ装置の構成図である。図中、図1と同
一の構成には同一の番号を付すことにより、その説明は
省略する。発呼側操作部25は、通常のファクシミリ送
信のために必要な被呼端番号表示盤、テンキー等の他
に、本願発明に係る送信に切り換える切り換えボタン等
をも有する操作盤を含む。
に係る被呼側のファクシミリ装置に画情報を送信する発
呼側ファクシミリ装置の構成図である。図中、図1と同
一の構成には同一の番号を付すことにより、その説明は
省略する。発呼側操作部25は、通常のファクシミリ送
信のために必要な被呼端番号表示盤、テンキー等の他
に、本願発明に係る送信に切り換える切り換えボタン等
をも有する操作盤を含む。
【0026】折り返し受信部27は、自装置が送信終了
状態になったとき、このことを検知した送信部12から
所定の起動信号が入力されることにより作動し、自装置
の送信態勢を終了させると共に、接続されている通信回
線を断にすることなく、今度は自分側がそのまま受信状
態に移行する制御をなす。以上の他、受信側及び送信側
のファクシミリ装置とも本来のファクシミリ装置として
の機能発揮に必要なキャラクタジェネレータ(文字発生
機)、記録用紙、記録用紙搬送部、受信情報記憶部等を
有するのは当然であるが、これらについては自明である
ためその説明を省略する。
状態になったとき、このことを検知した送信部12から
所定の起動信号が入力されることにより作動し、自装置
の送信態勢を終了させると共に、接続されている通信回
線を断にすることなく、今度は自分側がそのまま受信状
態に移行する制御をなす。以上の他、受信側及び送信側
のファクシミリ装置とも本来のファクシミリ装置として
の機能発揮に必要なキャラクタジェネレータ(文字発生
機)、記録用紙、記録用紙搬送部、受信情報記憶部等を
有するのは当然であるが、これらについては自明である
ためその説明を省略する。
【0027】以下、本発明の理解の便宜のため、通常の
ファクシミリ送受信に伴うファクシミリ装置の各構成要
素の動作、手順を適宜おりまぜた上で、本発明に係る各
構成要素を中心にして本発明に係る動作を説明する。な
お、その際の被呼側と発呼側の動作フローを図4及び図
5に示す。本願発明の要旨は、通信回線の接続を断とす
ることなく被呼端から受理文書を自動返信することにあ
るため、まず受信側のファクシミリ装置の動作から説明
する。
ファクシミリ送受信に伴うファクシミリ装置の各構成要
素の動作、手順を適宜おりまぜた上で、本発明に係る各
構成要素を中心にして本発明に係る動作を説明する。な
お、その際の被呼側と発呼側の動作フローを図4及び図
5に示す。本願発明の要旨は、通信回線の接続を断とす
ることなく被呼端から受理文書を自動返信することにあ
るため、まず受信側のファクシミリ装置の動作から説明
する。
【0028】いま、図1の構成によるファクシミリ装置
に図2の構成によるファクシミリ装置からの着呼がある
と、コーリングトーン(CNG)に続いての被呼端末識
別信号(CSI信号)、発呼端末識別信号(NSC信
号)のやりとり等所定の伝送手順で通信回線の正しい接
続がなされた(a1)後に、発呼側ファクシミリ装置と
のあらかじめの取り決めに従った本願発明に係る送信で
ある旨を示す非標準機能識別信号(NSF信号)、非標
準機能命令信号(NSC信号)等を送受信することによ
り、被呼側ファクシミリ装置は本発明に係るファクシミ
リ送信であることを検知する(a2)。次に従来技術に
係るファクシミリ受信と同じく回線接続部16は、受信
部13を通信回線18に接続する。しかる後、発呼端側
ファクシミリ装置に受信準備完了信号(CFR信号)を
発し(a6)、同時に受信部13は受信態勢に入る(a
7)。その上で、受信部13は発呼端側ファクシミリ装
置からの受信内容を出力部14に出力する。そして、こ
れらに伴いなされる作業、すなわち、発呼側ファクシミ
リ装置は送信のための用紙を主走査方向及び副走査方向
に走査し、用紙上の文字、画像情報等を符号化、短縮し
て送信し、またその際あわせて、行の終わり、ページの
終わり等にはCCITTの規則による所定の信号(EO
L信号、MPS信号等)を送信し、一方これらの信号を
受信の上その内容を検知した被呼側のファクシミリ装置
は記録用紙に送信されてきた文字、画像情報を形成して
いくかこれに先立ちいったん内蔵のメモリに記憶してい
くことは従来技術に係るファクシミリ受信と同じであ
る。次に、受信部13が送信されてきた全文書の受信を
完了すると、本発明に係る動作となる。すなわち、通常
のファクシミリ送信(a3)では、発呼側のファクシミ
リ装置がユーザにより設定された送信のための記録用紙
がなくなったことにより送信情報の最終部を検出し、こ
のことを示すメッセージ終了信号(EOM信号)を送信
し、一方被呼側ファクシミリ装置はこれを確認するとメ
ッセージ確認信号(MCF信号)を発信し(a4)、こ
の上で発呼側、被呼側ともにファクシミリ装置は通信回
線18の接続断の動作に入る(a5)。しかし、本発明
に係るファクシミリ送受信においては、発呼側ファクシ
ミリ装置は、送信情報の最終部を検出した状態(b8)
であらかじめ定められたプログラムに従ってメッセージ
終了信号を発する(b9)と共に、それに続いてディジ
タル送信命令信号(DTC信号)をも発し(b10)、
更に通信回線18を接続したまま引き続いて受信態勢に
入る。一方、該メッセージ終了信号(a8)とディジタ
ル送信命令信号を受信(a9)した被呼側ファクシミリ
装置の受信部13はこの旨を被呼側のすなわち自分側の
