JPH0645678Y2 - 多段真空エゼクタ−ポンプの消音装置 - Google Patents

多段真空エゼクタ−ポンプの消音装置

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JPH0645678Y2
JPH0645678Y2 JP1986138556U JP13855686U JPH0645678Y2 JP H0645678 Y2 JPH0645678 Y2 JP H0645678Y2 JP 1986138556 U JP1986138556 U JP 1986138556U JP 13855686 U JP13855686 U JP 13855686U JP H0645678 Y2 JPH0645678 Y2 JP H0645678Y2
Authority
JP
Japan
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chamber
nozzle
final
stage nozzle
exhaust
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JP1986138556U
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JPS6345097U (ja
Inventor
国男 三須
仁 今泉
Original Assignee
岩田塗装機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、圧縮空気を多段のノズルディフューザを通す
ことによってポンプ室内に真空力を発生させる多段真空
エゼクターポンプにおいて、特に、全長を短く押えて小
形化を図りながら排気音の低減を図った消音装置に関す
る。
[従来の技術] 一般に真空エゼクターポンプは、1個のノズルと1個の
ディフューザからなる単段真空エゼクターポンプが主流
である。単段真空エゼクターポンプは、上記の構成のた
め、真空エゼクターポンプ本体のノズル方向の全長も短
い。よって、その最終ディフューザが配されている排気
室より、前記ディフューザの軸方向に、すなわち、排気
流の方向に、エゼクターポンプ本体より外部に突出する
ように、独立の消音器が取り付けられ、排気音の低減を
図っていた。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、吸引空気量の増加を図った多段真空エゼクタ
ーポンプにおいては、当然の如く、ノズルディフューザ
の組合せの数が多く、そのため、多段エゼクターポンプ
本体のノズルの軸方向の全長が長くなる。そのため、ポ
ンプの最終段ノズルの軸方向に、すなわち排気流の方向
の外方に突出して、従来の単段真空エゼクターポンプと
同様の独立の空胴形消音器を取り付けた場合は、多段真
空エゼクターポンプ本体の全長が一層長くなり、多段真
空エゼクターポンプを吸脱着搬送装置等(以下、端端に
装置という)に取り付けの際は、突出する消音器の部分
が邪魔になり、多段真空エゼクターポンプを取り付ける
ための装置に取り付けが出来なかったりするため、多段
真空エゼンターポンプを取り付けるための装置の構造を
無理に変更しなければならないという不具合が生じてい
た。又、独立の消音器自体のコストも高く、製造コスト
の上昇を余儀なくされていた。
よって、本考案は、多段真空エゼクターポンプの本体部
のノズル方向の全長が独立の消音器を本体の外部に突出
して取り付けることによって長くなるのを防止し、多段
真空エゼクターポンプとして、排気音の低減を満足しな
がら、単段真空エゼクターポンプと同程度の小形化を図
ることを目的としたものである。
[問題点を解決するための手段] 本体内に複数のノズルおよびポンプ室を配設して構成さ
れる多段真空エゼクターポンプにおいて、最終段ノズル
を囲んでこれを迂回する迂回通路とする最終段ノズル室
を、該最終段ノズル室と区画隣接して排気室をそれぞれ
形成するとともに、該排気室に前記最終段ノズルの出口
開口端部に臨ませ、さらに、前記排気室と前記最終段ノ
ズル室とを連通する戻り通路を形成して、該戻り通路に
消音フィルターを配設し、前記戻り通路の反対側に位置
した前記最終段ノズル室の外壁に、大気と連通して形成
してなる排気孔を構成して問題点を解決させた。
[作用] 第1図に示す如く、最終段ノズル4より排出した空気
を、 排気室8の前方内壁に衝突させる。
次に流れの向きを2度直角方向に変えて戻り通路9に
導く。
次に戻り通路9内に配設された消音フィルター10を通
過させる。
次に最終段ノズル室7に入流させ、流れの向きを直角
方向に変えて、該最終段ノズル室7と該最終段ノズル室
7を貫通してとりつけられた最終段ノズルの周囲に形成
される空間、すなわち迂回通路を通過させ、互いに流れ
を衝突させる。
最後に、排気孔11で収縮させたのち大気に向けて膨張
放出させる。
以上、前記による衝突、前記による向き変更、前記
による吸音、前記による向き変更、衝突、前記に
よる収縮、膨張作用にて、最終段ノズル4を出たのち排
気流から発する騒音を、3度に亘る90°の折曲通路で回
