JPH0645727A - 厚膜微細パターン形成方法 - Google Patents
厚膜微細パターン形成方法Info
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- JPH0645727A JPH0645727A JP19504592A JP19504592A JPH0645727A JP H0645727 A JPH0645727 A JP H0645727A JP 19504592 A JP19504592 A JP 19504592A JP 19504592 A JP19504592 A JP 19504592A JP H0645727 A JPH0645727 A JP H0645727A
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- Japan
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- thick film
- glass substrate
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- Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サンドブラスト法を用いて、ガラス基板上に
直接接触した状態の厚膜微細パタ−ンを形成するに当た
り、厚膜微細パタ−ンがガラス基板上から剥離する虞の
無い、厚膜微細パタ−ン形成方法を提供すること。 【構成】 ガラス基板50上に、樹脂層52を形成す
る。この樹脂層52上に、厚膜54を形成する。この厚
膜54上に、レジスト層56を形成する。レジスト層5
6を露光して、厚膜54上に、レジストパタ−ン58を
形成する。次に、サンドブラストマシンを用いて、厚膜
56の不要部分を切削して厚膜微細パタ−ン60を形成
する。次に、この厚膜微細パタ−ン60を形成したガラ
ス基板を、580℃で焼成し、樹脂層52を分解して、
ガラス基板50上に直接接触した状態で厚膜微細パタ−
ンを固着形成する。
直接接触した状態の厚膜微細パタ−ンを形成するに当た
り、厚膜微細パタ−ンがガラス基板上から剥離する虞の
無い、厚膜微細パタ−ン形成方法を提供すること。 【構成】 ガラス基板50上に、樹脂層52を形成す
る。この樹脂層52上に、厚膜54を形成する。この厚
膜54上に、レジスト層56を形成する。レジスト層5
6を露光して、厚膜54上に、レジストパタ−ン58を
形成する。次に、サンドブラストマシンを用いて、厚膜
56の不要部分を切削して厚膜微細パタ−ン60を形成
する。次に、この厚膜微細パタ−ン60を形成したガラ
ス基板を、580℃で焼成し、樹脂層52を分解して、
ガラス基板50上に直接接触した状態で厚膜微細パタ−
ンを固着形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガラス基板上へ厚膜
微細パタ−ンを形成する方法に関するものである。
微細パタ−ンを形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、厚膜パタ−ンの形成には、スクリ
−ン印刷法が広く知られている。
−ン印刷法が広く知られている。
【0003】しかし、スクリ−ン印刷法を用いた場合、
パタ−ン幅80μm以下の厚膜微細パタ−ンの形成が困
難である。また、微細パタ−ンを形成するために、スク
リ−ンメッシュの開口率を上げて、メッシュワイヤ径を
細くすると、スクリ−ンの寿命が短くなり、その結果、
コストが上昇してしまう。
パタ−ン幅80μm以下の厚膜微細パタ−ンの形成が困
難である。また、微細パタ−ンを形成するために、スク
リ−ンメッシュの開口率を上げて、メッシュワイヤ径を
細くすると、スクリ−ンの寿命が短くなり、その結果、
コストが上昇してしまう。
【0004】そこで、スクリ−ン印刷法に代わる方法と
して、厚膜微細パタ−ンを形成することができるサンド
ブラスト法が提案されている。
して、厚膜微細パタ−ンを形成することができるサンド
ブラスト法が提案されている。
【0005】以下、サンドブラスト法を用いて、ガラス
基板上に直に厚膜微細パタ−ンを形成する従来例を説明
する。
基板上に直に厚膜微細パタ−ンを形成する従来例を説明
する。
【0006】先ず、ガラス基板10上に厚膜として銀ペ
−スト(Electro Science Labolatories社製#590
(商品番号))膜12を形成する(図4の(A))。そ