折り返し送信部17に通知する。折り返し送信部17
は、受信部13からこの通知にしたがい、受理文書作成
部21にRAMからなる受理文書用テンプレート記憶部
19に記憶されている受理文書用のテンプレートを使用
しての返信用の受理文書の作成を指示し、送信部12に
発呼側ファクシミリ装置へディジタル命令信号(DCS
信号)を送信して送信権を確立させ(a10)、次いで
受理文書作成部21により作成された受理文書を発呼側
ファクシミリ装置に返信するよう指示する。一方、回線
接続部16は受信部13からの指示のもと、上記動作が
なされるべく通信回線18の接続を維持したまま新たに
送信部12に継ぎ、逆に受信部13は通信回線18から
断にする。以上のもとで、折り返し送信部17の指示の
もと発呼側ファクシミリ装置に所定の返信用文書たる受
理文書の送信をあらかじめ定められた手順、すなわち通
常のファクシミリ送信に準じた手順で行う(a11)。
なお、受理文書用テンプレート記憶部19は、本ファク
シミリ装置に連動したワードプロセッサー(図示せず)
により入力された、図3に示す「私は、松下太郎です。
○月○日○時○分に△頁のFAXを確かにお受け致しま
した。」(○及び△の部分には既に説明したごとくファ
クシミリ装置に内蔵するカレンダー付き時計部51の内
容や、発呼側からのページ終了信号を利用等してページ
数を計算する計数部52の計数値を自動的に記入す
る。)や「申し訳ありませんが、紙切れになりました。
暫くしてからもう一度送信願います。松下太郎」、その
他「お急ぎのところ誠に申し訳ありませんが、当方は、
8月17日まで盆休みで休業しております。なお、18
日より平常通り営業致します。」等の文書を後に説明す
る本ファクシミリ装置の製作者により入力されたプログ
ラムによって使い分けて呼び出す。更に、これらのため
必要な基本的プログラムはあらかじめ本ファクシミリ装
置の製作者により作成された上でROMに格納されてい
る。この受理文書の送信の後、その終了を識別マークで
確認後、返信終了を示すメッセージ終了信号が発呼側フ
ァクシミリ装置に発せられ(a12)、以降は、発呼
側、被呼側とも、通常のファクシミリ装置と同じ手順で
送受信の終了、通信回線の接続断の動作がなされる(a
5、a13、b13、b14)。
に図2の構成によるファクシミリ装置からの着呼がある
と、コーリングトーン(CNG)に続いての被呼端末識
別信号(CSI信号)、発呼端末識別信号(NSC信
号)のやりとり等所定の伝送手順で通信回線の正しい接
続がなされた(a1)後に、発呼側ファクシミリ装置と
のあらかじめの取り決めに従った本願発明に係る送信で
ある旨を示す非標準機能識別信号(NSF信号)、非標
準機能命令信号(NSC信号)等を送受信することによ
り、被呼側ファクシミリ装置は本発明に係るファクシミ
リ送信であることを検知する(a2)。次に従来技術に
係るファクシミリ受信と同じく回線接続部16は、受信
部13を通信回線18に接続する。しかる後、発呼端側
ファクシミリ装置に受信準備完了信号(CFR信号)を
発し(a6)、同時に受信部13は受信態勢に入る(a
7)。その上で、受信部13は発呼端側ファクシミリ装
置からの受信内容を出力部14に出力する。そして、こ
れらに伴いなされる作業、すなわち、発呼側ファクシミ
リ装置は送信のための用紙を主走査方向及び副走査方向
に走査し、用紙上の文字、画像情報等を符号化、短縮し
て送信し、またその際あわせて、行の終わり、ページの
終わり等にはCCITTの規則による所定の信号(EO
L信号、MPS信号等)を送信し、一方これらの信号を
受信の上その内容を検知した被呼側のファクシミリ装置
は記録用紙に送信されてきた文字、画像情報を形成して
いくかこれに先立ちいったん内蔵のメモリに記憶してい
くことは従来技術に係るファクシミリ受信と同じであ
る。次に、受信部13が送信されてきた全文書の受信を
完了すると、本発明に係る動作となる。すなわち、通常
のファクシミリ送信(a3)では、発呼側のファクシミ
リ装置がユーザにより設定された送信のための記録用紙
がなくなったことにより送信情報の最終部を検出し、こ
のことを示すメッセージ終了信号(EOM信号)を送信
し、一方被呼側ファクシミリ装置はこれを確認するとメ
ッセージ確認信号(MCF信号)を発信し(a4)、こ
の上で発呼側、被呼側ともにファクシミリ装置は通信回
線18の接続断の動作に入る(a5)。しかし、本発明
に係るファクシミリ送受信においては、発呼側ファクシ
ミリ装置は、送信情報の最終部を検出した状態(b8)
であらかじめ定められたプログラムに従ってメッセージ
終了信号を発する(b9)と共に、それに続いてディジ
タル送信命令信号(DTC信号)をも発し(b10)、
更に通信回線18を接続したまま引き続いて受信態勢に
入る。一方、該メッセージ終了信号(a8)とディジタ
ル送信命令信号を受信(a9)した被呼側ファクシミリ
装置の受信部13はこの旨を被呼側のすなわち自分側の
折り返し送信部17に通知する。折り返し送信部17
は、受信部13からこの通知にしたがい、受理文書作成
部21にRAMからなる受理文書用テンプレート記憶部
19に記憶されている受理文書用のテンプレートを使用
しての返信用の受理文書の作成を指示し、送信部12に
発呼側ファクシミリ装置へディジタル命令信号(DCS
信号)を送信して送信権を確立させ(a10)、次いで
受理文書作成部21により作成された受理文書を発呼側
ファクシミリ装置に返信するよう指示する。一方、回線
接続部16は受信部13からの指示のもと、上記動作が
