JPH0645900Y2 - 電流検出器 - Google Patents

電流検出器

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JPH0645900Y2
JPH0645900Y2 JP1986029927U JP2992786U JPH0645900Y2 JP H0645900 Y2 JPH0645900 Y2 JP H0645900Y2 JP 1986029927 U JP1986029927 U JP 1986029927U JP 2992786 U JP2992786 U JP 2992786U JP H0645900 Y2 JPH0645900 Y2 JP H0645900Y2
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JP
Japan
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case
board
magnetic
circuit
ferromagnetic core
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JP1986029927U
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憲太郎 堀内
直樹 若生
弘 沼倉
泰堂 坂本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電子機器、または電気機械等に使用される、
周状の強磁性体コアの一部に磁気ギャップを設けた強磁
性体コアと磁気ギャップ内に置かれたホール素子又は磁
気抵抗素子からなる感磁素子を用いた電流検出器、特に
その構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の電流検出器としては第3図に示すような
構造のものが使用されてきた。
この図に於いて102は周状の強磁性体コアで、磁路の一
部に磁気ギャップ101が設けられ、その内にホール素子
又は磁気抵抗素子からなる感磁素子103が置かれてい
る。強磁性体コア102の磁路には被測定電流が流れるコ
イル104が巻回されている。被測定電流に比例した磁界
が磁気ギャップ101に発生し、感磁素子103により磁界に
比例した電気信号がリード線109を通って、信号処理回
路を実装した、回路基板106に入る。強磁性体コア102及
びあらかじめ感磁素子103をリード線109によって接続さ
れた回路実装基板106を中央部にコイル巻回用に抜き穴
が設けられたケース105に収容し、樹脂108がポッティン
グされ固定されている。又、回路基板106には外部端子1
07と出力信号の調整用にボリューム110が取付けられて
おり、外部端子107とボリューム110はケース105の外に
出るような構造となっている。樹脂108がポッティング
後硬化した後に、コイル104が巻回されている。このよ
うな構造をとると、 イ.感磁素子101と回路実装基板106とをリード線109に
よって接続しなければならず、接続点が感磁素子101と
回路実装基板106の両側に必要なため、接続工数と接続
箇所の品質管理がふえる。又、ノイズ防止を考慮したツ
イストされたリード線109が必要である。
ロ.ポッティングした樹脂108を使用しているので、ポ
ッティング工数と硬化するまでに時間を必要とする。
ハ.ポッティング樹脂108が硬化してからでないとコイ
ル104を巻回できず、製造工程が複雑となり製造に時間
を要する。
ニ.出力信号の調整用にボリュームを使用しているの
で、部品点数がふえ、調整後も、機械的振動、湿度等の
環境条件によっては出力信号が変動を起こすという信頼
性上の問題が出やすい。
等の欠点があった。
[本考案の目的] 本考案の目的は感磁素子を回路実装基板に実装する等に
より接続用リード線をなくし、強磁性体コア用ケースと
回路実装基板用ケースを分離する事によってコイルの巻
回作業と回路実装基板の製作、及びケース組込み作業を
同時に出来るようにし、さらに回路実装基板用ケースに
窓もしくは切り欠けを設けておく事により、組立て工程
終了後にケースの窓もしくは切り欠け部で露出している
実装回路上に調整用抵抗を所望の値に調整できる電流検
出器を提案することにある。
[考案の構成] 本考案は、磁気ギャップとして作用する間隙を持ち、被
測定電流を流すコイルが巻かれた回周形状の強磁性体コ
アと、前記間隙に配され磁界の変化を電気信号に変換す
る感磁素子と、前記電流信号を処理するための電子回路
部品を持つ回路基板と、前記強磁性体コアと前記回路基
板を収納するためのケースとを備えた電流検出器におい
て、前記ケースは、前記強磁性体コアを収納するコア用
ケースと前記回路基板を収納する基板用ケースとに分か
れて成り、前記基板用ケースには前記電子回路部品を調
整するための窓を穿設し、且つ、該基板用ケースに前記
コイルの両端子を機械的に止めたことを特徴とする。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例お構造を示した正面図であ
る。この図において、ホール素子又は磁気抵抗素子等か
らなる感磁素子3は信号処理機能を有する回路実装基板
6上に他の部品と共に一体に実装されている。回路実装
基板6は回周状の強磁性体コア2の磁気ギャップ1に於
いて、感磁素子3が磁気ギャップ1内に位置にするよう
に強磁性体コア2の面と回路実装基板6の面とがほぼ直
角に交叉している。強磁性体コア2はコア用ケース51に
収容され、回路実装基板6は基板用ケース52に固定され
ている。すなわち、コア用ケース51と基板用ケース52と
は分離されている。
このようにして、磁気ギャップ1内に発生した磁界は感
磁素子3により電気信号に変換され、回路実装基板6上
の回路によって信号処理され、外部端子8によって出力
される。外部端子8には電源用の入力端子も当然含まれ
ている。コイル4の両端子10は基板用ケース52に機械的
に止められている。又、基板用ケース52には本考案の電
流検出器を固定する際に、機械的強度を増す目的で止め
ピン9が設けられている。
次に、電流検出器の組み立てを具体的に説明する。強磁
性体コア2をコア用ケース51に収容した後、コイル4を
コア用ケース51の外側から強磁性体コア2に巻回する。
又、それとは別に回路実装基板6を基板用ケース52に収
容する。もちろん、それぞれのケースを強磁性体コア2
もしくは回路実装基板6と共に一体成型で作ってもよ
い。その後、コア用ケース51と基板用ケース52は、一体
に組合せ、接着剤もしくは超音波溶接等で一体に固定さ
れる。
もちろん、コア用ケース51と基板用ケース52のそれぞれ
の嵌合部には凹凸の溝を設けておき、コア用ケース51が
基板用ケース52に一定の位置関係で固定されるように工
夫されていることは言うまでもない。
第2図は第1図に示された電流検出器を側面から示した
ものである。基板用ケース52の一部に窓(もしくは切り
欠け)7が設けてあり、少くとも回路実装基板上の信号
出力調整用の固定抵抗11が露出している。強磁性体コア
2の磁気特性、磁気ギャップ1の寸法、感磁素子3、及
び信号処理回路等のバラツキにより出力信号はバラツキ
をもつ。このバラツキを所望の幅内に収めるため、信号
処理回路の一部に調整用の抵抗11を設けておき、コイル
4に一定の被測定電流を流しそれによる出力信号を観察
しながら調整用抵抗11にトリミングを施し、抵抗値を変
化させバラツキを小さくする。トリミングには研磨粉の
吹き付け、もしくはレーザ光による方法等があり、調整
後は窓(もしくは切り欠け)7は蓋、又は樹脂をコーテ
ィングして信頼性特性を向上させる事も出来る。
[考案の効果] 以上の説明により明らかなように、本考案によれば、 イ.感磁素子が回路実装基板に直接実装されているので
接続点が少く、接続工数と接続箇所の品質管理が少なく
てすむ。又、接続用のリード線も必要なく、部品点数を
少く出来る。
ロ.ケースをコア用ケースと基板用ケースとに分離する
事によって、基板用ケース組立と、コア用ケース組込み
コイル巻回が併行して作業が出来、製造時間を短く出来
る。
ハ.ケースに窓もしくは切り欠けを設け、回路実装基板
上の調整用固定抵抗を露出させることによって、組立後
トリミングを行い、出力信号を所望の範囲に調整するこ
とが可能となる。この方法によれば、調整用のボリュー
ムを必要としないため、部品点数を少なく出来る上、機
械的振動や湿度等の環境条件下に於いても信頼性特性が
低下することはない。
等の種々の効果を得る事が出来る。なお、本考案は電流
検出器を目的として、被測定電流が流れるコイル又は貫
通用の電線を含まない状態を対象としている事は言うま
でもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構造を一部破断して示す正
面図。第2図は第1図に示された電流検出器を側面から
見た図。第3図は従来の電流検出器の構造を示す正面図
である。 図において、1は磁気ギャップ、2は強磁性体コア、3
は感磁素子、4はコイル、6は回路実装基板、7は窓、
8は外部端子、9は止めピン、10はコイルの両端子、11
は調整用抵抗、51はコア用ケース、52は基板用ケースで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 若生 直樹 宮城県仙台市太子堂21番1号 東北金属工 業株式会社内 (72)考案者 沼倉 弘 神奈川県鎌倉市大船2丁目14番40号 三菱 電機株式会社商品研究所内 (72)考案者 坂本 泰堂 静岡県静岡市小鹿3丁目18番1号 三菱電 機株式会社静岡製作所内 (56)参考文献 特開 昭59−151064(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ギャップとして作用する間隙を持ち、
    被測定電流を流すコイルが巻かれた回周形状の強磁性体
    コアと、前記間隙に配され磁界の変化を電気信号に変換
    する感磁素子と、前記電気信号を処理するための電子回
    路部品を持つ回路基板と、前記強磁性体コアと前記回路
    基板を収納するためのケースとを備えた電流検出器にお
    いて、前記ケースは、前記強磁性体コアを収納するコア
    用ケースと前記回路基板を収納する基板用ケースとに分
    かれて成り、前記基板用ケースには前記電子回路部品を
    調整するための窓を穿設し、且つ、該基板用ケースに前
    記コイルの両端子を機械的に止めたことを特徴とする電
    流検出器。
JP1986029927U 1986-02-28 1986-02-28 電流検出器 Expired - Lifetime JPH0645900Y2 (ja)

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JPS62141767U JPS62141767U (ja) 1987-09-07
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JPS59151064A (ja) * 1983-02-18 1984-08-29 Hitachi Ltd 電流検出器

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