JPH064611U - 光学式距離測定装置 - Google Patents

光学式距離測定装置

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JPH064611U
JPH064611U JP4428592U JP4428592U JPH064611U JP H064611 U JPH064611 U JP H064611U JP 4428592 U JP4428592 U JP 4428592U JP 4428592 U JP4428592 U JP 4428592U JP H064611 U JPH064611 U JP H064611U
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JP
Japan
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light
measured
wavelength
distance
measuring device
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Application number
JP4428592U
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English (en)
Inventor
岡田  卓也
Original Assignee
株式会社キーエンス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反射率や色等の影響を受けることなく微小な
距離を正確に測定する。 【構成】 光学式距離測定装置は、被測定物7に光を照
射し、被測定物7からの反射光により被測定物7までの
距離を測定する装置である。この装置は、ハロゲンラン
プ5とレンズ17と凹面回折格子10,13及びCCD
リニアイメージセンサ11,14と演算部15とを備え
ている。ハロゲンランプ5は、複数の波長の光を出射す
るものである。レンズ17は、色収差を有し、かつハロ
ゲンランプ5から出射された光を被測定物7に照射する
ものである。回折格子10,13及びセンサ11,14
は、被測定物からの反射光により、各波長毎の受光量を
検出するものである。演算部15は、センサ11,14
の受光結果により、被測定物7までの距離を算出するも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、距離測定装置、特に、被測定物に照射した光の反射光により被測定 物までの距離を測定する光学式距離測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光源から被測定物に光を照射し、被測定物からの反射光量を検出して被測定物 までの微小な距離や被測定物の微小な変位を測定するものとして光学式距離測定 装置がある。この種の光学式距離測定装置では、光源(LED等)からの光を投 光ファイバを介して被測定物に照射し、その反射光を受光ファイバで受光し、受 光光量をフォトダイオード等の光電変換素子で検出し、その受光量により距離を 測定する。
【0003】 また、光ファイバと被測定物との間にレンズを配置し、出射光を収束させるも のもある。この場合は、レンズの焦点位置では殆どの光が投光側の光ファイバに 戻るので、受光側の光ファイバには光が入射しない。これを利用して受光量の急 激な変化により距離を測定する。 さらに、受光用の光ファイバを2組設け、2組の出力を除算し、測定性能を向 上させたものも提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
受光部が1組の前記従来の構成では、被測定物の反射率により反射光量が変化 するため、被測定物の材質や測定位置が狭く限定される。また、2組の受光部を 有する前記従来の構成では、2組の受光部の検出結果を除算しているので、反射 光量の変化を補償することはできるが、それぞれの受光部の結像点(視野)が異 なるため、それぞれの視野での色分布の相違や傷等の存在により反射率が異なる 場合には正確に測定できない。
【0005】 本考案の目的は、反射率や色等の変化に関わらず微小な距離を正確に測定する ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る光学式距離測定装置は、被測定物に光を照射し、被測定物からの 反射光により被測定物までの距離を測定する装置である。この装置は、光源と結 像手段と受光手段と距離検出手段とを備えている。光源は、複数の波長の光を出 射するものである。結像手段は、色収差を有し、かつ光源から出射された光を被 測定物に照射するものである。受光手段は、被測定物からの反射光により、各波 長毎の受光量を検出するものである。距離算出手段は、受光手段の受光結果によ り、被測定物までの距離を算出するものである。