なされるべく通信回線18の接続を維持したまま新たに
送信部12に継ぎ、逆に受信部13は通信回線18から
断にする。以上のもとで、折り返し送信部17の指示の
もと発呼側ファクシミリ装置に所定の返信用文書たる受
理文書の送信をあらかじめ定められた手順、すなわち通
常のファクシミリ送信に準じた手順で行う(a11)。
なお、受理文書用テンプレート記憶部19は、本ファク
シミリ装置に連動したワードプロセッサー(図示せず)
により入力された、図3に示す「私は、松下太郎です。
○月○日○時○分に△頁のFAXを確かにお受け致しま
した。」(○及び△の部分には既に説明したごとくファ
クシミリ装置に内蔵するカレンダー付き時計部51の内
容や、発呼側からのページ終了信号を利用等してページ
数を計算する計数部52の計数値を自動的に記入す
る。)や「申し訳ありませんが、紙切れになりました。
暫くしてからもう一度送信願います。松下太郎」、その
他「お急ぎのところ誠に申し訳ありませんが、当方は、
8月17日まで盆休みで休業しております。なお、18
日より平常通り営業致します。」等の文書を後に説明す
る本ファクシミリ装置の製作者により入力されたプログ
ラムによって使い分けて呼び出す。更に、これらのため
必要な基本的プログラムはあらかじめ本ファクシミリ装
置の製作者により作成された上でROMに格納されてい
る。この受理文書の送信の後、その終了を識別マークで
確認後、返信終了を示すメッセージ終了信号が発呼側フ
ァクシミリ装置に発せられ(a12)、以降は、発呼
側、被呼側とも、通常のファクシミリ装置と同じ手順で
送受信の終了、通信回線の接続断の動作がなされる(a
5、a13、b13、b14)。
【0029】次に上述のプログラム若しくは指示の具体
的内容であるが、正常に受信がなされたならば通常は、
本ファクシミリ装置の製作者により成作されROMに格
納されているプログラムにより「私は、松下太郎です。
○月○日○時○分に△頁のFAXを確かにお受け致しま
した。」が自動的に折り返し返送される。しかし、盆休
み前には被呼者が別途前記第二番目の文書を作成の上入
力しておき、更にこの第二番目の文書をも自動返信させ
るボタンをあらかじめ押しておくことにより「お急ぎの
ところ誠に申し訳ありませんが、当方は、8月17日ま
で盆休みで休業しております。ご迷惑をおかけしますが
暫くの間お待ちくださいますようお願いします。なお、
18日より平常通り営業致します。」も併せて折り返し
送信されることとなる。勿論、紙切等異常が発生したな
らば、その旨の返信がなされる。
的内容であるが、正常に受信がなされたならば通常は、
本ファクシミリ装置の製作者により成作されROMに格
納されているプログラムにより「私は、松下太郎です。
○月○日○時○分に△頁のFAXを確かにお受け致しま
した。」が自動的に折り返し返送される。しかし、盆休
み前には被呼者が別途前記第二番目の文書を作成の上入
力しておき、更にこの第二番目の文書をも自動返信させ
るボタンをあらかじめ押しておくことにより「お急ぎの
ところ誠に申し訳ありませんが、当方は、8月17日ま
で盆休みで休業しております。ご迷惑をおかけしますが
暫くの間お待ちくださいますようお願いします。なお、
18日より平常通り営業致します。」も併せて折り返し
送信されることとなる。勿論、紙切等異常が発生したな
らば、その旨の返信がなされる。
【0030】次に、発呼側のファクシミリ装置の動作に
ついて説明する。ただし、その際、先の被呼側と共通す
る(重複する)信号のやりとり等については省略する。
いま、発呼側ファクシミリ装置において送信文書を入力
部11に装着し、操作部15を操作すると、入力部11
は送信文書を読み込み、その内容を送信部12に入力す
る。回線接続部16は、送信部12を通信回線18に接
続しCCITTに定められた手続きに従ってユーザによ
り指示された宛先のファクシミリ装置に発信される(b
1、b2、b6、b7)。送信部12が文書の送信を完
了すると(b8)、上記被呼側ファクシミリ装置にメッ
セージ終了信号(b9)、続いてディジタル送信命令信
号を発し(b10)、併せて送信文書の送信完了の旨を
発呼側の、すなわち自分側の折り返し受信部17に通知
する。折り返し受信部27は、送信部12からのこの通
知にしたがい、被呼側ファクシミリ装置からの返信文書
を受信するよう受信部13に通知するとともに、回線接
続部16に受信部13を通信回線18に接続するように
指示する。この指示のもと、回線接続部16は通信回線
18との接続を継続したまま新たに受信部13に継ぎ、
逆に送信部12を通信回線18から断にする。この上で
受信部13は、折り返し受信部27の指示により、ディ
ジタル命令信号の受信(b11)の後あらかじめ定めら
れたプログラムや被呼端側のユーザの指示にのっとって
被呼側ファクシミリ装置から送信されてきた返信を受信
した上でこの受信文書を出力部14に出力する(b1
2)。更に、受理文書の送信を終了した被呼側(ただ
し、受理文書については発呼側となる)からのメッセー
ジ終了信号(b13)の受信、その後のメッセージ確認
信号の発信(b14)がなされる。この後、発呼側、被
呼側ともにファクシミリ装置は通常のファクシミリ装置
と同じ手順により送受信の終了、通信回線の接続断の動
作をなす(b5、a5)。
ついて説明する。ただし、その際、先の被呼側と共通す
る(重複する)信号のやりとり等については省略する。
いま、発呼側ファクシミリ装置において送信文書を入力
部11に装着し、操作部15を操作すると、入力部11
