JPH0645376A - ダイ接合用の銀充填組成物及びその使用法 - Google Patents

ダイ接合用の銀充填組成物及びその使用法

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JPH0645376A
JPH0645376A JP3112650A JP11265091A JPH0645376A JP H0645376 A JPH0645376 A JP H0645376A JP 3112650 A JP3112650 A JP 3112650A JP 11265091 A JP11265091 A JP 11265091A JP H0645376 A JPH0645376 A JP H0645376A
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die
polyimide
siloxane
paste
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My N Nguyen
エヌ.ヌグイェン マイ
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JOHNSON MATTHEY Inc
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    • C09J179/00Adhesives based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen, with or without oxygen, or carbon only, not provided for in groups C09J161/00 - C09J177/00
    • C09J179/04Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C09J179/08Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/48Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor
    • H01L23/482Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor consisting of lead-in layers inseparably applied to the semiconductor body
    • H01L23/4827Materials
    • H01L23/4828Conductive organic material or pastes, e.g. conductive adhesives, inks
    • HELECTRICITY
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    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来のダイ接合用ペーストには、エポキシ樹
脂やポリイミド樹脂が含有され、これらの成分の中に
は、貴金属、及び液体ベヒクルが充填される。このよう
な組成物は有用であるが、欠点も幾つかあり、ダイの寸
法が大きくなるに従って、機械的ストレス及び/又は水
分によって誘因される破損を含むパッケージ信頼性欠如
問題を引き起こすことになる。これらを最小限に抑える
ペースト又は組成物を提供する。 【構成】 0.4〜1.3m/gの間の表面積及び
2.5〜4.0g/ccのタップ密度を有する銀のフレ
ーク、ポリイミド シロキサン、及び120〜220℃
の範囲の沸点を有する液体ベヒクルを含有するダイ接合
用のペースト組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な銀充填の接合組
成物に関し、例えば、シリコン ダイ又はICのチップ
のような半導体素子をプラスチック パッケージ中の金
属リード枠に接合するのに有用なものである。
【従来の技術及び課題】
【0002】従来のダイ接合用物質又はペーストには、
一つ以上の樹脂成分、例えば、エポキシ樹脂やポリイミ
ド樹脂が含有され、これらの成分の中には、貴金属、通
常金又は銀、及び液体ベヒクルが充填されるのが普通で
ある。このような組成物は有用であり、ある種の明快な
利点を有するが、欠点も幾つか存在する。これらの欠点
としては、ダイに加えられる高いストレス、貧弱な熱安
定性及びガス発生が挙げられる。この高いストレスは、
