JPH0645320A - 半導体装置の製造方法および製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および製造装置

Info

Publication number
JPH0645320A
JPH0645320A JP19933392A JP19933392A JPH0645320A JP H0645320 A JPH0645320 A JP H0645320A JP 19933392 A JP19933392 A JP 19933392A JP 19933392 A JP19933392 A JP 19933392A JP H0645320 A JPH0645320 A JP H0645320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
nitrogen
oxide film
tube
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19933392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Torii
康司 鳥井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP19933392A priority Critical patent/JPH0645320A/ja
Publication of JPH0645320A publication Critical patent/JPH0645320A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ゲート絶縁膜への高電界ストレスによる半導体
装置の電気特性の変動を最小限にし、信頼性の向上を図
る。 【構成】乾燥酸素雰囲気中で熱処理してシリコン酸化膜
を形成した後に、活性化窒素雰囲気中で窒化し、シリコ
ン基板のシリコン酸化膜との界面にSiOX Y
(X,Yは任意)を形成する。また乾燥酸素を供給する
酸素供給管13と活性化窒素を供給する窒素供給管14
を炉芯管11に接続し、窒素供給管11には活性化窒素
を生成するための放電管16およびマイクロ波導波管1
5を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法お
よび製造装置に関し、特にゲート絶縁膜の形成方法およ
びそれに用いる熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゲート絶縁膜の形成方法として一
般的なものに熱酸化法がある。この方法は、例えばシリ
コンウェハを750℃から1200℃程度の範囲内の温
度に加熱し、酸素と水素を高温下で燃焼させて発生する
水蒸気或いは乾燥酸素を反応種としてシリコンウェハ上
に供給することにより酸化膜を形成する方法である。
【0003】しかし、この熱酸化法により形成された状
態の酸化膜では、シリコンと酸化膜との界面が、例えば
酸化膜の膜厚方向或いはトランジスタ構造におけるソー
スとドレイン間に高電界が加わるなどの電気的な負荷に
対して弱いという欠点がある。これはシリコンと酸化膜
との界面に存在するシリコンのダングリングボンド,S
i−O結合の歪んだ部分、Si−Si結合、Si−H結
合などが電気的な負荷に対して弱くなる原因になってお
り、キャリアの捕獲準位を形成するため半導体装置の信
頼性に影響を与える。特に近年、半導体装置の微細化に
伴い、電気的な負荷は増大する傾向にある。そこで、近
年、熱酸化法で酸化膜を形成した後に窒化処理を行い、
シリコンと酸化膜との界面にSiOX Y 層(x,Yは
任意)を形成し、シリコンと酸化膜との界面の電気的な
負荷に対する強度を確保しようとする方法が一般的にな
ってきている。
【0004】以下にその形成方法を示す。図4(a)は
従来例のゲート絶縁膜形成方法のフローチャートを示し
ている。図4(b)は従来例のゲート絶縁膜形成方法に
用いる拡散炉の要部断面図、図5(a),(b),
(c)は従来例のゲート絶縁膜形成方法により絶縁膜が
形成される過程を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。900℃程度の高温に加熱した炉芯管11の内部に
酸素供給管13及び窒素供給管14から各々酸素及び窒
素l2 ,l1 を供給する。酸素の供給量l2 は通常の酸
化処理時と比較して十分に少なくする。
【0005】次にシリコンウェハ4をウェハローダー1
2を用いて炉芯管11の内部に供給する。所定の位置ま
でシリコンウェハ4が到達した時点で窒素の供給を停止
し、酸素の供給量を酸化膜を形成するに十分な値l1
で増加させる。この状態で所定の酸化膜厚が得られるま
でt4 時間保持し、図5(a)に示すようなシリコン基
板1上にシリコン酸化膜2を形成した構造を得る。次に
炉芯管11内への酸素の供給を停止し、アンモニア供給
管(図示せず)からアンモニアl1 を供給してt5 時間
保持し、図5(b)に示すようにシリコン基板1とシリ
コン酸化膜2との界面付近にSiOX Y 層3を形成す
る。この時の処理温度T2 としては950℃程度が一般
的である。
【0006】次にアンモニアの供給を停止し、酸素をl
1 供給してt6 時間酸化を行う。この酸化は、アンモニ
ア雰囲気中での窒化処理が絶縁膜中に多量の水素を導入
するため半導体装置の電気特性の変動要因となりうるの
で、絶縁膜中に導入された水素を外方拡散させるために
必要である。よって酸化の条件は、前処理である窒化の
条件に対応させる必要があり、一般的にはT3 は110
0℃程度の高温にて処理を行う。尚、図5(c)に示す
ように酸化後にはシリコン膜2の厚さは多少増加する
が、シリコン基板1とシリコン酸化膜2との界面のSi
X Y 層3は保持される。次に酸素の供給を停止し、
窒素を炉芯管11内に供給しながらシリコン基板1を炉
芯管11から排出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来のゲート絶縁
