JPH0645369B2 - ブリスター包装機に於けるフィルムの加熱方法 - Google Patents

ブリスター包装機に於けるフィルムの加熱方法

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JPH0645369B2
JPH0645369B2 JP60227329A JP22732985A JPH0645369B2 JP H0645369 B2 JPH0645369 B2 JP H0645369B2 JP 60227329 A JP60227329 A JP 60227329A JP 22732985 A JP22732985 A JP 22732985A JP H0645369 B2 JPH0645369 B2 JP H0645369B2
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heated
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリプロピレンフィルム、PVCフィルム等の
樹脂のフィルムを用いて薬品等の物品を包装するブリス
ター包装機に於いて、前記フィルムの両面より均一に加
熱し、かつ温度制御を正確に行え、スタート立ち上がり
時でも安定した温度により加熱が行えるようになしたブ
リスター包装機に於けるフィルムの加熱方法に関するも
のである。
〔従来の技術とその問題点〕
連続して繰り出される長尺の樹脂フィルムを加熱し、そ
の後、形成した所望物品を包装するブリスター包装機に
於いて、前記樹脂フィルムを加熱する加熱手段として、
第4図に示す如く平板状の加熱盤を水平状に配設し、上
下に対向する加熱盤間内をフィルムを通過せしめて所望
の加熱を行い、この加熱後、直ちに成形型にて成形す
る。従ってこの加熱盤に隣接してその横方向に成形型が
配設される。さらに加熱成形後、フィルムの歪みをなく
するためには成形後直ちに冷却することが望ましく、従
ってこの成形型に隣接して冷却ロールが配設される。
この加熱盤・成形型・冷却ロールを横一列に配列すると
包装機の全長が長くなると共に、加熱盤の水平配置によ
り、これにて加熱されるフィルムの加熱温度が不均一と
なる。この原因として種々考えられる。例えば上下に対
向配設される加熱盤間の加熱された空気は該加熱盤の端
部に於いて、外気中に放出されるが、加熱盤中央部分の
空気は排出しにくく、内部にたまり、このため同じ加熱
盤にあっても部分的に加熱温度に差が生じ、加熱盤中央
部の温度が、その周辺部よりも高くなる。また上下の加
熱盤間をフィルムが移動することにより、またフィルム
のたるみによりわずかに空気の流れが乱され、温度に変
動が生じたり、自然滞留によりフィルムの上面では冷却
され、下面では加熱され、フィルム上下面での熱の不均
一が生じる。さらには加熱盤の上下に於いても加熱温度
は異なる。これは一般に上方の加熱盤は下方のものより
温度が高くなるためである。
又フィルムの加熱温度が不均一となるだけでなく、包装
機をフィルムの交換、休息時間、後工程のトラブル発生
などに於いて一時停止させる場合、上下の加熱盤間は開
いているが、加熱盤のヒータは加熱状態となっているた
めに、この包装機の停止時間が長くなると輻射熱により
フィルムが加熱され軟化してフィルムにたるみが生じ、
これがためフィルムが垂れ下がって下方の加熱盤に接触
して溶融して使用不能となったりすることがある。さら
には上下の加熱盤間の空気の流れ状況が包装機の停止時
と運転時に於いて、大幅に変化する。このため包装機の
運転を再開しても、フィルム加熱が安定するまでにかな
りの時間を要し、このためフィルムのロスが多くなると
共に、実質作業時間が短くされ、生産効率が低下する等
の欠点がある。この加熱温度の不均一は温度コントロー
ルの精度をいかに上げても上述の原因により解消するこ
とは困難であった。特にPPフィルムの性質からして、
この加熱温度を均一にすることが要望されている。
〔問題点の解決手段〕
本発明は上記の点に鑑み、温度斑を防止し、かつ加熱温
度の制御を容易とすることを目的とするもので、ロール
フイルムより繰出されるフイルムを加熱手段を通過さ
せ、軟化してこれと近接した成形型にて所望形状に形成
し、これに被包装物を供給して包装するブリスター包装
機において、上記加熱手段はフイルムを挟む対をなす平
板状の加熱盤により構成し、かつ両加熱盤は相互間を近
接離間させる開閉機構を備え、該加熱手段は垂直あるい
は垂直に近い状態もしくは水平より適宜角度傾斜した状
態に取付け、フイルムを加熱手段の下方から上方に向け
て通過させ、フイルムの送り方向と空気流とを一致さ
せ、フイルムに対し内外からの均一な加熱と、両加熱盤
を開閉機構によりフイルムの加熱時とフイルム移行時等
フイルムの移行速度に応じ予め設定された所定間隔に選
択して近接離間させ、フイルムに対する加熱温度制御と
を行うようにしたものである。
〔実施例〕
以下本発明を図面に示す実施例にもとづいて説明する。
図においてR1,R2はポリプロピレン、PVC等の樹
脂フィルムFを巻収したるロールフィルムで、このロー
ルフィルムR1またはR2より繰り出されたフィルムF
は段差ローラ1を経て、その張力等が調整された後、ガ
イドローラ2により次の加熱手段3へ供給される。この
加熱手段はフィルムの送り方向に対して平行に配設され
るものであって、加熱手段の加熱温度を均一にするた
め、フィルムが水平よりも傾斜しているか、望ましくは
垂直あるいは垂直に近い状態となって移送されるように
設けられる箇所に於いてフィルムFの両側と対向するよ
うに設けられる。そしてこのフィルムの両側に設けられ
る平板状の加熱盤3a,3aはフィルム両側、すなわち
左右2個を一対とし、かつこの加熱盤3a,3aの間隙
を互いに近接あるいは離間するようになし、フィルム加