の後、この銀ペ−スト膜12を150℃で30分間、加
熱乾燥する。次に、この銀ペ−スト膜12上に耐サンド
ブラストレジスト層14を形成する(図4の(B))。
その後、この耐サンドブラストレジスト層14に対し
て、所望のパタ−ンで露光を行い、これを現像した後純
水で洗浄し、続いて、洗浄後に得られた構造体を120
℃で10分間乾燥して、レジストパタ−ン16を残存形
成する(図4の(C))。
−スト(Electro Science Labolatories社製#590
(商品番号))膜12を形成する(図4の(A))。そ
の後、この銀ペ−スト膜12を150℃で30分間、加
熱乾燥する。次に、この銀ペ−スト膜12上に耐サンド
ブラストレジスト層14を形成する(図4の(B))。
その後、この耐サンドブラストレジスト層14に対し
て、所望のパタ−ンで露光を行い、これを現像した後純
水で洗浄し、続いて、洗浄後に得られた構造体を120
℃で10分間乾燥して、レジストパタ−ン16を残存形
成する(図4の(C))。
【0007】銀ペ−スト膜12上へのレジストパタ−ン
16の密着性を高めるために、図4の(C)に示す構造
体を150℃で30分間熱処理する。次にレジストパタ
−ン16をマスクとして用いて、サンドブラスト法によ
り、銀ペ−スト膜12の不要部分を切削して、残存する
銀ペ−スト膜部分によって厚膜微細パタ−ン18を形成
する(図4の(D))。その後、剥離液に室温から40
℃の間で3〜10分の間浸漬してレジストパタ−ンを除
去する。レジストパタ−ン除去後の構造体の水洗後、こ
れを120〜130℃の温度で水分を除去し、580℃
で焼成して、ガラス基板10の表面上に直接接触した状
態で厚膜微細パタ−ン18を固着形成する(図4の
(E))。
16の密着性を高めるために、図4の(C)に示す構造
体を150℃で30分間熱処理する。次にレジストパタ
−ン16をマスクとして用いて、サンドブラスト法によ
り、銀ペ−スト膜12の不要部分を切削して、残存する
銀ペ−スト膜部分によって厚膜微細パタ−ン18を形成
する(図4の(D))。その後、剥離液に室温から40
℃の間で3〜10分の間浸漬してレジストパタ−ンを除
去する。レジストパタ−ン除去後の構造体の水洗後、こ
れを120〜130℃の温度で水分を除去し、580℃
で焼成して、ガラス基板10の表面上に直接接触した状
態で厚膜微細パタ−ン18を固着形成する(図4の
(E))。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の厚膜パタ−ンの形成方法の工程には、二回のウェット
プロセスがある。一回目は、レジストパタ−ンの形成に
おける現像処理であり、また、二回目は、レジストパタ
−ンの剥離除去処理である。このウェット処理の際に、
厚膜が多孔質なためガラス基板と厚膜パタ−ンとの間に
処理液が滲み込んでしまう。従って、ガラス基板上に直
接接触させた状態の厚膜微細パタ−ンを形成する場合、
例えば、ガラス基板上に微細で複雑な配線パタ−ンを形
成するような場合、ウエット処理の際に、厚膜および厚
膜微細パタ−ンのガラス基板に対する密着性が低くな
る。その結果、厚膜および厚膜微細パタ−ンが、ガラス
基板から剥れやすくなる。
の厚膜パタ−ンの形成方法の工程には、二回のウェット
プロセスがある。一回目は、レジストパタ−ンの形成に
おける現像処理であり、また、二回目は、レジストパタ
−ンの剥離除去処理である。このウェット処理の際に、
厚膜が多孔質なためガラス基板と厚膜パタ−ンとの間に
処理液が滲み込んでしまう。従って、ガラス基板上に直
接接触させた状態の厚膜微細パタ−ンを形成する場合、
例えば、ガラス基板上に微細で複雑な配線パタ−ンを形
成するような場合、ウエット処理の際に、厚膜および厚
膜微細パタ−ンのガラス基板に対する密着性が低くな
る。その結果、厚膜および厚膜微細パタ−ンが、ガラス
基板から剥れやすくなる。
【0009】従って、この発明の目的は、サンドブラス
ト法を用いてガラス基板上に、厚膜微細パタ−ンを形成
するに当たり、ウェット処理により、厚膜および厚膜微
細パタ−ンがガラス基板上から剥離する虞の無い、厚膜
微細パタ−ンの形成方法を提供することである。
ト法を用いてガラス基板上に、厚膜微細パタ−ンを形成
するに当たり、ウェット処理により、厚膜および厚膜微
細パタ−ンがガラス基板上から剥離する虞の無い、厚膜
微細パタ−ンの形成方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明の厚膜微細パタ−ン形成方法によれば、下