折消音させるとともに、戻り通路9内に配設した消音フ
ィルター10にて消音し、騒音を低減させることによって
最終段ノズル室7より排出したときに生じる空気の排気
音を、多段真空エゼクターポンプのノズル方向に突出し
て独立の消音器を取り付けた場合と同水準まで低減させ
た。
[実施例] 第1図にもとずいて説明すると、1は多段真空エゼクタ
ーポンプの本体で該本体1内には、圧縮空気の流出側か
ら見て、第1ノズル2、第2ノズル3、第3ノズル4
が、又、第1ノズル2と第2ノズル3間には、第1ポン
プ室5、第2ノズル3と第3ノズル4間には、第2ポン
プ室6をそれぞれ配設されている。さらに、第3ノズル
(以下最終段ノズルと称す)4を囲んで最終段ノズル室
7を該最終段ノズル室7と区画隣接して排気室8を形成
するとともに、該排気室8に前記最終段ノズル4の出口
開口端部を臨ませ、さらに、前記排気室8と前記最終段
ノズル室7とを連通する戻り通路9を形成して、該戻り
通路9内にスポンジ状の消音フィルター10を配設する。
さらに、前記戻り通路9側の反対側に位置する前記最終
段ノズル室7の外壁に大気と連通させる排気孔11を形成
して構成される。上記の構成のもとに、作用を述べる
と、空気圧縮機(図示せず)より供給された圧縮空気が
まず、第1ノズル2内に供給される。
次にこの圧縮空気が第1ノズルと同軸方向に配された第
2ノズル3(ディフューザの働きも持つ)、第3ノズル
4(ディフューザの働きを持つ)を通過することによ
り、第1ポンプ室5および第2ポンプ室6内の空気を吸
引するため、ポンプ室5、6内の真空度を高められるよ
うになっている。尚、該ポンプ室5,6は、図示しない吸
着搬送装置の吸着部に連絡されるようになっている。
今、最終段ノズル4より放出された空気は、まず、排
気室8内で前方内壁に衝突し、次に流れの向きを2度
直角方向に変えて、戻り通路9に流入するとともに、
戻り通路9内に配されたスポンジ状の消音フィルター10
を通過させたのち、最終段ノズル室7に入流させ、再
度、流れの向きを直角方向に変えて、該最終段ノズル室
7と該最終段ノズル室7を貫通してとりつけられた最終
段ノズル4とによって生ずる空間すなわち、該最終段ノ
ズル4の周囲を迂回する迂回通路を通過させる。該迂回
通路を前後方向に分かれて回流したのち衝突させ、最
後に前記戻り通路9の反対側の位置の最終段ノズル室7
に形成された排気孔11で収縮させたのち大気に向けて膨
張放出させる。以上の排気空気に流れに於て、前記
の折曲通路構成によって、回折による騒音の減少が
図られ、さらに戻り通路9内の消音フィルター10の吸音
による騒音の減少が図られ、これらによって、最終的に
大気に排出される圧縮空気の排気音の低減が図られたも
のである。
これによって、多段真空エゼクターポンプのノズル方向
の全長を短く押えて小形化を図りながら、最終段ノズル
室7の排気孔11より大気に排出したときに生ずる空気の
排気音を、従来の単段真空エゼクターポンプにノズルの
軸方向に突出して設けた消音器と同水準まで低減させ
た。
[効果] 空胴形の消音構造を単に小形化するには、消音効果が
低下するために小形化が困難であったが、本考案は主
に、排気室から戻り通路、最終段ノズル室を通して数度
に亘る折り曲げ通路を介して排気孔より排出させる構造
としたことにより、排気音の低減を図りながら、多段真
空エゼクターポンプ本体のノズル方向の全長は長くせず
とも、小形化が図られた。
高価な独立の消音器を別途取り付けなくとも排気音の
低減を図ることができたので、製造コストの低減が図ら
れた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の一実施例で縦断面図である。 7……最終段ノズル室 8……排気室 9……戻り通路 10……消音材 11……排気孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内に複数のノズルおよびポンプ室を配
    設して構成される多段真空エゼクターポンプにおいて、
    最終段ノズルを囲んでこれを迂回する迂回通路とする最
    終段ノズル室を、該最終段ノズル室と区画隣接して排気
    室をそれぞれ形成するとともに、該排気室に前記最終段
    ノズルの出口開口端部に臨ませ、さらに、前記排気室と
    前記最終段ノズル室とを連通する戻り通路を形成して、
    該戻り通路に消音フィルターを配設し、前記戻り通路の
    反対側に位置した前記最終段ノズル室の外壁に、大気と
    連通して形成してなる排気孔とからなる多段真空エゼク
    ターポンプの消音装置。
JP1986138556U 1986-09-11 1986-09-11 多段真空エゼクタ−ポンプの消音装置 Expired - Lifetime JPH0645678Y2 (ja)

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JPS6345097U JPS6345097U (ja) 1988-03-26
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