熱時、加熱盤3a,3a間は近接し、フィルムと最も近
づき、所望温度まで加熱するようにし、フィルム送り時
はこれよりも少し開いてフィルムと加熱盤との間に少し
の隙間を生じさせ、さらにフィルム送りの停止、例えば
後工程のトラブル発生、ロールフィルムとの交換などの
時、加熱盤3a,3a間は最も開いてフィルム面より離
間するよう、図示省略したが加熱盤には開閉機構が具備
されている。このフィルム加熱手段の開閉機構はカム
式、シリンダ式、リンク式等、従来より採用されている
ものが採用される。
このようにフィルムが垂直、あるいは垂直に近い状態で
移送される位置に於いて、フィルム両面と対峙して配設
される加熱手段にあってはフィルム送り時、停止時にあ
ってもフィルムにたるみが生じることがないので、対向
加熱盤間を移送するフィルムによって生じる空気流に乱
れが生じることなく、この空気流はフィルム送り方向と
一致し、しかもこの空気流は加熱盤の下部より上方とな
って加熱盤に温度がたまることがない。さらに加熱盤の
上部と下部にあっては若干の温度差が空気流によって生
じても左右の加熱盤の同一位置にあっては同じ温度を保
つことができるので、フィルム両面は同一位置にあって
は同じ温度にて加熱され、しかも温度制御が行いやすい
ものとなる。
この加熱手段3にて所望温度に加熱されたフィルムFは
該加熱手段3に極めて隣接(近接)して設けた成形型4
にて所望形状に成形される。この成形型4はフィルムの
両側面より挟むようにして成形するものであるが、この
成形型の雄型と雌型はフィルムの送りと同調して開閉運
動をする。この各型の開閉運動と加熱盤間の開閉運動と
は同調されている。このようにしてフィルムが加熱形成
された後、直ちに冷却する。またポリプロピレンフィル
ム等に於いては成形温度に加熱されると、局部収縮が生
じやすくなる。これを防ぐため、加熱されたフィルムは
形成後直ちに冷却するものであり、この冷却送りローラ
5は成形型に近接して配設されている。
成形されたフィルムFは次に対向するシールローラ6,
6間へ導かれるが、このシールローラ6に達するまでの
間に被包装物供給装置7より各フィルム凹部へ所望物品
が供給される。そしてシールローラ6,6間には凹部に
物品を充填されたフィルムFと、アルミ箔ロールARよ
り繰り出されるアルミ箔Aとを重ねて供給し、このアル
ミ箔を接着もしくは圧着し、フィルム凹部を密封した
後、この密封フィルムを次に冷却ロール8にて冷却し、
段差ローラ9を経て、必要ならスリッター10、刻印ユ
ニット11を経た後、抜打ユニット12へ供給し、ここ
で一シール毎に打ち抜き、製品とスクラップとをそれぞ
れ製品シュート13、スクラップシュート14を介して
分離して取り出すようになす。
〔発明の効果〕
本発明によるときは移送されるフィルムが垂直、もしく
は垂直に近い状態、あるいは傾斜した位置に於いて、フ
ィルム両面と対向して加熱盤を配設し、該加熱盤間を下
方から上方に移行するフィルムを加熱するようになして
いるため、加温された空気流の加熱手段の下部より上部
への流れとフイルムの移行方向とは同一となり、加熱さ
れた空気の滞溜を防止し、加熱盤の中央部での過度の温
度上昇もなく、左右の温度が均一となり、しかも温度コ
ントロールが行いやすく、かつフィルムは下方から上方
向に引上げられるから、たるみが生じにくいと共に、運
転時の加熱またはフイルムの移行時における所定間隔の
保持、及び停止時等に際しては、両加熱盤のフイルムに
対する距離を大とすることによる温度上昇の防止等フイ
ルムの移行速度に応じてフイルムに対する距離を調節す
ることにより温度上昇の効率化、及びフイルムの過度の
温度上昇を防止できる等、所定の安定した温度に設定す
ることができ、フイルム移行中の加熱盤への接触による
故障発生の防止及びフィルムロスをなくすることができ
る等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は概略図、第2図は空気流を示す説明図、第3図
は実施例図、第4図は公知例の説明図である。 Fは樹脂フィルム、R1,R2はロールフィルム、1は
段差ローラ、2はガイドローラ、3は加熱手段、3aは
加熱盤、4は成形型、5は冷却送りローラ、6はシール
ローラ、7は被包装物供給装置、8は冷却ローラ、10
はスリッター、11は刻印ユニット、12は打抜ユニッ
ト、13は製品シュート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールフイルムより繰出されるフイルムを
    加熱手段を通過させ、軟化してこれと近接した成形型に
    て所望形状に形成し、これに被包装物を供給して包装す
    るブリスター包装機において、上記加熱手段はフイルム
    を挟む対をなす平板状の加熱盤により構成し、かつ両加
    熱盤は相互間を近接離間させる開閉機構を備え、該加熱
    手段は垂直あるいは垂直に近い状態もしくは水平より適
    宜角度傾斜した状態に取付け、フイルムを加熱手段の下
    方から上方に向けて通過させ、フイルムの送り方向と空
    気流とを一致させ、フイルムに対し内外からの均一な加
    熱と、両加熱盤を開閉機構によりフイルムの加熱時とフ
    イルム移行時等フイルムの移行速度に応じ予め設定され
    た所定間隔に選択して近接離間させ、フイルムに対する
    加熱温度制御とを行うことを特徴とするブリスタ包装機
    におけるフイルムの加熱方法。
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JP4754123B2 (ja) * 2001-09-10 2011-08-24 大森機械工業株式会社 Ptp包装機並びに包装方法
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