ダイ、金属リード枠及び接合剤物質間の熱膨張率の不適
当な組合せ並びに接着剤の高い剛直性によるもので、熱
によって引き起こされたストレスは固い接着剤を通じて
ダイへ伝えられる。
【0003】ダイの寸法が大きくなるに従って、上記の
問題は格段に大きくなり、機械的ストレス及び/又は水
分によって誘因される破損を含むパッケージ信頼性欠如
問題を引き起こすことになる。
【課題を解決するための手段】
【0004】本発明を要約する。本発明の主な目的は、
上記の問題をなくするか、或いはこれを最小限に抑える
ペースト又は組成物を提供することである。
【0005】簡単に記述すれば、本発明は、以下の必須
成分: 1.0.4〜1.3m/gの間の表面積及び2.5〜
4.0g/ccのタップ密度を有する銀のフレーク、
2.ポリイミド シロキサン、及び3.120〜220
℃の範囲の沸点を有する液体ベヒクル:を含有するもの
である。
【0006】本発明によれば、銀のフレークは、ペース
ト組成物の全重量の約50〜90%、好ましくは少なく
とも70%を構成すべきである。
【0007】本発明に用いられるポリイミド シロキサ
ンは、市販されており、当業界に周知である。例えば、
米国特許第4,829,131号、第4,586,99
7号及び第4,670,497号明細書を参照された
い。これらの特許明細書に開示の内容を、本明細書中に
参考文献として引用するものとする。市販のポリイミド
シロキサンの中で、本発明に用いて好ましいポリイミド
シロキサンは、「オキシム(Oxysim)」(オク
シデンタル ケミカル社(Occidental Ch
emical Corp.)製造)として知られるもの
である。これは、「硬質」のイミド区分と「軟質」のシ
ロキサン区分からなるブロック コーポリマーである。
その結果、この物質は、従来的ポリイミドよりもモヂュ
ラスが低く、水分も低い。更に、この物質は、完全にイ
ミド化すると、200℃を超えるガラス転移温度(T
g)を有して溶解性である。ガラス転移温度が高いこと
は、ある種のパッケージ信頼性試験に合格するために望
ましい。利用可能の「オキシム」は二つあり、「オキシ
ム」2020M及び「オキシム」2030Mの名称で知
られる。これらの中最初のものは、220℃のTgを有
し、シロキサンを39%含有する。後者(2030M)
は、260℃のTg及び25%のシロキサン含有量を有
する。
【0008】本発明には、多くのベヒクル又は希釈剤を
用いることができる。これらを挙げれば、例えば、アセ
トフェノン、ジグリム、トリグリム、1−メチル2−ピ
ロリディノン(NPM)、アセチル アセトン、これら
の混合物及び/又はこれらの相当物質がある。注記すれ
ば、米国特許第4,829,131号にはポリイミドシ
ロキサンが開示されているが、これはジグリムに溶解
し、マイクロエレクトロニクス産業に有用なものとされ
ている。
【0009】使用されるポリイミド シロキサンとベヒ
クルの量は、比較的広い範囲で変化させることができ
る。しかしながら、典型的には、ポリイミド シロキサ
ンは該ペーストの重量基準で7〜20%、好ましくは1
0〜20%含有される。残りは、銀のフレークを別にし
て、大部分はベヒクルである。
【0010】本発明のペースト又は組成物を用いると、
ダイのストレスが、他の従来的物質を用いて得られるス
トレスの、例えば、十分の一に減少する結果となること
が見出されている。以下に記載の表 1を参照された
い。この配合物を用いると、175℃の試験温度におい
て高いダイ剪断力、低い水分及び低いイオン汚染性が得
られる。
【0011】さて、本発明を詳細に記述する。本発明の
好ましいペーストの一つは、以下の組成からなる。
【0012】この組成物は、どんな便利な方法で調製し
てもよい。例えば、単にこれら三つの成分を同時に混合
してもよく、あるいはポリイミド シロキサンをベヒク
ルに加え、その後に銀のフレークを添加してもよい。
【0013】他の代表的な処方物としては、次のものが
ある。
【0014】使用に際しては、ペーストをリード枠の所
望の位置に置き、ICチップ又はダイをその上に乗せて
接着する。従来の場合、このようにして得たパッケージ
を次にベルトに乗せて炉に通し、炉でパッケージを加熱
し接合を完結させる。この際の加熱は、ガス及び空隙の
発生を避けるために徐々に行い、温度は炉中で10〜2
0℃/分の速度で約200〜250℃まで上げる。該複
合製品はこの温度に約20〜30分間維持し、溶剤すな
わちベヒクルが完全に除去することを確認する。この接
合を完結するには、硬化処理やそれ以上の熱処理は必要
としない。