記のような工程上の特徴を有する。
め、この発明の厚膜微細パタ−ン形成方法によれば、下
記のような工程上の特徴を有する。
【0011】サンドブラスト法を用いて、ガラス基板上
に厚膜微細パタ−ンを形成するに当たり、 (a)ガラス基板上に、セルロ−ス系もしくはアクリル
系の樹脂層を形成する。
に厚膜微細パタ−ンを形成するに当たり、 (a)ガラス基板上に、セルロ−ス系もしくはアクリル
系の樹脂層を形成する。
【0012】(b)この樹脂層の上に厚膜を形成する。
【0013】(c)この厚膜上にレジストパタ−ンを形
成する。
成する。
【0014】(d)サンドブラスト法により、ウエット
処理を経て厚膜微細パタ−ンを形成する。
処理を経て厚膜微細パタ−ンを形成する。
【0015】(e)この厚膜微細パタ−ンを形成した
後、レジストパタ−ンを除去する。
後、レジストパタ−ンを除去する。
【0016】(f)レジストパタ−ンを除去した後、こ
の厚膜微細パタ−ンを形成したガラス基板を焼成して樹
脂層を分解し、この厚膜微細パタ−ンをガラス基板に固
着させる。
の厚膜微細パタ−ンを形成したガラス基板を焼成して樹
脂層を分解し、この厚膜微細パタ−ンをガラス基板に固
着させる。
【0017】
【作用】この発明の厚膜微細パタ−ンを形成する方法に
よれば、ガラス基板と厚膜との間に、樹脂層を設けてい
る。この樹脂層が固着剤として作用するので、ガラス基
板と厚膜との密着性を高め、ウェット処理による厚膜お
よび厚膜微細パタ−ンの剥離を防止することができる。
しかも、ウエット処理の終了後に、樹脂層を分解し、厚
膜微細パタ−ンをガラス基板に固着させるので、ガラス
基板上に厚膜微細パタ−ンを直接接触させて設けること
ができる。
よれば、ガラス基板と厚膜との間に、樹脂層を設けてい
る。この樹脂層が固着剤として作用するので、ガラス基
板と厚膜との密着性を高め、ウェット処理による厚膜お
よび厚膜微細パタ−ンの剥離を防止することができる。
しかも、ウエット処理の終了後に、樹脂層を分解し、厚
膜微細パタ−ンをガラス基板に固着させるので、ガラス
基板上に厚膜微細パタ−ンを直接接触させて設けること
ができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の厚膜微細
パタ−ンを形成する方法の一実施例について説明する。
尚、以下に参照する図は、この発明が理解できる程度に
各構成成分の大きさ、形状、および配置関係を概略的に
示してあるにすぎない。また、以下述べる実施例は、単
なる好適例にすぎず、従って、この発明はこの実施例に
のみ限定されるものではない。
パタ−ンを形成する方法の一実施例について説明する。
尚、以下に参照する図は、この発明が理解できる程度に
各構成成分の大きさ、形状、および配置関係を概略的に
示してあるにすぎない。また、以下述べる実施例は、単
なる好適例にすぎず、従って、この発明はこの実施例に
のみ限定されるものではない。
【0019】先ず、図1の(A)〜(C)を参照して、
この発明の基本的実施例につき説明する。図1の(A)
〜(C)は、この発明の厚膜微細パタ−ンの形成方法を
説明するための工程図であり、各図は主要工程で得られ
る構造体の断面図を概略的に示している。
この発明の基本的実施例につき説明する。図1の(A)
〜(C)は、この発明の厚膜微細パタ−ンの形成方法を
説明するための工程図であり、各図は主要工程で得られ
る構造体の断面図を概略的に示している。
【0020】先ず、ガラス基板上に、セルロ−ス系もし
くはアクリル系の樹脂層を形成し、この樹脂層の上に厚
膜を形成し、この厚膜上にレジストパタ−ンを形成する
(図1の(A))。
くはアクリル系の樹脂層を形成し、この樹脂層の上に厚
膜を形成し、この厚膜上にレジストパタ−ンを形成する
(図1の(A))。
【0021】次に、サンドブラスト法により、ウエット
処理を経て厚膜微細パタ−ンを形成する(図1の
(B))。
処理を経て厚膜微細パタ−ンを形成する(図1の
(B))。
【0022】厚膜微細パタ−ンを形成した後、レジスト
パタ−ンを除去し、その後、この厚膜パタ−ンを形成し
たガラス基板を焼成して、樹脂層を分解し、厚膜微細パ
タ−ンをガラス基板に固着させる(図1の(C))。
パタ−ンを除去し、その後、この厚膜パタ−ンを形成し
たガラス基板を焼成して、樹脂層を分解し、厚膜微細パ
タ−ンをガラス基板に固着させる(図1の(C))。
【0023】次に、この発明のより具体的な実施例につ
き説明する。
き説明する。