【0007】
【作用】
本考案に係る光学式距離測定装置では、光源が複数の波長の光を出射すると、 結像手段により被測定物に複数の波長の光が照射される。照射された光は被測定 物から反射し、各波長毎の受光量が受光手段により検出される。ここで、結像手 段は色収差を有しているので、各波長毎に異なる焦点位置を有している。被測定 物がある波長の光の焦点位置に存在すると、その波長の光の殆どが出射側に戻る ので、その波長の光に関しては受光手段に入射する光が少なくなる。したがって 、各波長毎の受光量を検出することにより、被測定物がいずれの波長の焦点位置 にあるかが検出され、それにより距離検出手段が被測定物までの距離を算出可能 になる。
【0008】 ここでは、色収差により異なる焦点位置で各波長の光を結像させ、その結像位 置により距離を検出しているので、反射率や色むらの影響を受けにくく、正確に 微小距離を測定可能になる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の一実施例による光学式距離測定装置を示している。 図において、光学式距離測定装置は、装置本体1と、測定ヘッド2と、装置本 体1及び測定ヘッド2を結ぶ投光ファイバ3及び受光ファイバ4とを有している 。装置本体1は、400nm〜800nmの波長を含む白色光を出射するハロゲ ランプ5を備えている。ハロゲンランプ5の出射側には出射された光を平行光に するレンズ6が設けられている。レンズ6の出射側には、被測定物検出物体7か らの反射光を反射するとともに、ハロゲンランプ5からの出射光を透過させるビ ームスプリッタ8が配置されている。
【0010】 ビームスプリッタ8と投光ファイバ3との間には、投光ファイバ3に光を収束 させるためのレンズ9が配置されている。またビームスプリッタ8の反射側には 、凹面回折格子10が配置されている。この凹面回折格子10は、たとえば島津 製作所製のブレーズド・ホログラフィック・グレーティングからなり、反射光を 波長に応じて分光させるものである。凹面回折格子10の反射側には、CCDリ ニアイメージセンサ11が配置されている。CCDリニアイメージセンサ11は 、分光された反射光の光量を検出することによって、各波長の光量を検出するも のである。
【0011】 一方、受光ファイバ4の装置本体1側端部には、レンズ12が面している。レ ンズ12は、受光ファイバ4で受光した光を平行光にするためのものである。レ ンズ12の出射側には凹面回折格子13が配置されている。凹面回折格子13の 反射側には、CCDリニアイメージセンサ14が配置されている。 CCDリニアイメージセンサ11,14の出力は演算部15に与えられる。演 算部15にはメモリ16が接続されている。演算部15は、CCDリニアイメー ジセンサ14の出力をCCDリニアイメージセンサ11の出力で除算し、その除 算結果により、被測定物7までの距離Lを示す結像波長を求めるものである。ま たメモリ16には、結像波長と距離Lとの関係が予め記憶されており、演算部1 5は、得られた結像波長に基づいてメモリ16をアクセスし、距離Lを算出する 。算出された距離Lは外部装置(図示せず)に出力される。なお、結像波長と距 離Lとの関係はレンズ17の光学特性により決定される。
【0012】 レンズ17は測定ヘッド2に配置されている。レンズ17は、色収差を有して おり、投光ファイバ3から出射された光を波長に応じた位置に結像させる。 次に上述の実施例の動作について説明する。 ハロゲンランプ5を点灯し、光を投光ファイバ3を経由してレンズ17から被 測定物7に照射すると、照射された光は被測定物7で反射し、投光ファイバ3及 び受光ファイバ4に入射される。受光ファイバ4に入射した光は凹面回折格子1 3で分光され、CCDリニアイメージセンサ14で受光される。ここで、分光さ れた光は波長毎に異なる位置で受光される。このため、CCDリニアイメージセ ンサ14の各エレメントがそれぞれの波長に応じて異なる光量を受光する。また 、投光ファイバ3に入射された光はビームスプリッタ8で反射され、凹面回折格 子10を介してCCDリニアイメージセンサ11で受光される。
【0013】 ここで、被測定物7までの距離Lで結像する波長の光はほとんど投光ファイバ 3に入射するので、当該波長に関しては受光ファイバ4に入射する光は少なくな る。この状態を図2及び図4に示す。図2及び図4において、横軸は波長、また 縦軸は光量である。図2は、被測定物7が鏡面の場合を、また図4は、被測定物 がたとえば黄色等で着色している場合をそれぞれ示している。また、実線はCC Dリニアイメージセンサ11の受光量を、また一点鎖線はCCDリニアイメージ センサ14の受光量をそれぞれ示している。
