JPH0646104Y2 - コイルドライバ - Google Patents

コイルドライバ

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JPH0646104Y2
JPH0646104Y2 JP10781088U JP10781088U JPH0646104Y2 JP H0646104 Y2 JPH0646104 Y2 JP H0646104Y2 JP 10781088 U JP10781088 U JP 10781088U JP 10781088 U JP10781088 U JP 10781088U JP H0646104 Y2 JPH0646104 Y2 JP H0646104Y2
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JP
Japan
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resistor
series circuit
connection point
capacitance
coil
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JP10781088U
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JPH0228140U (ja
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和生 永田
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、YIG発振器等における周波数の切換時間とノ
イズ特性の改善に関するものである。
《従来の技術》 まずYIG発振器を構成する静磁波(MSW)素子の原理を簡
単に説明する。磁気モーメントが直流磁界の方向に並ん
だYIG単結晶にトランスジューサからマイクロ波が供給
されると、YIG薄膜内で磁気モーメントが歳差運動を始
める。この歳差運動の回転周波数を磁気共鳴周波数とい
う。マイクロ波の周波数がこの磁気共鳴周波数に接近す
ると、マイクロ波は歳差運動に引込まれ速度が急に落ち
る。このようなマイクロ波を特に静磁波といい、その共
鳴周波数は直流磁界に比例する。静磁波の進行先にさら
に他のトランスジューサを設けることにより、静磁波を
再び電気信号に変えることができ、このようにして静磁
波遅延線が形成される。静磁波遅延線の遅延量は外部磁
場強度で変えることができる。このような静磁波遅延線
を高周波数増幅器等を介して正帰還することによりYIG
発振器(静磁波発振器とも呼ぶ)を構成することができ
る。
通常YIG発振器は同調コイルに流す電流によりYIG素子に
与える磁界を変化させて、発振周波数を制御する。第2
図は同調コイルの電流を制御するコイルドライバの従来
例を示す構成回路図である。コイル電流により抵抗R3
生じる電圧が抵抗R4,R5により演算増幅器2の反転入力
端子に帰還され、YIG素子の周波数設定用入力−Viに対
応する電流が出力トランジスタTrを介して同調コイル
Lに流れる。コイル電流によって生じる磁界により、YI
G発振器3の周波数が定まる。
上記の回路では大きな容量C1と抵抗R1からなる低域通過
フィルタを挿入して位相ノイズの改善を図っている。し
かしながら、このために容量C1の充電時間が長くなるた
め、周波数設定用入力−Viが変化したときの周波数切換
時間が長くなるという問題がある。シンセサイザ等への
応用では周波数の高速切換が必要とされる。
そこで周波数切換時間を短縮するために、第3図に示す
ように、抵抗R1に2つのダイオードD1,D2を逆極性で並
列接続する構成が考えられている。この構成によれば、
抵抗R1の両端において約0.7Vの電位差が生じた時、どち
らか一方のダイオードがオンし、容量Cを急速に充放電
するので、周波数切換時間を短縮することができる。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上記のような構成のコイルドライバで
は、ダイオードD1,D2のオン/オフのタイミングの設定
が制限される。すなわち実現できるR1とC1の値に制限が
あり、またトランジスタTrのベース電流などでさらに
制限を受けると、高速・低ノイズのための設計が難しく
なる。
本考案は上記のような課題を解決するためになされたも
ので、低ノイズ特性と高速の周波数切換が可能なYIG発
振器の同調コイルドライバを実現することを目的とす
る。
《課題を解決するための手段》 本考案は低域通過フィルタを有し設定入力に対応する電
流を負荷コイルに印加するコイルドライバに係るもの
で、その特徴とするところは低域通過フィルタを構成す
る第1の抵抗と第1のキャパシタンスが直列に接続する
第1のRC直列回路と、この第1のRC直列回路と並列に接
続し第2の抵抗と第2のキャパシタンスが直列に接続す
る前記第1のRC直列回路より時定数が小さい第2のRC直
列回路と、前記第1のRC直列回路のRC接続点にコレクタ
端子が接続し前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との接続
点にエミッタ端子が接続し前記第2のRC直列回路のRC接
続点にベース端子が接続するPNPトランジスタおよびNPN
トランジスタとを備え、第1の抵抗と第2の抵抗との接
続点に設定入力に対応する信号が入力し第1のキャパシ
タンスの電圧に対応する電流を負荷コイルに出力するよ
うに構成した点にある。
《作用》 設定入力が一定の場合は第1,第2のトランジスタがオフ
となり、第1のRC直列回路のみが動作するが、設定入力
が変化すると、第1,第2のトランジスタのいずれかがオ
ンとなり、第2のRC直列回路の時定数で定まる時間充放
電を行う。
《実施例》 以下本考案を図面を用いて詳しく説明する。
第1図は本考案に係るコイルドライバの一実施例を示す
構成回路図である。1は周波数設定用入力−Viが加わる
コイルドライバの入力端子、R4は一端がこの入力端子1
に接続する入力抵抗、2はこの抵抗R4の他端が反転入力
端子に接続する演算増幅器、R1はこの演算増幅器2の出
力端子にその一端が接続する第1の抵抗、C1はこの抵抗
R1の他端にその一端が接続しその他端がコモンに接続す
る第1のキャパシタンス(容量)、R2は前記演算増幅器
2の出力端子にその一端が接続する第2の抵抗、C2はこ
の抵抗R2の他端にその一端が接続しその他端がコモンに
接続する第2のキャパシタンスである。NPN(PNP)トラ
ンジスタTr(Tr)のエミッタ端子は抵抗R1の一端す
なわち抵抗R1とR2の接続点に接続し、ベース端子はキャ
パシタンスC2の一端すなわち抵抗R2とキャパシタンスC2
の接続点に接続し、コレクタ端子は抵抗R1の他端すなわ
ち抵抗R1とキャパシタンスC1の接続点(RC接続点)に接
続する。キャパシタンスC1の一端は電流出力用トランジ
スタTrのベース端子に接続する。トラジスタTrのエ
ミッタ端子とコモンの間には電流帰還用の抵抗R3が接続
し、演算増幅器2の反転入力端子との間には帰還用抵抗
R5が接続する。トランジスタTrのコレクタ端子と正電
源+Vccとの間には同調コイルLが接続する。
上記のような構成のコイルドライバの動作を第1図回路
との相違点を中心に説明する。周波数設定用入力電圧−
Viが一定の定常動作時は、トランジスタTr,Trはベ
ース端子とエミッタ端子の電位が等しいためオフとな
り、抵抗R1,キャパシタC1からなる第1の低域通過フィ
ルタによって回路により発生したノイズが除去され、同
調コイルLには極めてノイズの小さい電流が流れる。こ
の結果YIG発振器3の出力の位相ノイズは改善される。Y
IG発振器3の周波数を変更するため、周波数設定用入力
電圧−Viを変化させる場合、例えば、周波数を高くする
ための入力電圧−Viを大きくすると、演算増幅器2の出
力は大きく正に振れ、抵抗R2の両端の電位差が0.7V以上
となるので、トランジスタTrがオンとなり、キャパシ
タC1が急速に充電される。さらに抵抗R2、キャパシタC2
の時定数にしたがって抵抗R2の両端の電位差が約0.7V以
下となった時トランジスタTrがオフとなり、定常動作
に戻る。また周波数を低くする場合はトランジスタTr
がオンとなって同様の動作を行う。
上記のような構成のコイルドライバによれば、キャパシ
タ高速充放電用トランジスタTr,Trにより、YIG発振
器の周波数高速切換が実現できると同時に、雑音防止用
の低域通過フィルタの時定数を大きくすることができる
ので、位相ノイズを改善することができる。
また第2のRC直列回路を構成する抵抗R2,キャパシタス
ンC2の値を調節することにより、低域通過フィルタの時
定数とは独立に高速充放電用トランジスタTr,Tr
オン時間を自由に設定することができる。
《考案の効果》 以上述べたように本考案によれば、低ノイズ特性と高速
の周波数切換が可能なYIG発振器の同調コイルドライバ
を簡単な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコイルドライバの一実施例を示す
構成回路図、第2図および第3図はコイルドライバの従
来例を示す回路図である。 3……負荷コイル、R1……第1の抵抗、C1……第1のキ
ャパシタンス、R2……第2の抵抗、C2……第2のキャパ
シタンス、Tr……PNPトランジスタ、Tr……NPNトラ
ンジスタ、Vi……設定入力。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】低域通過フィルタを有し設定入力に対応す
    る電流を負荷コイルに印加するコイルドライバにおい
    て、低域通過フィルタを構成する第1の抵抗と第1のキ
    ャパシタンスとが直列に接続する第1のRC直列回路と、
    この第1のRC直列回路と並列に接続し第2の抵抗と第2
    のキャパシタンスとが直列に接続する前記第1のRC直列
    回路より時定数の小さい第2のRC直列回路と、前記第1
    のRC直列回路のRC接続点にコレクタ端子が接続し前記第
    1の抵抗と前記第2の抵抗との接続点にエミッタ端子が
    接続し前記第2のRC直列回路のRC接続点にベース端子が
    接続するPNPトランジスタおよびNPNトランジスタとを備
    え、第1の抵抗と第2の抵抗との接続点に設定入力に対
    応する信号が入力し第1のキャパシタンスの電圧に対応
    する電流を負荷コイルに出力するように構成したことを
    特徴とするコイルドライバ。
JP10781088U 1988-08-16 1988-08-16 コイルドライバ Expired - Lifetime JPH0646104Y2 (ja)

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JPH0228140U JPH0228140U (ja) 1990-02-23
JPH0646104Y2 true JPH0646104Y2 (ja) 1994-11-24

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