【0024】図2は、この発明のガラス基板上への厚膜
微細パタ−ンの形成方法の一実施例を示す工程図であ
る。
微細パタ−ンの形成方法の一実施例を示す工程図であ
る。
【0025】先ず、ガラス基板50上に、樹脂を有機溶
剤に溶解したアクリル樹脂ペ−スト(東京応化製)を、
スクリ−ン印刷法により印刷する。この樹脂ペ−ストを
135℃で10分間乾燥して、ガラス基板50上に、樹
脂層52を形成する(図2の(A))。
剤に溶解したアクリル樹脂ペ−スト(東京応化製)を、
スクリ−ン印刷法により印刷する。この樹脂ペ−ストを
135℃で10分間乾燥して、ガラス基板50上に、樹
脂層52を形成する(図2の(A))。
【0026】次に、この樹脂層52上に厚膜ペ−ストと
して銀ペ−スト(Electoro ScienceLaboratories 社
製、#590(商品番号))をスクリ−ン印刷法で印刷
する。この銀ペ−ストを135℃で10分間乾燥させる
ことにより、樹脂層52上に厚膜54を形成する(図2
(B))。
して銀ペ−スト(Electoro ScienceLaboratories 社
製、#590(商品番号))をスクリ−ン印刷法で印刷
する。この銀ペ−ストを135℃で10分間乾燥させる
ことにより、樹脂層52上に厚膜54を形成する(図2
(B))。
【0027】次に、この厚膜54上に、耐サンドブラス
トレジスト、東京応化製、ORDYL BF−200
(商品名)を用いたレジスト層56を形成する(図1の
(C))。
トレジスト、東京応化製、ORDYL BF−200
(商品名)を用いたレジスト層56を形成する(図1の
(C))。
【0028】このトレジスト層56を露光した後、これ
を0.2%炭酸ソ−ダ水溶液で現像する。この場合の露
光は、後工程で形成される厚膜微細パタ−ンと同じパタ
−ンのレジストパタ−ンが形成できるような露光とす
る。
を0.2%炭酸ソ−ダ水溶液で現像する。この場合の露
光は、後工程で形成される厚膜微細パタ−ンと同じパタ
−ンのレジストパタ−ンが形成できるような露光とす
る。
【0029】次に、露光済のレジスト層56を純水で洗
浄後、120℃で10分間乾燥する。その結果、厚膜5
4上に微細幅のレジストパタ−ン58を形成する(図2
の(D))。その後、このレジストパタ−ン58と、こ
の厚膜54の密着性を高めるために、150℃で30分
間熱処理を行う。
浄後、120℃で10分間乾燥する。その結果、厚膜5
4上に微細幅のレジストパタ−ン58を形成する(図2
の(D))。その後、このレジストパタ−ン58と、こ
の厚膜54の密着性を高めるために、150℃で30分
間熱処理を行う。
【0030】次に、レジストパタ−ン58をマスクとし
て用いて、この部分の除去は、好ましくは、サンドブラ
ストマシン(不二製作所製、微粉タイプ)を用いて切削
するのが良い。パタ−ン間の開口部に露出している厚膜
54の部分を除去して厚膜微細パタ−ン60を形成する
(図3の(A))。研磨剤にはモ−ス硬度12のアルミ
ナ粉末を用いる。研磨剤の粒径は、パタ−ン間距離Lの
1/3のものが切削の効率が良いので望ましい。この実
施例では、パタ−ン間距離Lを150μmとしたので、
粒径が40〜50μmの研磨剤を用いる。尚、アルミナ
粉末を研磨剤として用いた場合は、ガラス基板50に傷
が付き、ガラス基板50がすりガラス状になる。これを
防ぐには、モ−ス硬度2程度の研磨剤、例えば、不二製
作所製、フジランダムS−2(商品名)を用いれば良
い。研磨剤はエアブロ−で除去する。尚、この厚膜微細
パタ−ン60の形成の際に、この切削は樹脂層に対して
も行われ、この樹脂層パタ−ン62も形成される(図3
の(A))。
て用いて、この部分の除去は、好ましくは、サンドブラ
ストマシン(不二製作所製、微粉タイプ)を用いて切削
するのが良い。パタ−ン間の開口部に露出している厚膜
54の部分を除去して厚膜微細パタ−ン60を形成する
(図3の(A))。研磨剤にはモ−ス硬度12のアルミ
ナ粉末を用いる。研磨剤の粒径は、パタ−ン間距離Lの
1/3のものが切削の効率が良いので望ましい。この実
施例では、パタ−ン間距離Lを150μmとしたので、
粒径が40〜50μmの研磨剤を用いる。尚、アルミナ
粉末を研磨剤として用いた場合は、ガラス基板50に傷
が付き、ガラス基板50がすりガラス状になる。これを
防ぐには、モ−ス硬度2程度の研磨剤、例えば、不二製
作所製、フジランダムS−2(商品名)を用いれば良
い。研磨剤はエアブロ−で除去する。尚、この厚膜微細
パタ−ン60の形成の際に、この切削は樹脂層に対して