は送信文書を読み込み、その内容を送信部12に入力す
る。回線接続部16は、送信部12を通信回線18に接
続しCCITTに定められた手続きに従ってユーザによ
り指示された宛先のファクシミリ装置に発信される(b
1、b2、b6、b7)。送信部12が文書の送信を完
了すると(b8)、上記被呼側ファクシミリ装置にメッ
セージ終了信号(b9)、続いてディジタル送信命令信
号を発し(b10)、併せて送信文書の送信完了の旨を
発呼側の、すなわち自分側の折り返し受信部17に通知
する。折り返し受信部27は、送信部12からのこの通
知にしたがい、被呼側ファクシミリ装置からの返信文書
を受信するよう受信部13に通知するとともに、回線接
続部16に受信部13を通信回線18に接続するように
指示する。この指示のもと、回線接続部16は通信回線
18との接続を継続したまま新たに受信部13に継ぎ、
逆に送信部12を通信回線18から断にする。この上で
受信部13は、折り返し受信部27の指示により、ディ
ジタル命令信号の受信(b11)の後あらかじめ定めら
れたプログラムや被呼端側のユーザの指示にのっとって
被呼側ファクシミリ装置から送信されてきた返信を受信
した上でこの受信文書を出力部14に出力する(b1
2)。更に、受理文書の送信を終了した被呼側(ただ
し、受理文書については発呼側となる)からのメッセー
ジ終了信号(b13)の受信、その後のメッセージ確認
信号の発信(b14)がなされる。この後、発呼側、被
呼側ともにファクシミリ装置は通常のファクシミリ装置
と同じ手順により送受信の終了、通信回線の接続断の動
作をなす(b5、a5)。
【0031】(第2実施例)本実施例は、主に請求項2
と請求項3と請求項6の発明に係わる。図6は本実施例
のファクシミリ装置の構成図である。本図において、1
1は入力部、12は送信部、13は受信部、14は出力
部、15は操作部、16は回線接続部、17は折り返し
送信部、18は通信回線、19は受理文書用テンプレー
ト記憶部、22は受理文書作成部である。
と請求項3と請求項6の発明に係わる。図6は本実施例
のファクシミリ装置の構成図である。本図において、1
1は入力部、12は送信部、13は受信部、14は出力
部、15は操作部、16は回線接続部、17は折り返し
送信部、18は通信回線、19は受理文書用テンプレー
ト記憶部、22は受理文書作成部である。
【0032】図1と同じ構成要素は同一の符号を付すこ
とによりその説明は省略する。次に、本実施例の特徴と
なる受理文書作成部22の動作についてのみ詳しく説明
する。受理文書作成部22は、画情報の受付番号を計数
するための計数部53およびカレンダー付き時計部51
を備える。受理文書作成部22はテンプレートにカレン
ダー付き時計部51の値および計数部53の計数値を記
入した上で受理文書用の原稿、いわば第一次の受理文章
を作成する。ここまでの動作は、計数部53が受理文書
を返信するごとに1ずつ増加することとなる受付番号を
計数すること以外は実施例1と同様である(実施例1で
は受信文書のページ数を数える計数部52を設けた)。
この後、受理文書作成部22は作成されたこの第一次の
受理文書と受信した画情報とをさらに合成して最終的な
受理文章を作成する。そしてこの結果を送信部12が返
信する。 ここで、受信される画情報は、あらかじめ送
信者と受信者の取り決めにより定められた、専用のフォ
ームによる申込書のようなものが望ましい。図7は、そ
の一例であり、フォームはその構成が、申込者使用欄と
業者使用欄の区別がなされている。更に、その四隅には
位置あわせ用の所定の記号があらかじめ印刷されてい
る。受理文書用テンプレート記憶部19に蓄積されてい
る受理文書のテンプレートは、図8に示すように、あら
かじめのフォームの業者使用欄の位置に適合して記入さ
れるようになされており、またこのため受理文章上での
記入位置が決められており、またフォームの該当する行
にも所定の位置あわせのための記号があらかじめ印刷に
より付けられている。
とによりその説明は省略する。次に、本実施例の特徴と
なる受理文書作成部22の動作についてのみ詳しく説明
する。受理文書作成部22は、画情報の受付番号を計数
するための計数部53およびカレンダー付き時計部51
を備える。受理文書作成部22はテンプレートにカレン
ダー付き時計部51の値および計数部53の計数値を記
入した上で受理文書用の原稿、いわば第一次の受理文章
を作成する。ここまでの動作は、計数部53が受理文書
を返信するごとに1ずつ増加することとなる受付番号を
計数すること以外は実施例1と同様である(実施例1で
は受信文書のページ数を数える計数部52を設けた)。
この後、受理文書作成部22は作成されたこの第一次の
受理文書と受信した画情報とをさらに合成して最終的な
受理文章を作成する。そしてこの結果を送信部12が返
信する。 ここで、受信される画情報は、あらかじめ送
信者と受信者の取り決めにより定められた、専用のフォ
ームによる申込書のようなものが望ましい。図7は、そ
の一例であり、フォームはその構成が、申込者使用欄と
業者使用欄の区別がなされている。更に、その四隅には
位置あわせ用の所定の記号があらかじめ印刷されてい
る。受理文書用テンプレート記憶部19に蓄積されてい
る受理文書のテンプレートは、図8に示すように、あら
かじめのフォームの業者使用欄の位置に適合して記入さ
れるようになされており、またこのため受理文章上での
記入位置が決められており、またフォームの該当する行
にも所定の位置あわせのための記号があらかじめ印刷に
より付けられている。