膜形成方法では、アンモニアによる窒化処理時に、アン
モニアが高温で熱分解し水素を発生するための絶縁膜中
に多量の水素を導入してしまう。そのために再酸化処理
を行う必要があるが、再酸化により絶縁膜中の水素を完
全には除去することができない。よって絶縁膜中に残留
した水素は、キャリアの捕獲準位となり、半導体装置の
電気的特性の変動要因となり得る。また、再酸化の条件
として、950℃以上の高温で処理を行った場合に、酸
化膜の粘性流動によりキャリアの捕獲準位が増大するこ
とも有り、半導体装置の信頼性上問題である。
【0008】また、従来のゲート絶縁膜の形成方法で
は、酸化、窒化、再酸化と3工程の組み合わせであるた
め、絶縁膜の膜厚の制御が難しいことや、3工程の相乗
効果により特性が変化するので各々の工程の組み合わせ
の最適な条件を見つける必要があり、煩雑な作業を伴
い、またスループットも低いという問題点もあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のゲート絶縁膜の
形成方法は、半導体ウェハを乾燥酸素雰囲気中にて熱処
理して酸化膜を形成する工程と励起状態の活性化窒素雰
囲気中にて熱処理する工程とを有する。また励起状態の
活性化窒素を生成するための放電管およびマイクロ波導
波管を窒素供給管に設けている。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)は本発明の第1の実施例のゲート絶縁膜
形成方法を示すフローチャート、図1(b)は実施例に
用いる拡散炉の要部断面図である。従来例と同様に90
0℃程度に加熱した炉芯管11に、窒素及び酸素を各々
窒素供給管14及び酸素供給管13からl1 ,l2 導入
する。酸素供給量は十分に小さい値l2 とする。窒素及
び酸素を炉芯管11へ供給すると同時に、シリコンウェ
ハ4をウェハローダー12により炉芯管11の中に挿入
する。シリコンウェハ4が所定の位置に到達した時点で
窒素の供給を停止し、酸素の供給量をl1 まで十分に上
げてシリコンウェハ4の上にシリコン酸化膜を形成す
る。所定の酸化膜厚が得られるまでt1 時間処理を継続
する。
【0011】次に励起状態の活性窒素をl1 供給し、t
2 時間保持する。活性窒素は、例えば窒素供給管14の
一部に放電管16を形成し、マイクロ波の導波管15を
貫通する構造とし、マイクロ波により励起する。活性窒
素の励起方法としては、その他に炉芯管11の外側に高
周波コイルを設置し、高周波コイルに高周波電力を与え
る誘導結合方式も考えられる。励起された活性窒素はシ
リコン酸化膜の表面に到達し、シリコン酸化膜の中に拡
散してシリコン酸化膜との界面付近にSiOXY 層を
形成する。SiOX Y 層がシリコンと酸化膜との界面
に形成されることにより、熱酸化後に形成されているシ
リコンのダングリングボンド,Si−O結合の歪んだ部
分等をSi−N結合に置換することにより電気的負荷に
対して強い界面を形成する。
【0012】本実施例によれば、熱酸化法により酸化膜
を形成した直後に活性窒素雰囲気中にて熱処理を行うの
みであり、従来例で示したアンモニアによる窒化処理に
伴う水素のゲート絶縁膜中への導入がないため、従来例
よりも半導体装置の信頼性が向上する効果がある。その
効果を図3のグラフに示すが、本実施例のゲート絶縁膜
を用いてトランジスタを形成し、ホットキャリア注入を
行った場合のしきい値電圧シフトを比較した結果に注目
すると、本実施例では熱酸化膜をアンモニアにより窒化
し再酸化する従来例よりもしきい値電圧シフトが少な
い。このように、電気的な負荷に対して半導体装置の特
性が変動しにくいことは、半導体装置の信頼性の向上を
意味する。また従来例と比較し処理方法が簡略化されて
いるため、絶縁膜厚の制御性も向上し、スループットも
高いという利点も有する。
【0013】次に本発明の第2の実施例を図面を参照し
て説明する。図2は本発明の第2の実施例のゲート絶縁
膜形成方法を示すフローチャートである。第1の実施例
と異なる点は、シリコンウェハ4の炉芯管11への挿入
が完了した後に、炉芯管11内部に乾燥酸素及び活性窒
素を同時にそれぞれl1 供給し、所定の膜厚が得られる
までt3 時間処理を継続してシリコンウェハ4の表面の
酸化膜の成長と窒化処理を同時に行う。
【0014】本実施例によれば、単一工程のみであり、
工程の単純化を図ることができることや、安定した界面
状態を得ることができるという利点を有する。
【0015】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、半導体ウェ
ハを乾燥酸素雰囲気中にて熱処理して酸化膜を形成する
工程と励起状態の活性化窒素雰囲気中にて熱処理する工
程を有しているので、ゲート絶縁膜中に水素を導入する
ことがなくなり、半導体装置の特性変動が非常に少なく
信頼性が向上する。また、絶縁膜の厚さの制御性も良
く、処理方法も単純化できスループットも向上するとい
う利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図で、同図(a)
は製造方法のフローチャート、同図(b)は製造装置の
要部断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示すフローチャートで
ある。
【図3】本発明の効果を示すグラフである。
【図4】従来例を示す図で、同図(a)は製造方法のフ
ローチャート、同図(b)は製造装置の要部断面図であ
る。
【図5】従来例の絶縁膜の製造工程を示す図で、同図
(a),(b),(c)はそれぞれ断面図である
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 シリコン酸化膜 3 SiOX Y 層 4 シリコンウェハ 10 ヒーター 11 炉芯管 12 ウェハローダー 13 酸素供給管 14 窒素供給管 14 マイクロ波導波管 16 放電管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/784