も行われ、この樹脂層パタ−ン62も形成される(図3
の(A))。
【0031】次に、この厚膜微細パタ−ンを形成した基
板を、有機アルカリ剥離液(東京応化製)に、室温〜4
0℃で3〜10分間浸漬し、水洗してレジストパタ−ン
58を剥離除去する(図3の(B))。
板を、有機アルカリ剥離液(東京応化製)に、室温〜4
0℃で3〜10分間浸漬し、水洗してレジストパタ−ン
58を剥離除去する(図3の(B))。
【0032】次に、このレジストパタ−ンを剥離除去し
た基板を、580℃(ピ−ク保持時間10分間)で焼成
し、樹脂層パタ−ン62を分解する。その結果、厚膜微
細パタ−ン60が、ガラス基板50上に直に、即ち、直
接接触した状態で固着する。(図3の(C))。尚、焼
成後は、樹脂層が無くとも厚膜微細パタ−ンはガラス基
板に固着しているので、ウエット処理を施しても厚膜微
細パタ−ンがガラス基板から剥離する虞は無い。
た基板を、580℃(ピ−ク保持時間10分間)で焼成
し、樹脂層パタ−ン62を分解する。その結果、厚膜微
細パタ−ン60が、ガラス基板50上に直に、即ち、直
接接触した状態で固着する。(図3の(C))。尚、焼
成後は、樹脂層が無くとも厚膜微細パタ−ンはガラス基
板に固着しているので、ウエット処理を施しても厚膜微
細パタ−ンがガラス基板から剥離する虞は無い。
【0033】上述した実施例では、この発明を特定の材
料を使用し、また、特定の条件で形成した例につき説明
したが、この発明は多くの変更および変形を行うことが
できる。例えば、上述した実施例では、樹脂ペ−ストと
して、アクリル樹脂ペ−ストを用いた例について説明し
たが、この発明では、セルロ−ス系樹脂を有機溶剤に溶
解したペ−スト、例えば、奥野製薬製、スクリ−ンペ−
スト#6009(商品名)を用いてもよい。また、厚膜
ペ−ストは銀ペ−ストに限らず、誘電体、抵抗体、導体
いずれのペ−ストを用いてもよい。
料を使用し、また、特定の条件で形成した例につき説明
したが、この発明は多くの変更および変形を行うことが
できる。例えば、上述した実施例では、樹脂ペ−ストと
して、アクリル樹脂ペ−ストを用いた例について説明し
たが、この発明では、セルロ−ス系樹脂を有機溶剤に溶
解したペ−スト、例えば、奥野製薬製、スクリ−ンペ−
スト#6009(商品名)を用いてもよい。また、厚膜
ペ−ストは銀ペ−ストに限らず、誘電体、抵抗体、導体
いずれのペ−ストを用いてもよい。
【0034】
【発明の効果】この発明のガラス基板上への厚膜微細パ
タ−ンの形成方法によれば、ガラス基板と、厚膜との間
に、樹脂層を設けることにより、ガラス基板の厚膜の密
着性を高めることができる。従って、ガラス基板上に直
接接触させた状態の厚膜微細パタ−ンを形成する場合、
例えば、ガラス基板上に微細で複雑な配線パタ−ンを形
成するような場合、ウエット処理の際に、ガラス基板か
らの厚膜微細パタ−ンの剥離を防止することができる。
タ−ンの形成方法によれば、ガラス基板と、厚膜との間
に、樹脂層を設けることにより、ガラス基板の厚膜の密
着性を高めることができる。従って、ガラス基板上に直
接接触させた状態の厚膜微細パタ−ンを形成する場合、
例えば、ガラス基板上に微細で複雑な配線パタ−ンを形
成するような場合、ウエット処理の際に、ガラス基板か
らの厚膜微細パタ−ンの剥離を防止することができる。
【0035】しかも、焼成後は、厚膜微細パタ−ンがガ
ラス基板に固着しているので、焼成後にウエット処理を
施しても厚膜微細パタ−ンが、ガラス基板から剥離する
虞は無い。
ラス基板に固着しているので、焼成後にウエット処理を
施しても厚膜微細パタ−ンが、ガラス基板から剥離する
虞は無い。
【図1】(A)〜(C)は、この発明の厚膜微細パタ−
ンの形成方法の説明に供する工程図である。
ンの形成方法の説明に供する工程図である。
【図2】(A)〜(D)は、この発明の厚膜微細パタ−
ンの形成方法の説明に供する前半の工程図である。
ンの形成方法の説明に供する前半の工程図である。
【図3】(A)〜(C)は、この発明の厚膜微細パタ−
ンの形成方法の説明に供する後半の工程図である。
ンの形成方法の説明に供する後半の工程図である。
【図4】(A)〜(E)は、従来の、サンドブラスト法
を用いたガラス基板上への厚膜微細パタ−ンの形成方法
の説明に供する工程図である。
を用いたガラス基板上への厚膜微細パタ−ンの形成方法
の説明に供する工程図である。