【0015】組成A を用いたダイ剪断試験の結果は、
表 1に示す。これらの結果は、リード枠にダイを接合
する上記に要約した加熱方法に従って得られたものであ
る。最後の加熱工程には約220℃の温度を用た。
【表1】
【0016】表2 は、ダイのストレスを比較するもの
で、一つは本発明のペースト(組成A)を用いたダイ接
合に対するものを示し、他はポリイミド シロキサンで
なく単なるポリイミドを用いたものを基剤としたペース
トを使用した同じダイ接合に対するものである。
【表2】
【0017】注目されるのは、ペースト組成A を用い
た場合に、従来的ペーストで得られた曲率より10倍大
きい曲率半径のダイが得られたことである。これは、本
発明のペーストを用いるダイのストレスが、従来的ペー
ストで得られるものの約十分の一に減少されることを示
すものである。
【0018】表2 は、焼鈍後、組成A を用いて接合
したダイに対するストレス値が更に格段に減少したこと
も示している。これは明らかに、ポリアミド シロキサ
ン成分が熱可塑性であり、200〜230℃の焼鈍しで
ストレスが相当に緩和し、従来的ポリイミドが熱硬化性
で、更に高温で処理されるとダイのストレスが増加する
ものとは異なるという事実によるものである。
【0019】ポリイミド樹脂或いはエポキシ樹脂を用い
ることを基本とする従来的ペーストの場合、過度のスト
レスがダイにかかるのは、そのモデュラスG が高いこ
とによるものであるように思える。例えば、従来的に用
いられるポリイミド樹脂もエポキシ樹脂も500〜10
00(Kpsi)ものモデュラスG を有するに対し、
本発明に用いられるポリイミド シロキサン樹脂は、1
25〜145の範囲のモデュラスG を有するに過ぎな
い。また注目されるのは、200℃より相当低いTg、
例えば、125〜150℃を有するポリイミド シロキ
サンは、温度サイクル試験や熱衝撃試験のような信頼性
試験に合格するのは困難であるということである。本発
明に用いられるポリイミド シロキサンは、ガラス転移
温度(Tg)と125〜145程度の低いモデュラス
(G)との適当な組合せを有しているので、ダイに極め
て低いストレスしかかけないことと同時に満足的かつ効
果的な結果を信頼性試験においても得られるものと思わ
れる。
【0020】上記の発明には多くの改変が可能であるこ
とは理解されよう。従って、前記の特許請求の範囲には
いるものが、本発明の範囲であると定義される。
【手続補正書】
【提出日】平成3年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名祢】 ダイ接合用の銀充填組成物及びその使
用法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な銀充填の接合組
成物に関し、例えば、シリコン ダイ又は1Cのチップ
のような半導体素子をプラスチック パッケージ中の金
属リード枠に接合するのに有用なものである。
【従来の技術及び課題】
【0002】従来のダイ接合用物質又はプーストには、
一つ以上の樹脂成分、例えば、エポキシ樹脂やポリイミ
ド樹脂が含有され、これらの成分の中には、貴金属、通
常金又は銀、及び液体ベヒクルが充填されるのが普通で
ある。このような組成物は有用であり、ある種の明快な
利点を有するが、欠点も幾つか存在する。これらの欠点
としては、ダイに加えられる高いストレス、貧弱な熱安
定性及びガス発生が挙げられる。この高いストレスは、
ダイ、金属リード枠及び接合剤物質間の熱膨張率の不適
当な組合せ並びに接着剤の高い剛直性によるもので、熱
によって引き起こされたストレスは固い接着剤を通じて
ダイへ伝えられる。
【0003】ダイの寸法が大きくなるに従って、上記の
問題は格段に大きくなり、機械的ストレス及び/又は水
分によって誘因される破損を含むパッケージ信頼性欠如
問題を引き起こすことになる。
【課題を解決するための手段】
【0004】本発明を要約する。本発明の主な目的は、
上記の問題をなくするか、或いはこれを最小限に抑える
ペースト又は組成物を提供することである。
【0005】簡単に記述すれば、本発明は、以下の必須
成分: 1. 0.4〜1.3m/gの間の表面積及び2.5
〜4.0g/ccのタップ密度を有する銀のフレーク、
2. ポリイミド シロキサン、及び3. 120〜2
20℃の範囲の沸点を有する液体ベヒクル:を含有する
ものである。
【0006】本発明によれば、銀のフレークは、ペース
ト組成物の全重量の約50〜90%、好ましくは少なく
とも70%を構成すべきである。
【0007】本発明に用いられるポリイミド シロキサ
ンは、市販されており、当業界に周知である。例えば、
