JPH0645798Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0645798Y2
JPH0645798Y2 JP1987142414U JP14241487U JPH0645798Y2 JP H0645798 Y2 JPH0645798 Y2 JP H0645798Y2 JP 1987142414 U JP1987142414 U JP 1987142414U JP 14241487 U JP14241487 U JP 14241487U JP H0645798 Y2 JPH0645798 Y2 JP H0645798Y2
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JP
Japan
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heat exchange
exchange member
heat exchanger
flange
heat
Prior art date
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JP1987142414U
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JPS6448543U (ja
Inventor
誠 佐々木
晃司 西尾
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は例えば温風暖房機に使用される熱交換器に関
するものである。
〔従来の技術〕
第10図は例えば実公昭57-41581号公報に示された従来の
熱交換器を示す断面図であり、図において(1)は複数
個の熱交換体(2)の集積をもって構成された熱交換器
本体、(3)は熱交換室、(4)は熱交換室間に形成さ
れた通風路で、上記熱交換室(3)は上下に設けられた
燃焼排ガス流路(5)(6)に連通している。(7)は
燃焼室(図示せず)に連通している連結管、(8)は排
気管(図示せず)に連通している連結管、(9)は上記
熱交換体(2)を構成する熱交換板で、ステンレス鋼板
等の薄鋼板により周縁にフランジ部(10)が形成される
ように薄鋼板面を一方向に絞って熱交換体(2)の半体
(2a)を構成する略皿状の熱交換面(11)を形成すると
ともに、この熱交換面(11)の長手方向左右対象の位置
に大径の凸面(12)および小径の凸面(13)をそれぞれ
絞り加工して形成し、大径の凸面(12)には熱媒体であ
る燃焼排ガスの流路となる流通孔(14)を設けている。
また、上記流通孔の穿設後の端部をL型に折曲し円周に
突条(15)を設けた流通孔(16)を突設し、小径の凸面
(13)にも打抜き孔(17)を突設している。
従来の熱交換器は上記のように構成され、その組立て手
順は、まず流通孔(14)を有する熱交換体の半体(2a)
と流通孔(16)を有する熱交換体の半体(2a)とを小径
の凸面(13)と大径の凸面(12)が互いに対向するよう
に互いに上下を逆にするとともに、それぞれのフランジ
部(10)を突合せてスポット溶接、かしめ等の手段によ
り圧接し、一対の熱交換体(2)を形成する。次に、こ
の一対の熱交換体(2)を複数個積層する手順について
説明すると、それぞれの小径の凸面(13)が互いに対向
し、かつ流通孔(14)を穿設した大径の凸面(12)と円
周に突条(15)を設けた流通孔(16)を有する大径の凸
面(12)とを対向させるとともに、流通孔(14)に突条
(15)を嵌挿させて大径の凸面(12)(12)及び小径の
凸面(13)(13)を当接させる。このようにして順次組
合わせた後、小径の凸面(13)に突設した打抜き孔(1
7)にボルト等から成る固定棒(18)を一端から挿入
し、他端小径の凸面(13)に至る如く貫通させて、所定
個数の熱交換体(2)をナット等で積層固定することに
より熱交換器本体(1)を形成する。このようにして構
成された熱交換器本体(1)を燃焼室から排気管に至る
経路間に設けることにより、熱交換器本体(1)の一方
の流路(5)から流入した燃焼排ガスは、各熱交換体
(2)の流通孔(14)(16)を出入りして蛇行しながら
熱交換され他方の流路(6)より流出して排気管に至
り、隣接する各熱交換体(2)間の通風路(4)に送風
することで温風化されるようになっている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の熱交換器では、熱交換体(2)の半
体(2a)をそれぞれスポット溶接等により形成した一対
の熱交換体(2)を、流通孔(14)に突条(15)を嵌挿
させて大径の凸面(12)(12)および小径の凸面(13)
(13)を当接させ、固定棒(18)により積層固定するこ
とにより熱交換器本体(1)を形成するようにしている
ため、各当接部分における密閉度が悪く、燃焼排ガスが
漏れ、安全上問題があった。また、固定棒(18)等の部
品を必要とするためコストが高くなる等の問題点があっ
た。
この考案は係る問題点を解決するためになされたもの
で、安全性が高く、部品が少なく安価に製作できる熱交
換器を得ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る熱交換器は、底部に流通口を有し、周縁
にフランジを有する略皿状に絞り成形された薄鋼板より
なる第1熱交換部材と、底部に上記流通口に対応する開
口を持つ凸部を有し、周縁に上記フランジに対応するフ
ランジ部を有する略皿状に絞り成形された薄鋼板よりな
る第2熱交換部材とからなり、この第1熱交換部材と第
2熱交換部材とを、上記流通口と開口との口縁において
気密にかしめ付けて複数の熱交換体を構成し、この複数
の熱交換体をその第2熱交換部材と第1熱交換部材とを
それらのフランジ部とフランジとの気密のかしめにより
順次連結して構成したものである。
〔作用〕
この考案においては、第2熱交換部材の開口部を第1熱
交換部材の流通口周側にかしめるとともに、第1熱交換
部材のフランジを第2熱交換部材のフランジ部にかしめ
て連設していることから、かしめ部分の密閉性が良く燃
焼排ガスの漏れがなく安全性が高くなり、また、別部品
を必要としないため作業性が良好となる。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第2図は同
じくその組立て前の状態を示す断面図、第3図は同じく