【0033】発呼側は、図9に示すように申込者使用欄
に所定項目を記入の上、業者使用欄を空欄にして送信す
る。被呼側の受信部13はこの受信文書を内蔵する一時
記憶部(図示せず)に蓄積した上、受理文書作成や印刷
出力のため電子的に再生する。受信が完了すると、受理
文書作成部22は、折り返し送信部17の指示により受
信文書と第一次の受理文書を合成した上で最終的な受理
文章を作成し、その結果を送信部12に引き渡す。これ
により、発呼側に図10のような受理文書が返信され
る。また、折り返し送信部17は、作成された受理文書
を出力部14に引き渡し、その印刷を指示する。このと
き被呼側においては、受理文章が合成される前の受信文
書そのものの受信に伴う印刷出力は抑止するようにプロ
グラムしていた方が用紙の節約と印刷時間の短縮につな
がるであろう。
に所定項目を記入の上、業者使用欄を空欄にして送信す
る。被呼側の受信部13はこの受信文書を内蔵する一時
記憶部(図示せず)に蓄積した上、受理文書作成や印刷
出力のため電子的に再生する。受信が完了すると、受理
文書作成部22は、折り返し送信部17の指示により受
信文書と第一次の受理文書を合成した上で最終的な受理
文章を作成し、その結果を送信部12に引き渡す。これ
により、発呼側に図10のような受理文書が返信され
る。また、折り返し送信部17は、作成された受理文書
を出力部14に引き渡し、その印刷を指示する。このと
き被呼側においては、受理文章が合成される前の受信文
書そのものの受信に伴う印刷出力は抑止するようにプロ
グラムしていた方が用紙の節約と印刷時間の短縮につな
がるであろう。
【0034】このように、受理文書に受付番号が自動的
に付記されるようにすることにより、送信者はこの受付
番号をもとに次の手続きを行うことができるようにな
る。例えば、ファクシミリ装置を用いた通信販売の商品
注文の場合、次の手続きは代金の支払いであるが、この
代金支払いを銀行振り込みにより行うとき、この受付番
号を明記すれば、複数の注文のうちどの注文に対する支
払いであるかが明確にする。つまり、振り込み人が未払
いの発注をいくつか抱えているときは、どの発注に対し
支払われたのかが明確になり、申込者と業者の間の支払
いや商品受取に関するトラブルが軽減できる。(特定の
取引関係にある会社間だと、あらかじめシリアルナンバ
を印刷したフォームを使用すれば確認はとれるが、通信
販売では不特定多数の購入者を対象とし、このため購入
者は新聞や雑誌掲載の申し込み用紙を切り抜いたりコピ
ーしたりして使用するのが一般的なので、通常はフォー
ムにシリアルナンバはない。このため、シリアルナンバ
なしでの特定は困難である。) (第3実施例)本実施例は、主に請求項5と請求項7の
発明に係る。
に付記されるようにすることにより、送信者はこの受付
番号をもとに次の手続きを行うことができるようにな
る。例えば、ファクシミリ装置を用いた通信販売の商品
注文の場合、次の手続きは代金の支払いであるが、この
代金支払いを銀行振り込みにより行うとき、この受付番
号を明記すれば、複数の注文のうちどの注文に対する支
払いであるかが明確にする。つまり、振り込み人が未払
いの発注をいくつか抱えているときは、どの発注に対し
支払われたのかが明確になり、申込者と業者の間の支払
いや商品受取に関するトラブルが軽減できる。(特定の
取引関係にある会社間だと、あらかじめシリアルナンバ
を印刷したフォームを使用すれば確認はとれるが、通信
販売では不特定多数の購入者を対象とし、このため購入
者は新聞や雑誌掲載の申し込み用紙を切り抜いたりコピ
ーしたりして使用するのが一般的なので、通常はフォー
ムにシリアルナンバはない。このため、シリアルナンバ
なしでの特定は困難である。) (第3実施例)本実施例は、主に請求項5と請求項7の
発明に係る。
【0035】第1、第2実施例では受理文書のテンプレ
ートに受信日時や受付番号を記入する場合について説明
したが、本実施例ではこれらをなさず、このかわりに受
信した文書の内容を認識して、使用するテンプレートを
変更するものである。例えば、通信教育に利用し、多枝
選択式若しくは○×式の問題集の答案を送信する場合な
どに好適である。このとき、フォームは生徒が記入する
解答欄と、先生が記入する正解欄に分けて構成され、更
にフォーム左上隅には解答用紙を特定するバーコードが
あらかじめ印刷されている(図11)。受理文書として
は、解答用紙毎に正解欄のみを記入した文書を用意して
おき(図12)、生徒から答案用紙の所定の位置に○×
の記号もしくは数字をつけた答案が送信されてくると
(図13)、バーコードを読みとった上でこの解答用紙
に応じたテンプレートが呼び出され、この上で正解欄に
正解が合成して記入されて直ちに生徒に返信される(図
14)。これにより、生徒は先生からの答案の返却を待
つことなく自己採点することができる。これは、通信教
育の場合、生徒により問題の進み方が異なるので、その
進み方に応じた問題を選定し、更にその答案に応じた受
理文書の選択や採点を行うようにすることが好ましいか
らである。なお、このため本実施例では、受信部内の一
時記憶部に電子的に再生された受信文書上の黒と白(1
と0)からなるバーコード線からその値を認識した上で
意味内容を読み取る(認識する)プログラムが受理文書
作成部に内蔵されている。さらに、被呼側ファクシミリ
装置に、バーコードリーダに比較して複雑、高価とはな
るが郵便番号自動読み取り装置などに使用されている技
術、プログラム的装置を適用して、文字や回答者により