【0014】 この場合には、CCDリニアイメージセンサ14の受光量は、距離Lで結像す る波長のところで少なくなり、逆に、CCDリニアイメージセンサ11の受光量 は、距離Lで結像する波長のところで多くなる。すなわちその部分でそれぞれ凹 及び凸のピークを示している。このピークを検出することにより結像波長λF を 知ることができ、結像波長λF に基づいて距離Lを算出することができる。
【0015】 なお、CCDリニアイメージセンサ11の受光量をCCDリニアイメージセン サ14の受光量で除算することにより、図3に示すようにさらにピークが明確に なる。これにより、確実に結像波長λF を知ることができる。たとえば、除算結 果を微分することにより結像波長λF を簡単に演算できる。結像波長λF が演算 されると、メモリ16に記憶された結像波長と距離との関係により、距離Lを求 めることができる。
【0016】 図4に示すように被測定物7が着色している場合には、結像波長λF でのピー クと、被測定物7の色に基づく波長λB でのピークとが存在するが、この被測定 物7の色が予めわかっていれば、波長λB でのピークを予め知ることができ、結 像波長λF を検出可能になる。また、前述した除算を行えば、この場合には図5 に示すように、結像波長λF だけのピークを検出可能になり、前記同様な手順に より、距離Lを求めることができる。
【0017】 ここでは、色収差のあるレンズ17により白色光を波長に従って異なる位置に 結像させ、その反射光を分光して波長毎に光量を検出することにより、結像波長 を求めることができ、求められた結像波長により被測定物までの距離を簡単に求 めることができる。これにより、被測定物7の反射率の違いや、被測定物7の色 等の影響を受けず正確に微小距離を検出可能になる。
【0018】 〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では、結像波長を検出するために、2つのCCDリニアイメ ージセンサの出力を除算した。しかし、いずれか一方のCCDリニアイメージセ ンサを用い、その特性カーブにより結像波長を求めるようにしてもよい。 (b) 前記実施例では、受光波長を分光させるためにグレーティングを用いた が、プリズム等を用いてもよい。また、結像手段として色収差のあるレンズを用 いたが、プリズム等の他の結像手段を用いてもよい。 (c) 前記実施例では、400nm〜800nmの波長含む白色光を出射する ハロゲンランプを用いたが、異なる波長の光を発生する複数のレーザ光源や、あ る波長幅の光を発生するLED等の他光源を用いることもできる。
【0019】
【考案の効果】
本考案に係る光学式距離測定装置では、複数の波長の光を出射する光源から出 射された光が、結像手段の色収差により、各波長毎に異なる位置で結像させられ るので、被測定物からの反射光の各波長毎の受光量を検出することにより、結像 波長を検出することができ、結像波長により被測定物までの距離を検出すること ができる。これにより、被測定物の反射率や色等の変化に関わらず正確に微小距 離を検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による光学式距離測定装置の
ブロック構成図。
【図2】被測定物が鏡面の場合の受光量の変化を示すグ
ラフ。
【図3】その除算結果を示すグラフ。
【図4】被測定物が着色材の場合の受光量の変化を示す
グラフ。
【図5】その除算結果を示すグラフ。
【符号の説明】
5 光源 7 被測定物 10,13 凹面回折格子 11,14 CCDリニアイメージセンサ 15 演算部 17 レンズ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物に光を照射し、前記被測定物から
    の反射光により前記被測定物までの距離を測定する光学
    式距離測定装置であって、 複数の波長の光を出射する光源と、 色収差を有し、かつ前記光源から出射された光を前記被
    測定物に照射する結像手段と、 前記被測定物からの反射光により、前記各波長毎の受光
    量を検出する受光手段と、 前記受光手段の受光結果により、前記被測定物までの距
    離を算出する距離算出手段と、 を備えた光学式距離測定装置。
JP4428592U 1992-06-25 1992-06-25 光学式距離測定装置 Pending JPH064611U (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002517742A (ja) * 1998-06-05 2002-06-18 デンタルマティック テクノロジーズ インコーポレーテッド 軸方向照明による形状の光電獲得方法および装置
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