その一部分を組立てた状態を示す断面図、第4図は同じ
く温風暖房機に組込んだ状態を示す概略図であり、図に
おいて(21)は複数個の熱交換体(22)を連設して形成
された熱交換器で、熱交換体(22)は第2図、第3図の
ように溶融アルミメッキ鋼板あるいはステンレス鋼板等
の薄鋼板を略皿状に絞って形成した第1熱交換部材(2
3)と第2熱交換部材(24)とから成り、第1熱交換部
材(23)の周縁にはフランジ(25)が設けられ、底部の
中央部には流通口(26)が穿設されている。また、第2
熱交換部材(24)の周縁には上記第1熱交換部材(23)
のフランジ(25)と対応するフランジ部(27)が設けら
れ、底部の中央部には上記流通口(26)と対応する開口
(28)を形成した凸部(29)が設けられている。(30)
はバッフル板で、周側部には複数の孔(31)が設けられ
ている。(32)は熱交換器(21)の一端部に連設された
管体で、ヘッダ(33)を介して燃焼器(34)と連設して
いる。(35)は熱交換器(21)の他端に連設された管体
で、排気筒(図示せず)に連設されている。(36)は熱
交換器(21)内に形成される流路、(37)は送風機、
(38)はこの送風機および熱交換器(21)等を内設する
温風暖房機の外箱である。
上記のように構成された熱交換器において、その組立て
は第2図に示す第1熱交換部材(23)の流通口(26)
に、第2熱交換部材(24)の凸部(29)開口(28)端を
挿入し第3図に示すように気密にかしめ、熱交換体(2
2)を形成する。次に、この熱交換体(22)を第1熱交
換部材(23)と第2熱交換部材(24)が交互になるよう
に配設して、バッフル板(30)を介在させてフランジ部
(27)をフランジ(25)で気密にかしめ、両端部に管体
(32)(35)をかしめることにより熱交換器(21)が形
成される。このように形成された熱交換器(21)を温風
暖房機に使用することにより、燃焼器(34)から排気さ
れる燃焼排ガスは、管体(32)から流路(36)内に入
り、孔(31)と開口(28)を交互に蛇行しながら通り熱
交換効率を上げ管体(35)から排気筒を介して排出さ
る。この熱交換器(21)の外周に送風機(37)から送風
される空気を流してやることにより、温風化されて室内
を暖房する。このとき、燃焼排ガスは熱交換器(21)が
かしめにより結合されて形成されているため、外部に漏
れ出すことがなく、安全なものとなる。
なお、上記実施例では第2熱交換部材(24)側のみに凸
部(29)を設けているが、第5図、第6図に示すように
第1熱交換部材(23)と第2熱交換部材(24)の両方に
凸部(29)を設けてもよく、これによれば絞り性の悪い
材料であっても寸法lを十分得ることができ、風路抵抗
を少なくすることができる。
また、第7図、第8図に示すように第1熱交換部材(2
3)と第2熱交換部材(24)に凸部(29)を2箇所ある
いはそれ以上設け、それぞれに流通口(26)と開口(2
8)を設けてかしめるようにすることによれば、表面積
を多くすることができ、熱交換効率を良くすることがで
きる。
さらに、第9図に示すように第8図における流通口(2
6)と開口(28)とのかしめ部分が順次90°異なるよう
に形成することによれば、外周壁の風の流れもよくなり
熱交換効率を良好にすることができる。勿論、かしめ部
が3箇所の場合は60°異なるように形成すればよい。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したとおり、第1熱交換部材も第2
熱交換部材も絞りによる一体成形物で、組立てはろう付
けや他の部材を必要としないかしめだけで済むので、作
業性もよく安価かつ容易に製造できるうえ、連結箇所の
気密がなんのシール処置を講じなくても高く維持でき安
全性も機能も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第2図は同
じくその組立て前の状態を示す断面図、第3図は同じく
その一部分を組立てた状態を示す断面図、第4図は同じ
く温風暖房機に組込んだ状態を示す概略図、第5図およ
び第6図はこの考案の他の実施例を示す組立て前の状態
の断面図および一部分を組立てた状態の断面図、第7図
および第8図はこの考案のさらに他の実施例を示す組立
て前の状態の断面図および一部分を組立てた状態の断面
図、第9図はこの考案のさらにまた他の実施例を示す斜
視図、第10図は従来の熱交換器を示す断面図である。 図中、(21)は熱交換器、(23)は第1熱交換部材、
(24)は第2熱交換部材、(25)はフランジ、(26)は
流通口、(27)はフランジ部、(28)は開口である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部に流通口を有し、周縁にフランジを有
    する略皿状に絞り成形された薄鋼板よりなる第1熱交換
    部材と、底部に上記流通口に対応する開口を持つ凸部を
    有しし、周縁に上記フランジに対応するフランジ部を有
    する略皿状に絞り成形された薄鋼板よりなる第2熱交換
    部材とを、上記流通口と開口との口縁において気密にか
    しめ付けて複数の熱交換体を構成し、この複数の熱交換
    体をその第2熱交換部材と第1熱交換部材とをそれらの
    フランジ部とフランジとの気密のかしめにより順次連結
    して構成した熱交換器。
JP1987142414U 1987-09-18 1987-09-18 熱交換器 Expired - Lifetime JPH0645798Y2 (ja)

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JP1987142414U JPH0645798Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18 熱交換器

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JPS6448543U JPS6448543U (ja) 1989-03-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2751991B2 (ja) * 1994-05-25 1998-05-18 リンナイ株式会社 熱交換器

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