記された記号やそれらの位置の認識をも行うようにすれ
ば、より高度な教育指導例えば正解と照合し採点をつけ
て返信することも可能となる。なお、これらの場合には
被呼側ファクシミリ装置内のマイクロコンピュータに内
蔵するROM若しくはRAM又は接続されたディスク等
には、あらかじめファクシミリ通信教育のための動作に
必要なプログラムが別途組み込まれているのは勿論であ
る。
ートに受信日時や受付番号を記入する場合について説明
したが、本実施例ではこれらをなさず、このかわりに受
信した文書の内容を認識して、使用するテンプレートを
変更するものである。例えば、通信教育に利用し、多枝
選択式若しくは○×式の問題集の答案を送信する場合な
どに好適である。このとき、フォームは生徒が記入する
解答欄と、先生が記入する正解欄に分けて構成され、更
にフォーム左上隅には解答用紙を特定するバーコードが
あらかじめ印刷されている(図11)。受理文書として
は、解答用紙毎に正解欄のみを記入した文書を用意して
おき(図12)、生徒から答案用紙の所定の位置に○×
の記号もしくは数字をつけた答案が送信されてくると
(図13)、バーコードを読みとった上でこの解答用紙
に応じたテンプレートが呼び出され、この上で正解欄に
正解が合成して記入されて直ちに生徒に返信される(図
14)。これにより、生徒は先生からの答案の返却を待
つことなく自己採点することができる。これは、通信教
育の場合、生徒により問題の進み方が異なるので、その
進み方に応じた問題を選定し、更にその答案に応じた受
理文書の選択や採点を行うようにすることが好ましいか
らである。なお、このため本実施例では、受信部内の一
時記憶部に電子的に再生された受信文書上の黒と白(1
と0)からなるバーコード線からその値を認識した上で
意味内容を読み取る(認識する)プログラムが受理文書
作成部に内蔵されている。さらに、被呼側ファクシミリ
装置に、バーコードリーダに比較して複雑、高価とはな
るが郵便番号自動読み取り装置などに使用されている技
術、プログラム的装置を適用して、文字や回答者により
記された記号やそれらの位置の認識をも行うようにすれ
ば、より高度な教育指導例えば正解と照合し採点をつけ
て返信することも可能となる。なお、これらの場合には
被呼側ファクシミリ装置内のマイクロコンピュータに内
蔵するROM若しくはRAM又は接続されたディスク等
には、あらかじめファクシミリ通信教育のための動作に
必要なプログラムが別途組み込まれているのは勿論であ
る。
【0036】(第4実施例)本実施例は、主に請求項4
及び請求項6の発明に係わる。図15は本実施例のファ
クシミリ装置の構成図である。本実施例においても、そ
の特徴となる受理文書作成部23、受信文書切出部20
の動作を中心に説明を行う。受信文書切出部20は、定
形化された受信文書の所定の部分を切り出し、受理文書
作成部23に引き渡す。受理文書作成部23は、受理文
書用テンプレート記憶部19に記憶されている返信用の
受理文書用テンプレートの所定の位置に、受理文書切出
部20が切り出した画情報をはめ込み受理文書を作成す
る。これにより、申込書の記載事項の一部を受理文書に
転記でき、請求書等の自動発行ができる。例えば、図7
のように申し込みフォームを決め、図16のような受理
文書(請求書)のテンプレートを用意する。また、文書
切り出し部には図17に示す領域を切り出すようにあら
かじめ設定されている。ここで、図9のような文書が受
信されると、図18に示す受理文書が作成された上で発
呼側に自動返信される。
及び請求項6の発明に係わる。図15は本実施例のファ
クシミリ装置の構成図である。本実施例においても、そ
の特徴となる受理文書作成部23、受信文書切出部20
の動作を中心に説明を行う。受信文書切出部20は、定
形化された受信文書の所定の部分を切り出し、受理文書
作成部23に引き渡す。受理文書作成部23は、受理文
書用テンプレート記憶部19に記憶されている返信用の
受理文書用テンプレートの所定の位置に、受理文書切出
部20が切り出した画情報をはめ込み受理文書を作成す
る。これにより、申込書の記載事項の一部を受理文書に
転記でき、請求書等の自動発行ができる。例えば、図7
のように申し込みフォームを決め、図16のような受理
文書(請求書)のテンプレートを用意する。また、文書
切り出し部には図17に示す領域を切り出すようにあら
かじめ設定されている。ここで、図9のような文書が受
信されると、図18に示す受理文書が作成された上で発
呼側に自動返信される。
【0037】以上、本発明を第1から第4実施例にもと
づき説明したが、本発明は何も上記実施例に限定されな
いのは勿論である。すなわち、 (1)第1実施例では、受理文書の読み込み(入力)
は、連動するワードプロセッサーでなく、送信用紙に記
載された文書を読み込むことによりなされる。 (2)第3実施例では、受理文書の内容の認識は受信先
に委ねたが、文書送信後に多くのファクシミリ装置に付
設されているトーン式電話機を使用して、これに使用さ
れるトーン信号(DTMF信号)により#1*や#2*
などを送信することにより、その送信トーンに応じて送
信先が返信文書を指定する。 (3)第4実施例においては、送信文書は幾何学的に定
形化されているため所定位置の認識が可能としたが、こ
の他受理文書作成に必要な所定位置を発呼者と被呼者の
あらかじめの取り決めにより特許出願の明細書における
「〔 〕」類似の記号のごとき特別な記号印で認識す
る、特別な太さと空隙間隔の破線で認識する等他の手段