米国特許第4,829,131号、第4,586,99
7号及び第4,670,497号明細書を参照された
い。これらの特許明細書に開示の内容を、本明細書中に
参考文献として引用するものとする。市販のポリイミド
シロキサンの中で、本発明に用いて好ましいポリイミド
シロキサンは、「オキシム(Oxysim)」(オク
シデンタル ケミカル社(Occidental Ch
emica1 Corp.)製造)として知られるもの
である。これは、「硬質」のイミド区分と「軟質」のシ
ロキサン区分からなるブロック コーポリマーである。
その結果、この物質は、従来的ポリイミドよりもモジュ
ラスが低く、水分も低い。更に、この物質は、完全にイ
ミド化すると、200℃を超えるガラス転移温度(T
g)を有して溶解性である。ガラス転移温度が高いこと
は、ある種のパッケージ信頼性試験に合格するために望
ましい。利用可能の「オキシム」は二つあり、「オキシ
ム」2020M及び「オキシム」2030Mの名称で知
られる。これらの中最初のものは、220℃のTgを有
し、シロキサンを39%含有する。後者(2030M)
は、260℃のTg及び25%のシロキサン含有量を有
する。
【0008】本発明には、多くのベヒクル又は希釈剤を
用いることができる。これらを挙げれば、例えば、アセ
トフェノン、ジグリム、トリグリム、1−メチル2−ピ
ロリデイノン(NPM)、アセチン アセトン、これら
の混合物及び/又はこれらの相当物質がある。注記すれ
ば、米国特許第4,829,131号にはポリイミドシ
ロキサンが開示されているが、これはジグリムに溶解
し、マイクロエレクトロニクス産業に有用なものとされ
ている。
【0009】使用されるポリイミド シロキサンとベヒ
クルの量は、比較的広い範囲で変化させることができ
る。しかしながら、典型的には、ポリイミド シロキサ
ンは該ペーストの重量基準で7〜20%、好ましくは1
0〜20%含有される。残りは、銀のフレークを別にし
て、大部分はベヒクルである。
【0010】本発明のペースト又は組成物を用いると、
ダイのストレスが、他の従来的物質を用いて得られるス
トレスの、例えば、十分の一に減少する結果となること
が見出されている。以下に記載の表1を参照されたい。
この配合物を用いると、175℃の試験温度において高
いダイ剪断力、低い水分及び低いイオン汚染性が得られ
る。
【0011】さて、本発明を詳細に記述する。本発明の
好ましいペーストの一つは、以下の組成からなる。
【0012】この組成物は、どんな便利な方法で調製し
てもよい。例えば、単にこれら三つの成分を同時に混合
してもよく、あるいはポリイミド シロキサンをベヒク
ルに加え、その後に銀のフレークを添加してもよい。
【0013】他の代表的な処方物としては、次のものが
ある。
【0014】使用に際しては、ペーストをリード枠の所
望の位置に置き、1Cチップ又はダイをその上に乗せて
接着する。従来の場合、このようにして得たパッケージ
を次にベルトに乗せて炉に通し、炉でパッケージを加熱
し接合を完結させる。この際の加熱は、ガス及び空隙の
発生を避けるために徐々に行い、温度は炉中で10〜2
0℃/分の速度で約200〜250℃まで上げる。該複
合製品はこの温度に約20〜30分間維持し、溶剤すな
わちベヒクルが完全に除去することを確認する。この接
合を完結するには、硬化処理やそれ以上の熱処理は必要
としない。
【0015】組成Aを用いたダイ剪断試験の結果は、表
1に示す。これらの結果は、リード枠にダイを接合する
上記に要約した加熱方法に従って得られたものである。
最後の加熱工程には約220℃の温度を用いた。
【表1】
【0016】表2は、ダイのストレスを比較するもの
で、一つは本発明のペースト(組成A)を用いたダイ接
合に対するものを示し、他はポリイミド シロキサンで
なく単なるポリイミドを用いたものを基剤としたペース
トを使用した同じダイ接合に対するものである。
【表2】
【0017】注目されるのは、ペースト組成Aを用いた
場合に、従来的ペーストで得られた曲率より10倍大き
い曲率半径のダイが得られたことである。これは、本発
明のペーストを用いるダイのストレスが、従来的ペース
トで得られるものの約十分の一に減少されることを示す
ものである。
【0018】表2は、焼鈍後、組成Aを用いて接合した
ダイに対するストレス値が更に格段に減少したことも示
している。これは明らかに、ポリアミド シロキサン成
分が熱可塑性であり、200〜230℃の焼鈍しでスト
レスが相当に緩和し、従来的ポリイミドか熱硬化性で、
更に高温で処理されるとダイのストレスが増加するもの
とは異なるという事実によるものである。
【0019】ポリイミド樹脂或いはエポキシ樹脂を用い
ることを基本とする従来的ペーストの場合、過度のスト
レスがダイにかかるのは、そのモデュラスGが高いこと
によるものであるように思える。例えば、従来的に用い
られるポリイミド樹脂もエポキシ樹脂も500〜100
0(Kpsi)ものミデュラスGを有するに対し、本発
明に用いられるポリイミド シロキサン樹脂は、125
〜145の範囲のモデュラスGを有するに過ぎない。ま
た注目されるのは、200℃より相当低いTg、例え
ば、125〜150℃を有するポリイミド シロキサン
は、温度サイクル試験や熱衝撃試験のような信頼性試験
に合格するのは困難であるということである。本発明に
用いられるポリイミド シロキサンは、ガラス転移温度
(Tg)と125〜145程度の低いモデュラス(G)
との適当な組合せを有しているので、ダイに極めて低い
ストレスしかかけないことと同時に満足的かつ効果的な
結果を信頼性試験においても得られるものと思われる。
【0020】上記の発明には多くの改変が可能であるこ
とは理解されよう。従って、前記の特許請求の範囲には
いるものが、本発明の範囲であると定義される。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.4〜1.3m/gの間の表面積及
    び2.5〜4.0g/ccのタップ密度を有する銀のフ
    レーク、ポリイミド シロキサン、及び120〜220
    ℃の範囲の沸点を有する液体ベヒクルを含有するダイ接
    合用のペースト組成物。
  2. 【請求項2】 液体ベヒクルが、アセトフェノン、ジグ
    リム、トリグリム、1−メチル2−ピロリディノン、ア
    セチル アセトン又はこれらの混合物である請求項1
    記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ポリイミド シロキサンが、硬質イミド
    区分及び軟質シロキサン区分のブロック コーポリマー
    で、200℃を超えるガラス転移温度を有する請求項2
    記載の組成物。
  4. 【請求項4】 ポリイミド シロキサンが、125〜1
    45程度のモジュラスG(Kpsi)を有する請求項3
    記載の組成物。
  5. 【請求項5】 銀のフレークを50〜90% 、ポリイ
    ミドシロキサンを7〜20%含有し、残りは実質上ベヒ
    クルである請求項3 記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ダイを基板に接合する方法において、接
    合媒体として、請求項1 記載の組成物を使用する方
    法。
JP3112650A 1990-02-21 1991-02-21 ダイ接合用の銀充填組成物及びその使用法 Pending JPH0645376A (ja)

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US48305090A 1990-02-21 1990-02-21
US483050 1990-02-21

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TW301843B (en) * 1994-11-15 1997-04-01 Ibm Electrically conductive paste and composite and their use as an electrically conductive connector
EP0805616A1 (en) * 1996-05-03 1997-11-05 International Business Machines Corporation Electrically conductive compositions
CN1081212C (zh) * 1996-11-20 2002-03-20 国际商业机器公司 用于电互连的无线导电复合物
CN1053516C (zh) * 1996-12-24 2000-06-14 广东肇庆风华电子工程开发有限公司 表面贴装用片式多层瓷介电容器全银可镀端头浆料

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EP0443841A2 (en) 1991-08-28
CN1063888A (zh) 1992-08-26
KR910021457A (ko) 1991-12-20

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