10 ガラス基板 12 銀ペ−スト膜 14 耐サンドブラストレジスト層 16 レジストパタ−ン 18 厚膜微細パタ−ン 50 ガラス基板 52 樹脂層 54 厚膜 56 レジスト層 58 レジストパタ−ン 60 厚膜微細パタ−ン 62 樹脂層パタ−ン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤井 秀夫 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 サンドブラスト法を用いて、ガラス基板
上に厚膜微細パタ−ンを形成するに当たり、 (a)ガラス基板上に、セルロ−ス系もしくはアクリル
系の樹脂層を形成する工程と、 (b)該樹脂層の上に厚膜を形成する工程と、 (c)該厚膜上にレジストパタ−ンを構成する工程と、 (d)該厚膜上にサンドブラスト法により、厚膜微細パ
タ−ンを形成する工程と、 (e)該厚膜微細パタ−ン形成後に、前記レジストパタ
−ンを除去する工程と、 (f)前記レジストパタ−ンを除去した後、該厚膜微細
パタ−ンを形成したガラス基板を焼成して前記樹脂層を
分解し、該厚膜微細パタ−ンを前記ガラス基板に固着さ
せる工程とを含むことを特徴とする厚膜微細パタ−ンの
形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19504592A JP2662344B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 厚膜微細パターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19504592A JP2662344B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 厚膜微細パターン形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645727A true JPH0645727A (ja) | 1994-02-18 |
JP2662344B2 JP2662344B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=16334631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19504592A Expired - Fee Related JP2662344B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 厚膜微細パターン形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2662344B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE41972E1 (en) | 1994-07-20 | 2010-11-30 | Sandvik Intellectual Property Ab | Aluminum oxide coated tool |
US9103276B2 (en) | 2010-10-29 | 2015-08-11 | Obrist Powertrain Gmbh | Machine combination comprising an internal combustion engine and a generator |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP19504592A patent/JP2662344B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE41972E1 (en) | 1994-07-20 | 2010-11-30 | Sandvik Intellectual Property Ab | Aluminum oxide coated tool |
US9103276B2 (en) | 2010-10-29 | 2015-08-11 | Obrist Powertrain Gmbh | Machine combination comprising an internal combustion engine and a generator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2662344B2 (ja) | 1997-10-08 |
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