が採用されていてもよい。 (4)本発明に係る動作と通常のファクシミリ送受信を
切り換え可能とする。 (5)現状のファクシミリ装置を改造して本発明に係る
ファクシミリ装置とする。
づき説明したが、本発明は何も上記実施例に限定されな
いのは勿論である。すなわち、 (1)第1実施例では、受理文書の読み込み(入力)
は、連動するワードプロセッサーでなく、送信用紙に記
載された文書を読み込むことによりなされる。 (2)第3実施例では、受理文書の内容の認識は受信先
に委ねたが、文書送信後に多くのファクシミリ装置に付
設されているトーン式電話機を使用して、これに使用さ
れるトーン信号(DTMF信号)により#1*や#2*
などを送信することにより、その送信トーンに応じて送
信先が返信文書を指定する。 (3)第4実施例においては、送信文書は幾何学的に定
形化されているため所定位置の認識が可能としたが、こ
の他受理文書作成に必要な所定位置を発呼者と被呼者の
あらかじめの取り決めにより特許出願の明細書における
「〔 〕」類似の記号のごとき特別な記号印で認識す
る、特別な太さと空隙間隔の破線で認識する等他の手段
が採用されていてもよい。 (4)本発明に係る動作と通常のファクシミリ送受信を
切り換え可能とする。 (5)現状のファクシミリ装置を改造して本発明に係る
ファクシミリ装置とする。
【0038】なお、上記(1)〜(4)の動作に際し
て、必要に応じて非標準機能識別信号(NSF信号)、
非標準機能命令信号(NSC信号)等が使用されてもよ
いのは勿論である。また、いずれの実施例においても送
信側が発呼端となる場合について説明したが、通信料金
を受信側が負担する場合には、日本公開特許公報特開昭
63−220664号や特開平1−106670号、特
開平1−286566号などに記載されている方法を用
いれば、送信側が被呼端となるようにもできる。
て、必要に応じて非標準機能識別信号(NSF信号)、
非標準機能命令信号(NSC信号)等が使用されてもよ
いのは勿論である。また、いずれの実施例においても送
信側が発呼端となる場合について説明したが、通信料金
を受信側が負担する場合には、日本公開特許公報特開昭
63−220664号や特開平1−106670号、特
開平1−286566号などに記載されている方法を用
いれば、送信側が被呼端となるようにもできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、文
書の伝送のため接続された通信回線の接続をいったん断
にすることなく、発呼側ファクシミリ装置と被呼側ファ
クシミリ装置とで自動的に折り返して所定の返信用文書
の送信をなす。これにより、被呼側の状況、具体的には
希望する被呼者に伝送が確実に行われたか否かや被呼者
が何時まで不在であるか否か等を返信されてきた受理文
書により容易に、具体的には別途電話等するなしにその
場で確認可能となる。さらには、企業間通信、親会社と
子会社、販売者と特定の顧客との通信等に限定されず、
広く一般を対象としたファクシミリ通信教育、同じくフ
ァクシミリ通信販売等単なる情報の送信のみでは期待し
えない作業についても処理が可能となりその実用的効果
は大きい。
書の伝送のため接続された通信回線の接続をいったん断
にすることなく、発呼側ファクシミリ装置と被呼側ファ
クシミリ装置とで自動的に折り返して所定の返信用文書
の送信をなす。これにより、被呼側の状況、具体的には
希望する被呼者に伝送が確実に行われたか否かや被呼者
が何時まで不在であるか否か等を返信されてきた受理文
書により容易に、具体的には別途電話等するなしにその
場で確認可能となる。さらには、企業間通信、親会社と
子会社、販売者と特定の顧客との通信等に限定されず、
広く一般を対象としたファクシミリ通信教育、同じくフ
ァクシミリ通信販売等単なる情報の送信のみでは期待し
えない作業についても処理が可能となりその実用的効果
は大きい。
【図1】第1実施例の構成図である。
【図2】送信側ファクシミリ装置の一実施例の構成図で
ある。
ある。
【図3】第1実施例における受理文書用のテンプレート
の一例である。
の一例である。
【図4】上記実施例の動作のフローを示す。
【図5】送信側ファクシミリ装置の動作のフローを示
す。
す。
【図6】第2実施例の構成図である。
【図7】第2実施例における送信側フォームの一例であ
る。
る。
【図8】第2実施例における受理文書用のテンプレート
の一例である。
の一例である。
【図9】第2実施例における送信文書の一例である。
【図10】第2実施例における受理文書の一例である。
【図11】第3実施例にけおる送信側フォームの一例で
ある。
ある。
【図12】第3実施例における受理文書用のテンプレー
トの一例である。
トの一例である。
【図13】第3実施例における送信文書の一例である。
【図14】第3実施例における受理文書の一例である。
【図15】第4実施例の構成図である。
【図16】第4実施例における受理文書用のテンプレー
トの一例である。
トの一例である。
【図17】第4実施例における受信文書切出領域の指定
の一例である。
の一例である。
【図18】第4実施例における受理文書の一例である。
11 入力部 12 送信部 13 受信部 14 出力部 15 操作部 16 回線接続部 17 折り返し送信部 18 通信回線 19 受理文書用テンプレート記憶部 20 受理文書切出部 21 受理文書作成部 22 受理文書作成部 23 受理文書作成部 25 発呼側操作部 27 折り返し受信部 51 カレンダー付き時計部(日付時計) 52 計数部 53 計数部