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート絶縁膜を形成する半導体装置の製
    造方法において、半導体ウェハを乾燥酸素雰囲気中で熱
    処理して酸化膜を形成する工程と、励起状態の活性化窒
    素雰囲気中で熱処理を行う工程とを有することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記乾燥酸素を供給する酸素供給管と前
    記励起状態の活性化窒素を供給する窒素供給管を炉芯管
    に接続したことを特徴とする半導体装置の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記酸化膜形成と前記励起状態の活性化
    窒素雰囲気中の熱処理とを同一炉芯管内で行なう請求項
    1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記励起状態の活性化窒素を生成するた
    めの放電管およびマイクロ波導波管を前記窒素供給管に
    設けた請求項2記載の半導体装置の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記励起状態の活性化窒素を生成するた
    めの高周波コイルを前記炉芯管外側に設置した請求項2
    記載の半導体装置の製造装置。
JP19933392A 1992-07-27 1992-07-27 半導体装置の製造方法および製造装置 Withdrawn JPH0645320A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19933392A JPH0645320A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 半導体装置の製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19933392A JPH0645320A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 半導体装置の製造方法および製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0645320A true JPH0645320A (ja) 1994-02-18

Family

ID=16406054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19933392A Withdrawn JPH0645320A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 半導体装置の製造方法および製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0645320A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002543584A (ja) * 1999-04-22 2002-12-17 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド プラズマラジカルに基板を曝露する装置及び方法
JP2009516375A (ja) * 2005-11-11 2009-04-16 ディーエスジー テクノロジーズ 熱加工システム、部品、および方法
US7786717B2 (en) 2008-07-24 2010-08-31 E-Four Corporation Transforming apparatus for automatically adjusting three-phase power supply voltage

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002543584A (ja) * 1999-04-22 2002-12-17 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド プラズマラジカルに基板を曝露する装置及び方法
JP2009516375A (ja) * 2005-11-11 2009-04-16 ディーエスジー テクノロジーズ 熱加工システム、部品、および方法
US7786717B2 (en) 2008-07-24 2010-08-31 E-Four Corporation Transforming apparatus for automatically adjusting three-phase power supply voltage

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6190973B1 (en) Method of fabricating a high quality thin oxide
US20040048452A1 (en) Method of producing electronic device material
CN101120437B (zh) 电介质膜及其形成方法
JP2004253777A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JPH0645320A (ja) 半導体装置の製造方法および製造装置
JPH10223628A (ja) 半導体装置の製造方法
KR100440501B1 (ko) 반도체 소자의 게이트 산화막 형성방법
US6683010B1 (en) Method for forming silicon-oxynitride layer on semiconductor device
JP3485403B2 (ja) 半導体装置の製造方法
TWI224362B (en) Method for making silicon oxide/silicon nitride/silicon oxide structure
JP2000208526A (ja) シリコン集積回路の製造方法
JPH07335876A (ja) ゲート絶縁膜の形成方法
JP3429567B2 (ja) Mos半導体装置の製造方法
EP0911869A2 (en) Low temperature method for forming a uniform thin oxide layer
JPH05251439A (ja) 半導体装置の絶縁膜形成方法
KR0119965B1 (ko) 반도체 소자의 산화막 형성방법
KR100219486B1 (ko) 산화막의 형성방법 및 그 장치
JP2002203961A (ja) ゲート絶縁膜の形成方法
US7030038B1 (en) Low temperature method for forming a thin, uniform oxide
JP3090089B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100344841B1 (ko) 반도체 소자의 듀얼 게이트 산화막 형성 방법
KR0151029B1 (ko) 보론이 도우프된 다결정실리콘 형성장치 및 그 방법
KR100445058B1 (ko) 반도체장치의게이트산화막형성방법
KR20060068848A (ko) 중수소 가스를 사용하는 반도체 소자의 게이트 산화막형성방법
JPH05218006A (ja) 絶縁膜形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005