Claims (7)
- 【請求項1】 受理文書用のテンプレートを記憶する受
理文書用テンプレート記憶部と、 前記受理文書用テンプレート記憶部内のテンプレートを
使用することにより発呼者にとって有意な受理文章を作
成する受理文書作成部と、 画情報受信後に前記受理文書作成部に受理文書の作成を
指示し、この指示により作成された受理文書を発呼端に
自動的に返信する折り返し送信部と、 前記折り返し返信部が受理文書の送信を終了するまで発
呼端から接続された通信回線を保持し続ける被呼側通信
回線接続部とを有することを特徴とするファクシミリ装
置。 - 【請求項2】 前記受理文書作成部は、前記受理文書用
テンプレート記憶部内のテンプレート及び受信日時や受
信枚数を含む被呼端の受信そのものに関する情報又は受
信した画情報若しくは切り出した必要部からなるその一
部の少くも一方の情報とから受理文書を作成するもので
ある事を特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。 - 【請求項3】 前記受理文書用テンプレート記憶部内の
テンプレートには所定位置に空欄が設けられており、 前記受理文書作成部によるテンプレートと受信そのもの
に関する情報又は受信した画情報の少くも一方の情報と
からの受理文章の作成は、テンプレートの所定位置の空
欄に受信そのものに関する情報又は受信した画情報の少
くも一方の情報から得た情報を埋め込むものであること
を特徴とする請求項1若しくは請求項2記載のファクシ
ミリ装置。 - 【請求項4】 受信した画情報から受理文章作成のため
に必要な部分を認識した上でこれを切り出し、前記受理
文章作成部に送る受信文書切出部を有していることを特
徴とする請求項2若しくは請求項3記載のファクシミリ
装置。 - 【請求項5】 受信した画情報に記入された受信文書の
内容についての識別標識を読みとるか受信した画情報と
共に受信した受信文書の内容についてのトーン信号を認
識する受信内容識別認識部を有し、 前記受理文書作成部は、前記受信内容識別認識部からの
識別標識若しくはトーン信号についての情報に応じて、
受理文書の作成に使用するテンプレートを変更するもの
であることを特徴とする請求項1若しくは請求項2若し
くは請求項3若しくは請求項4記載のファクシミリ装
置。 - 【請求項6】 受理文書を印刷出力する出力部を有し、 前記折り返し送信部が合成された受理文書を発呼端に自
動的に返信させる構成に加えて、前記出力部に該受理文
書を印刷出力するように指示する構成を有していること
を特徴とする請求項1若しくは請求項2若しくは請求項
3若しくは請求項4若しくは請求項5記載のファクシミ
リ装置。 - 【請求項7】 被呼側ファクシミリ装置が送信されてき
た画情報に対する受理文書を作成するにあたり、いずれ
のテンプレートを使用するかの判断のための識別標識を
付してあることを特徴とする請求項5の発明に係るファ
クシミリ装置用発信用紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08206293A JP3282876B2 (ja) | 1992-04-15 | 1993-04-08 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-95218 | 1992-04-15 | ||
JP9521892 | 1992-04-15 | ||
JP08206293A JP3282876B2 (ja) | 1992-04-15 | 1993-04-08 | ファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0646231A true JPH0646231A (ja) | 1994-02-18 |
JP3282876B2 JP3282876B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=26423092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08206293A Expired - Fee Related JP3282876B2 (ja) | 1992-04-15 | 1993-04-08 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3282876B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100429789B1 (ko) * | 1997-04-24 | 2004-06-16 | 삼성전자주식회사 | 팩시밀리의 라인접속 정보표현 방법 |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP08206293A patent/JP3282876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100429789B1 (ko) * | 1997-04-24 | 2004-06-16 | 삼성전자주식회사 | 팩시밀리의 라인접속 정보표현 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3282876B2 (ja) | 2002-05-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |